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SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
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[20221231]

Cut Above the Rest
(1998/07/14)

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79年のアルバムです。リードボーカルのBrian Connollyが脱退したので、三人になってからの再起となっています。メンバー全員がコーラスを担当出来るという、クィーンのようなバンドだったので、全員で歌を、コーラスを担当しますが、高音担当の一人が抜けるという事はかなり大きく、これまでのスウィートとは全く違う歌声に聴こえます。主にギターのAndy Scott がリードボーカルを担当して、彼を中心にバンドは活動を続けていきます。

1. Call Me
2. Play All Night
3. Big Apple Waltz
4. Dorian Gray
5. Discophony
6. Eye Games
7. Mother Earth
8. Hold Me
9. Stay With Me

曲調もかなりポップになっていて、コーラスワークを中心とした楽曲になっています。これはクィーンの影響が大きいのでしょうか。後輩ながら、パンクの時代でも生き抜いたクィーンは手本となったbのでしょう。しかし、ここまでは何とか、これまでの人気にあやかっていましたが、ここからどんどんチャートに入れない状態になっていき、過去のバンドとなっていきます。

シンセポップの時代も始まっています。シンセサイザーも大活躍ですが、イギリスではこんなに明るくて陽気でポップな曲が売れるような状態ではありません。アメリカをターゲットにしていましたが、アメリカでもこれはB級な扱いになるようなレベルであります。もう往年のアイデアは失われ、ポップでもシングルヒットが期待出来そうな曲は見当たりません。シングルヒットで何とか人気を保ってきただけに、これは手痛い内容になっています。

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[20221231]

SAMARQA59618949

「Queue De Cheval / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ロカビリーとエレクトロニカ、ブレイクビーツとのミクスチャー https://t.co/Yb9jV8QW7J #eggsmu #nowplaying #rock #Rockabill #Electronica #Breakbeats @SAMARQA59618949
12-30 22:05


[20221230]

Level Headed
(1998/07/14)

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78年のアルバムです。Love Is Like OxygenとCalifornia Nights がシングルヒットを出しています。ターゲットが完全にアメリカに向いていたのが功を奏したのか、久々のヒットで健在さをアピールできた作品です。イギリスではパンク旋風が吹き荒れていましたから、アメリカのマーケットを狙った事でヒットを出せたと思います。当時はパンクの時代でもありましたが、アメリカとイギリスの混血スーパーバンド、フォリナーが売れていて、ポストハードロック、プログレの方向性がアメリカンハードロック、プログレな感じになって、ジャーニーが売れ出したのもこの頃です。

1. Dream On
2. Love Is Like Oxygen
3. California Nights
4. Strong Love
5. Fountain
6. Anthem No I (Lady Of The Lake)
7. Silverbird
8. Lettres D'Amour
9. Anthem No II
10. Air On 'A' Tape Loop

Love Is Like Oxygenはアルバムでは6分もあって、プログレポップなアレンジになっています。これがポストプログレ、アメリカンプログレなるものであります。もう昔のように大袈裟なアレンジにするのではなく、コンパクトに、ポップに、それでいて少し教養があるような立ち振る舞いで、往年のプログレファンにも納得してもらおうというところがあります。なので、このアルバムはハードロックというより、バラードのDream Onで始まり、途中途中にクラシカルなアレンジが施されています。

昔のグラムロック時代から比べると、迷走しているように感じるかもしれませんが、ドラマティックでポップという持ち味は活かされています。パンクに迎合するのではなく、生き残るために選択したのがアメリカンプログレで、イギリスでもヒットしましたので面目躍如でありましょう。リードボーカルのBrian Connollyはこの後脱退してしまいますので、オリジナル四人のメンバーによる最後の作品となりました。

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[20221229]

Off The Record
(1998/07/14)

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77年のアルバムです。内容的には前作と同じレベルの出来栄えですが、シングルヒットが生まれなかったので、売り上げは一気に落ちてしまいます。バンドプロデュースとして、自分たちのスタイルが確立されています。とてもカラフルで、ポップでキャッチーで、パワーポップとしても成立します。当時はチープトリックも売れていましたので、第二期ハードロックブーム真っ只中でありますが、ディスコの時代でもあり、ディスコ風のFunk It Upをシングルカットしましたが、これがこけてしまいました。

1. Fever Of Love
2. Lost Angels
3. Midnight To Daylight
4. Windy City
5. Live For Today
6. She Gimme Lovin'
7. Laura Lee
8. Hard Times
9. Funk It Up

アメリカではパンクロックも登場していました。イギリスでもパンクロックが動き出していた時期でもあり、これまでの人気は維持しながらもシングルヒットが出せなかったというのが痛手でした。全てシングルカット出来そうな曲ばかり作っているのにヒットが出ず、シングルのみのリリースでStairway To The Starsを出しますが、チャートイン出来ませんでした。まだまだ人気はありましたが、スウィートも徐々に過去のバンドになりつつあります。

あまりにも前作の作風をなぞるような作りになっていて、例えばクィーンのシングル曲風の作りばかりで、それでヒットすればいいのですが、シングル風じゃないクィーンの楽曲の方が人気が出てくるような現象が起こります。オーディエンスも馬鹿じゃないという事でしょうか。内容や新鮮さを求めるようになっていたのでしょうか、出来栄えは悪くありませんが、激動の時代に差別化が難しかったのかもしれません。

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[20221228]

Give Us A Wink
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。前作同様、スウィートの代表作として君臨する名盤です。初めてバンドによるプロデュースになっています。時は完全に第二期ハードロックブーム全盛期であり、キッスやクィーンが売れていいた頃であり、グラムロックの時代は完全に終わっているのに、グラムロックバンドとして売れていると言う不思議な状態になっています。

