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[20230131]

Mott The Hoople
(1998/07/14)

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少し遅れてグラムロックに参戦してきたのがこのMott The Hoopleです。デビュー当時はまだグラムの時代ではなくハードロック、フォークロックな楽曲を演奏しています。もう解散寸前までいって、デヴィッドボウイによるプロデユースによりグラムロックバンドとして花開いていきます。69年のファーストアルバムであります。プロデュースはGuy Stevensであり、メンバーはボーカルとギター、キーボードのIan Hunterを中心に、ギターが後にバッドカンパニーに参加するMick Ralphs、ベースがOverend Watts、ドラムはBuffin、キーボードがVerden Allenの5人組でスタートします。

1. You Really Got Me
2. At The Crossroads
3. Laugh At Me
4. Backsliding Fearlessly
5. Rock And Roll Queen
6. Rabbit Foot And Toby Time
7. Half Moon Bay
8. Wrath And Roll

キンクスのカバーYou Really Got Meで始まります。ハードロックなアレンジのインストものになります。それ以外はイアンハンターがボブディラン的な歌い方をこころがけているフォークロック調の曲が多くなっています。これはGuy Stevensの狙いでありました。世間的にはフォークロックもブームではありましたが、69年、クリムゾンがツェッペリンが登場するというショッキングな年であります。そんな中デビューした彼らの印象はかなり薄いものになりました。

その後のヒット時代に比べると悲しいくらいに売れていない時期になります。時代を読み間違えていました。しかし、数曲はシンプルでハードロックな演奏で、それが生き残れる要因になっていきます。まだバンドとしてのスタイルが確立されていない状況ですが、徐々に人気はついていくようになっていきます。グラムロックというよりは、その後に続く第二期ハードロックやパンクロックに通じる部分があります。

Full Album
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[20230130]

Detroit Stories
(1998/07/14)

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2021年のアルバムで現在までの最新作になります。プロデューサーはもうこの人しかいません。Bob Ezrinであります。デトロイトロックと言えばアリスクーパーなのであります。元々はMC5など元祖パンクロックみたいなロックを指していましたが、それらを参考にアリスクーパーの世界観でハードロックを作り出し、それに影響を受けたキッスがデトロイトロックシティーを作ったのもBob Ezrinが関わっているのです。だからこのアルバムもBob Ezrinがいなければ始まりません。

1. Rock & Roll
2. Go Man Go
3. Our Love Will Change The World
4. Social Debris
5. $1000 High Heel Shoes
6. Hail Mary
7. Detroit City 2021
8. Drunk And In Love
9. Independence Dave
10. I Hate You
11. Wonderful World
12. Sister Anne
13. Hanging By A Thread (Don't Give Up)
14. Shut Up And Rock
15. East Side Story

原点に帰ろうとしているかのようなコンセプトで、昔のアリスクーパーを彷彿とさせるハードロックを作り上げています。しかし、オープニングのRock & RollはニューヨークアンダーグラウンドのVelvet Undergroundのカバーです。それを見事にデトロイトロックとして再現しています。アリスクーパーがイメージ通りに悪魔的なロックを表現出来なかったのもデトロイトロックにこだわっていたからで、ヘヴィメタをやっても、又のスタイルに戻ってきました。

この感覚は日本にいては理解出来ないのかもしれませんが、アメリカでははっきりとデトロイトロックのイメージがあるのかもしれません。車の会社が多い事からモータータウンと呼ばれ、モータウンというソウルミュージックのレーベルが出来ました。そのイメージが日本にいては強いです。しかし、サイケの時代が終わり、MC5やストゥージズなどの暴力的なロックが生まれます。それに影響を受けたアリスクーパーのヒットがデトロイトロックをアメリカで定着させ、キッスによって世界的に流布されていきます。70年代を蘇らせたような心地よいハードロックです。

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[20230129]

Paranormal
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。前作からは6年のインターバルがあります。流石にここまでの年齢になれば息切れもするでしょう。今作もBob Ezrinが絡んでいますが、ハードロックスタイルになっています。バックメンバーによってもサウンドは変わりますが、あまりアイデアがない時はハードロックに頼るようなところがあります。それでもポップなアレンジとグラムロックではないハードロックスタイルの混じり方が程よい感じです。

1. Paranormal
2. Dead Flies
3. Fireball
4. Paranoiac Personality
5. Fallen In Love
6. Dynamite Road
7. Private Public Breakdown
8. Holy Water
9. Rats
10. The Sound Of A
11. Genuine American Girl
12. You And All Of Your Friends

これまでインターバルの間はライブアルバムを連発していたのですが、オリジナルアルバムになってもボーナストラックでライブ演奏を収録するなど、よっぽどライブに自信があるようです。過去ヒット曲を演奏しているライブバージョンは過去の栄光にしがみついているような印象も受けるので、やめておいたほうがいいと思うのですが、当たらず共遠からずであります。

ここまで現役を続ける事自体凄い事ですが、作品の質は落ちていません。多少アイデアに乏しい印象も受けますが、ここまで作れているのは流石です。歌声もまだまだ健在ですし、日頃から鍛えているのが分かります。ただ、ずっと同じパターンをここまで続けるのも凄い事です。少し70年代後半のハードロックっぽい感じになっていますが、こんなに心地いいハードロックを聴かせてくれるバンド少なくなっているので貴重な存在です。

Paranormal
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[20230129]

Welcome 2 My Nightmare
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。ファーストソロアルバムであるWelcome To My Nightmareの続編として製作されました。プロデュースは当時と同じBob Ezrinとのタッグが復活。アリスクーパーバンド時代のメンバーも収集してソロ活動30周年を祝いました。流石にBob Ezrinと製作すると、同じハードロックでもグラムロック時代を彷彿とするポップな楽曲が作られます。オープニングがバラードだと言うのがジギーっぽいし、ヴォコーダーもしくはオートチューンを使った歌も初めての試みです。

