 | Dead Magic (1998/07/14)
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2018年のアルバムです。プログレッシヴなサウンドの中にパイプオルガンの響きが目立ちます。これぞ葬儀ポップと呼べるような荘厳な雰囲気の作品になっています。ネオクラシカルな部分も強めで、シンセサウンドなどがプログレッシヴロックの雰囲気を継承させています。このダークはゴシックなのでしょう。
1. The Truth, The Glow, The Fall
2. The Mysterious Vanishing Of Electra
3. The Marble Eye
4. Ugly And Vengeful
5. Källans Återuppståndelse
死がモチーフになっているようで、歌い方もいつもより狂おしいほどに悲壮感が漂っています。ポップという表現は似つかわしく無くなっています。ケイトブッシュのような歌い方がニナハーゲンのような歌い方になっています。アコースティックな楽器とパーカッションがメタルのような重厚さにならないように品格を保っています。
楽器の配分によってはゴシックメタルのようになるような曲調ですが、そうならないような配慮がなされています。この部分がセンスなんですね。北欧でメタルにしてしまえば売れるでしょうけど、そうしない誇りみたいなものが見え隠れしています。しかし、オカルティックであり、ゴシック調であり、レクイエムのようでもあります。アルバムごとに、しっかりとコンセプトがあり、それを忠実に表現しています。
Full Album