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SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20220430]

ブラコンタイプのシティーポップ。


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[20220430]

Funkel
(1998/07/14)

Novisad商品詳細を見る


2009年のアルバムです。7年ぶりとなりますが、Novisadとしては最後の作品となっているようです。ほぼギターだけのサンプリング素材だけで出来ていますが、彼の感情表現を余す事なく具現化させた自信作になっています。これまでの作品とは違い、明らかにサンプリング素材だと分かるようなループになっています。つまり、謎としていたデジタル素材で編集されている事が明確になりました。

1. Funkel
2. Song 2
3. Untitled 1
4. Song 1
5. Untitled 3
6. Raindrops
7. Untitled 4
8. Untitled 9
9. Tokimeki - Pingpong
10. Pingpong
11. Restspielzeit
12. Yappari
13. Distant Vicinity
14. Tine
15. Verlauf
16. Untitled 2
17. Kaeri
18. Abbild

これまでは種明かしが不明瞭でしたが、作品を出すに連れて手品の種明かしが成されています。デジタル素材としての逆回転再生音が使われており、そうなってくると、エフェクト処理の内容もある程度は浮き彫りになってきます。そういう編集作業の部分が見えてくると、音楽的にどうなのかという部分に集中して聴く事が出来ます。

彼自身は、それぞれの曲に、それぞれの物語があり、人生の中の特別な部分を描写している作品だと述べています。彼にとっては感情表現としてのアンビエントなのです。それは楽器を演奏する行為と似て非なるもので、彫刻に似ているのではないでしょうか。中には日本語によるタイトル曲もあったり、親日家である事が分かります。

Yappari
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[20220429]

Seleya
(1998/07/14)

Novisad商品詳細を見る


2001年のアルバムです。スタイル的には前作と同じですが、前作ではバンド演奏を一つの素材として加工していましたが、今作では各演奏パートを分けて、それぞれに違う加工を施しているので、より立体的な構造になっています。しかし、輪郭をぼやかしているので、立体的と言っても、かなり不明瞭な音の塊であります。

1. Pflanzenwuchs
2. Regen
3. Piaa
4. Theatralik
5. Schattenmelodie
6. Seleya
7. Zerfall
8. Sehnsucht
9. Verlauf
10. Einsam
11. Sommersonnenschein
12. Macht
13. Vorbei

印象的な旋律ではないループという印象でしたが、それはテープの逆回転音のループだからだと分かるようになっています。今回は一つ一つの音に対して、個別に逆回転させているので、この不明瞭な輪郭は逆回転のせいだと分かります。昔は本当にアナログテープを逆に回転させてそれを再録音していましたが、現在ではデジタル録音しているので、いとも簡単に一瞬で逆回転音を作り出せます。

プリンスが得意としていたのは、リバーブ音だけ逆回転させるというものがありますが、デジタルリバーブではプリセットされている機能になります。という事で、こうしたサウンドは現在では簡単に作り出す事が出来ます。しかし、アナログテープで作り出す音とは明らかに違ってきます。ですから、あえてテープを使う人もいますが、この人がどちらを使っているのかは判断が難しいです。それだけ音が不明瞭だからです。デジタルだともっと音が綺麗に聴こえるはずですが、濁らせる加工もしていたらデジタルでもこういう音が作れるでしょう。今回、個別の音に個別に逆回転かせている事から、デジタル処理だという可能性が強いと思います。

Full Album
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[20220428]

Novisad
(1998/07/14)

Novisad商品詳細を見る


ドイツのアーティストKristian Petersの一人プロジェクトNovisadの98年のファーストアルバムです。19歳の若さで作り上げたアンビエントな作品になっています。ある演奏されたトラックを極端にノイジーに加工させた、かなり輪郭がぼやかされたリズムのループ。元の音がどうなっているのかさえ判明出来ないほどの歪です。

1. Ambival
2. Methadecorre
3. Membran
4. Distanz
5. Monotau
6. Festplattengeräusche
7. Nebel
8. Phalanx
9. Demut
10. Abschied

