fc2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
11 | 2021/12 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20211231]

Bad Love
(1998/07/14)

Summer Camp商品詳細を見る


2015年のアルバムです。オリジナルアルバムになれば、この通り、ドリーミーポップ全開です。それにエレクトロニカなサウンドメイキングも加わって、よりゴージャスなポップロックになっています。ギターがノイジーになっているので、プラスシューゲイザーな雰囲気もあります。そこがニューウェイヴ感になるでしょうか。

1. Bad Love
2. You're Gone
3. Sleepwalking
4. Beautiful
5. Horizon
6. Run Away
7. Angela
8. Drive Past My House
9. If You Hate Me
10. Everlasting
11. Keep Up

ドリーミー感とドライブ感、男女デュオ、陰と陽、バランス良く同時に備わる事で世界は豊かになる。これぞゴージャスなドリーミーポップの出来上がりであります。これまで、どちらかに偏った音楽を聴かされてきたと思います。正義か、悪か、はっきりしていた方が分かり易く、キャッチーになるのです。レコード会社の売り方はこれです。しかしどうでしょう。ポップなら、どちらでもあるこの音楽はキャッチーになります。

アレンジは重要かもしれませんが、結局は曲の良さが一番重要になってきます。曲の良さを無視した現代音楽は理屈は分かりますが、何度でも聴いていたくなるような魅力があるでしょうか。理屈なんてどうでもいいのです。肩書きもさほど重要ではありません。曲の良さが全てです。人によって良し悪しは違ってくる部分もあるでしょうが、本当に良い曲は誰が聴いても良い曲なのです。議論する必要も批評する必要も無いくらいに。

Bad Love
⇒ 続きを読む
スポンサーサイト




[20211231]

SAMARQA59618949

「Dorotea / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ライトフュージョンポップとグラムロックのミクスチャー https://t.co/H0xpnTLgMz #eggsmu #nowplaying #rock #fusion #glamrock #electronica #soul @SAMARQA59618949
12-30 21:27


[20211230]

Beyond Clueless
(1998/07/14)

Summer Camp商品詳細を見る


2014年のアルバムです。映画のサウンドトラックになっています。音楽的にはブリットポップになっているので、変化はありますが、サウンドトラックというより、オリジナルアルバムとしての印象が強いと思います。しかし、インスト曲もあったりするので、そこはサウンドトラックならではなのかもしれません。

1. Beyond Clueless
2. Swimming Pool
3. House Party
4. Meet The Cliques
5. Enrolment
6. Weak Walls
7. Judgement
8. Losing It
9. Spring Fling
10. Whatever
11. Learn To Love Yourself
12. Graduation

エレキギターの出番が多くなっています。そしてベースラインの作り方がもうブリットポップなんですね。ポールみたいに歌うようなベースラインにするとブリットポップっぽい印象になります。いつものドリーミーポップとは印象が違います。そこにシンセポップのようなシーケンスを入れるのがこのデュオの特徴でしょうか。

いつもはもっと豪華なポップアレンジになってましたが、それに比べるとシンプルなアレンジかもしれません。しかし、いつもよりインスト部分にこだわっています。サントラなんで、そこはポップにこだわらなくてもいいという事でしょうか。本来はプログレ思考の人なのかもしれません。そういう人がポップソングを作ると、こんなにゴージャスになるんですね。

Beyond Clueless
⇒ 続きを読む

[20211229]

Summer Camp
(1998/07/14)

Summer Camp商品詳細を見る


2013年のアルバムです。バンド名をアルバムタイトルに持ってきました。それだけ自分達のスタイルに自信を持ってきたのでしょう。音楽的にはよりドリーミーポップになっていると思います。ブロンディーがパンクからディスコ、何でもありのポップニューウェイヴになっていった感じに近い雰囲気になっています。それはElizabeth Sankeyの歌い方によるものなのかもしれませんが、ポップな雰囲気も似ています。

1. The End
2. Fresh
3. Crazy
4. Keep Falling
5. Two Chords
6. Fighters
7. I Got You
8. Everything Has Changed
9. Phone Call
10. Night Drive
11. Pink Summer

パンクだからって片意地貼って強気なロックをやってるだけだったら、面白みもありません。本来アメリカのパンクは、それまで無かったロックを作り出そうとして生まれませした。反抗的な音楽というレッテルはロンドンで生まれました。だからブロンディーもポップである事にためらいもありませんでした。ましてや21世紀になって、ニューウェイヴっぽい事をやるなら、よりポップになっても問題ない訳であります。

