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[20191130]

In The Wind
(1998/07/14)

Magic Giant商品詳細を見る


アメリカのアコースティックトリオMagic Giantの2017年のファーストアルバムです。フルアルバムはまだこれだけです。メンバーはボーカル、キーボード、パーカッションのAustin Bisnow、フィドル、バンジョー、マンドリン等のZambricki Li、ギター、ベースのZangの三人組です。アコースティック楽器をマルチに演奏しながらもプログラミングも大幅に取り入れています。

1. Jade
2. Hideaway
3. Set On Fire
4. Window (Prelude)
5. Window
6. Let's Start Again
7. Shake Me Up
8. Great Divide
9. Let It Burn
10. Let It Burn (Outro)
11. Celebrate The Reckless
12. Glass Heart
13. Eyes Wide
14. Nothin' Left
15. Sails Up (Thank You)

カントリーフォーク系のスタイルですが、アメリカのメジャーレーベルからのリリースですから、今風のポップなオーバープロデュースされています。現在のアメリカのミュージックシーンがどれほどつまらないかを物語るような楽曲ばかりですが、カントリー系のアコースティック楽器は活かされていますし、アレンジもメリハリがあって劇的な演出となっています。

アレンジはまだ良いとしても、歌がどうしてこうなるのかと思えるくらい、現在のアメリカのポップシーンは嘘っぽい虚栄の塊であり、歌の存在意義、リアリティーを全く感じません。人の感情としてこんな歌が自然と沸き起こるとはとても思えません。作為的、フィクサーが作ったような音楽、まやかしのエンターテイメント、80年代のL.A.サウンドに感じた嫌悪感を蘇らせるような、早く無くなって欲しい傾向の流行です。

Jade
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[20191130]

Matriarch
(1998/07/14)

Shireen商品詳細を見る


オランダの女性シンガーAnnicke Shireenを中心としたプロジェクトShireenの2017年のファーストアルバムです。現状まだこのアルバムのみです。トラッドフォークをゴスメタル風にアレンジしたアコースティックデジタルロックになっています。ヴィジュアルも派手にメイキャップしていますが、女性ボーカルとしては少し弱いでしょうか。

1. Running From Wolves
2. From Fire
3. Have It So
4. So Human Of You
5. God
6. Bright As Daylight
7. Storm
8. Umai
9. Game Of Wits
10. Tiny Boxes
11. Values In Blood
12. Threshold

アコースティック楽器、エレキ楽器、エレクトロニクス、サンプリング等を駆使したロック系フォークトロニカです。ヴィジュアル面も凝らした力の入れようで、神秘的でゴスなイメージ戦略ですが歌が平凡です。下手ではありませんが取り上げて聴くほどのものでもありません。見た目と派手な戦略によるサウンドメイキングという事で売れたガガみたいなもので、オランダのレディーガガのように売ろうとしているみたいです。

音楽的には違いますし、こちらの方がコンセプチャルだと思います。ガガよりも聴く価値はあると思いますが、表現力では負けているでしょうか。歌唱力としてはパンクバンドクラスなので、そこをわきまえた曲作りをした方が女性ボーカルが活かされてくると思います。いろんな課題を残していますが、最初の作品なので、これからの取り組みに期待するしかありません。

Running From Wolves
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[20191129]

Seeing In The Dark
(1998/07/14)

Plantrae商品詳細を見る


アメリカのアーティストPlantraeの2018年の唯一のフルアルバムです。しかも自主制作なので、ネット販売のみになっています。バイオリンなどのアコースティック楽器とエレクトロニカを融合させたフォークトロニカになっています。かなりサンプリングも多用したプログラミングになっています。

1. Midnight Harvest
2. Slow Burn
3. Lunar
4. Flood/Thrive
5. Never Fly Again
6. Unholy Recovery
7. Invisible Forest
8. Cloud Cover
9. Momentum
10. Ghostfox

プログラミングの割合と生楽器の割合が均等で、どちらもプロフェッショナルな仕事をしています。ミニアルバムはレーベルからのリリースになっていますが、フルアルバムを作るのに自主制作に甘んじるというのは勿体無い話です。スタイルとしては少し古いのでしょうか、ミドルテンポなので踊れる音楽でも無いので、需要が少ないのかもしれません。

やっている仕事は一流なのでもう少し活動の幅が広がればと思いますが、アメリカ的でも無いし、ヨーロッパでも古い部類になっていると思います。ここまで作り込めるのだから、もう少し派手な演出があっても良いのかもしれません。バイオリンの物悲しい雰囲気はケルティックやボヘミアンでもあります。少しばかりの毒があれば良いのでしょう。

Full Album
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[20191128]

The Olllam
(1998/07/14)

The Olllam商品詳細を見る


アイルランドのグループThe Olllamの2012年のファーストアルバムです。現状このアルバムしかリリースしていませんが、近々ニューアルバムのリリースを予定しているようです。トリオグループで、ギター、パイプの Tyler Duncan、ドラムのMichael Schimmin、パイプス、ホイッスルのJohn McSherryの三人組です。Tyler DuncanとJohn McSherryそれぞれソロとしても活動しています。

