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SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20220930]

The Maniphesto
(1998/07/14)

The Jazzual Suspects商品詳細を見る


21年のアルバムです。ここからはOM Recordsレーベルに移籍して、ダウンロード販売オンリーと、販売形態を変えてきました。CD販売をしないというのも当たり前になってくるのでしょう。アナログ盤時代からすると、物としてのレコードを集めるのがステイタスのようなところもありました。アートなジャケットを部屋に飾るなども楽しみにの一つでもありましたが、そういう感覚は無く、ただ音楽を楽しむだけの媒体となっているようです。しかもスマホがあればいいみたいな。

1. Park Up
2. Re-Klien
3. The Swang
4. Pre73
5. Red Wes
6. Mr. Lean
7. Maniphesto
8. Bocks Fresh

ジャズ系素材を使ったヒップホップではありますが、今作ではどちらかというとフュージョン系だったり、ジャズオーケストレーション、などの洗練された作品からの引用になっています。前作ではオルガンジャズやファンクジャズ系でしたが、今作ではジャズギター系が多いです。スィング系でも4拍子の中に収めようとすれば収められますから、何とかなりますが、タイムストレッチも活用しているようです。

ヒップホップにも流行り廃りがあるようですが、素材を工夫するだけでかなり印象が違ってきます。洗練された音楽を使えばそれだけおしゃれな感じになってきます。ラップも入れていませんし、イモ臭さが感じられない分おしゃれだと思います。Charlie Tateは白人だからなのか、黒人ではここまで洗練された仕上がりには出来ないかもしれません。ともかく、70年代から存在しているヒップホップ、少しずつではありますが、進化も出来ているのかもしれません。

Park Up
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[20220929]

The Jazzual Suspects
(1998/07/14)

The Jazzual Suspects商品詳細を見る


イギリスのアーティスト、プロデューサーのCharlie Tateの一人プロジェクトThe Jazzual Suspectsの19年のファーストアルバムです。ターンテーブルを活用したヒップホップスタイルですが、素材として使っているのがオルガンジャズなどのファンクジャズ系であります。なので普通のヒップホップとは違うベクトルを持っています。

1. (The)Deluge
2. The Sheryph
3. Infacto
4. Koto Know
5. Donny Gone
6. The Trailer Skit
7. Leopold
8. The Blood in Mary
9. Ma'Sheesch
10. Mmm-Basta
11. Popping Kerns
12. Yo'Schnicken
13. P Spring
14. In Review
15. Jazz Religion
16. Denoba
17. Back Home

リズムの部分はビッグビートのように4拍子のブレイクビーツになっていますが、ジャズのレアグルーヴなので、スウィング、つまり3連系のグルーヴを持った素材を組み合わせていますので、独特の雰囲気が生まれています。スウィングしているジャズをそのまま使うと、きっちり4拍子のドラムパターンとはずれてくる事になりますが、そうしない為に切り刻んでいます。頭の部分だけ合わせて、尻尾の方は切っているので、なんとかずれずに進行しています。

オールドスクールとも言えるようなドラムパターンと、ファンクジャズの組み合わせ、誰もやろうとしても成功しているアーティストは少ないのではないでしょうか。アシッドジャズにしても、和音構成のみ拝借して、リズムの部分では取り入れにくい分野であります。変拍子のドラムンベースなどであれば、多少相性も良くなってくるのですが、ヒップホップ系にとっては、ソウル系のレアグルーヴなら相性はいいのですが、ジャズ系のレアグルーヴとなると、相当の編集能力が求められます。それが果敢に行われているという点において、天才的に見事な作品だと思います。

(The)Deluge
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[20220928]

Part II
(1998/07/14)

The Amalgamation Of Soundz商品詳細を見る


99年のアルバムで、フルアルバムとしては最後の作品になります。ソロとして活動している二人が立ち上げたプロジェクトだったので、長く活動出来ていませんでしたが、この後もEP作品はいくつかリリースしています。しかし、フルアルバムとしては2枚の作品しか残していません。しかもタイトルがPart IIですから、前作Amalgamation Of Soundzの続編的な扱いです。

1. For Real
2. Keyvan's Paper (Document 3)
3. Enchant Me (Original 12" Mix)
4. Resurrection
5. Keyvan's Paper (Document 1)
6. Cedar
7. Alone In A Crowded Room
8. Textures

このアルバムでは完全にサンプリング素材を利用したドラムンベースになっていて、女性ボーカルが入るところはドラムンベースとしては王道であり、フューチャージャズなコード感ドラムンベースの王道であり、ドラムンベースを極めている内容になっています。しかし、90年代を席巻したブレイクビーツも、ジャングルもドラムンベースもミレニアムを境に急速に減速していき、エレクトロニカの時代に入っていきます。

なので、ドラムンベースの最後の輝きを放っている作品と言えるでしょう。しかもEP作品の寄せ集め的な内容なので、アルバムとしてのコンセプト感はありません。このプロジェクトそのものがEP作品、シングル作品サイズを作るのが最適だったのかもしれません。現在の耳で聴くと90年代だったから通用していたような部分もありましたが、この時代を知らない世代にとっては新鮮に聴こえるかもしれません。

For Real
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[20220927]

Amalgamation Of Soundz
(1998/07/14)