しかも彼らが提示しているのが21st-century alt.popでありますから、好きにやっていいと思います。それにしてもかなりのポップ感覚の持ち主であり、50年代感覚と80年代感覚が90年代感覚の方法論でミックスされています。懐かしい感じと新しい感じの不思議な感じのポップワールドであります。

Fresh
⇒ 続きを読む

[20211228]

Welcome To Condale
(1998/07/14)

Summer Camp商品詳細を見る


イギリスの男女デュオSummer Campの2011年のファーストアルバムです。プログラミングやギターなどマルチに演奏するJeremy Warmsleyと同じくマルチプレイヤーのElizabeth Sankeyの二人組です。二人は既に結婚しており、夫婦デュオになっています。歌は二人とも歌います。特にElizabeth Sankeyが歌うとガールズポップロックな感じになります。

1. Better Off Without You
2. Brain Krakow
3. I Want You
4. Losing My Mind
5. Summer Camp
6. Nobody Knows You
7. Down
8. Welcome To Condale
9. Done Forever
10. Last American Virgin
11. Ghost Train
12. 1988

ブロンディーのようなポップロック、シンセポップやドリームポップのような雰囲気を持ち、21世紀のオルタポップと呼ばれています。元パルプのSteve Mackeyがプロデュースしています。ブリットポップというより、シンセドリームポップという感じで、パンクと呼ばれながらもヒット曲を連発していいたブロンディーのような感じだと思っていただければいいでしょうか。

それだけ女性ボーカルのElizabeth Sankeyの出番が多いです。テクノポップもありのニューウェイヴという感じをもっと豪華絢爛にした。ドリームポップの雰囲気が強いと思います。デュオでありながら、豪華絢爛と言えるくらいにたっぷりとポップなサウンドを盛り付けて、ギターポップな雰囲気もありながら、ニューウェイヴとは呼べないくらいにサービスたっぷりなアレンジになっています。

Better Off Without You
⇒ 続きを読む

[20211227]

後期ビートルズはソウルフルであったと思います。
なので、ソウルフルなブリットポップは不自然ではありません。


[20211226]

Anonymoss
(1998/07/14)

anonymass商品詳細を見る


2008年のアルバムで、最後のフルアルバムになっています。解散はしていませんが、それぞれがそれぞれの活動をしているので、現在はほぼ解散状態です。このアルバムはYMO結成三十年を祝し制作されたカヴァーアルバムになっています。YMOと何の関係があるのかというと、ただのファンという事なのでしょう。

1. 邂逅
2. See-Through
3. Mass
4. Nice Age
5. 君に、胸キュン。
6. Focus
7. Happy End
8. Wild Ambitions
9. Insomnia
10. Behind The Mask
11. Castalia
12. Cue
13. Epilogue

YMOの曲をジャズライクなアレンジにてカバーしているので、本家YMOからも絶賛されています。YMOにも歌ものの曲があり、それらのカバーは上手い事やっていますが、テクノポップな曲をジャズにアレンジするというのは、かなりセンスの良さを感じさせます。日本の昔からのインディー感というのは、このYMO世代あたりになりますから、彼らの密室感もその影響なのでしょう。

現在はYMOを知らない世代がJ-POPみたいな感じでやっていますので、この日本インディーズ独特の雰囲気は継承されていません。なので、このユニットのメンバーはかなり年がいっています。古い、まだ日本のオリジナリティーに誇りを持っていた世代の置き土産のような作品です。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211226]

Little Travelers In Wild Pajamas
(1998/07/14)

anonymass商品詳細を見る


2005年のアルバムです。フィールドレコーディングやブレイクビーツ的な処理をしたりと、スタジオでの処理も作曲の一部として制作されています。ジャズやクラシックをポップにしていくうちに、日本のインディーズ独特の童謡的な雰囲気作りになっています。これはもう70年代以降の日本のお家芸なのですが、最近は少なくなってきていると思います。

1. Hide And Think
2. Kaleidoscopic Eyes
3. Big Friend
4. The Wanderer
5. ニビイロの森
6. Sleepyhead
7. Waiting For Me
8. March Of Harvest
9. Gazing
10. Afraid
11. The Front Of Confession
12. コンペイトウ
13. Sylvan's Song

