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[20200331]

Delay
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。ミレニアムになってもお構いなく我が道を進んでいます。タイトル通りディレイを多用しています。それもダブ的な使い方ですが、あくまでもテクノとしてやっているので、なんちゃってダブになっています。このファジーな感じが彼の特徴でしょう。チープなサウンドを貫き通しています。

1. w30
2. Spring Reverb
3. Medium
4. Drive
5. Rest
6. Pull Dub
7. Delay
8. Slow Cushion
9. Echo Lake
10. Last

いつものテクノサウンドにディレイにより生まれるビートを加えた、ダブ的なミックスになっています。ディレイやフランジャーなど駆使したダブスタイル。ダブはレゲエを流しのDJのように移動してきて聴かせる時にエフェクト処理していたスタイルをジャンルとして成り立たせたものであり、リミックスの要素が強いのですが、それをあえてチープなテクノサウンドでやるという内容。

普通にこのチープなテクノサウンドだけだったら物足りない事でしょう。それでもダブ的なエフェクトを加えたからと言ってさほど代わり映えもしません。エレクトロニカの時代になっているので、音響派な感じならまだしも、そこまで音響にこだわってもいません。あくjまでも我が道を進んでいます。

Full Album
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[20200330]

An Evening With...
(1998/07/14)

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96年のアルバムです。プロジェクト名にDubという言葉が使われていますが、ここにきてダブっぽいリズムを使うようになっています。FLEX Recordsからのリリースでもあり、Aphex Twinの初期の頃のようなブレイクビーツっぽい作りもあります。それでもこのチープなサウンドは変えようとしないところが変態的です。

1. Scary HH Loop
2. 104 Dub
3. Ten Eighty On Its Own
4. Klappesangen
5. Overheated Living Room
6. Elvis Monk
7. Snappy Bloom
8. B.Å.T.
9. Spinet In Yer Face
10. An Evening Lost
11. A C Tractor

ちゃんとした機材を持っていないのか、中古の安いシンセを使っているようなサウンド。サンプラーは使っているようですが、これもさほど豊かなサウンドではありません。ドラムンベース全盛の時期にこのサウンドはある意味反抗的ですらあります。DTM環境はあるようですが、このモノクロな感じは逆に作るのが難しいのではないでしょうか。

素人的にシンプルなループの寄せ集めのようであったりしますが、たまに素人には無理な感じが現れて、真面目にこの無表情な感じを演出しているのが分かります。本気でやればもっとエッジの効いた事も出来るのに、あえてこの脱力系な雰囲気を作っているようです。チルアウトのように癒しも感じませんし、奇妙な作風です。

Full Album
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[20200329]

Discrete Recordings
(1998/07/14)

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デンマークのアーティストAnders Remmerの一人プロジェクトDub Tractorの94年のファーストアルバムです。他にも様々なプロジェクトに参加していますが、この名義では一人でエレクトロニカな作品をリリースしています。ゆったりとしたチルアウトなエレクトロニカで、アンビエントな雰囲気もありますが、リズムをしっかり作っているのでエレクトロニカという言い方が良いと思います。

1. P. Phase S.T.
2. Resonance
3. I Will Return
4. 8 Bit Moon
5. M.U.R.M.
6. Aldrin Rev.
7. S.O.M.
8. Part Orange
9. 10
10. Goodnight ( 54 )

エレクトロニカはシンセポップとは違って音響派な一面、現代音楽的な解釈などがあり、ポップの分類には収まりませんが、とてもシンプルで分かりやすい内容はポップな感覚もあると思います。割とシンプルな電子音を使っているので、他のエレクトロニカとは違う雰囲気もあります。レイヤーの少ないサウンド、音もあまり重ねていません。実にシンプルで淡々とした作風になっています。

80年代でもこんなにシンプルな構成のものはありません。80年代は音はチープでもなんでも重ねたがる傾向があったからです。90年代になると複雑なレイヤーサウンドが主流になってきますが、そういう音は使っていません。この時代にこんな音を出していて注目される訳もなく、個性的だとは思いますが、かなり我が道を往くタイプのようです。

Full Album
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[20200329]

ケルトやトラッドフォーク、中世のフォークソングをイメージした曲です。
12弦ギターはギターシンセで演奏しています。
ギターシンセはシンセサウンドだけじゃなく
既存の楽器も再現出来るようになっているので重宝します。


[20200328]

Songs From The Novel Greatest Hits
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。2016年に Anthony Kerrとコラボレートした Resonatorをリリースしてジャズとフォークの融合に再挑戦していました。今作は小説Greatest Hitsのサウンドトラックとなるように制作されています。Laura Barnettと共作したりしており、いつもの作品よりは多彩な内容になっています。

1. Common Ground
2. Architect
3. Living Free
4. I Wrote You A Love Song
5. Just Us Two
6. Road Of Shadows
7. Don't Step On The Cracks
8. She Wears A Dress
9. Lilies
10. Brightest Star
11. In This Garden
12. Queen Of The Snow
13. Home
14. Edge Of The World
15. Gethsemane
16. When Morning Comes

