2011年のアルバムです。フォークロックなアートロックタイプの作品です。アコースティックギターとエレキギターとベースのアレンジにドラムはゲストのDamon Krukowskiが叩いています。そこはプログラミングでは表現出来ないアートロック感を出したかったようです。ブルースからアートロック化していくフリートウッドマックのような感じでしょうか。
1. Furrows Again
2. Too Strong For The Power
3. Tessellations
4. Holding Onto The Sea
5. A Hole In The Earth
6. This Is The Music
歌は祈りのようでもあり、ドラムはビートを刻むのでは無く、効果音的な役割で鳴っています。クォーターチョーキングのむせび泣くようなエレキギター。サイケからアートロックに移行して行く感じの頃を再現したかのような内容です。アルバム全体にそうしたトータルコンセプトな持たせる為に、全ての曲が同じ構成で演奏されていきます。
Tessellationsで再び尺八を吹いています。尺八っぽくない吹き方なのでフルートかと思われますが、フルートにしては少し音色が違います。このサイケ感、アート感は60年代後期から70年代に向けていく過渡期の
音楽に似ています。エレキギターが微妙にその頃のブルースロックをも表現しているかのようであります。
Furrows Again