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[20230228]

Mud Rock Vol. 2
(1998/07/14)

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75年のセカンドアルバムです。前作と同じ布陣ですが、かなりマイルドなサウンドになっています。カバー曲も多く、50年代のドゥワップやロカビリー、ロックンロールのカバーによるオールディーズ大作戦になっています。ファーストアルバムが出る以前にはHypnosis、Dyna-mite、Tiger Feetの大ヒットシングルを出していますが、それをアルバムには収録しないでオールディーズに浸っているという不思議なバンドであります。

1. The Secrets That You Keep
2. Living Doll
3. One Night
4. Tallahassee Lassie
5. Let's Have A Party
6. Tobacco Road
7. Oh Boy
8. I Love How You Love Me
9. Hula Love
10. Diana

このアルバムの前にはLonely This Christmasというナンバーワンシングルヒットを出していますが、これもアルバムには収録しておらず、ベストアルバムを揃えるしかありません。ビートルズなどの時代にはシングルが大ヒットすると、みんな持っているらアルバムに入れない、みたいな風習がありました。80年代以降ではシングルヒットが入っているという謳い文句でアルバムを出していましたが、売り方が違っていますね。

オリジナルのシングルヒットも同じようなオールディーズ調の曲ですから、オリジナルとしてのありがたみは無いのですが、カバー曲を入れるより、印税は入ってくると思いますので、おかしな構成ですね。グラムロック音楽的なスタイルは決まったものはないのですが、あまりにも素直なオールディーズスタイルなので、これで盛り上がるというのもおかしな状況だったと思います。

The Secrets That You Keep
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[20230227]

Mud Rock
(1998/07/14)

Mud商品詳細を見る


グラムロックの代表選手Sweetの弟バンドとして74年にリリースされたファーストアルバムです。なので、グラムロックとしては後発になり、少し出遅れていますが、売り出そうとするプロダクションがしっかり出来ていたので、当時のイギリスでは結構売れています。日本ではあまり注目されませんでしたが、グラムスターとして英国では売り出されました。しかし、ルックスは結構なおっさんです。Sweet自体もゴリラ顔だけどキャーキャー言われていましたから、イギリスにおけるモテる顔って分からないものです。

1. Rocket
2. Do You Love Me / Sha La La La Lee
3. Running Bear
4. The Hippy Hippy Shake
5. Shake Rattle And Roll / See You Later Alligator
6. Dyna-Mite / The Cat Crept In / Tiger Feet (Medley)
7. The End Of The World
8. Blue Moon
9. In The Mood
10. Bye Bye Johnny

メンバーはリードギターのRob Davisを中心にリードボーカルでキーボードもたまに弾くLes Gray 、ドラムのDave Mount、ベースのRay Stilesの四人組です。プロデュースはNicky ChinnとMike Chapmanのコンビになります。ドゥワップ系のロックンロールをグラムロックにしていますから、かなり明るい陽気なロックンロールのオンパレードです。バンド紹介のいイントロダクションから始まり、メドレー形式になっています。曲間には聴衆が盛りがっているSEが入れられ、まるでテレビショーのような形式で構成されています。

グラム後発ながら、グラムロックであれば売れるような時代だったので、なんとか売れていますが、後発で出遅れていたバンドの多くが失敗していましたから、結構ラッキーなバンドだったと思います。ファッションもユニホームのように揃えているのがアイドルっぽかったのでしょう。デザイン的にはしょうもない格好していますが、いかにも熱狂されているかのような作りの作品なので、イカサマくさいグラムロックなバッタもんっぽくていい感じです。

Full Album
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[20230226]

As The River Flows
(1998/07/14)

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2015年のリリースされた作品です。Popstarというミュージカルに非公式に参加しており、その時の音源を集めたものになります。83年に亡くなる前の晩年はキャバレーやクラブでのディナーショーに出演して、新しい自分のスタイルを確立させようと試みていました。ミュージカルや場末のキャバレーミュージックのような音楽性は現役時代から垣間見得ていましたが、より具体化したようです。

1. Introduction
2. BJ Strobe
3. Time Sat On My Face
4. Mr. Strobe
5. I Can't Stand It
6. Dancing In Eternity
7. Gazette Intro
8. Love Spoils Everything
9. When It Comes To Love
10. Get On
11. Prelude To Heartbeat
12. Speak To Me, Baby
13. Ending Pt. 1
14. Ending Pt. 2 / Dancing In Eternity (Reprise)

A Rock 'N' Roll Fairy TaleというDVD付きの作品もあります。生前に残されていた音源、映像をなんとか集めてファンに提供しようとする試みはありがたい事です。もちろん金儲けになるからやっていただけるのですが、そう言う意味ではジミヘンの未発表音源の出し方も凄いですね。新作みたいに編集していますが、現役時代の輝きは期待できるものではありません。あくまでもファンが惜しんでくれる事が前提になります。

そして、正当な評価がなされないまま消えていった天才に、少しでも陽が当たる事を願うばかりです。知らないでロックを語る事は出来ますが、知らないままというのは損失でしかないでしょう。それだけの才能に溢れた青年の魅力を知らないというのは、後のロックの歴史を知る上でも損失でしかないでしょう。アメリカに、これほどグラムを体現したアーティストがいたという事実は、とても重要な出来事なのです。

Full Documentary
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[20230226]

As The River Flows
(1998/07/14)