全体的には美しいカントリーフォークロックになっていて、70年代っぽい感じになっていますが、それだけにはこだわっておらず、レゲエやロック色のある曲もあります。これはLaura Barnettの色合いが出ている感じです。全体的にアナログな感じであり、70年代リバイバルと言ってもいいくらいです。それはKathryn Williamsの音楽性ともリンクしており、彼女の美しい歌声を堪能出来ます。

女性シンガーソングライターは80年代以降に沢山出てきましたが、その感じとは全く違う70年代全体の流れを受け継いだ音楽になっています。70年代にもこんな感じで多くの名曲が生まれていますが、それに負けないくらいいい曲を書いています。同じ事をやっていても良い曲を沢山書く事でそれ以上の魅力的な作品に仕上げる事に成功しています。熟練の旨味といいますか、それを素直に出し切っているところが素晴らしいです。

Common Ground
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[20200328]

Hypoxia
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。歌はいつものポップフォーク調ですが、少しダークさが加わっており、そのダークさを表現するにあたり、デジタルサウンドや歪んだエレキギターを使うようになっています。プログラミングを使う事により、参加してるミュージシャンもいつもより少なめになっています。

1. Electric
2. Mirrors
3. Battleships
4. Cuckoo
5. Beating Heart
6. Tango With Marco
7. When Nothing Meant Less
8. The Mind Has Its Own Place
9. Part Of Us

いつもは沢山のミュージシャンが参加していましたが、同時発音数は少なめでした。今回も同時発音数は少なめなので少ないミュージシャンで事足りています。重厚なサウンドを作る時にデジタルサウンドが使用される事になり、ダークさを演出する効果となっています。しかし、デジタルサウンドの登場は少なめで、ほぼ少なめの演奏が行われており、奥で薄めのシンセサウンドが鳴っていたりしています。

基本はいつものフォークソングなので、アコースティックな最小限の演奏でも成り立っています。デジタルサウンドやプログラミングは味付け程度で使われています。だから曲調はいつもの感じなのですが、これまで無かったデジタルサウンドが加わっている事によって印象がだいぶ違っています。アコースティックな響きを大事にしているならサンプラーを多用しても違和感は無いと思いますし、これまでやっていなかった事もやりながらも、自分の音楽にまったくのブレを感じさせません。

Electric
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[20200327]

Crown Electric
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。タイトルにエレクトリックとついていますが、全くアコースティックな内容になっています。ポップなフォークソングになっていて、例えるならサイモンとガーファンクルのような感じでしょうか、ですから今回は歌もフォーク的でありながらポップな作風となっています。

1. Underground
2. Gave It Away
3. Heart Shaped Stone
4. Count
5. Out Of Time
6. Monday Morning
7. Darkness Light
8. Picture Book
9. Morning Twilight
10. Arwen
12. Tequila
13. Sequins
14. The Known

アレンジもカントリーな感じだけでなく、ストリングスを多用した少し攻めた感じのフォークソングになっています。少しばかりプログレな感じの攻め方になっていますが、少しなのでポップな領域を出ていません。それでもフォークソングとしてはかなり攻めた感じになっています。デジタルサウンドは全く使っていませんが、古臭い感じがしないのはその為です。

これだけ攻めているのに、初期の頃のような黒人音楽の要素を出さないというのが、ある程度自分のスタイルに自信を持ってきたからだと思います。フォークスタイルだけでもこれだけの事が出来るという頼もしさがあります。もっと攻めることもできるでしょうが、そこまでやらない程よさはセンスであります。やらなくても物足りなさを感じさせませんから。

Underground
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[20200326]

The Quickening
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。2008年にNeill MacCollとのコラボレートTwoをリリースしていますが、ソロ作品としては4年ぶりとなります。アコースティックへの回帰はトラッドフォーク、ケルトミュージックへの回帰となっています。カントリー色も強くなりながらも歌はポップでチャーミングになっています。この力の抜き加減が絶妙です。

1. 50 White Lines
2. Just A Feeling
3. Winter Is Sharp
4. Wanting And Waiting
5. Black Oil
6. Just Leave
7. Smoke
8. Cream Of The Crop
9. There Are Keys
10. Noble Guesses
11. Little Lesson
12. Up North

自分の歌をしっっかりと持ちながら、アレンジは伝統的な手法を巧みに再構築しています。以前に比べて黒人音楽の要素が無くなっていて、フォークソングのあり方としての現代的な解釈で自分の歌を作っています。どんなに演奏が渋めになっても、彼女の歌がマイルドで親しみやすくしてくれます。それも才能の一つだと思います。

曲を作っている時はほとんどフォークソングを作ろうとは思っていないと思います。普通にポップな歌ですから、アレンジ次第では一般的なポップソングとなり得るでしょう。しかし、それをアコースティックなカントリーフォーク系のアレンジにする事で独特の味わいを醸しています。決して後退的な意味でのフォークソングではなく、前向きにやっているという点で好感が持てます。