1. I Am Made Of You
2. Caffeine
3. The Nightmare Returns
4. A Runaway Train
5. Last Man On Earth
6. The Congregation
7. I'll Bite Your Face Off
8. Disco Bloodbath Boogie Fever
9. Ghouls Gone Wild
10. Something To Remember Me By
11. When Hell Comes Home
12. What Baby Wants
13. I Gotta Get Outta Here
14. The Underture

このポップさこそがアリスクーパーであり、子供でも楽しめるホラー映画になっています。アリス自体は13日の金曜日的なイメージを持っているようですが、アリスクーパーというキャラクターはTim Burtonが作る不思議な世界の住人のように思います。残酷でありながらも憎めないような、悪魔というイメージとは違うというのが正直なところです。だから子供でも楽しめる。ディズニー的なホラーなのです。

そのアリスの良さが十分に再現された作品に仕上がっています。さすがBob Ezrinです。プロデューサーはずっとこの人でいいのに。昔のメンバーも若々しい演奏を披露しています。デジタルな素材との組み合わせも巧みになっています。ポップになるところは素直にポップにする、ハードに決めるところはしっかりハードに決める、このメリハリ感がBob Ezrinの真骨頂です。アリスの良さも復活しています。これこそがショーマンアリスクーパーなのであります。Welcome To My Nightmareに負けないくらいの名盤です。

I Am Made Of You
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[20230128]

Along Came a Spider
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。プロデューサーはDanny SaberとGreg Hamptonの二人を起用してハードロックをエレクトロニカの融合した内容に仕上げています。久しぶりのコンセプトアルバムで、昔やっていたようなショックロック的なハードロックになっています。スパイダーと言う名前のサイコパス連続殺人犯を描いたストーリー性の作品になっています。一番アリスらしいスタイルになりますね。

1. Prologue / I Know Where You Live
2. Vengeance Is Mine
3. Wake The Dead
4. Catch Me If You Can
5. (In Touch With) Your Feminine Side
6. Wrapped In Silk
7. Killed By Love
8. I'm Hungry
9. The One That Got Away
10. Salvation
11. I Am The Spider / Epilogue

Slashがゲストで参加しています。ほぼバックバンドで作り上げています。デジタルプログラミングされたシンセサイザーとハードロックが巧妙に絡み合うアレンジは、70年代のハードロックとは違う事を物語っていますが、とてもアリスクーパーらしい作品に仕上がっています。売り上げも順調で、もう過去の人だと言わせないくらいに、元気なおっさんロッカーになっています。

グラムロッカーの性なのか、架空のキャラクターでも、それになりきって演じるように表現する事で、より輝いている自分を演出する事が出来ます。デヴィッドボウイはどんどん進化して、変化していきましたが、アリスクーパーは常に同じであり続けました。おっさんになっても、変わる事なく、自分であり続けると言うのは並大抵のものではありません。不器用なくらいに器用なアーティストであります。

Prologue / I Know Where You Live
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[20230128]

Dirty Diamonds
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。プロデューサーはSteve Lindseyで、バックメンバーも新しく代えていますが、ストレートなアメリカンハードロックになっています。若い頃やっていたハードロックとは違いますが、若さを感じさせるハードロックであり、渋みが全くありません。年老いても、こんなロックがやれると言うのは健康な証拠でしょう。薬漬けだった頃とは違うロックであります。

1. Woman Of Mass Distraction
2. Perfect
3. You Make Me Wanna
4. Dirty Diamonds
5. The Saga Of Jesse Jane
6. Sunset Babies (All Got Rabies)
7. Pretty Ballerina
8. Run Down The Devil
9. Steal That Car
10. Six Hours
11. Your Own Worst Enemy
12. Zombie Dance
13. Stand

昔のミュージシャンは薬をやるのが当たり前で、売人も普通に売ってきたと想像出来ます。日本では最近になって捕まる人が増えていますが、創造性を求めて薬をやると言うより、快楽や逃避の為にやっている人が多いようです。なので擁護する気にはなれませんが、昔聴いていたミュージシャンがほとんど薬をやっていたので、批判的ではありません。しかし、スティーヴンタイラーのように薬をやめてから元気になる姿を見ると、薬に頼る必要はないと思えるようになります。

健康的なアリスクーパー、イメージダウンではありますが、それでも化粧は変わらず、バンドメンバーが若返っていると言うのも要因でしょうが、若々しいロックロールです。なので、久しぶりに売り上げを回復していますが、あまり昔のようにプロモーションしていないようです。それにしてもジャケットがアリスの顔ばかりで、代わり映えしないので、区別がつきにくいという苦情だけ言っておきます。

Woman Of Mass Distraction
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[20230127]

The Eyes Of Alice Cooper
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。プロデュースはMudrockで、バックメンバーも一新しているので、全く違うバンドの演奏になっていて、ポップなハードロックスタイルに戻っています。しかも、以前のグラムロック時代とも違うタイプのハードロックなのですが、ブラスアレンジがあったりと、グラムロックっぽい感じにはなっています。久しぶりにバラードもありますし、ヘヴィメタ路線はあまりにも誰かの影響にあっていたかのように反省したのでしょうか。

1. What Do You Want From Me?
2. Between High School & Old School
3. Man Of The Year
4. Novocaine
5. Bye Bye, Baby
6. Be With You Awhile
7. Detroit City
8. Spirits Rebellious
9. This House Is Haunted
10. Love Should Never Feel Like This
11. The Song That Didn't Rhyme
12. I'm So Angry
13. Backyard Brawl

ポップになると悪魔的なイメージは無くなってしまいます。それでも、自分がどうやってこれまで売れてきたのかを省みたような内容になっています。ストーンズもバンドを継続するにあたり、どうすればファンを満足させられるかを考えるようになります。若い頃にはなかったくらいに分析を重視するようになるのです。常に現役で居続けるのもしんどいものなのです。しかし、常にクリエイティヴな気持ちを持ち続けていれば分析している暇もないのですが、何尾をやればいいのかわからないけど金は稼がなければならない、となると分析するのが常套手段です。

