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Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20220228]

モータウンなビートポップスをエレクトロニカで。


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[20220227]

Plz Tell Me
(1998/07/14)

Kuupuu商品詳細を見る


2020年のアルバムで現在までの最新作になります。リズムをしっかり作るようになっています。そしてコード進行が存在するようになりました。そうなると、歌は旋律を持つようになりました。だけどサイケデリックでアヴァンギャルドである事に変わりはありません。少しポップになっただけです。

1. Mountblow 66
2. Montee
3. Transsii
4. Ihmispennut
5. Summer
6. Nuku
7. All Nighter
8. Bull
9. Grand-père Nutcase
10. Star 212
11. Palaa
12. Bubbatalon

電子音も使いますし、サンプリングによるビートメイキングもしています。普通の音楽を作ろうとする配慮が伺えますが、基本はお経のような歌なので、いくら旋律がついたと言っても、摩訶不思議な世界観は変えようがありません。ポップになっている分だけ、余計に不気味であります。 

多少売れようとする試みは感じます。それなりに一般的な事にも馴染もうとしています。しかし、普通で終わらない人なんですね。普通で終わろうなんて、コレッポチも思っていません。余計個性が目立つ事になっています。音楽を演奏するという行為さえ否定しているようにも感じられます。

Montee
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[20220227]

Sisar
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。インディーズからのリリースですが、アナログ盤のみでの販売でした。ただでさえ聴き手を選ぶ音楽なのに、限定しますね。今回もゲストが参加して、シンセサイザー等の楽器らしい音源も入った内容になっています。電子音が入る事で、少しエレクトロニカの要素も出てきますが、儀式的な音楽の性格が強めです。

1. Neilikkamieli (In clove spirits)
2. Lili, en (Lili, I won't)
3. Itäjä (Sprouty)
4. 13,7 miljardia vuotta (13,7 billion years)
5. Hengellinen rapsutus (Spiritual rash)
6. Viisikko kuusikossa (The famous fifty-six)
7. Pensas on eläin (Shrub species)
8. Kuu, me (Moon, us)
9. Taivut (Swayway)

EM Records という日本のインディーズからのリリースになっています。なので日本人スタッフも関わっています。楽器らしい音源を使っているという事で、モードのような音階が発生しています。そうなると民族音楽的な性格も出てきますが、もっと精神的な音楽なのかもしれません。

即興性が強いですから、偶発的な偶然の重なりで出来ている音楽だと思います。ですから、聴く方はとしては掴みづらい音楽であり、表現のしようもないので戸惑ってしまう。しかし、旋律を奏でるゲストが参加した事で、なかりポップな感じも出てきました。タイトルも英語読みを入れたり、多少は売れる事を考え出したのでしょうか。

Full Album
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[20220226]

Lumen Tähden
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。ようやくインディーズですが、レーベル契約してのリリースとなりました。このあたりからベスト盤なども含めて、彼女の作品が流通するようになっていきます。以前のように一人で制作せずに、ゲストも呼んでの作品作りになっています。

1. Pahan Lintu
2. Susipoika Siniset
3. Joella
4. Uusi Aamu
5. Pöllön Pentu
6. Silmä Sata Ikävää
7. Sula
8. Ajelu
9. Säteet
10. Hukka

呪文、お経のような歌は相変わらずですが、電子音やホワイトノイズなどのシンセサウンドも目立つようになっています。アコースティック楽器や鈴のような音源とは別に、電子音も並列して使用する事によって、より混沌とした世界観が作り出せています。

ループやシーケンスを生操作する事によって、ライブ感もありの即興音楽であり、感情を表に現さない和音感を拒否したワンコード音楽。アヴァンギャルドですので、不協和音になろうが御構い無し、むしろ、不協和音になった方が好都合な感じです。そういう意味合いにおいて、現代音楽の枠からは脱していないように思います。

Pahan Lintu
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[20220226]