1. Prolllogue
2. The Belll
3. Three Signs Of A Bad Man
4. The Devill For My Hurt
5. The Follly Of Wisdom
6. The Tryst After Dearh
7. Bridge Of Glllass
8. Prayer For Tears

ケルトミュージックをフュージョンのようにモダンにアレンジした演奏で、ケルトミュージックの歴史の中でも斬新な内容になっています。トラッドとジャズの融合は以前にも行われていましたが、これほどケルトを前面に出しながらも、フュージョン的なテンション感を演出しながらかっこいいというのは奇跡に近いでしょう。ドラム、リズムがフュージョンしているので、都会的でかっこいいケルトに仕上がっています。

これほど完成度が高いのに評判が悪いわけではありませんが、メンバーがそれぞれ活動していますので、バンドとしての活動が続いておらず、知名度も世界的にはまだまだです。ワールドミュージックとしてケルトの人気は高いものがありますが、ワールドミュージックという馴れ合いの世界を超えた斬新な作品となっています。ポップなので歌が入っても良いと思いますが、彼らがどれほど本気でこのグループに取り組むかによって将来的な事は違ってくると思います。久しぶりに質の高い音楽に触れた満足感を絶やして欲しくないと思います。歴史的名盤と言って良いと思います。

Full Album
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[20191127]

ネオサイケデリックって地味に忘れられていますが、ニューロマンティックと共に80年代ロックの基礎となっています。
ネオサイケをグラマラスに再構築して80年代っぽさを出さないようにエレクトリックロックなアレンジにしました。
ネオサイケトロニカと呼びましょう。
ロックの歴史で忘れられている部分に焦点を当てる事で、新しい可能性が広がると思います。
誰もやらなければSAMARQANDがやるしかないでしょう。


[20191126]

Mediterran Vol. 1
(1998/07/14)

HC Boxer商品詳細を見る


2001年のアルバムでHC Boxer名義では最後のアルバムになっています。エスニックな打楽器のサンプリングを使ったエスニックテクノになっています。流石にこの時期になるとドラムンベースのスタイルも時代遅れになっているので、違う表現になっています。でもやっていることは同じです。

1. Intro
2. Potjera
3. Uspavanka
4. Bodas
5. Toke
6. Gedia
7. Luna
8. Arador
9. Zbudi
10. Zagora
11. Tiri
12. Ale
13. Potjera (Club Mix)
14. Galop (Total Tribal Mix)
15. Mediterran

民族音楽の打楽器のフレーズサンプリングを使う事で、独自のリズムパターンを構築しています。ブレイクビーツ、ドラムンベース、ジャングル、どれも一斉を風靡しましたが、ワンパターンになりがちで飽きられていました。新しいパターンに飢えていましたが、新しくてカッコイイパターンを生み出すのは至難の技で、リズムを追求するよりも無難なリズムで別の表現方法を用いる傾向となっていきます。

その中で民族楽器の独特の訛りを利用して新しいリズムパターンを追求しようとしています。訛りがあるのに、都会的でダンスフロア向きのフォーマットに収めているという彼なりの答えを導き出しています。そういう意味でかなりの挑戦者だったと思います。この路線を追求していけばもっと凄い事が出来たと思いますが、時代には求められず、ここで朽ち果てています。

Potjera
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[20191125]

結局白鵬が43回目の優勝を決めました。万全では無かったと思いますし、まともに勝てた相撲もありませんでしたが、勝ち方を心得ている横綱が慎重に勝ち続けていったという事になります。上位陣の多くが休場となり、脅かす存在が無かったというのが幸いしたでしょうか。貴景勝は大関として初めての勝ち越しでしたが、二桁ならず。先場所優勝の御嶽海も脆かった。三役維持できず負け越し。

幕内上位の成績
白鵬 14勝1敗 優勝
高安 3勝5敗7休
豪栄道 0勝2敗13休
貴景勝 9勝6敗
御嶽海 6勝9敗
栃ノ心 2勝3敗10休
遠藤 7勝8敗
朝乃山 11勝4敗
阿炎 9勝6敗
北勝富士 7勝8敗
大栄翔 8勝7敗
隠岐の海 6勝9敗
明生 6勝9敗
妙義龍 8勝7敗
宝富士 6勝9敗
玉鷲 8勝7敗
琴勇輝 8勝7敗


遠藤は素晴らしい内容の相撲もありましたが、もろさ、馬力の無さが露呈。執念で勝つ気持ちがあればいなして勝つ事も優先しても良いと思います。朝乃山はもう上位で安定しているので、大関に上がるのも時間の問題だと思います。バタバタした相撲が多い阿炎ですが、何とか9番勝って、来場所は関脇でしょう。いつもながら波乱の多い九州場所でしたが、令和最後の場所を盛り上げて終わる事ができました。

幕内全取組
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[20191124]

Futura
(1998/07/14)

