2014年のアルバムです。大分作風に変化が見えています。
サイケデリックなアシッドフォークになっていて、普通に作曲して演奏されています。シンセサイザーも使うようになっています。これまでのエフェクティヴなサウンドはデジタルノイズで代用するようになっています。これだけで、もう普通な感じになっています。
1. Helix
2. Clay In My Hands
3. Doineann
4. The Blackened Fields
5. Seachránaí
6. Halo
短い曲では即興は行われず、長い曲では多少ジャズ的なインプロヴィゼーションが展開されていきます。これはこれまでと同じではありますが、事前に作曲されている部分が大半です。バンドメンバーが増えてきて、全員が即興しているのでは収拾がつかなくなるので、ある程度決まり事を作る方向性になってきています。
基本はトラッドフォークだが、
サイケデリックな感覚という事で、ジミヘンに近い感覚になっているでしょうか。ジミヘンもジャズ的なインプロヴィゼーションの曲も入っていたりしていました。マイルスがジミヘンのようなロックをジャズに取り入れようとしていたのに対して、ジミヘン側もロックからジャズへのアプローチを行なっていたのです。ただ、他のメンバーがジャズへのアプローチについていけなかったので、かなりロック的な表現だったので、かっこよかったのですが、そういう感覚に似た表現に似ています。
Helix