Kaappirausku / Albiinobambi
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。これも自主制作ですが、2曲のミニアルバム的な曲をカップリングしているような内容になっています。そして初めて他の人とのコラボレートにもなっています。同じくフィンランドのアンビエントアーティストJaakko Tolviとのセッションによって録音されています。

1. Albiinobambi
2. Kaappirausku

ノイジーでアンビエントなループによる組み合わせ、一人で作っていては素材が足りなくなりがちですが、Jaakko Tolviの協力を得て、より豊かな音源を確保させています。アンビエントな作風でのセッションの利点はライブ感でしょうか、一人でも多重録音なら、二人も必要ありません。

しかし、あえて別の人とのセッションを試みるのは、自分だけでは起こり得ない何かを得る為であり、いつもとは違う何かを求めての事であります。しかし、作風が似ている二人のコラボレートはどのように作用しているでしょうか。これほど長い楽曲を作るのも珍しいので、得たものも大きいいと思います。

jan anderzen + Jaakko Tolvi

[20220225]

Hãtã Hotilla
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。アヴァンギャルドな度合いを更にアップさせています。チューニングをしっかりしていないアコースティック楽器、鈴の音、テープを逆回転させた音、それらをそれぞれサンプリングしてループさせ、今回はそれらを同時に発音させて立体的な音の構築に及んでいます。

1. Teen Tulen Tãnããn Pt 2
2. Jãã Maa
3. Üsa Kehrãã
4. Pihlaja
5. Lentokalojen Kautuumaa
6. Tuli Uni
7. Simpukat Hukassa
8. Lintu Polku
9. Uhuvava Uu
10. Taivaan Koti
11. Onnenkuolaa Kaksi

サンプリングループによるミニマルになっていますから、そこの供えられていく歌も、よりお経のようなうねりになっています。フィンランドにお経があるかどうか知りませんが、何かの儀式の音楽のようであります。悪魔的というより、超自然的な儀式のような感じです。民族音楽と呼ぶには音階が存在していません。

そう考えると、民族音楽は音階が明確であるので、それだけ進歩的な音楽なのでありましょう。こちらはさらにその先を行った現代音楽的なワンコードになっていて、音階も存在させていません。ワンコードでも音階は付けられますが、あえてそれを拒否した音楽になっています。こういう音楽は自主制作でしかリリース出来ないようです。

Jãã Maa
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[20220224]

Kevätlauluja
(1998/07/14)

Kuupuu商品詳細を見る


2004年のアルバムです。自主制作でもお金はかかりますが、同じ年に2枚もアルバムをリリースしています。それほどアイデアに溢れていたのでしょう。レーベル契約出来ればよかったのですが、あえて、自主制作に甘んじている部分もあるのではないかとも思えます。それくらいアヴァンギャルドな内容になっています。

1. Kelluvat Meressä Niinkuin Muutkin Roskat
2. Musti Eksyy
3. Ingalle
4. Riisiä Ja Verta
5. Tuli Lämmittää Meitä
6. Mustaruhtinaan Laulu
7. Lentokalojen Hautuumaa
8. Onnenkuolaa
9. Onnenkuolaa Kaksi

鍵盤系の楽器も演奏するようになっていますが、これまで以上にアヴァンギャルドであり、実験的であり、現代音楽的であります。音楽でお金を稼ごうなんて、これっぽっちも思っていないのでしょう。それでも創作活動は辞められない、止められない、次々に作品を作り出しています。

即興的に作っているのだと思いますが、何かが憑依したような集中力で演奏しています。歌は控えめになっています。それだけ実験的なのであります。歌のつけようがないのでしょう。即興で思いついたフレーズをリフレインして、ちょっとしたミニマルみたいに演奏したりしていますが、あまり音を重ねず、単楽器での演奏が多く、立体的に構築していこうという意思すら拒否しています。

Mustaruhtinaan Laulu
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[20220224]

