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SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20220731]

Stand Up
(1998/07/14)

Thomas Schumacher商品詳細を見る


2013年のアルバムで、フルアルバムとしては最後の作品になります。この後はEPなどミニアルバムをリリースしていきます。これまでのフルアルバムもミニアルバム曲の寄せ集め的なところがありましたから、ミニアルバムサイズで勝負した方が彼らしくいられるのでしょう。この平坦なサウンドでフルアルバムはきつすぎるのです。

1. Stand Up
2. Do Real
3. Vorfreude
4. Fangbanger
5. What You Wanna Shake
6. Electric Ballroom
7. Every Little Piece
8. Banshee
9. Wolf
10. Warehouse
11. T.W.E.N.T.Y
12. Is Your Kettle On?
13. Somewhere

相変わらず電子音のみでのループ、ミニマルになっていますが、レゾナスをいじくるサウンドを聴かせているので、ようやくエレクトロニカに追いついた事になります。彼の感性はどうも10年周期で遅れているようです。アナログモデリングのシンセも十年前くらいから登場しているのに、デジタルシンセの一本調子に徹してる堅物であります。

いくらデジタルプログラミングだけで曲を作っていても、楽器を演奏したり、作曲センスがあれば、それなり聴きごたえのある作品を作れるものですが、この人の場合はそうした素養も無いようです。だから曲が平坦になっていても気にしていません。80年代テクノとは違うのです。90年代以降、シンセサイザーも進化してきて、アナログシンセのようなサウンドも作れるようになりました。そうした恩恵は受けずに、サンプラーも使わないなら、どうしてもこんな感じになってしまうのでありましょう。

Stand Up
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[20220731]

Home
(1998/07/14)

Thomas Schumacher商品詳細を見る


2006年のアルバムです。時代はエレクトロニカからフォークトロニカへ進化しようとしていた時期ですが、あいも変わらず90年代初頭のようなサウンドを作っています。電子音だけのプログラミングで、しかもジャストなタイミングでの打ち込みだと、どうしても平坦なサウンドになりがちです。そこでサンプリング音源などを組み合わせる事で立体感が出たりするものですが、この人の場合電子音のみのテクノスタイルですから、平坦さが際立つ内容になっています。

1. Mad Robot
2. Sleepy Hollow
3. Metro
4. Hiroo
5. Rotor
6. Exhale
7. High On You
8. All Due Respect
9. RedPurple
10. Take Leave
11. ReGenerate
12. Kickschool79

エフェクト処理で立体感を作り出そうとしていますが、綺麗な音のデジタルエフェクトでは音は馴染みますが、立体感を生み出すまでには至りません。どうしてもアナログな音が欲しくなります。ベースやバスドラムを歪ませるなど工夫はしていますが、平坦さを免れるまでには至っていません。しかも、その平坦なサウンドのままループして長々と同じ平坦さを押し付けてきますから聴いている方はたまったものではありません。

クラブミックスな雰囲気ではありますが、体が踊りだしたくなるようなグルーヴもありませんから、この平坦な地獄から脱却するにはリズムの工夫、ブレイクの使い方などセンスが必要になってくるかと思います。元々センスがあるなら最初からどうにかしているはずです。イギリスを拠点にするようになっていても、そこに気づかないままというのも、アンテナの敏感さも無いようです。

Mad Robot
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[20220730]

Electric Avenue
(1998/07/14)

Thomas Schumacher商品詳細を見る


2000年のアルバムです。ここからは過去の作品ではなくなっていますが、どうみても90年代初期の頃のユーロビートと大して変わらん内容になっています。クラブDJという事であるなら、観客を踊らせるのが仕事でしょう。そこは出来ているようですが、スタジオ作品として音源を残すなら、プラスアルファになる要素がないときついです。単なるループの編集作業でしかないようなイメージを持ってしまいます。

1. One Love
2. Ground Zero
3. Play Fast & Loose
4. Listen Up
5. Egoshooter
6. Ehehygiene
7. Pimp That Bitch
8. Good Life
9. Tora! Tora! Tora!
10. Bimmer

DJ、リミックスの仕事をこなしてきたようですが、自分の作品を作るのなら、それらの仕事とは違うステージで勝負すべきですが、その意識すら持っていないようです。エレクトロニカの時代に入りましたが、やっている事が90年代初頭のスタイルのままなので、この人の生活環境は鎖国状態だったのかと思わせてくれます。

ユーロビートが好きな人たちもいるでしょうが、それにしても新しさが微塵も感じられません。人を踊らせてしまうグルーヴという認識を持っていない人が作っているようなプログラミングになっています。ドイツではこんなビートでも踊る人がいるのかもしれませんが、世界では通用しないでしょう。21世紀は進歩のない時代だと思っていますが、進歩していない分、熟練度は上がっていますので、昔のままのスタイルでは通用しないと思います。

One Love
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[20220730]

Electric Ballroom
(1998/07/14)

Thomas Schumacher商品詳細を見る


ドイツのアーティストThomas Schumacherの98年のファーストアルバムです。90年代初期頃からDJをしており、その頃からリリースしていた作品を集めた形になっています。なので、とても初歩的なテクノスタイルになっています。電子音のみのプログラミングなので、DJとしての力量というよりプログラマーとしての能力を示した内容になっています。