The Amalgamation Of Soundz商品詳細を見る


イギリスで活動しているアーティストで、それぞれソロで活動しているJean-Claude ThompsonとMark Harbottleの二人が組んだユニットThe Amalgamation Of Soundzの97年のファーストアルバムです。まだ時代はドラムンベースの時代ですから、ドラムンベースやフューチャージャズなどのスタイルなのですが、生でクラシックギターをゲストのJohn Zaradinが演奏していたりして、早くもフォークトロニカの様相を呈しております。

1. Tears For Yazd
2. Maternal Blues
3. Eric
4. Hut (Remix)
5. Fiesta De Castellon
6. 63rd Suite
7. Cat In The Rain
8. Orchid

ロンドンアンダーグラウンドのDJシーンで活躍している二入が、突然タッグを組んだプロジェクトで、それぞれのソロ活動と並行し活動していました。ディープハウスにジャズ、ブラジリアン、アフロなどの要素をミックスさせていますが、基本はドラムンベースです。アコースティック楽器も絡めているので、フォークトロニカのようですが、当時はまだそんな概念はありませんので、挑戦的な試みを行っているに過ぎません。

当時はドラムンベースであるならば売れていいた時代でもありますが、アンダーグラウンド過ぎて日本ではそれほど知られていなかった思います。とにかくDJ的なスタイルなので、EPが多く、フルアルバムという事で。曲を寄せ集めた感じになっていますが、当時のロンドンアンダーグラウンドのクラブでレイヴ出来るようなサウンドになっています。

Tears For Yazd
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[20220926]

照ノ富士は足の調子が良くなく休場となりました。最終的に2敗となった玉鷲と3敗を守った高安が千秋楽に直接対決となりました。本割りで玉鷲が勝ち、見事、最年長で2回目の優勝となりました。最年長ですから、経験値は一番ありますが、体力がついていかなくなるのが普通ですが、体力もそれなりに維持しており、気力も十分なら、経験値の分、巧みに相撲が取れる事になりますから、誰も敵わないでしょう。最後まで強気で攻め抜いた結果の優勝となりました。

千秋楽 幕内上位の成績
照ノ富士 5勝5敗5休
貴景勝 10勝5敗
正代 4勝11敗
御嶽海 4勝11敗
若隆景 11勝4敗
豊昇龍 8勝7敗
大栄翔 7勝8敗
逸ノ城 6勝9敗
霧馬山 9勝6敗
翔猿 10勝5敗
翠富士 7勝8敗
琴ノ若 8勝7敗
明生 8勝7敗
玉鷲 13勝2敗 優勝
宇良 8勝7敗
錦木 6勝9敗
高安 11勝4敗
宝富士 5勝10敗
佐田の海 9勝6敗


貴景勝はなんとか二桁勝ちましたが、角番の御嶽海は負け越して大関陥落、来場所は二桁出来れば復帰出来ますが、体調は戻ってくるでしょうか。先場所角番脱出した正代も負け越して来場所再度角番です。この繰り返しでのらりくらりとやるのか、ほとんど引退を覚悟してもおかしくない成績ですから、進退の覚悟は必要だと思います。関脇若隆景は二桁勝ちましたので、大関取りの足固めが出来ました。同じく関脇の豊昇龍は千秋楽になんとか勝ち越し。

小結逸ノ城は負け越し、いい感じで勝っていた相撲内容を学習出来ていない、どういう時が自分に向いている相撲なのか、全く客観視出来ていない、もしもの時のためにまわしにこだわる取り口では逆に負けているという実例を、何で分析出来ないのか、ここを見誤っていれば、いつまで経っても上には行けません。翔猿は二桁勝って殊勲賞。小柄でも勝てるという自信につながれば、今後も面白くなると思います。

千秋楽 幕内全取組
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[20220925]

サイケデリックポップなエレクトロR&B



[20220922]

Alone In Multitudes
(1998/07/14)

Lost Balance商品詳細を見る


2004年のアルバムで、最後のアルバムになっています。現在Isabel BenedíとMariano Rodríguezはそれぞれ別の活動をしていて、このデュオでの活動は無期限休止中になっています。再開する日が来るのかもしれませんが、一旦この作品で休止状態になっています。この作品はスペインのインディーズレーベルAutoreverseからのリリースになっていますので、実質自主制作だったBedを除くと2枚の作品しか残していません。

1. Lonely
2. Dragon
3. Lifetime
4. Invader
5. In
6. My Outside
7. These Days
8. Tears & Extremes
9. Dancing On The Moon Within My Shoes
10. Return To A Strange Disdain
11. Wide-Eyed Platform

一応、自称トリップホップをやっているデュオではありますが、かなりニューウェイヴなロックスタイルになっていて、ドラムパターンはブレイクビーツで作られていて、いくつかの電子音はプログラミングですが、それ以外は生演奏でバンドスタイルになっています。けだるい感じの歌にはなっていますが、トリップホップにつきもののドープな感じは薄めです。

デジタルロックというスタイルだと思いますが、トリップホップだというのが分かりやすいと思っているのか、逆に彼らの特徴を的確に表現していないように感じます。サンプリング素材もユニークだし、ジャズ的な雰囲気もあったりして、過去の産物であるトリップホップと称するよりも、もっと個性的な存在である事をアピールした方が価値が上がると思います。

Lonely
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[20220922]

