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[20200131]

Soundscraper
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。シンガーとしてだけでは無く、曲やアレンジプログラミングもそれに見合った内容になっています。総体的にさらに進化した作品になっています。エレクトロニカなブレイクビーツではありますが、細かい工夫をするようになっています。もうDJレベルでは無くアーティストとして音楽に向き合っています。

1. Heal Me
2. We Fuel Our Own High
3. Pick-Up Truck
4. Right Or Wrong
5. Don't U Tell Me
6. Picasso’s Dream
7. Earth & Space
8. United In Love
9. Sweet Angel Ice
10. China Lady
11. You Break My Heart

まだボウイっぽい歌い方の曲もありますが、曲によってはそこにはこだわらずに自分のスタイルというものを確立しつつあります。四つ打ちが多いですが、ユーロビートとは違うエレクトロニカの流儀になっています。ブレイクビーツ、ジャングル、ドラムンベースの次に来たのは音響派なエレクトロニカでした。その流儀に乗っかっています。

シンセポップぽいレトロな感じの曲もありますが、音源が最新のものを使っているのでレトロな雰囲気にはなりません。これまでは生演奏も加わっていたのですが、完全にプログラミングされた曲になっています。それだけ音色の使い方にも気を使っていますし、いたるところに細かい仕掛けがしてあります。ボウイ信者としても、エレクトロニカとしても、シンセポップとしてもブレイクビーツとしても成り立っている、非常にハイブリッドな作品だと思います。

Heal Me
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[20200130]

Electric Religion
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。ブレイクビーツの質感を持ったシンセポップになっています。そこにボウイ風の歌を乗せると言う手法もこなれてきました。シンセポップ、日本風に言えばテクノポップもボウイの影響を持っていて、80年代の多くの音楽はボウイの影響下にあったと言ってもいいくらいです。しかし、当ののボウイは常に変化していますので、シンセポップのボウイという作品は存在していません。ですから、この手法は新鮮に感じられるのです。

1. Super Model
2. Give Me A Reason
3. 2004 (Life) (Extended Club Mix)
4. Hollywood
5. Naked
6. The Test Of Life
7. Lord, Lord, Lord
8. Love And Hate
9. Temptation
10. Mistress Of Dreams
11. Time
12. Sugar Sugar

もしもボウイがシンセポップをやっていたら、しかも変なこだわりを持っていなかったら、きっとこんな音楽になっていた事でしょう。しかし、ボウイの性格上こう言う音楽には手を出していなかったと思います。売れるためにポップになる工夫はしていましたが、俗っぽい事には手を出しませんので、ありえないサウンドですが、代わりにこの人がやってくれているので、これはこれで貴重なスタイルだと思います。

ありえないような事をやっているから面白いと思います。ボウイファンにとっては売れて欲しいと言う思いと、妥協しないで欲しいと言う両方の思いがあったと思います。レッツダンスのアルバムまでは許容できたとしても、こんなエレクトロニカなダンスナンバーをやられたらむず痒くなってしまいます。つまりありえないのです。だからこそPraga Khanのやっている事はある意味嬉しい思いにもなります。

Super Model
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[20200129]

Freakazoidz
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。歌に目覚めた彼は完全いシンガーとして作品を作るようになっています。ブレイクビーツでボウイみたいに歌うスタイルですが、シンセポップなアレンジになったり、ルーリードになったりしています。シンセポップもレトロにはならず、最新の音源を使っているのでとてもかっこいいです。

1. Glamour Girl
2. Visions Of Heaven
3. Kinky World
4. Picture This
5. Tausend Sterne
6. Because Of You
7. Look Into The Future
8. Freakazoidz
9. No Earthly Connection
10. Skin To Skin
11. Fame
12. Your Lyin' Eyes

デヴィッドボウイもドラムンベースな作品を作っていましたが、ボウイの場合は一癖も二癖もある作品になりがちですが、この人にはそこまでのクセがないので、ポップで分かりやすい作品になっています。80年代ポップスを90年代風にミックスして最新の機材で現代的に仕上げた感じです。

やっている事は古いのかもしれませんが、思いっきりがよく、サウンドはレトロになっていないので古臭く感じません。これなら世界的にも通用するロックアルバムと言ってもいいくらいです。ここまでボウイフォロワーな作品も最近は珍しいので、特にヨーロッパ系では売れると思います。ただ、ベルギーでインディーズという環境がまだ知名度を上げていません。

Glamour Girl
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[20200128]

Mutant Funk
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。ミレニアムになってそれなりに新たな進化を遂げています。サウンド的にはケミカルブラザーズと同じ道を進んでいます。ブレイクビーツをポップにまとめたデジタルロックをマイルドにした感じになっています。大きな違いは彼が全面的に歌っている事です。シンガーに目覚めています。これはデヴィッドボウイ的な感じになっています。

1. The Power Of The Flower
2. Love
3. Meditation
4. Keep The Dream Alive
5. Pittsburgh Angel
6. Sayonara Greetings
7. Dreamcatcher
8. Turn Me On
9. Northern Lights
10. The Moon
11. Immortal Sin
12. Eyeless In El Paso
13. The Power Of The Flower