1. Rioter No.1
2. Boogie Down
3. Non-Sense?
4. B.i.A.t.c.h.
5. The Simpleton
6. Suburban Bass
7. Lust
8. Eighties

かなり初歩的なテクノでありますが、これから来るエレクトロニカの原型のような内容なので、これを時代遅れとするか、未来を予感させるものなのかという微妙な位置付けになります。リズムのアクセントを微妙にずらしていくプログラミングなので、初歩的という訳ではありませんが、それ以上の何かがあるものでもありません。現代の耳で聴けば、だから何なんだと突っ込みたくなるような内容になっています。

90年代初期なら、これでもそれなりにクラブで重宝されていたのかもしれません。そうした時代の作品を集めたものだから、オリジナル作品としては外されていたりもしています。しかし、この時期の作品をまず世に出さなければ次に進めなかったと思います。ドラムシーケンサー、ベースシーケンサーなど、80年代レトロな音源のリサイクルはヒップホップ界では、中古楽器を使うという習性がありましたからおかしな事ではありません。ただ、それ以上の何ものでもないのです。

Rioter No.1
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[20220730]

SAMARQA59618949

「Grainne & Siobhan / SAMARQAND」をEggsで聴こう。リズムアンドブルースのエレクトロポップ https://t.co/eYHla33Iix #eggsmu #nowplaying #rock #RhythmandBlues #electronica #soul #house @SAMARQA59618949
07-29 22:02


[20220729]

エレクトロソウルポップなブリットポップ



[20220728]

Till April Is Dead (A Garland Of May)
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで最後のアルバムになります。コンセプトアルバムのように、物語をストリーテリングしていくように展開されていきます。とてもトラディショナルなケルティックフォークがフィールドレコーディングなどにより彩られていきます。まるで英国の田園風景に春が訪れたように。日常が切り取られていきます。

1. The Night Before May Day
2. Till April Is Dead
3. Searching For Lambs
4. Staines Morris
5. May Garland
6. Lily White Hand
7. Lark In The Morning
8. Bedforshire May Day Carol
9. Where's Troy?
10. Don't You Go A Rushing
11. Pleasant Month Of May
12. Padstow May Song

彼女の歌い方は再びトラッドなケルトの歌姫のように歌っています。バックアレンジも牧歌的であり、ほのぼのとしていますが、前作で見せたフォークロック的な感覚の斬新さも持ち合わせています。ほのぼのとしながらも個性的であります。そしてまるで少女のような彼女の歌声は、草原に響き渡る風のように美しく鳴っています。

ブラーのGraham CoxonやMary Hamptonなどが参加するなど、ゲストミュージシャンも豊富にバックアップしていますが、シンプルなアレンジの曲が多いです。あくまでも彼女の歌声が主役であり、その他の楽器は風が運ぶ雑踏のようであり、英国の息吹を感じながら、春の訪れを物語る紙芝居を聴いているかのようであります。

The Night Before May Day
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[20220727]

Hidden Seam
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。Black Horse以外は全てオリジナル曲となっています。なので、前作のようなトラッドケルトな雰囲気とは違って、創作性に富んだ、個性的なフォークロックな作品になっています。ロック的なところというのがオリジナリティーであり、フォークソングには無かった発想というものが付け加えられており、ロック的なアレンジであるものではありません。

1. Shipping Song
2. Hidden Seam
3. Ruler Of The Rest
4. Black Horse
5. Seagiver
6. Two Ravens
7. Hunt The Hare Part I
8. Hunt The Hare Part II
9. Hushabye

どんなに斬新なアレンジであっても、アコースティック楽器にこだわっているので、ロック的な表現にはならずに、フォークソングなんだなという印象を与えます。しかし、シンプルなカバー曲Black Horseではエレキギターをかましてくるので、それはまさにフォークロック曲であり、前作には無かったものですが、アコースティックな楽器群が周りを固めているのでフォーク色は強いです。

それほどクセのない美しい歌声も、個性的なアレンジによって個性的に聴こえてきますから、彼女の歌声にあったアレンジになってきたという印象です。歌声を活かしきる、邪魔にはなっておらず、逆に魅力的に感じさせてくれるアレンジになっています。というか、どれほど複雑なアレンジにも負けないくらいの歌声を持っているという証明にもなっています。

Shipping Song
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[20220726]

Wild And Undaunted
(1998/07/14)

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イギリスの女性シンガーLisa Knappの2007年のファーストアルバムです。ギターやフィドルなどマルチに演奏もこなすシンガーで、ケルト系トラッドフォークのシンガーであり、このアルバムにはオリジナル曲と同じくらいのトラッドフォークのカバー曲が収められています。アレンジを別に感じて、歌だけに耳を傾けると、ビョークのような北欧系歌姫のような歌声であります。

1. Blacksmith
2. There U R
3. Beggar Beggar
4. Wild And Undaunted
5. Little Bird
6. Lavender
7. Bitter Withy
8. Ride Along
9. Dew Is On The Grass
10. Six Dukes
11. Salisbury Plain