1. The Lies In Your Eyes
2. Cockroach
3. Keep It In
4. 4th Of July
5. Action
6. Yesterday's Rain
7. White Mice
8. Healer

内容的には完全にクィーンを意識しています。コーラスワークやハイトーンヴォイスで歌ったりしています。しかし、こちらはグラムロックであり、アルバム全体通しても、シングルヒットしそうな曲ばかりで、ハードロックとしても通用しますが、このキャッチーさはやはりグラムロックなのであります。そしてFox On The Runと双璧をなすシングルヒットActionが入っています。当時は日本でもActionというバンドが登場するくらいの影響力を持っていました。キッスみたいな格好してマイクを撫でながら歌うパフォーマンスで印象深いバンドでしたが、すぐ消えてしまいました。

The Lies In Your Eyesもシングルヒットしています。これまで以上にポップで、ハードロックしているという作品で、シンセサイザーなども活用しています。これは後追いのヘヴィーメタルキッズのヒントにもなっていると思います。クィーンの影響もありますが、この頃はフェイズアウトサウンドというギターの多重録音によるハーモニーサウンドが流行っていました。後にエフェクターでも作れるようになりますが、多重録音やツィンリードギターでやったほうが綺麗ですね。ただ、クィーンはシングル曲以外はマニアックな世界になるのに対して、スウィートはシングルヒット性のある曲ばかりで、プログレッシヴさがないところがグラムロックバンドらしさを感じささせますし、許されるところであります。これも前作同様70年代ロックの歴史的名盤であります。

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[20221227]

Desolation Boulevard
(1998/07/14)

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74年のアルバムで彼らの世界的な出世作であります。グラムロック時代はシングル曲でヒットを出していたイメージですが、ここにきてアルバムでの大ヒットを出しました。彼のヒット作を手がけていたMike Chapmanが本格的にプロデュースにも口を出すようになっていますが、彼らはバンドとしてのプロデュースを望もうとする確執が生まれています。

1. The Six Teens
2. Solid Gold Brass
3. Turn It Down
4. Medusa
5. Lady Starlight
6. Man With The Golden Arm
7. Fox On The Run
8. Breakdown
9. My Generation

もうグラムロックの時代は終わろうとしている時期、第二世代ハードロックバンドと肩を並べての大ヒットでありますが、それでもスウィートはグラムロックバンドというイメージのまま売れていきます。実にユニークなバンドでありますが、それだけ作品も完成度が高くなってきていて、The Six Teens、Turn It Down、そして彼らの代表作となるFox On The Runのシングルヒットを飛ばします。全ての曲がキャッチーで、ドラマティックでポップでありながらハードロックしているという見事な完成度であります。

グラムスターとしてはBlock Buster 、The Ballroom Blitz 、Teenage Rampageといった代表曲がありますが、それ以上にFox On The Runは大ヒットしてスウィートといえばFox On The RunかActionか、という事になっていきます。つまり、グラムロック時代よりもこれからが彼のら全盛期になっていくのでありました。The WhoのカバーMy Generation が入っていますが、どの曲も素晴らしく駄作がありません。彼らの代表作でありながらも70年代ロックの代表作であり、歴史的な名盤であります。

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[20221226]

Sweet Fanny Adams
(1998/07/14)

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74年のアルバムです。73年にはBlock Buster、Hell Raiser、The Ballroom Blitz とグラムロックの代表曲をシングルヒットさせていますが、74年ってもうグラムロック終わりかけている時期にやっと正式なセカンドアルバムを出してきました。それもシングルヒットしていた曲は入れずに、全くの新曲ばかりで、グラムロックというより、ハードロックな内容になっています。

1. Set Me Free
2. Heartbreak Today
3. No You Don't
4. Rebel Rouser
5. Peppermint Twist
6. Sweet F.A.
7. Restless
8. In To The Night
9. AC-DC

グラムロックは終わりかけですが、スウィートの人気はここから更に盛り上がっていきます。この辺のマネージメントのやり方が独特で面白いのですが、AC-DCなんて曲がありますが、後にオーストラリアからAC/DCってバンドが登場してきます。アメリカではニューヨークドールズがまるでスウィートのような格好で登場してきますし、キッスもスウィートの衣装をベースにした衣装を作ってきます。それだけスウィートの人気も世界的になっていきます。

イギリスでもグラムロックに乗り遅れたクィーンが登場していきますし、第二期ハードロックブームが揃い出していきます。そんな時期ですから、スウィートもグラムロックと言うより、、ハードロックな内容の作品を作り出しています。それでもステージではグラムロックな格好して演奏していますから、まだグラムロックは健在なんだと錯覚してきますが、ここからはグラムロックブームに関係なくバンドとしての全盛期に入っていきます。

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[20221226]

SAMARQA59618949

「Tuilelaith / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 エレクトロニカ以降ならではのハードロック、プログレッシヴロック。https://t.co/aeMQgU9A47 #eggsmu #nowplaying #rock #hardrock #ProgressiveRock #electronica @SAMARQA59618949
12-25 22:23


[20221225]

The Sweet's Biggest Hits
(1998/07/14)

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72年のアルバムで、ここでいきなりベストアルバムです。当時シングルばかり出していたので、それをまとめたものになります。この時期はしっかりアルバムとして作品を作ろうと言う感じじゃなく、兎に角シングルヒットを出して小銭を稼ごうという感じだったので、以前の紹介の時も、まとめて紹介すると言う愚かなやり方になってしました。曲がファーストダブっていたりしますが、ここのあたり細かく紹介したいと思います。

1. Wig-Wam Bam
2. Little Willy
3. Done Me Wrong Alright
4. Poppa Joe
5. Funny Funny
6. Co-co
7. Alexander Graham Bell
8. Chop Chop
9. You're Not Wrong For Loving Me
10. Jeanie
11. Spotlight

Little WillyやWig-Wam Bamのシングルヒットを出してグラムロックの仲間入りをしていきます。ポップなロックンロールタイプの曲で、ハモリを入れたコーラスもこのバンドの特徴と言えるでしょう。とりあえずシングル曲を出してな飴を売ろうと頑張っていて、アルバム単位で作品を作ろうと言うところまでいっていません。なので、シングル曲を集めてアルバムにすると言う早急なやり方になっています。アイドル的なグラムスターとして売り出しましたので、それでもよかったのですが、世界的に売り出すにはやはりアルバム単位での代表作が必要になってきます。