Mutant Funkと銘打っていますが、ヨーロッパ系のホワイトファンクははねません。それはファンクとは違うと言う、何を根拠に言っているのか分からないような人もいますが、3連じゃ無いレゲエはレゲエじゃ無いと言っているのと同じで、白人と混結する事によって本来の姿とは違う形に融合していくのです。原型とは違うと言ってもファンクという形容の仕方でしか説明出来ない感じになっているのがホワイトファンクです。

ではこのアルバムはどうかと言うとブレイクビーツです。しかし、これまでのブレイクビーツには無いファンクの要素を持ったアレンジになっています。それをMutant Funkと形容しているのです。混血、融合して進化していくのが音楽の健全なあり方です。オーソドックスをやりたければやればいいし、原型にこだわる必要も無いのです。それがロックです。70年代に多く行われていた事ですし、80年代には定着していた考え方ですが、最近の人はそこが理解出来ないようです。

The Power Of The Flower
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[20200127]

十両と行ったり来たりしていた幕じりの徳勝龍が優勝するという劇的な初場所となりました。1敗を守っていた正代との直接対決で勝った事が大きかったと思います。平幕でも優勝する力士は最初から何か持っていたりしますが、幕じりなので上位対決も最後の頃にならないと無いという運もあると思いますが、千秋楽は大関貴景勝を破っての堂々たる優勝であります。

上位の成績
白鵬 1勝3敗11休
鶴竜 1勝4敗10休
豪栄道 5勝10敗
貴景勝 11勝4敗
朝乃山 10勝5敗
高安 6勝9敗
大栄翔 7勝8敗
阿炎 5勝10敗
遠藤 9勝6敗
妙義龍 5勝10敗
御嶽海 7勝8敗
北勝富士 11勝4敗
玉鷲 5勝10敗
正代 13勝2敗
隠岐の海 8勝7敗


豪栄道も大関陥落、すでに陥落している高安も栃ノ心も負け越しているので、大関復帰はかなり難しい状況だと思います。大関は長くいる地位では無いので、常に優勝を目指さないといけない立場なのに、何とか勝ち越す程度で長く居座ってもこういう結果になるのが目に見えています。遠藤は両横綱に勝っていましたが、下位に取りこぼすというところを何とか修正してほしいと思います。来場所は三役に戻ると思いますから、三役になってから二桁勝てばいいと思います。

新入幕の霧馬山は二桁勝ちました。怪我で幕下まで落ちていた照ノ富士は十両に上がってきていきなり13勝2敗で十両優勝しました。元大関ですから当然とも言えますが、かなり辛抱してきた事でしょう。世代交代の時期ではありますが、徳勝龍の優勝は若手力士に大いに刺激になったと思います。

千秋楽幕内全取組
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[20200126]

Twenty First Century Skin
(1998/07/14)

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99年のアルバムです。この頃になるとブレイクビーツやドラムンベースで名を馳せていたアーティストが次々と次のステップに向かってシフトチェンジしていきます。この人の場合はケミカルブラザーズ習ってなのか、方向性をフロア向けに絞った内容にしています。それでもまだギミックでの遊び心は失っていません。

1. Breakfast In Vegas
2. Isolation
3. Visions & Imaginations
4. Far Beyond The Sun
5. What's Wrong With Me
6. Lonely
7. Supersonic Lovetoy
8. Lady Alcohol
9. Bored Out Of My Mind
10. Begin To Move
11. One Foot In The Grave
12. Adult Entertainment

DJとしての心得、ダンサーとしての心得を持っていますが、ミュージシャンとしての自覚みたいなものが芽生えているようにも感じます。ダンスチューンである事に変わりはありませんが、表現者としてのサムシングを模索しているようにも感じます。まだ何かを掴めているとは思えませんが、この人なりに21世紀を迎える心構えみたいなものを持つようになっていると思います。

これまでやってきた事を否定する訳にはいきませんから、これまでの手法を使いながらも可能な範囲での変化を望んでいるようにも感じます。ただ、まだそこは明確にはなっておらず、何をすればいいのか思案中という感じです。テクノもロックの一部と考えれば、ここまでは一気に進化してきましたが、これ以降全く進化も前進もしなくなってしまいます。もう頭打ちなのです。そこでやりたい事をやる何でもありの時代に突入していきます。何でもありですが、過去の遺産にこだわっていては見向きもされなくなって行きます。正に思案の分かれ道に立たされた状況の中の作品であります。

Breakfast In Vegas
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[20200126]

Pragamatic
(1998/07/14)

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98年のアルバムです。ソロとしてはA Spoonful of MiracleリメイクしたConquers Your Loveを96年にリリースして完全にソロとしてスタートしましたが、オリジナリティーを発揮し出したのがここからになります。と言っても当時までの流行りだったアシッドハウス、ビッグビートを完コピしたような内容になっていますが、かなり攻撃的なサウンドになっています。

1. Luv U Still
2. Remove The Armour
3. I Want You
4. Insanity
5. Look At Me Now
6. My Mind Is My Enemy
7. Injected With A Poison
8. Independence
9. City Of A Thousand Sins
10. No Sense At All
11. Stoned On Your Love
12. Wasting My Time
13. Jazz Trippin'
14. Gun Buck