アレンジはケルト系アコースティックスタイルであり、フォークロック的なエモーショナルな盛り上がり方をしています。カバー曲でも新しい命を吹き込むかのごとく、彼女の歌声によって現代的なフォークソングへと蘇らせています。伝統的なスタイルでありますが、若い人にも届くようなエネルギーに満ちています。形骸化した伝統音楽ではなく、活きた音楽として存在しているのです。

ロック的な表現をしているわけではありませんが、ロックのルーツの一つでもありますから、情熱的に演奏すればロックを感じられます。ボヘミアン、ジプシーの流れからのケルトミュージックだという事であれば、アドリブソロを入れるなど、後のロック、ジャズに通じるフィーリングも内包しています。庶民の音楽はどれほど自由で豊かであったのでありましょうか。

Blacksmith
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[20220725]

照ノ富士とは同期でありながら、平幕の逸ノ城が初の優勝を飾りました。先場所休んでいた事もあり、その間、しっかりと体作りをして、稽古十分だった事もあり、それが優勝に結びついたと思います。最後まで並走していた照ノ富士が千秋楽に貴景勝に負けてしまったし、コロナにかかった力士が多くあり、部屋で一人でも陽性者がでれば、部屋全体が休場となり、最終的には多くの休場力士があった事も味方していたと思います。来場所は関脇でしょうが、先場所休んでいる事もあり、大関取りとしては0からの挑戦となりそうです。この調子を続けれられればいいですが。

幕内上位の成績
照ノ富士 11勝4敗
貴景勝 11勝4敗
御嶽海 2勝5敗8休
正代 10勝5敗
若隆景 8勝7敗
大栄翔 6勝7敗2休
豊昇龍 9勝6敗
阿炎 8勝7敗
霧馬山 8勝7敗
隆の勝 1勝6敗8休
琴ノ若 7勝4敗4休
逸ノ城 12勝3敗 優勝
玉鷲 5勝8敗2休
宇良 7勝8敗
若元春 6勝9敗
遠藤 3勝10敗2休
佐田の海 7勝8敗
碧山 6勝9敗
翔猿 8勝5敗2休


角番だった正代はほとんど絶望的だった1勝4敗の状態から連勝して勝ち越したら、調子に乗ってしまって、横綱照ノ富士までも倒してしまい、最終的には二桁勝ちました。小結豊昇龍は9勝で二桁いけませんでしたので、三役での二桁を取らなければ叔父さんからの叱責が止まない事でしょう。琴ノ若など7勝までしていて休場になってしまい、コロナにより大混乱の場所ともなりましたが、最後まで開催出来た事で逸ノ城の初優勝が叶いましたので、勝利の女神は粋な計らいを起こしたと思います。

千秋楽十両以降全取り組み
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[20220724]

ブリットポップなビートポップエレクトロニカ



[20220724]

Strange Recollection
(1998/07/14)

Rosie Brown商品詳細を見る


2009年のアルバムで現在までの最新作になります。ホーン系のアレンジなど、ジャズ的な構成も巧みになってきましたが、それでも複雑に感じさせないように、自然にスムーズに歌い上げています。テンションコードも多用しますが、癖のないRosie Brownの歌い方は滑らかであり、ジャズ的なアクセントをフォークの風の囁きのように淘汰していきます。

1. High Moon
2. Strange Recollection
3. Missouri Bluebirds
4. Blow The Man Down
5. The Walker
6. Mega Fauna
7. If You Were A Bluebird
8. Hawaii
9. Galinette
10. In Dreams
11. Minor Flora

フォーク、カントリー、ジャズ、ロック、ファンク、あらゆる要素を混じり合わせながらも、フォークソングとしての到達点に導きます。アレンジを変えれば、もっとソウルフルに、シティーポップみたいにオシャレにする事も可能です。しかし、あくまでもフォークバンドとしての骨組みを崩しません。土台を明確にする事で、その他のスタイルがより彩りを増します。

フォークソングにこだわるあまりにヒットに結びつかない部分もあるかもしれません。しかし、このグループが何者であるのかという明確なメッセージは伝わってきます。そういう意味では、なかなかの骨太なグループだったんだと思います。これにデジタルなサウンドを加えれば、少しは売れていたのかもしれませんが、媚びを売る必要は無いのです、好きな音楽を好きなように演奏出来る幸せは、何ものにも代えられません。

High Moon
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[20220724]

SAMARQA59618949

「East Boy / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ドラムンベースによるライトフュージョン https://t.co/livzeNiMIn #eggsmu #nowplaying #rock #fusion #funk #soul #brakebeats @SAMARQA59618949
07-23 21:43


[20220723]

Clocks And Clouds
(1998/07/14)

Rosie Brown商品詳細を見る


2004年のアルバムです。バンドメンバー以外にも多くのミュージシャンが参加していますが、バンド作品というよりRosie Brownというシンガーの為の作品という感じになっています。フォークソングをピアノで演奏するだけでも洗練された感じがします。アコースティクギターやダブルベース以外にもエレキやシンセなどが加わればフュージョンな雰囲気になります。

1. Late Night
2. Ocean
3. Burning Orange
4. One Horse Tango
5. Clouds
6. Sunray
7. Move My Head
8. Rund
9. Lucidity
10. Late Night

