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淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20200531]

The Ghost That Broke In Half
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。ここから大きな変化になっていきます。前作でポップな曲の反応が良かった事でポップロックへシフトしていきます。しかもエレクトロサウンドも取り入れたスタイルで、カントリー、フォーク色がかなり薄れています。ロックな作品であり、ソフトロックとも言えます。

1. Black Metal Fairies
2. Follow The Herd
3. No Light In The Latern
4. Levitation
5. Dinosaur Drugs
6. Eta Carinae
7. Red Rock, 10:15
8. I Spawn Monsters
9. The Laughing Gas
10. ALH 84001
11. Land Mines
12. Nach Himmel
13. Roll The Dice
14. 6EQUJ5
15. To Let Go

ネオアコにとどまらず、ポップである事を追求した結果ブリットポップや80年代ポップスみたいになっています。デジタルプログラミングを取り入れてもテクノな方向にはいきません。あくまでもロックであります。歌い方はなかなか変えられないものでありますが、何とか悲壮感は出さないように努めているようです。

何とかオールドウェイヴは取り除こうと努力はしているようですが、せいぜい背伸びして80年代な感じにまではなっています。ポップであるので、オルタナ色は薄れています。かなりイメージチェンジは出来ていると思いますが、根っこの部分は変わっていないと思います。アレンジも明るい感じを演出していますが、哀愁感は残っています。

Black Metal Fairies
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[20200531]

Hope On The Horizon
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。ビート感があってポップで明るい感じの曲も作るようになりました。スウェーデンらしいネオアコっぽい曲です。しかし、悲壮感のある歌い方は変わりません。基本はフォークロック、カントリーロックのままですが、少しずつ変化が現れています。曲のダイナミズムはしっかりアレンジされています。

1. A Quest For Fire
2. The Blues And The Bee Sting
3. Hard Work
4. Pocket Knife
5. Suffocation Street
6. Looking For You In Me
7. Keep That Flame
8. Tonight I'm Swimming
9. Change Of Plans
10. Good Enough For You
11. The Good Times
12. True Heaven

流行は全く無視しているように自分のスタイルを貫いているのは好感が持てます。スウェーデンにも骨のあるミュージシャンがいるのです。売れたに越した事はありませんが、これしか出来ないというくらいに自分のスタイルを貫いています。哀愁のあるバイオリン、悲壮感漂う歌、これがある限り、どんなにポップな曲を書いても明るくなりにくいものですが、ここは曲げません。

明るい曲の方が人気があるということに気づいて、徐々に変化していくのですが、この染み付いた歌はそうそう変わるものではありません。それが分かっているので、それなりにアレンジに工夫も加えていますが、この染み付いたオールドスタイルは、ある意味普遍的な音楽であるかのように、堂々と演奏しています。

The Blues And The Bee Sting
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[20200530]

The Grey Rainbow
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。この年はライブ盤のA Distant Foghorn (Vol. 1) もリリースされています。内容的には前作とほぼ同じでフォークロックとオルタナが混じったようなスタイルになっています。しかし、ストリングスやホーンなどかなりの音を重ねるようになっています。

1. Burn This Flag
2. From Us To Eternity
3. Control
4. For I Cannot Breathe
5. Divebomb
6. The Isle
7. A Heart Is A Heart

容量的にはミニアルバムのような内容です。EPも結構出していて、アイデアが溢れている感じです。プログラミングやフィールドレコーディングも取り入れるなど、テクノロジーも許容するようになり、あらゆる可能性を拒む事なく、自分の音楽に取り入れようとしています。それでもフォークロックなスタイルが基本となっています。

テクノロジーはあくまでも効果としての使用であり、曲自体はオールドスタイルです。フォーク側からのフォークトロニカの手法になっていると言えます。まだ本人はそれほど意識はしていないと思いますが、オールドスタイルを貫きながらも時代にシンクロし始めているのです。こうした経験がこの後のスタイルに影響していきます。

Burn This Flag

[20200530]

The Black Tango
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。前作から引き継いだようなフォークロックアルバムですが、オルタナ色が強くなっています。間あいだにタンゴを挟んでコンセプトアルバムのようにしています。哀愁のあるストリングを入れたり、もの悲しげなフォークロックになっています。ゲストの女性ボーカルとのデュエットなど聴きどころはたっぷりあります。

1. The Black Tango Awakening
2. Blocks
3. Fool Around
4. A Flash In The Tunnel
5. Somewhere I’m Human
6. Out Come The Knives
7. By Midnight We’ll Give It A Go
8. Flames From The Black Tango
9. I Name You Isolation
10. Fetch, Boy! Fetch!
11. Safety Net
12. Open The Door, Grigori
13. Rescue Me Pianohead
14. Explode
15. Leafless
16. The Claw
17. If Only
18. The Last Call
19. The Black Tango Gathering
20. Nobody’s Fault