プロディジーやニューオーダーの真似事のようになっていますが、ベルギーでは相当イケてる感じになっていると思います。90年代も後半ですから最先端のサウンドではありませんが、ダンスフロア、レイヴパーティーでは流用なサウンドになっています。DJという立場上、以前の曲をリメイクする事も多く、その時の機材で遊ぶような感覚でイケイケダンスチューンに仕上げています。

全体的にテンポが早く、ハードコアテクノに近い感覚も持っていますが、激しいサウンドを長く続けず、ブレイクをうまく利用するという巧妙なテクニックで疲れさせずに踊らせるという感覚を持っています。これも現場で鍛えた感覚なのでしょう。まるで呼吸するかのようなプログラミングビートであるというのも、マニュピレーターでは無くDJならではの臭覚なのだと思います。

Luv U Still
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[20200125]

A Spoonful Of Miracle
(1998/07/14)

Praga Khan商品詳細を見る


ベルギーのDJ、ダンサー、プロデューサーのPraga Khanの93年のデビュー作品です。Jade 4Uとのコラボレートになっています。ユーロビート系のダンスチューンに特化していて、DJらしくビッグビート、ブレイクビートな手法も使い、テンポの速いゴリゴリのダンスナンバーばかりです。

1. Injected With A Poison
2. Phantasia Forever
3. I Feel Good
4. Give Me Your Lovin'
5. Rave Alert
6. Moonday
7. Travel Through Time
8. God Of Abraham
9. Flesh And Blood
10. Love Me Baby
11. I Will Survive
12. Love-Peace-Freedom

ディスコがクラブと呼ばれるようになってもダンスミュージックの人気は陰りがありません。ジャズにしてもロックンロールにしても最初はダンスミュージックとして人気が出て行きますが、いつしか頭でっかちな物申す音楽になって行きます。しかしオーディエンスは踊れる音楽を欲しており、何も考えずに体を動かせる音楽はテクノブーム、ヒップホップの名を借りて残って行きます。そして四つ打ちのユーロビートは蔓延していくことになります。

そのユーロビートを惜しげも無くやっているところにベルギーならではのものがあるのかもしれません。テンポが早いのでハードコアに近いのかもしれませんが、やっている事はとてもシンプルで、ブレイクをいくつも設ける事でシンプルなビートを飽きさせずに聴かせるという定番とも言えるユーロビートになっています。やっている事といえばフィルターをいじったりして音の変化を楽しむ感じで、この時期の定番とも言えるスタイルです。

Injected With A Poison
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[20200125]

Low Spokes
(1998/07/14)

Lucas Van Lenten商品詳細を見る


2013年のアルバムで現在までの最新作になります。前作からは9年のインターバルがありますが、アマチュアなので時間をかけても問題ところです。前作ではプログラミングもありましたが、今回は仲間を集めてのバンド演奏でレコーディングされています。しかも自分で設計したHell’s Kitchenという自分のスタジオでのレコーディングになります。スタジオまで作るなんてよっぽど好きなんでしょうが、それにしては作品のリリースがまだ少ないです。

1. San Sebastian
2. Pocketful of Blackbirds
3. Animal Behavior
4. Gold Monkey
5. Black Veruza
6. Speak of the Devil
7. Taxicab Blues
8. Hatful of Bees
9. Out in the Streets
10. Toledo Facedown
11. Shake the Bells Dow

今回もブリットポップでひねくれポップな珠玉の名曲が作られています。プロの世界ではここまで素直にひねくれポップスを作る人がほとんどいなくなっていますので、ポップロックファンにはお勧めの内容になっています。シンセサウンドは新しくなっていますが、生演奏なのでポップの王道を行っています。自分の子供の声だと思われるフィールドレコーディングも使ったりとアイデアに溢れています。

時間をかけているだけあって、アレンジも曲の出来栄えも素晴らしいです。ヴォイストレーニングを受けていない歌の方が親しみやすかったりします。最近はネコも杓子も金払ってヴォイトレするのが当たり前になっていますが、昔のロックバンドでそんな奴はいませんでした。特にキンクスファンにはお勧めの素晴らしい名盤に仕上がっています。メジャーもインディーズも含めて、最近の作品の中では一番好きだと思える作品に出会えました。自主制作だとしても、世界に誇れる名盤だと思います。

San Sebastian
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[20200124]

Slowpoke
(1998/07/14)

Lucas Van Lenten商品詳細を見る


アメリカのミュージシャンLucas Van Lentenの2004年のアルバムです。過去にバンドで活動はしていたようですが、プロではないようで、普通に家庭を持っている人なのですが、自主制作でダウンロード販売を続けています。こういうアマチュアでも作品を出して販売している人は現在は数多くいますし、そういうシステムが定着しつつあります。しかし、レーベルの力がないと知名度を上げるのは難しいところです。

1. S.O.S.
2. Twice
3. Ghost Ship Dub
4. Picture Show
5. Missing
6. Satellites & Snowcones
7. Blacktop
8. Musique
9. On the Skyline
10. The Acid Gang
11. Dogs Are Nations
12. Loot
13. Lullaby Fr Ther Natives
14. Mutiny on the Bountiful
15. Fingertips