SAMARQA59618949

「Mokekenon / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ブルースロック、ロックンロールをエレクトロニカとして調整。 https://t.co/ste7jMWHbI #eggsmu #nowplaying #rock #bluesrock #rocknroll #digitalrock #electronica @SAMARQA59618949
02-23 21:44


[20220223]

Sateen Suutelemat
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。インディーズではありますが、レーベルからのリリースになっています。しかし、カセットのみでのリリースなので、これも流通は少なくなっています。後にベストアルバムのような形で知られる曲が入っています。彼女にとっては代表的な作品になっているのでしょう。

1. Mesisade
2. Kotiin Iisa
3. Rusi-Nalle
4. Lalli
5. Leilli
6. Piu Piu
7. Taivaan Koti
8. Ilta Suree
9. Tuli Uni
10. Yölle
11. Lohtulaulu
12. Tanssitaan
13. Kutina
14. Kinje
15. Salaisuus
16. Impi ♡ Iisa
17. Lahja
18. Paha Koira

前作同様、アナログテープへのレコーディングで、販売フォーマットもカセットを選ぶなど、アナログなサウンドにこだわっているようです。犬の鳴き声など、サンプリングループにして歌ってみたり、羊飼いの鐘の音などをサンプリングしたり、お馴染みな音でありながらも、サンプリングに一度落とす事で、不思議な響きを作ったり。

そしてチューニングされていないようなアコースティック楽器を演奏したり、農村のような空気感を感じつつも、彼女の歌声はどうでしょうか、キリスト文化とは違う世界観を感じてしまうのは、私の勉強不足でしょうか。フィンランドに住んだ事がありませんので、この歌のルーツが把握出来ていません。

Mesisade
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[20220222]

Kuupuu
(1998/07/14)

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フィンランドの女性アーティストJonna Karankaの一人プロジェクトKuupuuの 2003年のファーストアルバムです。自主制作でのリリースでした。チューニングがはずれているようなアコースティック楽器を演奏した音源と、細々としたウィスパーヴォイスでの歌をアナログテープに録音したローファイなフォークトロニカになります。

1. Tiilituuli
2. Lumiportti
3. Junamusaa
4. Mapau
5. Fanfaare
6. Niittyleikki
7. Iisa Kehrää
8. Aavelaivaan
9. Yöpuutee
10. Paha Lampi
11. Uhuvava Uu

民族楽器でのパーカッション音源のサンプリングなど、エスニックサイケデリックな雰囲気、テープへの録音も自宅で録音しているのがまる分かりなぐらいに空間ノイズも拾っています。ドラムレスですから、余計にそんな、本来なら打ち消されるようなノイズも目立ってきます。

まるでお経のような歌、フィンランド語ですから余計に何言っているのか分かりません。それをぼそぼそと唱えていますから、余計に不思議な空間になっていきます。ハーモニーというより、ワンコードに近い音楽ですから、チューニングなんて初めからやる気はないのでしょう。だからこその独自の音楽を生み出せています。

Lumiportti
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[20220221]

最近よく聞くシティーポップのようなソウル系ロックをエレクトロニカで。



[20220220]

La Petite Nicole
(1998/07/14)

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2009年のアルバムで現在までの最新作になります。インディーズ契約してからは、もっぱらノスタルジックな音楽性になっています。実験的な試みの時期は過ぎて、ある程度自分たちのやるべき音楽が見えてきているのでしょう。フレンチホルンとエレピを武器にして何が出来るのか、それが、このどこか冷めながらも郷愁を誘うような雰囲気の世界観に現れています。

1. Interlude
2. La Petite Nicole
3. L'école Pénitencier
4. Afternoon Moon Pie
5. 6:23 pm
6. Turtle Eyes & Fierce Rabbit
7. Going Whats What

クラウトロックのような無表情な感じのニューウェイヴっぽい演奏、当初はフュージョンっぽい感じがありましたが、ノスタルジックなマイナー感を出す事で、フュージョンとは違う方向性に向かっています。それでも流行にも目もくれず、自分たちのやるべき音楽をひたすらに追求しています。