HC Boxer商品詳細を見る


クロアチアのアーティストHrvoje Crnićの一人プロジェクトの一つHC Boxerの99年のファーストアルバムです。当時はまだドラムンベースも健在だったので、ドラムンベースに特化した内容になっています。様々な打楽器を使って、エスニックやアフロアフリカン題材を基にしたドラムンベースになっています。

1. Tabor
2. Lokrum
3. Put
4. Drmeš
5. Tanac
6. Ipsilon
7. Liquid
8. Sonar
9. Futura
10. Drmeš Run
11. Trag
12. Jana

ドラムンベースもドリルンベースも下火になり始めていた時期ではありますが、民族打楽器を素材に使う事により、ドラムンベースとしても成熟した作品になっています。ドラムンベースやジャングルもパターン化してしまうと新鮮味が損なわれますが、パターン、素材を広げる事により、生き残れる可能性があった事がこの作品から読み取れます。

パターンからはみ出してしまうと別のジャンルになってしまうという点から、テクノ、打ち込み系はその限界を迎えようとしていました。新しい発想が求められていたにも関わらず、その先に進める者がいなかったのです。そういう意味においては、先に行ける可能性を持ったアーティストだったのではないかと評価すべき内容になっています。ただ、その先に行ってしまうと別物に成るしかなかったというのも事実です。

Lokrum
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[20191124]

ソウルミュージックとフォークロックを融合して洗練させるとネオアコースティックになります。それをエレクトロニカにアレンジするとネオアコトロニクスとなります。

昔の渋谷系とは又違った雰囲気に仕上げました。


[20191123]

Sylva
(1998/07/14)

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2019年のアルバムで現在までの最新作になります。Solum(土壌/孤独)、Ignis(火)、Coeptum(種子)、Vireo(繁栄)の4つのテーマを持っており、彼の作り出すアンビエント作品はポラロイド写真等のビジュアルに対するBGMとなっている事が多く、ビジュアルと音楽の組み合わせによって作品として完結しています。

1. Deseret
2. Lune
3. Keep
4. Raze I
5. Tantivy
6. Blight In Cyan
7. Raze II
8. Meristem
9. Entheogen
10. Half To Death

アンビエント作品だけでは無く、Keepのようにロックな歌ものもあります。エレキギターによるアルペジオ、硬いピアノの音、アンビエント素材で作られたアレンジ、ロック作品としても群を抜いています。今回は全体的にアンビエントな雰囲気を持っていますが、ロック色もあり、結構動きを持った内容になっています。

プログラミングとしても独自のアンビエントな音素材を利用出来るので、かなり豊かな表現を実現しています。プログラミングセンスもずば抜けています。こういう面をもっと前面に出していったほうが評価は高くなると思います。あまり俗っぽい感じにならないように心がけている向きもありますが、分かり易くしていく事も必要なセンスだと思います。何にしても売れようという意思が薄いので、今後どうなっていくのか検討もつきませんが、歌ものが絶対的に素晴らしいと思います。

Keep
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[20191123]

May
(1998/07/14)

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2018年の作品でミニアルバムになっています。この年は複数のレーベルから様々な作品をリリースしています。アンビエント作品ですが、今回は動きのあるドローンサウンドを作っていて、曲数も少ないので退屈しない感じになっています。カセットでの限定販売でした。そこまでしてアンビエントにこだわる理由もわかりません。

1. Respiration
2. Moss Detail
3. Sixth Hour Bloom
4. Grane

オーガニックアンビエントという名称をいただいているのも、こうした作品群によるものだと思います。でも彼の一番の魅力は歌だと思いますので、こうした内容では物足りません。いつもの淡々としたドローンサウンドで無く、ノイジーで動きのある音源を使用しているので、映像も浮かべやすくなっています。

ほぼ自主制作に近い環境で活動していますので、もっと自由に好きな事をやっていいと思いますが、それがこのアンビエントシリーズだとしたらかなりの偏屈ものだと思います。毎回違う音源を使って制作しているので、彼なりにテーマがあると思います。表現したい事もあるのでしょう。ループ的な内容であっても即興的な作業、ひらめきを瞬時に映し出しているようでありますので、それなりの緊張感が作品の質を高めています。

Full Album

[20191122]

11.03.17
(1998/07/14)

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2018年の作品です。カセット、アナログ盤での限定販売でした。ヴォイス系の音源を使ったアンビエント作品になっています。ボイス系のドローンサウンドはシンセでも容易に作れますが、あえて生音源を素材として加工しています。かなり加工しているので、生である必要も無いと思いますが、シンセでは表現出来ないような生音の生命感を感じ取れます。

1. Part 1
2. Part 2

ヴォイス系以外の音も含まれていますが、ほぼ声を素材としているので、これまでとは雰囲気が違います。声もテープループさせているのか、長尺のドローンサウンドになっていますが、楽器類と違って平坦さ無く、起伏がある事で生命感を感じます。ギターなどが入ると、それはもうプログレなのだという事が認識出来ます。そして静かに歌が始まりフォークプログレとは違う新たな領域に入ります。