彼らの作品を一言で表すならば、密室感なのです。日本はほとんどがデッドなスタジオが多く、エフェクト処理ありきが当たり前になっています。そこで控えめなエフェクト処理にすると、このように密室的なデッド感が平然と横たわっています。チェロとかマイク録りしているはずですが、それでも残響音の響きがありません。とても不自然な空間で録音しているのです。

エフェクト処理で何とかごまかせる、というか、エフェクトの乗りを良くする為のデッドな音響になっているのです。ですから、しっかり目にエフェクト処理しないと不自然な感じになります。しかし、それだとどうしても嘘っぽくなる、そんな音にはしたくないという反抗心が、この冷淡な音質にしてしまっているのです。いっそのことスタジオを飛び出してレコーディングすればいいのに、そんな冒険心も持っていない温室育ちな音楽という印象です。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211226]

SAMARQA59618949

「Aubrey & Serenity / SAMARQAND」をEggsで聴こう。エレクトリックソウルなグラムロック https://t.co/P7IKkxsJLm #eggsmu #nowplaying #rock #electronica #glamrock #soul @SAMARQA59618949
12-25 21:40


[20211225]

Harusame
(1998/07/14)

anonymass商品詳細を見る


2004年のアルバムです。ヨーロピアンなエキゾチックな雰囲気を纏わせながらもポップな表現になっています。なんでも出来る人達のの集まりですから、器用に何でもこなしています。器用過ぎると面白みが無くなってきますので、玄人受けするだけの音楽になりがちになります。そこを何とか食いつなぐためのポップさだと思います。

1. Idyllica
2. Everything Will Be Alright
3. なにもないのに
4. Lust
5. Harusame No.9
6. Smalltalk I
7. Flat
8. Awkward Dance
9. Smalltalk II
10. Twenty-Five
11. A Girl's Intuition

歌ものも、A.O.R.なアレンジにすればきっと売れる音楽になるはずですが、それをあえて違う方向に持っていく天邪鬼さもあります。確かに、この路線で売れる音楽を作っても面白くありませんから、人がやらないようなアプローチを心がけています。昔からの日本の職人気質みたいなところがあります。最近では少なくなっていますが、本来はこれが日本のミュージシャンシップだったと思います。

売れる音楽を模倣するという商業路線をあらわにしているメジャーシーンに比べて、インディーズではまだ、こんな誇りを持ったアーティストがいるんですね。日本独特のガラパゴス的な音楽センス。良くも悪くも、こういう人達が日本の音楽シーンを支えてきたのです。売れている音楽、多くに支持されている音楽には無い、日本の伝統職人技であります。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211225]

Opus 01
(1998/07/14)

anonymass商品詳細を見る


日本のユニットanonymassの2003年のファーストアルバムです。スタジオミュージシャン、プロデューサーとして活動しているメンバーが集まって作られた音楽ユニットです。メンバーはチェロの徳澤青弦、キーボードの山本哲也、金管楽器のユーフォニアムの権藤 知彦、ボーカルの神田 智子の四人組です。

1. Little Wish
2. The Left Arm Of Buddha
3. Still Life
4. Sing This Moment
5. The Right Thing In The Wrong Place
6. How?
7. For No One

バンド名は匿名という意味のanonymousと集まりという意味のmassをめぜ合わせた造語になります。音楽的にはサロン的なジャズ、アシッドジャズっぽいアレンジか、にエレクトロニカな電子音を織り交ぜたスタイルになっています。ジャズ的な生演奏の部分を大事にした曲作りです。日本のテクノ界らしい歌が慎ましい感じです。

メンバーにドラマーはいませんが、ドラムの果たしている役割がかなり重要だと思います。ジャズほどスウィングしておらず、アシッドジャズに近いアプローチをしています。それによって、クラシカルな演奏をしているチェロやジャズ的なユーフォニアムの演奏がまとまってきます。そして電子音が密室的なサロン感を演出しています。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211224]

ロックンロールは元来ピアノ演奏によるものをチャックベリーがギターでコピーして、よりかっこいいものにして一時代を築き上げました。しかし、エルトンジョンなどにより、鍵盤系ロックンロールというものもありまして、そうした鍵盤系ロックンロールを創ってみました。


[20211223]

All Thoughts Fly
(1998/07/14)

