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淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20220831]

Bones
(1998/07/14)

Gabrielle Roth & The Mirrors商品詳細を見る


89年のアルバムです。リズム主体の音楽で、後は即興演奏による流れになるというスタイルは、これまで通りです。今回はよりエスニック色が強くなっており、アフリカンやラテン系だけでなく、アジアンな雰囲気も加わっています。ダンス、ヨガの他にもヒーリング的な要素も感じられるようになっています。

1. The Calling
2. Dolphin
3. Raven
4. Snake
5. Deer
6. Wolf

エスニックですから、決まったリズム以外はモード演奏による即興演奏になっています。民族音楽っていうのはモードなんですね。決まったスケールの音だけで構成される音楽です。ピアノやギターのように和音が演奏出来る楽器というのは、かなり近代的な楽器になります。民族音楽、民族楽器のほとんどが単音楽器になります。和音を演奏出来ませんので、スケールを、音階を、モードを決める事で和音の雰囲気を醸し出します。その音階の音であれば何でも出していいわけですから、即興演奏には向いているのです。

即興演奏命のビバップ系ジャズにおいてはこのモード演奏が注目され、マイルスデイヴィスによりモードジャズが極められていきます。自由に演奏したいけど、ある程度の規律が欲しいマイルスにとっては、フリージャズよりもモード演奏の方が性に合っていたのです。ピアニストのハービーにも和音を演奏する事を禁じて、単音演奏によるモードジャズを極めていくのですが、そんな自由な即興演奏が展開されていきます。決まったリズムの繰り返し、ほとんど主旋律はないけれど、ある程度のテーマを持っていますが、他は自由に演奏されているので、マンネリな演奏になる事を回避出来ています。主旋律を持たない事で、決まった概念を押し付けるような強迫観念はありませんが。物足りなくなるところを微妙に回避させています。

The Calling
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[20220830]

Initiation
(1998/07/14)

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88年のアルバムです。エスニックな要素はありますが、それは80年代では当たり前ですから、80年代ポップスなアレンジになっています。リズムを強調しているので、相変わらず主旋律はありませんが、即興演奏によるソロは展開されていきます。リズム的な楽曲は決められていますが、後は演奏者に任せているようなレコーディングになっています。

1. Flowing
2. Staccato
3. Chaos
4. Lyrical
5. Stillness
6. Body Jazz (Head, Shoulders, Elbows, Hands, Hips, Knees, Feet)
7. Initiation

ダンス、ダンスによる治療のような分野で活躍する彼女たちの作る音楽は、アンビエントでトランスのような瞑想状態に役立つ音楽、疑問の余地のないヨガ音楽として制作されています。トランス状態になれる音楽として、ループするように一定のリズムを繰り返しています。ヨガを行う際にも使用出来る音楽という意義もありますので、そこでエスニックな雰囲気があるようです。

80年代サウンドならではのデジタルサウンドで構成されていますが、プログラミングは無しの生演奏でレコーディングされています。同じリズムの繰り返しなら打ち込みでいいと思いますが、それより生演奏の方がトランス状態になれるという事のようです。ですから、演奏者もかなりの演奏力を有していますし、アドリブも任せていますから、相当な信頼をおいているようです。前回よりもBGM的な音楽としても楽しめるような雰囲気、ゆとりを感じられます。

Flowing
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[20220829]

Totem
(1998/07/14)

Gabrielle Roth & The Mirrors商品詳細を見る


アメリカのダンサーであり、ミュージシャンでもあったGabrielle RothのバンドGabrielle Roth & The Mirrorsの85年のファースオタルバムです。シャーマニズムに影響を持ち、エスニックなトランスダンスを踊る為の音楽をバンドで作り出しています。当時はピータガブリエルやトーキングヘッズの影響により、アフリカンとニューウェイヴの融合により、ワールドミュージックが盛んになり、80年代の一つの特徴を作り出していました。

1. Zone VI
2. Totem
3. Red Wind
4. Eternal Dance
5. Ritual
6. Eliana
7. La Canción De Manuel

アフリカンに特定はしていませんが、エスニックな雰囲気とエレクトロテクノなサウンドで作り出したインストものであり、踊りを踊るためのトランスな高揚感を得る為の音楽となっています。ポリリズムによるループ的なリズムの繰り返し、創作ダンスの為の音楽でありますから、音楽だけを楽しむ為の作品として聴く分には退屈かもしれません。

ほぼ主役はリズムであり、主旋律があるわけでもありませんから、リズム重視の80年代サウンドでありますが、ここまで極端だとかなり特殊です。ダンスパフォーマンスありき、動画でなら飽きずに見ていられるのでしょうが、音楽だけではさほど展開がありません。しかし、打ち込みじゃなく、生演奏でフリースタイルで演奏していたりしますから、ライブ感は感じられます。

Zone VI
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[20220829]