ポップな曲やアコースティックな曲など、ハードロックとはかけ離れたスタイルであります。これが後々キャッチーなポップハードロックへと花開いていきます。本来彼らはメロディアスなポップロックがやりたかったのだと思います。それがグラム時代に適応する為に、グラマラスなハードロックへと変貌していきます。そんな、まだ方向性が定まっていない感じが逆に楽しめる内容になっています。

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[20221225]

Funny How Sweet Co-Co Can Be
(1998/07/14)

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グラムロックと言えばスウィートであり、スィートと言えばグラムロックであると言うくらい、グラムロックの代表選手です。71年のファーストアルバムになります。メンバーはリードボーカルのBrian Connolly、ギターのAndy Scott、ベースのSteve Priest 、ドラムのMick Tuckerの四人組です。当時はまだグラムロック全盛期ではありませんが、スィートというバンド名からなのか、甘い感じのポップなドリーミーポップになっていますが、もうT-REX的なグラムロックスタイルにもなっています。

1. Co-Co
2. Chop-Chop
3. Reflections
4. Honeysuckle Love
5. Santa Monica Sunshine
6. Daydream
7. Funny Funny
8. Tom Tom Turnaround
9. Jeanie
10. Sunny Sleeps Late
11. Spotlight

デビュー当時はそうでもありませんが、グラムロックの申し子となってからは、きらびやかな衣装にハイヒールのロンドンブーツを履いて、まるで後のキッスのような出で立ちをしておりました。シングルヒットさせたオープニングのCo-Coからしてトロピカルなパーカッションで始まります。普通のハードロックバンドとは違うと言う印象を与えます。と言う事で、イギリスでは女の子達にキャーキャー言われるビジュアル系バンドとなりました。

しかし、メンバーには、よく見るとゴリラ顔の人がいるのですが、ベイシティーローラーズにもゴリラ顔の兄弟がいましたが、イギリスの女子はゴリラ顔が好きな人多いのでしょうか。なんて、私は中学校の頃から思っていました。DaydreamはアメリカのLovin' Spoonfulのカバーです。と言う事で、ポップロックなスタイルでの内容になっているファーストアルバムになっています。この緩さもグラムロックです。

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[20221224]

Keep On Rockin!
(1998/07/14)

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バンドは一旦解散していましたが、眉毛が繋がったギタリストDave HillとDon PowellによってSlade IIとして再結成されます。ボーカルにSteve Whalley、ベースにTrevor Hollidayという新メンバーを従えて94年にリリースされた唯一のフルアルバムになります。再結成したものの、スレイドのボーカルはNoddy Holder以外あり得ないので、全く話題にもなりませんでしたので、すぐにSlade IIも廃れていきます。

1. I Hear Ya Callin'
2. Hot Luv
3. Do You Want Me
4. Black And White World
5. Miracle
6. Cum On Let's Party
7. Johnny Played The Guitar
8. Howlin' Wind
9. Red Hot
10. Dirty Foot Lane
11. Merry Xmas Now!

Dave Hillが中心になっているので、ハードロックよりになっていますが、70年代のアメリカンハードロックのような、あまりにもオールドウェイヴな内容になっています。時はオルタナ、グランジの時代ですから、こんなに能天気なハードロックはさすがに受けません。グラムロック時代に比べても音楽的な充足には至らず、スレイドの復活とまではいきませんでした。

ビッグネームバンドの復活ブームというのもありますが、オリジナルメンバーではないので、後にまたバンド名をSladeに戻しますが、ファン求めているものとは違うものになっています。仲が悪くてもお金の為に再結成するバンドばかりでしたから、嘘でもオリジナルメンバーでやり直すべきでした。しかし、ただ、昔の名前にすがっているだけなら、それほどの期待を持たずに活動すればいいのです。

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[20221224]

You Boyz Make Big Noize
(1998/07/14)

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87年のアルバムです。これまでのようにベースのJim LeaとJohn Punterのいよるプロデュースに加えてクィーンのプロデューサーとして有名なRoy Thomas Bakerが2曲プロデュースしています。Roy Thomas Bakerによる楽曲は昔ながらのグラムロックらしい作風になっていますが、それ以外は80年代ポップスそのものであります。フォリナーがAgent Provocateurを大ヒットさせた事により、そのスタイルを真似るバンドが続出していて、非常に悪い傾向だったと思っています。

1. Love Is Like A Rock
2. That's What Friends Are For
3. Still The Same
4. Fools Go Crazy
5. She's Heavy
6. We Won't Give In
7. Won't You Rock With Me
8. Ooh La La In L.A.
9. Me And The Boys
10. Sing Shout (Knock Yourself Out)
11. The Roaring Silence
12. It's Hard Having Fun Nowadays

ハードなサウンドとポップな楽曲、それはこのバンドの持ち味でもあったので、自分達のスタイルは貫いていると思います。しかし、80年代の悪い傾向が随所に出ております。似たようなサウンドばかりで、バンドの個性が薄まっている感じがあります。しかし、それが流行だったので、当時は関係なく売れてはいましたが、昔ほどの人気はありませんでした。ここまで活動していたとは知らなかった人も多かったと思います。

クィーンも当時は80年代ポップス時代に迷走していたと思います。それに比べるとましな方かもしれません。何が自分たちの売りだったのかをよく熟知している内容になっています。と言うか、もう新しく何かを始めようと言う若さは感じられません。生き残るために必死と言う感じです。90年代まで活動しますが、リードボーカルのNoddy Holderが脱退、ついでベースのJim Leaも脱退してバンドは解散となります。

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[20221223]

Rogues Gallery
(1998/07/14)