Anna von Hausswolff商品詳細を見る


2020年のアルバムで、現在までの最新作になります。パイプオルガンだけで制作されていますが、以前のCeremony とは違い、多重録音でパイプオルガンの様々な音質を駆使して完成度の高い作品に仕上げています。現代音楽的な手法で制作されており、もはやゴシックとかネオクラシックとかの触れ込みを超越した領域に踏み込んでいます。

1. Theatre Of Nature
2. Dolore Di Orsini
3. Sacro Bosco
4. Persefone
5. Entering
6. All Thoughts Fly
7. Outside The Gate (For Bruna)

歌なしのインスト作品です。それなのに、この完成度の高さはどうでしょう。パイプオルガンだけの演奏ですが、リズム、打楽器のような音、低音によるベースライン、笛、もしくは笙のような高音、そしていかにもパイプオルガンらしいサウンド、ミニマルのようなリフレイン、パイプオルガンだけで、見事な構成の音楽を作り出しています。

そして、これまでのどの作品よりも個性的で、オリジナリティーに溢れた内容になっています。これに歌を入れてしまったら、なんとか風になってしまうのでしょうか、歌を入れるのは慎重になるべきですが、そうする事によって、自分の音楽性の確立につながっていくと思います。誰も登った事のない高みまで、きっと彼女なら登っていけるのでしょう。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211222]

Dead Magic
(1998/07/14)

Anna von Hausswolff商品詳細を見る


2018年のアルバムです。プログレッシヴなサウンドの中にパイプオルガンの響きが目立ちます。これぞ葬儀ポップと呼べるような荘厳な雰囲気の作品になっています。ネオクラシカルな部分も強めで、シンセサウンドなどがプログレッシヴロックの雰囲気を継承させています。このダークはゴシックなのでしょう。

1. The Truth, The Glow, The Fall
2. The Mysterious Vanishing Of Electra
3. The Marble Eye
4. Ugly And Vengeful
5. Källans Återuppståndelse

死がモチーフになっているようで、歌い方もいつもより狂おしいほどに悲壮感が漂っています。ポップという表現は似つかわしく無くなっています。ケイトブッシュのような歌い方がニナハーゲンのような歌い方になっています。アコースティックな楽器とパーカッションがメタルのような重厚さにならないように品格を保っています。

楽器の配分によってはゴシックメタルのようになるような曲調ですが、そうならないような配慮がなされています。この部分がセンスなんですね。北欧でメタルにしてしまえば売れるでしょうけど、そうしない誇りみたいなものが見え隠れしています。しかし、オカルティックであり、ゴシック調であり、レクイエムのようでもあります。アルバムごとに、しっかりとコンセプトがあり、それを忠実に表現しています。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211221]

The Miraculous
(1998/07/14)

Anna von Hausswolff商品詳細を見る


2015年のアルバムです。ゴシックポップとか、カッコつけて言っていますが、一言でプログレッシヴロックですね。パイプオルガンはもう武器の一つとして常備しています。パイプオルガンに負けない厳荘感を導き出すために、攻撃的なシンセサウンドも使うようになっています。インスト曲もあったりと、ロック色が強く、紛れもなくプログレです。

1. Discovery
2. The Hope Only Of Empty Men
3. Pomperipossa
4. Come Wander With Me/Deliverance
5. En Ensam Vandrare
6. An Oath
7. Evocation
8. The Miraculous
9. Stranger

プログレはロック、クラシック、ジャズの融合、シンセもしくはオルガンによる鍵盤楽器が入っている事、曲の長さを気にしない、などが条件となりますが、ピンク・フロイドのように、サイケから、フォーク調の曲を壮大にプログレにしていくという手法も王道となっています。中世的な音楽を取り入れる事も英国的でありますし、そうした音楽となんら違いがございません。

パイプオルガンというと、リックウェイクマンがスイスの教会で録音したりしていました。近年ではサンプリング素材として利用出来ますが、本物の音にはかないません。物がでかいので、持ち運びが出来ませんが、どうもライブではサンプリング素材を使っているようです。そうまでして、もう切っても切れないような間柄になっています。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211221]

SAMARQA59618949

「Niamh Orla & Maeve / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 エレクトロニカなリズムアンドブルースhttps://t.co/pkYoAgN0fd #eggsmu #nowplaying #rock #soul #RhythmandBlues #electronica #EDM @SAMARQA59618949
12-20 21:39


[20211220]

Ceremony
(1998/07/14)