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2014年にリリースされた作品です。Jobriathのカルトな人気によって、ファーストアルバム制作以前にレコーディングされていた音源を発掘して一つの作品としてリリースされました。既にミュージカル調の演劇的な表現になっています。まだボウイが頭角をあらわす前のレコーディングのはずですから、既に彼にはこのエンターテイメント的な表現のアイデアがあった事が証明されています。根っからのグラムの申し子だったんですね。

1. Amazing Dope Tales
2. Wildfire In Memphis
3. I'maman
4. Ducky Lullaby
5. Little Dreamer
6. So Long Miss Jagger
7. City Freak
8. Inside
9. As The River Flows
10. Duck Lullaby (Reprise)

まだデモ的な録音のようで、歌詞が完成しておらず、スキャットでごまかしている部分もあります。なので、これに肉ずけしていけば後のJobriathになる事は想像がつきます。ボウイの存在はヒントにはなったと思いますが、それ以前に彼には同じようなアイデアがあった事があり、それを具体化しようと努力位sていた事が分かります。グラムロックの時代が来なければ、陽の目を見なかった存在だったかもしれません。それだけ当時はゲイである事をカミングアウト出来るような状況ではありませんでした。ボウイがバイセクシャルである事をカミングアウトするまではタブーのような存在だったのです。

公表は出来ないが、同性愛は古くから密かに存在しており、それを大々的に公表出来るようになったのもグラムロックの社会現象の一つだったと言えるでしょう。そして、そうした人達にこれだけの才能が備わっていると言う存在は、彼らを肯定するに値するだけのものであったと言えます。胡散臭い、いかさま師のような存在のグラムロックではありましたが、彼らが社会に開けた風穴はとてつもなく大きなものであったと思います。そして音楽的にもいつになってもサイケと同じく心地よいものであります。そして色気があります。ロックのイメージそのものでもあり、彼らを抜きにしてはロックは語れません。

Amazing Dope Tales
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[20230226]

SAMARQA59618949

「Boyz & Girlz / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ブリットポップとシンセポップのミクスチャー https://t.co/6BS2o7tN54 #eggsmu #nowplaying #rock #Synthpop #Britpop #electronica @SAMARQA59618949
02-25 21:41


[20230225]

Pidgeon
(1998/07/14)

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Jobriathは正式には2枚のアルバムしか残していませんので、番外編も紹介します。JobriathことBruce Wayne CampbellがJobriath以前に在籍していたPidgeonの69年の唯一のアルバムです。サイケフォークなサウンドで、アートロックな内容になっています。この進化系が後のプログレになっていきますので、本来はプログレシンガーになっても良かったのですが、当時のマネージャーのアイデアでグラムロックスターに仕立てられていきます。

1. Of The Time When I Was Young
2. Milk And Honey
3. When She Arrives
4. Dark Bird
5. Irene
6. The Wind Blows Cold
7. Penny's Magic Bell
8. The Main Line
9. Springtime Girl
10. The Dancer
11. House On A Hill Among Trees

Jobriath Salisburyはボーカルとギターとキーボードを担当、別にリードシンガーのCheri Gageがおります。ドラムがBill Strong Smith、そして作詞がRichard T. Marshallの4人組となるのですが、構成を見てもわかるようにJobriath Salisburyがマルチ演奏をして支えていたバンドだった事が分かります。このころからずば抜けていた才能を見せつけてくれています。

アートロックのようでもありますが、曲の展開のドラマティックな表現はもうプログレそのものであります。69年にこの音楽性はもっと高く評価されるべきものであると思います。さほど売れなかったので、注目度が低かったというのもありますが、アメリカにおいて、これだけの作品が作られているというのは驚きです。ストリングスアレンジもあったり、かなり金もかけられていると思います。後のJobriathでのイメージが大きいですが、才能の塊のような人だった事が分かります。

Full Album
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[20230225]

Creatures Of The Street
(1998/07/14)

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74年のアルバムでJobriathとしては最後の作品になります。Jobriathとしては、正式にはこの2枚のアルバムしか残していません。どちらもEddie Kramerによるプロデュースになります。このアルバムはファーストでのセッションの残りから編集されていますが、ロッキーホラーショーのようなミュージカル的な演出がなされています。まさにグラムロックそのものな作品です。

1. Heartbeat
2. Dietrich / Fondyke (A Brief History Of Movie Music)
3. Street Corner Love
4. Ooh La La
5. Scumbag
6. Ecubyan
7. Good Time
8. Sister Sue
9. What A Pretty
10. Liten Up
11. Gone Tomorrow
12. Ooh La La (Reprise And Exit Music)

かなり大々的にお金をかけて売り出された人ではありましたが、その金額に見合うだけの成功は収めていません。しかし、後にMorrisseyやGary Numan、Mark Stewart、Pet Shop Boysなどが、彼からの影響を公表しており、これにより、廃盤だった、これまでの2枚のアルバムは再び世間に広められる事になりました。それどころか、それ以外の未発表作品なども日の目を浴びる事になります。ゲイである事を早くからカミングアウトしており、83年にはエイズにより亡くなっています。まさにグラムロックスターそのもののような人生でありました。

デヴィッドボウイがグラム時代にやろうとしていた、演劇的な、ロックミュージカルのようなパフォーマンスを再現しています。ボウイのグラム時代が短かったので、欲求不満なファンなら選択すべき作品であります。ファーストでのアウトテイクだけで作られているアルバムですが、この完成度の高さは何なんでしょう。有り余るほどの才能に満ち溢れていた事を証明しているような作品であります。イギリスにおけるグラムロック作品に負けないくらいのドラマティックな名盤です。