2006年にはアルバムを3枚リリースしているので、多作なシンガーソングライターだと思います。デビュー前のストックも沢山あったのでしょう。スウェーデンでフォークロックというのは珍しいと思います。アコースティックな感じは好まれているようですが、この時代にはもっとビート感があるものが主流ですから、かなり孤高な感じがします。

90年代の慰霊を引きずっているような雰囲気があり、当時のイギリスの音楽の影響を感じます。まだデジタルロックに犯される前のブリティッシュインディーズの雰囲気です。もしくはアイルランド系の凍てつく寒さを感じさせます。スウェーデンも北欧ですから、この寒さは共感出来るものがあるのでしょう。ただヒットチャートとは程遠いスタイルになります。

Somewhere I’m Human
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[20200529]

I Name You Isolation
(1998/07/14)

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スェーデンのアーティストMartin Henrik Hasselgrenの一人プロジェクトBoy Omegaの2004年のファーストフルアルバムになります。後にエレクトロニカに変化していきますが、ここではフォークロックな作品を作っています。アコースティックギターを弾きながら歌うスタイルで、バンド編成のバックアップによりアコースティックなロック作品になっています。

1. Golden Jaw
2. Clinging On For Dear Life
3. East
4. Night Birds
5. We Might Not Be Real
6. Blackie's Blues
7. On Five
8. The Best Time Of The Year
9. Doctor's Orders
10. Trip Through Your Wires
11. Come To My House
12. How Far How Close

歌は英語で歌っていますし、アメリカ的な雰囲気、オルタナっぽい雰囲気のフォークロックになっています。エレクトロニカなんて微塵も感じさせていません。オルタナというよりこんな感じのネオアコバンドもいましたので、英国的だとも言えます。ネオアコも90年代初期までですし、オルタナも90年代には終わっています。いくらスウェーデンだと言っても、なぜこのスタイルを選んでいるのか、それは好きだからなのでしょう。

21世紀になってからは最先端と言える音楽は皆無になってしまいます。全て既存の音楽性の模倣でしかありません。つまり何でもありの時代になっています。それならば好きな音楽に没頭していいのです。そこでヒット曲を出す事も出来ます。しかし、ヒットチャートの傾向というのがあり、それに近い感じにする場合が多く、似通った音楽ばかりになりがちです。ですから大事なのは確固たる信念の元、好きな音楽を貫くのが大事だと思います。なぜ好きなのか、その想いが宿っていればいるほど説得力のある音楽となるのです。

Golden Jaw
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[20200528]

リズムアンドブルースとロックンロールのミクスチャー
ステイホームの意義を歌っているようで、現時点だけじゃない
いつの時代でも歌えるような普遍的なテーマを歌っています。

SAMARQANDの歌詞は基本トリプルミーニングになっていて、
ダブルミーニングだけでは終わらなくなっています。
聴く人のいろんな捉え方で楽しめるようになっているので、
時に意味不明な言葉使いをしていますが、今回ははっきり
ステイホーム的な明確さを持っていながらもトリプルミーニングなので、
今しか通用しないような歌詞にはなっていません。


[20200527]

Spot
(1998/07/14)

Attwenger商品詳細を見る


2015年のアルバムで現在までの最新作になります。2013年にライブアルバムClubをリリースして集大成としたのか、ここではエレクトロニカな音源を積極的に取り入れながらも、初期の頃のヨーロピアンフォークも復活していて、パンク、ヒップホップなどのこれまでのスタイルをより発展させたバリエーション豊かな内容になっています。

1. kana daham
2. japaner
3. wöd
4. i bin froh
5. schmafu
6. ned vü
7. aussi
8. ferl und fritz
9. oida
10. dan weng
11. immernu
12. leck mi o
13. heid scho
14. glong
15. maunda
16. zopf
17. automatische
18. sog amoi
19. söwa
20. einfamilienhaus
21. wos los
22. blur
23. kana alla

オーストリアの方言でのラップはお経に近い感じのままで、いつまでたっても洗練されませんが、この癖の強さがAttwengerらしさであり、これを変えてしまっては彼らの存在意義が薄れてしまいます。長らく売れる為にそういう癖を矯正されてしまった音楽ばかり聴かされてきました。なので、何を聴いても同じに聴こえてしまいますし、逆に代わりならいくらでもいるという状態になっています。

そんな流通重視の音楽で満足なのか、という疑問を投げかけてくれる数少ないアーティストです。癖が強ければ好き嫌いがはっきり現れますが、好きになればとことん好きになれます。それで成功しているのがストーンズだと思います。あんなに癖が強くて下手くそなのに売れているという現象、なのに当の本人ミックジャガーは売れる為の戦略に余念が無いという人でした。自分達でもなんで売れているのか分からないから分析していくのです。そんな計算高くないと売れないのでしょうが、Attwengerは現在では貴重なそんな癖強めのアーティストです。

kana daham
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[20200526]