Anna von Hausswolff商品詳細を見る


2012年のアルバムです。ジャケット写真からも分かるように、パイプオルガンを使った内容になっています。音楽もクラシック調であり、ここにきてゴシック感が出てきました。これぞゴシックポップなのですね。ネオクラシック、プログレといった感じであり、歌が入るとケイトブッシュのような歌い方になっています。

1. Epitaph Of Theodor
2. Deathbed
3. Mountains Crave
4. Goodbye
5. Red Sun
6. Epitaph Of Daniel
7. No Body
8. Liturgy Of Light
9. Harmonica
10. Ocean
11. Sova
12. Funeral For My Future Children
13. Sun Rise

デジタルパイプオルガンなんて無い訳で、マイク録りになっています。ラインで録音出来るパイプオルガンって存在するんでしょうか。ですから、パイプが呼吸している音、風が吹き抜ける音も入っています。サンプリング素材でここまでの音は再現しているものはあるのでしょうか。そこまで、生のパイプオルガンの音は凄みが違います。生でもマイクの置き方で、ここまでの音を再現出来ないでしょうし、かなり複数のマイクを配置して録音していると思います。もちろん場所は教会でしょうから、残響音も深い感じがします。

それ以外の楽器はプログレのように演奏していますから、ネオクラシックというより、ロックよりの印象、プログレの印象を与えます。歌とパイプオルガンだけの弾き語りだとネオクラシカルでも通用します。これがゴシックポップ、葬儀ポップなのでしょう。確かに歌が入るとポップになる印象です。重苦しさが和らぎます。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20211219]

Singing From The Grave
(1998/07/14)

Anna von Hausswolff商品詳細を見る


スウェーデンの女性シンガーソングライターAnna von Hausswolffの2010年のデビューアルバムです。ピアノを弾きながら歌う彼女の歌は暗闇に響くゴシック様式な雰囲気に包まれています。彼女が称するにFuneral pop、葬儀のポップと呼んでいます。暗い音楽ではありますが、絶望的なほど暗くなく、ポップスとして親しめる部分もあると言う事でしょう。

1. Move On
2. Track Of Time
3. Pills
4. Above All
5. Singing From The Grave
6. Lost At Sea
7. Old Beauty/Du Kan Nu Dö
8. The Book
9. I Am Leaving

ピアノによる弾き語りですが、これをアコースティックギターに置き換えると、フォークソングに聴こえるようなコード進行になっています。そこが彼女の言うポップの部分だと思います。そこを鍵盤アレンジにして、ゴシックな雰囲気作りをしています。ですからそこまで暗い音楽ではありません。フォークバラード程度のものだと思います。ゴシックというのもどうかとも思います。

サイケデリックでヒステリックなエレキギターが入っていたりしますが、そこは演出の一つであり、バラード系のフォークソングというのが軸になっています。鍵盤アレンジだと、どうしてもフォークっぽく聴こえないのですが、彼女の歌はフォーク的な部分を包み隠していません。そこはどうしてもゴシックっぽくないのですが、そこがポップの部分なんでしょう。ですから、冷たい印象は受けません。

Move On
⇒ 続きを読む

[20211218]

マーチングシンフォニックなプログレッシヴロック


[20211218]

Woman
(1998/07/14)

Wallis Bird商品詳細を見る


2019年のアルバムで現在までの最新作になります。歌はよりエモーショナルになりながらも、ワールドミュージックのようなおおらかさと洗練さを兼ね備えるようになっています。フォークソングを基本としながらも、彼女の個性を活かしながら、これまで進化してきましたが、これが現時点での最高傑作になっていると思います。ここまで鍛え上げられてきたフォークソングはまだ存在していませんでした。

1. As The River Flows
2. Grace
3. Life Is Long
4. Love Respect Peace
5. Woman Oh Woman!
6. Salve!
7. Brutal Honesty
8. Time It Is Not Waiting
9. I Know What I'm Offering
10. That's What Life Is For
11. Repeal

弾き語りという手段により、どうしてもフォークソングに分類されるのかもしれませんが、彼女にとっては、それはどうでもいい事であり、自然に湧き上がってくる音楽こそが正義なのであります。そして、その音楽をより洗練された表現にこなしていけるスタッフにも恵まれていると思います。そしてそれらは全て魂からの歌であり、ソウルミュージックというのが本当の軸になっているのだと思います。

