2007年のアルバムです。自身のレーベルNo Fans Recordsからのリリースです。他のレーベルからの作品とNo Fans Recordsからのリリースを同じような時期に発売していますので、かなりな多作家であります。もう膨大な作品が登場していますが、どれも実験的で挑戦的な内容になっています。
1. Mixolydian Sea Tone
2. Glasgow Device
3. Revolution, Again
今作はどちらかというとアンビエントな内容で、ノイジーなドローンサウンドに様々な声によるドローンサウンドを組み合わせたりしています。声だけのアカペラな作品も作っていましたが、歌というよりドローンサウンドとして利用するという発想。ホワイトノイズなサウンド、組み合わせの妙ではありますが、思いついたアイデアはそのまま作品として形にしています。
声だけでは無く、歪ませたギター系のシンセサウンドを主役にしたり、曲によって主役を変えていますが、バックには常にホワイトノイズが鳴っています。擬似フィールドレコーディングのようでもあります。淡々としたアンビエントの中にも感情の起伏を表す事によって、それなりに緊張感を与えています。
Mixolydian Sea Tone