Flux
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。原点回帰したというか、ロックな作品になっています。パンクに戻っているというか、全体的なロックな内容になっています。シンセサイザーも使っていたりしているので80年代ロックみたいになっています。ロックンロールなShakin My Brainのとぼけた感じはグラムロックのイカサマ加減に似ています。

1. Shakin My Brain
2. Duamasche
3. Hintn Umi
4. Woat
5. Mief
6. Kugl
7. Trip
8. One
9. Orkan
10. Fressn
11. Kantri
12. Proberaum
13. Hausn
14. Internet Ged
15. Ani
16. Durchdrahn
17. Swing

アコーディオンとドラムだけでロックをやるとパンク時代に戻ったみたいですし、その方が得意なのでそういう曲もありますが、もっと総体的なロック全般を表現しています。ベースもシンセのアレンジもありますし、ヒップホップ感覚もまだ捨てていませんから80年代っぽい感じになっています。エレクトロニカには進まずロックになってしまうところが面白いところです。

それでもアコーディオンが主役なので、どこかフォーキーな雰囲気もあり、ソフトな感じがするので、たまにシンセを使って尖った感じを演出しています。パンク時代と違うのはドラムパターンでしょう。8ビートな感じとオンビートでの16ビートなど、明らかにロックを演出しています。歌はクラウトロックみたいな雰囲気がします。

Shakin My Brain
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[20200525]

Dog
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。サンプラーを大胆に使う事によってビッグビートみたいになっています。ベースラインにはベース音源を使う事によってバンドっぽいアレンジにもなっていますし、ドラムとアコーディオンのみという縛りから解放されています。ロックっぽい感じも戻っていて、そこは以前のパンクっぽさも付け加えられています。

1. Dog
2. Dum
3. Wüst
4. Graas
5. Sex
6. Eam
7. Mir
8. Schaun
9. Bam
10. Tour
11. Bled
12. Glei
13. Daun
14. Komm
15. Kmx

サンプリングにはフレーズサンプリングとワンショットサンプリングがあり、ワンショットなら著作権はあまり発生しませんが、フレーズになると著作料を払うようになっています。しかし著作料フリーな音源もあります。自分達で演奏した素材なら勿論著作料は発生しません。なのでフレーズサンプリングを多用すると金がかかりますが、それでも多用するのがビッグビートです。フレーズによって発生するグルーヴを活用するのです。この作品ではその両方を使っているようです。

ギター音源やオルガン音源があったり、あきらかにレコードからの引用もあります。アコーディオンが全く使われていない曲もあります。これまでの自分達の常識を覆した事になります。サンプラーばかりなのでエレクトロニカな感じにはなっていませんが、この後にリミックス盤も出されてテクノなイメージが追加されて知名度が上がっていきます。ラップもお経みたいな感じでもありますが、セルジュゲンスブールみたいな色気も出てきました。

Dog
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[20200524]

Sun
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。ヒップホップ感覚を取り入れている前作の流れをくみますが、実験的だった前作よりはポップになっています。アコーディオンも素直にフューチャーしています。エスニックな感覚もあって、それでのラップはまるでお経のような感じに聴こえます。ヒップホップの流れでダブっぽい感じもします。

1. Muamen
2. Kalender
3. Sie Dan
4. Laara Disch
5. Deng
7. 6. Kaklakariada
8. Gedscho
9. Sun
10. Huad
11. Rehn1
12. Rehn2
13. Tapetn
14. Mei Bua
15. Islamabad Airport
16. Flug

初めて二人以外のミュージシャンを迎えてBoban Marković Orkestarによるホーンセクションも入れています。実験性は続いているのですが、ポップにまとめているので聴きやすいです。このデュオの特徴的だったひょうきんで明るい感じが戻ってきています。その上で攻めたアレンジになっています。凝った上でポップである事が一番難しく、難解にするのは容易い事です。つまり一歩も二歩も前進した事になります。

エフェクティヴな処理もしていますが、かなり以前の感じが戻っています。ヒップホップの手法を自分達なりに消化しているのです。これは大きな進歩です。ここからは縦横無尽に可能性を広げていく事が出来ます。しかもポップなので人気も向上していきます。音楽だけで無く、言葉遊びのような歌詞も巧みになっています。

Muamen
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[20200524]

Song
(1998/07/14)

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97年のアルバムです。サンプラー、プログラミングを使うようになってさらなる変化が見られます。基本ドラムとアコーディオンという体制は変わっていないのですが、サンプリングが入る事で違う楽器も加わっているようになっています。ハウス系のドラムパターンになっている事も大きな違いで、もはやパンクではありません。

1. Wama Liaba Weama Song Weama Seng Weama Song
2. Do Ged Wer Do Kumt Nu Ana Do Is Wer
3. Dau Hoda Do Hoda Dau Umanaunda Dau
4. Es Gibt Wiederholungen
5. Es Wird Scho Wieder Woam Werdn

