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[20221011]

The Plain Jane Project
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。前作から6年のインターバルがありますが、その間はデモ作品やベストアルバムをリリースしていました。このアルバムには2年の制作期間が費やされています。生演奏の部分が増えて、ハウスの域を超えてラテンやディスコ、ゴスペルなど、ソウルミュージックとして幅の広い表現を披露しています。

1. Be Yourself
2. What It Feels Like
3. What Kind Of Fool
4. I Got You
5. Let It Ride
6. Change Your Mind
7. Sweet Memories
8. Misunderstood
9. Freedom (Glidescope Mix)
10. Give It Up (Guitar Mix)
11. Love Is The Answer
12. It's Over

リミックスされる事にも慣れてきているのか、最初からリミックスされているようなアレンジににしていたり、それでいて以前以上にレトロな雰囲気が増しているようにも感じます。往年のソウルミュージックへのリスペクトが詰まった内容になっています。そして、そうした中においても彼女の歌はジャズシンガーのようにスマートだったりしています。

安定した音程、まるでスキャットのような歯切れの良さ、それは感情をエモーショナルに歌いあげるソウルシンガーとは別物だと思います。クールに計算されたジャズシンガーのようだと思うのです。まるで自分も楽器なのだという意識、歌うというより、管楽器を演奏しているような感覚なのではないでしょうか。声の遊びみたいな部分がほぼ無いのです。それは人として、結構きつい歌い方だと思いますが、彼女はそれを当たり前のように歌い上げています。

Be Yourself
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[20221010]

Deliverance
(1998/07/14)

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99年のアルバムです。打ち込みが主流になってきてハウスっぽさが増してはいますが、ヒップホップっぽい歌い方をしてみてはいますが、普通にソウルミュージックであります。ハウスとか言わずに普通に素直にJoi Cardwellの歌声を伝えられる作風で良いと思うのですが、何とか売れる為にはそれなりに時代の音を使わないといけないような努力がみてとれます。

1. Sunshine
2. GetDown
3. Deliverance
4. Superstar
5. Be My Baby
6. Give It Up
7. Come Go With Me
8. Love Someone
9. LoveLost
10. Last Chance For Love
11. Last Chance For Love (Welcome 12")

Superstarのカバーなど、全体的にはリラックスした雰囲気の作風になっています。レーベルもインディーズではありますが、Eightball Recordsからほぼ彼女の為のレーベルNo-Mad Industriesへ移籍しています。このレーベルが一番長い付き合いになっています。リミックス作品もよく利用されていますが、そこからのヒントも曲作りに反映されているようです。

生演奏の部分は減っていますが、以前の生演奏に近いようなグルーヴは作り出せています。バンド雇うよりプログラミングを多くした方が制作費は安く済みますから、出来栄えが変わらないのならプログラミングで問題ないと思います。主役はあくまでも彼女の歌声ですから、彼女が気持ち良く歌えるのが一番です。そこさえブレなければ、この実力ならもっと売れるはずです。

Sunshine
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[20221009]

Joi Cardwell
(1998/07/14)

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97年のアルバムです。2作目にして自分の名前をアルバムタイトルに持ってきています。前作では薄めだったハウスの部分を強調しています。リミックス曲も入っていますが、全体的にクラブミックスのようなミックスになっています。スタジオミュージシャンによる生演奏もありますが、プログラミングでの派手なアレンジになっています。

1. Run To You
2. Soul To Bare
3. Crying Eyes
4. Stop & Think (Live)
5. Found Love
6. Wet
7. Run To You (Dahoud's R&B Mix)
8. Power
9. Turn Back Time (M.C.D.C.'s Album Version)
10. You Got To Pray (Gomi's Lair X-Beat Vocal Edit)
11. Soul To Bare (Hex Hector's Mix)
12. Power (Brinsley's R&B Version)

シルキーな歌声が特徴の彼女ですが、アップテンポな曲では迫力のあるヴォーカルも披露しています。発音の仕方がソウルシンガーというより、ジャズシンガーに近いのかなと思います。音程への声の置き方が楽器のようというか、スキャットに近い歌い方に歌詞がついているような感じです。なので流れがとても滑らかでありながら音の終わりの切り方が心地良いです。

純粋にソウルミュージックなので、ハウスというくくりにするのはどうかと思いますが、今回はミックスの部分でも頑張っているので、ハウスでも良いと思います。でもどちらかというとディスコ的なビートになっています。当時のドラムンベース系での女性シンガーが流行っていましたから、それに比べると薄味なのかもしれませんが、流行り廃りに関係なく、ソウルミュージックとして素直に楽しめる作品だと思います。

