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[20210811]

Life In A Scotch Sitting Room Volume 2
(1998/07/14)

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78年のアルバムです。彼の出身地グラスゴーで行われたライブを収録したライブアルバムです。内容は、これまで何度も登場してきたLife In A Scotch Sitting Roomシリーズを集めたものになります。それだけこの物語が彼のお気に入りなのでしょう。ライブなので、演奏よりも語りの方が中心になっています。演奏はあくまでもBGMみたいな感じです。

1. Episode 2
2. Episode 3
3. Episode 9
4. Jungle Tip - Owl
5. Episode 1
6. Episode 11
7. Jungle Tip - Lion
8. Episode 5
9. Episode 14
10. Episode 7
11. Episode 12
12. Jungle Tip - Leopard
13. Episode 8
14. Episode 6
15. Episode 4
16. Jungle Tip - Boa
17. Episode 13
18. Episode 0

英語がわからないものにとってはこれがコメディーなのかどうかもわかりませんが、客の反応が入っているだけで、これがコメディーなのだと分かります。なので、ライブという形式は彼の語りを活かせるスタイルになっています。しかも、これほど頻繁に人を笑わせるような内容だったとは驚きです。

言葉のワンフレーズごとに笑いが起こります。日本の芸人でここまで人を笑わせられる人はいないでしょう。なので、彼がどれほど話術が巧みで人気があるかがよく伝わってきます。ラジオ時代からの人気者ですし、地元というのも差し引いても、これだけ頻繁に笑いが起こる現場は私は知りません。

Episode 2
⇒ 続きを読む

[20210810]

Jammy Smears
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。ヴァージンでの三作品の中での最後の作品になります。同じくイギリスの詩人Phyllis Kingも共演しています。音楽の部分もどんどん多くなっています。コミカルなミュージカルのような音楽で、音楽の表現者としても才覚を現してきています。テレビ番組でのストーリーテラーのような内容です。

1. Bicarbonate Of Chicken
2. Filcombe Cottage, Dorset
3. Squeeze Bees
4. The Turn
5. Life In A Scotch Sitting Room, Vol. 2 Ep.II
6. A Linnet
7. Jumping And Pecking
8. The Other Half
9. Beautiful Cosmos
10. The Path
11. Barabadabada
12. Big Jim
13. In The Chestnut Tree
14. Dust
15. Rubber Toy
16. Fistyman
17. Unexpected Join
18. A Wooden Tree
19. When I Stand On An Open Cart
20. High Is The Wind
21. The Surly Buddy
22. Pearly - Winged Fly
23. Garden Path At Filcombe
24. Paddington Town
25. Cage Of Small Birds
26. Life In A Scotch Sitting Room, Vol. 2 Ep.6
27. Irk
28. Lemon Flower
29. Red Admiral
30. Everybody Got
31. The Wasted Call

ヴァージンでの三作品は別物ですが、Life In A Scotch Sitting Roomという曲のバージョン違いがどちらにも登場してきます。つまり、三部作としての関連性をもたらせています。自分で作り出している物語ですから、どのように構成されていても自由自在です。音楽だけで表現すると、もっと大掛かりなものになるでしょう。そうすると、この語りだけという手段は手っ取り早くて簡潔です。

音楽にたよる表現が増えた方が聴く方としては楽しめるのですが、演奏も自分でやっているので、そこまでは要求出来ない部分もあります。バンドで演奏とかはこの時点では考えていないようで、語りの流れでの弾き語りになっています。あくまでも物語を語っていく手段でありますから、雰囲気作りとしての音楽になっています。

Bicarbonate Of Chicken
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[20210809]

Velvet Donkey
(1998/07/14)

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75年のアルバムです。ヴァージンからの第二弾作品になります。これまでよりも音楽の部分が多くなりました。勿論朗読が中心ですが、テレビ番組のナレーションのように、ミュージカルのように物語が展開していきます。朗読のバックでも演奏を入れるようになっていますので、飽きさせずに聴かせるという意識が出てきています。

1. If Your Breasts
2. I Got No Common Sense
3. Useful Cat
4. Oho My Eyes
5. The Dirty Dinner
6. Yellow Fly
7. Mother's Love
8. The Meadows Go
9. Phonic Poem
10. Life In A Scotch Sittingroom Vol.2 Ep.2
11. Birdswing
12. Nobody Knows
13. Uneventful Day
14. Little Black Buzzer
15. Bread And Butter
16. A Nuance
17. Go And Sit Upon The Grass
18. The Even Keel
19. Pearly Gleam
20. The Best Thing
21. Life In A Scotch Sittingroom Vol.2 Ep.7
22. Once Upon A Time
23. There's Got To Be Something
24. The Purposeful Culinary Implements
25. Gee, Amn't I Lucky
26. The Curse
27. I Think Very Deeply
28. I, Slowly
29. Sleepy Old Snake
30. Titchy Digits
31. The Stranger