アコーディオンをアコースティック楽器だと捉えるならば、この時期にすでにフォークトロニカになっているという事になります。ループを多用する事で曲も長めになっています。曲の短いパンクの手法からは離れたと言えます。クラブミックスのような長さです。さすがにドラムとアコーディオンだけでは限界を感じてきたのでしょうか。

歌もラップのようなフレージングになっています。しかし、ラップそのものになっていないところがいい感じです。アコーディオンがある事で他にはない個性になっていますが、テクノ感もまだまだ薄いので独特な感じになっています。ここもまだ過渡期のようで、テクノの流用もまだいい感じにはなっていません。

Wama Liaba Weama Song Weama Seng Weama Song
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[20200523]

Luft
(1998/07/14)

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93年のアルバムです。音楽的には過渡期に入っており、パンクからヒップホップを取り入れるようになっています。歌もラップ調ですが、一昔前のテクノポップのような雰囲気です。ドラムとアコーディオンのみですが、さすがにそれには限界を感じているのか、アコーディオンの音を加工しまくっています。

1. Ged
2. Witz
3. 1/2 8
4. Orausch
5. Herz
6. Schtroßn
7. Göd
8. Kosz
9. Paf
10. Su
11. Wos Nu
12. Bier
13. We
14. Z 17
15. 8 Hend
16. De Leid
17. Masta

ドラムパターンはヒップホップ的になっていますし、プログラミングされたような雰囲気を作っています。アコーディオンにはフェイザー、ディストーション、ワウワウなどをかけて、まるでシューゲイザーのようです。アコーディオンの伴奏の部分でベースラインを作るようになっています。もうフォークの要素を薄める段階に入っています。アコーディオンも歪ませればギターのような音に近い感じになります。

それでもアコーディオン以外は演奏しないという徹底ぶり、それしか演奏出来ないという事でもないと思いますが、あくまでもこの二人体制で出来る事をやろうとしています。1分にも満たない短い曲が多く、実験的に即興のように演奏しまくっています。ですから歌もラップに近い感じになってしまっています。曲というより、自分たちの新しい分野を広げようともがいている感じがします。

Ged
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[20200523]

Pflug
(1998/07/14)

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92年のアルバムです。歌はもうパンクになっていて、フォーク調なのはアコーディオンだけになっています。パンクだけじゃなくラップ調な歌い方でもあります。単語だけ叫ぶような、これもパンク的なのですが、ラップのイメージも持っていると思います。しかし、ラップのように単調では無く、パンクのようなスリーコードの流れに沿っています。

1. Kat3
2. Rahm
3. HiAso
4. Bian
5. Summa
6. Dramas
7. Pomaliger
8. I&Du&NuAmau
9. Gibim
10. Feda

ドラムはもうずっとパンクしています。ロカビリー的とも言えます。スウィングしているから3拍子なフォークソングにも対応出来るからでしょう。言葉も訛っていて演劇的なのでジョニーロットンっぽいし、軽快で明るい感じはトイドールズのようです。アコーディオンとドラムだけの演奏ですが、エフェクターをかけた音を被せていますので、別の楽器が混じったような効果をもたらしています。

アコーディオンの音はどうしてもパンクにはなりませんので、フィルターやフェイザーをかけたりして音を歪ませる事でロックやデジタルサウンドっぽいイメージも演出しています。真面目にトラッドフォークもこなせる人達なのでしょうが、パロディー精神や反骨精神も反映させた演奏になっています。そこは純粋なフォークファンには受け入れられないかもしれませんが、市民の音楽であるフォークソングに新たな息吹をもたらした事は評価すべきです。

Kat3
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[20200522]

Most
(1998/07/14)

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91年のアルバムでファーストフルアルバムになります。全曲オリジナルを揃えてきました。しかし、フォークとパンクというコンセプトはしっかり確立しています。歌詞はオーストリアの方言を使った癖のある言葉になっていて、スラングのようなニュアンスを持っていて、オーストリアの人でも意味不明な感じになっているようです。

1. Abersee
2. Wi Schne
3. 1+ 2, 3
4. Sunnseitn
5. Tanz
6. Schick
7. Drei 4
8. Goaß
9. Da Stia
10. H.E. Zaum
11. Kreuzpolka
12. Hob Mi
13. Hochtief
14. Magazin
15. Franze
16. He - U
17. Brakpo
18. De Kia

歌は二人で歌っていて、楽器はドラムとアコーディオンのみです。しかし、それだけではステレオ空間は埋まらないので、ドラムとパーカッションを多重録音、アコーディンも伴奏とメロディーを同時に演奏出来ますが、あえて別々に録音してトラック分けしています。それでデュオというハンディを埋めています。まるでヨーロッパのパブで歌われているかのようなパブロックになっています。