Run To You
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[20221009]

The World Is Full Of Trouble
(1998/07/14)

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アメリカの黒人女性シンガーソングライターJoi Cardwellの95年のファーストアルバムです。スタイルとしてはハウス系のアレンジのソウルミュージックです。曲の作り方としては新しい感覚がありますが、ハウスのアレンジも生バンド演奏なので、新しい感覚が無くて、レトロな雰囲気と新しい感覚が微妙に入り混じった感じになっています。

1. Jump For Joi
2. Love And Devotion
3. Without You
4. Land Of Good And Plenty
5. Killing Time
6. Frere Jacques
7. Keep It Real
8. You Got To Pray
9. Trouble

久保田利伸からの影響もあるようです。アメリカに渡ったは良いものの、ぱっとしない久保田利伸ですが、それだけマイナーな世界で頑張っていた女性のようです。メゾソプラノなシルキーな歌声で、往年の黒人女性シンガーを彷彿とさせます。つまり、新しい感覚を持ちつつも、どこかレトロな雰囲気が今ひとつ彼女の知名度を低くしているように感じます。

ハウスやヒップホップ系は王道のソウルミュージックとは違う感覚を持っています。なので、ハウスの感覚を取り入れるのは良いのですが、うまく消化されずに普通に一昔前のソウルミュージックをやっているような部分を感じます。多くのスタジオミュージシャンがバックアップしていますが、そこにお金をかけた事で、普通な出来栄えに収まってしまっています。しかし、女性ソウルシンガーとしては素晴らしい歌声を聴かせてくれます。

Jump For Joi
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[20221008]

フュージョンポップなエレクトリックソウル



[20221008]

Axelotl
(1998/07/14)

Axel Krygier商品詳細を見る


2021年のアルバムで現在までの最新作になります。ダウンロード販売のみでのリリースになっていますが、ネット販売なのにCD販売だと沢山検索されるのに、ダウンロード販売は検索される数が少ないというのはどういう現象でしょうか。取り扱ってくれるサイトが少ないからなのか、ネット販売の有利性が感じられません。まだまだ、ここは整備が必要な分野なのでしょう。

1. Rapsodia Sueca
2. Bom Bam Bam
3. Quemándome al Sol
4. La Anguila
5. Chiwawa
6. Doña Realidad
7. Indio Peregrino
8. Que Toque
9. Mantra Raya

シンセポップな内容になっています。エレクトロニカというよりシンセポップですね。アナログ感が強めです。シンセポップとラテン音楽の融合。この人にしか出来ない離れ業です。レゲエ、ダブ感覚もあって、アレンジもぶっ飛んでいます。なのに親しみやすくポップであるという、アヴァンギャルドに成り過ぎず、ひねくれポップな領域なところが良いです。

ラテン音楽をポップスに親しみやすく取り入れる、昔のクィーンのような感覚が理解できる人には親しみやすいでしょう。もしくはゲンズブールのようなポップロックとシャンソン、フレンチポップの融合のような、伝統音楽の骨格は失わずにポップロックとして成り立たせる。別にどちらにも媚を売っているわけではなく、どちらも好きなんだという思いが伝わってきます。

Rapsodia Sueca
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[20221007]

El hombre que perdió su sombra
(1998/07/14)

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2019年のアルバムです。演劇用のサウンドトラックになっているようです。ここからダウンロード販売のみのリリースになっていきます。劇場音楽のように、ピアノ、バイオリン、ウッドベース、パーカッションなどのアコースティック楽器の生演奏のみでタンゴオペレッタみたいになっています。

1. La Casa de Thomas Jones
2. Canción de Fanny
3. El Hombre de Gris
4. Corriendo Sombras
5. ¡Soy Rico!
6. Mi Nombre Es Bendel
7. Vals de Fanny & Peter
8. Fanny & Fanny
9. El Hombre Sin Sombra
10. 365 Soles
11. La Flor del Río Amazonas
12. El Pájaro Dorado de la China
13. Alaska, El Ojo del Volcán
14. Todos Somos Luz y Somos Sombra
15. Preludio para una Sombra

歌も演劇調で、昔のクィーンの音楽を聴いているような感じが蘇ります。ピアノが中心の演奏スタイルであり、電子音は全く入っていません。芝居音楽なのにタンゴ、ラテンな雰囲気が入っているのが特徴で、物悲しくも陽気な場末の酒場の雰囲気があったり、ヨーロピアンな雰囲気も感じられます。

