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淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20201130]

Halv
(1998/07/14)

Erik Levander商品詳細を見る


2016年のアルバムです。これまでの情緒的なネオクラシカル風から一変して、攻撃的でハードコアなブレイクビーツになっています。しかもドラム音源は使っていないブレイクビーツという、これまた風変わりな作品になっています。サンプリング音源を分解して独自のビートにまとめ上げると言う手法ではブレイクビーツの手法を取っており、歪んだ音源など攻撃的な内容になっています。

1. Innesluten
2. Antropocen
3. 40mg
4. Sitter Av Livet
5. Vinterhud
6. Ballast
7. Bläck
8. Dämd
9. Vara För Andra
10. Glänta
11. Autopilot
12. Homo Ludens

ギターリフのようなギターではない音源での代用としてのロック的なアレンジもありますが、音源が違うだけでネオクラシカルな側面でのハードロックのような印象になり、それでいてエレクトロニカとしての主張の強い電子音があったり、既存の音楽のようでありながらも全く個性的な音楽を作り出しています。

この音の歪ませ方は、あくまでもロックを意識したものだと思いますが、ロックバンドでは思いも描けないような音の使い方、ビートの刻み方になります。ハードロックのアルバムにはバラードがあったり、クラシカルな曲を入れる場合もありますので、ネオクラシカルな雰囲気も自然な形で含まれています。あくまでもデジタルという質感を強調した彼なりのハードロックをブレイクビーツ的な手法で表現した作品になります。ロック側の人間には思いつきもしない内容ですが、ここまで敏感に時代の音をつかみ取れる人間がロック側にもいて欲しいと思います。脳みそは筋肉では出来ていないのですから。

Innesluten
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[20201130]

SAMARQA59618949

「S.Erica / SAMARQAND」をEggsで聴こう。シンセポップも融合する事で新しい表情を手に入れられる https://t.co/6guqh8sSPC #eggsmu #nowplaying #rock #synthpop #technopop #electoronica #soul @SAMARQA59618949
11-29 21:37


[20201129]

Kondens
(1998/07/14)

Erik Levander商品詳細を見る


2008年のアルバムです。今作もエレクトロニカではありますが、アンビエントな要素あります。グリッチポップのような雰囲気は追わず、一つ一つの音源のシェイプアップに尽力を注いでいると思います。既存の音源のようでもありながら、その質感は極めて繊細で大胆です。あらゆるウェイヴを含めた音源の機能性を活かし切った上での音楽になっています。

1. Sekund
2. Oskärpa
3. Månen Viskar
4. Tölvupop
5. Vid Fönstret
6. Kvad
7. Hitta Hem
8. Tribut
9. Sömnbrusten

とても内向的で美しいクラシック音楽のようでもあり、ネオクラシカルとも呼べますが、あくまでも主役は電子音です。呼吸するかのような息吹を持った電子音に囁かせるような音楽だと思います。ですから時にはアンビエントな装いに聴こえますが、もっと動きのある家具の音楽のような性質も持っています。現代音楽も20世紀の忘れ物でありますから、もう古いやり方なのですが、その続きが21世紀にもあるのだとしたらこういう音楽の事を言うのでしょう。

既成のエレクトロニカとは違う、独自のスタイルを身に付けています。何が違うかと言うと、音源の活かされた使い方と言う意味においては音響派でありますし、90年代の音響派の持つアナログ感とは違う、デジタルなのに、とても美しい響きを持っている。そして旋律がとても詩的であるという事が大きな違いだと思います。自分自身の中でかなり大きな進化を遂げています。

Sekund
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[20201129]

Tonad
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


スウェーデンのエレクトロニカのアーティストErik Levanderの2004年のファーストアルバムです。2000年から自主制作で活動していましたが、Neon Recordsレーベルからの限定販売でしたが、ここでやっと世に出始めます。音楽的にはサンプラーも使ったエレクトロニカでありますが、Glitch Popと呼ばれているようです。

1. Olönsam
2. Drömmen Om Köpmaskinernas Gemenskap
3. Avedøre
4. Nära
5. Strimlar Alla Spår
6. Radio
7. Gryningsdager

電子音とサンプリングによるチルアウトなエレクトロニカになっています。曲そのものはヨーロッパ映画音楽のような哀愁感が漂っています。ドラム音源は使われていませんが、それに変わるリズム感のあるループによってミニマルなリズム感はあります。レトロな雰囲気もありますが、最新の音源を用いていますので古臭い感じではありません。

哀愁感はあってもポップで明るい感じがテクノというよりもエレクトロニカという雰囲気です。奇妙な感じのサンプリング音を使う事によってGlitch Popと呼ばれているようであります。これにアコースティック音源を使えば完璧にフォークトロニカですが、細かい仕分けによりGlitch Popという分類を生み出しています。