電子音などリズムビートも含んだ元の音を加工する事で、一つの音源としているようで、それはまるでメロトロンに取り込まれた一つの演奏であるように、そしてテープの速度を極端に落として、フランジング系のエフェクトやフィルター系のエフェクトで音を歪ませ、バンド演奏であるのに、一つの音源のように扱われ、ドローンサウンドのような流れとなっていきます。

演奏されているフレーズも印象に残らないほどの部分をループさせて、淡々とアンビエントは流れとなっていきます。電子音によるアンビエントが盛んになっていた90年代には珍しいサウンドであり、70年代に流行っていたノイジー系アンビエントに近いものになっていると思います。

Full Album
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[20220428]

SAMARQA59618949

「Tinker Mel / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ソウルシンセポップなEDM https://t.co/zJUkqtrmAs #eggsmu #nowplaying #rock #synthpop #edm #electronica #glamrock @SAMARQA59618949
04-27 21:20


[20220427]

シティーポップなソウルエレクトロニカ



[20220426]

Mystic Fire
(1998/07/14)

Makyo商品詳細を見る


2015年のアルバムで、最後のオリジナルフルアルバムになります。と言うのもGiovanni Fazio本人が耳鳴りなどの聴覚過敏等の障害が発生した為、ミュージシャンとしての活動を止めなくてはならない状態になったようです。回復すれば復帰も考えられますが、しばらくは無理のようです。耳が聞こえなくなったベートーヴェンは続けられましたが、過敏に耳鳴りがする状態では無理なのでしょう。

1. Mystic Fire
2. Flying (Bhupali In Dub)
3. Asato Ma (Remix)
4. Eline
5. Bayon Dub
6. Todaiji
7. Orion

最後の作品は、これまで録音してきた未発表の曲を編集したものになります。ライブバンドとしての作品では無くなっています。しかし、最後と覚悟しているだけあって、これまでとは違った、本格的なエスニック作品に仕上がっています。エレクトロニカの部分もありますが、民族音楽のイントネーションを大事にした作りになっています。これが最初から出来ていれば、もっと凄い作品を作れていたと思います。

この人はリミックス曲でもオリジナルアルバムに普通に入れてくるところがあります。基本がリミックス的な編集作業で曲が出来ているのでしょう。だから、別の人がリミックスした作品でも並列で並べられています。これはビルラズウェルとの交流がある影響でしょうか。それは特徴でもありますが、欠点でもあると思います。エレクトロニカとしてならそれでいいかもしれませんが、民族音楽と言うスタンスではあまりいい結果には結びついていないように感じるからです。でも、最後には執念である程度素晴らしいエスニッックテクノな作品が仕上がりました。

Mystic Fire
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[20220425]

Purnima
(1998/07/14)

Makyo商品詳細を見る


2012年のアルバムです。ここからMakyoはバンドとして日本を中心に活動するようになっていきます。メンバーはこれまで通りGiovanni Fazioが中心でGioと名乗り、Santoorのジミー宮下、Tabla等の立岩潤三、Oud等のMADOKAと、ライブではHAYATIがダンスパフォーマンスを繰り広げます。

1. Soma
2. Mystic Fire (Dub)
3. Madana
4. Nebusoku

インドや中東の楽器を生演奏して、Gioによるエレクトロニクスを加えてオリエンタルエレクトロニカとして、これまでの音楽スタイルをバンド演奏でさらなる自分達のグルーヴを追求していきます。アンビエントダブな雰囲気であり、新しさは何も感じませんが、バンドで生演奏すると言うのはかなりの強みでしょう。

ただ、生演奏の割に神秘的な雰囲気を醸し出し、ライブならではの即興的な展開にまでは発展しない演奏はもどかしい感じがします。そこはエレクトロニカの部分で羽目を外せないのか、真面目な性格の日本人ばかりだからなのか、サイケデリックでアシッドな雰囲気もあるのに、毒性が弱く、アドリブによる精神性への飛躍までは突き進めない間柄のようであります。

