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SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20210531]

Going Places
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。ポップ過ぎるから、エレクトロニカだから気づかないかもしれませんが、これは紛れもなくプログレッシヴロックであります。曲を作る段階から判断するに、非ロックであろうとしています。かといってクラシックにもなっていませんし、電子音を使いますし、結果としてはポップロックになっているというだけで、これは紛れもなくプログレです。

1. I Have Sound
2. Best Boy Electric
3. Mechanical Kids
4. Alice
5. 322 Water
6. Softness, I Forgot Your Name
7. Safe In Sound
8. Hi-5 Au DJ
9. Hands Off, Creature!
10. > (Plus Grand Que)
11. No One Else
12. Going Places

Antoine Bédard一人でマルチレコーディングしていますから、電子音が多いですし、バンド系音源も、クラシック音源も含まれて、スケールの大きなアレンジになりながらも、コンパクトでポップだったりします。プログレにもいろんな時代がありました。当初はサイケからアートロックを経て、クラシック音楽、ジャズとロックの融合から新しい音楽を創作しようとしていました。やがて、大げさにするより、売れるにはアメリカ的なコンパクトさが必要だと変貌していきます。そうしたプログレの歴史を知っていれば、これが紛れもなくプログレだと気づくはずです。

ただ、これほどポップで、軽快で、柔らかな面持ちのプログレは存在していません。変異種である事は間違いありませんが、これを単なるエレクトロニカとして聴いていると腑に落ちなくなってくるので、プログレの変異種として聴くのが正しいと思います。一人プログレなので、正解なんて無いのです。やりたいようにやって、結果こんな素晴らしい音楽になっているのなら、そんな幸せな事はありません。

I Have Sound
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[20210530]

Goodbye Fear
(1998/07/14)

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2005年のアルバムで、ミニアルバムサイズのものになります。日本に来日する記念に日本のインディーズRallye Labelからのリリースになります。これまで以上に牧歌的でポップな作品になっています。フィールドレコーディング的な音も入っています。テクノというより、ネオクラシカルなエレクトロな感じがします。

1. L'usine Matinale
2. Scrabble Heart
3. Demi-Nocturne
4. Kraut O'clock
5. Moony Boo
6. Goodbye Fear
7. Sorry, We Are Closed

牧歌的でポップなプログレ作品という見方も出来ます。どちらかというとクラシックよりでポップなのです。エレクトロニカというのはあくまでも手段の一つであり、テクノ的なセオリーは重要視していません。ですからとてもほのぼのとしていて、癒し系なのです。電子音も柔らかい音が多いのでギスギスした感じがありません。

ミニアルバムといってもMontagワールドを満喫するには十分であり、チルアウトポップとでも表現してもよさそうな内容です。ある意味サイケデリックでドリーミーで穏やかなエレクトロニカです。今回はアンビエント感よりもほのぼのさを重要ししたような内容になっており、電子音で表現することとのギャップをお楽しみいただければと思います。

L'usine Matinale
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[20210530]

Alone, Not Alone
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。ゲストミュージシャンも多く、バンドスタイルの演奏もあります。そして歌をメインにしたエレクトロニカになっています。ドラム音源もありますが、ビートには頼らずに、アンビエントな間合いを大事にしながら、牧歌的なエレクトロポップになっています。そこはもう英国的という感じです。

1. Le Temps D'Observer Les Voies Ouvertes
2. Grand Luxe
3. Temps Partiel
4. Perfect Vision
5. All I See
6. Time Difference II
7. Figures Of A New Color
8. Motif
9. Angles, Country & Terrain Connu
10. Les Chose Se Placent
11. Exit Mélodie
12. Untitled

歌は英語とフランス語で歌われており、ゲスト女性ボーカルも含まれます。そこは英国的というより、フランスのサロンミュージックのような雰囲気も持っています。一昔前なら渋谷系とも言いたい感じがします。牧歌的なほのぼのとした電子音が特徴的ではありますが、結構攻めた音も使っています。まるでフィールドレコーディングやサンプラーを使っているかのような音は、生演奏の部分で抽出した音かと思われます。

つまり、サンプラーは使わずに、ゲストに様々な楽器を演奏させて、それをサンプリングみたいに抜粋してループさせているのです。ゲストを呼ぶよりサンプラーを使った方が安上がりだと思いますが、自分達の生演奏音源を使うという事でも特徴的なサウンドが作れるので、そこは利点があります。全体的にはアンビエントな間合いの癒し系エレクトロニカ、チルアウト系な感じだと思います。

Le Temps D'Observer Les Voies Ouvertes
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[20210529]

Are You A Friend?
(1998/07/14)

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カナダのアーティストAntoine Bédardの一人プロジェクトMontagの2002年のファーストアルバムです。アンビエント系のエレクトロニカで、チャーミングでポップなサウンドになっています。フランスのアンニュイなエレクトロニカな雰囲気があり、あまりビートを強調しないという部分においてアンビエントなニュアンスを感じさせます。