ノスタルジックといっても、映画音楽のような安定感は感じられず、どこか破滅的な狂気をはらんでいます。良心を持ちながらも罪を背負っているような、切ないほどの危機感を感じさせながらも、暗黒には落ちておらず、生き抜こうとする生命力はみなぎっております。非ロックのようでありながらも、ロックならではのとんがった音楽であります。

Interlude
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[20220220]

You Could Be
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。Alien8 Recordingsというカナダのインディーズからのリリースになります。ですから、世間的にはこの作品がデビュー作のような感じになっています。音楽性にも変化が見られ、ジャズ的な部分が大道芸、サーカス音楽のようなノスタルジックなものに変化しています。ですから、ロック的な要素が薄れています。

1. You Could Be
2. Bordeaux Boredom
3. Minute by Minute
4. Many faces, Many places
5. Mouton Noir
6. Gemini One
7. Suite a) Steps to a Lively Dance
8. Suite b) Chorale
9. Suite c) L'Océan la nuit
10. A Super Hero Anthem
11. Celebrating New
12. Hammond Song: Being A Torngat

ヨーロッパではその昔、サーカスや大道芸が街にやってきたものでした。遊園地ごと移動してくるような規模のものもありました。それは子供達にとっては夢の世界のようなもので、現在ほど娯楽のない時代でしたから、サーカス一団が奏でる音楽は子供の頃の夢を蘇らせるものでありました。しかし、現在の、しかもカナダの若者が、そんな音楽を愛すのは、映画の中の世界観なのかもしれません。

組曲になっているのもあったり、エレピを歪ませたり、これまでの実験性の音楽を多少形にし始めた感じです。ホーン系をリード楽器にしているので、この大道芸的な雰囲気を基にしたノスタルジックなポストロックな音楽を作り出しています。ヨーロッパにもこんなバンドはいませんし、とても個性豊かなバンドだと思います。

You Could Be
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[20220219]

Live at the Bread Factory
(1998/07/14)

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2004年のアルバムでパン工場でライブレコーディングされています。これも自主制作ですが、翌年リリースされるミニアルバムLa Rougeから数曲、未発表曲が数曲演奏されています。メンバーは3人しかいませんから、3人がそれぞれ様々な楽器を代わる代わる演奏しています。

1. Fly Stuff
2. Surf
3. Bye Bye Sly
4. Finger Painting
5. Baldy Walk
6. La Rouge
7. Alberta Song
8. Hide & Seek

エレピの他はホーン系を演奏しているので、どうしてもウェザーリポートのようなフュージョン黎明期を連想してしまいます。インストもので難しい演奏ではありませんが、あまりテーマを明確にしない即興性のある演奏は緊張感をはらんでいます。しかし、演奏はとてもジェントリーであり、ジャムロックの一種のような雰囲気があります。

とてもジャズ的な印象を持ちながらも、ロックという言語を使って演奏しています。トリオ編成だからシンプルになっていますが、もっとギターやシンセが加われば、紛れもなくフュージョンになっていきます。それをトリオでやっているからこそ個性的な音楽になっているのです。それは欠点ではなく強みと言えるでしょう。

Bye Bye Sly
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[20220219]

Torngat
(1998/07/14)

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カナダのトリオバンドTorngatの2002年のファーストアルバムです。自主制作でのリリースでした。メンバーはドラムのJulien Poissant、ホーン全般のPietro Amato、キーボードのMathieu Charbonneauの三人組です。メンバー全員がパーカッションなど、他の楽器も演奏します。ライブではそれぞれが楽器を変えながら演奏していくシステムを確立していきます。