曲も短めですし、これほどシンプルにポップなロックスタイルは、これまでは無かったと思います。これまでのようなコンセプト的な統一性もありませんし、まるで別人のロックバンドのような感じになっています。Detroit Cityという曲があるので、デトロイトロックのリバイバルを目論んでいるのか、演奏する人間も変われば、こうも違ってくるというのを改めて感じさせられます。メンツ選びは重要ですね。

What Do You Want From Me?
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[20230127]

SAMARQA59618949

「Gelato Cielo / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ロックとフュージョンの蜜月なエレクトロニカ https://t.co/1TVNRSgufn #eggsmu #nowplaying #rock #fusion #glamrock #electronica @SAMARQA59618949
01-26 21:56


[20230126]

Dragontown
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。プロデューサーは再びBob Marletteを起用して、同じようにゴス系ヘヴィメタサウンドになっていますが、前作よりもポップでハードロックな楽曲が多くなっています。なので、よりアリスらしい悪魔的な表現になっています。しかし、シングルを一つも出しておらず、直後のツアーでも数曲しか披露しないと言う仕打ちで、売り上げはかなり低い方になってしまいました。しかし、出来栄えは前作以上だと思います。

1. Triggerman
2. Deeper
3. Dragontown
4. Sex, Death And Money
5. Fantasy Man
6. Somewhere In The Jungle
7. Disgraceland
8. Sister Sara
9. Every Woman Has A Name
10. I Just Wanna Be God
11. It's Much Too Late
12. The Sentinel

娘のCalico Cooperがバックボーカルで参加するなど、時の流れを感じさせます。アリスの悪魔的な演出として歌にもコンプレッションで歪ませるなど、やっていそうでやっていなかった加工が施されています。これもマリリンマンソンの影響でしょうが、それまでの自分の表現があまかった事を悟ったのだと思います。視覚的な演出にばかり気を取られて、音楽的に悪魔的な表現が不完全だったと思います。それだけ以前の曲はポップでした。まるでコミック上の悪魔だったからです。

もっとリアルに悪魔的な音楽を表現するにはもっと徹底的にスリラー感が必要だったと思います。なので、ゴスメタルはうってつけだったと思います。しかし、曲を作るとポップなハードロックになりがちと言うのが今回現れています。なので、ヘヴィーなサウンドのハードロックになっているので、バランス的にはアリスらしい作品になっていると思います。それほど根は悪い人ではないと言うのが最初から出ていましたから、もっと悪魔的な演出があったほうが面白くなると思います。

Triggerman
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[20230125]

Brutal Planet
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。6年のインターバルを置いてのスタジオオリジナルアルバムになります。休んでいる間に、キャラクター被りのマリリンマンソンが売れたことからか、同じようにゴスなヘヴィメタスタイルに変身しています。これで、よりアリスらしいキャラクターが表現出来ています。プロデューサーはヘヴィメタ系のBob Marletteを起用しています。

1. Brutal Planet
2. Wicked Young Man
3. Sanctuary
4. Blow Me A Kiss
5. Eat Some More
6. Pick Up The Bones
7. Pessi-Mystic
8. Gimme
9. It's The Little Things
10. Take It Like A Woman
11. Cold Machines

これまでもヘヴィメタ系のアレンジはありました。それとこの時代のゴス系ヘヴィメタの違いは何でしょうか、デジタルエフェクターによる、より重厚なヘヴィメタサウンドが作れるようになっている事により、漫画みたいなギターサウンドが作れている事になります。まるでサンプリングしてきたみたいに、誰が弾いても同じようなサウンドが作れる、勿論テクニックがあったほうがより迫力がある演奏になると思います。それでも必要以上に歪んでいるのに音の輪郭が潰れていないと言うデジタルの恩恵は強力な武器となっています。

シンセギターとは別にモデリングギターなるものも登場しています。いろんなギターサウンドをモデリングして、プロ並みの音が出せるエフェクターです。なので、でっかいアンプを揃えなくてもエフェクターだけでプロ並みの音が出せるようになっています。それだけで、このゴス系ヘヴィメタが出来上がります。アレンジ的にもオルタナを経たコード進行も特徴的です。これらの手法を取り入れるだけで、アリスクーパーがこれまでも表現したかった悪魔的な表現が容易になっています。

Brutal Planet
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[20230124]

The Last Temptation
(1998/07/14)

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94年のアルバムです。プロデューサーはAndy WallaceやDon Flemingなど曲によって使い分けています。オルタナの時代でもあり、オルタナ系の人達が関わっていますが、グラムロック並みにポップなメロディアスなハードロックになっています。オルタナの塞いだような雰囲気はありません。とてもポジティヴなくらいにポップな楽曲が並べられています。

1. Sideshow
2. Nothing's Free
3. Lost In America
4. Bad Place Alone
5. You're My Temptation
6. Stolen Prayer
7. Unholy War
8. Lullaby
9. It's Me
10. Cleansed By Fire

ようこそ私の悪夢への主人公の名前スティーブンと言う少年が謎のショーマンが彼の旅行ショーに来るように誘います。少年はニール・ゲイマンによって書かれたアメリカンコミックを読んでい流というシーンが織り込まれています。そんなコンセプトアルバムになっています。久しぶりにアリスクーパーらしい演劇的なグラムロックショーになっているのです。ヘヴィメタでもオルタナ、グランジでもない、よく練り込まれたポップハードロックなのでありました。

