 | The Geometrid (1998/07/14)
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2000年のアルバムです。ブリットポップだけではなく、もっと幅広いサンプリング素材を使う事で、ビッグビートみたいな雰囲気になっています。それでも、これは90年代初期の頃のスタイルであり、早くもリバイバルな事をやっているのか、レトロな雰囲気満載です。イギリスのインディーチャートでは受けているので、これはこれで良いのでしょう。
1. Mondo '77
2. On The Flipside
3. Modem Song
4. Uncle Ray
5. PuddleMonkey
6. These Things
7. Bug Rain
8. My Robot
9. Tomorrow's World
10. Money Hair
日本のフリッパーズギターが最後に出したヘッド博士の世界塔のような感じを、真面目にやっています。ヒップホップのスタイルをロックの世界に引き込んだデジタルロックのようなスタイルです。90年代初期にはまだ珍しかったので新鮮でしたが、ブレイクビーツもドリルンベースなどを経て力尽きた頃に、この、その昔に回帰したようなスタイルでやるなんて凄い精神力です。
ただ、これがもう新鮮に聴こえるくらい世代交代していたのか、それなりにヒットしています。基本はブリットポップなので、その装飾としてヒップホップを持ってきたというだけのものです。ここまで馬鹿馬鹿しくも真剣にやる事で、逆に受けてしまうという面白い現象。当時は流石に早かったと思いますが、現在であれば、それなりに新鮮に感じられます。
Mondo '77