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[20200831]

Cosmic Vibes
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。しばらく活動していなかった彼らですが、自分達の絵の展覧会の為に制作されたインスト作品になっています。アンビエントというよりBGM的なイージーリスニングになっています。ドローンサウンドを多く使っているのでアンビエント的な印象を受けますが、あくまでも展覧会の為のサウンドトラックとなっています。

1. Cosmic Vibes
2. Slow Friday
3. Gold Top
4. Ultramarine Blues
5. Yellow Sunday
6. Blue Lagoon (Instrumental Mix)
7. Ultramarine Blues (Revisited)
8. Cosmic Research

バンド演奏のものもありますが、シンセだけの曲もあります。アンビエントと呼ぶにはあまりにも綺麗すぎる音色です。彼らにはマニュピレーターがいないという疑惑を思い出させるように、プリセット音をそのまま使ったかのような、何のひねりもないクリアなサウンドなのでアンビエントと呼ぶには拍子抜けです。イージーリスニングという観点で聴いた方がいいです。

元々シンセポップのデュオとして知られていたので、このシンセ主体の作風はオーディエンスに大きな誤解を与えました。彼らがスタイル変更して活動を再スタートさせたと思わせたのです。この誤解が今後の彼らの作風に影響していきます。しかし、この作品のほとんどがテクノではなく、ライトフュージョンなイージーリスニングな曲ばかりです。つまり、彼らなりのインスト作品集なのです。

Cosmic Vibes
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[20200830]

Happy Dreamer
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。もう開き直ったみたいにいつもの感じのスタイルを貫いています。フュージョン系のバンド演奏で、今回はトロピカルな雰囲気もあります。そしていつもの乱切り調の歌い方、もうここから変わろうなんて思ってもいないみたいです。しかし、ちょっとした所にヴォコーダーやデジタルサウンドが登場してきます。

1. People
2. Universe Lovesong
3. Groovin' On A Feeling
4. Once
5. Never Too Late To Learn To Fly
6. Happy Dreamer
7. Whenever You Want Me
8. Didn't You Know
9. Slow Friday
10. Beautiful Day
11. Blue Lagoon

シンセポップだった事は関係なかったみたいにブルージーなフュージョンスタイルに落ち着いています。新しいとか古臭いとかも気にしていません。やりたい事をやる、21世紀はそんな時代ですから、これも許されてきます。流行なんて無いに等しい時代です。流行りなんて適当な奴が適当な事を言っているに過ぎませんから、気にする必要も無いのです。だって何のイノベーションも起こっていないのですから。やりたい事をやりたいようにやった者勝ちなのです。

音楽的には新しく無いかもしれませんが、音楽的には成長が見えますし、演奏もどんどん上手くなっています。ちょっとした所に新しいテクノロジーは取り入れていますし、この浮世離れした感じもアリではないでしょうか。バンド演奏にこだわっているからこそ、演奏も向上していますし、下手に迷走するよりマシです。ただ、これが売れるのかどうかは別問題です。

People
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[20200830]

Unfinished Symphonies
(1998/07/14)

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99年のアルバムです。前作はシンセポップデュオである事を忘れたような内容でしたが、再びシンセを主役としてきました。もう21世紀も目前というこの時期にきてやっとサンプラーらしき音源が聴き取れるようになりました。しかし使い方としては80年代のそれであり、かなりシンプルなアレンジです。演奏自体は生でのバンド演奏ですし、90年代初期の頃のグラウンドビートを彷彿とさせるようなリズムになっています。

1. Key To Life
2. Walking
3. Pop The Question
4. Cool Down Max
5. Live Again
6. Feel's Like Heaven
7. Unfinished Symphony
8. Do-Di-Di
9. If
10. Interface

常に変わっていないのは段切り調の歌い方だけです。もうこの歌いかたしか出来ないというくらいこの歌い方です。ここ最近はシンセポップというよりソウル系になっています。バンドグルーヴを大事にするようになっているようですが、結局は彼らにはちゃんとしたマニュピレーターがついていないという事なのでしょう。90年代前半のようなハウス的なエフェクト処理もしていますが、そこをシンプルに片付けているのは結果的にはセンスのいいアレンジになっています。

感覚的には10年くらい遅れているような事をやっていますが、ちゃんと時代の動向も知っているようで、出来無いなりにそれなりの事はやっています。後に80年代リバイバルもきますので、それを考えると古臭いとは言え無いような不思議な感覚になります。当時聴いている分には時代遅れにもほどがあります。レトロ感覚先取りという贔屓目に見て何とか楽しめます。

Key To Life
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[20200829]

Why Is Everybody In Such A Hurry!
(1998/07/14)

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93年のアルバムです。流石に80年代サウンドは時代遅れだと感じたのか、それらしき音は全く無くなりました。90年代はオルタナの時代でもあり、80年代の喧騒の反動から生まれたオルタナに合わせてバンド演奏を重視し、シンプルなアレンジにしていますが、感覚的にオールドウェイヴな人達のようで、オルタナには適応出来ていません。