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[20230224]

Jobriath
(1998/07/14)

Jobriath商品詳細を見る


アメリカにおいて唯一グラムロックと呼ばれていたJobriathの73年のファーストアルバムです。アメリカでも完全にグラムロックの影響を受けていましたが、ほとんどがハードロックよ言う形で売られていました。レコード会社はグラムロックとは呼ばせなかったようです。なぜだかは分かりませんが、アメリカにおいてはまだ男が女の格好をするのはタブーだったのかもしれません。しかし、このバンドはハードロックではなく、完全にボウイのようなドラマティックでメランコリックなグラムロックそのものであり、エイリアンというキャラクターを演じていたJobriathことBruce Wayne Campbellの格好からしてグラムロックとして表現出来なかったバンドでした。

1. Take Me I'm Yours
2. Be Still
3. World Without End
4. Space Clown
5. Earthling
6. Movie Queen
7. I'maman
8. Inside
9. Morning Star Ship
10. Rock Of Ages
11. Blow Away

アメリカではそこそこ売れましたが、イギリスでは自分達の真似をする事を嫌うふしがあり、さほど注目されませんでした。しかし、ボウイファンなら聴く価値のあるバンドであります。元々はポップシンガーとして活動していたBruce Wayne Campbellでした。Pidgeonというバンドで69年にデビューしていますが、全く売れず、グラムロックの洗礼を受けてJobriathを結成して、一時的でしたが、注目を受けました。

もうボウイのジギースターダストそのものでありますから、ボウイファンなら楽しめると思います。宇宙人というキャクターを装って、衣装もそれらしい格好をして、中性的な雰囲気にして、ハードロックではない、メランコリックなポップロック。これではレコード会社もグラムロックとして売り出すしかありません。なので、唯一アメリカグラムロックスターとして認められました。

Take Me I'm Yours
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[20230223]

No Sweat
(1998/07/14)

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83年のアルバムで最後のアルバムになります。Brian JohnsonがAC/DCに加入した事により、新しくDave Ditchburnをボーカリストとして迎え入れましたが、彼もすぐに脱退、Rob Turnbullをボーカリストとして迎え入れ、David Stephensonをもう一人のギタリストとして迎え入れ、5人組で再出発しましたが、爆発的に売れたAC/DCに比べて惨敗だった事からか、バンドはこれにて解散となります。

1. No Sweat
2. This Time
3. Move Away
4. Time To Run
5. So You Lose Again
6. Rock & Roll
7. Oh No!
8. Hungry
9. We Make It Rock

Rob Turnbullは所謂当時の流行だったHM/HR的なボーカリストで、高音で歌っております。Vic MalcolmもAC/DC的な曲を作って対抗していますが、元々グラムロックバンドだった彼らに誰も期待しておらず、同じようなロックだったら若手のバンドを聴いていればいいわけですから、特にGeordieとしての特徴を示せず、選択肢から外されていきます。と言うか、Brian Johnsonがどこから来たかとかも気にしていませんでしたから、Geordieの株も大して上がらなかったのです。

ハードロックバンドとしての再起を模索していたようですが、重々しくなったAC/DCに比べて、何と軽い事か。Rob Turnbullはそこそこ歌える人ですが、ハードロック好きの私でさえも、この時期のHM/HRのバンドには全く興味を示しませんでしたから、様式美だけにこだわるハードロックで生き抜くには相当のプラスアルファが必要だったと思います。それが足りなかったのでしょう。

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[20230222]

No Good Woman/a>
(1998/07/14)

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78年のアルバムです。Brian Johnson 在籍時では最後の作品になっています。AC/DCへの加入の為、脱退しました。ので、全曲Brian Johnson ではなく、Dave Ditchburnというボーカリストを加入させての曲もありますが、このボーカリストもすぐにいなくなります。彼にとっても最後の作品になっています。

1. No Good Woman
2. Wonder Song
3. Going To The City
4. Rock 'N' Roll Fever
5. Ain't It A Shame
6. Give It All You Got
7. Show Business
8. You've Got It
9. Sweet Little Rock 'N' Roller
10. Victoria

Dave Ditchburnはそれほど高音で歌うタイプではないので、普通のハードロック作品になっています。AC/DCの中にいては普通に見えるBrian Johnsonでしたが、やはり、特別なシンガーだった事が分かります。こんなに高音で歌えるシンガーなんてそんなにいませんので、もっと高く評価されてもいいと思うのですが、AC/DC/にいてはキーが違うのか、声を潰したのか、無理して歌っているような印象があります。

Geordie時代には無理して歌ったている印象がありません。普通に高音で歌っています。Dave Ditchburnは普通に歌える人で、どちらかと言うといプログレ向きのボーカリストかもしれません。ベースとドラムも複数参加していますが、そこは単なるゲストのようです。より、ストレートなハードロックになっています。

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[20230221]

Save The World
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。もう完全にグラムロックブームは去っていった時期ですから、ハーッドロックバンドとして生き残ろうとしています。ナザレスあたりくらいのレベルくらいにはなっているでしょうか。かなり頑張っていると思います。ブラスアレンジを加えたり、エレキシタールを演奏したりと、ポップなアレンジも加えるようになっています。