ギターカッティングも、ワールドミュージック、どちらかと言うとアフリカンなリズム感とフュージョン系の洗練された感覚を、デジタル処理する事で、よりクールな仕上がりにしています。つまり、エスニックな要素も加わってきています。それは強力な武器になっており、より豊かな表現を成し遂げています。どちらにしても新しい事をやっている訳ではありませんが、フォークシンガーとして限定するならば、ここまで突き詰めている人はいません。唯一無二の存在だと思います。

As The River Flows
⇒ 続きを読む

[20211217]

Home
(1998/07/14)

Wallis Bird商品詳細を見る


2016年のアルバムです。2015年にライブアルバムYeah! をリリースして、それまでの経歴を総決算させたがごとき、この作品から新境地を切り開いています。これまでほとんど聴く事がなかったデジタルサウンドが入っています。シンセポップのようなアレンジがあったり、随所にプログラミングされたデジタルサウンドが散りばめられています。

1. Change
2. Odom
3. Control
4. Pass The Darkness
5. That Leads The Way
6. Home
7. Love
8. The Deep Reveal
9. Fantasy
10. I Want It. I Need It
11. Seasons

これまでは大所帯でのバンド演奏を行っていましたが、ここではマルチプレイヤーが多く、多重録音やプログラミングなどの作業が行われ、バラード曲も多く、音数を厚くする必要性を感じさせないほどのアレンジで、これまで以上にソウルフルな彼女の歌がフューチャーされています。

フォークフォーマットは基本持っていますから、これもフォークトロニカの一種だと認識してもいいでしょう。しかし、彼女が歌えば、どんなジャンルであっても、それはソウルミュージックなんだと思います。これほどまでに感情的に歌うフォークシンガーを知りません。ブルースフォークならいるかもしれませんが、そんなに狭苦しく彼女を属性で語る事は無意味であります。Wallis Birdというジャンルなんだと思います。

Change
⇒ 続きを読む

[20211216]

Architect
(1998/07/14)

Wallis Bird商品詳細を見る


2014年のアルバムです。ベルリンで活動している訳ですが、かなり陰を映し出したような音楽性を出しています。これまでが爽やかすぎたと思いますが、情炎な感情の起伏を表現するようになっています。それだけ歌の実力が上がってきているのだと思います。そしてよりロック的にパワフルです。

1. Hardly Hardly
2. I Can Be Your Man
3. Daze
4. Holding A Light
5. The Cards
6. Girls
7. Cxmmunion
8. Gloria
9. Hammering
10. River Of Paper

ヨーロッパのセンチメンタルな流行歌、それはそれでヨーロッパ各地におけるフォークソングな訳でありますが、これまでアメリカ的なフォークロックが多かったのに対して、ようやくヨーロッパ的な翳りがあるフォークソングになってきました。そしてより歌はソウルフルになっています。

ソウルフルなフォークロックという主題であるならば、正しい方向に進んでいます。それはオールドファッションなフォークロックでありながら、アレンジ、ミックスがいつも秀逸であり、古臭く感じさせないマジックを持っていますし、彼女の歌がより生々しいくらいに新鮮に感じさせてくれます。

Hardly Hardly
⇒ 続きを読む

[20211216]

SAMARQA59618949

「Caerlion / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 アコースティックフォークプログレなフォークトロニカhttps://t.co/mZJFps8C8K #eggsmu #nowplaying #rock #Progressive #Folktronica #folk #neoclassical @SAMARQA59618949
12-15 21:57


[20211215]

Wallis Bird
(1998/07/14)

Wallis Bird商品詳細を見る


2012年のアルバムです。2011年にほぼ同じ曲目で自主制作のThe Mistakes Are Intentionalを先行リリースしていましたが、その本ちゃんバージョンになります。かなりフォークソングを強調した内容で、ドラムレスの曲も多くあります。しかし、それでもこの完成度はどうでしょう。少ない音数でも見事な出来栄えでございます。

1. Dress My Skin And Become What I'm Supposed To
2. I Am So Tired Of That Line
3. Encore
4. Take Me Home
5. In Dictum
6. Ghosts Of Memories
7. Heartbeating City
8. Who's Listening Now
9. But I'm Still Here, I'm Still Here
10. Feathered Pocket
11. Polarised
12. Outside My Window, Overlooking The Courtyard, The Kids Played Aloud, My Floorboards And Old Chairs Creaked To The Sound Of Thunder Booming On This Hot Spring Afternoon In April, My Housemates Cooked And Cleaned And Chatted Loudly And It Was All Too Beautiful Not To Record