ほぼ自分で多重録音、プログラミングをしていますが、数名の友人ゲストが参加しています。曲調はブリットポップっぽいパワーポップという感じです。確かにアマチュアっぽいですが、それだけに新鮮さもあります。曲もしっかり作曲されていますし、プロでもインディーズものには引けを取っていないと思います。自分一人でやる場合には偏る場合もありますが、アイデアは豊富なようで楽しめます。

プログラミング、サンプラー等も使っていますが、テクノ系にはならず、バンドフォーマットなアレンジのバリエーションとして使用しています。サンプラーもテクノミュージシャンが使う事が多いですが、ロック側の人間が使うと新しい発見があったりします。ダンスミュージックになる必要は無いのですから、一般的な使い方にこだわる必要もありません。そういう意味においては、今後注目していかなければならい分野だと思います。

S.O.S
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[20200123]

チルアウトなエレクトロニカです。
北欧に咲く花びらをイメージした雰囲気にしました。


[20200122]

Light Sweet Crude (Act One: Hybrid)
(1998/07/14)

Vanessa Daou商品詳細を見る


2013年のアルバムで現在までの最新作になります。5年ぶりのフルアルバムになりますが、自身のレーベルからEPやシングルのリリースは続けていて、この後もフルアルバムは出していませんが、シングルやEPは制作し続けています。ほぼダウンロード販売に力を入れるようにシフトチェンジしています。

1. Love Affair
2. Goodbye
3. The Broken Hearted
4. Dream
5. Danger Ahead
6. Love Is War
7. The Brunette
8. Break Me
9. Just for You
10. Bar D’O
11. One Thing I’m Missing
12. Chances
13. Camouflage
14. Trouble Comes
15. Revolution

自分でプロデュースするようになって、より多くの人を取り込んでかっこいい作品に仕上げるようになっています。前作も素晴らしかったですが、よりアダルトな魅力にあふれる作品になっています。まず使っている音源からして違います。基本的なジャズ、アシッドジャズ、ダブ、ソウル、エレクトロニカというスタイルは引き継ぎつつ、よりそこを強調しているのに、アレンジ、音源が違うだけでまったく違う表情を浮かべるようになっています。

曲によってマニュピレーターを変えているので、プログラミングの仕方も多様性が感じられますし、旦那と別れた事がとてもいい方向に向かっていると思います。やっている事は古かったりもしますが、音源が違っていたり、アレンジを工夫するだけでとてもモダンな感じに聴こえますし、これまでもヒップホップ感が全く無いというのも好感が持てます。トリップホップ感やテクノ感はありますが、ラップ的なノリには絶対ならないというのは、とても大事な事だと思います。

Love Affair
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[20200121]

Joe Sent Me
(1998/07/14)

Vanessa Daou商品詳細を見る


2008年のアルバムです。自信のレーベルDaou Recordsを立ち上げてからのリリースになります。ネットからも積極的に売るようになり、以前は少なかったPVにも力を入れるようになっています。肝心の曲作りに関しては、これまで以上に工夫が施され、かっこいいアレンジが出来上がれば歌もかっこよくなってきています。

1. Manifesto
2. Black & White
3 . Consequences
4 . Joe Sent Me
5. Hurricanes
6. Life Force
7. True
8 . The Hook
9. Love Lives In The Dark
10. Save Yourself
11. The Poem
12. Once In A While
13. Heart Of Wax
14. The Hook (Reprise)

もうスタイルこだわる必要もなくなって、自由に制作出来る環境も整い、その自由さに甘んじる事なく素晴らしい創作活動を行っています。彼らの特徴的だったトリップホップ、ジャズ、エレクトロニカに加えてブルース色も入り、それらの様々な色使いをバランスよくセンス良くまとめあげています。それにより表情豊かに歌い上げる事が出来ています。

プログラミングと生演奏の組み立て方もより立体的になっていますし、音の出し下げも絶妙でメリハリがしっかり効果的に使われています。プロデューサーだった旦那のPeter Daouと別れた事が良い方向に行っていると思います。なぜ今までこれが出来なかったのかと思えるほど、自分の持ち味を活かしながらも質の高い作品となっています。

Manifesto
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[20200120]

両横綱が揃って金星を与え続け休場となりました。特に遠藤と妙義龍が両横綱を倒すという快進撃を見せました。昨日までは1敗力士が複数いましたが、結果貴景勝と正代が1敗を堅持。しかし、まだ2敗力士にも追いつける可能性はあります。大関陣では、貴景勝以外、元大関も不甲斐ない結果となっています。大関に長くいて、あぐらをかいていた力士には厳しい結果となっています。

中日までの上位の成績
白鵬 1勝3敗5休
鶴竜 1勝4敗4休
豪栄道 3勝5敗
貴景勝 7勝1敗
朝乃山 5勝3敗
高安 3勝5敗
阿炎 4勝4敗
遠藤 6勝2敗
妙義龍 3勝5敗
御嶽海 4勝4敗
北勝富士 5勝3敗
玉鷲 2勝6敗
正代 7勝1敗


御嶽海が本来の馬力を失っていますし、朝乃山も悪くはありませんが、勝ちにつながっていません。遠藤が見違えるほど練習してきたという自信に満ち溢れています。最後まで集中力を切らさなければ良い結果が待っていると思います。横綱不在となっただけに、今場所も誰が優勝するか最後まで見えてきません。