パンクと言ってもトイドールズのような軽快な感じになっています。ヨーデルのような歌い方も出来ますし、ヨーロッパ全土のフォークソングを網羅しながらもパンクのような芝居風の歌い方、メロコアのような軽快感、ヒップホップも心得ている感覚、それらが独自のユニークなスタイルに結びついています。演奏力も正確で安定しており、表現力も持ち合わせています。おそらく昔からのフォークファンにとっては不良の音楽のように感じられるかもしれませんが、若い人にとっても馴染みにくいものかもしれません。でもこの潔さは不快ではありません。

Abersee
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[20200521]

Auf Da Oim Gengan Di Kia
(1998/07/14)

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オーストリアのデュオAttwengerの90年のデビュー作品です。メンバーはアコーディオンのHans-Peter FalknerとドラムのMarkus Binderの二人組です。ポルカなどの民族音楽、つまりご当地フォークソングをパンクっぽい感じで演奏しています。後にヒップホップなアレンジも加えるようになっていきます。

Bei Uns Dahoam
Thurlhofer
Goaßbedlbaunbuam
Auf Da Oim Gengan Di Kia
Landla / Schleiniga
Polka Franze
Hoits Eing Zaum
Di Kia Gengan Auf Da Oim

これはミニアルバムで、ヨーロッパ各地のフォークソングのカバーですが、ドラムがロック、パンクしています。70年代後半から出てきたパンクロックもポストパンクの流れから衰退していきますが、90年代になる頃にはコアパンク、メロディアスなメロコアパンクとなって、形を変えてリバイバルされていきます。それらとは別物ですが、メロコアパンクが許されるなら、伝統的なフォークソングをパンクにアレンジしても問題ないわけです。

お年寄りなどから幅広い人達に親しまれている音楽がロックなアレンジで若者にも親しめるようになっている為、より多くの人達に受けそうですが、流石にローカルな人気にとどまってしまうのですが、後のフォークトロニカにもつながる発想なので、再評価すべき人達だと思います。アコーディオンとドラムだけというスタイルもユニークですし、伝統的な音楽に新しい命を吹き込んでいます。

Thurlhofer
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[20200520]

音楽配信サイトBIG UPからEggsに移籍して200曲以上ある楽曲全て登録完了しました。
あまりに曲数が多かったので徐々にアップしていたので時間がかかりました。
SoundCloudでも配信していますが、ここは限定された曲数しかアップ出来ません。
EggsではSAMARQANDの全ての曲が聴けるようになりました。

SAMARQANDを名乗る前はラップトップミュージックの限界に挑戦した実験的な曲を作っていました。
SAMARQANDを名乗って、初期の頃は、その実験性とポップ性を融合させながらインストを中心にしていました。
歌は得意では無いし、大きな歌で歌えるような環境に住んでいませんでしたが、中期頃からポップ性を極めるなら歌も必要だと歌を中心とした楽曲を作っています。全曲聴くのは大変だと思いますが、その流れも分かりながら聴いていただければと思います。


[20200520]

ヨーロッパ映画のサウンドトラックのような雰囲気で
ネオクラシカルなフォークトロニカの曲です。


[20200520]

SAMARQA59618949

「Kelebek / SAMARQAND」をEggsで聴こう。3月頃からコロナに影響された現状を歌っていましたが、もっと分かり易くステイホームする意義を歌ったR&B。でも、他の場面でも使えるような普遍性がありますhttps://t.co/cngmeMcHih #eggsmu #rock #rythmandblues #electonicrock #stay_home@SAMARQA59618949
05-19 11:00


[20200519]

Temple
(1998/07/14)

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2020年のアルバムで現在までの最新作になります。5/15にリリースされたばかりなので、PVもテレワーク的になっていたり、まさに今を表現しています。初めて自分たちでプロデュースされていて、スタイルにも変化が見られます。カントリー、フォークのスタイルはとっくに捨てていて、ヒップホップに影響を受けた内容になっています。

1. Temple
2. Phenom
3. Lion On The Hunt
4. Pure Cinema
5. Marauders
6. How Could I
7. Disclaim
8. Rational Animal
9. I've Got Something
10. Marrow

ヒップホップに影響を受けていても、ヒップホップそのものにならないところがこのバンドの素晴らしいところです。自分達なりに消化した結果、やはりニューウェイヴっぽい感じになっていますが、これまでのような作り込まれたミックスとは違って、大分大雑把になっていますが、それまでやってきた蓄積がありますから、彼らなりの、本当にやりたかった感じになっているのだと思います。実験性のその先に達したのでしょう。

バンドもトリオ編成を中心にシンセなどを多用しています。でも基本がニューウェイヴなので、シンセポップな感じとバンドスタイルがミックスされています。ラップなんてやる気はない、そこがニューウェイヴっぽい感じと同じになっています。ヒップホップも70年代から存在しています。つまり相当古い音楽なのです。なので取り入れながらも、いや真似出来なかったとも言えるニューウェイヴの時代がありました。真似出来るようになったのが90年代以降なので、新しいと思っている人がまだいる。でも真似する必要もない、消化して自分達の音楽性を追求するという姿勢を現在でも貫いている作品になっています。