ロックやジャズなど他のジャンルの威をからず、フォークフォーマットで勝負するポテンシャルを身につけました。これは彼女にとってかなりの進化であり、フォークソングでもロックやジャズに負けないくらいのグルーヴを生み出せるという証明を成し遂げ、彼女のスタイルをより強固なものとしました。

気持ちが乗ってくれば、どうしてもソウルフルになるのは致し方ありません。だからこそのソウルミュージックであり、それは人間共通のエモーションであり、黒人だけの特許にする訳にはいかないのです。サウンドメイキングでもフォークらしからぬ、ヒップホップのような手法を用いいて、メリハリのあるアレンジに仕上げています。本格的な実力を出してきました。

Dress My Skin and Become What I'm Supposed to
⇒ 続きを読む

[20211214]

New Boots
(1998/07/14)

Wallis Bird商品詳細を見る


2009年のアルバムです。自分のレーベルBird Recordsでのリリースという軸を持ちながら、ベルリンのコロンビアレコードからのリリースになるので、まだメジャーであります。後はアイルランドのインディーズRubyworksからもリリースされています。それだけ各方面から注目されているのです。実力、能力共に備わった大型アーティストであります。

1. Can Opener
2. Travelling Bird
3. To My Bones
4. Meal Of Convenience
5. Made Of Sugar
6. An Idea About Mary
7. When We Kissed, The World Fell In Love
8. LaLa Land
9. Berlin
10. Measuring Cities
11. Your Morning Dream
12. Yer Daddy (Live Version)
13. LaLa Land (Acoustic Version)
14. An Idea About Mary (Piano Acoustic Version)
15. Measuring Cities (Live Version)
16. To My Bones (Live Version)

音楽的にはロック色が強くなっています。アコースティックギターを武器に歌うというスタイルは貫かれていますが、ロックフィーリングで曲が作られています。前作ではジャズっぽさがありましたが、今作はソウル系です。ソウル系のロックなので、思いっきり歌いまくっています。フォークが軸ですからフォークロックという趣ですが、もっと幅広い音楽性を秘めています。

バンドアレンジも良く練られていますが、基本はギター1本での弾き語りでも成立する曲になっています。しかし、ソウル、ロックのフィーリングに溢れていますから、フォークソングの弾き語りとは訳が違います。フォークロックと言っても、昔からあるフォークロックとは違い、時間が経っている分、それなりに多くの音楽的要素をまとっています。それは本来の健全な在り方だと思います。昔のやり方のままでいい訳がありません。時代は21世紀であります。SFの世界でなら、もっと進んだ文化が存在するはずなのですが、まだまだ想像の先には辿り着いていません。音楽くらいもっと進んでいてもいいと思うのですが、芸術面も先に進めず苦労しています。もう我々は頭打ちしているのでしょうか、まずは石油に代わるエネルギーの開発を急ぎましょう。

Can Opener
⇒ 続きを読む

[20211213]

Spoons
(1998/07/14)

Wallis Bird商品詳細を見る


アイルランドの女性シンガーソングライターWallis Birdの2007年のデビューアルバムです。自身のレーベルBirdRecordsからリリースしていましたが、Island/Universal Recordsと契約を結び、メジャーとしてのデビューとなっています。活動はベルリンで行われています。フォーク、カントリー系の音楽ですが、ジャズ的な要素を強く混ぜ合わせています。

1. Counting To Sleep
2. 6 Ft 8
3. Slow Down
4. The Circle
5. Blossoms In The Street
6. You Are Mine
7. Moodsets
8. Country Bumpkin
9. Just Keep Going
10. All For You
11. Bring Me Wine

その昔、アメリカのフォークロックブームにあやかり、英国でもトラッドフォークやケルトを用いたフォークロックブームが存在しました。レッドツェッペリンもこのブームに乗っかろうとしていました。アメリカのフォークロックとは違って、アイリッシュな雰囲気も大事にしながら、ジャズなどを融合して、より実験的なフォークソングを模索していました。ですから、アイルランド出身の彼女がジャズ的なロック的なフォークソングを演奏していても不思議ではありません。

彼女の場合はもっと感覚が新しくて、ヒップホップの時代を通過していますので、フォークソングと言っても、16ビートやスウィング感覚を持ったアコースティックギターをプレイしています。なので、歌も必然的に、ロック的、ソウル的、そしてジャズ的な歌い回しも入りながらの、それでもフォークソングである事を揺るがさずに歌っているところがかっこいいと思います。