まだテクノとか、コンクリートミュージックという概念がロックに無かった頃は、全て一括りにプログレの一種として認識されていました。音楽的にもその境界線が明白でも無かったですし、現代音楽的な解釈をプログレに取り入れたというものでした。そうしたテクノへの変換期にあったような音楽になっていますが、そこ頃と違うのは、既にテクノもアンビエントも経験し、通過してきた上での作品ですから、曖昧な表現になっておらず、確固たる表現になっています。

Full Album

[20191121]

Lignin Poise
(1998/07/14)

Benoit Pioulard商品詳細を見る


2017年のアルバムです。ギターとベース、声とテープ素材、フィールドレコーディングによるアンビエント作品になっています。素材は違えど、同じようなキーとドローンサウンド。どうしてここまでアンビエントにこだわるのか、シンセを使わなくてもここまで出来るという自負でしょうか。取り憑かれたようにアンビエントに徹しています。

1. Hawk Moth Mirage
2. &c.
3. Same Time Next Year
4. Vesperal
5. On Form
6. Rook
7. Lignin Poise

例えば、ドローンサウンドにこだわらないアンビエントもあると思います、しかし、普通の楽器でドローンサウンドを作るというのがよっぽど面白いのでしょうか、テープ録音による不明瞭な骨格の音、丸みがあると言えばいいのでしょうか、残響音でも輪郭を不明瞭にさせています。まるで水彩画のような音の広がりになっています。

即興で絵を描いているような感覚に近いのかもしれません。水の量によって水彩画の色彩も無限に広がっていきます。そうなれば永遠に絵を描き続けていくようなランナーズハイに陥っているのでしょうか、微妙に違うだけのドローンサウンド、家具の音楽に近い感覚の環境音楽なのでしょう。

Hawk Moth Mirage
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[20191120]

Slow Spark, Soft Spoke
(1998/07/14)

Benoit Pioulard商品詳細を見る


2017年のアルバムです。カセットとアナログ盤での限定販売でしたが、現在は曲が加えられてダウンロード販売されています。生楽器を演奏した素材で作られたアンビエント作品になっています。この分野は違うレーベルから出していて、これも彼にとってのアナザーサイドとして定着しています。

1. Compound, Echo
2. Never, Just As You Wanted
3. With This, I Disappear
4. Athanasy, 1993
5. Velha, Nacre
6. Slow Spark, Soft Spoke

音素材が変われば違う印象のドローンサウンドが出来上がりますが、手法としては代わり映えがしません。ただ淡々とドローンサウンドが続いていくループの連続。テープ録音なのでアナログ感があります。この昔的な感じが欲しかったのか、彼にとってはレトロサウンドなのか。

普通は使わないような素材を加工しているので、そこにはこだわりがあるのでしょうが、同じようなキーのドローンサウンドを淡々と続けていく、環境音楽としての性格性を持っています。レーベルを変えたり、自主制作したり、よっぽどこういうのがやりたいようですが、歌ものの方が斬新さを感じますので、趣味的な意味合いになっているように思います。

Compound, Echo
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[20191119]

The Benoît Pioulard Listening Matter
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。久々の歌もの作品になっています。しかもこれまでになかったくらいポップな内容になっています。曲がポップなのでエフェクトサウンドも明るめになっています。歌い方は相変わらず脱力系ですが、曲がポップなので暗いイメージは薄めです。やはり原子心母以前のピンク・フロイドっぽいでしょうか。

1. Initials B.P.
2. Narcologue
3. Anchor As The Muse
4. A World Of What-There-Is
5. Layette
6. I Walked Into The Blackness And Built A Fire
7. Like There's Nothing Under You
8. Perennial Comforts
9. Defect
10. A Mantle For Charon
11. In-the-Vapor
12. The Sun Is Going To Explode But Whatever It's OK
13. Ruth

フォーク系弾き語りが基本ですから曲は短めですが、その中に多くのものが含まれています。これまでアンビエントで培ってきた技術がポップに活かされています。こういう事が出来るのですから、もう普通にアンビエントに戻る必要は無いと思います。応用してその先に進んでいるのですから、この方向性を追求する事に専念するべきです。一人でこれだけ出来る人なんて数える程もいないのですから。

普通の事が出来る事を喜ぶなんて初歩の段階ですから、応用を重ねて誰も作った事が無いよう作品を作るのがプロだと思います。それが売れるか売れないかを気にするのは商売人の役割ですから、アーティストがそこまで気にしているような現在のミュージシャンは本当にプロだと言えるのでしょうか。金稼げるようになるのがプロだという理論はアーティストにとっては不名誉な事だと思います。売れるに越したことはありませんが、プロフェッショナルというのは、誰にも真似出来ないような境地にいる人であって欲しいと思います。そういう意味でこの人はプロフェッショナルだと思います。

Initials B.P.
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[20191118]

あまり調子のいい力士は見当たりませんが、さすがに横綱の白鵬は万全ではないにも関わらず1敗で首位をキープ。白星を重ねていけば後半まで突き進みそうですが、万全では無い分、逆転も不可能ではありません。上位では朝乃山だけが何とか自分の相撲を取れています。豪栄道は白星の無いまま休場。高安も途中休場となりました。二人とも次は角番になります。新婚場所の高安ですが、調子が悪いと奥さんが悪く言われるので頑張りどころではありました。

