2010年の作品で最後のアルバムになっています。クラウトロック系テクノパンクな楽曲、昔で言うならテクノディスコの部類には入りますが、はねないリズムで踊る人は少なくなっています。ヒップホップ以降のクラブミュージックの部類ではほとんどがハネるリズムになっているからです。
1. Favorite Flavor
2. Calling Out Of Context
3. Love
4. Light Years Ahead
5. Particles
6. Two of You
7. Shelter Island
8. Unwilling/Not Able
9. I Cry (Night After Night)
キュアーのようなダウナー系オルタナっぽくもあり、シンセも多様していますが、テクノポップのリズムを導入したポストパンクな感じの雰囲気を再構築しています。80年代的であり、ヒップホップに全く影響を受けなければこう言うバンドはいまだにいると思います。しかし現在はほとんど全滅している部類であり、このスタイルで生き残るのは難しいと思います。
もっとダウナーな感じを強調すれば多少反響はあるのかもしれませんが、そこまで追い詰められた感じも無く、力の抜けた割と良いバランスの演奏をしています。90年代前半までならそれなりに売れていたかもしれませんが、現在は難しいようです。演奏も表現力も申し分ないです。キュアーファンやジョイディヴィジョンファンには受けると思いますが、リバイバルを通用させるには現在でも通用するような要素が必要なのでしょう。
Favorite Flavor
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