Soma
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[20220424]

Swara Mandala
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。リミックス曲が多いせいか、インド色より、ハウス、トランス、ダブ色が強めに出ているように思います。時代もエレクトロニカの時代になってきているので、90年代に流行ったエスノテクノにも執着しないようになっています。トランス感もエレクトロニックなセオリーに任せています。

1. Clarity(Soft Prana Mix)
2. Laundry Girl(Washed Out Remix)
3. Nourah
4. Shalale
5. Obsession
6. Clarity(Melting Snow Remix)
7. Skin As Soft As Starlight

民族楽器の音源を使う事も珍しく無くなっていますから、これまでのスタイルに固執していると時代遅れになっていきます。だからと言って、民族音楽から目を背ける必要もなく、使い方のセンスが問われる時代になってきたと思います。どちらかと言うと西洋音楽の要素を薄めた方が面白くなると思っていますが、こちらでは逆のパターンになっています。

西洋的なパターンに民族音楽の要素を付け足すような感じでは、それは西洋音楽の延長線上にいるだけであって、Makyoと言う名前には負けていると思います。宗教的な認識も薄いので、東洋的な要素の使い方も説得力に乏しいものだと思います。そう言うことを前提にして、あくまでもトランス系の音楽だと思って聴くぶんには面白いと思います。

Clarity (Soft Prana Mix)
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[20220424]

Yakshini
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。日本のレーベルDakini Recordsに所属している関係からか、日本でレコーディングされています。これ以降日本で活動することが多くなっています。いつもながらインド音楽からの音源を利用していますが、総体的にはトランスミュージックであり、ダブ的にインドの楽器をぶち込んでいくる感じです。

1. Tantrika
2. Natasha
3. Desire
4. Takshaka
5. Soar Angelic
6. Yakshini
7. Ghost Echoes

いつもながら、インド以外の人がインドのイメージで作った音楽になっています。音楽的にはヒンズーの世界観になっていますが、やりたいことは仏教の世界観のようなので、あくまでもこの人のイメージによるものであり、エスノテクノのように、イギリスに住むアジア系の人達が作っている作品とは違うものになっていると思います。

トランスミュージックにインドの香辛料が振りまかれているような作品だと思えばいいと思います。インド人女性のボーカルなどが入っているので、そこは本格的にインドの雰囲気が出ています。インドとか、シルクロード系での音楽では、歌唱法とか独特なので、普通の人には真似出来ないものがあります。そこはやはり本場の人に任せるしかないでしょう。

Tantrika
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[20220423]

Vismaya
(1998/07/14)

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99年のアルバムです。実際にインドに出向いて、インドの農村でレコーディングしています。それにしてもハウス色は強まって、インド的な楽器の響きは脚色程度のものになっているように感じられます。それなりにインドの寺院などで雰囲気を盛り上げてレコーディングしているようですが、西洋的なメソッドから抜け出せていないように感じます。

1. Vismaya
2. Pura

Giovanni FazioによるDJプレイ的な編集作業で成り立っていますから、インド音楽を作ると言うより、雰囲気だけ頂戴しているように感じます。タルヴィンシンなど、タブラとテクノの融合をやっている人もいますから、何も新しいものはございません。禅仏教などをイメージしている西洋人が作った音楽と言うことになるでしょう。

しかし、タブラやシタールで演奏される音楽はヒンズー的なものであり、仏教を表現するのには無理があるように思います。インドで仏教的な音源が見つからないので、東南アジから探してくると言う事になっていますが、それでもインド音楽を用いると言うのは、もはや仏教とは関係のない事になっていると思います。

Pura
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[20220423]

Shringara
(1998/07/14)