中日までの上位の成績
白鵬 7勝1敗
高安 3勝5敗
豪栄道 0勝2敗7休
貴景勝 5勝3敗
御嶽海 4勝4敗
栃ノ心 2勝3敗4休
遠藤 4勝4敗
阿炎 4勝4敗
朝乃山 6勝2敗
北勝富士 4勝4敗
大栄翔 5勝3敗
隠岐の海 2勝6敗
明生 4勝4敗
妙義龍 3勝5敗
宝富士 4勝4敗


大関復帰を望む栃ノ心は復帰よりも怪我の回復を優先して休場。平幕からのやり直しとなります。再び大関に返り咲くのは苦難の道となるでしょう。先場所優勝の御嶽海は振るわず、貴景勝も勢いはありませんが、何とか白星を重ねています。遠藤は調子悪いとは思いませんが、馬力の無さがどうしても目立ちます。正攻法で横綱相撲を取りたいという気持ちは分かりますが、相撲センスはあるので、正攻法にこだわらず、柔軟な取り組みをするのが上に行ける道だと思います。馬力が無いのは認める潔さも必要だと思います。

上位陣が不安定なだけに混沌とした場所となりましたが、その中でも白鵬が優勝の仕方を心得ていて、ちゃっかり白星を重ねています。隙は沢山あると思いますので、そこに一矢報いる事が出来る覇気のある力士がいるかいないかで優勝の行方は違ってくると思います。最後までどうなるか分かりません。

中日全取り組み

[20191117]

Sonnet
(1998/07/14)

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2015年に自主制作、ダウンロード販売のみでリリースしたStanzaのIとII、2016年のIIIをまとめた作品です。使用している楽器はギターのみで、後はテープを使ったドローンサウンドによるアンビエント作品になっています。こうなってしまうと普通のアンビエント作品になってしまうのですが、こういう普通の手法もやってみたかったのでしょう。

1. I
2. II
3. III
4. IV
5. V
6. VI
7. VII
8. VIII
9. IX
10. X
11. XI
13. XII
14. Held In
15. Courtesy
16. XIII
17. XIV

動きが全く無いような長いドローンサウンド、こういう作品はいくつもありますし、退屈なだけです。環境音楽としてなら許されるのでしょうが、ここから先を行った内容の作品を作っていただけに、なんでこんな作品を作ってしまったのか疑問です。本人も売れないと思っていたのでしょう、自主制作でのリリースとなっています。

ただただ延々と長い音の洪水を聴かされる、同じようなキーで、変化の少ないドローンサウンド、何が面白くてやっているのか、趣味としても理解に苦しみます。人がやらないような事をやっているのなら制作意義はあるでしょう、しかし、あまり代わり映えのないごく普通のアンビエント作品になっています。

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[20191117]

Sonnet
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。楽器類を演奏した音を加工したアンビエント路線になってきましたが、今回は歌よりもそのアンビエントサウンドを強調した作品になっています。アンビエントというジャンルは近代音楽の一種で、初めのうちは非楽器な音のドローンサウンドを使ったり、コラージュを使ったりでしたが、90年代にはシンセによるドローンサウンドが幅を利かせていました。

1. With No Advantage
2. The Gilded Fear That Guides The Flow
3. Of Everything That Rhymes
4. Is In Its Clearest Form
5. An Image Apart From Ourselves
6. Whose Palms Create
7. As Would A Weaver
8. A Shade Of Celadon
9. So Etched In Memory
10. Upon The Break Arch
11. That Wounded Weathered
12. Shut-Ins On Sunday See
13. The Very Edge Of Its Flame
14. And Relent

実際の楽器を使って、それを加工してドローンサウンドにするというのは一部のプログレの手法であり、それにフィールドレコーディングも加えるという手法は新鮮です。そうした音のコレクトが沢山あって、それらをまとめあげた内容になっているようです。前作は歌ものに利用していましたが、歌抜きでも作りたくなったのでしょう。後半には薄めに歌が入ってきます。

これまではアンビエントな内容だけだと違うレーベルから発表していましたが、今回はKrankyから出しています。このレーベルでは歌ものに絞っていましたが、お許しが出たのでしょう。楽器を使っているのに、楽器のように聴こえないくらい加工しまくっています。かなりアナログ感のある加工の仕方だと思います。一度スピーカーに通してマイクで拾っているのかもしれません。

Full Album
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[20191116]

Hymnal
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。パーマネントレーベルのKranky ‎からのリリースです。このレーベルからはいつもの歌ものになっています。やはりアンビエントなサウンド、フィールドレコーディングも使われていますが、あくまでも歌が主役になっています。アンビエントに特化した作品より、こちらの方がほっとします。

1. Mercy
2. Hawkeye
3. Reliquary
4. Homily
5. Excave
6. Gospel
7. Florid
8. Margin
9. Censer
10. Litiya
11. Knell
12. Foxtail