SAMARQA59618949

「Faste / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ソウルフルなグラムロックとプログレッシヴロックのミクスチャー https://t.co/DAZCRN04Ts #eggsmu #nowplaying #rock #ProgressiveRock #GlamRock #soul #electronica @SAMARQA59618949
09-21 21:55


[20220921]

Bed
(1998/07/14)

Lost Balance商品詳細を見る


2003年のアルバムです。自主制作でのリリースになっています。次回作のAlone In Multitudesのアウトテイクにより編集し、先にリリースしている作品になります。ドラムパートのみブレイクビーツになっていて、それ以外はバンド演奏で生演奏しているロックな内容になっています。トリップホップというよりニューウェイヴな感じの楽曲になっています。

1. Solar Honey System
2. Torero
3. Changing Lifes
4. Come As You Are
5. Moving
6. Borderline (3rd Person Mix)
7. Frame Of Mind (Camomile Mix)
8. Tunefull
9. Firedaddy
10. Stars Like Dust
11. Girls Blue Tears
12. Way Of Tomorrow

ニューウェイヴなロック作品で、どこかスパイ映画のサントラのような雰囲気もあり、とてもユニークな内容になっていると思います。歌もしっかりロックな感じで歌っていて、歌が中心の作品になっています。それでもブレイクビーツされたドラムが中心に居座っており、デジタルロックという触れ込みなら分かりやすいですが、トリップホップを売り文句にしているので、そこが分かりにくくさせています。

ニューウェイヴな感じですから、シンセポップ、テクノポップな感じもあるのです。けだるい感じの歌い方は変わりませんが、ロックな表現になっていると思います。Isabel BenedíとMariano Rodríguezが交互にボーカルを務めます。スパニッシュな雰囲気は全くありません。英語で歌っています。シンセも打ち込みになっていますが、ロックなアルバムだと思います。

Solar Honey System
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[20220920]

Air Control
(1998/07/14)

Lost Balance商品詳細を見る


スペインの男女デュオLost Balanceの2001年のファーストアルバムです。メンバーは女性のIsabel Benedíと男性のMariano Rodríguezの二人になります。ボーカルはどちらでもとっています。音楽スタイルはトリップホップ系なのですが、ドープなトリップホップよりはアシッドジャズ的な雰囲気のブレイクビーツになっています。

1. Third Skin
2. Deep
3. Playing Field
4. Warped (Cool)
5. Fortress
6. Walk Softly (Hermetic)
7. A House, A Home, A Closed Door
8. Downloads
9. Angles (Overtone)
10. Real State
11. No Man's Land

ドラムのブレイクビーツが中心で、かなり個性的なドラムパターンを作り上げて、歌の雰囲気はトリップホップですが、アレンジ面はかなり斬新に作り上げられたブレイクビーツになっています。ジャズ的なドラムのソロ的なドラムプレイをサンプリングしており、一般的なドラムパターンとはかけ離れたパターンを作り上げています。

ドラム以外のパートもサンプリング素材ですが、これまでのビッグビートでも取り扱っていなかったような素材からの抜粋なので、とてもストレンジで個性的で面白いです。ある意味ビッグビートに近い感覚の編集であり、歌のけだるさだけがトリップホップになっています。生演奏の部分もあるのかもしれませんが、それもカットアンドペーストでループさせられています。

Third Skin
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[20220919]

照ノ富士は足の調子が悪いのか、押し込まれると対応出来ず3敗となっています。貴景勝は気合を入れてきて盛り返し、6勝目、正代は勝ち癖を忘れたように7敗しています。角番の御嶽海は早くも5敗、と上位が調子が優れません。そんな中、幕下の北勝富士が全勝勝ち越しで折り返し、追うベテラン玉鷲は1敗ですが、上位とほとんど当たっているので、後半戦は有利になるのではないでしょうか。

中日までの幕内上位の成績
照ノ富士 5勝3敗
貴景勝 6勝2敗
正代 1勝7敗
御嶽海 3勝5敗
若隆景 5勝3敗
豊昇龍 4勝4敗
大栄翔 2勝6敗
逸ノ城 2勝6敗
霧馬山 5勝3敗
翔猿 5勝3敗
翠富士 4勝4敗
琴ノ若 5勝3敗
明生 3勝5敗
玉鷲 7勝1敗
宇良 5勝3敗
錦木 4勝4敗
高安 6勝2敗
宝富士 1勝7敗
佐田の海 4勝4敗
若元春 6勝2敗
遠藤 3勝5敗


若手で頑張っているのが若元春で、安定した強さがあります。翔猿も今場所は調子がいいし、気合も入っています。大鵬の孫で貴闘力の息子であるサラブレット王鵬も6勝で頑張っています。新入幕、長崎出身の平戸海は3連勝の後3連敗で現在4勝4敗の五分、同じく新入幕でモンゴル出身の水戸龍も4勝4敗とまずまずの前半戦でした。北勝富士に勝利の女神が微笑むのか、後半も余計なことを考えなければいいですが、玉鷲2度目の優勝なんて方が有力かもしれません。

中日十両以降全取組

[20220918]

Urban Soulscape
(1998/07/14)