1. Hoot Nat Noot
2. East Coast Man
3. I Can’t Live Without Love
4. Groovie Train
5. Island Of K.
6. Walk The Blues
7. Why Is Everybody In Such A Hurry!
8. Universe Of Love
9. My Little Fish
10. Years Run Wild
11. Sunqueen
12. New Day
13. Wax Dream

音楽スタイルとしてはブルージーなフュージョンサウンドに近い、アメリカンロックみたいな感じになっています。80年代に使っていたようなシンセサウンドを全く使わなくなったので古臭さは感じられなくなりましたが、新しい時代に適応は出来ていませんのでヨーロッパ圏でも売れなくなってきます。ギタースタイルは以前のままで、他のアレンジが変わっているだけなので新鮮味はありません。

しかし、シンセポップデュオだと思っていた人にとっては、このシンセサウンドの少なさは驚きだった事でしょう。サンプラーも使わず、バンド演奏だけで勝負しています。本来演奏するのが好きな人達なのでしょう、生演奏だけで勝負するには相当なアイデアが無ければ売れない時代になっていますから、自分たちでもどうしていいものか迷走している感じです。でも自分達のやりたい事は出来ているような楽しみ方をしています。

Hoot Nat Noot
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[20200829]

Hole In The Sky
(1998/07/14)

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90年のアルバムです。制作されたのが80年代でもありますから、まだ80年代サウンドを引きずっています。初期からボウイの影響を受けていましたが、レッツダンス以降のボウイのスタイルを模範としてポップな曲を作っています。彼らは完全なシンセポップではなく、ギターをいかにフューチャーさせるかという視点を持っていましたので、レッツダンスにおけるナイルロジャースの役割は気に入っているようです。

1. Bakerman
2. Hole In The Sky
3. Fly With Me
4. Highway Of Love
5. I Walk Proud
6. Bet It On You
7. Too Late To Worry
8. I Wish
9. Raindrops In The Peace Pipe
10. Bygones

80年代ポップスとしては完成度を高めており、ヨーロッパ圏ではヒットをとばしております。80年代サウンドの特色としてスタジオで生演奏された素材をプログラミングとの相性を良くしていくというミックスが行われます。生演奏によるズレを修正する技術が発達していくのです。バスドラとベースの音を合わせるとかする事で、生演奏なのにプログラミングされたようなジャストなリズムに生演奏のちょっとした感覚も残っているという感じです。

音は少しずらした方がグルーヴが生まれるという考えに至るのは90年代になってからです。80年代は徹底的に、気持ち悪いくらいにジャストにこだわっています。日本のマニアックなミュージシャンだけがずらすという作業にこだわっていました。アメリカの大雑把な性格からすれば不思議な行為だったようです。しかし、90年代はある意味オタクの時代であり、この細かな作業が浸透していきます。それ以前の典型的な80年代サウンドを楽しめます。

Bakerman
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[20200829]

SAMARQA59618949

「Squirryllis / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 モータウン系ビートポップとニューソウルをエレクトロニックに融合https://t.co/RXdFbefcwt #eggsmu #nowplaying #rock #soul #motown #electoronica #electoronicpop@SAMARQA59618949
08-28 22:07


[20200828]

See You In The Lobby
(1998/07/14)

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87年のアルバムです。もう完全に80年代ポップスとして完成されています。これまでやってきた事とか関係なく、80年代、売れる音楽を作るヒットメイカーとして機能しています。デンマークでは売れますが、世界的にはもう売れなくなっています。MTVを使ってヒットを飛ばすという法則もいつまでも続くものではありません。

1. It's Α Shame
2. Tricky Kind Οf Thing
3. Party Αt Τhe White House
4. Don't Run
5. Mr. Pusherman
6. It's Never Too Late
7. I'm Hooked
8. Make It Beautiful
9. Tell Me The Truth

ポップさという点では完成度を増しています。アレンジもおしゃれですし、センスも良くなっています。これで売れないというのはよっぽどの事です。まだバブルは継続中です。しかし、同じような感じの曲が多すぎたのか、個性が埋没してしまったのか、どんどん忘れ去られていきます。なのでどうしても一発屋のイメージが残ってしまいます。それでも本国では人気がありますので続けられています。

ここまでくると歌謡曲の感覚なのでしょう。一度売れてしまえばヒットプロジェクトが仕組まれていきますから、売れるような曲を量産しています。どんどん音も良くなっていますし、彼らも成長していると思います。しかし、世界に出ていくにはもう少し個性が必要だったのかもしれません。

It's Α Shame
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[20200827]

Play It Straight
(1998/07/14)

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85年のアルバムです。Sunshine Reggaeのヒットに気を良くして典型的な80年代ポップスになっています。デジタルシンセはポリフォニックですから和音が鳴らせます。出たばかりのデジタルシンセはアナログよりも安定していますが、レイヤー機能が無く音がチープで格段に音楽の表情を奪っています。これは後のアナログシンセリバイバルを呼び起こします。それだけ音楽をつまらなくしましたが、当時は使いまくっています。音が綺麗だからです。