Olönsam
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[20201128]

プログレと同時発生したハードロックはグラムロックによりコンパクトでソリッドなスタイルに淘汰されていきました。しかし、80年代のHRHVブームの中オーディエンスの要望を叶えるだけの陳腐化したスタイルに固執して進化を怠ってきました。もっと我が儘でエゴイスティックなくらいのカリスマ性が必要であり、優等生化してしまったエセロックバンドに喝を入れるのもSAMARQANDの役割だと心得ます。


[20201128]

Ein Klein Nein
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


2020年のアルバムで現在までの最新作になります。簡単に言ってしまうとミニマルなアンビエント作品になっています。夢で見たイメージをそのまま描いたような内容になっているとの事。曲名もアルバムタイトルを分解したような感じになっていて、ほぼ同じ曲だと思ってもいいくらい組曲的な感じになっています。

1. Ein Klein
2. Klein Nein
3. Klein Ein
4. Nein Klein

淡々としたピアノの和音のミニマルループとスネアとハイハットによるリズムパターンを中心にギター、オルガン、ハーモニカ、声をアンビエントに加えていく感じになっています。夢で見た情景って起きてしまうとイメージとしての記憶だけの事もあり、明確に覚えていないパターンが多いと思います。そんなイメージをたどって音にしていくという作業なので、単なるアンビエント作品とは違う動きをしていいます。

それはRichard Youngsにしか分からない世界であり、何かを模倣する世界とは違う次元にあります。売れる作品を作ろうという野心が欠如している人でもありますから、方法論が全くの自由であり、そんな作品を膨大にリリースしてきました。それが現在でも進行形で続いているというのは凄いモチベーションの持ち主です。時には自分のレーベルからの限定販売だったり、複数のインディーズレーベルからリリースされる事もあり、そのレーベルのポテンシャルによって生き残っている作品、消し去られた作品など多岐に渡ります。自分のレーベルを持っているので、失われた作品も生かしていく事も可能かと思いますが、過去には囚われない、固執しない人なのでしょう。常に新しい作品を作り続ける事に没頭しています。

Ein Klein
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[20201127]

Dissident
(1998/07/14)

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2019年のアルバムです。自身のレーベルNo Fans Recordsからは実験的な作品をリリースしていますが、ビニール盤で限定販売だったりするので、市場に残されていないケースが多いのですが、今回はGlass Modernレーベルからのリリースになります。今回はフォークロックな内容でありますが、まるでパブで酔っ払って歌っているかのようなフォークソングになっています。

1. Filling My Mind With Stars
2. Just A Monotone
3. Lonely Suburban Eyes
4. North Sea Song
5. (Searching For A) Dead Language
6. Paradise Begun
7. Asymmertry
8. Unseeing
9. I Would Rather Fall Into Your Head
10. We Are Going Outside
11. High Low Vertigo
12. Caravans

ナイロンギターでの弾き語りで録音されていた音源に多重録音でバンドスタイルのアレンジを加えた内容になっていて、弾き語りの部分はデモのような段階なので、酔っ払っているような歌い方のままになっています。そのラフな状態の録音素材をいかに作品にしていくかというのがテーマになっています。本来なら正式に歌い直してのレコーディングになるのが普通ですが、そうしない事に意味をもたらしています。

ですから曲自体はごく普通のフォークソングです。彼の作品にしては実に素朴で平凡なフォークロック作品になっています。でもなぜか酔っ払って歌っているような、それもどろ酔い状態のような雰囲気だという事を除いては。やはりどこかひねくれているのです。バンド演奏やコーラスなども最小限の付け加えですし、売れるような曲を作ろうという意思を全く感じさせません。それこそがRichard Youngsなのです。

Filling My Mind With Stars
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[20201126]

Belief
(1998/07/14)

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2018年のアルバムです。今回はO Genesisレーベルからのリリースで、これまでのレーベルよりはお金を持っているようです。今回はちゃんとコード進行があります。フォークロックというより、後期デヴィッドボウイのような内省的な歌になっています。歌い方もボウイのようであります。

1. My Own 21st Century
2. Nebulosity
3. Feeling Like Dystopia
4. As The Mind Shrinks It Tends Towards Disappearing
5. Bewliderment
6. In Another Fog
7. I Wasn't Alone
8. Caledonia Running Out Of My Mind
9. Can You Not See My Intensity
10. Otherwise Ourselves
11. Great Breath Of Wonderment

シューゲイザーのようなノイジーなアレンジとフォークスタイルのアレンジが入り混じっていて、サイケデリックな雰囲気もありますが、オルタナ系ボウイみたいな感じでしょうか。つまりロックな作品になっています。これまでの手法を突き詰めて、ワンコードは止めたという感じです。