1. Les Oiseaux De Hongrie
2. Click On Chimo
3. Grand Nord
4. Lesbian Love
5. Pas Un Mot
6. Mondsee
7. Dacha
8. A Ride
9. Mots Quartz

このアルバムでは電子音のみで構成されていて、サンプラーの類は使っていません。電子音でどこまでつくれるか、というエレクトロニカの初期の雰囲気がよく現れています。音響派な雰囲気であるのも特徴的でしょう。ビート感を出す事によって売れようとする流れになってきますが、初期の頃のエレクトロニカはこんな感じが多かったと思います。

リズムの作り方もシーケンス的であります。ドラムのようなでかい音は使っていないので、わずかなシンセサウンドの残響音も聴き取れるという意味においてもアンビエント的であります。音響派という言い方のほうが的確かと思います。かといってミニマルなロボット的な印象より、人間味のある柔な雰囲気が特徴的であります。

Les Oiseaux De Hongrie
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[20210529]

ブリットポップ系グラムロックをドリーミーポップなエレクトロニカで。


[20210529]

SAMARQA59618949

「L.M.& C.H. / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ポストパンクなネオアコ系エレクトロニカ https://t.co/jrWWb8CazB #eggsmu #nowplaying #rock #post_punk #neoacoustic #electoronicpop #souldrive @SAMARQA59618949
05-28 21:57


[20210528]

Fast Trains And Telegraph Wires
(1998/07/14)

Trembling Blue Stars商品詳細を見る


2010年のアルバムで最後のフルアルバムになります。これまでの作品の中でも一番ネオアコを体現している内容になっています。同時にアンビエントな雰囲気も醸し出しています。2016年にリイシューされてボーナストラックにCicely Tonight_Volume Oneが追加されたものが現在では定着しています。今後はアンビエントな方向性を向いていたのかもしれませんが、2011年のミニアルバムCorrespondence EPをリリースしてから解散となっています。

Fast Trains And Telegraph Wires
1. My Face For The World To See
2. All Our Tomorrows
3. In Arrivals
4. Frosting
5. The Imperfection Of Memory
6. The Dark World Of The Broken
7. Cold Colours
8. Half-Light
9. Tropic Of Capricorn
10. The Last Four Winters Of The War / Grey Silk Storm
11. The Hidden Quarter
Cicely Tonight_Volume One
1. The Floating World
2. The Lowest Arc
3. Radioactive Decay
4. Not For Second Prize
5. Outside
6. The Floating World (Reprise)
7. No More Sad Songs

フォーキーなネオアコスタイルにアンビエントな雰囲気を纏わせる。それにより、軽快感としっとり感を同時に手に入れようとしています。バンドとしても脂が乗っていて、素晴らしい楽曲と演奏が収められています。この先に行ってもいいでしょうが、これで一つの完成を極めたと言ってもいいですし、これで解散も納得がいきます。これ以上の先に進むのも結構な体力がいります。そこはもう選ばれたものが立ち入る領域なので、覚悟が無いのなら進むべきではありません。

いつまでたってもだらだらと居続けるバンド多い中、やるべき事をやったのなら、解散するのも潔い事だと思います。例えば日本のサザンやミスチルなど、同じ事を繰り返すだけなのなら続ける意味など無いと思います。単なる金儲けの道具としてバンドを延命しているだけです。クリエイターとしての采配が出来ない状態になっていると思います。本当のファンならそんな醜態は許せないはずなのに、新作が出れば喜ぶので悪いループに陥っています。潔さがこれまでの作品の価値も高めてくれるという道理が分かっていません。なのでこのTrembling Blue Starsはきちんとしたクリエイター意識を持ったミュージシャンだったと思います。誇らしいくらいです。

My Face For The World To See
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[20210527]

The Last Holy Writer
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。どんどんバンドらしいサウンド作りになっています。しかし、そうした流れとは別に、彼らはライブ活動をしないと公表しました。せっかくライブでも機能するバンドになってきているのに、レコーディングに集中するようになっていきます。それだけに、これまでになかったようなロック的だったり、実験的なアレンジにも挑戦しています。

1. By False Lights
2. Idyllwild
3. Sacred Music
4. This Once Was An Island
5. Coldest Sky
6. Schnee Gletscher Glas
7. November Starlings
8. Darker, Colder, Slower
9. From A Pale Blue Rosary
10. Say Goodbye To The Sea
11. The Tenth Of Always
12. A Statue To Wilde

バンドならではのコンビネーション、Beth Arzyのボーカル曲を入れるなど、バンドとしての成熟を見せながらも、プログラミングも要所要所で的確に使い分けるなど、曲の完成度を重視しています。かと言って複雑化する事なく、シンプルにポップにまとめ上げているところが、本当に熟練している事を物語っています。

