2013年のアルバムで最後のフルアルバムになります。6年ぶりの作品になりますが、大きく内容が変わっています。エレクトロニカの特徴を活かしたシンセポップになっているのです。レトロなシーケンサーのピコピコサウンドを引用したスタイルになっていますが、曲の秀逸なポップさと、シンセサウンドが最新のソフトシンセになっているので、レトロ感は全く感じません。新しい感覚を覚えます。
1. New Design
3. 2. Trip The Light Fantastic
4. P.I.E.C.E.S.
5. Next Life
6. New Found Land
7. There Is A Voice
8. True Love
9. Phares
10. Sun Fat Explosion
11. Memori
12. Archipel-Legende
13. The Last Call
膨張し続けていたプログレに取って代わったのがシンセポップでした。日本で言うテクノポップです。モノフォニックシンセしかありませんでしたから、コード感を出す為にシーケンスによるアルペジオでコード感を出していました。当時のシーケンスも単純なものが多く、機械的である事が武器でした。やがてシンセポップはディスコと融合したり、ニューロマンティックと融合したりして80年代ポップの一部となっていきます。それは現在のDTM環境からすればレトロ以外の何物でもありません。
レトロブームとして80年代ポップリバイバルやシンセポップのリバイバルが行われてきました。レディーガガもシンセポップを再構築しているだけの事でした。なので、シンセポップをリメイクするのも珍しくありませんが、極上のポップセンスを持っているMontagがやると全く古臭く無い、逆に新鮮なくらいに素晴らしいシンセポップ作品が出来上がっています。エレクトロニカも彼の代名詞ですから、シンセポップを全面に出しても違和感はありません。牧歌的な部分が無くなってはいますが、何をやってもそつなくこなす才能を再確認させられるものとなっております。これで終わってしまうのはもったいない事です。
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