コラボレーションも多い人ですから、他からの影響を多く受けていると思います。その上で自分流のひねくれたロックをやっています。ドラムは打ち込みのようですが、ニューウェイヴスタイルのへんてこなドラムパターンを作っています。アンダーグラウンド志向だった頃のボウイの雰囲気に似ています。

My Own 21st Century
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[20201125]

Endless Futures
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


2018年のアルバムです。Glass Reduxレーベルから180グラムのビニール盤で販売されていました。A面全体をタイトル曲が占めており、B面には短い曲が10曲用意されています。歪んだギター、ベース、ドラムのみの演奏でRichard Youngs流のパンクロックという内容になっています。若い頃影響を受けていたパンクロックを彼なりに表現したものです。

1. Endless Futures
2. A Pawn Cannot Become A King
3. Nix
4. Semblances
5. No Call No Response
6. One Million Leagues Beneath The Sky
7. New Smooth Transmissions
8. Feel Like A Vacancy
9. Bad Ontology
10. Perfect Moment For New Disaffection
11. Non-Fricatives

音楽的にはパンクロックというより、最近彼がやっているワンコードのみでのロックスタイルであり、延々と繰り返されるワンコードでのフレーズのリフレイン、ミニマルな儀式のような音楽になっています。やはり主役は歌であり、祈りのような歌の多重録音に最小限の演奏でパンクロックを組み込んでいます。ですからとても不思議な音楽になっています。

パンクロックというよりアンダーグラウンドなニューウェイヴのような偏執性があります。ワンコードをかき鳴らすギター、ベースがどちらかというとリード楽器のようであったり、最小限のスリーピースバンドならではのアレンジです。音の定位も中央にあり、モノっぽい感じでありますが、残響音をステレオに振り分けています。

Endless Futures: Edit
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[20201124]

Arrow
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


2018年のアルバムです。今回は鍵盤系の音源を中心にした現代音楽になっています。ミニマルな演奏と即興演奏をうまく組み合わせており、1曲のみの表示ですが、様々な場面転換がなされていきます。同じようなフォーマットでの録音の組み合わせですので、統一感はありますが、即興音楽なので気まぐれな感じもあります。

1. Arrow I
2. Arrow II

室内楽のようなシンフォニーのようなネオクラシカルな面もありますが、シンセの効果やエフェクト処理もあり、ミニマルなリズム感をベースにしているので、現代音楽の一つと捉えられると思います。彼一人での多重録音でもあり、実験性、前衛性など、彼の持つ特徴が総合的に収められています。表現の方法を毎回変えているというのも特徴です。

その為。限定販売からのデジタル配信という流れになっていますし、ビニール盤での限定販売だけの作品も多く、現在では入手困難なものもあります。つい最近の作品でも多数ありますが、販売、鑑賞可能ものに絞って紹介しています。それでもこれだけの作品があるのです。

Arrow I
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[20201124]

SAMARQA59618949

「Kalligraphy / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 ブレイクビーツなR&Bのエレクトロニカhttps://t.co/K7hgmXbQr5 #eggsmu #nowplaying #rock #brakebeats #electoronica #rythmandblues #drumandbass @SAMARQA59618949
11-23 21:42


[20201123]

貴景勝1敗、照ノ富士2敗で迎えた千秋楽、両者の直接対決で照ノ富士が勝ち、2敗で並んでの優勝決定戦となりました。本割では組まれて負けた貴景勝が気迫の突き押しで勝って、大関になってからは初めての優勝を手にしました。来場所は綱取りとなります。照ノ富士も三役での13勝は大きな貯金となります。大栄翔も気迫の相撲が目立ち、二桁勝っていますが三賞には選ばれませんでした。幕尻だった志摩ノ海が11勝4敗で終盤まで優勝争いにいた事で敢闘賞を受賞しています。帰り入幕の千代の国も二桁勝って敢闘賞を受賞しました。

幕内上位の成績
貴景勝 13勝2敗 優勝
正代 3勝2敗10休
朝乃山 1勝2敗12休
隆の勝 8勝7敗
御嶽海 7勝8敗
照ノ富士 13勝2敗
高安 8勝7敗
若隆景 7勝8敗
霧馬山 3勝12敗
阿武咲 7勝8敗
大栄翔 10勝5敗
隠岐の海 6勝9敗
輝 5勝10敗
北勝富士 11勝4敗
翔猿 6勝9敗
琴勝峰 8勝7敗
妙義龍 4勝11敗


