Strange Friend (1998/07/14) The Phantom Band商品詳細を見る
2014年のアルバムです。アルバムごとに違う表情を見せており、バンドとしての原点に回帰しようとした内容になっていて、ジャーマンロック的なニューウェイヴ感覚とサイケでアートロックな雰囲気を出しながらも、これまで以上にポップな内容になっています。
1. The Wind That Cried The World
2. Clapshot
3. Doom Patrol
4. Atacama
5. (Invisible) Friends
6. Sweatbox
7. No Shoes Blues
8. Women Of Ghent
9. Galápagos
普通のロックバンドでシンセを入れる場合、ギターを引き立たせるような使い方をしたりしますが、デジタルロックになるとギター以上の働きをさせたりもします。しかし、このバンドの使い方は非常にバランスがいいです。ギターも主役ですし、シンセも主役です。シーケンスパターンも独特で、テクノ的な使い方にならずに、ロックバンドらしいパターンを作り出しています。
デジタル過ぎもせず、アナログ過ぎもしない、ロックバンドとしての音。これを出せるバンドってほとんどいなかったと思います。プリセット音に頼る場合が多いから、どうしてもテクノ系な音を使いがちですが、ロックバンドとしての音を作り出そうとするからアナログっぽい音を目指していますが、デジタル感覚があってもそこは嫌がらず、アナログともデジタルともとれないような独特のサウンドを作り出しているので、ロックバンドとしてバランスのいいサウンドが生まれています。
The Wind That Cried The World
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