Liquid Lounge商品詳細を見る


ドイツのアーティストHans Jürgen Böttcherの一人プロジェクトLiquid Loungeの95年にリリースされた唯一のフルアルバムです。アシッドジャズの見事にかっこいい作品になっています。アシッドジャズは当時は最先端のスタイルでしたが、長く続いているアーティストはあまりいません。すぐに流行が入れ替わっていた激動の90年代でしたから、優れた作品を1枚出したら、その後は音沙汰なし、なんて結構いました。

1. Journey Into... Ocean Deep
2. Ecstasy
3. Wakamba Dreams
4. Music Hypnotizes
5. Urban Soulscape
6. Super Soul
7. City Sex
8. Happy (Inside You Remix)
9. Extraterrestrial Lovesick Blues
10. Baby, That's Jazz

アシッドジャズもレーベル名で有名になっていきます。フォロワーも他にいましたが、アシッドジャズレーベルが本家みたいになっていたので、その後が続いていないのです。ドラムンベースにジャズフュージョンの要素を取り入れることは多かったですが、ブレイクビーツにジャズの要素を取り入れたスタイルもかっこよかったのですが、あくまでもインディーズでの流行であり、マニアにしか認識されいなかった人たちも多いです。しかも、ドイツからの参戦ですから、結構な挑戦者であります。

ボーカルというか、ラップはゲストが参加しています。それ以外はブレイクビーツです。よくこれだけかっこいいレアグルーヴを集めたものだと感心してしまいます。素材がとてもクールで決まっているので、見事な出来栄えになっています。アシッドジャズの寿命が長ければもっと知名度も上がったのかもしれませんが、時代に埋もれてしまった作品になっています。

Full Album
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[20220918]

Keld
(1998/07/14)

You Are Wolf商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。まだ2枚のアルバムしかリリースしていません。Kerry Andrewは他にMetamorphic、Juice Vocal Ensemble、Spell Singersというグループでも活動しているので、You Are Wolfとしてこれからも活動するのかも不明です。今作のKeldは古き北部英語の言葉で川の深く、静かで滑らかな部分を意味しています。イントロとアウトロがありますので、組曲のようなコンセプトアルバムになっています。

1. The Baffled Knight / The Shepherd Lad (Intro)
2. As Sylvie Was Walking
3. Breathe In Breathe Out
4. George Collins
5. Down In The Willow Garden
6. If Boys Could Swim
7. Dragonfly
8. Witch Of The Westmerlands
9. Charm
10. The Weeper
11. Drowndown
12. Let Them Be Left (Outro)
13. Rolling River

歌以外は必要最小限の楽器で構成されています。今回のテーマは川と水です。トラッドフォークと現代的な表現の組み合わせで、まるでトラディショナル、伝統的な音楽のようでありながら、モダンなサウンドになっていて、それでいながらとても神秘的な自然のエネルギーを感じさせてくれる音楽に仕上がっています。アコースティックな楽器もデジタルな音源も機械文明ではない英国の大自然を感じさせる空気感をまとっています。

伝統的なフォークソング、現代音楽、民族音楽が現代に生きるKerry Andrewのフィルターを通してモダンな表情を浮かべています。トラッドな雰囲気の旋律も上手に取り入れていますが、現代的なシンガーソングライターが使うような表現も交えています。なので、現在聴くべきフォークソングとしての輝きを放っています。ワールドミュージックというより、もっとプログレッシヴな革新性も備えています。

The Baffled Knight / The Shepherd Lad (Intro)
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[20220917]

Hawk To The Hunting Gone
(1998/07/14)

You Are Wolf商品詳細を見る


イギリスの女性シンガーKerry Andrewによる一人プロジェクトYou Are Wolfの2014年のファーストアルバムです。トラッドフォークによるコーラスワーク、アコースティックな楽器での編曲、そしてサンプラーなどを使ったデジタルサウンドが混じり合ったフォークトロニカになっています。様々な楽器が使われていますが、彼女の歌声が完全に主役になっている内容になっています。

1. Cuckoo
2. Swansong
3. Oh Ruin
4. Little Sparrow
5. Murmuration
6. Little Wren
7. Doves
8. Three Ravens
9. The Buzzard's Heart
10. The Birds' Courting Song

英国の民俗学的な見地から自然に生きる動物たちをモチーフにした作品になっています。ほぼ彼女の歌声によるコーラスワークだけのアカペラな感じでだけでも成り立つような楽曲になっています。しかし、そんな歌語を前面に出しながらも、アコースティック楽器やサンプリング素材を使ったアレンジが、歌声を邪魔する事なくバックを支えています。

民族音楽といってもトラッドフォークやケルトはロックファンにも馴染みのある音楽なので、ロック感覚でも楽しめます。ロックフィーリングはありませんが、アレンジ構築に関しては、彼女たちもロック的なアレンジに親しんでるようなので、ロック的な感覚を遠慮する事なく取り入れています。なので、若い人たちにも楽しめる音楽になっていると思います。

Cuckoo
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[20220917]

ドラムンベースとライトフュージョンが混じり合った新感覚のシティーポップ。



[20220917]

SAMARQA59618949

「Fredrika / SAMARQAND」をEggsで聴こう。エレクトリックソウルとボサノヴァのミクスチャー、エレクトロボッサ https://t.co/EgGSSQsx21 #eggsmu #nowplaying #rock #soul #synthpop #bossanova #Mixture #britpop @SAMARQA59618949
09-16 02:21