メンバーも増えてくれば、それだけ意見も多くなってくると思いますが、そこは見事にBobby Wrattenがコントロールしています。若手だったら、自己顕示欲の塊のような主張をしがちですが、自分を出しゃ張らせる事よりも、曲の完成度を重視する事に集中しています。それだけ音楽に対する敬意を持っているミュージシャンだというのが分かります。

By False Lights
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[20210526]

The Seven Autumn Flowers
(1998/07/14)

Trembling Blue Stars商品詳細を見る


2004年のアルバムです。ほぼBobby Wratten一人のプロジェクトのようなものでしたが、ここではバンドとして機能させた演奏を展開しています。しかも、オープニングはメンバーのAnnemari DaviesとBeth Arzyが歌うドリームポップでブリットポップな曲からスタートします。Bobby Wrattenが歌いだすとシリアスなフォークロックの世界になっていきます。

1. Helen Reddy
2. Sorrow Has A Way
3. The Rhythm Of Your Breathing
4. Moonlight On Snow
5. If I Handle You With Care
6. All Eternal Things
7. The Sea Is So Quiet
8. All I'm Doing Is Losing
9. One Prayer Answered
10. Further To Fall
11. Last Port Of Call
12. Kensington Gardens

これまではShinkansen Recordingsに所属していましたが、ここからはElefant Recordsに所属していく事になります。それだけでも意識的に違ってくると思いますが、バンド体制になった事で、アレンジにも変化が現れています。人の手が多く入っているので複雑になるのかと思いきや、シンプルな部分と厚みを出して盛り上げる部分と、的確にコントロールされています。

バンド体制になった事で、余裕が出てきたのか、無理に複雑に音を重ねるのでは無く、場面場面で必要な音を的確に出すようになっています。もっと女性ボーカルを全面に出した方が売れるとは思いますが、それではBobby Wrattenの立場が危うくなりますから、そこまで冒険はしていません。つまり、まだまだバンドには頼りきっていない状態にあります。

Helen Reddy
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[20210525]

Alive To Every Smile
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。新境地を開いています。曲作りから大きく変わってきています。ネオアコというよりフォークロックに近くなってきているでしょうか。それによってアレンジも大きく変わってきて、サンプラーも活用しながら重みのあるサウンドになってきています。ロック色が強くなってきたと思います。

1. Under Lock And Key
2. With Every Story
3. Haunted Days
4. Here All Day
5. Until The Dream Gets Broken
6. St. Paul's Cathedral At Night
7. The Ghost Of An Unkissed Kiss
8. Maybe After All
9. Ammunition
10. Little Gunshots
11. Untitled

基本的な感覚はネオアコなのかもしれませんが、旧態依然のままではいけないという思いが伝わってきます。80年代とも90年代とも違う、21世紀となった事への意識が芽生えてきたようです。なので、とても個性的であり、魅力的な作品となりました。これまでのような中途半端にポップな感じが払拭されて、本人としても方向性が見えてきたのではないでしょうか。

歌い方がどうしてもネオアコの雰囲気を持っていますが、曲やアレンジが違ってくると違う表情が見えてきます。21世紀になるとオピニオンリーダーがいなくなって、一つの方向性、筋道が見えなくなる時代に入ってきますが、そこで自分の方向性が見えてくるというのは大きな事だと思います。この流れで自分のスタイルを固めていけばかなりのものが出来上がると思います。

Under Lock And Key
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[20210524]

照ノ富士が大関に返り咲いた場所で優勝を決めました。2連続での優勝ですが、大関で2連続優勝が横綱昇進の条件になりますから、来場所が綱取りになります。3連続という事になるので、準優勝でも可能性があります。照ノ富士は今場所一つもいい内容がありませんでした。力任せ、勢いのみの取り口での優勝です。言い方を変えると雑な取り口ばかりでした。そのつけが出てきたのが昨日での遠藤戦に現れました。立ち合いから丁寧に横綱相撲を心がけていれば負けない相撲だったはずです。それでもほぼ全勝できていて、まげをつかんで反則負けになってから、遠藤に負けて、貴景勝には本割では負けています。優勝決定戦での優勝となりました。横綱相撲に徹していれば本割で勝てていたはずです。それでも優勝するのですからたいしたものです。

幕内上位の成績
貴景勝 12勝3敗
朝乃山 7勝5敗3休
正代 9勝6敗
照ノ富士 12勝3敗 優勝
高安 10勝5敗
隆の勝 5勝10敗
御嶽海 10勝5敗
大栄翔 6勝9敗
若隆景 9勝6敗
北勝富士 6勝9敗
明生 8勝7敗
翔猿 5勝10敗
碧山 4勝3敗8休
千代の国 0勝4敗11休
霧馬山 6勝9敗
妙義龍 6勝9敗
豊昇龍 7勝8敗
阿武咲 7勝8敗


