 | Palo Santo (1998/07/14)
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2018年のアルバムです。よりポップになり、エレクトロニカな部分もポップなアレンジjに変化していき、より売れるようになっていきました。3人のメンバーと複数のゲストによる演奏は、作り物、ファンタジーな世界になっています。何故メジャーになると、これほどまでに嘘っぽく、虚構に満ちた
音楽になってしまうのか。
1. Sanctify
2. Hallelujah
3. All For You
4. Karma
5. Hypnotised
6. Rendezvous
7. If You're Over Me
8. Preacher
9. Lucky Escape
10. Palo Santo
11. Here
普通のバンドだったらオーヴァープロデュースというレッテルを貼られるところですが、メジャーのヒットチャートなら誰も文句は言いません。こんな
音楽ばかりだからです。よく練り込まれたアレンジ、を通り越して、ここまで作り込んでいるとメンバーが実際にどこまで関わっているのかさえ疑わしくなってきます。なので、三人組での作品はここまでになっています。次からはOlly Alexanderのソロプロジェクトになってしまうのです。
ボーカルのOlly Alexanderがいればいいだけの話になってきますので、当初は5人組でスタートし、デビューしてからは3人組でやってきたYears & Yearsもバンドとしての意味をなさなくなっていきます。周りの大人たちが、あれやこれやと手を加えていく訳ですから、バンドとしての意味が無いのです。
音楽としては悪くは無いでしょう。それだけ完成されています。しかし、完成されすぎてしまうと、バンドとしての伸び代すら必要無くなってきます。メジャーの恐ろしい罠にはまっています。
Sanctify