大関になって思うような結果を残せなかった貴景勝は勝った瞬間に感慨深い思いの表情を浮かべておりました。その気持ちのまま来場所も頑張ってもらいたいものです。現在の両横綱が休場がちなので、新しい横綱の誕生は待ち望まれています。怪我で序の口まで下がった照ノ富士も大関に戻れる位置までになりました。ここまで辛抱するには相当な精神力が必要でしょう。横綱までいったら新たな歴史が生まれます。

遠藤も逸ノ城も千秋楽になんとか勝ち越しました。期待されていた二人ですが、この辺が実力なのかもしれません。栃ノ心はなんとか9勝し、高安も千秋楽に勝ち越しました。実力者でありながら怪我で思うようにならない力士たちもどこまで辛抱出来るのか、体力がもってくれるのか。若い勢力も伸びてきています。来年も新たな幕開けを期待したいと思います。

千秋楽幕内全取組
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[20201122]

The Rest Is Scenery
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。ロック色の強い作品でありますが、一つの曲には一つのコードしか使われていません。つまりワンコードだけで曲が完結していきます。1曲目がEmで次がFm、その次がF#mというふうにキーが上がっていきますが、曲自体はワンコードに止まる仕組みになっています。アルバムを通してキーが上がっていくのです。

1. Where Are You Going To Get Your Luck From?
2. Disappear
3. Hey! Hey! Hey! Utopia
4. All Year Breathing
5. Obfuscation
6. For Too Long
7. Andrei Voznesensky
8. Like An Astronaut
9. Grounded Stars In The Afternoon
10. Strangest Day On Earth
11. My Fall
12. Fairweather Thoughts
13. Give Me Freedom

ワンコードというとファンクの手法になりますが、ロック曲でのワンコードであります。そろそろ次のコードに進みたいというところで曲が終わり、次の曲が始ります。これがロックでないとしたら、ミニマルミュージックの手法でもあります。ワンコードでどれだけ歌の抑揚をつけられるかという試みでもあるでしょう。

普通にロックなアルバムを作ったという印象を受けますが、なかなかコード進行が進まないというジレンマに陥ります。つまり起承転結がないのです。終着点が無い。延々と曲を続けていくことも可能でしょう。ギターソロなどでも使われる手法ではありますが、それを歌でやってのけている。しかし、歌はとても親しみやすくポップであったりします。

Where Are You Going To Get Your Luck From?
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[20201122]

Journey To The Centre Of A New Dimension
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


2016年のアルバムです。2009年にリリースしていたエレクトロニカな作品Beyond The Valley Of Ultrahitsの時に録音されていた未発表音源で構成されています。しかし、以前はここまでテクノ感のあるプログラミングは作っていませんでしたが、ここにきて初めてテクノっぽい打ち込みの作品のリリースとなりました。

1. Getting Ready For The New Disaster
2. The Power Comes Out
3. In The Moon
4. Heroes Of The City
5. This Is Stormcrash
6. Cold Breakers On Warm Skin
7. Save The Happy People
8. Like Dead Christmas Trees
9. Do I Need A State Of Mind?
10. I Am Ready

このいかにもエレクトロニカなスタイルは新しくリミックスしたものなのか、当時のままなのか分かりませんが、当時のままだとしたら、この内容の方が売れていたと思うのですが、あえてこのテクノ感ゆえに外していたのだとしたら、よっぽどのひねくれものです。これまでの作品の中でも一番ポップで売れる要素を持った作品になっています。

歌はいつもの祈り系の歌であり、少しピーターガブリエルっぽい感じもします。違うのは今回は思いっきりエレクトロニカになっているという事です。レゾナンスプレイやフィリタリングなど、最新のシンセサウンドを使ったプログラミングは、これまで彼が避けてきた道でしたが、こういう作品をとっくに作っていたのだとしたら、これまでのアナログ感はかなり戦略的な表現だったのだと理解出来ます。

Getting Ready For The New Disaster
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[20201121]

Inside The Future
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


2015年のアルバムです。弦楽器を中心にしたアコースティック系プログレのスタイルを継続しています。息子のSorley Youngsもギターで参加しています。それだけキャリアが長くなっています。60年代後半のイングランドはブルースインヴェンションの時期でしたが、70年代初めにはフォークインヴェンションの時期がありました。アメリカでのフォークロックに対する英国のトラッドフォークの近代化が進められたのです。そんな伝統的なフォークソングの近代化を試みているようです。

1. Inside The Future
2. Revolution Of Signs
3. Enough Vexation
4. South-Eastern
5. All Been Told
6. Mind Waltz
7. Dismay
8. Back From A World Changing
9. Clarity
10. Retrace

ジェネシスやアンソニーフィリップスなどにより中世的なアコースティック系プログレの雰囲気を持ち、祈りの歌を突き詰めてきたRichard Youngsの歌の到達点にあるようでもあり、それはこのフォークスタイルが一番しっくりくるという結論となったようです。歌を大事にする事で行き着いたスタイルになっています。