50 White Lines
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[20200325]

Leave To Remain
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。アコースティックなアレンジに戻っています。歌い方もウィスパー系で癒し系の作品に仕上がっています。フォーク系というよりカントリー系に近いでしょうか、同時発音する楽器は少なめに抑えて重くならないようにしています。それによりウィスパーヴォイスも明確に聴こえてきます。

1. Blue Onto You
2. Let It Happen
3. Sustain Pedal
4. Stevie
5. Sandy L
6. When
7. Glass Bottom Boat
8., Hollow
9. Opened
10. Room In My Head

ウィスパー系の歌い方にコーラスが加わる事によりメリハリのあるアレンジになっています。静と動の対比をエモーショナルに演じています。それでも全体的には軽めのアレンジなので、程よいメリハリとなっています。引き算と足し算のアレンジが巧妙であり、歌がよく活かされています。ここにきてある到達点に達しているではないでしょうか。

表現者としてアコースティックな原点に戻りながらも卓越した表現を手に入れています。歌も語り手のような進行で弾き語っています。最小限の楽器で豊かな表現、日本のアーティストも見習ってほしいところであります。こういうセンスを持ったミュージシャンってなかなか日本では見つけられないものです。世界的にも少ないでしょう。音楽で何を表現したいのか、明確なビジョンを持ったアーティストって最近は見かけなくなりました。

Blue Onto You
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[20200324]

Over Fly Over
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。エレキギターが入っていたり、ポップ色が強くなっています。カバーアルバムを出した事でフォークだけに止まらない自身のルーツミュージックを遠慮なく出せるようになってきたのでしょう。曲調もアレンジを変えればまるでブラーみいたいなブリットポップになっています。ブラックミュージックの影響をポップスというフィルターを通して表現出来るようになっています。

1. Three
2. Indifference #1
3. Breath
4. Old Low Light #2
5. Just Like A Birthday
6. Shop Window
7. Beachy Head
8. Escaping
9. City Streets
10. Untilt The Dark
11. Baby Blues
12. Full Colour

ヨーロッパ本来の流行歌、フォークソングと、アメリカで育ってきたポップスは黒人音楽抜きには語れないヨーロッパには無かった音楽で、それを融合させる事でより表現力を広げています。フォークソングもアメリカに渡ってカントリーを生み出し、白人音楽と黒人音楽が混血してロックが生まれ、ヨーロッパに逆輸入され、ロックはより芸術的な表現を手に入れるようになっていきます。

現在では、フォークもロックもポップスも区別する必要も無くなっているのですが、ジャンル分けしたがるレコード会社やオーディエンスによって分別されてきました。そんな社会の縮図のように、区別しながら融合していくという手法を取っていると思います。だから完全に融合されておらず、果肉のつぶつぶが残ったジュースのような音楽になっています。

Three
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[20200323]

千秋楽、横綱同士相星決戦となりました。鶴竜も悪くはありませんでしたが、勝ち慣れしている白鵬が優勝を決めました。無観客なので、表彰式には全力士、関係者が参列。無事千秋楽まで開催してくれました。大関取りの朝乃山は11勝あげて大関取りを確実なものとしました。貴景勝は負け越し、来場所は角番です。最後まで優勝に絡んでいた碧山は11勝で技能賞を獲得。調子のいい時と悪い時がありますが、今場所は万全でなくても前に出ていたのが良かったと思います。

幕内上位の成績
白鵬 13勝2敗 優勝
鶴竜 12勝3敗
貴景勝 7勝8敗
朝乃山 11勝4敗
正代 8勝7敗
遠藤 7勝8敗
北勝富士 4勝11敗
大栄翔 8勝7敗
高安 0勝5敗10休
徳勝龍 4勝11敗
隠岐の海 8勝7敗
豊山 8勝7敗
御嶽海 10勝5敗
阿炎 7勝8敗
炎鵬 6勝9敗
竜電 6勝9敗
阿武咲 9勝6敗


遠藤は最後まで気力を保てず負け越し、平幕優勝した力士で次の場所活躍した力士は少なく、徳勝龍も例に漏れず負け越し。御嶽海は久々に二桁勝ちましたが、これを持続しないと次に進めません。新入幕の琴ノ若は9勝しました。まだまだ経験が必要ですが、懐の深さは父譲りです。観客を味方としていた炎鵬も調子が出ずに負け越し。最後まで相撲に集中出来た力士が良い結果を出せたのではないでしょうか。異例の無観客開催でも無事相撲が取れるという良い前例を作ってくれました。

千秋楽幕内全取組
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[20200322]

Relations
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。カバーアルバムになっています。ニールヤングからバーズ、ビー・ジーズ、ベルベットアンダーグラウンドからニルヴァーナまで様々なジャンルの曲をカバーしていますが、どれも彼女ならではのフォークソングに仕上がっています。それだけ自分のスタイルを確立しているという事になります。