1. 32mm
2. Three Frozen Birds
3. Long Stick
4. Lady Grey
5. Sadly Looking At An Immersed Dying Eider
6. Resurfacing
7. Space
8. Drop The Bomb
9. New Groove
10. Ukumama
11. Backpain
12. Sparks Like A Song
13. Hate To Say I Told You So
14. Angels Try

クラウトロックのようにクールなニューウェイヴのような音楽性、黎明期のフュージョンのような実験性、ポストパンクのような挑戦的な音楽であります。まだとんがっていた時期のウェザーリポートのような感じでロックしています。テクノ感覚もあるという事でクラウトロックという表現が妥当かと思います。

ストラングラーズのようなキーボード系パンクの感じ、グランジのようなオルタナ系の雰囲気も持っていますが、ここまで実験性を持ったバンドは最近では珍しいと思います。自主制作も致し方いのかもしれませんが、これだけの逸材を取り逃がしているレコード会社も節穴だらけでありましょう。

Long Stick
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[20220219]

SAMARQA59618949

「Therese / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ポストグラムロックのエレクトロニカ https://t.co/PONu3fWZcO #eggsmu #nowplaying #rock #GlamRock #Electronica #soulfull @SAMARQA59618949
02-18 21:35


[20220218]

アメリカンハードロックのようなライトフュージョンとグラマラスなグラムロックとの融合。



[20220217]

Love Here Listen
(1998/07/14)

Barbarossa商品詳細を見る


2021年のアルバムで、現在までの最新作になります。プロデューサーのGhost Cultureとのコラボレートで、これまで以上にシンセ、プログラミングの作法を発揮した内容になっており、やっとシンセポップらしいアレンジになっています。そして一番の大きな変化は、ソウルフルなオフビートな曲を作るようになっている事です。以前の作品には全く無かったスタイルなので、まるで別人の作品のようです。

1. Always Free
2. Iris2Iris
3. Recliner
4. Cellular
5. Intuit
6. Make It Through
7. Long Wave
8. Awakeners Awaken Us
9. Hide
10. Love Here Listen

曲がソウルフルになると、綺麗な声での歌い方はしっくりくるようになります。ソウル系ではファルセットで歌う人もいいからですが、この人は地声でこの透明感です。元々ソウル系向きの声だったのです。しかし、フォーク系から始まった彼のキャリアを考えると、全く別物の世界に来てしまっています。

一人多重録音をしてきていますから、もっとプログラミングに頼ってよかったのですが、ここにきて、やっとその恩恵に預かっています。しかし彼は、トラックダウンをテープに落としているので、アナログな触感になっているのです。ハードディスクレコーディングが一般的になっている昨今、テープに落とす必要性は音色、触感でしょう。テープにはテープ独特のコンプレッションが働きますから、ハードディスクでは得られない触感となります。PCで作っても、テープに落とすというのは有りだと思います。

Always Free
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[20220216]

Lier
(1998/07/14)

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2018年のアルバムです。シンセポップな感じはごく一部分で、普通にポップソングを書いています。歌も丁寧に綺麗に歌い上げますが、年齢のせいか、少し声がハスキーになっています。なので、少しロック的な雰囲気作りに役立つようになっています。それでも哀愁感は増しています。

1. Cyclone
2. Aluminium Skies
3. Broken Beauty
4. Griptide
5. Don’t Enter Fear
6. Ancient Light
7. Thickening Air
8. Lier
9. Shells
10. Feel My Sins

彼が使うシンセサウンドはデジタル感がしないというか、普通にアナログ楽器の一つのような存在に感じます。シンセにもシンセを感じさせない音源というのがあって、既存の楽器をモデリングしたようなサウンドがありますが、それでもシンセの音だと分かるものですので、私もなんとなくシンセ使ってるな、と思うのですが、何故そういう音源を選ぶのかが不思議です。

シンセポップを作ろうという意思は無いのでしょうか。それにしては、それらしきアレンジも顔を出します。その辺が意味不明です。その辺りのファジー感が彼の個性であり、独自性であり、ヒットチャートとは違うポップ感覚が好感が持てますし、聴いていて心地が良いです。