ふわふわとした浮遊感を持ったサイケなフォークですが、中期頃のピンク・フロイドのサイケなのかプログレなのかわからないような時代のスタイルを連想してしまいます。浮遊感を持っていながらもちゃんと音楽としての泣き所、ツボを押さえた表現になっています。そう言う点でもピンク・フロイドを引き合いに出してもいいほどのレベルになっていると思います。

単なるこけ脅しのエフェクト処理では無い、人間の感情に訴えかけるような流れを持っており、音楽的にも大物級の貫禄を見せつけていると思います。であるならば、これはアンビエント作品でも無く、フォークトロニカでも無い、現代のプログレッシヴロックなのだと認識しても良いと思います。現代音楽でも無いロックなのです。

Mercy
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[20191116]

Plays Thelma
(1998/07/14)

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2011年の作品です。ミニアルバムになっています。基本Krankyレーベルから作品を出していますが、合間合間に違うレーベルからマニアックな内容の作品をリリースしています。これはDesire Path Recordings ‎レーベルからのリリース。実際に楽器類を演奏した音源を使ったアンビエント作品になっています。

1. Malick
2. A Land Which Has No End
3. Hushes Gasp
4. Calder
5. Pidgin
6. Autochoral

楽器類を使ったドローンサウンドと言うのも珍しいですが、それに加えてフィールドレコーディング素材も使っています。電子音でのドローンサウンドでは得られないような独特の雰囲気を作り出しています。音処理、加工の仕方などが適切で、その音源に何をさせたいかが明確なのだと思います。そう言う意味においても天賦の才を発揮しています。

アンビエント作品は数多くあれど、ここまで個性的で音楽的な内容のものは少ないと思います。オーガニックアンビエントと謳われているようですが、実際に存在する音を実際にはあり得ない音に変化させて、日常の中に潜む非日常を感じさせる音楽となっています。現代音楽としても賞賛されるべきレベルに達しているアーティストだと思います。

Malick
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[20191115]

Valley
(1998/07/14)

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2010年のアルバムで、カセットでの販売でしたが、現在はダウンロード販売もされています。アンビエントに特化した作品で、今回は弾き語りは少なめで、ドローン系のサウンドを収集していたものをまとめあげたもののようで、フィールドレコーディングを加工したようなサウンド、加工しすぎてほぼノイズのようなサウンド、様々組み合わせています。

1. Drowsy
2. Ransom
3. Breach
4. Hollis
5. Carbon
6. Shoals

普段はフォーキーな曲を作って、それをドープな演出にする為にアンビエントなサウンドも凝らしていますが、そのアンビエントな部分だけで作品を作り上げています。これに歌を入れたらいつもの作品になりますが、今回はドローン系のサウンドが主役で、あまりリズム的なものは省かれています。それでもフィールドレコーディング等を加工していますから、独特な動きを持っています。

昔で言うコラージュ音楽のようなものですが、絶妙なエフェクト処理を施し、ノイズによるオーケストレーションとなっています。それを序章のようにしてBreachでは弾き語りが始まりますが、シューゲイザー系のドローンサウンドを活かした楽曲になっています。もうこの手の分野においては熟練のようなお手並みとなっています。

Carbon / Drowsy
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[20191114]

Lasted
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。アメリカはポートランドに住むThomas Meluchの一人プロジェクトですが、フィールドレコーディング等を加工して、アンビエント、シューゲイザー風な部分が強調されるようになっています。アコースティックギターだけでは無く、エレキギターも弾きながら、トラッドフォークをよりプログレッシヴにした曲調になっています。

1. Purse Discusses
2. Sault
3. RTO
4. Gloss
5. Tie
6. Shouting Distance
7. Fluoresce
8. Lasted
9. Weird Door
10. Ailleurs
11. Passenger
12. Tack & Tower
13. A Coin On The Tongue
14. Nod

バックアレンジはプログラミングっぽさを払拭して、バンド演奏っぽいアレンジになっています。そうする事によってアンビエントでエフェクティヴなサウンドとフォーク調な楽曲の対比を明確にしています。ソングライターとしてだけでも素晴らしい曲を書いていますが、それを独自のサウンドメイキングするコンセプトも徹底しています。

XTCとニックドレイクを混ぜ合わせたような弾き語りで、テンションな音程で歌っているので浮遊感があります。そこにエフェクティヴなサウンドを当てはめる事によって混沌としたサイケ感を演出しています。そのサウンドエフェクトを過剰だと感じさせない空気感、インディーズにとどめておくにはもったいないほどの才能に溢れています。ヒット性は持っていないとしても、このダウナー感は多くの支持を得られると思います。

Purse Discusses
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[20191113]

Temper
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。曲の出来栄えがどんどん良くなってきて、エフェクティヴな部分より楽曲勝負になってきています。独特のサンプリング素材を活かしていますが、アンビエントな雰囲気というよりフィールドレコーディングに似た音処理を行なっています。ここがオーガニックアンビエントという由来でしょうか。