Makyo商品詳細を見る


98年のアルバムです。インド音楽に特化するようになり、タブラなどの音源を多用していますが、ブレイクビーツのようなアクセントでは無く、ハウスのような滑らかなエレクトロニカっぽい感じになっています。TR-808を中心としたエレクトリックビートなので、エスニックテクノとも違う方向性になってきています。


1. The Third Gate Of Dreams
2. Devadasi (Kif Mix)
3. Chandan
4. Drupak
5. Shringara (Alaap, Gat, Dub, Om)
6. A Curious Yellow...
7. The Second Gate Of Dreams
8. Shanti Shanti

歌もインドの人に歌ってもらっているので、もう本格的にインド音楽しています。インド音楽だともっとサイケデリックな感じになりがちですが、本場インドでのダンスミュージックはユーロビートに近い感じになっていますし、西洋化しているインド音楽に近い感じであります。音源だけインド文化みたいなものでしょうか。

Makyoは仏法用語だからインドという発想そのものが厳しく、長らくインドでは仏教は消えかけていて、ヒンズーの文化でありますし、インド音楽もヒンズーの考え方から成り立っていたりします。そこをよく理解していないで、ただ、西洋から捉えたインド音楽という、イメージだけでの作り方なので、フェイク感もありますし、Makyoと言うテーマにはまだ辿り着けていないように感じます。

The Third Gate Of Dreams
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[20220423]

SAMARQA59618949

SAMARQANDの「White Rabbit Cat」をEggsで聴こう。シンセポップなエレクトロビートポップ https://t.co/o45sad3O75 #eggsmu #nowplaying #rock #synthpop #beatpop #electronica
04-22 21:57


[20220422]

Rasa Bhava
(1998/07/14)

Makyo商品詳細を見る


アメリカのアーティストGiovanni FazioのプロジェクトMakyoの96年のファーストアルバムです。禅仏教で使用される用語、魔境を名義にしています。エスニックテクノは90年代に流行りましたので、その一種ですが、BrianEnoとDavidByrneのMyLifeinthe Bush of Ghostsに触発されていますので、もっと実験的です。

1. Dakini (Sky Dancer)
2. Salasvati
3. Devabandha (Tantric Laswell Mix)
4. Iruka
5. Tarab
6. Mahakala
7. Devabandha (Second Coming)
8. A Piece Of Forgotten Song (Haad Rin Sunrise Mix)

タイの寺院からの音源や禅の読経などをサンプリングして、インド系の楽器を使ったサウンド構成になっています。エスのテクノのようにダンスに特化したビートの作り方より、もっと民族音楽性を強めにしたビート構成になっています。ファーストアルバムなのにリミックス曲を並べているなど、かなり変形なプロジェクトであります。

90年代なので、まだ許せますが、リズムの作り方はまだ当時の流行に影響されていて、もう少し冒険して欲しかったと思いますが、当時流行っていたエスノテクノとは一味違った雰囲気になっています。西洋人が持っている東洋的な文化の解釈になっていますが、日本人メンバーもいるようです。

Dakini (Sky Dancer)
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[20220421]

シティーポップでソウルポップなエレクトロニカ。



[20220420]

3° Kälter - Official Soundtrack Of 3° Colder
(1998/07/14)

Corker Conboy商品詳細を見る


2006年のアルバムで、このプロジェクトにおいては最後の作品となっております。ドイツの映画3° Kälterのサウンドトラックになっています。オーケストラによる演奏もあり、いかにもサントラらしい曲を作っていますが、ロックな曲も作っています。制作費もあったでしょうし、The Nuremberg Symphony Orchestraによる演奏など、いつもやらないような事をやっています。

1. Prologue
2. Marimba & Acc
3. First Crossing
4. Frank's Lie
5. 1 0 9
6. The Crossing
7. Home Piano
9. Dream
10. Pool
11. Fire Alone
12. Colder
13. The Winner
14. Blue Skies
15. Ok Ok
16. C*** Disco