Cyclone
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[20220215]

Imager
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。シンセを多用してシンセポップな雰囲気になっていますが、曲の構成はロックであり、シンセポップになっていないので、普通のシンセポップとは違う雰囲気になっています。リバーブの使い方も大きな印象の違いになっています。リバーブレスではありませんが、リバーブの薄い音源が多いので、シンセポップの印象とは違うものになっています。

1. Imager
2. Home
3. Solid Soul
4. Settle
5. Nevada
6. Dark Hopes
7. Silent Island
8. Muted
9. Human Feel
10. The Wall

リズムは打ち込みですし、ほとんどがシンセで演奏されていますし、シンセポップなアレンジにも顔を出しますが、曲を作る段階からシンセポップを作ろうなんて思っていないのではないでしょうか。あくまでも曲はロックなのです。そうなると80年代ポップスのようになりがちですが、それとも違います。それらしき音源も使っているのに、そうならないという不思議な構成になっています。

まず80年代のようなサウンドを再現出来る音源を持っていない、もしくは、持っているが、80年代に執着がないから作りたいように作る。だから、なんとなくでのシンセポップらしき感じで作る。それだけの事なのでしょう。そして繊細で美しい歌声で歌うものですから、余計シンセポップとはかけ離れた、新しい感覚でのロックを作り出しています。

Imager
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[20220214]

Bloodlines
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。6年ぶりの作品となりますが、その間にかなりの変化があったようで、バンドスタイルでのロックサウンドに変身しています。歌い方もロックな曲向けで歌っているのですが、この人の声の美しさは変えようがありません。これまでは美しい旋律での美しい歌声でしたが、ロックな曲でも声の美しさは変えられていません。綺麗に歌ってしまうのです。

1. Bloodline
2. Turbine
3. Butterfly Plague
4. Pagliaccio
5. S.I.H.F.F.Y.
6. Battles
7. The Load
8. Saviour Self
9. The Endgame
10. Seeds

ロックアレンジな曲は、それはそれで個性的なアレンジになっています。それに似合わず美しい歌声は哀愁感が漂い、独特の雰囲気を生み出しています。ギターはゲストにエレキを弾かせ、自分はシンセ等キーボードを演奏するようになっています。作曲能力も高かったので、それはロックフォーマットでも存分に発揮されています。

シンセサウンドがあまりデジタル感が無く、アナログシンセなのか、ロックサウンドに溶け込んでいるのでシンセポップには聴こえませんが、シンセポップのようなアレンジになっている部分もあります。その辺の感覚が独特なんでしょうね。あまり多くの曲を聴いてこなかったというのがいい方向に効果を表したような感じです。

Bloodline
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[20220214]

SAMARQA59618949

「Orange Tiger / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ファンカラティーナとシンセポップのミクスチャー https://t.co/r7HyDU00d7 #eggsmu #nowplaying #rock #synthpop #electronica #Funkalatina @SAMARQA59618949
02-13 22:08


[20220213]

Chemical Campfires
(1998/07/14)

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2007年の作品で、正式な彼のファーストフルアルバムになりいます。美しいハーモニーのフォークソングを作るという作法は変わっていません。しかし、その先に何か新しいものを見つけたいという欲求が窺える内容になっています。アコースティックギター、パーカッション、ベースなど全て一人でこなして、歌も一人で多重録音しています。

1. Love And You
2. The Light
3. Aeroplanes
4. We Are Lit
5. Burning Daylight
6. Seven Years
7. Know Better You
8. Earthclock
9. Fall Or Fly

一人でも美しいハーモニーを構成出来るという流れに来ていますが、一人だからこそ少し違う事をやってみようという方向性を模索しています。見た目は結構ごつい人ですが、歌声はかなり繊細です。そして少しインド的な音階のフォークソング、少しケルトな感じになっているのか、独自の音階を用いる事で普通のフォークソングとは違う世界の扉を開き始めています。