1. Ragged Tint
2. Ahn
3. Sweep Generator
4. Golden Grin
5. The Loom Pedal
6. Ardoise
7. Physic
8. Modèle D'éclat
9. Idyll
10. Brown Bess
11. Cycle Disparaissant
12. A Woolgathering Exodus
13. Détruisons Tout
14. Loupe
15. Tapyre
16. Hesperus

アコースティックギターによるアレンジと歌が絶妙に完成度を上げています。どちらかと言うとソフトロックの部類ですが、フォークロックが革新的に進化していた頃を思い出させてくれます。そこにデジタルサウンドを加えて現在でも通用するようなサウンドに仕上げていますが、新しさと言うより普遍的な音を作り上げていると言っていいでしょう。

サイケな雰囲気がありながらもドラッギーでも無く、もっと違うステージに立っているような高揚さがあります。そこに立つにはドープさよりも精神的な修練によってのみ立てるような気高さを感じます。ニックドレイクのようなダウナー系フォークでもありますが、遊び心がいたるところに散りばめられていて退屈させません。

Ragged Tint
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[20191112]

Précis
(1998/07/14)

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アメリカのシンガーソングライターBenoit Pioulardの2006年のファーストアルバムです。フォーク系シンガーですが、オーガニックアンビエントなるスタイルを打ち立てています。アコースティック楽器系のサンプリング素材を使ったアンビエントサウンドをバックにアコースティックギターで弾き語りしています。

1. La Guerre De Sept Ans
2. Together & Down
3. Ext. Leslie Park
4. Triggering Back
5. Moth Wings
6. Alan & Dawn
7. Corpus Chant
8. Palimend
9. Coup De Foudre
10. Hirondelle
11. Needle & Thread
12. R Coloring
13. Sous La Plage
14. Patter
15. Ash Into The Sky

洪水のようなアンビエントサウンドは時にウォールオブサウンドのようであり、シューゲイザーのようでもあります。曲調はサイケフォークのようであったり、少しハイセンスなポップな曲調になると後期XTCのような感じになっています。つまりブリットポップ系の雰囲気を持つフォークスタイルと言えるかもしれません。

アコースティック楽器系のサウンドに重めのリバーブをかけてノイジーでもあるので、シューゲイザーっぽい感じになるのですが、歌はフォークスタイルなので少しユニークな雰囲気になっています。どちらかというとダウナー系なので、ポップな曲調も陰りを感じさせます。弾き語りだけでも個性的だと思いますが、それに加えて攻撃的なプログラミングが輪をかけてより個性的な存在としています。

La Guerre De Sept Ans
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[20191111]

令和元年最後の締めくくりの九州場所が始まりました。白鵬は復帰しましたが、鶴竜が休場、先場所休場の高安は角番。貴景勝は大関復帰しましたが、栃ノ心は関脇に陥落、二桁勝たないと大関に戻れませんが初日黒星。上位陣には厳しい明暗が待っております。白鵬は白星スタートですが、まだ本調子では無いようです。白星を重ねていけば調子を取り戻せるでしょうが、優勝出来るかは未知数です。

初日上位の対戦結果
北勝富士 叩き込み 白鵬◯
鶴竜 不戦勝 朝乃山◯
豪栄道 寄り倒し 遠藤◯
大栄翔 突き出し 高安◯
◯貴景勝 押し出し 隠岐の海
◯御嶽海 引き落とし 妙義龍
◯明生 下手捻り 栃ノ心
阿炎 突き落とし 宝富士◯
◯玉鷲 押し出し 友風
◯碧山 叩き込み 琴勇輝
阿武咲 叩き込み 竜電◯
◯剣翔上手投 炎鵬


先場所優勝の御嶽海は調子良さそうですが、どこまで集中力を保てるか。遠藤も体は動いており豪栄道を倒しました。貴景勝も勝って調子を上げていきたいところです。波乱が多い九州場所ですから、今場所も最後まで優勝の行方は分からないと思いますが、新旧の入れ替えの時期になってきていると思います。

初日幕内全取組

[20191110]

How To Enjoy Swimming
(1998/07/14)

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2010年のアルバムで現在までの最新作です。これ以降作品が出ていないので、最後のアルバムになっている可能性もあります。かなりブレイクビーツ色が強くなったエレクトロニクスにフィールドレコーディングを交えたアレンジ、もう完璧に根岸たくみの独り舞台であり、トリオである意味合いは全く感じない内容になっています。

1. Underwater Photography
2. Butterfly Stroke
3. Sound Travels Through Water
4. Cast Puzzle
5. Nan Modol
6. Nature Museum
7. Crystal Lake - Not Friday The 13th
8. Riverside Children
9. Submarine

作品としての完成度を考えると、トリオ編成である意味合いを音楽に反映させる必要もありませんが、せっかく三人でやっているのだからちゃんと三人のプレイが活かされた曲も作った方がいいと思いますし、それもあって幅も広がると思うのですが、そこまで他のメンバーの自己主張も無いのでしょう。

グループ名から泳ぐ意味合いの曲名になっています。今回は唯一の弱点とも言うべき歌が無くインストものになっていますが、ポップで明るい雰囲気を作り出せています。ギタートリオなアレンジの曲もありますが、一人で出来る範囲ですし、ループでも済むような演奏です。ライブでは三人でやる意味はありますが、スタジオ盤ではほぼ一人プロジェクトです。