[20220916]

Symmetry
(1998/07/14)

Stacy Clark商品詳細を見る


2014年のアルバムで現在までの最新作になります。この後はシングルのリリースはありますが、アルバムではこれが最新になります。レーベルに所属せず、自主制作でダウンロード販売という形を取っているので、シングルでのリリースの方が楽なのかもしれません。ミニアルバムPatternsからの曲も入っているので、それを含めたフルアルバム的な内容になっています。

1. Figured It Out
2. I've Waited For You
3. Stop!
4. Make a Move
5. In My Head
6. Days Into Nights
7. Sign
8. Decimals and Music Notes
9. Lose My Mind
10. Holiday
11. Everything's Changing
12. Next Town
13. Proof
14. Breathe
15. Days into Nights (Remix)
16. Proof (Acoustic)

音楽的にはより巧みな曲作りになっていて、シンセポップ的なアレンジの雰囲気に合ったポップソングを作っています。所謂最近のアメリカンヒットチャートに登場してきそうな曲ばかりです。インディーズでも気に入られれば多くの人から親しまれます。アメリカの音楽ビジネスでは、やはりメジャーが強いのかもしれませんが、Z世代ではスマホが情報源になりますから、ネット販売もどんどん定着していくのでしょう。

バンド演奏も打ち込みも見事に使い分けて、自分の歌が活かされていく術を心得ています。自主制作でもこれだけの完成度ですから、メジャーである必要もないのです。知名度でいうとメジャーにはかなわないかもしれませんが、音楽の質で言えば全く負けていません。逆にインディーズの方が面白いですし、聴くに値している作品が多いと思います。最近のメジャー作品で私の購買意欲を駆り立てるものはほとんど皆無でありますし、インディーズを探る方がよっぽど充実しています。

Figured It Out
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[20220915]

Patterns
(1998/07/14)

Stacy Clark商品詳細を見る


2011年のアルバムです。ミニアルバムサイズで、ネット販売のみになっています。ダウンロード販売のみに絞っています。レーベル契約で印税をもらうより取り分は良くなりますが、売り上げが上がらないと生活出来ない状態になります。ある程度知名度のある人にとっては賢い選択になると思いますが、アマチュア程度では回収出来ません。彼女くらい知名度があればいい選択になったと思います。映画でも彼女の曲が使われたりしていますし、アメリカでは知名度はしっかりあります。

1. Lose My Mind
2. Days Into Nights
3. Sign
4. Decimals and Music Notes
5. Proof
6. Everything's Changing
7. Holiday
8. Breathe

音楽的にはカントリーフォークな曲調で、ポップさも増していますが、デジタル編集的なアレンジも凝り出しています。フォークトロニカなシンガーソングライターとしての面目躍如となっています。ポップさとデジタルサウンドがマッチしているので、カントリーな曲調もポップソングのように聴こえます。ここが面白いところで、普通にカントリーを演奏しても田舎っぽい感じになりますが、少しソウルロックの要素を足すとA.O.R.、最近で言うシティーポップとして都会的になるのです。これがアメリカンポップのマジカルなところで、カントリーフォークがいまだに廃れていない要因となっています。

エレクトロニカ、シンセポップな要素とカントリー、フォークが混じり合っても親しみやすい化学変化が生まれています。オリヴィアニュートンジョンだって、テイラースイフトだってカントリー系のシンガーなんですね。それがポップアイコンになるんですから、日本の演歌歌手がJ-POPのトップシンガーになるようなものです。しかし、日本ではそこまで垣根を越えて活躍出来るほど自由な風潮がありませんので、そう言うアーティストが育っていません。これが日本とアメリカの大きな文化の違いだと思います。型にはめたがる傾向が不自由な文化社会を作っていると思われます。Stacy Clarkは大きな成功は収めていませんが、自由な環境を手に入れられていると思います。

Lose My Mind
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[20220914]

Connect The Dots
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。Vanguard Recordsレーベルからのリリースで、これが正式なファーストになるのか、Apples & Orangesも十分な存在感のある作品だったので、これはセカンドという位置付けでいいと思います。ここから知名度は一気に上がっていくのですが、アメリカ人が好きな感じの楽曲なんで、どんどん人気は上がっていきます。ただ、メジャーほどの人気までは至っていないというのが勿体無いと思えるほど才能溢れる才女だと思います。

1. Not Enough
2. All Time Low
3. White Lies
4. Air Force
5. Fireworks
6. Touch & Go
7. Hold On
8. Anywhere
9. Misery
10. Don't Take What's Mine
11. Hide
12. I Do

フォーク調の曲で、デジタル処理されたアレンジ、現在のほとんどの音楽シーンにこのフォークトロニカの影響は染み付いています。これぞフォークトロニカと代表する作品は少ないですが、あらゆるところにフォークトロニカの影響は及んでいるのが現実であります。アコースティックとデジタル、懐かしい安心感と、新しい遊興感、これがもうワールドスタンダードになっています。この先に何があるのか、もうそれを探るべき時期に来ていると思いますが、まだ誰もその一歩を踏み出していません。