SAMARQA59618949

「ChitoAka / SAMARQAND」をEggsで聴こう。エレクトロディープハウスなブリットポップソウル https://t.co/GAAX2nW02z #eggsmu #nowplaying #rock #soul #deephouse #britpop #motown @SAMARQA59618949
08-28 21:44


[20220828]

ディープエレクトロネオアコなシティーポップです。



[20220828]

Satan Takes A Holiday
(1998/07/14)

Anton LaVey商品詳細を見る


95年のアルバムで、オリジナルアルバムとしては最後の作品になります。この後編集盤は出ますが、オリジナル作品としてはこれが最後です。音楽作品としては結局3枚のアルバムしか残していません。今回はパイプオルガン風のアレンジですが、パイプオルガンを借りて演奏するのもお金がかかりますから、シンセサイザーで代用しています。そして打ち込みを生演奏の内容になっています。

1. Satan Takes A Holiday (Instrumental)
2. Answer Me
3. The Whirling Dervish
4. Chloe
5. Thine Alone
6. Golden Earrings
7. The More I See You
8. Band Organ Medley
9. Hello Central, Give Me No Man's Land
10. Blue Prelude
11. Softly, As In A Morning Sunrise
12. Honolulu Baby
13. The Mooche
14. Here Lies Love
15. Dixie
16. If You Were The Only Girl
17. Satan Takes A Holiday (Vocal)
18. Satanis Theme

おどろおどろしい雰囲気ではありますが、演奏している曲はアメリカンポップスであり、まるでキャバレーを満喫しているような雰囲気があります。なんといっってもアルバムタイトルが悪魔の休日ですから、悪魔はキャバレーで骨休めするんだな、人間っぽいな、という印象です。歌や、セリフもあって、最後まで布教活動しているようですが、話の内容としては神の教えと同じような話です。所詮悪魔も神の教えの中の一部なんだな、という事なのか、という印象です。

97年のは肺水腫により亡くなっています。収容された病院はカトリック系の病院だったそうですが、最後はサタン教により密葬されたとの事です。あくまでもパフォーマンス的な表現での音楽活動でしたが、あまり悪魔を意識するような音楽とはなっていません。セリフによる説教も行なっているのか、という事ですが、何と言っても悪魔の休日ですから、のんびりして下さい、としか言いようがありません。

Satan Takes A Holiday (Instrumental)
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[20220827]

Strange Music
(1998/07/14)

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94年のアルバムです。26年ぶりの作品になりますから、音楽活動はそんなに積極的ではありませんでした。しかも今回はアメリカのスタンダード曲などをカバーしており、朗読もありません。Blanche Bartonによる歌も入っていますが、全く悪魔を感じさせる内容にはなっていません。

1. Thanks For The Memory
2. Strange Music
3. Temptation
4. Start The Day Right
5. One For My Baby (And One More For The Road)
6. The Year Of Jubilo
7. Gloomy Sunday

人間の本性に関して悪魔を唱えていますから、享楽にふけるような音楽が、このほのぼのとした家庭的な音楽の中に悪魔を見出しているという趣旨でしょうか。ほぼミニアルバムにような容量でもあり、死を迎える3年前ですから、何かしら思うところがあったのか、オカルティックな雰囲気もほぼなし。

アルバムタイトルから、変わった音楽という事は、こんなほのぼのとした音楽聴いているなんて変わっているね、という事でしょうか。あくまでもAnton LaVeyは自称悪魔ですから、そのイメージ作りに翻弄されていた人生でもありました。ボレロのような音楽は何を物語っているのか、サーカス音楽などは彼の人生を物語っているのか、摩訶不思議な作品ではあります。

Full Album
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[20220827]

The Satanic Mass
(1998/07/14)

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アメリカでサタン教会を設立した教祖Anton Szandor LaVeyは、その布教目的で著書や音楽活動を行っています。これはその音楽活動での68年のファーストアルバムです。その内容はパイプオルガンによる教会音楽であり、Anton LaVeyによる朗読が綴られていきます。完全に布教目的の作品になっています。

1. The Hymn To Satan
2. The Invocation To Satan
3. Drinking From The Chalice And Benediction Of The House
4. The Infernal Names
5. The Fourteenth Enochian Key
6. Invocation Applied Towards The Conjuration Of Destruction
7. The Seventh Enochian Key
8. Invocation Applied Towards The Conjuration Of Lust
9. First Satanic Baptism
10. The Benediction
11. The Hymn To Satan
12. Satanic Bible: Prologue And Book Of Satan: Verses I Through V

人間の本性において、物質主義的快楽主義や個人主義を主張した哲学者たちの洞察とを総合した体系としてラヴェイ派サタニズムを創始しました。幼少の頃からパイプオルガンの演奏に傾倒しており、結婚や離婚を経験し、サタニズムに傾倒し、オカルティックなサタン教会を設立して、信仰者への洗礼を行なっていきます。その教義を広める為に、多くの著書を出しますが、音楽制作によって若者へのアピールも行うようになります。