それはまるでボブエズリンと作り上げてきた往年のアリスの作品を彷彿とさせる内容になっています。薬物をやめた、おそらくやめられた結果、これだけ冴え渡るアイデアが生み出せるなんて、薬物による創造性なんて幻影にすぎなかったのではないでしょうか。ジャズの巨匠などはぶっとんだ演奏をしたかもしれません、サイケの怪物は歴史を塗り替えたかもしれません、しかし、それと引き換えに短い人生となりました。薬物に依存しない事でもクリエイティヴになれる事を証明する事はいい手本となる事でしょう。

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[20230123]

優勝の行方は混戦模様でしたが、最終的に大関貴景勝と平幕琴勝峰が3敗で並び、千秋楽に直接対決となりました。先輩である貴景勝が勝ち優勝となりました。来場所は横綱を再び目指せます。大関とりだった豊昇龍は途中怪我で休場、まだ勝ち越してもいませんでしたので、痛み止めを打って再出場。二桁は勝てませんでしたが、千秋楽、阿武咲に負けていましたが、ちょんまげを掴まれていて、反則勝ちとなり、なんとか勝ち越して、関脇の地位だけは守れました。大関とりは一からやり直しとなります。代わりに小結の霧馬山が二桁勝ち、大関取りとなります。

幕内上位の成績
貴景勝 12勝3敗 優勝
若隆景 9勝6敗
豊昇龍 8勝7敗
高安 1勝5敗9休
正代 6勝9敗
霧馬山 11勝4敗
琴ノ若 8勝7敗
明生 5勝10敗
若元春 9勝6敗
翔猿 8勝7敗
大栄翔 10勝5敗
御嶽海 7勝8敗
玉鷲 9勝6敗
阿炎 8勝7敗
翠富士 6勝9敗
錦富士 4勝11敗
佐田の海 6勝9敗


正代は予想通りのい負け越しで、大関復帰どころか、平幕に落ちます。先場所優勝の阿炎も途中までよかったのですが、負け癖がついてぎりぎり勝ち越せるぐらいの成績となりました。大栄翔は二桁勝ったので、三役復帰となります。これが続けばいいのですが、どうなる事でしょうか。だいぶ上下で入れ替わる事になりそうですが、来場所も楽しみです。

千秋楽 幕内全取組
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[20230122]

Hey Stoopid
(1998/07/14)

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91年のアルバムです。プロデュースはPeter Collinsで、今回も豪華なゲストが参加しています。Joe Satriani、Steve Vai、Ozzy Osbourneなど、そしてPV製作にも金をかけるようになっており、やっと80年代らしくなってきましたが、すでに91年になっているという、感覚は新しくありませんが、これでも売れる要素がたっぷりあり、前作ほどではありませんが、これもヒットしております。

1. Hey Stoopid
2. Love's A Loaded Gun
3. Snakebite
4. Burning Our Bed
5. Dangerous Tonight
6. Might As Well Be On Mars
7. Feed My Frankenstein
8. Hurricane Years
9. Little By Little
10. Die For You
11. Dirty Dreams
12. Wind-Up Toy

バンド演奏にこだわっているのか、ここまでまだアリスのアルバムではサンプラーは使われていません。打ち込みもおそらく無かったと思います。それだけテクニシャンのプレイヤーを揃えているので、バンド演奏で済んでいるのです。しかし、ミキシングは80年代ならではの手法で、デジタルエフェクターでも何とか迫力があるサウンドに仕上げています。当時の卓はエスカレートし過ぎて、32チャンネルを2台つなげて64チャンネル使ったりしています。残響音の為のトラックを設けたりして贅沢なレコーディングになっているのですが、それだけ音数も増えています。

4人のバンド演奏なら、そんなにトラックは入りませんが、音の厚みを出すために、幾つもの音を重ねたりして、嘘っぽい音の出来上がりとなります。80年代以降のロックに親密感を覚えないのは、そうした作られすぎたサウンドのせいかもしれません。必要以上にテイクが増えていき、デジタル環境で音の分離もいいものだから、やたらと音数が増えていきます。そうしたサウンドはアリスクーパーのイメージ作りにはいい効果をもたらしていると思います。

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[20230122]

Trash
(1998/07/14)

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89年のアルバムです。プロデュースは当時、時の人になっていたDesmond Childを起用して、80年代ならではのアメリカンハードロックになっています。ゲストも豪華でSteven Tyler、Joe Perry 、Joey Kramer 、Jon Bon Jovi 、Steve Lukatherなど、Desmond Childを起点とした面子が揃っています。なので悪魔的な表現なのにボンジョヴィのような歌謡曲っぽい曲調のが多くなっています。

1. Poison
2. Spark In The Dark
3. House Of Fire
4. Why Trust You
5. Only My Heart Talkin'
6. Bed Of Nails
7. This Maniac's In Love With You
8. Trash
9. Hell Is Living Without You
10. I'm Your Gun

PVも乱発しています。本来PV文化を先んじていたアリスでしたが、80年代になると、それほど重要視しなくなっていましたが、そこはDesmond Childが助言したのでしょう。たっぷりPVを作っています。70年代を知らない人にとっては、アリスがMTVに乱入してきたという印象を持った人もいたかも知れませんが、元々はPVによる宣伝効果を先んじていたのはアリスなのであります。ようやく自分の長所を活かせるようになったからなのか、久々のチャートの上位に上がってきました。

このポップさ、親しみやすさが本来のアリスクーパーでありますから、このスタイルは受け入れられやすかった思いますが、せっかくヘヴィメタ路線から、もう少しでゴスっぽくなりかけていたのに、そのイメージ路線はお預けのようになっています。当時のエアロスミスも歌謡曲的なロックの手法に変換して再度売れましたから、それらの成功例をそのまま自分に取り入れて、その参考している人達をゲストで起用する大盤振る舞い、というか、この辺の節操の無さもアリスらしいのかもしれません。

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[20230121]

Raise Your Fist And Yell
(1998/07/14)