スペイン語なのでヨーロピアンでも間違い無いでしょう。ラテン音楽もヨーロッパにあります。しかし、アルゼンチンで育まれた音楽は、ヨーロッパの影響を受けながらも独自の進化をしているのが分かります。こんな音楽も簡単に作れてしまうAxel Krygierの才能の凄さも分かりますし、地球の反対側にいる私達には真似出来ない感性だと思います。

La Casa de Thomas Jones
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[20221007]

SAMARQA59618949

「Aoife / SAMARQAND」をEggsで聴こう。プログレッシヴロックにグラムとソウルをミクスチャー https://t.co/JkbZuCLzUs #eggsmu #nowplaying #rock #ProgressiveRock #GlamRock #electronica #soul @SAMARQA59618949
10-06 21:46


[20221006]

Hombre de Piedra
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。有名な旧石器時代の洞窟壁画についてフランスで放送されたLascaux: Le Ciel des Premiers Hommesにインスパイアされて制作された作品になっています。ラテン音楽を基礎としていますが、普通にポップソング、ロックやカントリーなどの楽曲が目立ちます。全体的に西部劇やスパイ映画のようなサウンドトラックっぽい雰囲気があります。

1. Hombre de Piedra
2. Lo Tendré Que Adivinar
3. Alcohol
4. Mosquito
5. Esa Paz
6. Tiempo y tierra
7. Mi Piel de Animal
8. Horror Vacui
9. Marinerito
10. Changarin
11. Invitame

音楽スタイルとしてはあらゆるジャンルを網羅していますが、伝統的な音楽の再構築であり、テクノ系のスタイルも取り入れたりして最新のデジタルサウンドも使用しながらも、バンドアレンジに徹しており、アレンジのバリエーションが豊富であるので既存のスタイルでも斬新に聴こえるような勢いがあります。センスが半端ない感じであります。

ラテン音楽においても深い知識を持っていて、西洋音楽においても良く網羅しており、それだけ幅広い趣向を用いながら、楽曲に対して最適なアレンジを施せるセンスは見事なものであります。ノスタルジックでもありながら懐古主義ではなく、現代でも有用な音楽スタイルを模索しているように思います。偏らないでいて、散漫にもならず、適度な節度を保ちながら音楽を楽しめる。それが一番であります。

Full Album
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[20221005]

Pesebre
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。タンゴのみならず、クンビア、ポルカなどを現代的にアレンジしています。今回バンドによる生演奏が主流になっています。サンプリングも部分的に使っていますが、生演奏によって個性的な音色の部分を強調したりして、既存の楽器でも最新のデジタルサウンドと遜色のない音色を作り出せるというところを披露しています。これは西洋圏のミュージシャンでも大いに参考にすべき点だと思います。

1. Cucaracha
2. Campo De Marte
3. Serpentea El Tren
4. Pesebre
5. Agnus
6. La Fiera
7. Llega Enero
8. Cumbiéton Rutero
9. Esclavo De Olor
10. Tucumana
11. Ansia
12. Charlone

ケルトミュージックとスカをミクスチャーしたバンドもいましたが、そんな感覚で伝統音楽と現代的な感覚をミクスチャーしたスタイルの南米編です。南米でも西洋の音楽にアンテナを張っている人は多くいます。それは日本にいて西洋音楽に慣れ親しむ感覚と似ているでしょう。地元の音楽を古臭いと感じている人もいるでしょう。地元の音楽に誇りを持って、尚且つ新しい感覚を取り入れる、そういう日本人ミュージシャンは少ないと思います。

Axel Krygierの凄いところは、地元の音楽にもまだまだ現代的な音楽に負けていないポテンシャルが残っているという点を、明確に表現しているところです。だから、最新のデジタルサウンドも伝統音楽の中で活かせるアレンジが出来ているし、それによって若い世代でも伝統音楽に慣れ親しめるようになれる。ラテン音楽とロックの関わり方を見事に表現出来ています。それはトロピカーナよりも的確にです。

Full Album
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[20221004]

3 Tangos
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。パリで上演された演劇3 Tangosのサウンドトラックになっています。なので、彼のオリジナルアルバムからは外れているのかもしれませんが、Axel Krygierならではのタンゴが散りばめられています。物語としては1930年代のスペイン的なアルゼンチンという設定で、次は大西洋を交錯する50年代のイタリア、そして70年代のパリという設定で、同じタンゴでも年代別にアレンジが異なっていきます。