フォークソング、カントリーなどの白人音楽に、黒人音楽、ジャズ理論を持った、西洋には無かった音楽性を混ぜ合わせる事でA.O.R.な、新しい時代の音楽を作ろうとしてた70年前後、その感覚は、現在においても古臭さを感じさせない感覚を持っています。ここで彼女たちが作っている音楽も昔からあるものですが、一つのジャンルに縛られないという事においては新鮮な輝きを放っています。

もっと、もっと混じり合って、元の形がわからないくらいに溶け合ったら、新たな形でのポップソングが誕生するわけですが、そこまで洗練されていない感じが、とても生々しくて、生き物としての音楽を堪能出来ます。誰にもこびへつらわずに、赤裸々なままの彼女の歌声があります。そして、その歌声を気持ちよく聴かせられるように、繊細に絡められたアレンジの妙。フォークロックの極みです。

Late Night
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[20220723]

By The Blue
(1998/07/14)

Rosie Brown商品詳細を見る


イギリスのフォークグループRosie Brownの2001年のファーストアルバムです。メンバーは女性シンガー、ギター、キーボードのRosie Brownを中心に、ギターのBernd Rest、ベースのSimon Russell、ドラムのPaul Mayの四人組にトランペットのRobin Hopcraftがサポートする形になっています。Rosie Brownの繊細でありながらエモーショナルな歌を支えていくバンドになっています。

1. Love It Hate It
2. Long Life
3. Bliss
4. Big Blue Building
5. Odessa
6. Sweet Girl
7. Song For Dolly
8. Darn Sing Spin
9. Catch
10. Crazy
11. Hat
12. Toad
13. By The Bye
14. Distant Goats

60年代終盤にフォークロックなるものが時代を築いていました。それまでのフォークソングにロックやジャズの要素を加えた革新的なフォークソングでした。具体的に名前をあげるとCSN&Yがウッドストックから時代の寵児として登場した事で、フォークロックはやがて、後のプログレにも大きな影響を与えていく事になります。そんな時代の雰囲気を持ったスタイルのフォークロックになっています。

ジャズ的なテンションコードを使ったフォークソング、ジョニミッチェルがよく比較に出されますが、ジョニほどの独自性まではいっていませんが、初期の頃のジョニには近い感じです。Rosie Brownの歌は、それほど癖は無く、とても美しい歌声であり、素直な歌い方です。ですから、音楽としても、とても聴きやすいですし、難しい事をやっているというイメージがありません。

Love It Hate It
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[20220722]

ソウルフルなR&Bバラッドのエレクトロニカ



[20220721]

Last House On The Block
(1998/07/14)

Eligh商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。この後はコラボレートがあったり、自主制作があったりしますが、正式なソロアルバムとしてはこれが最新作になります。衝撃的な内容になっています。ラップに旋律をつけてくれているのです。私の願いがやっと叶いました。いい加減ワンパターンなラップは止めようと訴えていた私でしたが、一人だけの想いじゃなかったという事です。まともな感性の持ち主なら普通に思う事だと思っています。

1. Enter
2. Hey You
3. Last House On The Block
4. Once Again
5. Blue 99
6. Burn
7. Still Chasing
8. The Pod (Interlude)
9. Space Odyssey
10. Float
11. Pain On The Break
12. KARMA
13. Truly Ok
14. J.R. High Love
15. Littles
16. Focused
17. Thursday Child
18. Score 01

ラップに旋律を与えたら普通にソウルミュージックになっています。それでもいいじゃないですが、たまに普通のラップも挟みます。そしてバックトラックは、より歌を引き立てる為にシンプルにソリッドになっています。それでもカッコよく聴こえます。余計な遊びを展開していないから、とてもストレートに歌が突き刺さってきます。これでいいじゃないですか、これこそ洗練です、熟成です。わずか1っ歩だけですが、前に進んだと思います。

革新って、派手で過激な事だけではありません。本当に確信を突いた革新ってシンプルなものだと思います。余計な言い訳はいらないのです。これまでのラップがまるで余計な言い訳のような無駄な言葉で溢れていました。そんなに多くの言葉を並べなくても、一言で済む事だってあるのです。一撃必殺の極真のような精神です。極真も試合では正拳突きの連打だったりしますが、真剣勝負だったら一撃で倒せるのです。そんな境地でヒップホップしようじゃありませんか、未来の為に。

Enter
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[20220720]

80 HRTZ
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。ヒップホップはニューヨーク発祥なので、それ以外の場所で枝分かれして発展していきます。デトロイトテクノがイギリスに飛び火して更なる発展を遂げていったのが90年代です。そしてこのElighは西海岸のアンダーグラウンドで進化していきます。アンダーグラウンド、つまり、ヒットチャートにこだわらずに自分の道を極めていけます。なので、とても個性的なヒップホップとなります。

1. Henchman
2. Hello
3. 808
4. On My Lap
5. Don't Be Mad
6. Pacman
7. Pretty_Teeth
8. Kin With Silver Skin
9. Get Like Me
10. If I Still Smoked
11. The Boss
12. That's My Seat
13. Duality
14. Clouds_
15. Hidden Bonus Track