1. Mama's Gonna Take You Home
2. She's A Teaser
3. Goodbye Love
4. I Cried Today
5. You Do This To Me
6. Save The World
7. Rocking Horse
8. Fire Queen
9. She's A Lady
10. Light In My Window
11. Ride On Baby
12. We're All Right Now

第二期ハードロックブームの時代になていますから、見習うべきはクィーンですが、タイプが違いますから、やはりナザレスあたりを参考にするべきなのかもしれません。日本では今ひとつの人気のナザレスではありましたが、英国ではそこそこの人気であります。第二期ではシンリジーも加えて、コンパクトなハードロックバンドはいくつかいました。もうグラム人気には甘えられませんから、ここまらは実力がモノを言う時期になっていきます。

I Cried Todayではレゲエに挑戦するなど、新しい一面を覗かせています。コンパクトだけでなく、ポップな側面を出そうとしています。曲作りもVic Malcolmだけでなく、バンド全員で手がけるなど、新しい側面を出そうと頑張っています。プロデュースにも、いつものRoberto DanovaとEllis Eliasに加えてStatus Quoなどを手がけていたPip Williamsも参加しています。アレンジも一辺倒な力技だけではない工夫を加えて、ポップロックにも対応しています。

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[20230220]

Don't Be Fooled By The Name
(1998/07/14)

Geordie商品詳細を見る


74年のアルバムです。彼らの代表作とも言えるくらい一番売れた作品になります。ほとんどの曲を書いているはギターのVic Malcolmですが、House Of The Rising Sunは超有名なカバー曲になっています。アルバムジャケットはMick Rockによる写真になります。Mick Rockは多くのグラムロックミュージシャンを撮影しています。

1. Goin' Down
2. House Of The Rising Sun
3. So What
4. Mercenary Man
5. Ten Feet Tall
6. Got To Know
7. Little Boy
8. Look At Me

グラムロック熱も納まりつつある時期でもあり、グラムロックというより、第二期ハードロックブームに近いスタイルになっているように感じます。それでもグラムロックバンドとしてやっと売れだした頃でもあり、ステージ上では派手な格好をするようになっています。Brian Johnsonは叫びまくります。高音で歌わなくてもいいのがグラムロックでもありましたが、明らかにハードロック志向であった事が分かります。

AC/DCのようなストレートなブギスタイルのロックンロールではなくなり、やたらと変化のあるアレンジで工夫はしていますが、ハードロックバンドに成りきれない演奏力がグラムロックバンドの辛いところであります。迫力不足というか、もっとダイナミックに展開したかったのでしょうが、そこまで持っていく発想力と持続力が足りなかったように思います。でもグラムロックなら、これで許されるのです。こういう中堅タイプのコンパクトなハードロックバンドがこの頃は沢山いましたが、今でも記憶されているんバンドは少ないと思います。

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[20230220]

SAMARQA59618949

「Heart Shaped Skyshell / SAMARQAND」をEggsで聴こう。 ブリットポップの進化系エレクトロニカhttps://t.co/V6kCalBjPa #eggsmu #nowplaying #rock #Britpop #Electronica #synthpop @SAMARQA59618949
02-19 21:44


[20230219]

Hope You Like It
(1998/07/14)

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Geordie の73年のファーストアルバムです。グラムロックブームから少し遅れてのデビューとなりました。知名度も低いと思いますが、リードボーカルのBrian Johnsonが後のAC/DCの2代目ボーカリストになりますから、元いたバンドとしての価値はあります。曲の作り方も歌詞の書き方もAC/DCが影響を受けていたのがよくわかると思います。なのでBon Scott亡き後のAC/DCへの加入も彼しか後釜はいなかったと思っていたのでしょう。

1. Keep On Rockin'
2. Give You Till Monday
3. Hope You Like It
4. Don't Do That
5. All Because Of You
6. Old Time Rocker
7. Oh Lord
8. Natural Born Loser
9. Strange Man
10. Ain't It Just Like A Woman
11. Geordie's Lost His Liggy

メンバーはリードボーカルのBrian Johnsonを中心に、ベースのTom Hill、ドラムのBrian Gibson、ギターのVic Malcolmの四人組です。Vic Malcolmがほとんどの曲を書いています。ルックスは野暮ったい男どもで、グラムロックと呼ぶにはむさ苦しい感じですが、曲調はブギスタイルのロックンロールであり、グラムロックそのものであります。売り方もグラムロックとして売らないと売れない時代でしたから、この時代にコンパクトなハードロックしか演奏出来なかったら即グラムロック扱いされています。

このシンプルさ、リズムを丁寧に演奏する感じはAC/DCそのものであり、歌詞の薄っぺらさも初期のAC/DCっぽい感じであります。Brian Johnsonは無理して高音で歌っているイメージがあるのですが、このバンドにいる頃は自然に高音で歌えていますね。こういうルックスに無頓着なバンドは男子に受けていたと思います。

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[20230219]

Fingers Crossed
(1998/07/14)

Ian Hunter & The Rant Band商品詳細を見る


2016年のアルバムで現在までの最新作になります。バンドとしては2作目ですが、それ以前のソロ作品でもいくつも作品作りをしてきた仲間達ですから、コンビネーションは抜群です。カントリーフォークだけじゃなく、ロックンロールも多くなっていますし、Dandyでは久々のブリットポップでMott the Hoopleを彷彿とさせる、これぞ Ian Hunter 節が聴けます。