1. Ese Muerto Soy Yo
2. Un Cabaret Junto Al Riachuelo
3. Rojo Bemol
4. El Gil Pide Boda
5. Un Fiolo No Llora
6. Un Anillo y Dos Bebés
7. Chica de Familia
8. Paté de Caniche
9. Tango Dei Pesci Volanti
10. Pesce Da Whisky
11. Walzer Di Magdala
12. Ballata di la Sirena
13. Dilemma
14. Il Fodiator Dice Addio
15. É Troppo Tre
16. I Pesci Hanno Corna
17. Epilogo Pesci Volanti
18. Nous Sommes Des Morts
19. Queen Of Rats
20. Taxi Taxi Taxi
21. Torch Song
22. Bruno - Bruna
23. Je Suis Arrivé
24. La Salamandre
25. Double Traitrise
26. Cointreau - Bolero
27. Je Te Brule Le Lard
28. Coui - Coui
29. Tango Rat

普通にタンゴを作っても一流なのが分かります。スタンダードなタンゴ曲に引けを取らないような曲を作っています。そして50年代のイタリアの時代になると、様々な要素が混じり合って、洗練されたタンゴになっていきます。70年代のパリになってくるとテクノポップ、シンセポップのアレンジが入ってきます。デジタル感覚ではなく、アナログシンセによるタンゴです。

女性ボーカルとのデュエットなどで物語は語られていきます。同じタンゴでもテンポを変えたり、コード進行を工夫したりするだけで、これだけのバリエーションを一気に聴かせるなんて凄い才能です。全身全霊を捧げて制作されたと言われており、彼の持てるポテンシャル全てを捧げて作られているというのはひしひしと伝わってきます。タンゴ曲だけで29曲も作れるなんて、タンゴ専門の音楽家でも並大抵のものではありません。

Ballata di la Sirena
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[20221003]

Zorzal
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。サンプリング素材もより個性的な南米音楽からの抜粋になっており、ビッグビートのようにロングサンプリングの組み合わせにより、よりラテンな音楽としてのブレイクビーツになっています。生演奏の部分も多く、歌も加えるようになっています。インドやアラビアなど、他の民族楽器のサンプリングも加えたりと雑種な感じもよりエモーショナルになっています。

1. Vamos Los Gauchos
2. Donde Estarás Hermanita?
3. Princesa
4. Zorzal
5. Rosebud
6. Sentimiento / Pensamiento
7. Empápate!
8. Looking 4 The Summer Hit
9. Para Que No Te Fueras
10. Hablame Por Favor!
11. Jan Ken Pon
12. Ya Me Voy

サンプリングループでも、ロングサンプリングを使っているので、元ネタのグルーヴ感が活かされて、オリエンタルな雰囲気とラテンの雰囲気が入り混じった、多民族が一緒に暮らしている雑多な街の熱気が伝わってきます。テクノな感じのブレイクビーツのようにクラブで踊るような音楽ではなく、ラテンな雰囲気をジャズ的な解釈で表現するような音楽に形づけています。

ジャズがロックよりも革新的だった時代、南米の音楽を取り入れるのが最先端だった時代があります。そんな時代の映画音楽のような、アメリカ以外の国を舞台にした映画のサントラ、そんな雰囲気をブレイクビーツで再現したような音楽になっています。異国での恋は、これまた盛りがるんですよね。そして離れるともう会えなくなるような物悲しさ、哀愁と情熱のラテン音楽が現代的な表現で楽しめます。

Full Album
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[20221002]

Secreto y Malibu
(1998/07/14)

Axel Krygier商品詳細を見る


2003年んぽアルバムです。ミニアルバムサイズですが、Axel Krygierがやりたい事が明確に伝わる内容になっています。ラテン系の音楽をブレイクビーツで表現するという事で、ブレイクビーツの素材もラテン系のものからの抜粋になっていますから、かなり独特なアクセントになっています。

1. Qué azul es el cielo!
2. Jungla de pasto
3. Amanece
4. Vuelo
5. Autoerótico
6. Tristecito
7. Final
8. Final versión 2 (Húsares al ataque!)