ほぼパイプオルガンの演奏をバックに朗読、スピーチしているだけの内容で、信者による掛け合いが合唱のような効果となっています。サタン、堕天使という既存の概念と物質主義的快楽主義や個人主義などから人間の本性について解いていきます。それでも音楽は教会音楽というキリスト教会に属しているという矛盾、そこは誰も指摘しないのが西洋的な感性なのでしょうか、中にはオーケストラによる演奏もありますが、これは生演奏なのか、レコードなのか、当時のオカルト的な発想なのでしょうが、当時流行っていたブラックマジック、黒魔術とは違う感覚があるようです。

Full Album
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[20220826]

エレクトロソウルなディープハウス。



[20220825]

Archipielagos
(1998/07/14)

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2012年のアルバムでオリジナルアルバムとしては現在までの最新作になります。チームとしては現役で現在も活動中ですが、音楽作品としてはこれが最新のものになります。内容的には演劇性が強く、今回も台詞回しが多いのですが、エレクトロフラメンコとしての技術は更に向上しています。生演奏の部分もアコースティックにこだわらずにエレキギターなども登場してプログレ感も増しています。

1. Archipielagos
2. Caballo Sin Freno
3. Quittez-Vous !
4. Adrift
5. Sin Gritos
6. Rumba Negra
7. Als Waer's Das Letzte Mal
8. Palos Contras Maquinas
9. Inoxydable
10. Your Slave
11. Polarized
12. La Carne Con El Alambre
13. Alma Muda

何と言ってもエレクトロの音源の部分での質が向上しています。ソフトシンセ、ソフトサンプラーなど、PC上での作業がストレスなく出来る環境が整ってきた時代です。生演奏している部分もPCに取り込み編集作業が詳細に出来るようになっています。それは以前も出来た事ですが、PCのスペックが格段に向上した事によって、ストレスなくプログラミングしやすくなっています。なので、かなりリアルな表現のサンプリング素材も多数使えるようになっています。

環境は整っています。そしてそれら生演奏とデジタルサウンドを組み合わせるセンスも技術も身につけてきました。それらのあらゆる条件が揃っている事が音楽に如実に現れています。フラメンコの手拍子の数カ所がデジタル音源で代替えされていたり、生演奏にデジタル音源が自然に混じり合わされています。それによって独特の緊張感が生まれ、音源の質が、サンプリングレートが向上しているので、音の厚みもあります。生楽器の質感に負けていません。エレクトロフラメンコとして更なる高みに達しています。

Archipielagos
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[20220824]

Ni Prédateur Ni Proie
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。エレクトロフラメンコは復活しましたが、他の民族音楽の要素も複雑に混じりあっています。今回は中東などの社会情勢へのメッセージ性が強い内容になっていて、演劇的、ストーリーテリングな部分が強めなので、音楽性は演出的な方法論に留まっています。あくまでも添え物のようなアレンジになっています。

1. Growing Vs Fading
2. Into The Breach
3. Instead
4. Kedma
5. Capricious Horse (Who Leads The) ?
6.Light Thread
7. Bare Hands
8. Minefield Dance
9. Mann Hinter Dem Vorhang
10. Splinter Of Glass
11. Mostar Angels
12. Death Is A Gift

PCでのデジタルプログラミング技術は向上しています。民族楽器と電子音の融合という編集は洗練されるようになっています。それが明確に現れたのが前作でしたが、今回も同じような技術で制作されていますが、あくまでもメッセージ性、演劇性が優先されているので控えめな表現となっています。演出、BGM的な存在としては機能的で効果的なアレンジになっていますが、音楽そのものの主張性は抑え気味になっていると思います。

とにかく言葉、セリフが多い作品です。捕食者でも被食者でもないというアルバムタイトル、戦争、暴力、犠牲者、強欲が生み出す悲劇、フィールドレコーディングな音源もその演出に加担しています。映画音楽、演劇用の音楽のように、これまでパフォーマンスとは別に音楽制作に向き合っていたのが、もっと統合されたような内容になっています。こういう方向性に突き進めるのもこの集団の強みなのでありましょう。

Growing Vs Fading
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[20220823]

De L'Aimant
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。この時期は再びフラメンコへの回帰を目論んでいます。フラメンコというよりヨーロピアンラテン系な音楽でありますが、何と言っても以前と違うのは、Norscqによるプロデュースが素晴らしいのか、エレクトロなデジタルプログラミングの部分がこれまでになかったくらいに洗練されております。本当に言葉通りのエレクトロフラメンコがここに完成されています。

1. Silencio! (Intro)
2. Morirme (Rumba)
3. Hambar (Fandango)
4. How To Breathe (Alegria)
5. Fragments Of Ice (Solea Por Buleria)
6. Rayos (Tarantos)
7. Ma Peine (Tango Flamenco)
8. Electroflamenco (Buleria)
9. Arena (Magnetico)
10. El Vacio (Andalus)
11. Miroir (Siguiriya) / Fantasmas (Outro)
11a. Miroir (Siguiriya)
11b. Silence
11c. Fantasmas (Outro)