Apples & Orangesほどの冒険はしていません、よりポップな楽曲を用意してきて、よりヒット性のある作品に仕上げています。デジタル処理なアレンジよりもバンドアレンジが目立ちますし、これぞアメリカの女性シンガーソングライターと言えるようなスタイルを作り上げています。これが王道なので、みんな大好きだと思います。だけどルックスがイマイチかもしれません。日本では曲が良ければルックスに関係なく売れる土壌が90年代くらいからありましたから、ルックス云々言うのはハラスメント的に批判されるのでしょうか、おじさん世代だとどうしてもルックスも伴っていないと思い入れが出来ない部分があります。しかし、楽曲だけ聴いていると、とてもチャーミングな女性だと思います。

Not Enough
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[20220913]

Apples And Oranges
(1998/07/14)

Stacy Clark商品詳細を見る


アメリカの女性シンガーソングライターStacy Clarkの2007年のファーストアルバムです。自主制作でのリリースですから、正式なファーストアルバムとカウントされていないかもしれませんが、この作品をリリースした事で知られていく事になっていきます。フォークソングを基調としたアメリカらしいポップソングになっていて、アコースティックな楽器による演奏とデジタル編集されたアレンジという現代的なものになっています。

1. Matter Of Time
2. Closer
3. Won't Let You
4. Hello Again
5. Peppermint Patties
6. Empty Bottles
7. Unusual
8. You Make It Worse
9. Recluse
10. Say What You Want
11. Strange

80年代後半から90年代にかけて女性シンガーソングライターが沢山登場する事になりますが、フォークソングを基にしながらのポップなアレンジはその頃から現在まで受け継がれています。アメリカの女性シンガーソングライターとして想像出来る音楽スタイル、そのものだと思います。それでも曲が良ければ古臭いとは感じないと思います。これが王道になっています。現代的なアレンジ、フォークトロニカなスタイルなので、カントリーフォークなスタイルのテイラースイフトとさほど変わりはないのです。

自主制作でこれだけのクォリティーのアレンジを作り出しているという事は凄い事で、彼女の才能もあるでしょうし、協力しているスタッフも優秀だと思います。参考にしているアーティストもいるのでしょうが、ブレイクビーツもさりげなく、歌の邪魔をするものではなく、歌の雰囲気を損なわない見事なアレンジになっていると思います。とても自主制作だとは思えないほどの完成度です。

Matter Of Time
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[20220912]

まだまだ暑い秋場所、9月場所が始まりました。休場していた力士も戻ってきて活気があります。初日、照ノ富士は苦戦していましたが、上位安泰でのスタートとなりました。特に小結 逸ノ城が貴景勝を押し出しで勝ったのは圧巻でした。逸ノ城はまわしにこだわらず圧力をかけていたので貴景勝は何も出来ませんでした。逸ノ城は曙ばりに腕だけで相手を土俵下に押し出すくらいの突き押しなら無敵だと思います。これまで臆病な性格からまわしにこだわってきましたが、これで突き押しに自信を持ってくれれば、もっと上に行けると思います。リーチの長さで叶う力士も少ないですから、つき押している分、相手はまわしを取れない状態になりますし、その前に土俵下に押し出せるので、怪我も少なくなりますし、いい事しかありません。後は臆しない事だけです。

幕内初日上位の対戦結果
○照ノ富士 寄り切り 霧馬山
貴景勝 押し出し 逸ノ城○
翔猿 押し出し 正代○
翠富士 押し出し 御嶽海○
若隆景 押し出し 琴ノ若○
○玉鷲 押し倒し 豊昇龍
○大栄翔 叩き込み 明生
○錦木 押し出し 宇良
宝富士 押し出し 高安○
○若元春 うっちゃり 佐田の海
碧山 寄り切り 遠藤○
○栃ノ心 叩き込み 阿武咲


高安も久しぶりに帰ってきましたが、新入幕くらいの気持ちで取り組んでいるので、いい感じです。新関脇の豊昇龍は先輩玉鷲に今一歩でした。先輩も負けられない意地がありますから、難しいところです。今場所、照ノ富士も万全だとは言えない状況のようですから、優勝は誰の手になるのか、まだ分かりません。

初日幕内全取組

[20220911]

Neon Hurts My Eyes
(1998/07/14)

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2012年のアルバムで最後の作品になっています。これ以降の作品はリリースされていません。音楽的には大きな変化になっていて、とうとうエレクトロニカになっています。自身で歌も歌っている歌ものでもありますので、エレクトロニカというよりシンセポップの方が表現としては適切かもしれません。

1. Metropolis
2. Red Wire Blue Wire
3. Machine
4. Take It Back
5. Pulsar
6. An Invisible Light
7. In A World
8. Mirror To The Sky
9. Kingdom
10. O Superman
11. The Valleys
12. Paper Skyline

ブレイクビーツの代わりに時代を席巻したのがエレクトロニカでした。サンプラーも含まれますが、基本は電子音、つまりシンセサウンドが主流になります。シンセポップと違うのは音響派の影響も受けているので、シンセポップのような流行歌とは違う雰囲気を持っています。ですから、この作品はどちらかというとシンセポップです。歌が中心であり、打ち込みによるアレンジは、ブレイクビーツのような作業とは違うものになります。

ブレイクビーツとして新しい可能性を見せてくれたという点では、この人の功績は大きかったと思います。しかし、最終的にシンセポップに落ち着くという事は、これまでの斬新な感覚を失っているものであり、これ以降の作品をリリースしていない事にもつながらる原因だと思います。個性的な内容ではありますが、斬新さは感じられませんから、これ以降の方向性に限界を感じたのかもしれません。