Fred Frithによるヴィオラが入っていて、ハーモニウムだけの演奏ではなく、2トラック使った演奏になっているだけで贅沢な気分になってしまうので、慣れとは怖いものです。ホンキートンクピアノも入っていたり、雰囲気を変える事も意識していいます。演出というやつですね。ロバートワイアットの作品にも参加したりしていますので、そう言う経験も反映しているかもしれません。

音楽による絵本を見聞きしているみたいな物語が流れていきます。言葉がわからなくても音楽が多ければ、それなりにイマジネーションを刺激して映像も浮かんできます。コメディータッチの部分もあるみたいですが、これはさすがにネイティヴな人にしか理解出来ないかもしれません。音楽的にも内容が充実している事で、作品としても楽しめるようになってきています。

I Got No Common Sense
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[20210809]

SAMARQA59618949

「Stella Leo / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 ブリットポップとパワーポップが溶け合ったハードロックhttps://t.co/jRzOoMbbzL #eggsmu #nowplaying #rock #britishpop #powerpop #americanhardrock #electonicrock @SAMARQA59618949
08-08 21:34


[20210808]

Dandruff
(1998/07/14)

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74年のアルバムです。70年代にVirginレコードからリリースされた三部作の中の一つです。前作からは10年以上の月日が流れていますが、内容は同じようなもので、詩の朗読もしくは短編小説の朗読になっています。Ivor Cutler自身が朗読しますが、今回はゲストのPhyllis Kingも朗読してくれます。

1. Solo On Mbira (Bikembe) In 5:3 Time
2. Dad's Lapse
3. I Worn My Elbows
4. Hair Grips
5. I Believe In Bugs
6. Fremsley
7. Goozeberries And Bilberries
8. Time
9. I'm Walking To A Farm
10. The Railway Sleepers
11. Life In A Scotch Sitting Room, Vol. 2 Ep.I
12. Three Sisters
13. Baby Sits
14. Not Big Enough
15. A Barrel Of Nails
16. Men
17. Trouble Trouble
18. I Love You
19. Vein Girl
20. Fine Wise Saws
21. Life In A Scotch Sitting Room
22. The Painful League
23. Piano Tuner Song 2000AD
24. Self Knowledge
25. An Old Oak Tree
26. The Aimless Dawnrunner
27. Face Like A Lemon
28. A Bird
29. A Hole In My Toe
30My Mother Has Two Red Lips
31. I Like Sitting
32. The Forgetful Fowl
33. If Everybody
34. For Sixpence
35. I Used To Lie In Bed
36. If All The Cornflakes
37. My Sock
38. When I Entered
39. Two Balls
40. Miss Velvetlips
41. Lean
42. Fur Coats
43. The Darkness
44. A Beautiful Woman
45. Making Tidy

今回もハーモニウムの演奏による弾き語りが入っています。前作のようなフォーク調の曲ばかりでは無く、ブルース系の音楽も歌ったりしています。イギリスでは有名人でありますが、世界的にはそれほど知名度はありません。この朗読劇もイギリスで売れればいいやと言うような内容かもしれません。もう70年代も半ばですから、もう少し音楽も厚めにしてもらいたいところです。

しかし、どうしても朗読の方がメインになっています。喋ってなんぼというような人なのでしょう。音楽的には一人で弾き語りになっているので気楽なものなのでしょうが、英語圏以外で売れるには音楽面にも力を入れてもらいたいものです。知る人ぞ知るような人ですから、もう少し売りになるような芸当も欲しいところです。

Dad's Lapse
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[20210808]

Who Tore Your Trousers
(1998/07/14)

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スコットランドの詩人であり、ユーモリストであり、音楽家でありシンガーのIsadore CutlerことIvor Cutlerの61年のファーストアルバムです。BBCラジオで詩の朗読などを行なって人気となっていたので、ほぼ詩の朗読の作品になっています。合間にハーモニウムをバックに歌うフォークソングが入る程度です。まだビートルズもデビューする前ですから、こう言う作品でも売れたのですね。

