2017年のアルバムで、初期の頃の3つのEP作品、Scandale !、 Darling, Darling, Darling... とAl Abamaの曲をリマスターして一つにまとめあげたベストアルバムものになります。EPでは攻めた内容の曲が多く、フルアルバム作品より過激な内容になっていますから、それが集まると面白い作品となります。
1. Prélude
2. Capitaine Fracasse
3. Scandale !
4. Mystérieux message
5. Darling, darling, darling...
6. Animaux Flexibles
7. La bonne orthorgraphe
8. Superstitions
9. Horses
10. Doodling Hands
11. Trèfle
12. Mystérieux message #2
13. Le grand n'importe quoi
14. Right Place and Time Left
15. Postlude
16. Hahahahaha
17. Al Abama
18. GmbH
初期の頃の方がサンプリング具合が激しくて面白いです。経験を重ねていくうちに
音楽性を重視してアヴァンギャルドな雰囲気が薄れていきますので、初期の頃の作品をリマスターする事で初心に帰る事が出来ます。デジタルプログラミングと生楽器による生演奏との対比、そのコントラストが売りだったはずですが、徐々にそれはプログラミング寄りにまとまっていく事になります。
初期の頃はまだブレイクビーツとしての過激さがあり、それはフルアルバムの作品よりもEPでの方がより過激です。なので、Chapelier Fouは何者なのかと言う認識を再び行う事が出来ます。リマスターだけにとどまらず、バージョン違いのものを使っていたりして、曲のアイデアの変遷が分かるようになっています。
Prélude