2018年のアルバムで現在までの最新作になります。前作からは8年ぶりとなります。かなり時間をかけるようになりましたが、作風も変わってきています。以前は自分達が演奏した音源からのデジタルエディットでありましたが、もう自分達での演奏とは違う音源からもサンプリングするようになっています。ブレイクビーツの延長線上にあります。
1. 3333
2. Don't
3. Jazz Squared
4. Don Benito (Rincón Pió)
5. Fsrp
6. Dover
7. Mirror
8. You Flu
9. Eden
演奏もプログラミングになっていて、普通にエレクトロニカとなり、フォークトロニカの看板は下ろした感じになります。曲自体はフォーク調で作曲しているかもしれませんが、フォーク系の音源を使わなくなっていて、電子音でのプログラミング及びサンプリング音源で構成されています。ですから、歌だけがアナログな雰囲気を残しています。
歌をアコースティック楽器だと見なすならば、これもフォークトロニカなのでありましょう。デジタルな冷たい感じと、アナログの温かい感じの対比がちゃんと描けていますので、単なるエレクトロニカというには失礼かもしれません。オリジナリティーで言えば、より完成度は増しているように思います。エレクトロニカとしても個性的です。
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