インストものばかり作っていますから、サントラもお手の物でしょう。しかし、普通に、真面目に映画音楽として制作されています。これ以降はCorker Conboyとしての活動はありません。Adrian Corkerは一人で活動していきますから、二人でやる意義もここまでなのでしょう。DTMでの制作は一人でも出来ますから、二人でやる意義が見つからなければやる意味もありません。

ロックにもいろんな形があり、いろんなスタイルを吸収して生きながらえています。一般の人がイメージしているロックという固定概念に縛られなければ、それは無限に広がっていきます。このプロジェクトには、そんな無限の可能性が読み取れていましたが、その意思を受け継ぐ者が現れなければ、その先に進む事は出来ないでしょう。こうして消えていく作品にも何らかのヒントがあるという事を記憶していく必要があると思います。

3° kälter

[20220419]

Radiant Idiot
(1998/07/14)

Corker Conboy商品詳細を見る


2004年のアルバムです。ロックバンドスタイルの演奏になっています。ニューウェイヴ以降のネオサイケあたりに近いスタイルのロックを演奏しています。1曲を通して演奏しているというより、ループ出来る部分はループさせているDTMな編集方法で構築されていると思われます。それでも生演奏の部分は多いと思います。

1. Doom Creeps With Clammy Hands
2. Portland Grove Am
3. Get 1 Over
4. Can Of Worms
5. These Arms These Legs
6. Radiant Idiot
7. Revenge Of The Phoney Youth
8. Sensitive To Soap

インスト作品なので、とても知的な雰囲気がしてきます。多くは語らない方が利口に見えるものです。語るに落ちるなんて事もあります。ロックにおいてもあまり語らない方がありがたみがあります。聴く方はいろんな事を想像する楽しみがるのです。昔は、特に日本の田舎にいては、情報量が少なかったので、いろんな事を想像しながら、ただ音楽を聴いておりました。だから、骨身に染みるほど音楽と向き合っておりました。

最近の情報量の多さはどうでしょう。本当はこうなんだよ、なんて知ったかぶりするエセ知識人が音楽をつまらなくしているように感じています。特にネット上では自分なりの感想を申したら、これはこういう事なんだと言ってくる人がいたりします。実際はそうなんでしょうが、私個人としては違う感想を持っているのだから、私なりの楽しみ方があってもいいと思うのですが、音楽の楽しみ方が分かっていない人が多いように感じています。これだけ情報量が少ないCorker Conboy、それだけ売れていないという事ですが、久しぶりに自分なりの想像力を駆り立てられています。

Radiant Idiot
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[20220418]

In Light Of That Learnt Later
(1998/07/14)

Corker Conboy商品詳細を見る


イギリスのデュオCorker / Conboyの2002年のファーストアルバムです。メンバーはAdrian CorkerとPaul Conboyの二人で、それぞれがソロでも活動しています。アコースティック楽器を使ったループ、生演奏も含まれますので、フォークトロニカと呼ぶほどデジタル色は強めではありませんが、意図的にフォークトロニカを意識しています。

1. In The Dust And Haze
2. Things Fall Apart
3. Akka
4. From The Hip
5. Kite
6. The Luxury Gap
7. Seedhead
8. In Light Of That Learnt Later
9. Once Or Twice
10. Under A Perfect Sky

2002年なので、まだフォークトロニカという発想はありませんが、すでにブレイクビーツ系のアーティストはアコースティック楽器を多用するようになっていました。しかし、当時はまだエレクトロニカという認識しかありませんでした。明らかに90年代とは違うアプローチになり、どちらかというと音響派に寄せていたのがエレクトロニカ系であり、フォークトロニカ予備軍はまだ模索状態の頃でありました。

そんな中で、しっかりとアコースティック楽器を中心とした音源を使って、独自の世界観を作り出しています。ブレイクビーツほどビートを攻めていませんし、緩やかなダウンテンポで、どちらかというとチルアウトに近い雰囲気です。どちらにしても新しい時代に向けて試行錯誤している姿勢が微笑ましいです。この二人は別名義でもデュオを組んでいますが、最終的にCorker / Conboyに落ち着いたようです。