貴景勝は最後まで優勝に絡んできて、チャンスもありました。遠藤も珍しく優勝に絡んできましたが、最後は実力の差が出てしまいました。若手では若隆景が健闘しています。他の若手はあまりいい成績を残せませんでした。中堅では琴恵光が健闘しています。逸ノ城も9勝していますが、この人はいつまで中堅でいるつもりでしょうか。いまだに相手をつかもうとしていますが、立会いで腕を伸ばしてつき押せば数秒で勝てる相手になぜ今だに回しにこだわるのか、何で誰も指摘しないのか、不思議でなりません。自己分析が出来てる力士がこれから残るのではないでしょうか。

千秋楽幕内全取組
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[20210523]

Broken By Whispers
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。ネオアコとブリットポップが混血したような雰囲気の中、派手さはありませんがプログレッシヴな広がりを出すようになっています。曲自体はポップで地味なのですが、曲そのもの以上の何かになろうとしています。シンプルにポップであれば売れてきますが、少しでも複雑なアレンジに凝ってしまうと売れなくなるのが常ですが、彼らはこの辺りから売れてます。

1. Ripples
2. She Just Couldn't Stay
3. Sometimes I Still Feel The Bruise
4. To Leave It Now
5. Fragile
6. I No Longer Know Anything
7. Back To You
8. Birthday Girl
9. Snow Showers
10. Sleep
11. Dark Eyes

シンプルでポップであってもいいと思うのですが、下手にアレンジを複雑にしています。ファンなら喜ぶと思いますが、知らない人には敬遠されがちです。しかし、部分的にはシンプルで分かりやすいポップロックなのです。そこだけ切り取って聴けるラジオのような媒体であれば、彼らの曲は売れるのかもしれません。そしてイギリス人が好きそうな少し暗めのネオアコです。

アメリカで売れるような明るさはありません。しかし、ヨーロッパ圏なら売れなくもない、流行りの音楽でもない、オルタナの時代も終わり、何でもありの時代に突入していきます。リーダーシップを取れるミュージシャンが現れなくなるのです。やった者勝ち、売れた者勝ちの時代ですから、売れれば官軍なのです。そんな戦国時代に彼らは生き残っていけるのでしょうか。

Ripples
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[20210523]

Lips That Taste Of Tears
(1998/07/14)

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98年のアルバムです。流石にいつまでも80年代っぽい感じはまずいと思ったのか、80年代っぽさは消し去りました。ブリットポップとネオアコが入り混じったような、ハネないネオアコみたいな感じになっています。バンドとしての作品作りにも力を入れてきていますが、プログラミングの部分も結構あります。

1. All I Never Said
2. Headlights
3. Never Loved You More
4. The Rainbow
5. Made For Each Other
6. Letter Never Sent
7. I'm Tired, I've Tried
8. You've Done Nothin Wrong Really
9. Old Photographs
10. Never Loved You More 2
11. Deserve
12. Cecilia In Black And White
13. Tailspin
14. Farewell To Forever

ポップスとしても90年代らしくなってきました。80年代との違いはアレンジがシンプルになってきている事と、シンセの音質が激変している事が大きいと思います。デジタルシンセの初期の頃のチープな感じがだいぶ解消されてきました。レイヤーが複雑にに設定可能になった事で、音の深みが激変するようになったのです。それだけで品格が別物になってきます。同じエレピの音だけでも80年代と90年代では全く違います。

他のアナログ楽器との馴染み方も良くなり、嘘っぽさが無くなりました。80年代ポップスの音って虚構感が半端なかったと思います。それでも当時は新しい音だったのですが、時が変われば古臭くなります。しかし、アナログ楽器はいつまでたっても古臭くなりません。普遍的であります。それと同じようにシンセサウンドも存在出来るようになってきたと言えます。流行り廃りはあるかもしれませんが、古くても要所要所で使えます。それはK-POPが証明しています。このバンドもやっと普遍的な音を出すようになってきました。

All I Never Said
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[20210523]

SAMARQA59618949

「UterusSlope / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ライトフュージョンなのにグラマラスなエレクトロニカ https://t.co/2PO2R1NipJ #eggsmu #nowplaying #rock #fusion #glamrock #electonicrock #soulfulrock @SAMARQA59618949
05-22 21:58


[20210522]

Her Handwriting
(1998/07/14)

Trembling Blue Stars商品詳細を見る


イギリスのバンドTrembling Blue Starsの96年のファーストアルバムです。Bobby Wrattenを中心としたバンドで、メンバーのAnnemari Daviesとの親密な関係が歌われています。音楽的には80年代ポップス的であります。ブリットポップをメランコリックな味わいで表現しています。一昔前のスタイルをそのまま引きずっているようなスタイルになります。

1. A Single Kiss
2. For This One
3. What Can I Say To Change Your Heart?
4. Abba On The Jukebox
5. The Far Too Simple Beauty
6. Less Than Love
7. Less Than Love (Reprise)
8. Do People Ever?
9. Last Summertime's Obsession
10. A London Story
11. Saffron, Beautiful And Brown-Eyed
12. Nobody But You
13. Two Octobers
14. To Keep Your Heart Whole