これまではサンプラーの使用が多く、電子音はほとんど使っていませんでしたが、ここにおいては電子音がフラメンコの演奏と同化するくらいに見事に溶け込んでいます。この頃になるとフォークトロニカという概念もある程度現れてきますから、彼らのやっている事を後押しするくらいになってきます。20年も先を行っていたのです。生演奏によるフラメンコの演奏も磨きがかかっていますが、それ以上にフラメンコの一部となっている電子音がいい仕事をしています。

この頃になるとPCによる音楽制作も繁栄期に入ってきて、ソフトシンセなど、PC内で完結出来る作業がたやすくなってきます。生演奏もPC内で編集出来ますし、それとシンクロするようにデジタルサウンドも細かい編集を凝らしながら同化させる事に成功しています。レゾナンスの動きがフラメンコギターの動きに同調するように細かく編集されていますから、まるでフラメンコギターがMIDIで繋がれているかのような同期感があります。これぞ世界に誇れるエレクトロフラメンコの完成形であります。

Morirme
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[20220823]

SAMARQA59618949

「Micky Tote / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 エレクトロソウルなフュージョンポップhttps://t.co/vPNN96NVJK #eggsmu #nowplaying #rock #soul #fusion #electronic #pop @SAMARQA59618949
08-22 22:11


[20220822]

El Planeta
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。欧州、中東の民族音楽をモチーフにした作風に変わってきていますが、生演奏にしてもプログラミングにしても、バンド演奏では無く、最小限のメンバーで演奏するようになっています。サンプリングによるプログラミングもドラムンベース的な表現と80年代風の表現が入り混じり、シンセベースも登場するようになり、エレクトロな雰囲気も復活しています。

1. El Planeta
2. Nostalghian
3. ♀ Under Influence
4. Ovalide
5. Multiplicity Of Me
6. A Third Man
7. Cosmogonia
8. Beyond My L's
9. Incidences
10. 12 x Compass
11. The Wheel
12. La Onda

まだ世間的にはフォークトロニカは登場していませんが、エレクトロニカの時代に入ろうとしています。そこに反応したのか、エレクトロニカな部分も出すようになっていますが、生演奏による弦楽器が主体になっているので、フォークトロニカの形も既に出来上がっています。そしてエスニックな要素もあって、常に独自のスタイルで疾走しています。

エレクトロニカなプログラミングが多くなっていますが、曲としてはエスニックな題材ですから、一般的なエレクトロニカとは差別化が出来ています。歌もエスニックな感じではありますが、ヴォコーダー系のエフェクトをかけたりと、常にフュージョン、ミクスチャーの精神、つまり、やっている事は常にフラメンコなのだというのが分かります。

El Planeta
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[20220821]

Mezclador
(1998/07/14)

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97年のアルバムです。フラメンコの雰囲気は残しつつ、それも含めてエスニック、民族音楽を多方面に取り入れていく手法に変化しています。それにセリフ系が少なく、アンビエントな雰囲気と民族音楽の融合のような抽象的な表現の音楽が目立ちます。歌も少なめなので、テーマが曖昧な感じのオカルティックな雰囲気になっています。

1. Corriente
2. Stalker
3. Deepshade
4. Don Iman
5. Memorias De Piel
6. S.K.I.N.
7. Homo Virtualis
8. Mezclador
9. Catalys
10. El Veneno
11. Buddahlike
12. Mundo (Renegar) [A Camaron]
13. Matrixx - The Stigma's Still Remains
14. Neither Predator Nor Prey

やはりサンプラーを主体にしたデジタルサウンドと生演奏という事で、演奏するメンバーの実力も表現したい欲求も増し増しです。ライブパフォーマンスありきではありますが、音楽制作にも真剣に向き合う事で、表現の幅も広がっています。ヨーロッパ、中東系の民族音楽、民族楽器はサンプリングのようなので、ピーターガブリエル調は続いています。

フラメンコが無くなっているわけではありません。それプラスの要素が増えたという事です。なので、90年代にしては革新的なリズムの構築がなされており、当時のエスニックテクノとも違う作風であります。音楽演奏もパフォーマンスの中の一つだと思っているですから、プログラミングもあくまでも補助的な扱いです。だからプログラミングでは表現出来ないようなグルーヴが生まれています。

Stalker
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[20220821]

El Grito
(1998/07/14)

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94年のアルバムです。演劇的な演出になっていますが、エレクトロというよりバンド演奏になっています。もうチーム内で生演奏が出来るメンバーを選択してバンド演奏によるフラメンコを演奏するようになっています。そのもっともなところとしては前作のライブアルバムで明らかでありましたが、パフォーマンスとしてはPhil VonとFlore Magnet を中心としてVon Magnetとなっています。