1. Ice Cream Baby
2. White Man
3. Don't Run From Your Shadow
4. I'm Hooked
5. One Life
6. Abu-Dhabi
7. Play It Straight
8. Do You Know What It's All About
9. C.C. Cool

Sunshine Reggaeのヒットによりレゲエっぽいリズムは取り入れていますが、どんどんポップになっていますから、アレンジ装飾の一つでしかありません。デジタルシンセがもたらしたのは、音が綺麗だから、多くの音源を重ねるアレンジ過多を生み出します。たくさん音源を使っても濁らないので、必要以上にいろんな音を詰め込んでいます。そしてダンスミュージックでもありますので、シーケンスというよりプログラミングも懲り出します。

バンドスタイルの演奏ではありますが、プログラミングとの兼ね合いからジャストのリズムで演奏するのでグルーヴも生まれません。これが80年代ポップスの特徴であり、バブルの浮かれた感じもあり、かなり軽薄な感じにしてしまっているのですが、やたら乱切り調な歌になっているので、何とかもろ80年代ポップスの呪縛からは少し外れているように思います。それが売れなくなってしまった原因かもしれませんが、この乱切り調はラップに変化させたりしますので、その影響のようです。

Ice Cream Baby
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[20200826]

Keep Smiling
(1998/07/14)

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83年のアルバムです。時代はパンクからポストパンクの時代へ、商業ロックを嫌っていたパンクス達に取って代わったのは、MTVという大きな武器を手にした商業ロックの全盛でした。彼らもMTVという恩恵を得てSunshine Reggae が世界的にヒットして一時的に名前が知られるようになりました。曲調もポストパンク、80年代ポップスに早変わりしています。

1. Elevatorboy
2. Slowmotion Girl
3. White Horse
4. So Wie So
5. High Society Girl
6. Don't Be Mean
7. Sunshine Reggae
8. Fly Away / Walking In The Sunshine

ポップエレクトロデュオですからポップ性には敏感なようで、当時の流行のスタイルをしっかりとものにしています。シンセポップにレゲエ、ニューウェイヴから受け継いだスタイルでポストパンクとして対応。デンマークではすでに人気を得ていますから、プロジェクトも大きく適応しています。しかし、レゲエというものをトロピカルなスタイリッシュな感じに表現するにあたり、バブルな感覚の麻痺した感じがよく出ています。

パンクによりシリアスになりがちだったイギリスの不況下の若者たち以外はバブルの恩恵を受けていましたから、この遊興な感じのポストパンクは瞬く間に広がっていきました。ただ、こうなると消費されるだけの音楽になってしまいますので、一発屋みたいな感じになってしまいます。それでもずっと続けているという点では結構骨のある人達だったのでしょう。彼らの唯一の世界的ヒットアルバムです。

Elevatorboy
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[20200825]

Laid Back
(1998/07/14)

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デンマークのシンセポップデュオLaid Backの81年のファーストアルバムです。81年ですから最初期の頃のシンセポップだと言えます。メンバーはギター、ベース、ボーカルのJohn Guldbergとキーボード、ドラム、ボーカル、ベースのTim Stahlの二人組です。元々はバンドを組んでいましたが解散して、二人でやっていくようになりました。当時はバグルスなどを手本としていたのかもしれませんが、まだディスコテクノ的なアレンジがあったりします。

1. Roger
2. Bolivia
3. Night Train Boogie
4. Maybe I'm Crazy
5. I Wanna Go Back
6. The Man From The Moon
7. Take Me Home
8. Keep On Movin'
9. China Girl
10. Melody

かなりポップな曲調ですが、歌はボウイの影響が感じられます。ヴォコーダーなど、当時の最先端のテクノロジーを駆使しています。ドラムもドラムマシーンっぽい音に仕上げています。デンマークではMaybe I'm Crazy がヒットしていますが、世界的にはそれほど知られていません。それでも辛抱強く活動を続けていて、現在までつながっています。当時はディスコは下火でしたが、まだ売れる素材でした。ニューウェイヴの台頭でレゲエっぽいアレンジも目立ちます。

ポップバンドデュオとしてはSparksを連想しますが、そこまでひねくれておらず、素直なポップソングです。それでもヨーロッパらしいボウイの影響が垣間見えます。シンセも徐々にスペックアップしていますので、そこまでしょぼくれた感じはしません。アナログなのでしょうね、チープとは言えません。ただ、このポップ感覚はあまり毒が感じられません。当時のニューウェイヴの嵐の中では話題にならなかったのも頷けます。

Roger
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[20200824]

ゴスペル調のロックをブレイクビーツなエレクトロニカなアレンジで作りました。
神様という概念は人が勝手に神格化していますが、世に知られている神様で完璧な人格の神がいないという観点から、神様っていないんじゃないかという歌です。それをゴスペル調で歌うというシニカルな曲です。


[20200823]

Drops
(1998/07/14)

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2017年の作品で、現在までの最新作になります。ミニアルバムですが、これ以外はリミックス作品ばかりリリースしていいて、現在まで新作は出ていません。今作は水をテーマにしていて、水を連想させる音源が多数使われています。アイデアとしては良いのですが、どんどん普通になっていっています。それはまるでデジタル界でのレイドバックのように。