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85年のアルバムです。前作での成功に気を良くして80年代ポップサウンド満載の内容になっています。何を持って80年代ポップと呼ぶかと言うと、80年代初期にゲートリバーブサウンドが登場します。これはドラムにリバーブをたっぷりかけて重たい音にします。しかし、リバーブたっぷりたとリズムが刻みにくくなりますので、ノイズゲートを使って、リバーブの残響部分をカットするというエフェクター機能に頼ったサウンドですが、重たい音ながら、リズムを刻みやすくなりました。これが誰もが使う事になるのです。

1. Hey Ho Wish You Well
2. Little Sheila
3. Harmony
4. Myzsterious Mizster Jones
5. Walking On Water, Running On Alcohol
6. 7 Year Bitch
7. I'll Be There
8. I Win, You Lose
9. Time To Rock
10. All Join Hands

リバーブとノイズゲート二つの音を使わなくても、デジタルリバーブにはノイズゲートというプリセットがつくようになります。そうすると簡易的にゲートリバーブサウンドが氾濫する事になります。なので、この頃のドラムサウンドはみんな同じよう音になっています。それとデジタルシンセが普及してきます。アナログシンセで和音を弾けるものは少なかったので、デジタルシンセの音も氾濫するようになります。音が綺麗すぎてロックには向かないものでしたが、80年代ポップのようにポップなアレンジには向いていたのです。

この80年代ポップサウンドで成功を収めたので、二匹目のドジョウを狙っていますが、さすがに同じ感じだと飽きられてきますので、それほど売れていません。しかし、MTV効果はありますので、それなりには売れるくらいのヒットにはなっています。もうグラムロック時代のハードロック感は薄まっていますが、スレイドらしいスタイルではあります。

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[20221222]

The Amazing Kamikaze Syndrome
(1998/07/14)

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83年のアルバムです。プロデューサーにJim LeaとJohn Punterを起用して、ポップなハードロック作品に仕上げています。時はMTV真っ盛りの時です。MTVも彼らに追い風となりました。アメリカはバブル真っ盛りで、ケーブルテレビが普及していました。音楽専用のチャンネル、スポーツ専用のチャンネルなどがあり、ロック音楽専用チャンネルでは一日中ロックが流されるのですが、ライブではなく、プロモーションビデオ、PVをローテーションで流すのです。ですからシングルカットされた曲にPVを作るのが必須となります。

1. Slam The Hammer Down
2. In The Doghouse
3. Run Runaway
4. High And Dry
5. My Oh My
6. Cocky Rock Boys (Rule O.K.)
7. Ready To Explode
The Warm Up
The Grid
The Race
The Dream
8. (And Now - The Waltz) C'est La Vie
9. Cheap 'n' Nasty Luv
10. Razzle Dazzle Man

PVを作ればヒット間違いなしの時代となります。日本ではいまだにケーブルテレビは普及していませんが、MTVを流す番組やベストヒットUSAなどでPVを見る事が出来ました。その中でもシングル曲Run Runawayが大ヒットします。もう80年代ポップスサウンドになっています。ちょっとアイルランド民謡的な曲調のポップな曲ですが、覚えやすい曲なのでヒットしました。日本でも彼らがまだ健在だと認識しました。と言う事で、イギリス本国よりもアメリカや日本でヒットしています。

神風シンドロームと日本を題材にしているのも日本い置けるヒットの要因となっています。バラードのMy Oh Myもシングルヒットしています。そしてReady To Explodeは組曲になっています。これまでにない作風になっていますが、80年代ポップス時代でも生き残れるだけのバイタリティーに溢れています。グラムロックの生き残りらしさもあり、グラムロックも再注目されるようになります。

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[20221221]

Till Deaf Do Us Part
(1998/07/14)

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81年のアルバムです。NWOBHMがイギリスで巻き起こり、第二世代のヘヴィメタバンドが活躍するようになります。それはアメリカにも飛び火して、それまでアメリカでは育たなかったヘヴィメタ、ハードロックバンドが登場してきます。ただ、様式美だけを追求するバンドばかりなのでムーヴメントとしては無視していいのですが、その様式美が好きなだけのハードロックファンがあまりにも多かったので、スレイドもその勢いに預かり再びシーンに戻ってきました。

1. Rock And Roll Preacher (Hallelujah I'm On Fire)
2. Lock Up Your Daughters
3. Till Deaf Do Us Part
4. Ruby Red
5. She Brings Out The Devil In Me
6. A Night To Remember
7. M'hat M'coat
8. It's Your Body Not Your Mind
9. Let The Rock Roll Out Of Control
10. That Was No Lady That Was My Wife
11. Knuckle Sandwich Nancy
12. Till Deaf Resurrected

自分達のスタイルでまた売れるぞと確信した、自信に満ちた作品になっています。ライブで盛り上がる事を想定した楽曲ばかりで、彼らに影響を受けたキッスのような盛り上がり方を逆輸入した感じになっています。スレイドのファンだった事を公言するミュージシャンの発言も彼らを後押しする形となりました。ライブで受ける事を前提とした曲作り、オーディエンスをいかに満足させられるかと言う事がHM/HRブームの焦点でした。

70年代前半のハードロック、ヘヴィメタはどんどん進化していき、ファンを置いてけぼりにしているところもありましたが、それだけ革新的な音楽を創造していました。しかし、ファンは単純にシンプルなハードロック、ヘヴィメタが好きなだけの人が多く、単純にヘッドバンギング出来れば満足な人が多く、そう言う人達を満足させる事でリバイバルブームとしました。つまり、商業ロックの最もたるものなのです。大学生が購買能力が高い小学生の為に、算数を教えているようなものです。数学としての美しさがあるのにそれは見せずに足し算、引き算のみに徹してるようなものです。