アナログなアコースティック楽器を演奏しながらも、デジタルなテクノロジーを用いる事で、一人でも面白い音楽を作れるという作法。生演奏でもたしなめるので、デジタル処理が入っても様になります。サイケデリックとまではいきませんが、そうした処理が入る事で、フォークソングからフォークロック、アートロックの世界が垣間見えてきます。

Love And You
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[20220213]

Sea Like Blood
(1998/07/14)

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イギリスのシンガーソングライターJames Matheの一人プロジェクトBarbarossaの2005年のデビュー作です。まだミニアルバムサイズで、フォークソングスタイルの演奏になっています。美しいコーラスワークを重じた、オーソドックスなフォークソングであり、バルバロッサという名前は、イタリアのワインのボトルの名前にちなんで付けられたそうです。

1. Afterglow
2. Richboypoor
3. Stones
4. Lovelife
5. Sythetic City
6. Lay You Down And Love Me
7. Maktub
8. Round

ケルトでもなく、トラッドフォークでもありません。サイモンとガーファンクルのようなトラッドフォークを基にした美しいハーモニーのフォークソングです。アコースティックギターによるアルペジオでの弾き語りを基本として、少しばかりの他の楽器を組み合わせ、コーラスハーモニーで厚みをつけています。

まだプレデビューな時期の作品なので、余計なものが付いていない無垢な状態の歌であり、少しずつ何かしそうな雰囲気を出しながらも、曲の素朴で美しい響きを大事に歌い上げています。ソングライターとしての実力も存分に堪能する事が出来ます。イギリスの田園風景、庭園などの風を感じられるような美しい作品であります。

Afterglow
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[20220212]

ソウルフルでグラマラスなエレクトロニカ。



[20220212]

En Dag
(1998/07/14)

En Dag商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。ここでもアルバムタイトルをプロジェクト名にして、再びRick Tomlinsonを名乗らなくなりました。ドラムやヴァイオリンなど、ゲストと共に演奏していますが、こちらも実験的な内容になっています。サイケデリックな追及は変わっていません。

1. The Blue Hour
2. An Open Road
3. Winter Drum
4. Tema För Ugglan
5. Untitled Trio
6. Path Of Stones
7. Thaw
8. Pre-Dawn Chart
9. Sun Quarter Pass

最新の作品になりますが、あまり出回っていません。インディーズとは言え、自身のレーベルVoix Recordsからのリリースであり、販売力はかなり弱いようです。ギターの演奏は相変わらずのサイケデリックな奏法ですが、今回はピアノのパートも多くあります。ドラム、パーカッションもこれまでよりも重要性が出ています。

実験的な音楽であっても、もっとデジタルサウンドが登場すれば、弱小インディーズとは言え、もう少し売れると思いますが、そこには興味が無いようです。この路線でどこまでやっていけるのか、自分のレーベルでやっているので。まだまだ好きな事が出来そうであります。

live @ Shepherd's Bush Empire, London
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[20220211]

Phases Of Daylight
(1998/07/14)

Rick Tomlinson商品詳細を見る


2017年のアルバムです。ここで初めて本名での作品をリリースしています。この前に本名でのライブアルバムがありましたが、スタジオフルアルバムはこれだけです。流石にこれまでの作風とは違っていて、Experimentalといいますか、アンビエントっぽいドローンサウンドをアコースティック生楽器で表現しています。なので、これも違うアプローチでのサイケな作品になっています。

1. Final Sunrise Morning
2. Cloud Hum
3. Solar Interlude
4. Daylight Phase
5. Resonant Scattering
6. Visual Spirit
7. Nail House
8. Living Stream

全ての楽器を一人で多重録音しており、フリージャズに近い演奏を一人でマルチレコーディングするという、アドリブという計画性の無い演奏を多重録音するという難しい作業をこなしています。自分だけでやっているからなんとなく分かるだろうと思いがちですが、アドリブにアドリブを重ねるというのは難しい作業です。無法地帯になりがちです。