1. Circular Drops
2. Forest Drops
3. Pentatonic Drops
4. Slower Drops
5. Kosmik Drops
6. Swing Drops

以前、自分がどれだけ凄い事をやっていたのか自覚が無いかの如く普通のプログラミングに落ち着いています。彼がどれほど凄い事をやっていたのか、人々が気づかないうちに、その手法を弱め、その結果、聴く方としては分かりやすくなったので評価も上がり、売れるようになってきた。正当に評価されていない結果、その分かりやすい作風に変化してきているようです。やっている事のレベルに反比例している、私が面白いと思ったものはさほど売れなく、つまらないと思っているものがヒットしているという現実を如実に表している結果になっています。

自分のスタイルに自信を持っていれば、リミックス作品を多発する事も無いし、必要ないと思います。それでもリミックズ作品を出しているのは、自分のやっている事に自信が持てていないのだと思います。人より10歩先を歩んでいたのに、誰もそこを評価していないから、3歩後退したような作風になっています。売れるためには、生き残るためには仕方のない事なのかもしれませんが、自分のやっている事に自信を持って頑固なくらいに突き詰めるような気質が無いから、まだ時代を変えられていないのかもしれません。

Circular Drops
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[20200823]

Away
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。フィールドレコーディングとかも加わって、アブストラクトな作風に拍車がかかっています。これまで通り、プログラミングだけに頼らないトラックメイキングですが、ソフトシンセも進化しているので、その機能に頼っている部分も多く、そういう便利なものを使う事でどんどん新しさが失われています。皮肉なものです。

1. A Dream
2. A Town
3. Away
4. Amnesia
5. Asleep
6. Awake
7. Amar
8. A Glance
9. Adrift
10. Allahabad
11. Atacama
12. A Fall
13. Asleep

ダブトロニクスという手法においても、このロック的な使い方は新しいものですし、エレクトロニカとしても新しい感覚があります。ロックという視点から見れば、より開拓の可能性を見いだせます。近未来というのは電子音だけの音楽では無いはずですから、この先にロックの未来が私には見えています。便利さは多くの可能性を生み出す代わりにクリエイティヴな感性を鈍らせる危険性も含んでいます。常にクリエイターは感性を磨き続けなければなりません。

歌ものもいつものようにヴォコオーダー的な加工もありながら、男女でデュエットという粋な計らいもあったりします。やはりこの人の感性は並々ならぬものがあります。それでもどんどん新しい感覚が感じられなくなっているのは、本人が新しい事をやっているという自覚が無かったのかもしれません。もっと周りから盛り上げて彼の才能を評価していないのが原因かもしれません。このまま時代埋もれてしまわないように、次に続くものが正当化させていく必要があります。

A Dream
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[20200823]

SAMARQA59618949

「Benelux / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ポップエレクトロニカなパワーポップロック https://t.co/DOOAawGfZn #eggsmu #nowplaying #rock #poprock #powerpop #electoronicpop #fusionpop@SAMARQA59618949
08-22 21:45


[20200822]

Floating
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。ベーシストでボーカリストのRed Baronとのコラボレートになっています。ダブステップでのボーカル曲を推し進めた形になっています。これまでもロック寄りになっていたので、歌が入ってもおかしくありませんが、歌を中心にする事で、これまでの斬新な手法はブレイクビーツの範疇となり、ダブステップとしては成り立っていますが、普通にシーケンスループの集合体になってしまいました。

1. Silver Lake
2. Talk To You
3. Floating
4. I'm Not Listening
5. Gravity
6. Anywhere
7. Dinosaures
8. Howie
9. Colors Breaking
10. Water Mirror
11.The World Keeps On Turning

流石に音の細かい調整はセンスが光りますが、私が新しいを感じる部分が私にも出来る範囲に収まっています。こういう事で注目された事によって、これまでの斬新な手法が注目されなくなってしまったのでしょう。しかし、私は大きなヒントをいただきました。この人も気づいていないようなところも私が増幅させていきます。それにより彼は先駆者と成り得るのです。

普通にプログラミングさせれば出来る範囲だと私は興奮しません。どこまでエディットすればこんな音源になるのか、という想像力を駆り立てるようなところが彼の価値だと思っていますので、想像しうるような手法では満足出来なくなっています。ソフトシンセも進化してきて、こんなものはお手の物になっていますから、プログラミング、演奏、編集全てを上手くこなさなければ成り立たないような作風に私は未来へのヒントをいただきました。そのうち、それも容易に出来る時代がくるのかもしれませんが、それまでは苦労も厭わず、それで歌ものが作れるようになっていこうと思います。そうすればこのアルバムははるかに超えていけるでしょう。

Silver Lake
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[20200822]

Dynamo
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。まだ2008年なのにこの完成度。自分のスタイルを推し進めながらもロック的なエレクトロニカを完成させています。サンプリングによるプログラミングという点では他のアーティストと変わりは無いかもしれません。それによりロック的な表現をするという点においてもさほど驚く事ではありません。しかし、音源を点では無く、線として描く事で全く新しい表現が完成されています。