Akka
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[20220418]

SAMARQA59618949

「FumoFumo / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ブリットポップの応用編 https://t.co/JrS6YAJgKc #eggsmu #nowplaying #rock #Britpop #electronica #ska #rockandroll @SAMARQA59618949
04-17 21:29


[20220417]

ニューウェイヴ系のロックンロール



[20220417]

Temperaments
(1998/07/14)

Kippi Kaninus商品詳細を見る


2014年のアルバムで現在までの最新作になります。Kippi KaninusによるDTMによるデジタルサウンドにバンド演奏を加えていくという試みがなされています。バンドメンバーはベースのÓttar Sæmundsen、ドラムのMagnús Trygvason Eliassen、ギターのPétur Ben、パーカッションのSigtryggur Baldursson、トロンボーンのIngi Garðar Erlendsson、トランペットのEiríkur Orri Ólafssonで、プロフェッショナルな演奏を展開してくれています。

1. Chargé D' Affaires
2. Klafi
3. Schpick
4. Formant
5. Bellowing

ライブ動画も添付していますが、生演奏による楽器にもエフェクト処理が施されて、デジタルサウンドに負けないような音を出しているのが分かります。そして、どれだけいい曲を書いていたのかが良く分かるようになっています。フュージョンでも無く、ロック的なニュアンスもありながらのニューエイジミュージックになっています。

どちらかといえば現代音楽というより、プログレに近い感覚を持っているでしょうか。プログレにはジャズの要素も含まれますから、このセッション的な演奏も合点がいきます。プログラミングが当たり前の時代になっていますが、このデジタル技術とロックをどう向き合わせるのか、それが現在一番考えなかればならない課題だと思っています。現在というか、90年代そうですが、一番いい答えを出しているアーティストを私はまだ知りません。Kippi Kaninusもそんな難題に挑戦している一人なのだと思います。

Chargé D' Affaires
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[20220416]

Happens Secretly
(1998/07/14)

Kippi Kaninus商品詳細を見る


2005年のアルバムです。楽器系のサンプリング音源をつなぎ合わせるようになっています。フレーズサンプリングをループさせる事で、生楽器を演奏しているようなニュアンスを出しながらも、アブストラクトな違和感を覚えさせられる作りになっています。音源の素材そのものが持っている音程だったりタッチセンスだったりするものが統一されていないだけに、この違和感とも言える音楽がサンプリングミュージックの醍醐味だと思います。

1. The Comfort Of My Eyes
2. Whyshouldtheyounghavefaith
3. A Soft Living Thing
4. This Note Is -d
5. Purer, Softer, Deader?
6. Yfirskin
7. Refrain

マルチサンプリングなど、サンプリングソフトも進化していますから、まるで生演奏をしているかのような滑らかな演奏も可能になっています。細かいニュアンスも設定出来るものが多くなっています。だからと言って、生演奏で出来る事をわざわざプログラミングで再現する事に大きな意味は見出せないでしょう。生演奏では生み出せないニュアンスを発生させてこそのアブストラクトミュージックなのです。

だからと言って無秩序に作っていても虚しさを覚えます。ほどよく音楽的である事が望ましいのではないでしょうか。そういう意味でブレイクビーツなどは多くの支持を受けてきましたし、楽器が演奏出来なくても音楽が作れるという、新しい発想も生まれました。一番重要なのは、昔も今もセンスなのです。どれほど洗練されたセンスを持っているか、どれほど非凡なセンスを持っているか、音楽に限らず、何事においても、センスこそが一番問われるものであります。Kippi Kaninusのセンスはあなたにどれほどのものを与えられるでしょうか。

Whyshouldtheyounghavefaith
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[20220416]

Huggun
(1998/07/14)

