2020年のアルバムで現在までの最新作になります。プログラミングは抜きにしたバンドスタイルでの演奏になっています。それもストリングス以外ではほぼスリーピースなバンド演奏になっています。曲調もロックではありますが、オルタナな感じになっています。今更オルタナって思いますが、カントリーフォークロックだった頃に比べれば大きな変化だと思います。
1. Targets
2. All Of Me Is Here
3. The Safest Place
4. State Change
5. Good Grief
6. Valentine's Day
7. Death With Benefits
8. Plain Sight
9. Come Home (To Your Body)
普通のオルタナと違うのは、ソリッドな演奏ではありますが、所々でポップな展開になっているところです。作曲能力が高い故に曲の流れからいってメリハリをつけるべきところではポップなアレンジになります。それによって完成度が上がりますが、オルタナではそこまで作曲能力は求められていませんのでソリッドなままで終わった方が潔いという印象を与えています。でももうそんな時代では無いのでこれで良いと思います。
鍵盤楽器としてのデジタルサウンドはありますが、プログラミングでは無く生演奏というのが今回の特徴になっています。原点回帰しながらも新しいという進化を見せています。自主制作体制になっていますが、メジャーに負けないくらいパワフルな作品となっています。彼ほどの知名度があれば自主制作はリスクでは無く利点となっているはずです。自由と創作性を履き違えていないところが素晴らしい。
Targets
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