1. Malhaya (Aire Y Tierra)
2. New Rage
3. State Of Nomind
4. Sketches Of Pain
5. Malhaya 2 (Fuego Y Metal)
6. Sorely Numb
7. El Adwa Echimalya
8. Gitanear
9. Mezclador
10. La Llamada
11. L'Aveu
12. The Last Hum
13. Jaula de Aire

エレクトロの部分はシンセは使わずにサンプラーを駆使するようになっています。それも80年代のような使い方であり、民族音楽的な音源をサンプリングして使ったりと、ピーターガブリエル方式になっています。他は生演奏ですから90年代らしいものではありません。それでも演劇的なフラメンコ演出はかなり前衛的な印象を受けます。テクノ系では使われないようなリズム構成ですから、当時としてもかなりとんがった存在だったと思います。

フラメンコとしても本格的に演奏していますが、古典としてでは無く、現代的な血の通った活きた音楽としてフラメンコを演奏していますから、フラメンコ界でも斬新な表現者担っていると思います。高速なフラメンコギターの演奏とシンクロするサンプリング音源はアヴァンギャルドな響きを発しております。フラメンコ以外のエスニックな要素も顔を出すようになって、次なるステップへの予感を感じさせる内容にもなっています。

State Of Nomind
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[20220820]

La Centrale Magnetique
(1998/07/14)

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93年のアルバムでライブアルバムになります。パフォーマンス集団ですから、ライブがいいわけで、映像こみなら尚いいわけです。ミニアルバムに入っていた曲や未発表曲も含まれていますので、あえてこのライブアルバムも紹介します。ライブですが、エレクトロな音源もしっかり完成されているものを使っていますし、それに合わせて繰り広げられるライブパフォーマンスの臨場感が少しでも伝わればと思います。

1. Hell
2. Corridor I
3. In A Sofa
4. Credo / Corridor II
5. Ira
6. Meathooks
7. Speech
8. Nuevas Cruzes
9. El Grito
10. Zapateado
11. Electrotablao
12. Error
13. Upper Room
14. Transito / Corridor III
15. Save The Last Death...

やはり映像でそのパフォーマンスを確認するのがいいのですが、ダンスや演劇だけでなく、このステージは曲を演奏する為のライブ音源であり、そこでちょっとしたパフォーマンスも繰り広げているのでしょうけど、どちらかというと音楽演奏を重視したステージだったようです。だからこうしてライブアルバムとして残されているのです。

エレクトロフラメンコを体現しているライブであり、フラメンコはギター弾きとダンサーによるパフォーマンスステージという事で、演劇としても取り入れ易いスタイルだったのでしょう。ダンサーは歌ったり、足を鳴らしたり、手拍子などを使って独特のリズムを作り出します。そこにサンプリングドラムのプログラミングを使ってみたり、90年代らしいサウンドになっています。民族音楽、サンプラーという組み合わせはピーターガブリエルも彷彿とさせます。

Nuevas Cruzes
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[20220820]

Computador
(1998/07/14)

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91年のアルバムです。今回もフラメンコをモチーフにした内容ですが、エレクトロだけでなく、ロック的な要素も取り入れたエレクトロフラメンコになっています。前作では音楽として独立した内容でありましたが、今作では演劇性が強めに出ています。というのも、歌がセリフやオペレッタ調なので、パフォーマンスありきという印象が強くなります。

1. Payaso (Para Rogelio)
2. La Centrale Magnétique
3. Carne De Alambre
4. Ira
5. Escorxador
6. Nuevas Cruzes
7. El Grito
8. Transito
9. Diz Me Un Si (Sephardite)
10. Save The Last Death (A Waltz)

演劇集団であればヴォイストレーニングも日常的に行いますから、歌唱力はメンバーそれぞれ備えています。今回セリフ調なので、ほぼパフォーマンスメンバーが登場している模様です。演劇でのセリフ回しは特徴があり、それをロックに用いた有名な例がセックスピストルズのジョニーロットンです。あのアナーキーな歌い方は演劇の台詞回しを応用したものでした。他にも芝居染みていたジェネシス時代のピーターガブリエルなどがいます。

なので、演劇的な台詞回しはロックとしては意外にお馴染みになっています。デヴィッドボウイもある意味パフォーマンス系で、歌い方もその影響があったと思います。それに加えて、フラメンコな作風、今回はエレクトロというより、プログレッシヴロックのようなアレンジ、パフォーマンスでもそのまま使えるような台詞回し、かなりコアなターゲット向けですが、プログレやパンクに馴染んでいる人なら入り込み易いのではないでしょか。

Payaso (Para Rogelio)
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[20220819]

El Sexo Surrealista
(1998/07/14)

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イギリスで結成されたシアター ミュージック バンドVon Magnetの89年のファーストアルバムです。演劇、ダンス、視覚芸術というパフォーマンス集団で、オリジナルの音楽との組み合わせで作品を作り続けていきます。Phil Vonを中心としたパフォーマンス集団なのでメンバーも複数いますが、音楽制作についてはPsychic TVのキーボード奏者Phil Erbなどの力を借りて、当時流行っていたエレクトロサウンドを取り入れています。