1. In A Broken Dream
2. Birds
3. Thirteen
4. Hallelujah
5. The Ballad Of Easy Rider
6. A Guy What Takes His Time
7. Candy Says
8. How Can We Hang On To A Dream
9. I Started A Joke
10. Easy And Me
11. Spit On A Stranger
12. All Apologies
13. Beautiful Cosmos
14. These Days

有名な人たちの曲をカバーしていますが、あまり有名ではない曲を選択しているので、少しポップなオリジナル作品のように聴こえます。フォークロック調が強いでしょうか、アコースティックなアレンジになっているのでオリジナル作品の延長線上にあり、彼女の影響のされ方が垣間見れるような内容になっています。

有名ではない曲ばかりですが、さすがに往年のアーティストの作る曲は見事な流れになっているのが分かります。彼女もここまでの曲作りができればもっと有名になれていたと思います。20世紀のうちに名曲と呼ばれる曲は出揃っているので、現在素晴らしい曲を作るのは難しくはなっています。しかし、もっと素直にポップを追求すればもっといい曲は作れるはずです。下手にひねくれずに素直になる事は大事な事だと思います。

In A Broken Dream
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[20200322]

Old Low Light
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。フォークソングと黒人音楽の融合という事に本腰を入れてきています。フォーク系シンガーソングライターがソウル系の音楽を取り入れたティンパンアレイな雰囲気に似ていますが、ペンタングルのようなフォークとジャズの融合も試みています。なのに楽器類を少なめにしてシンプルにまとめている事にセンスを感じます。

1. Little Black Numbers
2. White, Blue And Red
3. Mirrorball
4. Devices
5. Daydream And Saunter
6. Beatles
7. Wolf
8. Tradition
9. Swimmer
10. On For You
11. No One Takes You Home
12. 3AM Phonecall

ダブルベースは以前から使っていましたが、黒人色はそれほど強く出していませんでした。ジャズ的なホーンなど、明らかにジャズを意識したアレンジ、ストリングスもケルト的な使い方ではなく、オーケストレーションとして組み込まれています。ジャズとフォークの融合、ソウルとフォークの融合はこれまでも存在していました。それが洗練されてA.0.R.へと進化していきましたが、あくまでもフォークソングとして成り立たせているところに彼女の存在意義を感じます。

フォークソングという素朴な歌は何色にも染まれるという柔軟性を持っています。しかし染まりすぎるとフォークの体をなさないポップスとなっていきます。彼女の場合は馴染ませすぎない感じにして、フォークの体を崩さず、巧みに黒人音楽ならではのグルーヴ感をフォークにもたらせています。この微妙なバランス感覚が心地よいものになっています。

Little Black Numbers
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[20200321]

Little Black Numbers
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。Nick Drakeの影響で抑えめのウィスパーボイスで歌っていますが、声がチャーミングだし、アレンジも凝っているのでダウナーな感じにはなっていません。この最初のイメージと作り上げていくうちに変化していく音楽のギャップが彼女の音楽を特徴づけていると思います。誰かになる必要もなく、革新的に自分の道を進めばいいのです。

1. We Dug A Hole
2. Soul To Feet
3. Stood
4. Jasmine Hoop
5. Fell Down Fast
6. Flicker
7. Intermission
8. Tell The Truth As If It Were Lies
9. Morning Song
10. Toocan
11. Each Star We See
12. We Came Down From The Trees

基本はフォークソングですが、何処かしこにブラックミュージックのグルーヴ感を隠し持っています。ブリットポップなアレンジもあったり、フォークの発展系を聴かせてくれています。アコースティックな楽器を極力使ってアコースティックな雰囲気と、フォーク以外の要素が絡み合うユニークな音楽になっています。

特にアルバムタイトルからも分かるように黒人音楽からの影響を素直に認めている感じが現れている作品だと思います。しかし、それをフォークソングとして歌っているという格好良さです。最近の黒人音楽も洗練されてきていますが、白人との混血によって泥臭さから都会的な感じになってきました。それとは別の感覚で、フォークソングにブラックフィーリングを入れるという行いはポップソングとしては珍しくないのかもしれませんが、ポップソングのように溶け込ませすぎていない感じが独特の雰囲気を生み出しています。

We Dug A Hole
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[20200321]

Dog Leap Stairs
(1998/07/14)

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イギリスの女性シンガーソングライターKathryn Williamsの99年のファーストアルバムです。自分で設立したレーベルCAW Recordsからのリリースになります。Nick DrakeとTim Buckleyなどの影響を公言しており、少し影のあるフォーク系の曲を作っていますが、ダウナー系ではありません。所謂80年代に出てきた女性シンガーソングライターの類に似ています。

1. Leazes Park
2. Night Came
3. What Am I Doing Here?
4. No-One To Blame
5. Something Like That
6. Lydia
7. Handy
8. Dog Without Wings
9. Fade
10. Madmen And Maniacs