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87年のアルバムです。前作と同じメンバーでヘビメタ系のサウンドになっています。唯一のシングルFreedomではPVを製作していますが、もう彼にとってはPVよりもコンサートにおいての演出の方が大事なようで、ステージ上でより視覚的な演出に凝りだします。アリスクーパーまだまだ健在だと知らしめた作品になります。

1. Freedom
2. Lock Me Up
3. Give The Radio Back
4. Step On You
5. Not That Kind Of Love
6. Prince Of Darkness
7. Time To Kill
8. Chop, Chop, Chop
9. Gail
10. Roses On White Lace

スリラー系映画への関与などから、より暴力的で悪魔的な演出になっていきます。もうグラムロックスターとしてのアリスクーパーではなく、ジュダスプリースト系のメタルサウンドになっています。メタル系はヨーロッパで人気がありましたから、このj作品もヨーロッパの方が売れています。バックメンバーに誰を起用するかでそのサウンドは変わってきますから、この頃の布陣はアリスの意図が見事に反映しているのでしょう。

MTVの時代にさほどPVを作っていないというのも面白いもので、意外と天邪鬼なのかも知れません。後に出てくるマリリンマンソンへのヒントにもなるような内容で、先輩としての威厳を持たせられる内容になっています。どんなに重厚なサウンドになっても、どこかとぼけているようなキャラクターがポップ感覚となっています。日本の聖飢魔IIの手本にもなるようなスタイルです。しかし、メーキャップはワンパターンですね。

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[20230121]

Constrictor
(1998/07/14)

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86年のアルバムです。DaDaリリース後、薬物乱用の反動から隔離治療処置となり、3年間一線から離れていました。マイルスもこれを繰り返していましたが、ロックミュージシャンでこれ程あからさまなのはクラプトンが復帰した事や、シドバレットは復帰出来なかった事などがありますが、きちんと一線に帰ってきただけ体力があります。やっと彼に時代が追いついてきたのに、その恩恵をちゃんと享受してこなかった見返りは手痛いものでした。

1. Teenage Frankenstein
2. Give It Up
3. Thrill My Gorilla
4. Life And Death Of The Party
5. Simple Disobedience
6. The World Needs Guts
7. Trick Bag
8. Crawlin'
9. The Great American Success Story
10. He's Back (The Man Behind The Mask)

復帰して、やっと80年代の狂宴を楽しめるようになりましたが、彼が選んだのは80年代ポップスではなく、HR/HVリバイバルスタイルでありました。Kip WingerやKane Robertsなど、後に名を成せるミュージシャンを起用しています。彼の悪魔的なイメージを作り上げるにはヘヴィメタが最適であり、マリリンマンソンよりも先んじなければなりませんので、この時点でやっと面目躍如というところです。

イメージ戦略は何とか彼をヒットチャートへと戻してくれました。それでも、もう過去の人というイメージも強いのですが、全然衰えていないエンターティナーぶりは絶大です。ショックロックなるジャンルも切り開いてきた彼ですが、グロテスクなほどの絶望的な悪魔にはなりきれず、いつもポップで親しみやすいというスタイルは変わりありません。歌声も薬物をやっていた頃より元気です。これはスティーヴンタイラーもそうでしたが、肺活量が全く違います。不健康ではロック出来ないのです。

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[20230121]

SAMARQA59618949

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01-20 22:10


[20230120]

DaDa
(1998/07/14)

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83年のアルバムです。プロデューサーは久々のBob Ezrinを起用。この作品まで薬物乱用で記憶のない状態でレコーディングしていましたが、さすがに気心が知れたBob Ezrinの采配は見事で、アリスクーパーらしい世界観に満ち溢れた名盤と仕上がっています。商業的には優れていませんが、久々にファンも納得の仕上がりになっています。80年代らしいサウンドではありますが、ハードロックを基本としているので、今聴いても色褪せていないサウンドであります。

1. DaDa
2. Enough´s Enough
3. Former Lee Warmer
4. No Man´s Land
5. Dyslexia
6. Scarlet And Sheba
7. I Love America
8. Fresh Blood
9. Pass The Gun Around

DaDaと言えば、勿論ダダイズムであり、ウルトラマンに出てくるダダ星人もダダイズムから命名されています。ダダを代表するサルバドール・ダリの絵画ヴォルテールの胸像が消えた奴隷市場からアルバムジャケットが出来上がっています。Bob Ezrin采配でしょうが、PVもしっかり作って売れるように作られています。No Man's LandやFresh Bloodなどのシングルを始め、Enough´s EnoughやI Love Americaもこの時期のアリスの代表曲になっています。

PVを作っているというのは強みであり、ヒットチャートに入り込めなくても、どこかで誰もが耳にしている、聴いた事がある曲になります。それだけ後になってこの作品の価値が上がってきます。露出が増える事で音楽的な価値が上がるという効果を発揮してくれます。70年代まではラジオがロックの情報源でしたが、80年代はテレビからの直接な情報により、より多くのアーティストに親しみ事が出来ました。それもアリスクーパーが70年代から築き上げてきたフォーマットなのです。

DaDa
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[20230119]

Zipper Catches Skin
(1998/07/14)

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82年のアルバムです。プロデュースはアリスクーパーとベーシストのエリック・スコットで、自分達によるプロデュースとなっています。しかし、薬物乱用時代であり、よくぞ自分達だけで作ろうと思ったなー、という感じです。レコーディング中にも隠れて摂取していましたので、誰にも文句を言われない環境にしたのでしょう。しかし、本格的にMTVの時代となり、PVが無いと売れないという時代になっているのに、いつも作っているPVが全く無いという作品になっています。これも乱用の故なのでしょう。

1. Zorro's Ascent
2. Make That Money (Scrooge's Song)
3. I Am The Future
4. No Baloney Homosapiens
5. Adaptable (Anything For You)
6. I Like Girls
7. Remarkable Insincere
8. Tag, You're It
9. I Better Be Good
10. I'm Alive (That Was The Day My Dead Pet Returned To Save My Life)