1. That's When The Trouble Starts
2. Dandy
3. Ghosts
4. Fingers Crossed
5. White House
6. Bow Street Runners
7. Morpheus
8. Stranded In Reality
9. You Can't Live In The Past
10. Long Time

この年にDavid Bowieが亡くなっていますので、DandyはDavid Bowieに捧げられたのかもしれません。グラムロックスターも晩年はしゃがれていきますが、David Bowieは最後まで挑戦者でした。常に変化して新しい装備を身につけていました。Ian Hunterは時代の革新者ではありませんでしたが、その時代を共に過ごしてきました。そして、年老いてナチュラルに自分を表現出来るようになっています。

サングラスしないと誰だか分からなくなるので、ずっとサングラスしていますが、もう化粧も派手な衣装もする必要がなく、裸のままのおじさんが、裸のままの歌を歌っています。同じように年取ってきたファンでも楽しめる音楽だと思います。若い人でも楽しめるなら、それは素晴らしい事です。最新のヒットチャートで流れている音楽には無い魅力がわかってくれると嬉しいです。何も身構えていない少年のままのおっさんが歌っています。

That's When The Trouble Starts
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[20230218]

When I'm President
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。ここからはソロ名義ではなく、Ian Hunter & The Rant Bandとしてバンドでの活動になっていきます。メンツもこれまでのレコーディングメンバーなので、何にも変わらないのですが、ライブでもいつも同じメンバーで演奏しているので、バンドとして定着させるようにしたのでしょう。

1. Comfortable (Flyin' Scotsman)
2. Fatally Flawed
3. When I'm President
4. What For
5. Black Tears
6. Saint
7. Just The Way You Look Tonight
8. Wild Bunch
9. Ta Shunka Witco (Crazy Horse)
10. I Don't Know What You Want
11. Life

メンバーはギターとプロデュースのAndy Yorkを中心にドラムがSteve Holley、ベースがPaul Page、ギターがMark BoschとJames Mastro、キーボードがAndy Burtonで、これまでのソロ作品での布陣とほぼ同じです。カントリーフォーク系ではありますが、バンドになってからはロックンロールが多くなっています。バンド全員で一つになっていこうとするエネルギーをもって若返ろうとしているのでしょうか。

ソロとしての限界も感じていたのかもしれません。バンドとなってからは精力的に活動するようになりました。オールドウェイヴだとしても、もはや誰も古臭いとは言わなくなっています。ニューウェイヴ自体ももはや古臭いのです。新しい音楽スタイルが生まれてこない以上、古いも新しいもないのです。やりたい音楽をやって、それがカッコよければそれでいいのです。燻し銀のイアンハンター。それでもまだまだ若い。

Comfortable (Flyin' Scotsman)
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[20230218]

Man Overboard
(1998/07/14)

Ian Hunter 商品詳細を見る


2009年のアルバムです。ソロ名義としてはこれが最新作になります。これ以降はThe Rant Bandを率いていくことになるのですが、このバンドがほぼこのセッションにおけるメンバーで構成されていて、プロデュースもAndy Yorkとのコラボレートになっているので、ほぼ内容は変わりないのですが、このセッションがかなり気に入って、ついにバンドとして定着するということになります。

1. The Great Escape
2. Arms And Legs
3. Up And Running
4. Man Overboard
5. Babylon Blues
6. The Girl From The Office
7. Flowers
8. These Feelings
9. Win It All
10. Way With Words
11. The River Of Tears

年取ってからの作風はもうカントリーフォークロック一辺倒になっています。国境を越える男を題材にしたコンセプトアルバムのような内容になっていますが、The River Of Tearsの川を越えるあたりは、あしたのジョーの泪橋を渡ったら戻ってこれないみたいな世界観なのでしょうか。もうずっとアメリカで制作活動していうrので、いまさらだと思いますが、スティングのイングリッシュマンインニューヨークのように、英国の人にとって自分はエイリアンだとアメリカでは感じやすいのでしょう。

同じ英語圏でも訛り方が違うアメリカでの生活は特殊に感じるのかもしれません。それでもイギリスにおいては昔からアメリカから輸入されていくる音楽に影響され、憧れていました。特に黒人音楽は革命的に衝撃的だったようで、まだ差別が薄いイギリスにおいて黒人音楽は憧れの存在で、モッズは黒人音楽を愛聴する事がステータスとなっています。カントリー、フォークもイギリスからアメリカに流れていった音楽ですが、逆輸入みたいに憧れていたのでありましょう。とても活き活きとした演奏になっています。

The Great Escape
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[20230217]

Shrunken Heads
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。6年ぶりの作品ですが、前作同様Andy Yorkとのコラボレートプロデュースになっています。このプロジェクトが後にThe Rant Bandになっていきますが、もうこの時点でバンドを名乗ってもいいくらいです。前作以上に渋くなっていて、カントリーフォークロックを少しばかり洗練させた内容になっています。

1. Words (Big Mouth)
2. Fuss About Nothin'
3. When The World Was Round
4. Brainwashed
5. Shrunken Heads
6. Soul Of America
7. How's Your House
8. Guiding Light
9. Stretch
10. I Am What I Hated When I Was Young
11. Read 'em 'n' Weep