リパブール出身というのはさほど関係ないと思いますが、北側の出身なのでトラッドフォーク、ケルトの影響も深いと思います。しかし、普通にポップなフォークソングとして仕上げています。歌がそうなっているので、アレンジがトラッド系だとしても歌の求心力によってポップソングとして成り立っています。普通にシンガーソングライター系の曲調ですが、黒人系のグルーヴも持っていて、現代的なフォークとなっています。

アメリカにはブルースフォークという黒人的なフォークがありますが、イギリスでそれをやるのはディランの影響を受けたポップ系のシンガーになりますので、伝統的なフォークには固執していません。しかし、伝統もしっかり身につけているという事で深い味わいの曲になっています。つまり、伝統から比べると斬新なアレンジを施している事になります。自身も伝統に縛られるような事が無く、サムシングニューを求めてのデビューとなっていると思います。

Leazes Park
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[20200320]

ブルースロックをエレクトロニカにシェイプアップして
ポップにまとめてみました。
間奏で入っているのはギターシンセサイザーです。
鍵盤シンセとも、ギターとも違うニュアンスが独特な雰囲気を作っています。


[20200319]

Tracing Back The Radiance
(1998/07/14)

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2019年のアルバムで現在までの最新作になります。今回は派手なエフェクト抜きで、楽器を演奏しているそのものの音でアンビエントな作品を作っています。参加しているゲストもこれまでで一番多く、様々な楽器が付け加えられています。深いリバーブはかかっていますが、ノイジーなエフェクトなしの作品は初めての事です。

1. Palace Of Time
2. Joy
3. Tracing Back The Radiance

アンビエントと言っても様々なスタイルがあり、ドローンサウンドを作るための長く伸びた音が出せれば普通に楽器の演奏でも良いわけで、ドローンサウンドが一つあれば、それ以外は装飾音として成り立ちますし、あまり明快なテーマを設けなければそれらしくなります。今作はJefre Cantu-Ledesmaが作ったシンプルなトーンのドローンサウンドに対して、ゲストがジャムセッションするかのように演奏を加えていっています。

環境音楽、それは気に留めなければ気にならないような音楽であったり、気にすればそれだけ気になってしょうがない感じになる音楽であったり、一般的なポップソングとは異なる存在として作られています。現代音楽の一つであり、ロックミュージシャンも多く挑戦しています。そもそも電気を使った楽器を演奏する事自体が現代音楽であります。ロックのあり方を考える時、知らないうちに現代音楽に足を踏み入れているのです。しかし、それも20世紀の音楽であり、21世紀に何をすればいいのか、もっと真剣に考えていかなければなりません。

Full Album
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[20200318]

On The Echoing Green
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。いつものエフェクティヴなサウンドを使いながらも、アンビエントでは無くポップフォーマットな作品となっています。コラボレーション作品も多い彼ですが、ソロ作品でもゲストとコラボレートしながら制作しています。アルゼンチンのミュージシャンSobrenadarのボーカルを使用していますが、エフェクトしまくっていますから歌というより楽器の一部となっています。

1. In A Copse
2. A Song Of Summer
3. Echoing Green
4. The Faun
5. Tenderness
6. Vulgar Latin
7. Autumn
8. Dancers At The Spring
9. Door To Night

普通にドラムがあり、ベースがあり、ギターがあり、ポップな楽曲ですが、どちらかというと80年代のニューウェイヴな感じの曲調です。これまでもアンビエントらしからぬ作品もありましたが、曲として明確な構成を持たせています。それだけでポップに感じるのですから、私たちはどれだけ単純な音楽に慣れ親しみすぎているのかが分かります。分かりやすくする事で、音楽との距離を早く縮められる、そういう事でしょう。

何度か聴いて徐々にその曲を好きになる事が多いはずですが、何度も聴いてくれるとは限りません。もう一度聴いてみたいと思わせるものを残さないといけないのです。それこそがポップの意義であり、人に親しまれる音楽に必要なメソッドだと思います。特に情報量の多い現代において、何度も聴いてもらう工夫を持たせないといけないと痛感しております。そういう意味では、アンビエントなままだと難しいので、このポップへの転換は正解だと思います。

In A Copse
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[20200317]

In Summer
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。容量としてはミニアルバムサイズですが、かなりポップな内容になっています。ドラムも定位置に鎮座していますし、ゲストのDrew Pirainoがベースを弾いている曲もあり、ポップな爽やかな曲を演奏しているのですが、効果音的にシューゲイザーなサウンドがかぶさってきます。

1. Love's Refrain
2. Little Dear Isle
3. In Summer
4. Blue Nudes (I-IV)
5. Prelude

フィールドレコーディングやいつもの歪んだサウンドもありますが、全体的にポップで一番聴きやすい作品になっていると思います。歪んでいる音と、クリアな音が共に存在しているので、歪んでいる音も活かされてきています。こういう使い方が一番クレバーだと思うのですが、極端にしてしまいがちなところがあります。しかし、今回は何とかそこを抑えております。