ニューウェイヴ感覚、パンクっぽいイメージでのハードロックを作り上げています。あまり派手な装飾をしないソリッドなハードロックです。しかし、時代はもうポストパンクの時代です。ここも見誤っています。PVは作っていませんが、I Am The Futureが処刑教室という映画に使われています。これはパンキッシュな暴力映画でした。未来なんか無いというロンドンパンクの謳い文句が連発された映画でしたので、この映画のイメージには合っていた作品になっています。

アリスらしい作品にはなっていますが、時代と逆行した事で、久しぶりにチャートインしなかったアルバムになってしまいました。PVなどにより顔を見なければもう過去の人になったように思われます。こんなに毎年アルバムを作っているのに、引退したみたいなイメージを受けます。装飾過多な80年代ポップスの時代が始まっているのに、時代を見誤った珍しい作品です。これも乱用故なのでしょう。だって彼にはこの頃の記憶が無いのですから。

Zorro's Ascent
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[20230118]

Special Forces
(1998/07/14)

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81年のアルバムです。今回のプロデュースはスリードッグナイトでお馴染みのRichard Podolorです。この起用のい意図は分かりませんが、前作よりもニューウェイヴ色が強く出たハードロックになっています。使われる音色はグラムロックを連想させるものになっていますが、ニューウェイヴなアレンジにより、気づかない人が多いと思います。アリスクーパーがグラム時代に使った事がない音ですが、グラムを代表する音色が使われています。

1. Who Do You Think We Are
2. Seven & Seven Is
3. Prettiest Cop On The Block
4. Don't Talk Old To Me
5. Generation Landslide '81 (Live)
6. Skeletons In The Closet
7. You Want It, You Got It
8. You Look Good In Rags
9. You're A Movie
10. Vicious Rumours

アリスクーパーはアルコール依存症でありましたが、この時期は薬物乱用時期であり、この作品から続く3作品は全く録音した記憶が無いそうです。それでもこんなにちゃんと歌えるんですね。そしてMTV時代になり、PVも沢山作っています。全米でケーブルテレビが張り巡らせて、音楽専用チャンネル、ロック専用チャンネルで24時間ロックのPVが流されるという状況はイギリスから来たミュージシャンも体験してPVの必要性を感じ取っていきます。

PVを作った曲はほとんどヒットします。黙っていても耳にしてしまうので、ラジオ並みに音楽が家庭に入り込んできます。日本ではケーブルテレビは今でも普及していませんが、PVを紹介する番組が増えて、さほどヒットしていない曲でも耳馴染みになっていたりしていました。だからこの時期の曲はほとんど聴いた事があると思います。ディスコもまだ流行っていて、ディスコでかけられる事を想定した12インチレコードが沢山作られました。雑食で飽食の時代でもありました。

Full Album
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[20230117]

Flush The Fashion
(1998/07/14)

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80年のアルバムです。今回はクィーンでお馴染みのRoy Thomas Bakerをプロデュースに迎え、シンセポップとハードロックをミックスさせたユニークな作品に仕上げています。時代の流れを敏感に読み取りながらも、自分なりの消化のさせ方をして、自分らしい表現になるように工夫しています。ニューウェイヴから80年代ポップスになっていく過程のようなサウンドになっています。

1. Talk Talk
2. Clones (We're All)
3. Pain
4. Leather Boots
5. Aspirin Damage
6. Nuclear Infected
7. Grim Facts
8. Model Citizen
9. Dance Yourself To Death
10. Headlines

やっと時代が彼に追いついてきて、MTVも始動し始めます。早くからPVを作っていた彼にとっては当たり前のような作業が必須の時代になっていきます。アナログシンセ、リズムマシーンと言った当時の流行のサウンドに、HR/HVの時代でもありますので、ハードロックなサウンドもミックスさせて、ポップな内容になっています。

とてもユニークな内容になっているのですが、このミクスチャー感覚は当時はまだ早すぎていて、もっとシンプルにストレートな表現だったら良かったのですが、いまいち話題になれませんでした。MTVもまだ話題だけで、本格的にはなっていませんので、時代が追いつくにはまだ少し先になっています。今だから評価出来ますが、かなり先を行っている内容になっていると思います。

Full Album
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[20230116]

全勝はいませんが、大関貴景勝がなんとか1敗で先頭となっています。後を追うのが2敗の豊昇龍と大栄翔です。どちらかというと、この二人の方が調子良さそうです。豊昇龍は横綱相撲が出来るようになっているので、後は取りこぼさなければ二桁以上は行くでしょう。大栄翔も以前の優勝した時くらいに調子良さそうですが、押し相撲は押し切れないと脆いので、当たり負けしない立会いを心がけるべきでしょう。

中日までの幕内上位の成績
貴景勝 7勝1敗
若隆景 4勝4敗
豊昇龍 6勝2敗
高安 1勝5敗3休
正代 2勝6敗
霧馬山 5勝3敗
琴ノ若 3勝5敗
明生 3勝5敗
若元春 4勝4敗
翔猿 3勝5敗
大栄翔 6勝2敗
御嶽海 3勝5敗
玉鷲 5勝3敗
阿炎 5勝3敗
翠富士 4勝4敗
錦富士 3勝5敗
佐田の海 2勝6敗


休場した隠岐の海は引退となりました。玉鷲は勝ち越す場所と勝ち越さない場所と明確に頑張り方が違うのですが、今場所は勝ち越す場所のようです。そうやって長らく現役を続けられてきました。調子良すぎて優勝した場所もありました。毎場所力を抜かなければ大関以上にはなれていたと思いますが、たまに気を抜くんですね。先場所二桁勝った王鵬はまだ1勝しか出来ていません。勝ち方を忘れているかのようです。こういう場所も経験して強くなってくれればいいですが、負け越す事に慣れるのだけはやめてほしいと思います。

