 | Phonautogram (1998/07/14)
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2013年のアルバムで最後の作品になっています。作風もニューウェイヴな感じのエレクトロ クラウトロックのような雰囲気になっています。リズム系はブレイクビーツのような作りですが、その他のアレンジはきちんと計算された曲作りになっていて、起承転結もしっかり演出されています。
1. Pontop Pike
2. Yaga's Cabin
3. Dal Silenzio
4. Mistry
5. Gamelan
6. Books
7. Almost Over
8. How
9. Rains of May
10. Rough Shoot
ここでもフレーズサンプリングを多用しているようですが、そのような手法は全く気にならないくらいに滑らかな流れを作り出しています。それ以上にサンプリングではない部分の演奏が見事な調和をもたらしています。フォークトロニカでもエレクトロニカでもなく、そこは ニューウェイヴのような時代の音になっています。
サンプリングミュージックが登場する以前に、ニューウェイヴの時代には、もう既に簡略的にシンプル化されたフレージングがループするような演奏をしていました。テクノ感覚ですね。それはクラウトロックによる影響であり、それがヒップホップのルーツでもあったと思います。ヒップホップの影響を出さなければ、必然のように、このようにニューウェイヴ感覚の
音楽となるのです。
Pontop Pike