購買者の欲望を満足させる商品を売る。それは商売のあるべき姿でしょう。それと音楽を創造する事は別物であるべきですが、お金をもらって生活をしているミュージシャンにとって、生き残る為にはこの商売意識が重要とされる時代となったのです。ただ、ロックの進化は止まっておらず、ハードロック、ヘヴィメタとは別なところで進化していきます。つまりHM/HRはもう過去の遺物であり、屍のようなものに成り下がっているのです。それでもそこにお金を払ってくれる人が多くいるなら、それは生き残れるわけです。と言う事でスレイドも再び活動出来る環境を取り戻しました。

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[20221221]

SAMARQA59618949

「Jacklyn / SAMARQAND」をEggsで聴こう。リズムアンドブルースとブレイクビーツのミクスチャー https://t.co/jFatdb0f7f #eggsmu #nowplaying #rock #RhythmandBlues #Breakbeats #electronica #synthpop @SAMARQA59618949
12-20 21:52


[20221220]

We'll Bring the House Down
(1998/07/14)

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81年のアルバムです。自分達でプロデュースして、自分達の信念通りのサウンドを守ってきた甲斐があり、彼らに追い風が起こってきます。時代はパンクからニューウェイヴ、テクノポップ、海外ではシンセポップと呼ばれていましたが、ポストパンクの時代となりました。それとは別にHR/HMブームがきておりハードロック、ヘヴィメタリバイバルとなっていました。と言うのも、当時のイギリスのディスコというかクラブでは、曜日によってかけるジャンルを決めていて、ヘヴィメタナイトと言うのがありました。ヘヴィメタで踊るのではなくヘッドバンギングしに若者が集まるのです。それによりヘヴィメタバンドが続出する事になります。

1. We'll Bring The House Down
2. Night Starvation
3. Wheels Ain't Coming Down
4. Hold On To Your Hats
5. When I'm Dancing I Ain't Fighting
6. Dizzy Mamma
7. Nuts Bolts And Screws
8. My Baby's Got It
9.Lemme Love Into Ya
10. I'm A Rocker

そんな中、レディングフェスティバルに出演する事で、彼らがまだ健在だと言うことがアピール出来て、再び注目を集めることとなりました。それによって、やっとアルバムも売れるようになっていきます。しかし、HR/HMブームは様式美にこだわり、オーディエンスはただヘッドバンギングが出来ればいいので、70年代前半におきたハードロックのように、聴衆を置いてけぼりにするくらいに成長するものでしたが、このリバイバル期にに登場したバンドは成長する事なく、ただ様式美を追求するバンドばかりで、ハードロックと共に成長してきた私にとっては何の魅力もないものでありました。このころのバンドには今をもってしても全く心が弾みません。

そんな中、ハードドライヴィングを心がけながらもポップでわかりやすいハードロックをやっていた彼らにとって、再び光が当たり始めました、元々人気があるバンドでしたから、再び最前線に返り咲きました。迷走する事なく自分達のスタイルを追求してきた事も評価されたと思います。ただ、この頃からハードロックバンド、ヘヴィメタバンドは聴衆をヘッドバンギングさせる事にのみ心を砕いていたのではないかと思います。なので、成長する事のない様式美だけの形ばかりのものに成り下がっています。

We'll Bring The House Down
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[20221219]

Return To Base
(1998/07/14)

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79年のアルバムです。ついにChas Chandlerとの関係に終止符を打ち自分達でプロデュースした作品になります。パンク旋風に煽られて、ほとんど売れなくなっていたスレイド、解散を意識せざるおえない状況になっていました。しかし、彼らはパンクロックブームに乗っかる事をしませんでした。自分達にしか出来ない、自分達のスタイルを守りきっています。

1. Wheels Ain't Coming Down
2. Hold On To Your Hats
3. Chakeeta
4. Don't Waste Your Time (Back Seat Star)
5. Sign Of The Times
6. I'm A Rocker
7. Nut Bolts And Screws
8. My Baby's Got It
9. I'm Mad
10. Lemme Love Into Ya
11. Ginny, Ginny

自分達のスタイルを変えないと売れない状況なのに、しませんでしたし、出来なかったのかもしれません。しかし、バンドとして最高の出来栄えの作品を作り出しました。どんなにいい作品を作っても売れなくなっているのに、信念を曲げませんでした。彼らから影響を受けたキッスやチープトリックのようなポップなロックスタイルを極めています。グラムロックブームに出遅れたヘヴィーメタルキッズと言うバンドがいましたが、彼らがポップロック路線に変化していった感じに似たサウンドになっています。

グラムロックの熱狂が残ったサウンドであり、グラムロック全盛期だったら大ヒットしていたに違いない内容になっています。しかし、激動の70年代、80年代は2年おきにブームが変動していくような目紛しい時代でした。そんな時代に鍛えられていた私にとっては、現在の何の代わり映えもしない音楽シーンが退屈でしょうがありません。しかし、そんな元気堂の時代に翻弄される事なく、自分達のスタイルを貫いている覚悟に感服いたします。バンドとしての成熟度は最高の状態であります。

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[20221218]

Whatever Happened To Slade
(1998/07/14)

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77年のアルバムです。いよいよパンクの時代になってきました。イギリスではパンクじゃなければ売れないと言う時代に入っていきます。そこを意識したのか、ジャケットではショートカットにしたメンバーが映っています。しかし、パンクがどういうものなのか、理解していないのか、これまで通りのハードロック系の作品に仕上げています。ポップじゃ無いからパンクに適応出来ると思ったのか。

1. Be
2. Lightning Never Strikes Twice
3. Gypsy Roadhog
4. Dogs Of Vengeance
5. When Fantasy Calls
6. One Eyed Jacks With Moustaches
7. Big Apple Blues
8. Dead Men Tell No Tales
9. She's Got The Lot
10. It Ain't Love But It Ain't Bad
11. The Soul, The Roll And The Motion

ここはChas Chandlerの計算違いになっていると思います。こんな陽気なロックンロールとパンクは違うのです。世の中の不平不満を撒き散らす、切羽詰まった当時の不況真っ只中のイギリスの若者の代弁者がパンクロッカーだったのです。ちょっと前まで大成功を収めていた彼らには、明日食べるパンにも困っていた若者の気持ちは理解出来なかったのでしょう。完全に時代遅れのスタイルになっていて、売り上げもかなり落ち込んでいきます。