新しいところは全くありませんし、80年代をリバイバルするにしても時期尚早です。つまり、このバンドを売り出す為の武器が一つもない状態です。音楽的には悪くありませんし、質も高い方だと思います。少しばかりダウナー系でしょうか。イギリス本国では好かれる音楽だと思います。しかし、当時は派手派手なデジタルサウンドが横行している時代です。それに比較してもかなり地味な音楽になります。

デジタルサウンドも入っています。アコースティック楽器も入っています。次世代的な音はすでに含まれているのです。ですが、表現方法としてはまだまだ古いままです。まだデビュー作ですから、大目に見るとして、地味なネオアコという事で何とか、この先に希望の光は見えてきます。この作品ではまだまだ私的な地味な情景しか見えてきません。

A Single Kiss
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[20210522]

ブリットポップ系グラムロックをエレクトロニカに昇華させたシンセポップ。


[20210521]

Guess Who's A Mess
(1998/07/14)

Brad Sucks商品詳細を見る


2012年のアルバムで現在までの最新作になります。インディーズですが、レーベルからのリリース作品になっています。やっていることは変わっていませんがシンセポップなアレンジが増えています。曲もブラー系のブリットポップになっています。ベックとも比較されますが、ベックよりももっと明るくてポップです。レーベルからのリリースという事での利点はさほど感じられないくらいにいつも通りです。

1. In Your Face
2. Come Back
3. Feel Free! Plastic Surgery!
4. Guess Who's A Mess
5. Waste Of Tv
6. Model Home
7. The First Thing About Me
8. Thanks For The Add
9. Flouride
10. Just A Phase

これ以降はリミックスやリメイク的な作品を出していきますから、ほぼこれが最後の作品だと言えるでしょう。これだけの才能がありながら、自主制作での活動で終わり、それ以降の発展が無いと言うのはどういう事でしょうか。音楽制作能力と商売気質の両方を兼ね備えているアーティストは少ないです。彼を売り出せるほどの人材に恵まれなかったという事なのでしょう。

一昔前なら、これほどの才能があれば世間が放っておかなかったと思いますが、誰でも音楽を発信出来る環境が出来上がると、才能だけでは成り立つのは困難な環境となりました。発信力というか、SNSなどのサービスを上手に使える人が生き残れるような状況にあります。音楽だけと向き合って生きていけるほど世間は優しくありません。まだまだ自己発信だけで世界を席巻出来る環境は整っていません。いろんな課題が残されています。単純に音楽だけを楽しめる時代はいつくるのでしょうか。

In Your Face
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[20210520]

Out Of It
(1998/07/14)

Brad Sucks商品詳細を見る


2008年のアルバムです。ネット販売オンリーですが、前作同様自主制作となっており、レーベルには所属していません。ネット販売にしても無名のアーティストがアルバムを発信する為にファンドによって金をかき集めていました。それによって蓄えも出来たし、知名度も上がってきたので自主制作という事は足枷とはなっておりません。まだネット販売もレーベルに頼る場合が多いものですが、今後はレーベルに所属しないで成功するパターンも出てくるのではないでしょうか。

1. Dropping Out Of School
2. Certain Death
3. Fake It
4. Bad Sign
5. There's Something Wrong
6. Gasoline
7. Total Breakdown
8. Understood By Your Dad
9. Out Of It
10. You're Not Going Anywhere

自主制作でネット販売というものが定着してきたらレコード会社にとっては脅威であります。ただでさえCDが売れない時代になっていますから、物販しないネット販売が普及してくれば、流通の間で甘い汁を吸っていた会社が成立しなくなってきます。それだけ安価で音楽が届けられるようになります。産業化していた音楽業界が崩れていく事になります。ですから、まだ会社に所属する事のメリットを見せつけなければなりません。そういう旧体制と新体制でのせめぎ合いになっている時期であります。

どちらにしてもまず発信する音楽が良くなくてはなりません。自信を持って送り出せる武器がないと勝負出来ないのです。そういう点においてはこのBrad Sucksは問題をクリアしています。キャッチーでポップな曲をオルタナ風のハードドライビングに演奏して売れる要素はしっかり出来上がっています。問題となるのはプロモーションの部分だけです。これだけはレコード会社の資本力にはかないません。これが自主制作でも解消されればレコード会社の存在意義が消滅してしまいます。今まさにそういう時代の節目にいるわけです。

Dropping Out Of School
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[20210519]

I Don't Know What I'm Doing
(1998/07/14)

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カナダのアーティストBrad Turcotteの一人プロジェクトBrad Sucksの2007年のファーストアルバムです。オルタナ系のポップロックをバンドスタイルで、マルチレコーディングして、ネット上で配信してオンラインファンドを利用して、このアルバムを完成させました。オンライン販売という手法でしたが、高い音楽性から評価されていきます。