Kippi Kaninus商品詳細を見る


アイスランドのアーティストKippi Kaninusの2002年のファーストアルバムです。サンプラーだけで作られたブレイクビーツのようなアブストラクトな内容になっています。ブレイクビーツの初期の頃のような冷淡な無機質な感じに似ておりますが、ブレイクビーツほどビートにはこだわっておりませんので、どちらかと言うとエレクトロニカの部類のような雰囲気です。

1. Tea Time Tones
2. Harmiag
3. Munnangur
4. Örbrot
5. Nuevo
6. Livingroom Piano
7. Organize
8. My Friend The Trampoline
9. Perfect Presence
10. The Hornet That Burned Me
11. The Pianoplayer Takes A Bath
12. The Comfort Of My Ears

サンプリング素材が何なのか分からないくらいにリサンプリングして加工しているので、ノイズ系のサウンドを多用して言いますが、音階をはっきりさせており、非楽器なサウンドでありながらも、とても音楽的な楽曲になっています。打楽器系のサウンドにおいても、役割を明確にしているので、リズムも機能的になっております。

アートオブノイズという言葉のごときサウンドになっていると思います。ノイズとしてエレクトロニカ以外では使われないようなサウンドばかり集めて、しっかり音楽として成り立たせているという趣旨になっています。90年代にはよく見受けられていた部類だと思いますが、ここまで前衛を感じさせない雰囲気のものは無かったと思いますので、そういう意味では新しいのだと思います。

Tea Time Tones
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[20220415]

エレクトロメロコアパンクなマーチングロック。



[20220414]

Bad Baby
(1998/07/14)

Sarah Jaffe商品詳細を見る


2017年のアルバムで現在までの最新作になります。シンセポップ系ロックをより突き詰めた内容になっています。シンセポップからのロックという事であれば80年代ポップ的なイメージになるかもしれませんが、80年代ポップにはならずに、彼女ならではのロックソングを作り出しています。

1. Synthetic Love
2. Between
3. No Worries
4. Help Yourself
5. Bad Baby
6. Doctors Orders
7. This/That
8. As Ever
9. Not Dead
10. Freaking Out
11. Hard Act To Follow
12. Manifestations
13. Shit Show

エレクトロニカに近い音源を使っていますが、やっている事がロックなので、エレクトロニカと言うよりシンセポップに近いアレンジになっています。シンセポップからニューウェイヴ、と言う形であれば、80年代ポップスと言うより、アンダーグラウンドなニューウェイヴに近いかもしれませんが、最近のヒットチャートにも顔を出せるぐらいのポップ性は持ち合わせています。

つまり、レトロ感覚でやっている訳ではなく、きちんと時代に合わせた感覚もセンスも持っているアーティストだと思います。もっとメジャーになってもおかしくない才能を持っていると思います。例えば、映画とかで曲が使われるとかすれば一気に化ける逸材です。一時期のブロンディーとかに近いものがあると思います。イメージ戦略次第で売れるのではないでしょうか。

Synthetic Love
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[20220413]

Don't Disconnect
(1998/07/14)

Sarah Jaffe商品詳細を見る


2014年のアルバムです。よりロック色が強めになってきています。デジタルサウンドによるプログラミングも含まれたバンドサウンドで、80年代のシンセポップ由来のバンドサウンドに似ているでしょうか。例えば、レディーガガのような俗物的なリバイバルではなく、とてもクレバーな再構築を成しています。私の購買意欲はこちらにあります。なぜこっちがヒットしないのだろうか。

1. Ride It Out
2. Fatalist
3. Some People Will Tell You
4. Revelation
5. Either Way
6. Don't Disconnect
7. Satire
8. Lover Girl
9. Slow Pour
10. Your Return
11. Defense
12. Leaving The Planet

コーラスアレンジメントにしても、自分の声をよく理解した上で、曲の盛り上げ方を配慮した構成になっていて、とてもドラマティックな盛り上がり方をしています。ロックとしても良く練りこまれていますし、ヒットソングとしても申し分のない構成になっています。ヒットチャートに殴り込みに行ける武器は十分に備わっています。