中日幕内全取組

[20200119]

Make You Love
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。ジャズ色を感じさせない方向での進化を遂げています。当時の言い方で言えばR&Bに寄せた感じになっていますが、ラテンのリズムを洗練させたアレンジなど、これまでに無かった工夫が成されています。それでいてよりポップになっていますが、プログラミングと生演奏のバランスが良いので、ありきたりな感じにはなっていません。

1. You
2. A Little Bit Of Pain
3. Mess Around
4. Make You Love
5. Show Me
6. Lovechild
7. Aphrodite
8. I Would For You
9. A Little Bit Of Pain (II)
10. Juliette
11. Honey In A Jar
12. Bittersweet

メジャーのEMI とも共同リリースになっているなど、周りの取り巻きも良い方向に向かいながら新境地を拓いています。ジャズ系の印象が強かった以前のスタイルから、より官能的なシンガーとしての可能性を広げています。これまでは演出として官能的な表現をしていましたが、うまく表現出来ていたとは言えませんでしたが、より力の抜けた感じで大人の音楽になっています。

プログラミングベースのトラックですが、生演奏を上手にミックスして立体的なアレンジに仕上げています。シンプルに、ポップにまとめ上げるという方向性が良い結果を生んでいますし、エロい感じを出すにはやはり生演奏の方が演出しやすいです。90年代の呪縛から逃れて良い方向に向かっていると思います。これならメジャーでも再起出来そうですが、この後は自身のレーベルを立ち上げる事になります。

You
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[20200119]

Dear John Coltrane
(1998/07/14)

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99年のアルバムです。ようやくありきたりなアレンジをやめて工夫するようになっています。John Coltraneへのオマージュ作品ですから下手な事は出来ないでしょう。スパイ映画系アシッドジャズになっています。やはりアレンジの問題のようで、歌はシンプルでもアレンジがかっこよければ文句ありません。これまでは打ち込み担当の夫のPeter Daouの怠慢だったのかもしれません。

1. Passed
2. I Cry For You
3. Deviate
4. Inner Space
5. A Thousand Licks
6 . The Word
7. Snake Charmer
8. Liquid Fire
9. Unbecoming
10. Trane Tripping

トリップホップやドラムンベースのリズムを使いながらもラテン系のノリでジャズへアプローチした打ち込みになっています。結果、洗練されてシンプルになっているというのは良い展開だと思います。ジャズ色を出した方がいい具合にまとまっていると思います。スウィング感はありませんが、フューチャージャズとしては問題ありません。

アレンジが渋く決まればVanessa Daouの歌も活かされてきます。90年代の終わりの作品ですから、いろんなアーティストが次を見据えていた時期でもあり、この原点回帰しながらも進化した姿は歓迎すべき作品だと思います。ジャズは死んだと言われていた時期でもありますが、こうして新しい形に昇華していくのはアリだと思います。

Passed
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[20200118]

Plutonium Glow
(1998/07/14)

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98年のアルバムです。ここからインディーズでの活動になります。現在ではネット販売も当たり前になってきましたが、元メジャーアーティストがネット販売した最初の作品になっているようです。ジャズも洗練させていけばA.O.R.やブラコンに組み込まれたようになっていくものですが、それは一番ありきたりのパターンで、彼女のファーストはそれとは違うという主張がありました。しかし、どんどんそのありきたりのパターンになってきています。

1. Alive
2. Make Believe
3. Peculiar
4. Back To The World
5. Life On A Distant Star
6. Zero G
7. Mouth To Mouth
8. Truth Remains
9. Lightening
10. Plutonium Glow
11. Flower Of My Fears
12. Cherries In The Snow
13. How Far
14. Red Dawn

レゲエ的なトリップホップのリズムを持ちながら、シャーディー系のアシッドジャズスタイルに定着してきています。ここからあのファーストにつながるのなら分かりますが、最初のファーストアルバムがあまりにも衝撃的過ぎたので、どんどん当たり障りのない感じになってきて物足りなく感じます。やれば出来ると分かっているだけに、せっかくインディーズに戻ってきたのだからもっと冒険してもいいと思ってしまいます。

洗練された音楽にはなってきていますが、冒険しなくなっているのはメジャーへの未練が断ち切れていないのでしょうか。最初に彼女が高く評価されてのは何故かという自覚が足りないのでしょうか。90年代も後半に入ってくると、90年代に使い古されたお決まりパターンは過食気味になってきますので、そこでこの変化球の無さは致命傷だと思います。

Full Album
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[20200118]

Slow To Burn
(1998/07/14)

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96年のアルバムです。ここまでがメジャーからのリリースになっています。冒頭からグラウンドビートな感じになっていて、変なまとまり方をしたものだと思ってしまいます。それがやがてトリップホップ的になったり、これまでのジャズ的な感覚をまとめすぎた感じになっています。本人としてはポップにまとめたかったのだと思いますが、ファーストの誰にも似ていない感じの方が面白かったと思います。

1. How Do You Feel
2. Evening
3. Taste The Wine
4. If I Could (What I Would Do)
5. Waiting For The Sun To Rise
6. Fugue States
7. Don't Explain
8. Two To Tango
9. This Blue Hour
10. For Anything
11. Cross That Bridge