アナログな時代はテープリールに録音しておりましたが、そのテープ編集によるエフェクトも多用しています。デジタルで再現出来なくもありませんが、感覚的に操作出来るという点ではアナログに一律の長があります。ベースが入るだけでポップスとして成り立つ、浮遊感が抑えられるというのが明確に分かります。しっかりとした低音がある事でノイズサウンド雑音では無くなって聴こえます。

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[20200316]

無観客ですが、集中力を切らさずみんな自分の相撲を取り切っています。観客という味方がいなくて調子が乗らなかった炎鵬もなんとか上位戦持ち堪えました。白鵬も万全ではありませんが、全勝で調子を上げています。大関取りの朝乃山はまだ上位戦が無い前半での2敗はきついかもしれません。高安は負け越していたでしょうが、怪我で休場となりました。

中日までの上位の成績
白鵬 8勝0敗
鶴竜 6勝2敗
貴景勝 5勝3敗
朝乃山 6勝2敗
正代 4勝4敗
遠藤 4勝4敗
北勝富士 2勝6敗
大栄翔 5勝3敗
高安 0勝5敗4休
徳勝龍 1勝7敗
隠岐の海 4勝4敗
豊山 3勝5敗
御嶽海 6勝2敗
阿炎 4勝4敗
炎鵬 3勝5敗
竜電 4勝4敗
阿武咲 5勝3敗


手の手術をしていた遠藤はその分足腰を鍛えていたようで、以前よりも安定感があります。足腰さえ盤石なら大鵬のような相撲が取れる力士だと思います。ずっと調子の悪かった御嶽海がようやく本来の相撲が取れるようになっています。優勝するしか意味が無い貴景勝は3敗で厳しくなっています。新入幕琴ノ若は6勝とまずまずの出だしです。強そうには見えない取り口ですが、体幹がいいのでしょう。さすがサラブレット。

幕内中日全取組

[20200315]

A Year With 13 Moons
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。こちらはいつものノイジーなアンビエントになっています。いろいろやってきて、本来のスタイルに戻ったという感じです。環境音楽としてのアンビエント作品としては、常に空間には雑音が存在していますので、ノイジーなサウンドを環境の音として極端に表現しているのかもしれません。

1. The Last Time I Saw Your Face
2. Love After Love
3. Disappear
4. Mirror Of Past & Future
5. Interiors
6. Pale Flower
7. The Twins Shadows
8. Agate Beach
9. The Spree
10. Early Autumn
11. A Portrait Of You At Nico's Grave, Grunewald, Berlin (for Bill K.)
12. Remembering
13. Görlitzer Park
14. Along The Isar
15. At The End Of Spring
16. Remains

今作はドローンサウンドばかりではなく、曲として演奏しているものを加工しておりますので、変化も多く音楽的です。しかし、音を歪ませる事によって、音の輪郭をあやふやにし、ドラムも奥の方で鳴っているので浮遊感があります。これまでの手法と変わりませんが、ポップな曲として演奏されていますので聴きやすいかと思います。

デジタルなホワイトノイズだけでなく、ディストーション的な歪み、テープ速度を調整して生まれる歪みなど、様々な種類のノイズによるオーケストレーションなアレンジになっています。これこそアートオブノイズという感じですが、サンプラーはあまり使っていように感じます。本来は歪ませて痩せた音を補正する工夫を施すものですが、その痩せた感じを大事にしています。ノイズとして成り立たせているのです。

Full Album
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[20200315]

Eternal Spring
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。こちらは自主制作で限定発売でしたが、現在ではダウンロード販売されています。ピアノのみを演奏したアンビエント作品になっています。ピアノとは思えないような音になっていますが、かなり加工しまくっています。音の波形すら整形していますので、ピアノだけでも様々な表情を作り出す事が出来ています。

1. Eternal Spring

シンセサイザーを使えば似たような音はいくらでも作れると思いますが、アナログな音をデジタルに加工する事によって生まれるサウンドに価値を見出しています。実に淡々としたアンビエントらしい作品になっていて、変化も少ないですから、こちらは自主制作にしているようです。

2013年はミニアルバムを多発していましたが、2014年はアルバムを複数出しています。しかも、それぞれ販売方法が違っていますし、レーベルも違っています。現代音楽ともなれば駄作すら存在しないくらい、評価のポイントも違ってきます。出来上がった作品はどれもリリースしたくなるのでしょう。インディーズならではです。

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[20200314]

Songs Of Forgiveness
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。Songs Of Remembrance と対になっている作品です。こちらはカセットの他ビニール盤での限定発売でしたが、現在はダウンロード販売もしています。こちらも楽器の原型が分かるアンビエントになっています。同じくベースレスなので、ドラムがあっても浮遊感が出ています。

1. Songs Of Forgiveness I
2. Songs Of Forgiveness II

アンビエントというより、長い尺でのミニマルミュージックのようにループされたフレーズがふわふわと浮かんでいます。今回はつなぎ目の無いアルバムを通しての1曲になっていますが、ドラムパターンも生演奏ではりますが、ループされていて、ギターフレーズもループさせているのですが、ドラムとは違う周期で、間を取りなら並べられているので、ミニマル感は弱めなのですが、ループされています。