Underwater Photography
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[20191109]

Horrorshow!
(1998/07/14)

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2009年の作品でミニアルバムになっています。正式アルバムから外された曲を集めたもので、フォークトロニカというコンセプトに縛られない自由な曲調になっています。アコースティックギターだけにもこだわっておらず、使用している楽器も多岐にわたっています。

1. 星座のはじまり
2. Waiter
3. Pop Up Book
4. Sky Fish
5. 虹の遅い足 -The Rainbow's End Slow mix-

3本のギターとエレクトロニカというアレンジが売りですから、それ以外の楽器などを使っているアレンジは、ある意味デモのようなものなのでしょう。ここから引き算や足し算がなされてオリジナル作品となっていくと思われます。そう考えると、このデモの段階の方が楽しくて面白いものになっています。

一人プロジェクトでもいいくらいの内容ですから、こういう自由な感じの方が個性を感じられます。ある意味フリッパーズギターに近い内容になっていて、日本のネオアコっぽい感じがあって新鮮です。最近はこういう感じは少なくなっているので、もっと自由に手広くやってもらいたいと思います。

星座のはじまり

[20191109]

Half Asleep
(1998/07/14)

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日本のアコースティックギタートリオSwimmingpoo1の2007年のファーストアルバムです。3人によるアコースティックギターグループで、メンバーはボーカルとプログラミングも担当する根岸たくみを中心に望月ゆうさくと阿部ともなりによるトリオです。アレンジはエレクトロニクスとフィールドレコーディン等を駆使したフォークトロニカになっています。

1. 4capo
2. night kids party
3. 虹の足
4. bitter sweet
5. skip sand
6. ちいさな家
7. tea tree
8. メメント森
9. Your feeling
10. へぶん
11. colobocle
12. ナイトキャンプ

音楽、歌などはいかにも日本のインディーズな感じで、ネオアコだったフリッパーズギターとはスタイルは違えど、似たような空気感を持っています。学生時代に書き溜めていた曲をエレクトロニカに再構築した作品になっていて、弱々しい感じの歌と普通なアコースティックギターアレンジを補うように、ほぼエレクトロニクスに頼ったスタイルになっています。

アコースティックギタートリオである意味合いはほぼありませんが、グループというものはそういうもので、仲間同士でやる事で多少の安心感があるのでしょう。ほぼ根岸たくみだけで成り立っているようなグループです。3人いる事でライブではやりやすいと思いますし、スタジオ盤とは違った雰囲気も作れるでしょう。音楽的にはさほど新鮮味は感じませんので、プログラミング素材によるアイデア勝負というところです。

Bitter Sweet
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[20191108]

RS=5EADB26wwKKIMCgt33CApkYWNgrzC6_Y-;_ylt=A2RCL6Drawings of Clouds
(1998/07/14)

The Lentil Collective商品詳細を見る


南アフリカのグループThe Lentil Collectiveの2012年の唯一のアルバムです。ダウンロード販売のみになっています。アコースティックギターによるトリオ編成のグループで、メンバーはボーカルのChris Davidson、ベース系ギターのStephan WillemseとNick Jonesによる三人編成です。

1. Help Me Up
2. Birds in the Garden
3. Rome is Burning
4. Peculiar Day
5. The Harvester
6. Don't Turn Too Soon
7. The Way Things Are
8. Shunters Yard

三本のギターによるフォーク系のスタイルですが、曲によっては鍵盤も入っています。アフリカという事で、ヨーロッパ的な哀愁のあるフォークソングだけでなく、トロピカルなレゲエ曲があったりします。作品がこれだけなので、全体が把握しにくいですが、ドラムレスですが、パーカッションっぽいアレンジがあります。

ロックバンドスタイルにこだわらずに三人でやれる事をやろうというスタンスなのでしょう。しゃがれ声の歌で、昔の酒とタバコで声を枯らしたフォークシンガーっぽいです。フォークを基調にしながらも、もっと色々とやってみたいという気持ちは伝わってきます。これ以降の作品がないので、活動していくには厳しい状況だったのかもしれません。

Help Me Up
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[20191107]

ハード色の強いハードフュージョンは存在していましたが、フュージョン色が強いハードロックは、一時期のイアンギランバンドくらいしかやっていませんでした。私は若い頃からハードロックにフュージョンを巧く取り入れたいと思っていました。フュージョン的なアレンジにするとメロウな感じになりがちで、ハードロックとして成り立たせるのは難しいもので、ましてや歌を入れるのは難関で、唯一イアンギランバンドだけが成功していたと思います。

ですからライフワークのように、その融合を常に念頭に置いていました。思うように曲が作れるようになっても、付け焼き刃的に曲を作るのは避けていました。必然性とアイデアが必要で、今回うまい具合にイメージに近い曲が作れたと思います。もっと色んなバリエーションに発展させていいければと思いますが、必然性とアイデアが再び降りてくるのを待ち続けます。


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