しかし、パンクロッカーには彼らのファンは沢山いるのです。まだまだ支持してくれるファンはいますから、彼らもそこまで切羽詰まっていません。しかし、時代は大きく動き出していました。パンク以降はニューウェイヴと呼ばれ、このバドのように時代に合わせられなかったバンドはオールドウェイヴと呼ばれていきます。しかし、流行を機にする事なく、ただ単純にグラムロックが好きなら、全盛期と変わらないポテンシャルのこの作品は気にいると思います。それだけバンドとしては円熟していきています。

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[20221218]

Nobody's Fools
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。完全にパワーポップになっています。オープニングから聴こえてくるのはピアノの音です。イギリスでは絶大な人気を誇っていましたが、アメリカではまだ成功していなかったので、アメリカでツアーを敢行してアメリカで受けるように、少しソウルフルな楽曲も作るようになっています。これはボウイやT-REXが先んじていましたが、ロックがソウル系に触手を伸ばすようになっていきます。ジェフベックも早くからスティーヴィーワンダーの影響を受けていて、その先にフュージョンへの移行が待っていました。

1. Nobody's Fool
2. Do The Dirty
3. Let's Call It Quits
4. Pack Up Your Troubles
5. In For A Penny
6. Get On Up
7. L.A. Jinx
8. Did Ya Mama Ever Tell Ya
9. Scratch My Back
10. I'm A Talker
11. All The World's A Stage

もう時代は第二期ハードロックブームであります。後輩のエアロスミスやキッスが大成功を納めるようになり、日本だけで人気だったクィーンも徐々にイギリスでも成功するようになっていきます。そしてディスコミュージックブームも始まりますので、ソウルミュージックも一昔前みたいな感じになっていきます。いろんな意味において変化が必要でしたが、上手に時代に乗り損ねた感はあります。上手に次世代へ移行出来なかったグラムスター達は失速していきます。

時代に翻弄されていただけで、アルバムの出来栄えは見事なもので、パワーポップのみにあらず、トラッドフォークな曲などバラエティーに富んだ内容になっています。ロック系が好きな人にとっては物足りないかもしれませんが、アートロック時代から頑張っているこのバンドを知っている人にとったら、いよいよ熟してきたと思うようになるはずですが、そこまでのファンは多くありませんでした。イギリスでの売り上げも落としていきますが、こう言うアルバムを愛せるのが本当のロックファンだと思います。

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[20221217]

Slade In Flame
(1998/07/14)

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74年のアルバムです。とうとうバンドの映画を作ってしまいました。そのサントラになります。全曲新曲という強気の内容になっています。前年にシングルのみでのリリースだったMerry Xmas Everybodyが最大のヒット曲となりました。。ポップな曲調で、これまでのハードロック路線から少しポップな方向性になっています。グラムロック的には問題ないのですが、スレイドのハードドライヴィングなロックとは違う方向性になっています。

1. How Does It Feel?
2. Them Kinda Monkeys Can't Swing
3. So Far So Good
4. Summer Song (Wishing You Were Here)
5. O.K. Yesterday Was Yesterday
6. Far Far Away
7. This Girl
8. Lay It Down
9. Heaven Knows
10. Standin' On The Corner

アートロック時代にはビートルズのカバーとかやっていましたから、ハードロック以外の持ち味も出していきたいという欲求が出てきたのでしょう。その後のパワーポップみたいな曲が作られています。これが後のアメリカンハードロックブーム時代のチープトリックなどに影響を与えていたと思われます。日本ではイマイチの人気でしたが、イギリス、アメリカでは大人気だった事が分かります。

しかし、グラムロックの終焉はもう訪れていて、彼らの人気もここまでが絶頂となっています。ボウイもマークボランも方向転換に入っていて、ロキシーもより巧妙になり、熱狂のグラムロックからインテリジェントなポストグラムの時代に入っていきます。なので、この時期にデビューしたバンドはグラムロックブームに乗っかるつもりが失速したブームにより面食らう事になっていきます。ただ、それだけにB級ものが好きなロックファンにとっては掘り出し物の宝庫となる頃でもあります。時代に取り残されたバンド達でも、すばら良い作品を残しているのです。そんな最後のあがきのような内容の作品になっています。

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[20221217]

Old New Borrowed And Blue
(1998/07/14)

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74年のアルバムです。73年にシングルCum On Feel the Noizeを大ヒットさせて、人気を決定づけました。まさに絶頂期。Cum On Feel the Noizeは大ヒットしすぎているので、アルバムには未収録でベスト盤にしか入っていません。ビートルズの時代からシングルヒットし過ぎるとアルバム未収録にする風潮がイギリスにはあったのです。ファンはみんな持っているから、アルバムでは新作のみにしようとする風潮です。現在ではシングル曲が何曲入っているかを競ったりしますが、まだ商業ロックの時代にはなっていなかったのです。

1. Just Want A Little Bit
2. When The Lights Are Out
3. My Town
4. Find Yourself A Rainbow
5. Miles Out To Sea
6. We're Really Gonna Raise The Roof
7. Do We Still Do It
8. How Can It Be
9. Don't Blame Me
10. My Friend Stan
11. Everyday
12. Good Time Gals

Cum On Feel the Noizeに代表されるようにNoddy Holderのハイトーンボイスによるハードロックスタイルが確立されていますが、ポップな曲も多くなり、メランコリックな曲も入っています。これはクィーンのような次世代バンドが登場してきた事が影響していかもしれません。クィーンはデビュー当時はグラムロックバンドとして売り出されていました。化粧たっぷりできらびやかなファッションでしたから、ビジュアル系大好きの日本の女子に支持されて、イギリスよりも日本で人気に火がつきました。日本が育てたバンドといっても良いくらいです。