1. Voz Imagen
2. Genius Never Dies
3. The Magnet
4. Computador
5. Sur-Realista
6. Todo
7. El Spirito
8. Yell Silence
9. "I" Luz

フラメンコの要素をエレクトロサウンドも使って表現するエレクトロフラメンコというジャンルを確立しています。最初はフラメンコに限定されていましたが、後にエスニックな要素という広いくくりに発展していきます。フラメンコのリズムをエレクトロサウンドも含めながら現代的な音楽に再構築させています。現在のフォークトロニカの概念を既にこの時点で体現している事になります。

歌われる言語も複数の言葉を駆使しています。演劇、パフォーマンスありきで、そのサウンドトラックとしての音楽制作になっています。なので、パフォーマンスメンバー全員が参加しているわけではありませんが、ステージ上で歌う人は登場してきます。フラメンコとエレクトロサウンドという組み合わせも、Philipp Erbなどに依存している形にはなりますが、当時としてはかなり個性的な音楽スタイルでありました。

Full Album
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[20220818]

Flux
(1998/07/14)

Anomie Belle商品詳細を見る


2016年のアルバムで、オリジナルアルバムとしては最新作になります。前作からは6年のインターバルがあるので、作品作りには苦労しているようです。それだけ時間をかけただけあって、以前よりも工夫しており、又、その効果が如実に表れています。ドラムンベースなど、リズム面でも工夫を凝らしていますし、リズムによるグルーヴを大事にした曲作りになっています。

1. Saturday Gives
2. Right Way
3. As We Are
4. Unwind
5. Lovers
6. As Summer Bleeds Daylight
7. Tumult
8. Beneath
9. Salt Spring
10. The Good Life
11. Merla
12. We Let Ourselves In

本来はバイオリニストでありますから、オープニングからバイオリンの多重録音で始まるのはとてもいい演出だと思いますが、その後あまりバイオリンが登場せずに、プログラミングに頼った作風になるのは何か勿体無い感じもしますが、それだけプログラミング技術が向上していて、それをお披露目したいという欲望は致し方ない事なのでしょう。

プログラミングされた質感というのを大事にしていて、歌もそのまま使わずに、ヴォコーダーを通したり、オートチューンを使ったりしています。オートチューンは本来音程を修正する為のソフトですが、ソウルフルで、エモーショナルな歌い方をする事で、修正しまくろうとするソフトの習性を利用してロボット風の歌声になります。それをフレーズごとに分解する事によって、歌さえもプログラミングしているような演出になっています。これも90年代に散々行われてきた事ですが、彼女にとっては極めたい分野のようであります。

Saturday Gives
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[20220817]

The Crush
(1998/07/14)

Anomie Belle商品詳細を見る


2011年のアルバムです。クラシック畑の人で、トリップホップが彼女にとっては新鮮だったのかもしれませんが、前作ではリズムの組み立てに問題がありました。しかし、今回はだいぶ勉強してきたのか、ベースとドラムの組み合わせによるリズム構築に多少の進化が見られます。よってワンパターンなリズムが気にならなくなりました。これでやっと歌などの部分に集中出来ます。

1. Electric Lullaby
2. Inky Drips
3. Machine
4. It's A Crush
5. Mosquito In The Closet
6. Bodies Offering
7. Picture Perfect
8. Lost Horizon
9. Privilege
10. On TV
11. Lavender Days
12. Phantom

クラシック畑の人がデジタルプログラミングで音楽制作するにあたって、トリップホップ系のものを参考にしてきたのは分かります。しかし、それらは90年代にやり尽くされてきたものであり、それらとバイオリンなどの生楽器との組み合わせによるフォークトロニカという表現にするには、もう少し大胆な事をやれるだけの感性が必要だと思いますが、まだそこまで極められるほどテクノ系は聴き込んでいないようで、ラッパーとのコラボレートなどありきたりな方法に留まっています。

トリップホップなスタイルを選んでいるのは、官能的な表現をしたかったようで、彼女の歌い方もそういう表現になっています。しかし、クラシック的な教養はアカデミックな方法論になりがちであり、妖艶な雰囲気を作り出すにはもう少し毒が欲しいところです。毒は少ない事で癖のない聴きやすい音楽にはなっていますから、極めすぎていないちょうどいいと感じる人も多いのかもしれません。ただ、まだ自分の持ち味は出しきれていないように思います。

Electric Lullaby
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[20220817]

SAMARQA59618949

「Micky Ring / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ソウル、カントリーロックなフュージョンポップ https://t.co/innOWVJ848 #eggsmu #nowplaying #rock #fusion #soul #Country #electronica @SAMARQA59618949
08-16 21:58


[20220816]

Sleeping Patterns
(1998/07/14)