今回ラップのアクセントに変化を与えるという工夫を凝らしています。これまでワンパターンだったアクセントにメスを入れるなど、タブーに挑戦しています。アクセントを変えるだけでバリエーションは無数に広がっていきます。多くのラッパーがこの勇気がなかったのです。違う事をやったら物凄い批判の嵐を受けるのでしょう。人とは違う事をやる、アウトローな性分がロックのアイデンティティーでしたが、ヒップホップ界では異端は魔女裁判にかけられるのでしょうか。その傾向性が私には生理的にあいませんでした。そこにクリエイティヴな精神が存在しないからです。

なので枝分かれして、独自に発展していったものの方がしっくりきます。ラップも早口大会みたいなところがありますが、これだけライムが出来るなら、相当な肺活量だと思います。普通に旋律のある歌を歌っても、それなりの表現力を見せてくれるでしょう。村八分に会うのを恐れなければ、ヒップホップはもっと発展していってもいいはずです。もう半世紀くらいの歴史があります。ブルースのように骨董品としての存続を残すだけになるのか、ジャズのようにある程度までは発展したが、ヒップホップに取って代わられてからは観光的な存在に甘んじるのか、それはこれからの若きアーテイストに委ねられています。音楽は生き物であるべきです。骨董品として屍に成り果てるのか、新しいスタイルが生まれて来ない現在、我々はどうやって音楽に命を吹き込めばいいのでしょうか。

Full Album
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[20220719]

Grey Crow
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。いつものスタイルに戻るとラップが主役になってきます。もうそれだけで格段にありがたみが無くなってきます。ラップも工夫はしているようですが、一回りしてこれは80年代のスタイルじゃないかと思います。もう、元々がワンパターンですから、工夫しようにもバリエーションが少ないのです。

1. Sad Of Eye (Intro)
2. Angel Of Death
3. Soul On The Road
4. Love Ov My Life
5. Find Yourself
6. When IM A Dad
7. Wish I Would
8. Miss Busdriver (Rachel)
9. Shine
10. Stuck With You
11. Desire
12. Skitzo
13. Whirlwind
14. Wake Up!
15. Beneath The Sea
16. Maybe So
17. Suffocate
18. Music Dies

このお百姓さんの耕すリズムが好きなら、それはそれでいいでしょう。ジョンボーナムも農園を営む事もあって耕すリズムを追求していましたし、悪い事ではないのでしょう。狩猟民族には馴染まないものですが、黒人は奴隷時代の忌々しい記憶が残っているのかもしれません。

今回はソウルフルなレコードが選択されているようで、都会的なトラックを作っています。ソフトシンセなど、PCによる恩恵も大きくなってきた時代に入ります。その都会的なトラックとお百姓さんのラップのギャップ、これでクールとか言っているのであれば、それはそれで満足していなさい。もっと視野を広げる感性を養わなければヒップホップの未来は絶望的です。

Sad Of Eye (Intro)
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[20220718]

先場所休場だった逸ノ城が、休んでいる間、しっかりとした稽古が出来ていたようで、全勝で勝ち上がっていました。まわしを取れば安心、という取り口を徹底して稽古していたのか、まわしが取れなかった時の対応で、相手に勢いがあった場合対応しきれず2敗となりました。私は以前から回しにこだわらず、曙みたいに突き押しに徹した方が省エネで、怪我も少なく勝ちを重ねられると提唱していましたが、誰もそんなアドバイスをしてやれないのか、違うスタイルにこだわっています。それにより、照ノ富士と琴ノ若に並んでしまいましたが、それでもトップ争いにいます。

中日までの幕内上位の成績
照ノ富士 6勝2敗
貴景勝 5勝3敗
御嶽海 2勝5敗2休
正代 4勝4敗
若隆景 5勝3敗
大栄翔 4勝4敗
豊昇龍 4勝4敗
阿炎 5勝3敗
霧馬山 3勝5敗
隆の勝 1勝6敗2休
琴ノ若 6勝2敗
逸ノ城 6勝2敗
玉鷲 3勝5敗
宇良 4勝4敗
若元春 4勝4敗
遠藤 2勝6敗
佐田の海 2勝6敗
碧山 4勝4敗
翔猿 6勝2敗


大関角番だった御嶽海が大関陥落覚悟で休場しました。来場所は二桁勝てば大関復帰出来ますので、それにかけたみたいですが、今場所勝ち越せればそれで済む方が楽だと思いますが、どこか悪いのでしょうか。ほぼ引退がよぎっていた正代は何とか勝ちを拾って五分に戻してきました。逸ノ城に勝ったのがいいきっかけになったようです。琴ノ若は上位で実力をつけてきました。翔猿は調子が良くなっているようで、いい動きで勝ちにつながっています。

そして若手で実力をつけてきた若元春が中日で横綱照ノ富士戦、大健闘でした。もしかしたら勝っていたかもしれませんが、行司によるまわし待ったが聞き取れず、まわし待ったの状態での取り直しで、照ノ富士に考える時間を与えてしまい金星を逃しました。照ノ富士は何とかトップに並びましたが、今場所はいい相撲内容が一つもありません。調子は良くないようですが、後半のいつもの上位戦になれば有利になってきます。逸ノ城がまだ仕切り直しで調子を取り戻せるか、後半戦も見逃せません。