1. Transit
2. Mobile
3. Refleksion
4. Beito
5. Rehux
6. Analog
7. Kocmoc
8. Dynamo

プログラミングという性質上、音源は点と成らざるを終えません。これにDJ的なエディットを加えるとクラブミックスのようになります。そういう点でも珍しい事では無いでしょう。しかし、これだけ同時に音源の一つ一つが違う動きをしながら調和するというスタイルは存在しません。最近ではウェーブテーブルソフトシンセが流行っていますが、2008当時にここまで任意に動かせるウェーブテーブルシンセは無かったと思いますし、現在のものでもここまでプログラミングさせるのはかなり時間がかかります。

つまりプログラミングの発想が違うのです。自動で流れていくプログラミング任せになるまで作り上げるという発想では無いのではないでしょうか、楽器を演奏するようにデジタル素材を活かしていく、しかし、複雑にループするようにプログラミングされている。エディットの鬼になりきればものすごく長い時間をかけてこれだけのものは作れるでしょう。しかし、そこまで時間をかけていたらこのリリース状況は説明出来ません。もっと簡易にやってのけているのです。生演奏、プログラミングという固定観念に囚われず、彫刻を掘っていくように音楽が作られています。

Transit
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[20200821]

Mere Rum
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。前作では音源の拡張的なエディットに注目していましたが、そこを更に拡大させたような作風になっています。一つ一つの音源そのものがアンビエント作品になっていて、それをブレイクビーツのように組み合わせ、ダブのようにミックスさせた作風になっています。音源そのものがアンビエントな響きを持っているので、アンビエントな印象を受けますが、ブレイクビーツのような動きとリズムを作り出しています。

1. Overtone
2. G.T.
3. Tape Swamp
4. Plus3dub
5. Ak.Maj
6. Vintertog
7. Teddy114
8. Vuggelise

一つ一つの音を音源として読み取っていた私にとっても新しいスタイルだと感じさせましたが、それを音源ですら無いのだと言う概念を突きつけてきました。これもこれまでに無い新しいスタイルであります。音源だと思っている一つ一つの音が音源というより、独自に独立したトラックであり、その短いトラックをループさせたり、変化させたパターンを組み合わせて曲としてまとめ上げているのです。現代音楽もここに極められたと思います。

実験としての現代音楽はもはや終わりを告げ、全く新しい音楽の制作方法を生み出すに至ったのであります。この偉業を敏感に受け止められている人がどれだけいるのでしょうか、これを単なるサンプリングミュージックだと思っているだけなのなら、その人に音楽を語る資格はありません。いびつであるように感じられながらも見事に調和したこの作風は前代未聞であり、新たな音楽スタイルが誕生したのだと世の中に示さなければならないのが音楽評論家の義務だと思いますが、誰も指摘していません。この人の音楽をもっと評価させるには多くのフォロワーを生み出す必要があるようです。いつの世も全く新しいものが生まれてもちゃんと受け止めきれないものなのですね。

Overtone
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[20200820]

Rumpistol
(1998/07/14)

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デンマークのアーティストJens Berents Christiansenの一人プロジェクトRumpistolの2003年のファーストアルバムです。アンビエント系のダウンテンポなブレイクビーツのような作風ですが、かなり音響派な側面を持っていると思います。一つ一つの音源のエディットに繊細なまでにこだわって、一つ一つの音源自体に独自のグルーヴ感を持たせています。そのグルーヴ感を損なわないような配列で音を並べ究極の音響派エレクトロニカとなっています。

1. Morgenfugl
2. Sdr. Fasanvej Kl. Ca. 22.00
3. Mexico
4. Nice Man
5. Trickster
6. Two Lone Swampsons
7. Tænkepause
8. Tangoboy
9. Gargamel & Cholic
10. Hey Man?

音源を点としてでは無く、線として捉えており、それらを組み立てて立方化した3D的な音響派となっています。一つの音源は演奏またはエディット処理して点で終わる音源では無く、線として流れを持った音源として完成させ、それをループさせていきます。ビッグビート的なグルーヴ感をレコードから拝借するのでは無く、自ら作り出している。全く新しい発想です。それだけ面倒くさい作業が伴いますが、それだけ独自のグルーヴ感が生み出せますから、それだけの価値が生まれます。

ある程度音源自体もマルチに作られているものが多い昨今ですので、それに甘えているアーティストがほとんどです。しかし、正直プリセット音源だけでは飽きてきます。ですから多少の工夫は凝らしますが、ここまで音楽的にエディットする人はほとんどいないと思います。ですから、一つ一つの音に意味が生まれ、無駄の無い編集により、誰も体験した事が無いような個性的な作品が出来上がっています。音との向き合い方、久しぶりに為になるアーティストに巡り会えました。

Morgenfugl
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[20200819]

ネオアコをエレクトロニカ、ロック、フュージョン感触で再構築。
感触を様々考慮する事でロックはより多様に活力を得て進化出来ると思います。
理屈は必要ではありませんが、作る側としては視点を変える事で新鮮な取り組みが出来ます。
その先に未来があると信じています。


