2018年のアルバムです。アルバムごとに違うコンセプトを持って制作していますが、今回は80年代のプリンスなどのファンク、ソウルとポップロックの融合を、違った切り口でプログレッシヴに演奏しています。ニューウェイヴ系を彼なりに消化したような内容になっています。
1. Wander
2. Yr Eyes
3. Jeffco
4. Future
5. Shrine
6. Bongo
7. Seven
8. Voicemail
9. Interlude
10. Laniakea
11. Parlour
12. Civilian
今回の主役はナチュラルトーンのギターカッティングであり、プリンスなどのファンク系の奏法をニューウェイヴ感覚に分解した演奏になっています。歌も曲もファンク系では無く、ニューウェイヴ系なのですが、そこもさほど拘っておらず。かなりクールに歌っています。そしてファンク的な演奏もミニマルな流れの一部として演出しています。
思いっきりソウルフルな演奏もこなしていますが、そこはダウンビート系の90年代風にまとめています。彼なりのブラックミュージックの用法で作曲されています。何にせよ、とても器用な一面をさりげなく披露しています。単なる真似事にとどまらず、自分の
音楽として消化している事が素晴らしいと思います。いつもながらの職人技ですね。
Full Album