Temple
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[20200518]

A Man Alive
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。Thao & MirahのアルバムをプロデュースしたTune-YardsのメンバーMerrill Garbusをプロデューサーに迎えて、コード進行よりもビートを強調したスタイルになっています。フュージョンを生み出す前のジャズロック時代のマイルスデイヴィスみたいな実験性を持ったような、ヒップホップとは違う、ロック的とも言えないようなリズムパターンを強調していきます。

1. Astonished Man
2. Slash/Burn
3. The Evening
4. Departure
5. Nobody Dies
6. Guts
7. Fool Forever
8. Millionaire
9. Meticulous Bird
10. Give Me Peace
11. Hand To God
12. Endless Love

ニューウェイヴが熟成してきて、90年代とは違うオルタナティヴなロックを生み出していた80年代のインディーズシーンのような実験性、90年代も2000年代も通過してきているから、武器の装備も十分あり、バンド演奏ながらコピーアンドペイストしてるかのようなリズムループ。もうカントリーもフォークも微塵も感じさせないような独自のスタイルを身につけてきました。

バンド演奏の中にはシンセサイザーもあり、たまにデジタルサウンドも登場しますが、バンドならではのアナログ感もありながらの、バンド形態を分解していくかのようなアレンジ、リズムを強調しながらも曲はしっかり作っているのでポップさは失っていません。演奏テクニックを競い合わなくなって技巧に走る音楽が少なくなっています。誰かに真似される事でアイデンティティーを保とうとする為、幼稚化していく音楽界。そこまで演奏テクニックが無くても他とは違う音楽を作ろうとしていたニューウェイヴの頃の精神を持った、現在に通用する音楽を作っています。

Astonished Man
⇒ 続きを読む

[20200517]

We The Common
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。これまで中心打つ人物だったドラムのWillis Thompsonが抜けて三人組になりましたが、複数のゲストのバックアップで厚みのあるサウンドになっています。フォーク、カントリーをベースにしている事は分かりますが、どちからというとリズムアンドブルースのノリになってきています。

1. We The Common (For Valerie Bolden)
2. City
3. We Don't Call
4. The Feeling Kind
5. Holy Roller
6. Kindness Be Conceived
7. The Day Long
8. Every Body
9. Move
10. Clouds For Brains
11. Human Heart
12. Age Of Ice

ジャズやソウルの要素もありますが、最終的にはロック的な表現になりながらも、やはりどこかカントリーであるという不思議なサウンドになっています。デジタルっぽいサウンドはミキシングの仕方が現代的だからでしょうか。アナログ感たっぷりなのですが、アナログがこんなに音は良く無いと言う先入観がデジタルレコーディングをイメージさせます。最近の卓はこんなに良い音をさせるのかと思わせます。

それだけミックスの仕方が最近っぽいと言う事でしょう。普通にバンド演奏を録音しても、バンド形態にこだわるとこんな音にはなりません。トリオになった事で、ある程度バンド形態は諦めているのがこんなユニークなミックスになっているようです。プロデューサーのJohn Congletonによるところも大きいようです。しかし、それ以上に曲が面白いからでしょう。

We The Common (For Valerie Bolden)
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[20200517]

Thao & Mirah
(1998/07/14)

Thao & Mirah商品詳細を見る


2011年のアルバムでThao Nguyenと同じく女性シンガーソングライターのMirahとのコラボレート作品になります。Thao with the Get Down Stay Downの作品ではありません。バンド演奏もありますが、プログラミングも多様していて、ブレイクビーツとフォークの融合、フォークトロニカにもなっていて、かなりヒットしたアルバムになります。

1. Eleven
2. Folks
3. Little Cup
4. Rubies and Rocks
5. Teeth
6. Spaced Out Orbit
7. How Dare You
8. Sugar and Plastic
9. Likable Man
10. Hallelujah
11. Squareneck

フォークな曲でもかなりアレンジが凝っていて普通のフォークソングではありません。ホーンセクションを活用したブラスロックがあったり、二人の共演はかなりの化学変化をもたらす成功例になっています。ロック、ソウル、ジャズ、フォーク、テクノ、現在だから作り得る内容でもあり、誰も真似出来ないような領域にも入っています。

インディーズシーンを代表する二人の女性シンガーソングライターの共演はそれだけで話題になり、そして期待に応える以上の作品を作り上げました。この化学反応はバンドでやっている以上の革新性をもたらしています。どちらの個性も出しながら、ソロでは成し得なかったような成果となっています。素晴らしいコンビネーションです。

Eleven
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[20200516]

Know Better Learn Faster
(1998/07/14)