1. Making Me Nervous
2. Look And Feel Years Younger
3. Fixing My Brain
4. Bad Attraction
5. Six As A Dog
6. Borderline
7. I Think I Started A Trend
8. Never Get Out
9. Overreacting
10. Dirtbag
11. Time To Take Out The Trash
12. Work Out Fine

プログラミングも利用していますが、ほぼ一人による生演奏でレコーディングされているので、バンドっぽいスタイルになっています。グランジ系ロックですが、シンプルに分かりやすいキャッチーなポップロックでありながら、ワイルドなロックフィーリングも表現出来ており、古臭い印象を与えず親しみやすい8ビートのロックとなっています。

中にはプログラミングされたエレクトロニックロックもあり、オートチューンを使ったヴォコーダーっぽい歌もあったり、それなりに計算された曲の配置になっています。プロデュース能力に長けていると思われます。ファンデーション、ネット販売、曲をCMに提供するなど、新しい時代の戦略的なアーティストでもあります。これでバカ売れすれば新たな時代の幕開けとも言えますが、そこまで大きなヒットには及んでいません。しかし、十分に高く評価されています。

Full Album
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[20210518]

Banjo Or Freakout
(1998/07/14)

Banjo Or Freakout商品詳細を見る


イタリアのアーティストAlessio Nataliziaの一人プロジェクトBanjo Or Freakoutの2011年にリリースされた唯一のオリジナルフルアルバムになります。2008年に自主制作でCovers というアルバムを出していますが、150枚限定での販売でしたので、入手困難により紹介が難しいものになっています。Alessio Nataliziaは他の名義でもプロジェクトを立てており、Banjo Or Freakoutとしてはこれが唯一の残されたフルアルバムとなります。

1. 105
2. Go Ahead
3. Can't Be Mad For Nothing
4. Move Out
5. Idiot Rain
6. Fully Enjoy
7. From Everyone Above
8. Black Scratches
9. Dear Me
10. I Don't Want To Start All Over Again

音楽的にはブリットポップのようなドリーミーなコード進行の楽曲をシューゲイザーのようなアレンジで幻想的に表現しています。ヴォーカルの弱い感じからコーネリアスを連想してしまいます。ほぼ一人でマルチレコーディングしており、プログラミングもありますが、バンドっぽいアレンジにとどめています。プログラミングもマルチレコーディングの助けとなる存在であるという、シンガーソングライター系な使い方です。

なので、ほぼバンド演奏が軸であり、それに幻想的なエフェクト音を重ねていくスタイルであり、サイケというより、ウォールオブサウンドのような感じでシューゲイズしています。ただし、重厚な感じではなく、ポップソングとしてのブリットポップっぽさを表現する手法として用いられています。これ以降の作品が出ていない事から、このやり方には限界を感じていたのかもしれません。

105
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[20210517]

照ノ富士が全勝で折り返しています。万全とは言えませんが、前に攻めているので白星を重ねています。後半の上位戦でも不安要素はありませんので、このまま又優勝という可能性が濃くなってきました。以前、大関だった頃は横綱に一番近い力士とされていましたから、本来戻るべき地位が近づいてきています。貴景勝が1敗で追っておりますが、調子が良さそうなので、直接対決でどうなるかわかりません。

中日までの幕内上位の成績
朝乃山 4勝4敗
貴景勝 7勝1敗
正代 5勝3敗
照ノ富士 8勝0敗
高安 6勝2敗
隆の勝 3勝5敗
御嶽海 6勝2敗
大栄翔 3勝5敗
若隆景 5勝3敗
北勝富士 2勝6敗
明生 3勝5敗
翔猿 1勝7敗
千代の国 0勝4敗5休
霧馬山 2勝6敗
妙義龍 2勝6敗
豊昇龍 3勝5敗
阿武咲 6勝2敗


観客を減らして観戦は出来るようになっています。鶴竜が親方になって解説者として登場しています。稀勢の里ほど饒舌ではありませんが、結構解説は上手だし、よく喋ります。解説者向けだったとは思いませんでした。朝乃山と正代が最近不安定になっています。高安は娘が生まれてから調子いいです。御嶽海、若隆景も今場所はいい感じです。大栄翔は内容は悪くありませんが、白星に結びついていません。先々場所の優勝はまぐれではありませんから、今は我慢の時なのでしょうか。翔猿は寺尾タイプですが、上位に定着して欲しいと思います。

中日幕内全取組

[20210517]

SAMARQA59618949

「Sahinagu / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 ソウルフルなグラマラスエレクトロニカhttps://t.co/h9vmlRDoPh #eggsmu #nowplaying #rock #glamrock #soulfulrock #electonicrock #EDMMUSIC @SAMARQA59618949
05-16 21:26


[20210516]