モットもデビュー当時はフォークロックっぽい事をやっていましたから、彼の根幹にフォークロックがあるのだと思います。当時はボブディランに影響を受けていましたが、その後、ディランに影響を受けたスプリングスティーンのようなストリートロックにも影響を受けています。だから、活動の場をアメリカに向けたのはいいと思いますが、イギリスでもパブロックはカントリーフォークロックの影響を受けていますので、別にイギリスで活動して問題ないと思います。

忘れた頃に作品をリリースしていますが、この時期なると現役のミュージシャンでも平気で長いインターバルをとたりして、レコード会社の縛りがない限り、精力的に音楽活動する人が減っているように思えます。才能が有り余るような天才がいなくなっているのでしょう。才能がある人にチャンスが回ってこない限り、このシーンの鈍化も治らないでしょうし、恐ろしい時代に生きております。

Words (Big Mouth)
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[20230216]

Rant
(1998/07/14)

Ian Hunter 商品詳細を見る


2001年のアルバムです。5年ぶりの作品であり、それだけ時間をかけているだけの内容の濃い作品に仕上がっています。プロデュースはAndy YorkとIan Hunterで、アメリカでのレコーディングですが、曲の作り方がこれまでとは全く違っています。とても洗練されていますし、巧みになっています。作曲の仕方を誰かに学んだのか、と思えるほど、これまでの中でもピカイチの出来上がりになっています。

1. Ripoff
2. Good Samaritan
3. Death Of A Nation
4. Purgatory
5. American Spy
6. Dead Man Walkin' (Eastenders)
7. Wash Us Away
8. Morons
9. Soap 'n' Water
10. Knees Of My Heart
11. No One
12. Still Love Rock And Roll

後にThe Rant Bandとして活動するほど、この時のセッションを気にっているようで、この時のメンバーでバンドをこさえていきます。まだどこかに80年代を引きずっているようなアレンジが見え隠れしているのですが、90年代を間に挟んでいる事によって、かなりひねってきて、最終的にポップにまとめ上げるという巧みな仕上がりになっています。なので、普通にロックンロールな曲でもとても良くできています。

年相応な歌い方であり、いいテンポ具合であるというのもポイントで、激しいだけのロックンロールとは違ったインテリジェントを感じます。あるでボウイのブレインが後ろに隠れているのか、と思えるほどですが、全てIan Hunterが一人で書き上げています。流行などあってないようなものになってきた2001年以降ですから、何をやっても正解なのです。だから信念を持って自分の道を突き進むものが勝利者なのです。

Ripoff
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[20230215]

The Artful Dodger
(1998/07/14)

Ian Hunter 商品詳細を見る


96年のアルバムです。プロデューサーはBjörn Nessjöで、ロックンロールばかりやっていた頃とは違う、バラードが多めの年相応な渋目の楽曲が多くなっています。オルタナには全く反応していません。ブレイクビーツ的なドラムパターンに曲をつけるなど、作曲の仕方にも変化が見られます。声もだいぶしゃがれてきています。

1. Too Much
2. Now Is The Time
3. Something To Believe In
4. Resurrection Mary
5. Walk On Water
6. 23A, Swan Hill
7. Michael Picasso
8. Open My Eyes
9. The Artful Dodger
10. Skeletons (In Your Closet)
11. Still The Same

過去の栄光にすがらない、現在の自分に向き合った内容になっていると思います。元々フォークロックをやっていましたので、それがいつしかストリートロックなり、吟遊詩人のようなモダンなアレンジでのフォークロックに落ち着いています。歌い方もディランっぽい感じに戻っています。これはデビュー当時の歌い方です。声もしゃがれてきて、様になるようになっています。

ただ、アレンジはどんなに新しい感じにしても、オールドウェイヴな感覚は誤魔化しようがありません。年相応の方が、ファンも同じように年を取っているのだし、しっくりくると思います。もうヒットチャートに返り咲こうなんて思わない事です。ヒットチャートに良質な音楽があるとは限らないのですから。ただひたすら良い音楽を作っていく。そうじゃなければ新作を出す意味なんてないと思うのです。ただ、契約があるから新作を作ると言うような立場でもないと思います。

Too Much
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[20230214]

Dirty Laundry
(1998/07/14)

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95年のアルバムです。Mick Ronsonが亡くなった事で、活動から遠ざかっていたIan Hunterを元Hollywood BratsのキーボーディストCasino Steel がIan HunterをAbbey Road Studioに招待して行われたスタジオセッションから作られています。Ian Hunter's Dirty Laundryというバンド名義でのリリースでしたが、この後まで続く事のないバンドだったので、ソロ作品の番外編みたいな扱いになっています。最初は数曲だけのレコーディングのつもりだったのが、最終的に12曲も収められています。

1. Dancing On The Moon
2. Another Fine Mess
3. Scars
4. Never Trust A Blonde
5. Psycho Girl
6. My Revolution
7. Good Girls
8. Red Letter Day
9. Invisible Strings
10. Everyone's A Fool
11. Junkee Love
12. The Other Man

80年代の装飾過多なアレンジから脱却する為にもバンド演奏でのアレンジは原点回帰になっています。しかし、オルタナの時代、あまりにもオールドウェイヴな演奏はほとんど話題にもなりませんでした。ロックンロールをどんなに新しい感覚で演奏しようとしても、ストーンズの真似事で終わるのが関の山になっています。骨の髄までオールドウェイヴな人なのです。