[20200818]

PolyRhythmic LP
(1998/07/14)

Kate Simko & London Electronic Orchestra 商品詳細を見る


2016年のアルバムで現在までの最新作になります。London Electronic Orchestraとのコラボレートという形を取っていますが、London Electronic OrchestraはKate Simkoが主催するオーケストラであり、Electronic、つまりサンプリングも含めた簡易オーケストラになっています。生楽器も使っていて、オーケストラによるフォークトロニカになっています。

1. Dark Delirium
2. Shikoku
3. Champa
4. Waiting Games
5. Tilted
6. Standchen
7. Stara
8. One Time Game
9. XX Intro
10. Cairo
11. Violin Duet No 1

エレクトロニカ色が強く、あまりオーケストラという言葉には期待しない方がいいです。ほぼサンプリング音源だけでもいいくらいの使い方なので、オーケストラという大風呂敷は広げない方が良かったと思います。それだけ少人数での生演奏なので、壮大な雰囲気はありません。それよりもプログラミングされたテクノ系のアレンジの方が主だっています。これは一人でやっても良かったんではないのかという感じです。

完全にソロ名義でのアルバムはファーストだけなので、コラボレートよりも自分で何が出来るかという作品に期待したいです。どちらかというとミニマル系なので、さほどテクノ癖を持っていないので、その方が個性的になれると思います。もういい加減エレクトロニカも多様な発展をしなければなりませんので、あまりテクノ感に固執しない方が面白くなると思います。

Dark Delirium
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[20200817]

PolyRhythmic LP
(1998/07/14)

Kate Simko & Tevo Howard商品詳細を見る


2015年のアルバムです。ハウス系DJであるTevo Howardとのコラボレート作品になっています。ですのでいつも以上にハウスしています。オリジナルミックスとリミックス曲がありますが、オリジナルの段階で既にリミックスっぽい感じになっています。ゲストシンガーによる歌も入っていますが、それもリミックス的な編集になっています。

1. Welcome To Polyrhythmic
2. Beat Behavior
3. Bring It
4. No Regrets
5. Polyphonica
6. Fall
7. Exotica Exhibition
8. Tomorrow And Other Days
9. Polyrhythmic Theme
10. Beat Behavior (Bon Voyage Mix)
11. Electro Phases

違うアーティストと共演する事で音源選びも厳選されています。これまでさほどこだわっていなかった部分ですから、そこだけでも共演の意義はあります。テクノ系作品は音源こそが命ですから、何を選ぶかでセンスに大きな違いが現れますし、エフェクト処理でも変わってきますから、そこを細かく選択出来る人が加わるだけで格段な変化が現れます。アイデアはKate Simkoが持っていたとしてもオリジナルミックスの段階でTevo Howardの影響力が現れています。

ワンコードとかツーコードの曲の構成だけでもハウス感が増します。Kate Simkoだけだと着地点としてのスリーコード目を用意しがちなので、終着させない、延々と曲を流し続けるリミックス感覚はクラシックの教養があると気持ち悪いものですが、そこをあえて終わりの見えないリフレインにする事でKate Simkoだけでは作れない感覚になってきます。ある意味音楽的に非情になれるかどうかという判断の役割をTevo Howardが裁断しています。

Welcome To Polyrhythmic
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[20200817]

SAMARQA59618949

「POiNCO / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 フォークソングとエレクトロニカを分けながら混じり合わせたフォークトロニカhttps://t.co/xLszvZbs6n #eggsmu #nowplaying #rock #folk #folktronika #electoronicpop #acoustic@SAMARQA59618949
08-16 21:45


[20200816]

Lights Out
(1998/07/14)

Kate Simko商品詳細を見る


2011年のファーストアルバムになります。といいますか、現状オリジナルアルバムはこれだけになります。他は何かのコラボレート系作品になりますから、何にも制約されずに自分の音楽として出している唯一のフルアルバムになります。やっているのはミニマルハウスであり、エレクトロニカであります。クラシックの教養もありますが、やりたいのはこの方向性のようです。

1. Beneath
2. Flight Into BA
3. Mira Vos
4. Mind On You
5. Monochrome
6. Last Breath
7. Bikini Atoll
8. Cairo
9. Machine's Mantra
10. Had It All

普通テクノ系は2コードもあればいい方ですが、この人の場合、やはりクラシックの教養が出てくるのかスリーコード、つまり、完結、発展を見据えた曲の流れになっています。そこが他のテクノアーティストと大きな違いがありますし、現代音楽のミニマルとしても珍しい流れを持っています。ゲストに歌わせたり、していますが、何とかエレクトロニカとしてのメンツを保とうとしていますが、普通のエレクトロニカ以上の曲作りになっっています。

