 | Milchwolken In Teein (1998/07/14)
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ドイツの現代
音楽家Alexander Schubert の一人プロジェクトSinebagの2003年のファーストアルバムです。様々なノイズ音源、フィールドレコーディング、ラジオの放送などを断片的につないで、アコースティックギターやオルガンなどを生演奏したものをループさせたりしたアブストラクトなアンビエント作品になっています。
1. Airhockee
2. Clickn Sadness
3. Weiche Formen
4. Milchwolken In Teein
5. System Shb
6. Natur Elektr
7. Hanging Gardens
8. Russian Escape Pods
9. M4w Gaerten
10. Goldene Mengstrasse
11. Stimmen
12. Pads
13. Juli27 01 oo
14. Kinderreverb
日本語による放送も聴き取れます。ノイズの種類も豊富です。本来、
音楽作品では消されているノイズの部分をあえて全面に出しています。それは現代
音楽系では珍しいものではありません。フィールドレコーディングも多くの人がやっています。彼の特徴としては、それらをゆったりとリラックスした状態で聴かせているところでしょうか。ただ、ノイズ系の音によって癒し系とは違う雰囲気になります。
現代
音楽と言っても、20世紀の
音楽なので、新しい作風ではありません。クラシック
音楽に比べると現代的というだけです。電気楽器を使ったり、楽譜に縛られない、それまでの音楽理論に縛られないというのが特徴ですが、それらを引き継いだロックがもっとアバンギャルドな事をやってしまうと、現代音楽も過去のものになってしまいがちです。それでも現代音楽のオーソドックスな手法をまだやっていく価値はあるのでしょうか。出来上がる音楽が、それまでの音楽と違うのであれば価値はあるでしょう。音楽って、工程より結果であります。出来上がった状態が全てです。元ネタがどうとか関係なく、出来上がった作品が全てなのです。
Airhockee