そんな、音楽的にもカラフルになってきたグラムロックも終焉を迎えようとして時代ではありましたが、バンドの人気は絶頂期を迎えていました。特にシングルCum On Feel the Noizeの影響力は強大で、ビリーアイドルのRebel YellはもろCum On Feel the Noizeのパクリです。と言う事で、当時のロックキッズには多大な影響を発しています。Cum On Feel the Noizeが入っていなくても、それに負けないくらいの楽曲が揃っています。これはChas Chandlerの強気な姿勢と自信に満ちた選曲になっています。

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[20221216]

Slayed?
(1998/07/14)

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72年のアルバムです。いよいよグラムロックの時代になり、絶頂期を迎えます。アルバム未収録ですが、シングルのCoz I Luv Youが大ヒットして、このアルバムも大ヒットします。アルバムからはMama Weer All Crazee Nowがシングルカットされ大ヒットします。プロデュースは引き続きChas Chandlerで、ジミヘンに続いて大ヒットさせることに成功しました。

1. How D'You Ride
2. The Whole World's Goin' Crazee
3. Look At Last Nite
4. I Won't Let It 'Appen Agen
5. Move Over
6. Gudbuy T' Jane
7. Gudbuy Gudbuy
8. Mama Weer All Crazee Now
9. I Don' Mind
10. Let The Good Times Roll

ソリッドでシンプルなハードロックに徹する事で、きらびやかな衣装を着てグラムロックの仲間入りを果たしました。グラムロックも様々なスタイルのバンドがいましたが、一番グラムロックらしいサウンドになっているかと思います。後に登場するキッスなどが影響を受けており、後の第二期ハードロックブーム、アメリカンハードロックに影響を与えています。パンクの時代には影響を受けたジェネレーションXなども多く、グラムロックとしてデビューをスタンバイしていたバンドはパンクとして売られていくことになります。ソロとなったBilly Idolももろパクったりした曲をヒットさせたりしています。

ジャニスのMove OverやLet The Good Times Rollをカバーしていますが、オリジナル曲もほとんどが自分達のスタイルを確立させ、全英ナンバーワンのヒットとなります。グラムファッションを身につけますが、ルックスは良い方では無いので、男性から人気があったバンドだったかと思います。しかし、当時は化粧してキンキラキンの衣装を身につけていればキャーキャー言われていましたので、グラムロックの熱狂を享受したバンドでありました。

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[20221216]

SAMARQA59618949

「Iseult / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 フォークとロックエレクトロニカの融合https://t.co/2bUtJDTTdK #eggsmu #nowplaying #rock #folk #synthpop #electronica #folktronica @SAMARQA59618949
12-15 21:47


[20221215]

Play It Loud
(1998/07/14)

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70年のアルバムです。ここからバンド名をシンプルにSladeと名乗るようになります。ハードロックの時代が来ましたので、ハードロック志向の作品になっています。プロデューサーに元アニマルズでジミヘンも手がけていたChas Chandlerを起用しています。70年代にツェッペリンのセカンドアルバムが登場してハードロックの概念が定着します。ハードロックの教則本と呼ばれている作品ですね。まだそれを聴いていない状態で製作されたアルバムだというのが分かります。

1. Raven
2. See Us Here
3. Dapple Rose
4. Could I
5. One Way Hotel
6. The Shape Of Things To Come
7. Know Who You Are
8. I Remember
9. Pouk Hill
10. Angelina
11. Dirty Joker
12. Sweet Box

まだグラムロックの時代になっておらず、ただハードロックをやるようになっただけですから、見た目はまだ野暮な格好をしています。ちょっと男くさい感じですね。グラムロックでは中性的な雰囲気が必要になってきますが、このバンドはこの野暮な感じが残った風変わりなファッションになっていきます。曲の方はまだアートロック時代の名残りがある曲が目立ちます。そう簡単には作風を変えられない感じです。

ツェッペリンに右になれをしたバンドはハードロックの代表バンドになっていきますが、すぐに修正出来ない、さほど演奏力は無いけど、ハードな曲をやりたいというバンドがグラムロックになっていきます。その分かれ目に位置する作品になっていると思います。当時はカントリーロックも流行していて、それっぽい雰囲気もあります。この男臭い感じ、そして完全にはハードロックになれていない感じがB級感を醸し出しています。

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[20221214]

Beginnings
(1998/07/14)

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続きましてSladeというバンドの紹介です。結成は66年と古く、当初はAmbrose Sladeと名乗っており、Ambrose Slade名義での69年のファーストアルバムになります。メンバーはSladeと同じく、ボーカル、ギターのNoddy Holder、リードギターのDave Hill、ベースとバイオリンのJim Lea、ドラムがDon Powellの四人組です。一番ハードロック系のバンドですが、この時はまだサイケデリックというか、アートロックのようなスタイルになっています。

1. Genesis
2. Everybody's Next One
3. Knocking Nails Into My House
4. Roach Daddy
5. Ain't Got No Heart
6. Pity The Mother
7. Mad Dog Cole
8. Fly Me High
9. If This World Were Mine
10. Martha My Dear
11. Born To Be Wild
12. Journey To The Centre Of Your Mind

69年というと、キングクリムゾンが、レッドツェッペリンが登場してきた年になります。つまり、プログレ、ハードロックが、それまでの時代を塗り替える歴史的な転換期でありました。ツェッペリンの登場でハードロックという概念が定着するのですが、それまではサイケデリックな影響もあって、ハードロックの前身、プログレの前身としてアートロックと呼ばれていた時期でしょう。Ambrose Sladeもそんな影響下にあるサウンドを演奏しています。

ステッペンウルフのBorn To Be Wildをカバーしている事から、後のハードロックへ進んでいく要素が伺えます。ハードロックの生みの親はジェフベックとジミー・ペイジで、特にジェフベックがアメリカから輸入したヴァニラファッジやBlue Cheerなどを研究して生み出しました。これらの参考にしたバンドはアートロックと呼ばれていましたが、ハードロックの原点はアメリカにあったのです。Ambrose Sladeもそんな分岐点にいるような音楽を演奏しています。ハードロック系の予感はしますが、サイケな雰囲気を残しています。