Metropolis
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[20220911]

My Heart Beats Like A Drum
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。今回はどちらかというとトリップホップのようなミドルテンポになっています。ブレイクビーツのようにサンプリング素材を使っているのはドラムのみでしょうか、ベースは打ち込みのようですし、シンプルなアレンジなので、他はほとんど生演奏になっています。女性ボーカルはゲストですが、男性ボーカルのクレジットがないのでNathaniel Pearnが歌っているのかもしれません。

1. Shock You Heard, The
2. Days Get Brighter
3. Every Day
4. Believer
5. Midnight Sun
6. Even Planets Get Lonely
7. All Static
8. My Heart Beats Like a Drum
9. Our Lives Are Like Waveforms, Changing Through Time
10. Origin, The

DJの作業として、2台のターンテーブルを使ってミックス、スクラッチなどを展開しますが、その他にサンプリング素材のパッドとかを打ってみたり、生演奏並みの手作業が発生します。それをレコーディングとなると、打ち込みしているパートを加えたりもできますので、これまでのようなDJスタイルとは違った、アーティスティックな編集作業も加わっていると思われます。

音楽的にもラテン的なエキゾチックな雰囲気とジャズの要素が強く、ソウル系が薄くなっているので、より生々しい感じになっています。これまでの作品と違うのは、踊らす為の音楽から、聴く為の音楽に意識がシフトしているところだと思います。ベースもウッドベースのサンプリング音源を使った打ち込みで、エレクトロなデジタル感を薄めたアレンジになっています。

The Shock You Heard
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[20220910]

The Art Of Vibration
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。Breakin' BreadレーベルからTru Thoughtsレーベルに移籍しています。DJスタイルでブレイクビーツを作り出していますが、かなりビッグビートに近い感覚があります。70年代初期のブラックソウルのレアグルーヴ、ラテン系のネタなどの組み合わせ方がビッグビートっぽいのです。それだけでなく、ドラムンベースや2ステップなども入っていて、ミレニアム以降ならではのバリエーションになっています。

1. Introduction
2. Welcome To The Ascension
3. The Rising
4. In The Morning
5. Alright Turn It Up Now
6. Faultlines
7. Breathe Deep
8. Ghost In The Machine
9. The Crush
10. The Laws Of Motion
11. Feet Keep Moving
12. Another Land
13. Alexander And Gabriel

めっちゃかっこいいのに、世界的な知名度がイマイチなのはどうしてなのでしょう。エレクトロニカ、フォークトロニカが主流の時代だったからなのか、それでもブレイクビーツとしても新しい感覚を持っていると思うので、もっと広く知られるべき人だと思います。DJなので、本来、人を踊らせるのが仕事ですが、踊らせられるトラックを編集しているDJも少ない私は感じていて、そこはセンスの問題もあるでしょうが、この人は根っから人を踊らせる為のセンスを身につけていると思います。

元ネタがかっこいいというのもあるかもしれませんが、それを選択して組み合わせるという作業においても、この人のセンスが光っていると思います。そこに女性ボーカルとエレピ、サックスやトランペットの生演奏を絡めて、生々しいくらいのグルーヴを生み出しています。ヒップホップの本場に住んでいないという事が、これほどメリットがあるとは、これ幸いです。こんな感覚なら、これからでもブレイクビーツは通用していく事でしょう。

Introduction
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[20220910]

Let Peace Be The Ruler
(1998/07/14)

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イギリスのアーティストNathaniel Pearnの一人プロジェクトNatural Selfの2006年のファーストアルバムです。その前に2005年にDJミックス作品The Ritualをリリースしていますが、これは様々なアーティストの作品をDJミックスしているだけなので割愛させていただいた。こちらはオリジナル作品で、ブレイクビーツによるトラックにサックスやパーカッション、ギター、ベース、女性ボーカルなどが加わって作られた内容になっています。

1. Solomon
2. I Don't Need This Touble
3. The Sound
4. The Calling
5. Foundation, Pt. 1
6. Meditation (In Tribute)
7. Song Bird
8. To the Sun
9. Fires Were Started
10. Black Orchid
11. Soul Communication
12. The Love Theme

ビッグビートくらいの長さのサンプリング素材をブレイクビーツさせてめちゃくちゃクールなファンクグルーヴをこしらえています。90年代のブレイクビーツとは比べ物にならないくらい精密でありながらも、ありきたりなワンパターンブレイクビーツとは違う独自のリズムパターンでありながらも、体が自然に動かしてしまうくらいのノリノリのグルーヴを生み出しています。これです、これが90年代ブレイクビーツには足りなかったんです。

なので、ミレニアムを過ぎたとして、全く色褪せていない、堂々とした姿のブレイクビーツが出来上がっています。ドラムンベースやアシッドジャズとも違いますが、ジャズ、ファンク、ソウルの匂いがプンプンとしてくるブラックなサウンドでありながら、これがまぎれもなくブレイクビーツになっているという新しさ、組み合わせ方によればビッグビートにもなりそうですが、ブレイクビーツにとどまっているという微妙な雰囲気、そしてそれらがとても心地よくグルーヴしているというめっちゃかっこいい作品になっています。