中日幕内全取組

[20230115]

From The Inside
(1998/07/14)

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78年のアルバムです。プロデューサーにDavid Fosterを起用して、A.O.R.のようなシティーミュージックに仕上げています。以前より患っていたアルコール依存症により精神病院に入っていた事について歌われているコンセプトアルバムになっています。飲酒仲間のキースムーンに捧げられています。アナログ盤では見開きになっていたジャケットが懐かしいです。私が一番リアルタイムで聴いていた作品でもあります。

1. From The Inside
2. Wish I Were Born In Beverly Hills
3. The Quiet Room
4. Nurse Rozetta
5. Millie And Billie
6. Serious
7. How You Gonna See Me Now
8. For Veronica's Sake
9. Jacknife Johnny
10. Inmates (We're All Crazy)

David Fosterによるアレンジはディスコのようなシンプルなリズムにチョッパーベース、そしてTOTOのようなフュージョンポップなコード進行。ハードロックなサウンドもありますが、これまで以上にポップな作品になっています。Steve Lukatherも参加しています。作詞ではエルトンジョンの片腕だったBernie Taupinも加わっています。この辺も飲み中だったようです。

なので当時のニューヨークサウンドとL.A.サウンドが混じりあったようなA.O.R.サウンドにより、新たなエンターティナーとしての世界を確立させています。この辺の作品がもっとヒットしていれば、キング・オブ・ポップの称号は彼のものであった事でしょう。それほど当時のアメリカのショービジネスの基本形を確立させた存在でありました。いきなりDavid Fosterを起用するあたりのセンスも見事な手腕です。

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[20230115]

Alice Cooper Goes To Hell
(1998/07/14)

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77年のアルバムです。珍しいくらいにハードロックな内容になっています。アメリカで生まれたニューヨークパンクも登場していきている頃ですし、まだまだ第二期ハードロックブームも健在でしたので、その辺にインスパイアされたのか、それでもバラードのYou And Meとディスコ調のLove At Your Convenienceがシングルカットされ、MTVも無い時代にPVを製作してTVでアピールする手法を用いいています。この辺は先見の明があります。

1. It´s Hot Tonight
2. Lace And Whiskey
3. Road Rats
4. Damned If You Do
5. You And Me
6. King Of The Silver Screen
7. Ubangi Stomp
8. (No More) Love At Your Convenience
9. I Never Wrote Those Songs
10. My God

他の作品に比べると、それほど売れませんでしたが、ストレートなロックンロール作品になっていますので、結構好かれている作品でもあります。飲んだくれの架空の主人公を描いたコンセプトアルバムにもなっています。まるでエルトンジョンのようなバラードのYou And Meは70年代を代表するバラードの名曲です。当時の映画では、こうしたしっとりとした曲を流したりして男の哀愁を誘っていました。

ハードロックになっても曲はポップで親しみやすいというスタンスは変わらず、もっと世界的に成功していれば、マイケルジャクソンよりもキング・オブ・ポップと呼ばれていい人であります。アメリカのエンターティナーの礎を築いてきた人で間違いありませんから、もっと正当に評価されて然るべき人であります。PVでTVで曲をアピールするなんて発想をこの時期に定着させた功績は大きい。昔はPVを見たければフィルムコンサートに行かなければいけませんでした。それが家庭で楽しめるのです。それだけアイデアに溢れていた人だったのです。

It´s Hot Tonight
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[20230115]

SAMARQA59618949

「Body President / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ディープハウスなネオアコ フォークトロニカ https://t.co/H9EAiXO3Ye #eggsmu #nowplaying #rock #deephouse #soul #ballad #electronica @SAMARQA59618949
01-14 21:57


[20230114]

Alice Cooper Goes To Hell
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。時期的には第二期ハードロックブーム真っ只中であり、多くのバンドがアリスの影響を受けていたにもかかわらず、Alice Cooperはこのブームには乗っかりませんでした。あくまでも自分のスタイルを確立する為に我が道を進んでいます。悪魔的なイメージとミュージカルのような演劇的な演出、自分を演出する為のあらゆる手段が用いられています。

1. Go To Hell
2. You Gotta Dance
3. I'm The Coolest
4. Didn't We Meet
5. I Never Cry
6. Give The Kid A Break
7. Guilty
8. Wake Me Gently
9. Wish You Were Here
10. I'm Always Chasing Rainbows
11. Going Home

グラムロックの延長線上にあるとも思えますが、もっと猥雑でありながらもブロードウェイ的な表現もかましつつ、よりAlice Cooperというキャラクターを作り上げる事に心を砕いています。バラードの名曲I Never Cry は彼の飲酒問題について書かれたもので、アメリカンポップスのカバーI'm Always Chasing Rainbowsなど、バラエティーに富んだアルバムになっています。

スキャダラスな内容や見た目の派手さよりも、音楽的にはとても親しみやすく、まるで一つのショーを見ているような気分にさせてくれる仕掛けがちりばめられています。バンド時代からも、音楽的には全く暴力的なところは少なかったと思います。とても健全なロックンロールばかりで、音楽から悪魔的なイメージは受けないと思います。だから彼のショーには入り込み易く、入り込んだら魅了してやまない仕打ちが待ち構えています。

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[20230114]

Billion Dollar Babies
(1998/07/14)

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75年のアルバムです。ここからはボーカリストAlice Cooper のソロ作品となります。Stevenと言う子供の悪夢を紐解いていくコンセプトいアルバムとなっています。プロデューサには再びボブエズリンを起用してエンターテイメントで演劇的な展開に仕上げています。時はロッキーホラーショーというミュージカルがヒットしており、グラムロックの遺産的なイメージのショーに近い感じのビジュアルイメージも持っていました。

1. Welcome To My Nightmare
2. Devil's Food
3. The Black Widow
4. Some Folks
5. Only Women Bleed
6. Department Of Youth
7. Cold Ethyl
8. Years Ago
9. Steven
10. The Awakening
11. Escape