Genesis
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[20221213]

ブリットポップとソウルバラッドをミクスチャーするという心地良い修練。



[20221212]

On
(1998/07/14)

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2001年のアルバムでおそらく最後の作品になります。1997年、グリッターがパソコンを修理しようとしていたところ、ハードディスクの中から4000以上もの児童ポルノが収められていたことが発覚し、1999年に禁錮4か月を言い渡された。これを以て刑期後7年間性犯罪者登録の身となり、英国警察機関の監視下に置かれる措置となるが、その前に刑期を終えて出所したグリッターは直ちに祖国を後にし、スペイン、キューバなどでの短期間生活を展開した後にカンボジアに渡る。

1. Rock Hard Men (Parts 1 & 2)
2. Trade
3. Whooz Being Good To You
4. Ready To Rock
5. Lover Man
6. You
7. Hooked On Hollywood
8. Never Want The Rain
9. (If) Lost On Life Street
10. Hotshot
11. Up For Love

1996年と1997年のグリッターの最後のコンサートでのみライブで演奏された曲の新しい録音が含まれ、子供たちはポップ ミュージックの主要な聴衆であるため、グリッターが子供を搾取しているという主張により、アルバム On のリリースをめぐって論争が起こりましたが、苦情に応えて、英国のレコード業界は、グリッターは今や自由人であり、アルバムをリリースできない法的な理由はないとの声明を発表、ロックスターはティーンエイジャーが大好きで何が悪いんだという主張の元、リリースされています。

内容はハードロック的なサウンドで、グラムロックのゲイリーグリッターを最後まで演じています。しかし、カンボジアでも少女に対して児童買春を繰り返していたとして2002年に国外退去処分を受け、その後の居住地であるベトナムにおいても2006年に南部のバリア・ブンタウにて児童性的虐待の罪で有罪判決を受ける。刑期満了後の英国強制帰国という条件付きで(本来なら終身刑の可能性もある重罪)懲役3年の刑を言い渡される。2022年現在も、全英から集められた性犯罪者が収監される性犯罪者指定刑務所(HM Prison The Verne)に収監中である。ロックスターの性癖をどうこう言うのはナンセンスであるが、有罪とされてはどうともできず、しかし、最後までロックスターたらんとした作品となっています。

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[20221211]

Leader II
(1998/07/14)

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91年のアルバムです。忘れた頃にアルバムをリリースして音楽番組に出演したりして金稼ぎをしています。今回は自分の息子であるPaul Gaddがプロデュースしています。90年代の作品ですが、まだ80年代のスタイルを引きずった内容になっています。80年代ポップスも前半と後半ではサウンドが違います。前半はデジタルシンセが主役ですが、後半になるとサンプラーが主役になってきます。

1. Ready To Rock
2. Tonight
3. Why Do You Do It
4. Wild Women
5. (The Only Way To) Survive
6. Lets Go Party
7. Are You Hard Enough
8. Shake It Up
9. Its Enough
10. Am I Losing You

80年代後半のサンプラーを中心にしたサウンド作りにんばっていますが、グリッターサウンドといいますか、グラムロック時代に確立していたグリッターサウンドを再構築する試みが成されています。当時より迫力のあるサウンドになっていますが、テープループのドラムサウンドのような音、ファズで歪ませたストリングスやギターの音、あの頃の音をこの頃のスタジオ機材で再現するという試みです。

なので曲もこれぞゲイリーグリッターという曲を用意しています。時代の音には敏感になっていますが、時代の流行など気にしないくらい、唯我独尊なゲイリーグリッターを演じています。この辺がこの人の凄いところです。ボウイやロキシーミュージックは新しい時代に進化した姿を見せていましたが、この人は進化とか、成長を見せようとしていません。おっさんになってもゲイリーグリッターであり続けています。

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[20221211]

Boys Will Be Boys
(1998/07/14)

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84年のアルバムです。70年代後半のイギリスではパンク以外は売れないとまで言われていた時期でありました。その時期には作品を出していないというのも面白い現象です。そしてニューウェイヴ、スカのブームの後は80年代ポップス全盛期になります。MTVの時代ですね。アメリカではケーブルTVでテレビを見るのが当たり前になって、音楽専門のチャンネルが沢山出来上がります。そこではPVを1日中流すのですが、MTVによってPVがながれれば大概ヒットするので、猫も杓子もこぞってPVを製作していきます。映像ありきでのヒット曲の時代となります。

1. Close To You
2. Crash, Crash
3. Let's Get Sexy
4. Dance Me Up
5. When I'm On
6. Another Rock 'N' Roll Christmas
7. Shout, Shout, Shout
8. If You Want Me
9. Hair Of The Dog
10. Boys Will Be Boys

そんなアメリカのバブル絶頂期にあやかろうと、このイカサマ野郎は80年代ポップス満載の作品をリリースしていきました。まるでグラムの熱狂のような騒々しい80年代ポップス。シンセドラム。プログラミングされたシーケンス、デジタルシンセによりシンセで和音が簡単に演奏出来るようになりました。ディスコミュージックは衰退しますが、ディスコに行って騒ぎまくるという習性は残っていて、そこでは80年代ポップスが流されていました。なので、基本80年代ポップスは踊れる音楽である必要がありました。

それはグラムロックの熱狂に身を投じていたゲイリーにとって、再び栄光を取り戻すチャンスでありました。過去の栄光もあり、ゲイリーの再活動は話題になりますが、イカサマ臭さは消えておらず、この一発で終わります。グラム全盛時でも結構な年齢だったゲイリー、この頃には相当なおっさんになっています。それでも派手な格好しておっさん踊りしています。しかし、彼のイメージ通りのサウンドを作り出せているので、この時代の音に敏感に侵食した事は流石としか言いようがありません。自分をよく分かっているようです。

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