それでも、なんらかの指標を持って演奏しているのか、ちゃんとうまい具合に演奏はまとまっています。同時発音の楽器は少なめだからなのか、無法地帯まではなっていないです。ただ、実験的な音楽としての印象は強くなります。偶発的に発せられる音で成り立っていますから、自分でもどういう結果になるかわかりませんから、出来上がった音楽はさぞ新鮮でありましょう。

Final Sunrise Morning
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[20220210]

Voice Of The Seven Thunders
(1998/07/14)

Voice Of The Seven Thunders商品詳細を見る


2010年のアルバムで、アルバムタイトルと同じ名義のVoice Of The Seven Thundersを名乗っています。Rick Tomlinsonという本名でいいと思うのですが、よっぽど自分の名前が気に入らないみたいです。やっている事もVoice of the Seven Woods と大して変わりません。ロック色、フォーク色が強めになった程度で、相変わらずのサイケデリックな内容になっています。

1. Open Lighted Doorway
2. Kommune
3. Out Of The Smoke
4. Third Transition
5. The Burning Mountain
6. Dry Leaves
7. Dalälven
8. Cylinders
9. Set Fire To The Forest
10. Disappearances

フォークソングはケルティックな雰囲気であり、サイケとも共通する部分がありますが、ケルティックを強調するとフォーキーな雰囲気になります。エレキギターにはファズで歪ませるというこだわりようです。60年代はまだディストーションというエフェクターはありませんでした。アンプで歪ませるナチュラルディストーションの代用としてファズやブースターが開発されていきますが、ディストーションというアタッチメントは70年代以降の登場となります。

ですから、ファズを使う事によって60年代風の雰囲気を再現できます。しかし、ファズも歪ませすぎるとブラックサバスのようなヘヴィメタルサウンドになっていきます。侮れないエフェクターなのであります。ヤードバーズ時代のジェフベックもファズを多用していますし、その後もクレイジーに歪んだ音を作る時はファズを用います。なので、ファズを使う事によって、かなり特殊なサウンドを演出出来ます。こちらは60年代風のサウンドとして使っていますが、かなりクレイジーです。

Open Lighted Doorway
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[20220209]

Voice Of The Seven Woods
(1998/07/14)

Voice Of The Seven Woods商品詳細を見る


イギリスのアーティストRick Tomlinsonの一人プロジェクトVoice Of The Seven Woodsの2007年のアルバムです。Voice Of The Seven Woodsを名乗るのはこの時だけで、アルバムタイトルをプロジェクト名にして、一つのプロジェクトで一つのアルバムという形で活動していきます。本名で、アルバムを出しているに過ぎないのですが、本名は伏せたいのでしょうか。

1. Sand And Flames
2. Sayat Nova
3. The Fire In My Head
4. Silver Morning Branches
5. Second Transition
6. Valley Of The Rocks
7. Underwater Journey
8. Return From Byzantium
9. The Smoking Furnace
10. Dusk Cloud

サイケデリックアコースティクな音楽性で、シタールやウードも演奏しますが、インド音楽に影響を受けたサイケデリックミュージックであり、時にエレキバンドスタイルでの演奏もあります。60年代後半の音楽性をリバイバルさせたような内容なので、アドリブによるソロ展開など、現在はあまりやっていない演奏形態を再現しています。

当時のイギリスではペンタングルのように、フォーク形態でのジャズやサイケデリックへのアプローチを試みる実験的な事が行われていました。それらを再現するかのように、クォーターチョーキングを駆使したインド的な雰囲気のアコースティックギターソロを展開していきます。面白いのが、アコースティックフォーマットだけでなく、エレキバンドとしてのサイケデリックな表現もある事です。

Sand And Flames
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[20220209]

SAMARQA59618949

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02-08 22:10


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