 | 5 (1998/07/14)
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2003年のアルバムです。今回は即興性よりも、事前にしっかりと作曲してからのレコーディングとなっています。ストリングスを中心としたチェンバーミニマル、パーカッションも多用するようになっています。決まり事としてはアコースティック楽器のみを使う事、事前に作曲している事から、ほぼ四人での同時演奏のみで、オーヴァーダビングは極力抑えているという事になります。
1. Sleeping In The Midday Sun
2. Aubergine
3. Nonstop Dancer
4. Lifestyled
5. Old Fashioned
6. Shirtless
ゆったりとした曲が多く、ジャズ的な和音構成だったりするので、サロンミニマル環境
音楽のような性格性があると思います。ペンギンカフェのようなポジティヴな雰囲気とは違いますが、近い感覚、感性を持っていると思います。即興性が無くても、これまでとあまり雰囲気が変わっていないというのは、既に自分達のスタイルを確立させているからなのでしょう。即興性も即時に曲を作りながら演奏するという事ですから、あらかじめ作曲されていても同じポテンシャルを保持出来るようになっているのでしょう。
即興性はつじつまが合わなくなるという危険性を孕んでいますが、その時のバンドの雰囲気、自分のモチベーション、イマジネーションの健全性が鍵となってきます。そして勢いのある
音楽が生まれ来るわけですが、その勢いのコツをつかんでいれば、即興性にこだわる必要も無くなってくるものです。じっくり練りこまれて、計算された
音楽にも勢いを加算していくことが出来るようになってくるのです。これが出来るバンドは歴史上も数少ないものであります。
Sleeping In The Midday Sun