Thao with the Get Down Stay Down商品詳細を見る


2009年のアルバムです。かなりポップな仕上がりになっています。ロック色も強く、曲に合わせて歌い方を変えています。どちらかと言うとニューウェイヴ系な歌い方になっています。パンクにしてもニューウェイヴにしてもアメリカが元祖です。イギリスとは違って、カレッジ系の人が巻き起こしていましたが、そんな感じのアメリカらしいポップソングになっています。

1. The Clap
2. Cool Yourself
3. When We Swam
4. Know Better Learn Faster
5. Body
6. The Give
7. Good Bye Good Luck
8. Trouble Was For
9. Oh. No.
10. Fixed It!
11. Burn You Up
12. But What Of The Strangers
13. Easy

ゴスペルっぽいThe Clapから始まって、ブリットポップのようなCool Yourself、そしてカントリーフォーク系のニューウェイヴな展開になっていきます。カントリーとしてのニューウェイヴだと捉えると、かなり斬新な楽曲になっていると思います。個性的でユニークです。バンドとしての実験性もありますし、かなり多彩な音楽性になっています。

曲によってはゲストを上手く活用していますし、曲優先型のバンドだと思います。最近は曲の完成度よりバンドとしての完成度に重きを置いているバンドが多いですが、曲を重視して七変化する柔軟性こそがこのバンドの強みだと思います。メジャーシーンに馬鹿れていないといいますか、自分達が何をすべきかがよく分かっています。こう言うバンドが増える事で音楽シーンは活気付いていくと思います。

The Clap
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[20200516]

We Brave Bee Stings And All
(1998/07/14)

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2008年のアルバムで、バンドThao with the Get Down Stay Downとしてのファーストアルバムになります。メンバーはボーカル、ギター、バンジョーのThao Nguyen、ドラムのWillis Thompsonを中心にベースとpianoのAdam Thompson、ギター、キーボードのFrank Stewartと数名のゲストで制作されています。

1. Beat (Health, Life And Fire)
2. Bag Of Hammers
3. Big Kid Table
4. Swimming Pools
5. Geography
6. Feet Asleep
7. Yes, So And And So On
8. Fear And Convenience
9. Violet
10. Travel
11. We Go

フォークロックですが、リズムアンドブルース、ブルーグラス、ソウル、ジャズ、アフリカンなど、様々な音楽性が混じりあっています。Thao Nguyenの歌い方もソロ時代とは違って、かなり高いキーで歌っています。Thao Nguyenのバックバンドというより、完全に一つのバンドとして機能しています。メンバーの様々な音楽性が混じりあっているのです。ですからとてもユニークな音楽になっています。

ロックフィーリングを持っていますが、フォーク、カントリーをベースにしながらもそれだけに終わっていません。普通のカントリーロックでも、フォークロックとも違います。アメリカンルーツミュージックを他とは違う感じで融合しています。レトロな雰囲気など求めていない、新しい時代のアメリカンミュージックを作り出しています。

Beat (Health, Life And Fire)
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[20200515]

Like The Linen
(1998/07/14)

Thao Nguyen商品詳細を見る


アメリカの女性シンガーソングライターThao Nguyenの2005年の唯一のソロアルバムです。後にThao with the Get Down Stay Downというバンドを結成して活動する事になります。ベトナム系難民だった両親を持つThao Nguyenは、アメリカのあらゆる音楽から影響を受けており、カントリーロック、フォークロックな内容になっています。

1. Hills
2. Gorgeous Thing
3. Tallymarks
4. What About
5. We
6. Turn Century
7. Chivalry
8. City Sky
9. Vision In Red
10. Moped

基本はギターでの弾き語りで曲が作られていますが、ブルースフォークのようなロック的な感覚を持っていて、ロック的なアレンジも加えたカントリーフォークロックになっています。とてもアメリカ的な音楽です。ベトナム人という印象は見た目だけで、音楽的には完全にアメリカ人です。他の要素は感じられないアメリカンロックです。

少し前まではこの手の音楽は山ほどありましたが、若い女性がこのスタイルでやると言うのは、とてもローカルな事です。しかし、現在でもアメリカでは好まれているスタイルであり、特に南部的なサザンロックであります。協力者も手伝いやすいスタイルであり、それがThao with the Get Down Stay Downの結成へとつながっていきます。よって、ソロアルバムはこれのみになっています。

Hills
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[20200514]

最近ではR&Bというとおしゃれな感じになっていますが、
昔の泥臭い感じのリズムアンドブルースに
エレクトロニカとロックンロールをミクスチャーしました。


[20200513]

Another Way Of Being There
(1998/07/14)

Halfset商品詳細を見る


2008年のアルバムで最後の作品となりました。バンドとしては2015年まで活動するのですが、アルバムは2枚しか残していません。デュオで始まったHalfsetでしたが、本格的なバンドとなり、ドラムにCillian McDonnellが加わり、Sinéad Nic Gearailtが正式メンバーとなりました。 Biggleyは脱退しているので4人組のままです。