歌唱力、表現力、ガガに負けていません。ルックス的に少しきつい感じでしょうか、親しみやすいルックスではないのかもしれませんが、売り方、インディーズの限界があるのかもしれません。しかし、インディーズからでもヒットは出せる時代だと思います。売り方、コネクションの使い方など要因はあるのでしょう。こういう音楽がアメリカの淀んだシーンを清めてくれると信じたいです。

Ride It Out
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[20220413]

SAMARQA59618949

「Madeleine / SAMARQAND」をEggsで聴こう。フュージョンポップなロックエレクトロニカ https://t.co/5IVun1Tx3U #eggsmu #nowplaying #Rock #Fusion #Electronica #soul @SAMARQA59618949
04-12 21:33


[20220412]

The Body Wins
(1998/07/14)

Sarah Jaffe商品詳細を見る


2012年のアルバムです。スタイルが一変して、デジタルプログラミングありのロックアルバムになっています。オーケストレーションによる序曲のようなPaulで始まり、コンセプトアルバムのように展開していきます。ブラスセクションも豪華に配備されて、デジタルビートがこれまでのフォークロック調を一掃させていきます。

1. Paul
2. The Body Wins
3. Glorified High
4. Mannequin Woman
5. Halfway Right
6. The Way Sound Leaves A Room
7. Fangs
8. Hooray For Love
9. Foggy Field
10. Sucker For Your Marketing
11. Limerence
12. Talk
13. When You Rest

バラード調から盛り上がっていくドラマティックな演出は、ジギースターダストのようにグラマラスでさえあります。そして忘れた頃にフォークロックの美しい旋律が流れてきたりします。よく考え抜かれたアルバムであります。そうなってくるとぶっきらぼうなアルバムジャケットが惜しまれます。もう少しアルバム内容が伝わるような表現にして欲しかったと思います。

普通にフォークロックを歌っているだけでは生き残れないのがアメリカの音楽シーンでありますから、工夫を凝らして、いい結果が生まれていると思います。彼女の歌声も活かされていますし、とてもいい展開になっていると思います。南部のテキサスの保守的な環境を思わせないようなくらい冒険していると思います。インディーズであっても売れる要素を感じさせてくれる作品になっていると思います。

Paul
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[20220411]

Suburban Nature
(1998/07/14)

Sarah Jaffe商品詳細を見る


アメリカの女性シンガーソングライターSarah Jaffe2010年のファーストアルバムです。カントリー、フォークロックなスタイルで、チェロやバイオリンも交えたアコースティックバンドをバックに歌い上げています。テキサス出身という事もあって、カントリータッチなフォークロックになっています。

1. Before You Go
2. Stay With Me
3. Clementine
4. Better Than Nothing
5. Vulnerable
6. Wreaking Havoc
7. Summer Begs
8. Pretender Pt. 1
9. Pretender
10. Luv
11. Swelling
12. Watch Me Fall Apart
13. Perfect Plan
14. Vulnerable/Alternate Version

カントリーというとアメリカの音楽でも田舎の音楽というイメージを日本では持っていると思いますが、アメリカにおいては日常に根ざした音楽であり、どんなに都会的な音楽が流行ったとしても、常に生活に根ざしている音楽なので、どんな時代になっても廃れることがありません。都会的なフュージョン系と混じり合って、A.O.R.の基礎になっているのもカントリーミュージックだったりします。

新しい感覚のカントリーという事で、70年代にはイーグルスやドゥービーなどによって洗練され、ジャズとも結びついてオシャレになったりもします。フォークソングと結びつくことが一番多いですが、女性シンガーソングライターで一番多いのも、このパターンです。ですから、特徴がないと売れるのが難しいですが、そこはなんとか個性を発揮していいかないといけません。それなりに自己主張は出来ている作品だと思います。

Before You Go
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[20220410]

ブルースロックをエレクトロニカとして再構築しました。



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