パッドサウンドもループでしょうか、最近のラップトップミュージックなら簡単に編集できるものですが、この歪み具合はテープ処理のような雰囲気になっています。このアナログ感とデジタル感の配合が独特のうねりを生み出しています。曲は1曲ですが、いくつかのパターンの演奏がつなぎ合わさっています。やはり卓録なのでしょうか、ラップトップではここまでの揺れは出せないと思います。


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[20200314]

Songs Of Remembrance
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。当初はカセットのみでの限定発売でした。現在はダウンロード販売も行なっています。アンビエントな雰囲気の作品ですが、今作では楽器の原型が止まっている状態になっています。ギターの音がしますし、ドラムも入っています。しかし、ベースレスなので浮遊感があります。それだけベースの役割って重要な位置にあるのですね。

1. Remembrance 01
2. Remembrance 02
3. Remembrance 03
4. Remembrance 04
5. Remembrance 05
6. Remembrance 06
7. Remembrance 07
8. Remembrance 08
9. Remembrance 09
10. Remembrance 10
11. Remembrance 11
12. Remembrance 12
13. Remembrance 13
14. Remembrance 14
15. Remembrance 15
16. Remembrance 16
17. Remembrance 17
18. Remembrance 18
19. Remembrance 19
20. Remembrance 20
21. Remembrance 21

ドラムも入っているのでアンビエント作品とは言いにくいのですが、パンニングして定位置に止まっていないので、浮遊感をもたらす事に成功しています。おそらく同じセッションの曲を短く組み分けたような感じですが、途中歪んだ曲も出てきます。音の原型がわかると、かなりアナログなエフェクトを多用しているのが分かります。

サンプリングミュージックというのは他人の作品をサンプリングして曲を作ったりしますが、自分で演奏が出来る人は、自分の演奏を元に様々に加工する事が出来ます。そういう感覚で自分の演奏した素材をいじくっている感じです。つまり、長い尺でのサンプリングミュージックのようなものだと思えば、アンビエントのようで、アンビエントっぽくない雰囲気も理解できます。

Remembrance 01〜Remembrance 10
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[20200313]

Visiting This World
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。2010年に自主制作でリリースしたConversations With Myself では美しいデジタルサウンドでのアンビエント作品をリリースしましたが、そのデジタルサウンドを歪ませたり加工したような内容になっています。音の洪水のようなドローンサウンドが幾重にも広がっています。

1. The Radiant Tree
2. White Blossoms
3. Visiting This World
4. Pale-Pink
5. The Golden Bough
6. Night Ashes
7. The Sea Within The Sea

歪んでいる音に歪んでいない綺麗な音も混ぜる事によって音の奥行きとか、立体的な表現になっていて、コラージュアンビエントのような作風になっています。ドローンサウンドも短めなので変化も多く、モジュレーションが早めのエフェクトをかけたりしているので、かなりエモーショナルなアンビエントになっています。

現代音楽は楽譜の音楽を否定したりしていますが、音程がある限り楽譜として書けないものはありません。しかし、楽器でないサウンドは描きにくいものですが、ここでは楽器による表現ですから採譜は可能です。しかし、この音の指定は難しいので忠実な再現は困難でしょう。楽譜優先主義な音楽家に対する挑戦が現代音楽のエネルギーなのかもしれません。

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[20200312]

Love Is A Stream
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。ノイジーなアンビエント作品になっていますが、これまでと違うのはメロディーを感じさせるアンビエントになっている事です。ゲストを数名招いて歌も歌わせていますが、歌もノイジーな処理をしているので、楽器の一部のような扱いです。単なるドローンサウンドでは無く、ある程度変化があるので、そういう意味ではポップです。

1. Stained Glass Body
2. Star Garden
3. Loving Love
4. Where I End & You Begin
5. Body Within Body
6. Where You End & I Begin
7. Orbiting Love
8. White Dwarf Butterfly
9. Womb Night
10. River Like Spine
11. Wild Moon And Sea
12. Mirrors Death

ドローンの周期を短くしているので旋律が発生している感じですが、それがループしているので、普通のアンビエント作品に比べると掴みどころがあります。楽器を使ってサウンドメイキングしていますが、シューゲイザーのようにノイジーな加工を施しているので原型がほぼ分からない状態の音になっています。

何か歌っているな、というのは感じますが、何を歌っているのは判別出来ません。しかし、人間の声だというのは分かります。その分何故か安心感も感じられます。短めのドローンなので、コンクリートミュージックのようなコラージュっぽい雰囲気もあります。全体的な特徴としては低音で歪ませるというエフェクト処理になっているようです。

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[20200311]

The Garden Of Forking Paths
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。こちらは限定発売では無く、正式なファーストアルバムとなっています。内容はアンビエントですが、ノイジーなだけのアンビエントでは無く、曲名に由来するフィールドレコーディングを元に加工したり、音を加えたりしています。歪ませてばかりでは無いので聴きやすいと思います。