アコースティックギターの演奏も伝統的でもあり、革新的でもあります。ダブルトラッックなどの歌の多重録音も特徴的になっています。歌に重きを置きながらもギター系の演奏にもこだわりを感じさせます。アナログな音の重なりによる革新性。デジタルミュージックとは真逆にありながらも感覚的には同じクリエイティヴ感を持っています。

Inside The Future
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[20201121]

Red Alphabet In The Snow
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。限定販売のリリースが多く、デジタル販売もされていない作品も多く、全てを紹介するのは難しくなっていますが、これも250枚限定の販売でした。しかし現在はデジタル販売もされています。自分のレーベルも持っているのに限定版だけで終わっている作品が沢山あるというのはもったいない話であります。

1. Red Alphabet In The Snow I
2. Red Alphabet In The Snow II

この作品はPreserved Soundレーベルからのリリースだったので、レーベルの計らいでデジタル販売もしてもらえています。音楽的にはアコースティック系プログレッシブロックになっています。弦楽器だけにこだわっているのか、アコースティックギター以外にもナイロンギター、エレキギター、ベース、ウクレレ、シタールなどを演奏しています。後はパーカッション系などです。

とても情緒的な音楽であり、歌はなくスキャットになっています。歌にこだわっていた時期は過ぎたようです。それよりも音楽として何かを表現したいという欲求が強くなってきたようです。アートロックからプログレへと至る過程にあるような雰囲気もありますが、仰々しいだけではない、情緒的なアコースティック系プログレファンには好まれる作品だと思います。

Red Alphabet in the Snow I
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[20201120]

Summer Through My Mind
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。リズムで遊んでいた2012年を経て、普通にまともなフォークソングアルバムを作っています。それもマイナー系のアメリカ系フォークソングです。スコットランド出身のRichard Youngsにとってのフォークソングはトラッドフォークやケルト系のはずですが、そうしたフォークソングはこれまでもやっていません。そこがひねくれているとしたらひねくれているのでしょう。

1. Mountain Of Doom
2. Misjudgement
3. Spin Me Endless In The Universe
4. Summer Through My Mind
5. The Future Is So Different Today
6. Story Of Jhon
7. Binary Stars Over Venice
8. Goodbye Oslo Rose

Mountain Of Doomでは息子のSorley Youngsがハーモニカを吹いています。後はフォークギターによる弾き語りであり、ドブロによるスライドギター、音色的にはドブロっぽくありませんが、そうしたボブディラン系ブルースフォークであります。他に奇をてらったような事はせず、ただ真面目にフォークソングに徹しています。

ずっと一貫しているのは祈るような歌い方であり、この歌い方をどういう風に表現するかが彼のテーマになっているように感じます。これまでは大胆なアレンジでギミックなところもありましたが、素直にフォークソングスタイルにしているアルバムにしています。そうする事で歌自体にもフォークソングらしい表現が生まれ、これまでにないくらいアメリカンなフォークカントリーソングになっています。

Mountain Of Doom
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[20201119]

Core To The Brave
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。歪んだドラムフィル、ファズで歪ませたギター、これら生演奏されたものをループにした乱暴なミニマルミュージックになっています。そしていつもの祈るような澄んだ歌声が流れていきます。やはり歌が主役なのでしょうが、アレンジを変えてのパターンでありながら、歪んだランダムなハードコアミニマルが歌を急き立てるように鳴っています。

1. Sweet Field Of Life
2. The Sea Of Providence
3. We Are The Messengers
4. Forever Hills Of Everyday
5. Sun Bounty
6. Open Ray
7. The Healing Of Everyone

ハードコアテクノとサイケデリックミュージック、シューゲイザーが混じりあったような混沌とした歪んだリズムでありますが、ループさせているのでミニマルな手法となっています。規則正しい反復のミニマルとは違って高揚感よりも不安を煽るようなミニマルになっていますが、これが彼の新しい試みのようです。

2011年代には祈るような歌をフォーク調なアレンジで表現していましたが、2012年代はリズムを強調したアレンジで祈りの歌を表現しています。その中でもほとんどフィルの連打のような高速ドラミングをループさせるという、ジミヘンのソロ合戦に入っている状態に、ファズで歪ませたアナログなギターが生演奏されていきます。生演奏でのソロ状態なのでリズム感も不安定な状態の素材でのループというRichard Youngsならではの感情表現になっています。

Sweet Field Of Life
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[20201118]

Long White Cloud
(1998/07/14)