1. Steady Job
2. The Obliging Fairy
3. First Love
4. Who Tore Your Trousers James
5. Are You Alright Jack
6. A Red Flower
7. Do You Ever Feel Lonely
8. A Warning To The Flies
9. Grass Seed
10. The Market Place
11. A Tooth Song
12. Egg Meat
13. Muscular Tree
14. The Handymen
15. Sh Chi

日本にもスネークマンショーというブラックユーモアの語りの作品がありましたが、その走りとでもいいましょうか。抒情詩のような風情のある朗読ではなく、どちらかというとユーモアを交えた語りになっています。歌われるフォークソングもとぼけた感じの曲です。まだテレビも白黒で、ラジオの方が親しまれている時代ですから、彼は当時の大スターとも言えます。

音楽が無くても成り立つのです。現在の耳で聴くとある意味アヴアンギャルドであり、現代音楽的な発想とも取れます。ロックファンからすると聴く価値は認められないかもしれませんが、ポールマッカートニーが彼を気に入って、後にマジカルミステリーツアーに出演させていますので、マニアックなビートルズファンなら知っていなければなりません。

Steady Job
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[20210807]

L.A.
(1998/07/14)

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2020年のアルバムで現在までの最新作になります。EPのリリースが中心になっていて、久しぶりのフルアルバムになっています。しかもコロナ禍においてこの娯楽音楽はとても意義のあるものだと思います。ダンスフロアに行って踊るなんてしばらく無理だと思いますが、家の中で踊る分には踊り放題です。家の中にいても体を動かす事は大事です。

1. Somebody Else
2. Automatic
3. Latching Onto You
4. Antibodies
5. World Beneath
6. Overnight
7. Rules
8. Make You Mine
9. Simpansi
10. Nightshift
11. Strange Without You
12. Call Me
13. Wait It Out
14. Adams Hill

デビューこそメジャーからのリリースでしたが、後はドイツのインディーズからのリリースになっています。しかし、やっている音楽は変わりなく、80年代っぽいダンスミュージックが90年代っぽくなったくらいです。ゲストボーカリストによって、かなり色気のある音楽になっています。ディープハウスなノリは変わりありません。

ファーストからは6年のインターバルになりますが、ソフトシンセもその間においてかなり進化していて、最新のシンセサウンドが満喫出来ます。ですから90年代っぽい曲調でも古臭く感じさせません。かなりポップな曲ばかりですが、全てのシンセサウンドが美しいです。それだけでも聴く価値があります。

Full Album
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[20210807]

Glow
(1998/07/14)

Tensnake商品詳細を見る


ドイツのDJ Marco NiemerskiのDJネームTensnakeの2014年のファーストフルアルバムです。DJという性格性からEPが多いので、フルアルバムは少なめです。ディスコ系のビートを活用したDJプレイで知られ、音楽スタイルとしては80年代ポップスを彷彿とさせますが、それをターンテーブルでリミックスする事によって、90年年代以降の雰囲気に焼き増ししたような感じであります。

1. First Song
2. Love Sublime
3. Pressure
4. Feel Of Love
5. No Colour
6. Ten Minutes
7. Kill The Time
8. Selfish
9. Good Enough To Keep
10. Holla
11. Listen Everybody
12. See Right Through
13. No Relief
14. Things Left To Say
15. 58 BPM
16. Last Song

ヴァージンからのリリースですからインディーズではありません。内容もメジャーとして売れる事を命題とされたものになっていて、歌は様々なゲストシンガーを使い、Nile Rodgersなどの豪華ミュージシャンも参加しています。メジャーじゃないとここまでお金はかけてもらえないでしょう。ディープハウスとして売れる為の音楽、踊る為の音楽を作り出しています。

豪華ミュージシャンがそれなりのポテンシャルなパフォーマンスを繰り広げますから、悪い訳がありません。しかし、この古いタイプのダンスミュージックを現代的なサウンドに作り上げると言う作業がDJとしての腕の見せ所であり、その部分でしか自分の個性を発揮できませんので、それはそれは入念な作り込みの仕方になっています。基本ダンスフロアで人を踊らせるのが仕事ですから、その盛り上げ方は熟知しています。

First Song
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[20210806]

ベル系音源で作るベリーポップを発展させた、ミニマルプログレエレクトロニカ。


[20210805]

Unemployed
(1998/07/14)

Alog商品詳細を見る


2011年のアルバムで恐らく最後の作品になります。これまでの手法をより誇張した形になっていて、実際に自分達で演奏したトラックをハードディスクレコーディングしてラップトップ上で切り刻んでループさせ、より長い時間でのサンプラーのような機能、つまり、シンクラヴィア的な使い方をしています。

