SAMARQAND淫美ブログ　2021年03月02日

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Shambhala Number Two & Three
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。Shambhala三部作の二部と三部が一緒になっています。Shambhalaというチベット密教における楽園をテーマにしているのですが、やっている音楽は全くそのテーマとは関係ないくらいに、いつもの自分のスタイルで曲を作っています。ですが、これまで私だけかもしれませんが、欠点としていた日本のインディーズならではの閉塞感が感じられない音になっています。

Shambhala Number Two
1. Xembala
2. Yarlung Zangbo Grand Canyon
3. July 1947
4. The Roswell Incident
5. A Journey Into The Hollow Earth
6. Out Of Place Artifacts/Ley Lines
7. 1926
8. Agharta/Pyramid/Oparts
9. An Enormous Delta
10. Utsuro Bune
11. Nordisk Mytologi
12. Ahnenerbe
13. The Entrance
Shambhala Number Three
1. YAP Pure Land Pt01
2. YAP Pure Land Pt02
3. YAP Pure Land Pt03
4. YAP Pure Land Pt04
5. YAP Pure Land Pt05
6. YAP Pure Land Pt06
7. YAP Pure Land Pt07
8. YAP Pure Land Pt08

第二部ではいつもの攻めた攻撃的なブレイクビーツをDJスタイルで展開した、Joseph Nothingらしい内容になっています。第三部はフィールドレコーディング素材のみで作られているので、アンビエントな雰囲気でもあります。この三部作を持ってJoseph Nothingとしての活動を締めくくっていますが、新しい作品が出るかどうかは未定です。

とても派手にブレイクビーツを展開して、音質も個性的ですが、グローバルに通用するものに仕上げています。もう少し繊細さがあればもっと高い評価を受けると思いますが、そうじゃ無いからJoseph Nothingなんだと言えるのだと思います。アカデミックなミキシングセオリーを無視したような挑戦的な音楽。その姿勢はいいと思うのですが、21世紀になってもブレイクビーツ然としているのはどうかと思います。

Xembala