Richard Youngs商品詳細を見る


2011年のアルバムです。Grapefruit Recordsレーベルからビニール盤での限定販売でした。フォーク色の強い作品ですが、アカペラで歌っているものもあります。つまり歌が主役になっています。それも爽やかなフォークソングであり、とてもまともな内容になっています。まともすぎて限定販売になってしまったのでしょうか。

1. Mountains Into Inner Space
2. Mercury Lane
3. Big Waves Of An Actual Sea
4. Rotor-Manga-Papa-Maru
5. Mountains Into Outer Space

前衛性がある人なので、そう言うものを期待している人にとっては物足りないかもしれません。しかし、そう言う人が普通の音楽を作り出すと言う行為そのものが前衛的な意味合いを持つ事もあります。それでも、何も構えずにただ音楽を楽しめる作品だと思います。

本来音楽は音を楽しむものであり、難解になる必要もないのですが、人に様々感情がある限り、ただ楽しい音楽だけになる事はありません。感情的になりがちなRichard Youngsですから、この穏やかな音楽も彼の一面なのでありましょう。十人十色であるならば十通りの音楽があるものであり、それに10倍するくらいの音楽があるものです。

Mountains Into Inner Space
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[20201118]

SAMARQA59618949

「Candice & Swintayla / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ヒップホップ系ブレイクビーツのハードコアエレクトロフュージョンロック https://t.co/AxXdXVrf3f #eggsmu #nowplaying #rock #hiphop #breakbeats #hardcore #electoronica @SAMARQA59618949
11-17 22:27


[20201117]

Amplifying Host
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。フォークロックなアートロックタイプの作品です。アコースティックギターとエレキギターとベースのアレンジにドラムはゲストのDamon Krukowskiが叩いています。そこはプログラミングでは表現出来ないアートロック感を出したかったようです。ブルースからアートロック化していくフリートウッドマックのような感じでしょうか。

1. Furrows Again
2. Too Strong For The Power
3. Tessellations
4. Holding Onto The Sea
5. A Hole In The Earth
6. This Is The Music

歌は祈りのようでもあり、ドラムはビートを刻むのでは無く、効果音的な役割で鳴っています。クォーターチョーキングのむせび泣くようなエレキギター。サイケからアートロックに移行して行く感じの頃を再現したかのような内容です。アルバム全体にそうしたトータルコンセプトな持たせる為に、全ての曲が同じ構成で演奏されていきます。

Tessellationsで再び尺八を吹いています。尺八っぽくない吹き方なのでフルートかと思われますが、フルートにしては少し音色が違います。このサイケ感、アート感は60年代後期から70年代に向けていく過渡期の音楽に似ています。エレキギターが微妙にその頃のブルースロックをも表現しているかのようであります。

Furrows Again
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[20201116]

三大関のうち、朝乃山が体調不良で休場、体調が良かった正代が負傷で続いて休場となり、両横綱不在の場所、貴景勝が一人大関で引っ張る形となりました。貴景勝は万全の相撲で全勝の勝ち越し、同じく昨日まで全勝だった小結照ノ富士は中日に大栄翔に敗れました。大栄翔は手術明けでありながら万全の準備をしていたようで敢闘賞ものの相撲を取り続けています。

中日までの上位の成績
貴景勝 8勝0敗
正代 3勝2敗4休
朝乃山 1勝2敗6休
隆の勝 4勝4敗
御嶽海 6勝2敗
照ノ富士 7勝1敗
高安 4勝4敗
若隆景 2勝6敗
霧馬山 1勝7敗
阿武咲 2勝6敗
大栄翔 5勝3敗
隠岐の海 5勝3敗
輝 3勝5敗
北勝富士 4勝4敗
翔猿 2勝6敗
琴勝峰 4勝4敗
妙義龍 2勝6敗


小結に戻ってきた高安も好調だった頃の体調に戻っています。入幕二場所目の翔猿は上位に上がってきて上位との対戦の連続で負け続けていますが、負けて相撲を覚える、負けて相撲が強くなっていきますので、良い経験の場所となっていると思います。なので変化とか考えずに真っ向からぶつかって行く事が来場所につながって行くと思います。新入幕の天空海はアクアと読むんですね。力士もキラキラネームの時代になっているようです。そして、十両に落ちていた琴奨菊が引退となりました。相撲バカな人生でしたが、部屋の指導者となって行くようです。さて、番付け通りの責任を貴景勝が最後まで果たしてくれるか、照ノ富士が追い上げるのか、上位力士不在でも盛り上がってくれそうな場所になっています。

中日幕内全取組

[20201115]

Atlas Of Hearts
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。ビニール盤での限定販売でありました。この時期は様々なレーベルからビニール盤での限定販売の作品が多く、リイシューもされていない作品ばかりで、見つけるのが困難なものが多い状態になっています。つい最近の作品なのに見つけにくくなってしまうというのは悲劇でありましょう。