プログラミングを中心にゲストによる生演奏を加えていますが、前作よりもプログラミング感が強く、よりポップに洗練させた結果普通になってしまったという流れになっています。それがいい方に転化していけばいいですが、これは必ずしもいい結果になったとは言えないと思います。アシッドジャズをポップにしたような内容ですが、少し俗っぽすぎます。

Billie Holiday、Gertrude Stein、Frida Kahloからの影響、オマージュとして制作されたようですが、ジャズ色が少し後退しています。スウィング感が薄れ、都会的な感じにした事でその他多くの90年代スタイルと同じ手法になっています。前作で衝撃を受けた人には物足りないと思います。ポップにする事はいい事だと思いますが、90年代にはびこっていた定番を安易に使いすぎだと思います。

How Do You Feel
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[20200117]

Zipless
(1998/07/14)

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アメリカの女性シンガーソングライターVanessa Daouの94年のファーストアルバムです。アシッドジャズ的なアレンジでフューチャージャズとも呼ばれるようになっていきます。当時はドラムンベースでも女性シンガーにジャズ的なアレンジの曲を歌わせたりする事が流行っていましたが、そのドラムンベースのアレンジをよりジャズ、フュージョン的なアレンジにすり替えています。

1. The Long Tunnel Of Wanting You
2. Dear Anne Sexton
3. Alcestis On The Poetry Circuit
4. Sunday Afternoons
5. Autumn Perspective
6. Near The Black Forest
7. My Love Is Too Much
8. Becoming A Nun
9. Smoke
10. Autumn Reprise

The Daouというグループで92年にはHead Musicというアルバムを出していましたが、ここからソロとしてのキャリアがスタートします。ブレイクビーツ真っ盛りの中、彼女もサンプラーを駆使してトラックメイキングしているのですが、ブレイクビーツとは違って、まるでバンドサウンドのようにループを組んでいます。ですが、実際にはバンド演奏ではありませんので、とても未来的な雰囲気のジャズになっているのです。

打ち込みでスウィング感を出すのは難しいですが、サンプリングならその素材のスウィング感を利用出来ます。ですが、全ての素材のスウィング感を揃えるのは難しいので、スウィングしているようでしていないみたいな感じに仕上がります。そこが未来的に感じるところでしょう。アシッドジャズと呼んでもいいのでしょうが、少し様子が違います。もっとジャムセッションしているような、演奏を楽しんでいるようなアレンジになっているのが特徴と言えるでしょう。だから機械的なブレイクビーツとは違う独特なサンプリングミュージックになっています。

The Long Tunnel Of Wanting You
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[20200116]

カントリーフォークロックをエレクトリックポップに仕上げました。


[20200115]

Tara Jane O'Neil
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで、オリジナルアルバムとしては最新作になります。よりシンプルに、よりポップに進化してきました。バンド演奏になっていますが、ほぼ弾き語りで済むようなカントリー、フォークロックになっています。そしてこれまでになかったくらいに爽やかになっています。より研ぎ澄まされたと言っていいと思います。

1. Flutter
2. Blow
3. Sand
4. Joshua
5. Kelley
6. Laugh
7. Cali
8. Purple
9. Pink
10. Great
11. Metta

まるで悟りきったようにシンプルに、無駄を省いたように最小限の音で、必要なところには必要な音を配置しています。ギターによる弾き語りで済むようなフォーク調の曲ですが、カントリー的なアレンジをごく自然にセンス良く加えています。そして力の抜けたクセのないポップな音楽になっています。もうサイケな事をする必要も無くなったようです。

サントラとかいろんな分野にも挑戦していく事になるのですが、ある程度達観したかのように、神々しいほどに爽やかです。これまでの経緯があったからこそたどり着いた境地だと思います。引き算の音楽、だけど足りないものがない、癒しにもなり、難しい事も考えなくていい。音楽の本来持つ力が素直に解き放たれています。

Flutter
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[20200114]

Where Shine New Lights
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。極力使用する楽器を減らした歌を強調した作品になっています。ゲストも参加していますが、少人数でのセッションになっています。基本はギターによる弾き語りで、ネイキッドなくらいにシンプルにまとめているのに、曲の存在がシンプルに感じさせないくらいに主張しています。空間ノイズの使い方もうまいからかもしれません。

1. Welcome
2. Wordless In Woods
3. This Morning Glory
4. Over. Round, In A Room. Found.
5. Glow Now
6. To Lull The Going
7. Elemental Finding
8. All Now Vibe
9. The Signal, Wind
10. The Signal, Lift
11. Bellow Below As Above
12. New Lights For A Sky

か細い歌声で歌っていますが、演奏楽器が少ないのではっきりと聴こえます。これまでは歌を弱めに歌っていてもアレンジに凝っていたりしていましたが、歌の繊細さに合わせたようにシンプルなアレンジになっています。歌とギターだけの曲だったとしても、複数のトラックを使っているので、物足りなさを感じさせない構成になっています。