南米特有の民族楽器なども活用していますから、西洋圏のブレイクビーツとは違う雰囲気があります。南米特有のラテン系音楽は伝統的に根付いていますが、若者は西洋の音楽にも親しんでいます。伝統に縛られる事を避けながらも、個性として南米色を出さないといけないような、矛盾した考え方が良い結果を生み出しているように思います。

若者でも親しめるような伝統音楽。それが出来るなら、それに越した事はありません。伝統にこだわる人達を納得はさせられないかもしれませんが、ワールドワイドに通用する音楽としては成功していると思います。違う国に住んでいる私達に作れるような音楽ではありませんし、それでも何か新しい音楽を見つけようとしている者にとっては、ヒントとなるところが多いと思います。

Full Album
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[20221002]

Échale Semilla!
(1998/07/14)

Axel Krygier商品詳細を見る


アルゼンチンのアーティストAxel Krygierの99年のファーストソロアルバムになります。Instrucción CívicaやSexteto Irrealなどでバンド活動していましたが、マルチプレイヤーとしてソロ活動するようになっています。アルゼンチンなので、タンゴなどのラテン音楽を匂わせますが、もっと洗練されたフュージョンスタイルの音楽になっています。

1. Silbad el Calipso
2. Cabeza de Barro
3. Vuelan Las Hojas
4. Échale Semilla
5. Postcolombino
6. Nuevo Creole
7. Manteca al Techo
8. Tanto Tiempo
9. El Regreso del León Bizco
10. Fuga al Litoral
11. D'orochú
12. Klonación
13. Chez la Grand-Mere Bloch
14. La Espuma de los Días
15. Laos y el Tigre
16. Taxi Nocturno

タンゴのような伝統音楽は革新的な事をしようとすれば、リベルタンゴのように、これはタンゴでは無いと言われてしまうほど、スタイルが凝り固まっているものになりますので、斬新なアレンジなどに挑戦するのは難しいのですが、タンゴだとは公言しなければ、新しい進化をもたらせる事は可能だと思います。この人の場合、タンゴだけでなくチャチャのようなダンスミュージックも取り入れていたりして、タンゴだけに的を絞っていないのがいいようです。

スタンダードナンバーをカバーしていたりしていますが、知られている曲を使う事で、それだけアレンジの新しさを伝え易くなっています。デジタルサウンドを使うだけで新しいというような安易な方法ではなく、ポップス全般の手法を駆使して、伝統的な音楽に新しい風を吹かせる事に成功していると思います。ジャズとラテンミュージックの融合というのも古くから行われていますが、ジャズのみにあらずで、ポップス全般の手法を交えたフュージョンなので、活き活きとした音楽になっています。

Silbad el Calipso
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[20221001]

エレクトロブリットポップネオアコのリズムアンドブルース。



[20221001]

Diggin' Deeper
(1998/07/14)

The Jazzual Suspects商品詳細を見る


22年のアルバムで、現在までの最新作になります。ジャズ素材を利用したヒップホップであり、アルバムジャケットにもあるように、アナログレコードからターンテーブルを使って利用するパターンがヒップホップですが、サンプリング素材としてデジタル処理するのがテクノ系での使い方ですが、ライブでは無く、スタジオ作品であれば、ターンテーブルでのプレイにこだわる必要もなく、サンプリング的な使い方も有用であります。

1. The Vaughn
2. Ninkasi
3. Ain't No Reason
4. Dilly Pickle
5. Dollarsyne
6. RNR 2
7. Quo Vadis
8. Aquarius
9. PrrrEvin
10. Ginger
11. It's McDuph
12. The Lick

曲の間にスピーチ素材を挟むというのも定番になっています。このスタイルって、ビッグビート系でお定番で、ビッグビートはロングサンプリングを使ったブレイクビーツで、ターンテーブルを使ったやり方にも近いものがあります。どちらにしてもライブではDJのように振舞いますから、最近ではほぼ同じようなやり方になっているとも思われます。今回はどちらかというとピアノ系の素材が多いでしょうか。

ピアノやホーンという楽器はジャズでは定番で、オルガンやギターは特殊なものでした。どちらかというとジャズの中でも主流にはなりにくいものでしたが、ピアノ、ホーン系となれば必ず入っています。エレピはロックジャズ、エレクトリックジャズの時代になってからなので、フュージョン系となりますが、ドラムだけはブレイクビーツに向きませんので、ドラム素材をどこから持ってきてるのか、ジャズっぽさは感じられませんが、ドラムパターンだけヒップホップしているとも言えます。この後はどのように発展していくのか、とても興味深いアーティストです。

The Vaughn
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[20221001]

SAMARQA59618949

「Kentigerna Twins / SAMARQAND」をEggsで聴こう。シンフォニックエレクトロポップなフォークトロニカ https://t.co/8bXydNyHgl #eggsmu #nowplaying #rock #soul #Symphonic #electronic #folktronica @SAMARQA59618949
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