1. Orgosolo I
2. Orgosolo II
3. The Weatherman
4. Zebra
5. Unemployed
6. Arkipel
7. Last Day At The Assembly Line
8. The Mountaineer
9. Baklandet
10. Bømlo Brenn Om Natta
11. Et Besøk
12. Spanish Record No. 9
13. Januar
14. Apeland

シンクラヴィアは高級外車が買えるくらいの値段がしますが、現在で言うワークステーション型サンプラーのようなものです。しかし、現在パソコン上で同じような作業を安価な値段で制作する事が出来るようになっています。現在は本当に恵まれているのです。昔はテープに録音したものを切り刻んでつなぎ合わせると言う作業一瞬で作ってしまう事が出来るのです。ならばその時代よりももっと複雑で凄いものが作れるはずですが、人のアイデアはさほど進化していないのです。

Alogのやってきた事も、それら過去の焼き直しでしかありませんでした。しかし、このアルバムにおいて、やっと昔のアナログな作業では作れないような領域までやってきました。ほぼ生演奏の内容をそのまま使っているような曲もありますが、一つ一つの素材がそれぞれ違う加工がされていながらも、一つにまとまると言う内容は、アナログ環境では死ぬほどめんどくさい作業になります。しかし、それがデジタル環境なら多少の工程を経るだけで出来てしまいます。後はアイデアのみなのです。人がどれほどテクノロジーを使いこなせるのか、音楽界では、まだまだ限界まで挑戦している人はいません。

The Weatherman
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[20210804]

Amateur
(1998/07/14)

Alog商品詳細を見る


2007年のアルバムです。とにかくサンプラーによるアブストラクトな音楽を極めていくという事においては、変態的なくらいに追求しまくっています。歌という素材すらも、普通に歌のトラックとはせずに、分解してサンプリングしてループさせるという厄介なくらいの作業を行なっています。

1. Son Of King
2. A Throne For The Common Man
3. Write Your Thoughts In Water
4. Sleeping Instruments
5. The Beginner
6. The Learning Curve
7. Turn Back. Undo
8. A Book Of Lightning
9. The Future Of Norwegian Wood
10. Exit Virtuoso
11. Bedlam Emblem
12. The Northeast Passage

機械的にサンプリングしていくという作業は徹底していますが、より音楽的に、より音程を意識した作り方にこだわっています。どんな雑音であっても、全ての音に音程はあります。そして機械的にそれらの音程を加工していく事も可能です。ですから、楽器や歌であっても、そのままの演奏というより、加工して音程を与え直した素材が使われています。

非楽器であっても音程を与えるのは当たり前になっています。リズム感、ビート感もサンプリング素材をスライスして並び替える事で自由自在です。しかし、楽器でない音は音楽的に滑らかな流れを作れないという欠点があります。それを逆手に取っているのがサンプリングミュージックであり、おかしなアクセント、突っかかりなどが新たな意味を与えていきます。

Son Of King

[20210803]

Just Recording
(1998/07/14)

Alog商品詳細を見る


2006年のアルバムです。自主制作ではありませんが、アナログ盤での限定販売でした。ですから、あまり出回っていません。もはやサンプリングミュージックの領域を突き抜けて、即興で演奏した素材を組み合わせるという、DTMならではのハードディスクレコーディングになっています。

1. Just Recording
2. Vinyl Island
3. Glass Is The Enemy Of Secrets
4. Ø
5. Sunrise Tattoo
6. Linje 2.
7. Ö

自分達でレコーディングした素材などを何種類か組み合わせて、アヴァンギャルドな音楽にしています。現代音楽と言ってしまえば何でも許せるようなところがありますが、そういう事なんですね。種類の違う素材を組み合わせて、調和されていたら逆に意味がないくらいの領域ですが、不協和音にはなっていないところがセンスなのでしょう。

普通にデモをレコーディングしても作品にはなりませんが、それを様々組み合わせていく事で、リアルタイムレコーディングでは起こり得ないような偶発性が生まれていきます。そこに意義を見つけていくような作業ですね。意図して生まれる作品もありますが、偶発的に生まれてくる音楽の方が、作っている方としてはワクワクしてくるものです。

Just recording

[20210803]

SAMARQA59618949

「Qoo / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 サイケデリックでエレクトロニックなハードロックhttps://t.co/67naw7jZXs #eggsmu #nowplaying #rock #hardrock #electonicrock #psychedelicrock @SAMARQA59618949
08-02 21:57