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アメリカの女性シンガーソングライターAnomie Belleの2008年のファーストアルバムです。バイオリンを中心にほぼ全ての楽器を演奏するメルチプレイヤーで、クラシックの教養がある人ですが、トリップホップ系のスタイルを身に付けています。ドラムパターンなどはサンプリングによる打ち込みですが、ほぼワンパターンなリズムです。なので曲が変わっても又このリズムがくるのか、と、この人のプロデュース能力の無さが露見いたします。

1. Down
2. How Can I Be Sure
3. American View
4. John Q Public
5. Cascade
6. Greenhouse
7. Bedtime Stories
8. Before You Leave Me
9. February Sun
10. Dox Amsterdam
11. Army Song

統一感を持たせる為にドラム音源を同じにするとか、あると思いますが、ずっと同じテンポ、同じようなリズムパターンが続くと生理的にきつくなります。それをこの人は客観的に感じていないというところが問題です。もしくは第三者が指摘してあげるべきです。ゲストミュージシャンは参加していますが、ほぼ一人で作っているので、そこが弱点になっています。こんな90年代にやり尽くしてきたリズムパターンを連続して強要されるとつらいです。

もう作曲以前の問題です。どんなに曲が変わって、ドリルンベースみたいな打ち込みをしてみても、アクセントパターンがワンパターンなので、何の効果にもなっていません。1曲の中でずっと同じパターンというのはありがちですが、アルバム通して同じというのはやってはいけない禁断の素人感覚であります。なので歌がどうとか、アレンジがどうとか、どうでもよくなってきます。アルバムタイトルがSleeping Patternsなので統一感を出そうとしているのか、だとしたらとんだ笑い草であります。

Down
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[20220815]

カントリー系ハードロックのエレクトロニカ。



[20220814]

Love Vs. Love
(1998/07/14)

Loop!station商品詳細を見る


2009年のアルバムで最後の作品になります。最初から最後まで彼らは彼らのスタイルを貫き通しました。今回もSam Bassはチェロを使ってベースラインをループさせて、チェロの音階でのボウイング、ビオラの音階でのエフェクティヴな演奏をオーヴァーダビングしているみたいに演出しています。いかにもLoopstationを使ったアレンジもありますが、そうでもないようなアレンジもあります。

1. The World
2. So Late
3. All You Want
4. A Repetition
5. Just Outside
6. 1/2 & 1/2

ドラムレスのチェロのみでのバンド演奏、Loopstationを使っているからチェロ一本という事に固執しているようです。これ以外のことをやればもうLoop!stationではないのでしょう。でも最初の頃は他の楽器も使っていました。その辺をこだわらなければもっと活動できていた事でしょう。しかし、こだわった事で、彼らにしか作れないような独自のスタイルを築き上げました。

Robin Coomerのボーカルは、このスタイルでなくても通用するでしょうし、もっと活動の場を広げていっても良いのですが、この二人だったからこそのこの独創性、かなりカッコ良いサウンド、演奏なのですが、もっと窓口を広げていけばこのかっこよさがもっと伝わった事でしょう。音楽的な才能があっても売り込み方が不器用なら時代に埋もれていってしまうという見本のような存在です。

The World
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[20220814]

Obey Your Signal
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。Sam Bassはウッドベースだけじゃなくて、チェロやビオラなども演奏しているようです。しかもディストーションをかけて、まるでエレキギターのような奏法をこなしています。なので、ハードロック、というより、プログレッシヴロックのような激しさがあります。

1. Sweeter
2. Immediate
3. Lucky Me
4. Held Over
5. Towering
6. Blues Cadenza And Etude
7. Rushes
8. Surrounding

ストリングスのサンプリングをループさせているようなフレーズのリフレインですが、彼らにとってはループさせるより生演奏した方が手っ取り早いでしょう。生演奏なのにわざとループさせているかのような演奏でクールな感じを演出しています。グループ名に騙されてデジタル的なものを期待していると、それ以上の出来高が襲ってきます。ただ、Robin Coomerほどの歌唱力があれば、もっとしっとりと歌った方が色気が出てくると思いますし、その辺の微妙なニュアンスはまだ年齢を重ねないと出ないのかもしれません。

今回、バックの演奏はほぼストリングス系の生演奏で賄われています。ドラムレスですし、それ以外の楽器は登場していきません。ストリングス系の楽器だけでバンドのようなサウンドを作り出しています。しかし、ライブになるとこれが違ってきます。Sam Bassだけの演奏で歌う、まさにデュオになるのですが、チェロでベースラインを4小節分くらいループさせて、それにチェロとしての音階での演奏を重ねて、更にビオラの音楽での演奏にディストーションをかましたりします。つまり、ライブではローランドのLoopstationが大活躍するのです。スタジオでも同じなのかもしれませんが、スタジオでLoopstationを使う必要はありませんので、もっと冒険してくれてもいいと思います。

Sweeter
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[20220813]