まだMTVなんて存在しない時代ですが、積極的にPVも作って映像としてのイメージ作りに取り組んでいます。それとは別にTVショーで全曲のイメージ映像を流すなど、視覚としてのロックショーという、それまでに無かった戦略を用いて、ソロとしても絶対的な存在として君臨していきます。もはやバンドであろうが、ソロであろうがどうでもいいくらいAlice CooperはAlice Cooperなのでありました。そして悪魔的なイメージもそのまま受け継いでいます。

こうした表現についてBob Ezrinは一番の理解者であり、バンド形態にこだわらない、オーケストレーションも使った劇的なアレンジを凝らしています。この悪魔的なイメージがよりポップで身近な存在として親しめる内容になっています。エンターティナーとしてのAlice Cooper、それはマイケルジャクソンよりも先んじている存在であり、彼を抜きにしてアメリカのショービジネスは語れません。

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[20230113]

Muscle Of Love
(1998/07/14)

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73年のアルバムです。女の子の名前のバンドAlice Cooperとしての最後のアルバムになります。リリース後に最後のコンサートを行い、バンドは解散しました。そしてAlice Cooperはソロ活動に入っていきます。プロデューサーがBob EzrinからJack Douglasに変更されています。エンジニアとしてPhil Ramoneもクレジットされています。次の時代を背負っていく精鋭が起用されています。この辺はAlice Cooperに先見の明があるようです。

1. Big Apple Dreamin' (Hippo)
2. Never Been Sold Before
3. Hard Hearted Alice
4. Crazy Little Child
5. Working Up A Sweat
6. Muscle Of Love
7. Man With The Golden Gun
8. Teenage Lament '74
9. Woman Machine

プロデューサーが変わった事で、これまでのようなギミックマジックよりも、ストレートなロック作品に仕上がっています。ドラマティックなアレンジはありますが、後に訪れるアメリカンハードロック、第二期ハードロックブームを予感させるような内容になっています。何と言ってもJack Douglasは後にエアロスミスなどの第二期ハードロックを作り出していく事になります。この頃の経験が活かされている思います。

これまでも007をパロッたアレンジがあったりしましたが、今回はMan With The Golden Gunで、新しい007の映画用に曲を作っていますが、実際には採用されませんでした。このようにバンド時代にもやりたい邦題やっていたので、ソロになる必要も無かったと思いますが、他のメンバーの都合によるものなのでしょう。グラムロック時代もここまでになりますから、この後は第二期ハードロックブーム時代を生きていく事になっていきます。

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[20230112]

Billion Dollar Babies
(1998/07/14)

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73年のアルバムです。アメリカでもイギリスでも1位を獲得した最大のヒット作品であります。正に絶頂期であり、暴力的で現在ではコンプライアンス的に問題になりそうな内容ではありますが、Alice Cooperの悪魔的なイメージとあいまって一番彼らを表現したような作品になり、音楽的な表現も見事にはまり、最大のヒット作として君臨しています。

1. Hello Hooray
2. Raped And Freezin'
3. Elected
4. Billion Dollar Babies
5. Unfinished Sweet
6. No More Mr. Nice Guy
7. Generation Landslide
8. Sick Things
9. Mary Ann
10. I Love The Dead

クーパーの最高傑作の一つというだけでなく、時代を超えた真のロック・クラシックスの一つであり続けていると評される歴史的名盤であり、Killerから続く、三大代表作となっています。グラムロック的でありますが、そのドラマティックな展開はデヴィッドボウイをもっとコマーシャルにしたような分かりやすさがあり、グラムロックが流行していないアメリカにおいて、唯一グラムスターとして認められる存在となりました。

デトロイトロックの代表的なMC5やストゥージズなどは解散して伝説となりましたが、Alice Cooper のエンターテイメント性は全米で受け入れられ、シングルヒットしたElectedの邦題はアリスは大統領でありました。このポップで分かりやすいハードロックはアメリカ的なのでありました。この悪魔的な成功が後のキッスを生み出しますし、戦後から続くアメリカの経済的な成長もまだまだうなぎ上りになっていきます。そんな時代を飾ってきた名盤であります。

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[20230111]

School's Out
(1998/07/14)

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72年のアルバムで、Alice Cooperの出世作、代表作品であります。グラムロック真っ盛りの追い風もあり、メーキャップしたAlice Cooperは正にグラムロックスターでありました。アルバムタイトル曲は最大のヒット曲となり、Bob Ezrinによるオーケストレーション、キーボードアレンジなどポップなギミック満載です。Gutter Cat Vs. The Jetsはウェストサイドストーリーをモチーフにした内容で、仕掛けたっぷりの内容になっています。

1. School's Out
2. Luney Tune
3. Gutter Cat Vs. The Jets
4. Street Fight
5. Blue Turk
6. My Stars
7. Public Animal #9
8. Alma Mater
9. Grande Finale

デヴィッドボウイのジギースターダストはグラムロックに一つの新しい感覚を与えました。コンセプトアルバムであり、物語があり、演劇的であり、ショー、エンターテインメントとしての息吹に溢れていました。そうした流れに、同じ感覚を持っていたAlice Cooperの創作意識にも刺激が与えられていたと思われます。なので、ハードロックとミュージカルなエンターテイメントのポップさ融合した内容になっています。

ライブステージでもより演劇的になり、時代の寵児となっていきます。オリジナルLPは学校の机を模して開閉できる変形ジャケットとなっており、また、紙製のパンティにレコードが包まれていました。続くBillion Dollar Babiesと共にAlice Cooper Band時代の代表作品であります。Bob Ezrinによるギミック好きもAlice Cooperのアイデアによるところが大きいと思います。ロックの歴史を語る上でも重要な歴史的な名盤であります。

School's Out
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