1. Haze I
2. The Glade And Clean Shade
3. What Day Is This Day
4. Heart In Open Space
5. Joy Ride
6. Sussex Pond
7. Haze II

今作はアコースティックギターによるサイケデリックな内容になっています。アルペジオプレイでの弾き語りというフォークソングスタイルなのですが、歌はフォークソングと言うよりアートロックっぽい雰囲気になっています。バックにはエフェクティヴなサウンドトリートメントが成されていて、かなり内向的な内容になっています。

もはや定番となっている歪んだギターのうねり。電子音での効果音。歌もリフレインぎみの文学的な雰囲気であり、精神世界の表現のようであり、ある意味定番化しているスタイルではあります。しかし、アルバムごとにそのスタイルを統一化しているので、また違う切り口に感じられます。

What Day Is This Day
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[20201115]

Under Stellar Stream
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。鍵盤系の音源を使ったバラードというか、祈りの歌のような神秘的で荘厳な音楽になっています。アルバムごとに違うアプローチを試みる人ではありますが、同じ年にこれだけバラバラな内容の作品を出すという偉業を成し遂げています。今回の主役は歌だと思いますが、教会音楽のような雰囲気も特徴的です。

1. Broke Up By Night
2. All Day Monday And Tuesday
3. Cluster To A Star
4. Arise Arise
5. My Mind Is In Garlands
6. The Bell Of Springs

音楽としては親しみやすいものであり、アバンギャルド性は静寂の闇の中に潜んでいるかのような雰囲気が見事な演出となっています。ドラムレスの音楽でありますので、これもアンビエントな傾向性を持っていますが、ドローン系の音源がオルガンとかだったりしますので、一般的なアンビエント作品とは異質な感じになっています。

歌も同じ言葉をリフレインさせるようなゴスペル感覚もありながらヨーロッパ的であり、文学性も感じさせます。淡々とした流れの中で、時に感情的になっていく流れもあり、荘厳な儀式の中に人間の毒性が紛れ込んでくるようなドラマティックな演出もあります。文学的な音楽という事でありましょう。

Broke Up By Night
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[20201114]

Like A Neuron
(1998/07/14)

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2009年のアルバムでDekorderレーベルからビニール盤での限定販売でした。テクノ系の内容になっていて、全編電子音でハウスミュージックを作り出したと本人の弁ですが、まるでアンビエントのような空間の中で音楽が鳴っているような質感を持たせています。どこかの実験室で鳴っている音楽とでもいいましょうか。

1. Tapes Of Bothwell
2. Runway
3. Call Of The Full Ultra
4. Descent
5. Heights
6. Tornadoes
7. Alpha Blues

シンセサイザーの音色も様々ありますが、ダンスフロア向けの音色が多数ありがちです。そうした音を使っているのでテクノ感が強めに感じられますが、ダンスミュージックを作ろうとは全く思っていない人が作っているので、ただ様々なエフェクティブな音で遊んでいるかのような内容になっています。

少し前衛的なテクノミュージックという感じでしょうか、いい感じの音色を見つけては、それを活かした曲に仕上げています。プログラミング等の環境にも手を出すようになって、音で遊んでいるうちに出来上がったような作品です。新し目の音色を使っているので、テクノファンからすれば馴染みやすいサウンドですが、現代音楽のような手法が混乱させてくれています。

Tapes Of Bothwell
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[20201114]

Beyond The Valley Of Ultrahits
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。彼には珍しい普通にポップなロック作品になっています。これまでもDTM環境を利用するようになっていましたが、一般の人が使うような使用用途ではありませんでした。それがどうした事か、まともにマルチレコーディングするかのごとき使用方法になっています。曲も普通にイギリスらしいポップなロックスタイルになっています。

1. The Valley In Flight
2. Like A Sailor
3. Collapsing Stars
4. Love In The Great Outdoors
5. Still Life In Room
6. Oh Reality
7. Radio Innocents
8. Summer Void
9. A Storm Of Light Ignites My Heart
10. Sun Points At The World

アレンジの巧妙さはこれまでも実験的に磨いてきていますので、そこをポップにフォーマットする事も容易く、初めてだと思いますが、プログラミングを主体としたバンドスタイルです。ヒネクレポップの領域ではありますが、これまでのヒネクレぶりとはレベルが違います。曲の良さを最大限に表現させるという事で、必要以上の冒険はしていません。