[20210802]

Miniatures
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。サンプラーによるアブストラクトな音楽という手法に変わりはありませんが、これまでよりも音楽的な内容になっています。楽器のように音程がしっかり設定されており、ミニマルながら、しっかり旋律を奏でています。サンプリング素材も楽器であったりします。しかし、マルチサンプリングではなく、フレーズサンプリングだったりするので、すごく違和感があります。

1. Severe Punishment And Lasting Bliss
2. Steady Jogging Of The Heart
3. St. Paul Sessions II
4. The Youth Of Mysterious Conversations
5. Leyden Jar
6. Pesce Spada
7. Buffalo Demon
8. Change Position
9. Building Instruments

マルチサンプリング全盛の時代に自分でサンプリングした素材を使っているので、素材が楽器であっても、楽器らしからぬ表現になったりしています。そして、それで良しとしています。これまでの作品に比べればとても楽器的でありますが、意図的にその違和感を楽しむ内容になっています。楽器も自分たちで演奏したものを録音しているので、レコード素材のような空気感が無いものになっています。

フィールドレコーディングっぽい感じを止めて、エレクトロニカな性格性とアブストラクトな性格性を融合させたような内容になっています。旋律的な流れにフォーカスしているので、これまでのような余計な尾ひれみたいな部分を省いています。シンプルに音楽として成り立つようにしています。そうする事で余計に違和感が増長していくという効果が現れています。

Severe Punishment And Lasting Bliss
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[20210801]

Duck-Rabbit
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。フィールドレコーディングなど、様々な音素材をサンプリングさせてつなぎ合わせたアブストラクト作品です。ゲストに歌を歌わせたり、より音楽的な表現をするようになっています。非楽器な音源でありながら、リズム、メロディー、ハーモニーと音楽に必要な三原則が備わっています。

1. Islands Of Memory
2. Objects Began To Appear From The Future
3. Violence And Magical Danger
4. Fire's For Burning
5. Duck-Rabbit
6. Idea-Changing Liquid Alchemy
7. Your Secret Flesh
8. As Complicated And As Beautiful As Always
9. Drunk Dj's

時代はエレクトロニカの時代に入っていきますが、エレクトロニカの一種だとしても通有するような内容です。レコードをサンプリングした素材は楽器的な音だったりしますので、電子音のようにも聴こえます。異なる素材同士を合わせてもハーモニーがしっかり出せていたり、即興的でありながらも緻密に計算されていると思います。

アートオブノイズというユニットがありましたが、これこそまさしくノイズによる芸術だと思います。楽器であっても、空気を震わせて聴く人の耳に入ってくるわけですから騒音も同時に入ってきます。ですから、その場の空気感というものも重要な要素になってきます。DTMのようなノイズレスな環境では作れないものでありますが、サンプラーを使う事によって、ある種の空気感が備わってきます。これこそ騒音の芸術なのです。

Islands Of Memory

[20210801]

Red Shift Swing
(1998/07/14)

Alog商品詳細を見る


ノルウェーのエレクトリックデュオAlogの99年のファーストアルバムです。メンバーはDag-Are HauganとEspen Sommer Eideの二人組です。サンプリング素材を組み合わせたアブストラクトな内容です。中にはフィールドレコーディングによる素材も多用しており、非楽器な音がヴィジュアルな部分を想像させていきます。

1. Drifting West
2. 500.000 Years Ago
3. The Travel Light
4. Expand The Heart
5. Lonesome Train
6. Red Shift Swing
7. Popul Vuh
8. Tuning The Piano
9. A Regular Hexagon Is Found Traced In The Sand On Some Beach
10. The Sun Is Where The Clouds Should Be

様々なロケーションで録音されたフィールドレコーディングなどを使って即興的に音楽としてまとめあげています。こう言った手法も新しいものではありません。現代音楽においては昔から行われていたものです。なので、音源の違いによる差別化が重要になってきますし、それをどのようにしてループさせたり、つなぎ合わせたりして音楽として成り立たせていくのかが問題になっていきます。

デュオですから、二人の意見もあるでしょう。それぞれが好き勝手に即興で作り上げているようでもありますが、その偶発的な結果が現代音楽的になっています。90年代の終焉において、ブレイクビーツ群も陰りを見せていた頃ですから、こうした挑戦的な作品は刺激的であったはずですが、そこまで知られていませんので、さほど反響も少なかったと思います。もう少し狂気的であったなら注目を集めていた事でしょう。しかし、とてもゆったりとした穏やかな音楽なのです。

Full Album
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