2009年のアルバムです。正式デビューの前に作っていた映画やゲームの為の曲を集めた内容になっています。彼らの持ち味が存分に発揮されています。チェコに限らず、ヨーロッパ各地の民謡、伝統
音楽をモチーフにポップにロック的にまとめあげています。デジタルミニマルな雰囲気の曲もあって、90年代の日本のインディーズみたいな感じにもなっています。
1. Lappop
2. Drommer
3. Numie
4. Sija Harvoajen
5. Luft
6. Muva
7. Smutna
8. Voyage
9. Navicomp
10. Kosmohop
11. Kosmonautem
12. Kosmopako
13. Space Cam
14. Kauris
15. Moped
16. Vodnik
17. Pingutancok
18. Mon Fatale
19. Blbost
20. Hublibublibaba
21. Megaufonik
22. Hiphoptak
23. Zahrada1
24. Zahrada2
25. Zahrada3
サンプリング素材としては自分達の演奏、歌をループさせているので、生演奏の部分との馴染み方も自然です。ライブではループマシーンを使ったりしていますが、Lappopという曲名からもラップトップで作っていると表明しています。踊れる
音楽ではありますが、黒人
音楽のようにはねたりしない、ヨーロピアンなビートなのも時代に逆らっていてアナーキーです。
ポップスという観点からはアヴァンギャルドに感じる部分もありますが、ヨーロッパの情緒性や哀愁を漂わせ、ウィットに富んだ軽やかさも持ち合わせています。伝統
音楽をデジタルで表現するミュージシャンも多くいますが、単なる伝統
音楽の再構築にとどまらず、自分達の
音楽として発進している一つ上の段階にたどり着いています。
Numie