中日幕内全取組

[20220718]

SAMARQA59618949

「Flyng Turtle / SAMARQAND」をEggsで聴こう。メランコリックエレクトリックプログレポップ https://t.co/dF5NwM59fe #eggsmu #nowplaying #rock #Melancholic #Progressive #pop #vaudeville @SAMARQA59618949
07-17 21:36


[20220717]

Gandalf's Beat Machine Level 3
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。またしてもおじいちゃんのビートマシーン第三弾です。このシリーズはインストものなので、ラップがないから、気持ちよく聴き続けられます。ソウルフルな音源から、エスニックなスタイルまで幅広いレコードが使われています。彼はコラボレート作品も多く、他のアーティストと好きなだけヒップホップやっているので、自分の作品では好き放題、やりたい放題になっています。

1. Dawn
2. To Be Alive
3. Green Miles
4. Strange L.A. Girl
5. Hacker
6. The Legend
7. My Love Won't Stop
8. Desert Mines
9. Don't Leave Me
10. Kimmy's Doll House
11. Starscream
12. Pictures In Paint
13. Desicated
14. Breath
15. Missing The Feeling
16. Throwback
17. All Breezy
18. The Yard
19. Clockwork
20. Ralley Up
21. Sunset Prowler
22. A Gypsy Theme
23. Looking Glass Tale
24. Dream Of Me

ターンテーブルだけでの表現なら自分では演奏はしない事になりますが、生演奏をかぶせているような形跡も見受けられます。これもレコードからの拝借なのだとすると、相当細かい編集作業をこなしている事になるでしょう。そうするくらいならいっそ自分で演奏してしまった方が手っ取り早いのです。しかし、ヒップホップの暗黙の了解として、楽器は演奏しないと言う信念があるのなら、どれもこれもレコードからの抜粋という事になるでしょう。しかし、こんな単楽器だけの音源なんてあるでしょうか、やはり自分で演奏しているのです。

それでもヒップホップしているという雰囲気は伝わってきます。かなり新しい感覚でのヒップホップなのだと思います。楽器を演奏しない美学なんてものにこだわっていたら、こんな作品は作れていないでしょうし、タブーは犯す為にあるのです。ブライクビーツなんて、1つの曲では1つのレコードからのサンプリングしか使わないという暗黙の了解がありましたが、それは黎明期の話であり、そこにこだわっていたらすぐにブームは過ぎ去ってしまうでしょう。暗黙の了解も回避するぐらいの冒険心がなければ新しい時代なんて切り開けないのです。

Dawn
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[20220717]

Enigma
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。Magiというプロデューサーを起用したMagiで始まりますが、これは完全生演奏もののフュージョンなサウンドになっています。そこからいつものラップ系の曲が続いていきます。Magiとは毛並みが違ってきますが、フュージョン、ファンクのフィーリングのトラックで統一されており、ラップにも多少工夫は感じられますが、ワンパターンである事はどうしようもないジレンマです。

1. Magi
2. Crossroads
3. In Dreams
4. Why? (Just One Of Those Things)
5. Devil Woman (Red Dress)
6. Work
7. Dali Lama Lullaby
8. Who Else?
9. Life Dance
10. 2 A _ _ _ _ A II
11. Every Morning
12. Youth
13. We Are A Strange Breed
14. Phil
15. On Your Feet (Soldier)
16. Traveling Matt
17. New Eyes
18. Desperation

ラップのアクセントって、お百姓さんが畑を耕すリズムなんですよね。それって何にでも当てはめる事が出来るリズムではあるんですけど、私には都会的な洗練さが感じられないのです。田舎の方言訛りのにいちゃんって感じなんです。そういうものが無かった時代には画期的な音楽だと思いましたが、こんなに世の中に溢れ出していたら、もうそれはうんざりな状態なんです。

極端に言えば、この曲とあの曲、どこがどう違うの、っておじいちゃん、おばあちゃんなら言うと思います。トラックが違うだけで、ラップも言葉は違えど、どれも同じに聞こえる。言葉も韻を踏む事にこだわるがあまり、似たような言葉の言い回しになりがちです。こんな事50年近く続けているなんて、もう人類の退化でしかありません。

Magi
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[20220716]

Poltergeist
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。性懲りもなく、又ラップを入れてきました。ただ、流石これまでがワンパターンだった事に自覚があるのか、かなり工夫を凝らしたラップになっています。これだけラップがこなせるのだから、普通に歌ったら結構上手いと思うのですが、普通に音階つけて歌った方が気持ちいいのに、脳細胞が単細胞化していると、そこが分からなくなるのかもしれません。

1. They're Here! (Intro)
2. Worldwide By Word Of Mouth
3. Pattern Traps
4. Born To Pay For The Past
5. Ancient Grandfather
6. The Mountain
7. FUNK
8. Universe Will Provide
9. Thought Process
10. 3 Minute Rip Down
11. Dreamscape 7 (Window To The Next Plane)
12. The Lot
13. Outhouse (Remember Back..)
14. M.I.C.helle
15. A Poet Sits....
16. To Angela (The Last Love Song)
17. Meditation
18. Bring It Back Down

