2009年のアルバムです。一応これで終止符のような作品でしたので、これまでの集大成みたいな内容になっています。サンプラーも使って、チープでは無い音源も使って、ダブのようなエフェクトを多用する事を突き詰めたらシューゲイザーなくらいにノイジーになりながらも歌を大事にしているのでポップに聴こえるという優れものになっています。
1. And You Are Back
2. Sorry
3. It All Went Wrong
4. Fall In Love Like This
5. Higher Hopes
6. That Won't Heal By Itself
7. I Don't Get It Anymore
8. A Lot Of Work Is Done
9. This Is Order
あくまでもダブの発展系なのですが、デジタルサウンドをエフェクティヴにしているのでテクノの範疇となっており、アンビエントな雰囲気がノイジーになっているのでシューゲイザーのような雰囲気にもなっています。前作よりも歌がしっかり作られているのでポップでもあり、もうこれ以上は無いというくらいまで突き詰めているので、ここで一旦終止符が打たれますが、最後のアルバムにはなっていません。
Dub TractorことAnders RemmerはデンマークではFuture 3のメンバーでもあり、その活動は続けていきますが、Dub Tractorとしてはここで一旦休憩となります。Dub Tractorはあくまでもデジタルダブを追求しているようで、その追求の仕方が偏屈ではありましたが、ここにきてポップな感覚も惜しみなく発揮しています。音響派な音創りにもなっていて、これまでの作品の中でも最高の出来栄えになっています。
And You Are Back
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