ネオグラムロックをエレクトロニカとして再現したグラマラスエレクトロ。


[20210516]

Heaven Is Attached By A Slender Thread
(1998/07/14)

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2011年のアルバムで現在までの最新作になります。バンドの解散は公言されていないので、バンドも存続状況となっていますが、これ以降作品を作っていないので、ほぼ解散状態にあると言ってもいいと思います。最近は公式に活動停止とか解散は言わずにほったらかしにしているパターンが多いので、何とも言えません。急に活動開始する場合もあります。

1. Sunlight
2. An Old Photo Of Your New Lover
3. Everything Falls Apart
4. In A City Without Seasons
5. Constance
6. Everyone But You
7. Credible Threats
8. Plans
9. The Heat
10. Ticking Heart
11. Weathering (The News)

音楽的には完全にバンドスタイルになっており、ポップチューンが並べられています。フォークスタイルは奥底には潜んでいますが、普通にポップソングになっています。それもエレクトロニカ全開です。どちらかと言うとイギリス的なポップソングであり、アメリカっぽくありません。暗いわけではありませんが、バカ明るい訳では無いのです。ネオアコをエレクトロニカにしたような感じです。

PVも沢山作ってヒットを狙っていたのでしょうが、思っているほどヒットしなかったのか、これ以降作品をリリースしていません。ヒット性はありますし、曲も素晴らしいと思いますが、どこか新しさが無いと言うか、このバンドならではの特徴が失われてしまったと言うか、このスタイルでもいいと思いますが、もっとこのスタイルでも突き詰めていけばヒットも出せたと思いますが、モチベーションが続かなかったと言う事でしょうか。

Sunlight
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[20210515]

This Too Will Pass
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。今回、プログラミングもありますが、バンド編成での演奏を中心としています。正式メンバーと言えるメンバーは少ないですが、管楽器なども含めたアレンジはプログレッシブフォークロックのような壮大さと、物語性のある歌を情緒的に描いています。

1. The Harvest
2. In The Time We've Got
3. Lest I Forget
4. Mercury
5. Cast Away
6. Our Fall Apart
7. You Can Still Run
8. Fires
9. The Echoing Airports
10. Coming Back
11. Your Name
12. A Brittle Filament
13. Where I'm Headed

Hrishikesh Hirwayにとってのロードムービーのような世界観。それを表現する為にプログレッシヴな流れを持ちながら、ハウスミュージックのようなデジタル表現も加えて現代的なものにしています。あくまでもアメリカのフォークロックの流れを汲んでおり、サイケデリックな時代から存在していた、アメリカにおいても芸術的な表現方法を現代的なフォーマットと組み合わせて、アメリカのローカルな街並みにおけるロードムービーのサウンドトラックのような内容になっています。

私達にとってはニューヨークやL.A.のような場所においても情報しか伝わってこないので、アメリカに対するイメージも偏っていますが、アメリカにおいてもより広い面積においての田舎が存在する訳であります。しかし、そこも紛れもなくアメリカであり、そこにもロックは存在するのでした。どんなに保守的な町においてもロックを胸に秘めた少年がいるのです。そうした少年が都会に出てきてスターを目指そうとすると、都会のセオリーに当てはめようとする輩がやってきます。そうした輩に関わらずに音楽を発信出来るのがインディーズの良さなのであります。

The Harvest
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[20210515]

A Name Writ In Water
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。前作はほぼHrishikesh Hirway一人で作っていましたが、今作ではダブルベースにPaul Findlen、トランペットにJoseph Grimm、バイオリンとボーカルにJane Yakowitzが参加しています。Jane Yakowitzはほぼ正式メンバーのようです。それでもHrishikesh Hirwayの甘いボーカルを中心としたプロジェクトである事に変わりはありません。

1. What You Gave Away
2. Under Thunder And Gale
3. Drowsy Haze
4. I Didn't Speak The Language
5. Fever Dream
6. Shivers
7. Buried Below
8. Witness
9. Those Distant Lights
10. This Is A Document
11. Lucky
12. Forests Burned
13. Untied

アコースティックギターの出番が多くなって、フォークロック的な印象を強く出してきていますが、ハウス的でグランジ以降のオルタナ感覚もあり、プログラミングによるデジタル処理も大胆に加えてきます。総合的に見てフォークトロニカという概念によるポップロックだと思います。インディーズではありますが、アメリカのヒットチャートに登場してもおかしく無いくらいのクォリティがあると思います。

ただし、ミックス感覚が独特で、メジャー級の上質な質感を出したかと思えば、素人なのかと思わせるようなミックスもあったり、微妙な感じがインディーズならではなのかもしれません。端的に言えば極端なアレンジではなく、調和のある音楽だという事でしょう。つまりはポップマジックを持っている音楽だという事であり、こういう音楽が売れるには時間がかかりそうです。多忙な生活に追われている多くの人には極端な音楽が手っ取り早く入ってくる。それがヒット曲でありますから。そういう意味で微妙なポップロックだと言う事です。