Balance On What
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。生演奏している部分が多いのですが、グループ名に合わせてループしているようなアレンジにしています。アコースティック楽器も目立ちますが、エレクトリックバイオリンとか、デジタルサウンドではありませんが、アコースティック楽器でもない音を使ったり、まだフォークトロニカという概念が成立していない時期ですから、とても変わった事をやっていると思います。

1. Theory Of Noise
2. The Last Time I Saw You
3. Wintertime Sucks
4. Hello
5. Chasing
6. Alarm Shop
7. Head In My Hands

アコースティック楽器とデジタルサウンドをミックスさせればもっと分かりやすい感じになるのですが、アコースティック楽器をサンプリングさせているかのように演奏して、エフェクトをかけたエレクトリックバイオリンをシンセサウンドのように演奏したり、おやっと思わせるような仕掛けがなされています。しかし、やっている事はクラシックでも無く、ソウル、ジャズのロック的な解釈による再構築になっていると思います。

ウッドベースのテクニカルな生演奏は、どんなにクールな電子音よりもかっこいいですし、シャウト系に近い歌い方もロックのようですし、実力がともなっているからデジタルプログラミングに頼らない凄みがあります。なのにサンプリングプログラミングされているかのようなアレンジが脳内を混沌とさせます。演奏テクニックに磨きをかけるなんて時代では無くなっているのに、演奏テクニックありきでの音楽というものは、時代に関係なく心を鷲掴みにされます。

Theory Of Noise
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[20220813]

Conversations With Water
(1998/07/14)

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アメリカの男女デュオLoop!stationの2003年のファーストアルバムです。ウッドベースを中心にプログラミング等を担当しているSam Bassと女性シンガー兼プログラミング等のRobin Coomerの二人組です。Loopstationといえば、ローランドのBOSSシリーズのアタッチメントがあります。ディレイをもっと協力にしたループ演奏が可能なアタッチメントで、ジャコパストリアスがライブで使っていたやつです。

1. Bumble Bees
2. Even If
3. Where Do I Go
4. Tiptoe Through Fires
5. Open
6. Pretty Girl
7. Fandango
8. Don't You Wait

グループ名通り、ループ祭りなのかと思いきや、確かにループを元に作った曲もありますが、Sam Bassによるウッドベースの生演奏にストリングス等をかぶせたフォークトロニカになっていて、そこにソウルフルなRobin Coomerの歌がカッコよくハマってきます。一般的なダンスものデジタルサウンドだとテンポの速い曲が多いですが、ミドルテンポ、スローテンポのブルース、ソウル系の歌がマジかっこいいです。

デジタルサウンド、ループものなど、どうでもいいくらいに生ベースと生歌の存在感が凄まじいです。デジタルサウンドなんて無くてもいいくらいに十分な表現力を持っていて、Loop!stationと言う名前は逆に誤解を受けるので、違う名前だったらもっと有名になれていたかもしれません。シャーリーバッシー並みに迫力のあるRobin Coomerの歌は、まるでスパイ映画のテーマ曲を歌っているみたいでありますし、これはテクノというよりロックであります。

Bumble Bees
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[20220812]

The Metapolitan
(1998/07/14)

Blusom商品詳細を見る


2005年のアルバムで最後の作品になります。フルアルバムは2枚しか残していません。短命でした。デジタルサウンドはよりエフェクティヴな演出をするようになっていますが、フォークロックの部分がソフトロックやニューウェイヴのような曲作りになっています。それにデジタルサウンドの演出が入り、まるでドリーミーポップのようになっています。これは新しい化学変化となっています。

1. Dean Prefab's Rodomontade
2. Midnights And Mornings
3. The Ticks: Tick, Tick
4. Gossamer Wasp Saves Himself
5. Mayday
6. The Holy Together
7. Versus Nightclubbing
8. With Panthers And Tigers As Pilots
9. Carnival
10. Building Blocks
11. No Rivers, No Lips
12. Greens And Greys
13. Undercurrents

普通のフォークトロニカとは違う方向性での化学変化が起こっているので、とても面白い事になっているのですが、これで終わりになるというのは実にもったいない。もっとこの先が聴きたかったと思います。ちょっとした過激でポップなデジタルアレンジとソフトロックの組み合わせは、ある時期のフリッパーズギターを連想します。日本のインディーズの影響もあるのか。単なる偶然か。

前作ではアコースティックギターによるフォークロックな部分がありましたが、フォークロックにこだわらなくなった曲作りが、格段にこのデュオの存在価値を上げています。次に何が飛び出してくるのか想像がつかないくらい、新しい武器を沢山携えています。このまま、この次を演出しても面白くなったと思いますが、ここまでが限界だったのか。普通にフォークトロニカで終わっていない、こういう形もあるのだという提示はある種の仕法となる事でしょう。

Dean Prefab's Rodomontade
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[20220812]

SAMARQA59618949

「Gelato Pique / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 フュージョンポップなエレガントロックhttps://t.co/jeo0r7SWPF #eggsmu #nowplaying #rock #fusion #britpop #electronica #jazzrock @SAMARQA59618949
08-11 00:12


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