1. Birds Of Paradise
2. Aberration Of Starlight
3. Spirits
4. Bay Of Pearls
5. Autumn Equinox, August Moon, Coyolxauhqui, The Golden Bells
6. Feast Of The Pentecost
7. The Lights And Perfections
8. Rhododendrons
9. Phases Of The Moon
10. Io
11. Our Way Was Lit By Moonlight
12. Farewell Transmission From The Holy Ghost

アンビエントなので、ドローンサウンドを中心としていますが、いくつかの音が周期的にループしてくるので、多少の変化があります。音は衰退していくものですから。音を伸ばすという作業に取り憑かれたようになっています。時折楽器らしき音も聴こえてきますが、かなり加工しているので原型をとどめていません。

いろんな素材の音を実験的にいじくるという作業は本人にとっては楽しいものでしょうが、それを人に聴かせるという、作品にするという、自己満足で終わらない工夫が施されるようになっています。自己満足なら限定発売でもいい訳ですが、彼の場合、かなりの作品を多発しているので、限定発売や、様々なプロジェクトに関わっていくことになります。サンフランシスコのアンダーグラウンドシーンの麒麟児となっていくでしょうか。

Birds Of Paradise
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[20200310]

Shining Skull Breath
(1998/07/14)

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アメリカのアーティストJefre Cantu-Ledesmaの2007年のファーストアルバムです。100枚限定での販売でしたが、現在はダウンロード販売を行なっています。Tarentelというインディーズバンドをやりながらソロ活動も行なっています。この作品はノイジーなアンビエント作品になっています。

1. Distant Star (For Pete Swanson)
2. Cannibal Hymn
3. Shining Skull Breath
4. Tigris And Euphrates, Moon Of Blood
5. Diamond Star
6. The Honeybees In My Heart
7. The First Time I Saw Your Face, I Thought It Was A Dying Star
8. Beautiful Thunderbolt (Moon Gazing In Your Skull)
9. Witch Head Nebula
10. Tender Radiance

アンビエント作品ともなると限定販売されることが多いのですが、そうまでしてやりたい分野なのでしょう、利益は鑑みない領域なのでしょう。そこまでやるほど新しいことをやっている訳ではありません。しかし、このように音をいじくって自分が楽しんでいるのなら自己満足なのでしょうが、世に出したい衝動が限定発売でも良しとしているようです。

90年代はアンビエント作品もそれなりに売れていました。どちらかというとデジタルサウンドでのアンビエントが主流でしたが、この作品はテープエフェクト系のノイズサウンドで、70年代に流行っていたやり方になっています。現代音楽の領域ですが、普通のバンド活動では得られない快感があるのでしょう。

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[20200309]

コロナウィルスの影響で、観客無しでの開催となった大阪場所が始まりました。中止か、無観客かと検討してもらいましたが、無観客でも実施してくれた相撲協会に敬意を払いたいと思います。中止となれば番付けにも影響してくるでしょうし、力士の士気も落ちるでしょう。いつもテレビでばかり見ている私にとっては無観客でも放送してくれるだけでありがたいです。

初日上位の対戦結果
◯白鵬 叩き込み 遠藤
大栄翔 送り出し 鶴竜◯
◯貴景勝 押し出し 高安
◯朝乃山 寄り切り 隠岐の海
徳勝龍 押し出し 正代◯
北勝富士 押し出し 豊山◯
炎鵬 押し倒し 御嶽海◯
◯竜電 叩き込み 阿炎
妙義龍 下手投げ 阿武咲◯
宝富士 寄り切り 輝◯
松鳳山 突き落とし 玉鷲◯
◯隆の勝 送り出し 霧馬山
◯佐田の海 寄り切り 栃ノ心


両横綱が揃って白星スタートとなりました。一人大関となった貴景勝も白星。貴闘力は引退となりました。新入幕では、元琴ノ若の息子が琴ノ若として入幕、白星スタートとなりました。大関取りの場所となる朝乃山も白星。いつもの相撲が取れれば二桁いけると思います。先場所優勝の徳勝龍は黒星、ここで勝ち越すか、負け越すかで大きな違いが待っています。多くの幕内力士たちが十両に落ちていますが、先場所十両優勝の照ノ富士は三枚目に上がってきました。この位置では勝ち越せば幕内を目指せる位置にいます。

観客がいないという事で、まるで序の口の相撲を見ているみたいですが、歓声が無い分、行司が何を言っているのか、よく聞こえます。コンサートも観客なしでやっていたりしますが、もしかするとこれが未来の在り方となっていくのかもしれません。動画もいつもならすぐ削除されてしまいますが、公式に配信されています。

初日幕内全取組

[20200308]

エレクトロニカなリズムアンドブルース系ソウルポップ
ギターにもシンセにも聴超えないようなサウンドは
ギターシンセで作っています。


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