Ex-Futur Album (1998/07/14) Aksak Maboul商品詳細を見る
2014年のアルバムです。2010年に再結成しました。2000年前後から大御所バンドの再結成ブームが起こります。昔名前が売れていたバンドが再結成する事でビッグマネーを手に入れられるという事が判明したので、再結成して大金を手に入れようとするバンドが続出してきます。彼らもその流れに乗ったのかもしれませんが、元々そんなに名前が売れていなかったバンドですから、地元ベルギー近辺だけの盛り上がりになります。
1. Chez Les Aborigènes
2. Afflux De Luxe
3. Je Pleure Tout Le Temps
4. Veronika Winken
5. Réveillons-Nous
6. I'm Always Crying
7. My Kind Of Doll
8. Luxurious Dub
9. Le Troisième Personnage
10. The Aboriginal Variations
このアルバムは録音は80年から83年の頃でであり、活動停止してお蔵入りになっていた未発表曲をリリースした形になります。ですから80年代ポップですし、シンセポップになっています。Marc Hollander主導では無く、女性シンガーのVéronique Vincent主導で、The Honeymoon Killersというバンドの力を借りての制作でしたので、Aksak Maboul独特だったアヴァンギャルドポップな世界観とは別物になっています。
この時代遅れのレトロサウンドをなぜリリースしたのか、やはり大金が手に入ると思っていたからなのでしょう。目論見通り大金を手に入れる事は出来なかったと思います。しかし、80年代リバイバルもの好きもいますので、それなりの反応がありました。そこでAksak Maboul再結成は、それなりに昔の栄光を頼りに続いていく事になります。全く普通の80年代ポップであり、ニューウェイヴな内容ですが、お蔵入りのままにしておくのは勿体無いような出来栄えであります。
Chez Les Aborigènes
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