ともかく、これをきっかけに活動を再始動するようになったので、いいきっかけになっています。昔の大物バンドリバイバルなどが流行もしていたし、音楽でしかお金を稼いでこなかった人にとっては、音楽を続けていくしかないのです。音楽をまともな仕事だと思っていない人は、普通の仕事をこなしてもいいでしょう。しかし、一生音楽を作り続ける人生がどれほど高貴な事か、それは我が身だけが知る事であります。

Dancing On The Moon
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[20230214]

SAMARQA59618949

「Extraterrestre / SAMARQAND」をEggsで聴こう。ジャズ、フュージョンなプログレエレクトロ ロック https://t.co/rkjsODu2am #eggsmu #nowplaying #rock #Fusion #Progressiverock #jazzrock #electoronica @SAMARQA59618949
02-13 22:24


[20230213]

YUI Orta
(1998/07/14)

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89年のアルバムです。6年ぶりの作品であり、Ian Hunterのソロアルバムではありますが、Mick Ronsonとのコラボレート作品とされています。プロデュースはChicのBernard Edwardsで当時は時の人ですから、80年代らしいサウンドに仕上がっています。Ian Hunterのソロだと、ほとんどの曲をIan Hunterが書いていましたが、この作品ではMick Ronsonも曲作りから加わっていますから、コラボレートという形になっています。

1. American Music
2. The Loner
3. Womens Intuition
4. Cool
5. Big Time
6. Livin' In A Heart
7. Sons 'N' Lovers
8. Beg A Little Love
9. Tell It Like It Is
10. Sweet Dreamer

Mick Ronsonはこの時肝臓がんと診断されており、3年後に亡くなっていますから、記念すべき作品なのでありました。Mick Ronsonもソロ活動はしていましたが、この二人が一緒にステージに立つ姿をファンは望んでおり、ファンからは望まれていた共作ではありますが、80年代ポップスしすぎていて、本来ファンが望んでいたスタイルとは違っていると思います。流行を気にせずに、売り上げも気にせずにやりたい事をやっていたら、もっと評価は違っていたと思います。

レコード会社の意図は売れる事ですが、時が経ってから高く評価される作品もあります。それは時代の流れとは違う次元存在するような作品だった場合です。残念ながら、このアルバムは時代の流れに寄り添いすぎていて、そう言う内容にはなっていません。80年代ポップスがどれほど虚構の上に出来上がっていたかは、当時の人では認識出来ていなかったと思います。誰もが同じような音を作っていたからです。そしてそれにあがらうように誕生するのがオルタナなのでありました。

Full Album
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[20230212]

All Of The Good Ones Are Taken
(1998/07/14)

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83年のアルバムです。プロデューサーはMax Normanで、完全に80年代ポップスになっています。MTV用のPVも制作していて、ヒットチャートに入りそうな曲が作られていますが、この頃になると、Ian Hunterの新作が出来ても話題にならなくなってきます。もう過去の人になりかけていました。

1. All Of The Good Ones Are Taken
2. Every Step Of The Way
3. Fun
4. Speechless
5. Death 'n' Glory Boys
6. That Girl Is Rock 'n' Roll
7. Somethin's Goin' On
8. Captain Void 'n' The Video Jets
9. Seeing Double
10. All Of The Good Ones Are Taken

Dan Hartmanなどアメリカのヒットメーカーが揃っていますが、我々がイアンハンターに抱いているイメージとはかけ離れた内容になっている為、ヒットチャートには入ってきませんでした。それどころか、このアルバムの存在すらほとんどの人が知らないのではないでしょうか。サングラスを外したら意外にイケメンですが、誰?となります。曲もこれまでにないほどヒット狙いの作りであり、これではIan Hunterである必要もないと言うのが正直なところです。

PVにもっと力を入れていれば結果はわからなかったと思いますが、平均点な内容では注目されることもありませんでした。スレイドは再ブレイクを果たしましたが、イアンハンターだけの存在ではそこまでたどり着けませんでした。グラムスターとしての彼がどんなにイメージチェンジしても、それはニーズから外れていく事であり、時代に合わせるだけでは売れないと言うの厳しい現実を思い知る事になりました。

All Of The Good Ones Are Taken
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[20230212]

Short Back N' Sides
(1998/07/14)

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81年のアルバムです。ポストパンクの時代でもあり、ジャケットではショートカット、というかリーゼントにしているイアンハンターがいます。プロデュースにはThe ClashのギタリストであるMick Jonesが担当しています。Mott the Hoople時代からのファンである事を公言していましたが、ついにプロデュースまで買って出ました。ドラムにはTopper Headonも参加しています。Mick Ronsonも参加しており、Todd Rundgren やユートピアのRoger Powell も参加しています。

1. Central Park N' West
2. Lisa Likes Rock N' Roll
3. I Need Your Love
4. Old Records Never Die
5. Noises
6. Rain
7. Gun Control
8. Theatre Of The Absurd
9. Leave Me Alone
10. Keep On Burnin'

アメリカを意識したニューウェイヴっぽいアレンジの作品になっていますが、曲自体はスプリングスティーンを意識したストリートロック系であり、それを無理やり80年代ポップスにアレンジしています。余計なシンセやシンセパーカッションのおかずがあったり、80年代らしいです。Power StationやElectric Lady Studiosでレコーディングしていますが、80年代ならではのエフェクト処理により、どこのスタジオでも変わらないようなサウンドに仕上がっています。