経験を積むうちに引き算のアレンジが出来るようになりますが、ここまで引いてしまうというのも極端ですが、減らし過ぎとは思わないほどちゃんと計算し尽くされています。足し過ぎの日本的なアレンジは海外ではダサく感じられるくらいで、歌謡曲的なアレンジとも言えます。ここまで音を減らす勇気も凄いですが、物足りないとは思わせません。

Welcome
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[20200113]

今年も初場所がスタートしました。休場力士は琴勇輝だけなので、充実した内容となりました。大関から陥落した高安と栃ノ心は揃って黒星スタート、角番の豪栄道も黒星と調子良さそうではありませんが、一人大関で貴景勝が快勝しました。初の関脇となった朝乃山も見事な相撲で、遠藤も鶴竜を破り、金星スタートとなりました。

初日上位の取組結果
◯白鵬 寄り切り 大栄翔
◯遠藤 寄り切り 鶴竜
◯貴景勝 押し出し 妙義龍
◯北勝富士 突き落とし 豪栄道
◯朝乃山 寄り切り 御嶽海
◯玉鷲 押し出し 高安
阿炎 突き落とし 隠岐の海◯
明生 押し倒し 正代◯
宝富士 下手投げ 炎鵬◯
◯松鳳山 寄り切り 栃ノ心
◯碧山 叩き込み 阿武咲
◯隆の勝 寄り切り 竜電


炎鵬が今場所も調子良さそうで、上位に定着しそうです。小兵なので、怪我しやすいとおもいますが、大きな怪我がなければ三役まで行けると思います。今場所は魁聖と勢が帰ってきましたが、まだ本調子ではないようです。上位陣が全員出ているのも珍しい事になりましたが、そこで優勝するのは大きな意味があると思います。今年も大相撲は盛りがっていきそうです。

初場所幕内全取組

[20200112]

A Ways Away
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。レーベルの移籍などがあり、今回はゲストも多めで制作されています。バンド形式の演奏なっていて、これまで通りサイケなフォークロックのスタイルを保ちながらも独自の世界観を更に深めています。サイケな雰囲気は更にサイケに、フォークなスタイルはよりフォークに、深度を深めながらも、あくまでも自分の表現方法の一つとして活用しています。

1. Dig In
2. In Tall Grass
3. Drowning
4. A New Binding
5. Howl
6. Pearl Into Sand
7. Beast, Go Along
8. A Vertiginous One
9. Biwa
10. The Drowning Electric

ブレない自分があるならば、どんなスタイルでも応用がききますが、それほど冒険をするタイプでは無いようです。明確な世界観を持っているので、いつもの雰囲気に変化は無いにしても更に進化した姿を見せてくれます。曲もしっかり弾き語り出来る範囲で作曲されていますから、アヴァンギャルドになる事もありません。それなのに個性的であるというのは凄い逸材だと思います。

誰でもやるような事に興味を持っていないというのもあると思いますが、自分のやるべき事が分かっているのだと思います。メジャーシーンが画一化に走っている状況で、そんな圧力に負ける事なく、自分を貫けるのはインディーズならではですが、ただ他にない事をやるだけではオーディエンスはついてきません。それだけ人の心に訴えかけるだけの音楽を作っているに他ならないのです。

Dig In
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[20200112]

In Circles
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。コラボレートやソロ活動以外にも進出するようになっているせいか、ソロ作品では極力一人で全てこなしています。ゲストはごくわずかです。曲調はシンガーソングライター風になっていて、ロック色も強くなっていますが情緒的です。サイケな雰囲気も洗練されてきました。

1. Primer
2. A Partridge Song
3. The Louder
4. A Sparrow Song
5. A Room For These
6. Blue Light Room
7. Need No Pony
8. Fundamental Tom
9. The Looking Box
10. This Beats

サイケからプログレに発展する経過において、アートロックというスタイルを通過する事になるのですが、アートロック的な雰囲気になったと言えるでしょうか。例えばフリートウッドマックがブルースロックからサイケ、フォークロックからクリスタルサウンドに変化していく過程にあるような音楽になっています。なので本当の70年代サウンドが好きな人には好まれると思います。

今回はあまりデジタルっぽい感じは無くなっています。とてもアコースティックな作品になっていると思います。フォークアートロックといった感じでしょうか、とても美しくまとめていると思います。個性を強調するあまり懲りすぎた作品にするよりは、雰囲気を大事にして引き算のアレンジが出来るようになっています。音を詰め込みすぎるより、減らす方が進化しているという現象です。本当に成長しているという事です。

Full Album
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[20200111]

You Sound, Reflect
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。ゲストは必要最小限に抑えて、ほぼ一人で多重録音しています。サンプラーも使いますが、生ドラムも叩くようになっています。オープニングはいきなりインストですから、よっぽど演奏での表現にこだわっているようです。でも彼女の歌はか細いながらも存在感があり、魅力的だと思います。

1. Take The Waking
2. Howl
3. The Poisoned Mine
4. 5Love Song Long
5. Tracer
6. Famous Yellow Belly
7. I Call You
8. Without Push
9. Ours Soared
10. A Snapshot
11. Known Perils
12. Tea Is Better Than Poison

アコースティックギター普通に使うようになりますが、どんどんロック的な表現になっていきます。フォークロックが基調ですが、スザンヌヴェガみたいな感じになってきました。サイケな表現が無くなれば80年代の女性シンガーソングライターみたいです。しかし、その部分ばかり見ていると彼女の本質を見逃してしまいます。もっと総体的な表現者なのです。