ヒップホップスタイルではありますが、かなり亜種なヒップホップになっているのだと思います。ならば、もっともっとラップは崩して欲しいし、いっその事無くしてしまった方がすっきりするのですが、その方がバックトラックの個性的な表現が分かり易くなります。ラップがある事でどんなに丁寧に作り上げたトラックでも軽薄に聴こえてきます。

FUNKではP-FUNKみたいなノリを作っています。この感覚は黒人にしか分からないものでしょう。ファンクも黒人の自己顕示欲と自虐的なダサさが共存するものであり、都会的なおしゃれなファンクは白人の感覚が混じっています。そんな小さなお山の大将みたいな黒人のノリはファンクからヒップホップに至っても受け継がれています。だから、彼らにとって、遠い国の黄色人種である私がどんなにラップに幻滅していても御構い無しなのでしょう。

They're Here! (Intro)
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[20220716]

Gandalf's Beat Machine Level 2
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。おじいちゃんのビートマシーン第二弾になっています。こちらもインストもので、ラップレス担っていますが、ビッグビートのようにレコード音源から歌のフレーズをリフレインさせて盛り上げると言う手法をとっています。今回特に目立つのはドラムンベースのように、ドラム音源を強調したようなアレンジになっている事です。

1. No Words
2. Hustling Outside A Cafe
3. Alien Travel
4. *.....One Of Those Things....*
5. Dirt Bump [Grimey]
6. Trip 2 This
7. Sunset [Future Is Now!]
8. Heavy Bass. Heavy Heart [Deep]
9. Chakra Light
10. Butterflys
11. Rest In Peace Dedication
12. Staring At The Stars
13. The Monk
14. Riding Water Over Time
15. Bird Race
16. I Am Born
17. On A Mission To Live

ターンテーブルだけではこんなにドラムパターンを強調出来ないでしょう。サンプラーやシンセプログラミングも使っていつはずです。もはや旧態依然のヒップホップでは無くなってきているのです。後発のテクノ系のジャンルに負けられないのです。ヒップホップだって、イケてる音楽にならなければならないのです。だから門外漢が作るヒップホップじゃなくて、この道の人が改革の道を進まなければなりません。ですから、この試みは素晴らしい業績だと思います。

まるで楽器を演奏しているかのごときサンプリングプログラミング、昔みたいにターンテーブルだけのミックスではここまで複雑には作れないはずです。スタジオ盤だから出来る事なのかもしれませんが、DJという立場では、ライブでもこれを再現するのでしょう。そういう意味においては、楽器のマイスター並みに優れた演奏家だと思います。虎の威を借りた、みたいな扱いのヒップホップアーティストですが、革新的なマインドを持っていれば、きちんと評価されると思います。

No Words
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[20220715]

Gandalf's Beat Machine
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。ラップ無しのインストものになっています。とてもいいです。ラップって本当にいらない。ラップがなくてもちゃんとヒップホップしているじゃないですか。ヒップホップ界でも新しい事をやる人がどんどん登場してこなきゃ、こうじゃなきゃいけないなんて、アーティストらしからぬこだわりを持っていては進歩は訪れません。

1. The Crow
2. I Know Gandalf
3. It's Simple
4. Melancholiest
5. Legendary Slump
6. A Plethra
7. Tundra Dome
8. My House
9. Traveler
10. Sandstone
11. Gandalf's Staff
12. It's Not What I Do
13. Jungles Of City
14. I Can See Threw You
15. Idea Man
16. Generation X Files

おじいちゃんのビートマシーンなんてタイトルですが、確かにビートボックスっぽいアレンジがありますが、この人のおじいちゃんの時代にはまだビートマシーンなんてなかったはずです。現在の十代の人のおじいちゃんならありですが。シンセポップみたいなアレンジもありますし、フュージョンみたいなアレンジ、スローファンクだったり、かなり斬新な内容になっています。ラップが邪魔していないのが本当に良いです。

ターンテーブルだけでなく、シンセプログラミングも併用していると思います。もうエレクトロニカの時代に入りましたので、ヒップホップだけが旧体制のままでいいわけがありません。邪道とか言う奴は糞食らえであり、ヒップホップもどんどん新しい壁を乗り越えていかなければなりません。アンダーグラウンドで活動しているから許されているのでなく、もっとアメリカ全体に革新を広げていけるような存在になってほしいものです。

The Crow
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[20220714]

Gas Dream
(1998/07/14)

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99年のアルバムです。ヒップホップはターンテーブルにどんなレコードを乗せるかで雰囲気が違ってきます。普通はソウル系のレアグルーヴと言われているものが使われますが、このアルバムではジャズ、フュージョン、クラシックなど普通は使わないような音源が使われています。それだけで画期的ではありますが、ゲストと繰り広げるラップはいつもながらのワンパターンです。

1. A Gas Dreamers Intro
2. Actors Have No Friends
3. Lifesize Puzzle
4. See The Priest
5. Forks In The Road
6. Mingus And Me
7. Coincidence Part II
8. A Lesson Garden
9. Skit
10. What You Do
11. Nightlife
12. Antique Remix
13. Chronic
14. It's What You Receive
15. Soul-Man
16. Mission Complete
17. A Gas Dreamers Farewell