What You Gave Away
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[20210514]

The Hum Of The Electric Air!
(1998/07/14)

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アメリカのバンドThe One AM Radioの2002年のファーストアルバムです。Hrishikesh Hirwayのワンマンバンドであり、ほぼ一人でマルチに演奏して歌っています。今回バイオリンでJane Yakowitzfが参加していますが、他は全てHrishikesh Hirwayが演奏しています。Hrishikesh Hirwayの一人プロジェクトのような状態です。

1. Flicker
2. I Think This Is My Exit
3. The House We Will Make
4. Don't Panic
5. Out Of Sight, Out Of Mind
6. Heat Lightning
7. The Landmine
8. Lonesome Moon
9. Measured Mile Begins
10. Gravity
11. We Are Also What We've Lost
12. Away, Into The Light

音楽スタイルはフォークロックであり、バイオリンがフィドルのように演奏されるので、クラシカルなフォークソングのようでありますが、エレキギターやシンセサイザーも登場するので、クラシカルとは言えません。モダンさもトラディショナルな感覚も含めてのフォーキーなポップソングという意味合いが大きいです。

音質的にはローファイさやデジタル感覚もあり、フォークトロニカという感覚もありますが、Hrishikesh Hirwayの甘い歌声がそうした枠組みを超えてポップソングとして君臨させています。彼の歌こそが中心であるので、さほどスタイルにこだわりも無いようですが、トータル的に見てフォークロックな感覚の楽曲になっています。

Flicker
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[20210513]

モータウン系ビートポップをエレクトロニカで再構築しました。


[20210512]

Up Above
(1998/07/14)

Town And Country商品詳細を見る


2006年のアルバムで最後の作品となります。この後バンドは解散しています。日本にツアーに来た時に、アジア系の楽器を購入したりしてこの作品に活かされています。恐らく同じセッションの音源から作られているミニマルミュージックになっています。時にカットアンドペーストの早いパッセージによるループを作ったりして、生演奏でありながらデジタルっぽさもあったりします。

1. Sun Trolley
2. Fields And Parks Of Easy Access
3. Phoney Fuckin’ Mountain
4. Bee Call
5. Cloud Seeding
6. Blue Lotus Feet
7. King Of Portugal
8. Belle Isle
9. Almost At White Glass And Sun
10. Up Above

アコースティック楽器、生演奏によるミニマルというコンセプトは最後まで貫き通しています。それでもハードデスクレコーディングならではのループも採用されています。これはThrill Jockeyらしさになるのでしょうか。それにしても、演奏している音楽はまるで民族音楽であり、日本に来た時のインスパイアなのか、アジアっぽい民族音楽なのですが、架空のアジア音楽のようなどこのものとも言えないような音楽になっています。

民族音楽的なスキャットもあります。音階がアジア的なのでしょう。しかし南米っぽい感じもあったり、地域を特定出来ないくらいに彼らも適当に演奏しています。民族音楽を追求していくと、その地域の慣習や宗教にまでべったりにならないといけませんから、そこまでこだわっていません。あくまでもアジア、日本に来た時に受けた印象から制作されていると思われます。よってサイケデリックなフォークドローンミニマルな作品となっています。

Sun Trolley
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[20210511]

5
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。今回は即興性よりも、事前にしっかりと作曲してからのレコーディングとなっています。ストリングスを中心としたチェンバーミニマル、パーカッションも多用するようになっています。決まり事としてはアコースティック楽器のみを使う事、事前に作曲している事から、ほぼ四人での同時演奏のみで、オーヴァーダビングは極力抑えているという事になります。

1. Sleeping In The Midday Sun
2. Aubergine
3. Nonstop Dancer
4. Lifestyled
5. Old Fashioned
6. Shirtless

ゆったりとした曲が多く、ジャズ的な和音構成だったりするので、サロンミニマル環境音楽のような性格性があると思います。ペンギンカフェのようなポジティヴな雰囲気とは違いますが、近い感覚、感性を持っていると思います。即興性が無くても、これまでとあまり雰囲気が変わっていないというのは、既に自分達のスタイルを確立させているからなのでしょう。即興性も即時に曲を作りながら演奏するという事ですから、あらかじめ作曲されていても同じポテンシャルを保持出来るようになっているのでしょう。

即興性はつじつまが合わなくなるという危険性を孕んでいますが、その時のバンドの雰囲気、自分のモチベーション、イマジネーションの健全性が鍵となってきます。そして勢いのある音楽が生まれ来るわけですが、その勢いのコツをつかんでいれば、即興性にこだわる必要も無くなってくるものです。じっくり練りこまれて、計算された音楽にも勢いを加算していくことが出来るようになってくるのです。これが出来るバンドは歴史上も数少ないものであります。

Sleeping In The Midday Sun
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