2018年の作品でミニアルバムになっています。この年は複数のレーベルから様々な作品をリリースしています。アンビエント作品ですが、今回は動きのあるドローンサウンドを作っていて、曲数も少ないので退屈しない感じになっています。カセットでの限定販売でした。そこまでしてアンビエントにこだわる理由もわかりません。
1. Respiration
2. Moss Detail
3. Sixth Hour Bloom
4. Grane
オーガニックアンビエントという名称をいただいているのも、こうした作品群によるものだと思います。でも彼の一番の魅力は歌だと思いますので、こうした内容では物足りません。いつもの淡々としたドローンサウンドで無く、ノイジーで動きのある音源を使用しているので、映像も浮かべやすくなっています。
ほぼ自主制作に近い環境で活動していますので、もっと自由に好きな事をやっていいと思いますが、それがこのアンビエントシリーズだとしたらかなりの偏屈ものだと思います。毎回違う音源を使って制作しているので、彼なりにテーマがあると思います。表現したい事もあるのでしょう。ループ的な内容であっても即興的な作業、ひらめきを瞬時に映し出しているようでありますので、それなりの緊張感が作品の質を高めています。
Full Album