レコードのフレーズを拝借するという意味においてはビッグビートと同じ感覚があります。ビッグビートがヒップホップの解釈を拡大しているものだったりするので、それに近い組み合わせのトラックが作られています。デトロイトテクノなど、ヒップホップから広がっていった文化は90年代を席巻していきました。その大元であるヒップホップがいつまでもワンパターンでいいわけがありません。

ヒップホップだらけのこの頃のアメリカのトップチャートは聴くに値しませんが、アンダーグラウンドなElighはそれなりに工夫、革新的なスタイルを作ろうとしています。そういう意味においては、これらのトラックはよく練られていますが、やはりラップが足を引っ張っています。ここの改良がヒップホップの未来を決めるものだと思います。ラップじゃなかったらヒップホップじゃないと思われるかもしれませんが、このワンパターンなアクセントをどうにかしてもらいたい、そこだけ私は馴染めないのです。

A Gas Dreamers Intro
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[20220713]

Sidewaydaze
(1998/07/14)

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98年のアルバムです。アナログ盤であれば2枚組くらいの容量の作品になります。カセットでもリリースしましたが、ここから最初からCDバージョンもリリースするようになります。まさにこれぞヒップホップという内容で、コンセプトアルアバムみたいな構成にもなっています。今回初めて自分一人でプロデュースしているので、そういう統一感を演出しています。

1. Intro (Sideways)
2. Positive Dreams
3. A Change Of Heart
4. Makeshift Message
5. Lighthouse Blue
6. The Owl And The River
7. One Day Intro
8. One Day
9. Dark Suite
10. Intrusive Lady
11. Elec. Trickman
12. A Time Out
13. Powerfull
14. Second Chances
15. Archatect Morris
16. Abuse
17. Words
18. We're Back!
19. Pain (Let It Go)
20. 99outers
21. Hip Hop The Show

ヒップホップでは、使用するアナログ盤の内容によって曲の雰囲気が変わってきますが、そこの工夫、バリエーションの豊かさでは群を抜いていると思います。ラップは相変わらず一本調子ですが、曲の雰囲気が違ってくるので、飽きずに聴く事が出来ます。Makeshift Messageではビートルズのアクロスザユニバースのイントロをサンプリングではなく、自分で弾いているのか、下手くそな演奏のループだけど、アクロスザユニバースとしての主張がしっかり出来ているという効果が出せています。

自分で演奏したものをループして作るのならバリエーションは豊かになるでしょう。ターンテーブルの他にコンパクトなサンプラーで、ヒットボタンが沢山付いているものがありますが、それを活用すれば面白いものが作れるというような内容になっています。ヒップホップの元ネタはダブのサウンドシステムですから、ライブ的にいろんなエフェクト演出が出来ればいいわけですが、スタジオ作品では、オーヴァーダビングという反則技を使ってもいいと思いますし、やはりワンパターンなヒップホップでもアイデア次第なのだと思います。

Full Album
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[20220712]

A Story Of 2 Worlds
(1998/07/14)

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97年のアルバムです。こちらも当初はカセットのみでのリリースでしたが、後にCD化もされています。ほぼ自分達のレーベルCaravanからのリリースですから、販売形式も自由に出来ると思いますが、予算の範囲からカセットを選んでいたようです。しかし、徐々に売れるようになってくると販売形式も多様化させるようになってきます。

1. Hesitation
2. Coincidence (To Find U)
3. 8Tred (Web Defense)
4. Nothing Sacred
5. Lust (New Life Theme)
6. Plant Life
7. 1998 (Fast Times)
8. Metro Camouflage
9. 7 Years (Wandering)
10. Head Check
11. Quantum Thought (Homebound)
12. Fisherman's Lot
13. Doghouse Bar
14. Appreciation (Among Family)

カセット販売はアナログ盤よりも限られた需要になってきます。カセットプレイヤーがほぼ消滅しつつある、MDの時代です。MDも消えようかという頃です。カセットプレイヤーは中古、もしくは昔から持っている人でないと聴けません。つまり、ローカルなオーディエンスのみにスポット当てて活動していたのです。私の中ではほぼ屍状態のヒップホップですが、アメリカのヒットチャートでは上位を占める勢力になっていました。そこで名をはせるのは至難の技です。

誰でも同じようなフォーマットで、同じようなアクセントで、同じようにワンコードで、同じようにワンパターンで、同じように韻を踏んで、同じように予定調和なスタイルで曲を作って、そこで個性を主張するのは至難の業です。真面目にヒップホップを聴こうとしない人にとっては全部同じに聴こえます。そこでバリエーションを豊かに出来る才能があるかどうかで、ファン以外にも聴こうという姿勢を与える事が出来ます。それを怠るものにはゴミのように捨てられていく文化でしかないと思います。

Hesitation
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[20220712]

SAMARQA59618949

「Honey Pooh & Maple Pooh / SAMARQAND」をEggsで聴こう。エレクトロネオアコなシティーポップ https://t.co/OE5KMMWvfv #eggsmu #nowplaying #rock #soul #electronica #NeoAcoustic #CityPop @SAMARQA59618949
07-11 22:11


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