Counting To Sleep
⇒ 続きを読む

[20211212]

室内楽チェンバーミュージックのフォークトロニカ。


[20211212]

Quiet & Small
(1998/07/14)

Looper商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。これまで発表してきた曲のアコースティックバージョンを演奏した内容で、昔風で言えばアンプラグドという事になります。もうほぼStuart DavidだけがLooperとして活動している感じで、昔の作品に依存するほどレイドバックしています。

1. Burning Flies
2. These Things
3. On The Flipside
4. Oh, Skinny Legs
5. The Lucky Bird
6. Bug Rain
7. Quiet And Small
8 . The Snare
9 . The Strangest Girl
10. Up A Tree Again

ほぼギター1本での弾き語りで、後は口笛が入っていたりします。以前の曲はヒップホップなデジタル処理がなされていましたので、アコースティックバージョンにした事によって、どれだけ良い曲を書いてきたのかが浮き彫りにされています。コアなファンしか聴かないでしょうが、元Belle and SebastianだったStuart Davidがどれだけ作曲の才能があったのかを物語っている作品になります。

もうStuart Davidもおじさんになっていますから、枯れた曲を演奏しても様になります。新曲でアコースティック演奏だけでもいけると思いますが、それに先立っての、既存の曲での方向転換は分かりやすいと思います。でも、この路線になるなら個人名のStuart Davidでやればいいのかもしれません。どちらにしてもLooperというグループではもう機能していません。

These Things
⇒ 続きを読む

[20211211]

Offgrid:Offline
(1998/07/14)

Looper商品詳細を見る


2015年のアルバムです。前作から13年ぶりの作品となりました。原点回帰したようにブリットポップでサイケデリック音楽性に戻っています。しかし、ターンテーブルなどを使ったプログラミングはやめて、普通にDTMなプログラミングでのトラックメイキングになっています。

1. Intro (Down The Lane)
2. What If...
3. Waiting For Trains
4. Oh, Skinny Legs
5. Offgrid Offline
6. Farfisa Song
7. I'm A Photograph
8. Images Of The Shipwreck
9. The Lucky Bird
10. Outro (TipToe Home)

打ち込みは打ち込みでも、以前のようにデジタル処理しました感は出さずに、曲の完成度を重視した方向性に変わっています。曲が良ければ良い訳ですから、下手なギミックは必要無いのです。ようやく、ここにきて、そのことに気づいたのか、素直にブリットポップしています。その事によって、曲自体の良さがストレートに伝わるようになっています。

デジタルサウンドについては、時代によって流行があるので、すぐ古臭く感じられたりしますので、それを排除する事によって、レトロ感は感じられなくなっています。それは彼らにとってはとても良い事であり、下手なプログラミングは印象を悪くするものでもありました。それを無くした事によって、やって彼らのやってきた事が報われようとしています。

Intro (Down The Lane)
⇒ 続きを読む

[20211211]

The Snare
(1998/07/14)

Looper商品詳細を見る


2002年のアルバムです。もはやヒップホップであろうともしていません。それらしきプログラミングで作られていますが、ダルイ感じの80年代ポップスみたいな曲を作っています。ブリットポップですらありません。だるい感じなので、ポップであろうともしていません。この後活動が停滞しますから、煮詰まっていたのでしょうね。

1. The Snare
2. Sugarcane
3. New York Snow
4. Peacock Johnson
5. Driving Myself Crazy
6. Lover's Leap
7. Good Girls
8. She's A Knife
9. The Evil Love
10. Fucking Around

基本はロックバンドであり、演奏がさほど得意では無い分、デジタルプログラミング等でごまかしてきた感じです。それはそれで、ヒップホップのあり方としては正しいので、非難されるべきものではありません。ただ、ここにきて、本来はロックをやりたいだけというのが見えてきて、無理してデジタルサウンドを使っている感が痛々しく感じられるようになっています。

ロック側がデジタルサウンドを使っても問題はありません。ミックス具合が心地よければ誰からも受け入れられるでしょう。彼らの作品もそうでした。少しレトロな感じがありましたが、それなりに面白いと思われていました。それがとうとう、ヒップホップもブリットポップもそれほど思い入りれが無い事がここにきて明らかになっています。やりたい事を素直にやれば良いのに、偏屈すぎましたでしょうか。

The Snare
⇒ 続きを読む

HOME NEXT
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