Solomon
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[20220910]

SAMARQA59618949

「Nicole / SAMARQAND」をEggsで聴こう。エレクトリックソウルなプログレッシヴポップ https://t.co/rpEF7OTX8S #eggsmu #nowplaying #rock #soul #Progressive #pop #Electronic @SAMARQA59618949
09-09 22:03


[20220909]

メランコリックなエレクトロプログレポップです。



[20220908]

Jhoom
(1998/07/14)

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2009年のアルバムで最後の作品になります。エスニックフュージョンバンドとしての音楽性をより具体化した内容になっています。フュージョンと呼んでいるのは、まずチョッパーベースが唸りを上げている事、様々な民族音楽が混じり合っている事、ロック的なギターがあったり、ちょっとしたデジタルサウンドも隠れていたり、アフリカンなビートはアフロファンクのようである事、ここまで突き詰めているバンドってそんなにいませんから、これはこのバンドの特徴であり、強みだと思います。

1. Speaking Curves
2. Road Rock-It
3. Jhoom
4. Skinny Lights & Fat Beats
5. On The Other Side Of Here

ダンスミュージックだったり、ヒーリングミュージックであったり、ヨガの為の音楽であったりする目的もある為、アートとしての音楽性の完成度で言えば、今一つ足りない部分もあると思います。ポリリズムのリフレインである事に終始していて、そこから先の発想力が足りていない事、なので音楽としての起承転結が明快でなく、ミニマル的な印象もあるからです。

しかし、ミニマルと違うのは、即興演奏による自由な展開がある事です。ここは演奏者を信頼して自由に演奏させている、そして信頼に足る演奏をこなしているので、ミニマルという無機質な音楽にはなっていない事。それは民族音楽そのものが持つ即興的なアプローチが尊重されているからでしょう。様々なものが交じり合いながらも、その音楽の本質的な部分を大事にしているのであるのしょうし、そこを任せられる演奏者の能力の高さが見事に結実した作品となっています。

Speaking Curves
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[20220907]

Bardo
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。再びロシアのシンガーBoris Grebenshikovとのコラボレートになっています。今回の民族音楽の傾向はフォルクローレでしょうか、ケルトとは違うフォーキーなスタイルになっています。Boris Grebenshikovもその雰囲気にあった歌い方になっていますし、このコラボレートの趣旨にもだいぶ慣れてきたようです。

1. Sand Castle
2. Infinite Sky
3. Dissolve
4. Nectar Moon
5. Sun Dust Eclipse
6. The Crossing
7. Bardo
8. Mansion Of Gold

ロシアではソ連時代から活躍する大御所シンガーのBoris Grebenshikovですが、古くから西洋音楽に精通していました。ソ連にしろ、中国にしろ、どの時点からになるかわかりませんが、西洋音楽が入ってきた時期があり、日本並みに西洋音楽、ロックに親しんだミュージシャンがその後の音楽シーンを牽引していきます。特に模倣したキャラクターとかで有名な中国も、模倣、コピー、盗作に近い感じの楽曲が氾濫していますが、中国の音楽シーンが知られていないので、そこまで追及されていません。しかし、演奏技術もアレンジのセンスも最近では全く負けていません。

K-POPならぬC-POPというものもありますし、イケメンも多い中国、元々文学として大先輩の国ですから、ドラマの作り方も凝っています。ロシアそこまで深く知っていませんが、完全な民主化になっていないようにも感じますし、音楽シーンもアメリカ程度の事ならこなせているのでしょう。しかし、今作、全くそんな流行りは関係ない、民族音楽のごっちゃ煮状態で、おとなし目のフルクローレになっています。そこに起用されたシンガーBoris Grebenshikov。ロシア語で歌っているようですが、派手さのないフュージョンというような趣です。

Sand Castle
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[20220906]

Tribe
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。コンセプトアルバムになっていて、TsunamiサイドとTalking Sticksサイドに分かれた組曲方式になっています。Tsunamiでは主にInitiationというアルバムに入っていた曲をリメイクしています。今回のテーマはアフリカンです。アフリカンなパーカッションによるビートが常に鳴っています。しかも演奏がめっちゃかっこ良くリメイクされており、バンドの演奏力の進化を味わえます。

Tsunami
1. Flowing
2. Staccato
3. Chaos
4. Lyrical
5. Stillness
Talking Sticks
6. David & Bob
7. Bob M
8. Rocky
9. Benny K
10. Joey B
11. Sanga
12. Cyro

Talking Sticksサイドではここがオリジナルになりますが、後にヨガ用の音楽アルバムとしてまとめられます。こちらもアフリカンではありますが、激しかったTsunamiよりは落ち着いた感じになります。どちらも女性ジャズシンガーのCatherine Russellと女性シンガーソングライターのMindy Jostynの歌声がフューチャーされています。歌というよりスキャットパターンです。

リズムはアフリカンですが、他のパートは又してもごっちゃ混ぜの民族音楽で、様々な要素が混じりあっていますが、とにかくフュージョンバンドとして力をつけてきたバンドの実力を存分に味わえる内容になっていて、細かい部分ではデジタルサウンドも使われていますが、バンド演奏の迫力に花を添えるくらいのセンスの良い使われ方をしています。プロデュース側も進化しているのでしょう。それでも80年代っぽいですが。

Flowing
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