1. At This Moment
2. A Place To Stay
3. Rhodes/Bells/Vibes
4. Little Pieces
5. Work
6. Salmon
7. Prairie
8. Another Way Of Being There
9. Desire Lines
10. Adrift

バンド演奏ではありますが、デジタルなプログラミングの部分が多くなっています。エレクトロポストロックバンドとなっています。基本インストなのですが、ギターのJeff Martinが歌っている曲もあります。インストでもポップですから、歌が入っていてもおかしく無い曲ばかりですが、ライブでの再現性を重視しているのか、あまり歌には力を入れていません。

根っこにはプログレ嗜好があると思います。曲の展開がプログレ的なのです。しかし、演奏力の問題だと思うのですが、仰々しくならずにポップな音楽性になっているのが個性となっています。プロフェッショナルに演奏が巧いバンドほど面白く無い場合があります。演奏にこだわって曲がおろそかになるからです。それよりも下手でも曲がいいと言うのがロック的な事だと思っています。たとえばストーンズは70年代にはいつまで下手くそなままなのかと思っていましたが、いつまでたっても下手くそなままです。でもかっこいいのです。ストーンズほどかっこいいバンドはその後も現れていません。ロックの本当の良さって、そういうところにあると思います。

At This Moment
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[20200512]

Dramanalog
(1998/07/14)

Halfset商品詳細を見る


アイルランドのバンドHalfsetの2005年のファーストアルバムです。四人組のバンドでクラウトロックのようなエレクトロインストロックバンドです。メンバーはこの時点ではベースとプログラミングのStephen Shannonを中心に、ギターのJeff Martin、ハープ、キーボードのSinéad Nic Gearailt、Biggleyの四人組です。この時点ではドラムがおらず、リズムボックスを使っています。

1. Come On Citron!
2. I Can
3. Solar
4. Riversong
5. Tigare (French Tiger)
6. Signets
7. Marks Tune
8. The Abbatoir
9. Lonesome
10. Electrolooks
11. Laptop Dancer

最初はStephen ShannonとJeff Martinのデュオでスタートしますが、レコーディングに参加していくれるメンバーを加えていきバンドになっていきます。基本ギターバンドであり、少ないメンバーを補う為にプログラミングも使う事でデジタル感も加わっています。ポップな曲調なのに歌が無い、インストバンドというクラウトロックっぽい感じになっています。つまり、パンク、ニューウェイヴの原型のようでもありながらポップというユニークなバンドになっています。

アイルランドでは虐げられていた社会事情もあり、自己主張の強いバンドが多くいましたが、全く自己主張を押し付ける事なく、中立的で平和なポップロックを演奏しています。性格的にはプログレのような趣向性を持っていながら、演奏力が伴わず、出来る範囲での演奏での表現を素直に演奏していると言う感じです。自己顕示欲の強いメンバーがいないという感じがこの個性的なバンドを生み出していると思います。

Marks Tune
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[20200511]

ネオアコプログレのミクスチャー
エレクトロソウルミュージックに後期プログレ的な要素を
取り入れました。



[20200510]

Ghostdriver
(1998/07/14)

Kelli Ali商品詳細を見る


2019年のアルバムで現在までの最新作になっています。映画Ghostdriverのサウンドトラックでもあります。ジャズっぽい曲やエレクトロニカ、映画の内容にもよるところですが、ここでも妖しい感じの音楽になっています。サスペンスものなどにはジャズは似合いますし、古き良きヨーロッパ音楽にはジャズはつきものでした。

1. Almost Midnight (Ghostdriver Theme)
2. Blue
3. Drive
4. Fade To Black
5. Waiting For Grace
6. The Fear Of London
7. Vanity's Doldrums
8. Superstar
9. London 3am
10. Sadistic
11. Love
12. Smoke & Mirrors
13. Driving Grace
14. Moonlight Murder Sonata
15. This Might Sound Strange

エレクトロニカな曲にもジャズ的な要素を入れていますし、ここではジャズシンガーに徹している感じがします。ドラムンベースにおける女性シンガーの多くもジャズ的な歌唱になりますし、アシッドジャズのように、テクノとジャズの融合はこれまでも何度も試まれていました。なので、ジャズとテクノの相性は良いのです。

アメリカのジャズメンはフランスに出稼ぎに出ていた時期もあり、ヨーロッパではジャズ愛好家が多く、映画音楽にもその影響が多くあります。黒人差別の意識が薄いヨーロッパにおいては、アメリカ以上に人気があったのです。黒人音楽を愛するモッズ文化も切っても切り離せないものがあります。なので、ここでジャズのフォーマットを借りるKelli Aliもとてもイギリス的な解釈を行なっていると思います。

The Fear Of London
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