その表現の方法として歌があり、演奏、アレンジがあるのです。70年代にはここまで自己表現にこだわった女性アーティストがいっぱいいましたが、最近ではまったく見かけません。誰かと同じような事をする事を恥じるという感覚が無くなってきているので、個性を殺しながらやっている、もしくはその個性すら見つけられない人がアーティストと名乗っていたります。そういう中でしっかりと自分の世界観を持ったアーティストだと思います。

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[20200111]

TJO TKO
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。いつものレーベルとは違うMr. Ladyからのリリースで、予算が無いのか、ゲストは無しで、全て一人で演奏しています。ドラムなどはサンプラーを使っていて、デジタルなノイズも含みながらのサイケデリックな世界観を作っています。打ち込みもあり、いつもとは雰囲気が違いますが、彼女が歌えば彼女の世界となります。

1. Prick
2. Welcome Back
3. Just Calling
4. Juno
5. Rocks
6. I Saw 3
7. With Yours
8. Bye Bye
9. If You Blue
10. Choo

打ち込みにも目覚めてしまい、バンド演奏とは違う表現方法も身につけてきます。そうなるとフォーク的な部分が薄れてきてアンニュイな部分だけが増強されていく形になります。シンガーソングライターというより、表現者としてのスタンスが強い彼女ですから、デジタル環境は彼女に新たな表現の武器を与えるい事になっていきます。しかもサンプラーですから、独特な感性が反映されていきます。

いつもはエレキギターを弾いていましたが、ここにきて初めてアコースティックギターも使うなど武器は増えています。それなのにどんどんフォーク色から変化して新しい要素を取り入れていきます。ただ、彼女の歌がある限りアンニュイな雰囲気は保たれていきます。こういう個性の強い人は思い切って全て一人でやった方が面白い結果になると思いますし、画一化を図ろうという傾向が強い最近のミュージックシーンにおいては稀有な存在となります。

Prick
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[20200110]

In The Sun Lines
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。今回もマルチに演奏していますが、ゲストも増えています。フォーク調の曲ではありますが、エレキで演奏している事、気だるく歌っている事、そして今回はサイケな雰囲気もあって、70年代初期のフォークロックに近い感じになっています。ポップに曲を作ろうとは思っていないようで、かなりアンニュイな作品になっています。

1. The Winds You Came Here On
2. Your Rats Are
3. All Jewels Small
4. Sweet Bargaining
5. Bowls
6. High Wire
7. In This Rough
8. This Morning
9. New Harm
10. A Noise In The Head

エレピは使っていますがシンセの使用はまだですし、打ち込みもありませんから、かなりルーズな気だるい雰囲気になっています。フォークインヴェンションとサイケな雰囲気でかなりプログレッシヴなフォークロックになっています。歌もしっかり歌いますが、演奏でもしっかりと自己主張していますから70年代の気概が感じられます。

浮遊感のある和音構成ですから気だるく歌ってもダウナーな感じにはなりません。どちらかと言うとアシッドな雰囲気です。若い女性ミュージシャンにしてはかなり珍しいタイプだと思います。自分の声の性質もより理解しているようで、声にあった曲つくりをしているとも言えます。なかなかの才女だと思います。

Full Album
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[20200109]

Peregrine
(1998/07/14)

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アメリカの女性シンガーソングライターTara Jane O'Neilの2000年のファーストアルバムです。ドラムとバイオリンはゲストが演奏していますが、それ以外は全て彼女が演奏して歌っています。曲調はフォークロックになっています。かなりのウィスパーヴォイスで、弱々しくも繊細に歌い上げています。

1. A City In The North
2. Sunday Song
3. Another Sunday
4. 1st Street
5. Ode To A Passing
6. Bullhorn Moon
7. Flush Thumb Blues
8. Asters
9. The Fact Of A Seraph
10. A City In The South

フォーク調ですが、エレキで弾き語りしています。ギターアレンジなどかなり凝っていて多重録音しています。歌よりもギターに重きを置いているような傾向があり、インストもあったりします。シンガーというより、マルチプレイヤーという雰囲気です。しかし、弱々しいながらも歌もしっかり作られていて、ドラマティックな構成になっています。

マルチに演奏していますが、ほぼエレキギターが主役のようです。ソロも積極的に演奏していますし、歌よりも主張しています。それ以外の楽器は味付け程度に重ねていて、ほぼギターと歌だけで成り立っていると言ってもいいですが、しっかりバンド演奏になっています。フォーク調ですから、音数が少なくても雰囲気作りになっていますし、音数を増やすにしてもそれはギターだったりします。

A City In The North
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[20200108]

SAMARQAND名義になってから200曲を超えてきました。
それ以前にもかなりの曲を書いてきましたらか、人生の中では1000曲以上は創っているでしょうか。
それでもまだ歴史の偉人達にはかなわないと思っているので、まだまだ先を目指して精進してまいります。

この曲はロッカバラード風のラブソングですが、フランスのエスプリなどを絡めながら
フュージョンライクな隠し技を秘めながらエモーショナルなソウルバラッドに仕上げました。


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