スリーコードまでいきつきますが、印象的なメロディーは作らないという点では現代音楽、テクノのメソッドを継承しています。しかし、どこかにポップ魂がウズウズしているような、じれったいような雰囲気も顔を出してきます。そこが面白いところですが、形に縛られない事を恐れずにする先に自分ならではの音楽が見えてくると思いますから、そこは思い切ってやって欲しいところです。ミニマルにもポップスにも縛られない大胆不敵なくらいの方が女性アーティストはかっこいいと思います。

Beneath
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[20200816]

Music From The Atom Smashers
(1998/07/14)

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アメリカの現代音楽家Kate Simkoの2009年のデビュー作品です。フェルミラボの物理学者に関するドキュメンタリーフィルムの為のサウンドトラックとなっています。ですからプログレッシヴな構成になっています。音楽的には、アメリカにおいてはかなり珍しいダークなエレクトロニカになっています。フィールドレコーディングやホワイトノイズを巧みに組み入れた計算された内容になっています。

1. Welcome To Fermilab
2. Control Room
3. Quiet Daydream (Intro)
4. The Creative Part
5. Fear Of The Unknown
6. Nature Surreal
7. God Particle
8. Who Needs Science?
9. Nature Surreal (Airport Edit)
10. Trouble Brewing
11. Sociber
12. Random Universe
13. Tevatron Dream
14. Quiet Daydream
15. Random Universe (Recap)
16. The Creative Part (Epilogue)

クラシック理論も習得済みのようで、アンビエントでミニマルな雰囲気なのに音楽的な構成がしっかりと練り込まれています。音源の使い方などはロック、ポップス、テクノも理解していないと使えないような音源を的確な場所に配置しています。このトータルマルチな感覚こそが彼女の持ち味だと思います。単なるエレクトロニカだと思っていると違う場所に持っていかれるような感覚になります。

そしてこれを現代音楽だと認識して聴いていると、とても馴染みやすいポップ感覚も持っている事に不思議な感じになります。全ての枠組みを取っ払って、総合音楽の演出家という見方が妥当だと思います。あまりかしこまってもおらず、肩肘も張らず、とてもニュートラルな感性の持ち主だと思います。なのでEP作品が多数あります。アルバムという作品制作の野望も持って欲しいと思います。

Welcome To Fermilab
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[20200815]

ディープエレクトリックソウルをフォークトロニカとして捉え、ソウル強めのネオアコバラッドにしました。80年代、90年代において物足りなかったものを再構築して新しい概念で表現してみました。


[20200815]

Carry No Ghosts
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。完全にシンセポップ、テクノポップにスタイル変更しています。ファンキーな演奏は残っていますが、ヨーロッパ系のシンセポップにとっては黒人音楽のエモーショナルさを拒否していたふしがありますが、そこはヒップホップの登場以来共存できなくも無い関係性になってきましたので、テクノフォーマットの中でもファンキーな雰囲気を出しています。所謂ホワイトファンクというやつです。

1. Different Blue
2. Never Can Get Enough
3. Amour Uber Alles
4. Au Tir À La Carabine
5. Walk By The Ocean
6. You Took Your Time
7. A Dreamy Disposition
8. Don't Let It Get You Down
9. I Can't Relate
10. De Passage

プログラミングもテクノ感を出す為に行っていますが、シンプルなアレンジなのでバンド演奏でも対応出来るという利点も踏まえてバンドとして関わっています。前作から80年代っぽい感じになっていますが、次のステージは90年代になっていくのでしょうか、バンド演奏出来るというモチベーションを大事にしているのなら、そこは面白い展開が待っていると期待させます。

初期の頃のシンセポップはアナログモノシンセのシーケンス機能を使う事しか出来ませんでしたが、それ故バンド演奏でいかに機械的に演奏するかという奮闘をしていました。その感じを再現していて、尚且つ演奏力がありますから、当時のバンドでは出来なかったような表現も出来るという意味においては新しい展開になっています。フランスの人ですから、このヨーロピアンな感じもお手の物です。

Different Blue
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[20200814]

To Be A Stranger
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。5年ぶりの作品になりますが、この年はライブアルバムも出しています。それと対比させるようにこのアルバムは全て一人でマルチレコーディングしています。プログラミングも多用しているので、バンド構成ですが、バンドらしさがあまり感じられないものになっています。

1. A Misunderstanding
2. Angle Boogie
3. Whisper To Me
4. Migration Featgers
5. The Man Who Unraveled
6. Magnets
7. Built By The People
8. Bouncin' Off The Wall
9. It's What You Took
10. New Day Breaking
11. You Really Let Me Down
12. Waltz #2

曲調はよりポップに、ロック色が強くなっていますが、武器が鍵盤であり、デジタル編集されているのでテクノ感も以前よりあります。つまりバランスは良くなった感じがあります。それでもポップソングであり、ファンキーなエドガーウィンターを現代的にしたような感じになっています。もう自分の世界観をしっかり表現出来るようになっています。フランスでは定着しているようです。

ポップなシンセポップと思われるかもしれませんが、こんなにソウルフルなシンセポップもあまりありませんし、フレンチソウルみたいなところでしょうか、他にやっている人がいないので、フレンチという言い方もおかしいかもしれません。それでも世界的にユニークな存在であり、特別な人だと思います。これまでは70年代っぽかったですが、少し80年代風になった感じになっています。