これまでロック的な部分は僅かな引用でしたが、ちゃんとロック作品も作れるし、テクノ的な発想だってある事を知らしめています。ジャンルは違いますが、カンタベリー系のインテリジェンスも感じさせますし、他とは違うポップ感覚を持っていますが、前衛的な人が普通の曲を作るというのは難しいものがあります。どうしても凝り過ぎてしまう傾向があるからです。そこを抑えて必要最小限のアレンジに止めるという、ポップセンスも持っているという事に驚きです。

The Valley In Flight
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[20201113]

Three Handed Star
(1998/07/14)

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2008年の作品です。自身のレーベルNo Fans Recordsから50枚限定での販売でしたが、現在はNo Fans Recordsのコンピレーションアルバムで聴く事が出来ます。12パターンに分けられた民謡としてのフォークソングが連続で流れてくる組曲形式になった作品です。

1. Three Handed Star
2. Three Handed Star
3. Three Handed Star
4. Three Handed Star
5. Three Handed Star
6. Three Handed Star
7. Three Handed Star
8. Three Handed Star
9. Three Handed Star
10. Three Handed Star
11. Three Handed Star
12. Three Handed Star

ヨーロッパ民謡としてのフォークソングを演奏しているだけの内容ですが、エフェクト処理により、一つ一つの楽器の音色がロック的というか、普通の民謡で使われる音色ではありません。Autumn Responseでもそうでしたが、普通にフォークソングを演奏しているだけなのに、観点を変えるというか、手法を変換する事によって普通のフォークソングで終わらない事態となっていきます。

演奏形態、音色が違うだけで別物になる音楽。そういう事を伝えたいのか。概念を変える事で伝統的な音楽も斬新になっていく事を伝えたいのか、趣旨は明確ではありませんが、所詮流行歌なんて、品を変え、仮面を変えて流行としているだけでのものでしか無いと訴えているのか、紛れもなく、ここに収められている音楽は、フォーソングがフォークソングというレッテルを脱ぎ去った形で存在しています。

Full Album

[20201112]

Autumn Response
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。Jagjaguwarレーベルからのリリースで、ギターでの弾き語りによるフォーク作品になっています。普通にフォークソングを歌っている作品なのでありますが、ギターでの弾き語りをダブルトラッキングにして、輪唱のようにずらして歌ったり、同時に歌っていたり、単なる普通のフォークソングで終わらせないヒネクレぶりです。

1. I Need The Light
2. Before We Were Here
3. Low Bay Of Sky
4. One Hundred Stranded Horses
5. Paths In The City
6. Tinsel Matrix
7. No Edge
8. I Am The Weather
9. Something Like Air

二人で歌っているようなデュエット形式になりますし、ギターも違う感じで演奏しています。ずっとダブルトラッキングなのかと思いきや、トリプルトラッキングで、三番目のトラックでは対位法で対旋律をつけて歌によるアレンジを拡大させたりしています。つまり普通のフォークソングでも手法を変えれば、まだまだ新しい表現が出来るという提示しているのです。

ユニゾンでの演奏でも少しずれているので、フェイジング効果をもたらす現代音楽的な手法を使っています。ただディレイほどの感覚でずれているのでフェイジング効果というより、生身の演奏でディレイ効果を出しています。ここまで正確にずれる演奏は難しいと思いますが、ラップトップ上で同じ演奏を少しずらせば容易に表現出来ます。つまりはラップトップ環境ならではのフォークソングという趣旨なのかもしれません。

I Need The Light
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[20201112]

SAMARQA59618949

「Gianna & Nevaeh / SAMARQAND」をEggsで聴こう。Digital Hybrid Hard Rock https://t.co/6RZ7FRK0Os #eggsmu #nowplaying #rock #hardrock #electonicrock #digitalrock @SAMARQA59618949
11-11 21:36


[20201111]

Somerled
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。自身のレーベルNo Fans Recordsからのリリースです。他のレーベルからの作品とNo Fans Recordsからのリリースを同じような時期に発売していますので、かなりな多作家であります。もう膨大な作品が登場していますが、どれも実験的で挑戦的な内容になっています。

1. Mixolydian Sea Tone
2. Glasgow Device
3. Revolution, Again

今作はどちらかというとアンビエントな内容で、ノイジーなドローンサウンドに様々な声によるドローンサウンドを組み合わせたりしています。声だけのアカペラな作品も作っていましたが、歌というよりドローンサウンドとして利用するという発想。ホワイトノイズなサウンド、組み合わせの妙ではありますが、思いついたアイデアはそのまま作品として形にしています。

声だけでは無く、歪ませたギター系のシンセサウンドを主役にしたり、曲によって主役を変えていますが、バックには常にホワイトノイズが鳴っています。擬似フィールドレコーディングのようでもあります。淡々としたアンビエントの中にも感情の起伏を表す事によって、それなりに緊張感を与えています。

Mixolydian Sea Tone
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