A Misunderstanding
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[20200813]

Parker Street
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。マルチ演奏も控えて、もう完全にバンド演奏になっています。よりファンキーにポップになっているので、益々エドガーウィンターみたいになっていますが、最新のシンセサウンドを使っているのでより攻撃的になっています。鍵盤でギターっぽい演奏もこなしてヤンハマーみたいな事もやっていますが、最新のシンセがかなり手助けになっています。

1. The Spark
2. Holding Down The Fort
3. The Genius And The Gangster
4. I'm Ready
5. Summer Is Here
6. Bow Before The Evening Light
7. She Wore A Paper Dress
8. Show Me Your Hands
9. Hardship Is Over
10. Pack Up Your Bags & Go
11. Bad Day
12. We Ride
13. Quiet Entertainers

曲は完全にポップスの部類であり、ビッグビートにも寄せていません。ちゃんと演奏力があるのでブレイクビーツである必要も無いし、そんな面倒臭い事は省いて、手っ取り早く演奏してしまえって感じになっています。ただ、そうなるとレトロな楽曲になってしまいますが、それも御構い無しです。ダンサブルで乗れる曲なので、ライブでは盛り上げられるし、テクノ、ヒップホップ感を無視するというのも現在では勇気ある行動だと思います。

レアグルーヴをサンプリングしなくても自分達で演奏出来るのですから、思い通りの演奏が出来ます。それをわざとサンプリングっぽいエフェクト処理をするという事もしていません。ここまで徹底してくるとデジタルプログラミングする事が古臭い事だと言わんばかりです。ただ聴く分には新しいとは思えませんが、ここまで気持ちよくノリノリに演奏してくれうと爽快なものです。

Full Album
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[20200812]

Good City For Dreamers
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。ゲストミュージシャンも参加していますが、マルチに演奏してプログラミング少なめのバンド演奏になっています。普通にファンキーなソウルミュージックを演奏して歌うキーボード奏者としてエドガーウィンターを連想していしまいますが、割と近い感じだと思います。新しい感覚も持っていますが、やっているのは70年代ソウルっぽいので、遠からずだと思います。

1. Take Back The Instant
2. Raid The Radio
3. You Don't Listen
4. Helicopter
5. Cottons Of Inertia
6. Little Lady
7. Engine Kickin' In
8. David Lynch Moments
9. Gathering All The Lost Loves
10. Mirabelle Pockets
11. La Nuit Des Ephémères
12. Bloodshot Eyes
13. Rebel Sun

最新のシンセサウンドを使っていますが、生演奏なのでとてもユニークです。英語で歌っているので世界を視野に入れてきたようです。勿論プログラミングも利用してデジタル感を演出していますが、ブレイクビーツな感じは払拭されています。リズムはレアグルーヴを尊重しながらもサンプリングループではありません。軽快なダンスミュージックになっていますので、フランスではヒットしているようです。

フランスはジャズにしろ、ポップスにしろ応用するのが得意ですから、ロック、ポップスの感覚、テクノの感覚も含めて、ソウルミュージックの再構築に着手しています。アルバムジャケットはいかにもブレイクビーツ系を連想してしまいますが、そういう心持ちで聴くと意表を突かれて圧倒されてしまいます。中にはジョンレノンっぽい曲もあったりしますが、それもソウルミュージックとして表現しています。ビートルズは基本ブラックミュージックなので、ジョーコッカーのようにソウルフルにカバーする事が出来ます。目の付け所はとても良いと思います。

Full Album
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[20200811]

Cliquety Kliqk
(1998/07/14)

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フランスのキーボード奏者Hervé Saltersの一人プロジェクトGeneral Elektriksの2003年のファーストアルバムです。ブレイクビーツというか、ビッグビートに近い感じで、やっているのはソウルミュージックです。生演奏している部分もある感じですが、ブレイクビーツ、ビッグビートのようなサンプリングミュージックの雰囲気を醸し出したソウルミュージックになっています。

1. C'Est L'Introduction
2. Frost On Your Sunglasses
3. F'Acing That Void
4. C'Entral Park
5. Time To Undress
6. Tu M'Intrigues
7. Terms And Conditions Apply
8. Take You Out Tonight
9. Le Caroussel Cosmique
10. Brain Collage
11. Parachute
12. Techno Kid

歌もあり、かなりポップな作品です。ビッブビートだとライブではターンテーブルを駆使したDJパフォーマンスになるのですが、この人はライブではバンド演奏してしまいます。それだけプレイヤーとしての実力も持っているのです。だけど、それだと普通にソウルミュージックになってしまうので、あえてアクセントとしてブレイクビーツの手法を取っています。

ブレイクビーツビッグビートもこの時点では古いものですが、ポップな歌ありのソウルミュージックを陽気に演奏すると古臭さを感じさせません。レアグルーヴそのものを再現するような感じになっていますが、かなりエフェクト処理したキーボードプレイも入っていたり、デジタル感満載の楽しいソウルミュージックになっています。

Full Album
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