80年代ポップスは82年以降に確立されていきますから、このサウンドはMick Jonesによるダブ系エフェクト処理の延長にあり、このサウンドは後の80年代ポップスと呼ばれるサウンドの原型になっている事が、このアルバムにより証明されています。81年にこのサウンドは結構先をいっているものだと思います。当時の持てる機器を駆使したアレンジなのでしょう。既に80年代ポップスに仕上がっています。

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[20230211]

You're Never Alone With A Schizophrenic
(1998/07/14)

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79年のアルバムです。再びニューヨークに赴き、The Power Stationでレコーディングされました。やはりストリートロック系をやりたかったようで、Bruce SpringsteenのE Street Bandをバックに起用しています。そして何よりのパートナーであるMick Ronsonとの共同プロデュースにより、イアンハンターらしい雰囲気のままストリートロックする事に成功しています。それによりアメリカでは一番の売り上げを記録しました。イギリスではまだパンクロックの嵐の中だったので、売り上げはそれほどではありませんでしたが、あの時期にしてはよく売れている作品だと思います。

1. Just Another Night
2. Wild East
3. Cleveland Rocks
4. Ships
5. When The Daylight Comes
6. Life After Death
7. Standin' In My Light
8. Bastard
9. The Outsider

エンジニアにはBob Clearmountainの名前がクレジットされています。この頃はまだ無名の時でしたが、徐々に名前を残すようになっています。イギリスではパンク以外は売れないと言われた時代でしたから、オールドウェイヴなミュージシャンはアメリカに亡命するようになっていきます。多くの大御所達がアメリカナイズされていき、生き延びようとしていました。なので、アメリカにターゲットを向けたこの作品は高い評価も受けます。

しかし、パンクロッカーの憧れでもある、兄貴としてのIan Hunterもまだ人気があり、イギリスでもそこそこ受け入れられている作品になっていると思います。特に彼とMick Ronsonが一緒にいる姿がファンの求めている姿でもあり、グラムロック残党としては一番成功している人じゃないでしょうか。日本での人気はいまいちかもしりませんが、英国では高い人気を誇っています。グラム感も感じさせながらのストリートロックは古臭さを全く感じさせません。

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[20230211]

Overnight Angels
(1998/07/14)

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77年のアルバムです。前作はニューヨークのフュージョンミュージシャンを揃えて洗練されたストリートロックアルバムで、新しさを感じさせるものでしたが、売り上げが伸びなかったので、ハードロック路線に戻してきました。同じくグラムロック残党だけど売れているクィーンを参考にしているのか、プロデュースにRoy Thomas Bakerを起用。クィーンとまではいきませんが、派手でドラマティックなハードロック作品となっています。

1. Golden Opportunity
2. Shallow Crystals
3. Overnight Angels
4. Broadway
5. Justice Of The Peace
6. (Miss) Silver Dime
7. Wild N' Free
8. The Ballad Of Little Star
9. To Love A Woman

オーストラリアではそこそこ売れましたが、イギリスとアメリカではマネージャーが解雇されていたので、マネージャーをつけないとサポートしないと言われ、そのままほっといていたらリリースされないままとなっていて、売り上げどころではなかった悲劇のアルバムとなってしまいました。後に逆輸入盤としてファンは手に入れる事になります。ハードロックなアレンジもイアンハンターは気に入らず、このアルバムはイアンハンターにとっては無かった事になっています。

グラムロック時代のドラマティックな雰囲気と、第二期ハードロックのコンパクトさが反映された内容になっていて、ファンにとっては悪く無い内容であり、これを無かった事にされるとファンも困りますが、ライブでもあまり再現されない楽曲ばかりであります。クィーンはハードロック以外の部分で人気が広まったと思いますし、ハードロックの部分ばかり真似していてもいいものは出来ないでしょう。しかし、ファンからは結構好かれている作品であります。

Golden Opportunity
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[20230210]

All American Alien Boy
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。ミックロンソンは契約上の問題で参加していません。イアンハンター一人でのプロデュースになっています。ニューヨークはElectric Lady Studiosにてのレコーディングになっており、Aynsley Dunbar やJaco Pastorius、David Sanborn、Cornell Dupreeなどジャズ系、フュージョン系のミュージシャンが参加しています。You Nearly Did Me Inではクィーンのメンバーも参加しています。

1. Letter To Britannia From The Union Jack
2. All American Alien Boy
3. Irene Wilde
4. Restless Youth
5. Rape
6. You Nearly Did Me In
7. Apathy 83
8. God (Take I)

フォークロックもフュージョン系のミュージシャンが演奏する事により洗練されて、70年代中頃にはストリートロックとなっていきます。分かりやすいところではブルーススプリングスティーンなどがその代表です。このアルバムではギターよりもChris Stainton によるキーボードプレイが中心となっていますが、まだまだ70年代ですから、ギターアレンジもたっぷり入っています。

ストリートロックを意識してアメリカでのレコーディングで、脱グラムロックを心がけています。それでもIan Hunterらしさと言うのを損なわずにイメージチェンジに成功しています。ミックロンソンが参加していたら、もっと違う形になっていた事でしょう。アルバムタイトルは当時アメリカで人気があったRick DerringerのAll American Boyを文字ったものになります。そのアンサーソングとなるLetter To Britannia From The Union Jackで始まります。ユーモアとポップセンスで溢れた秀作となっています。

Full Album
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[20230209]

Ian Hunter
(1998/07/14)

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Mott the Hoopleを脱退したIan Hunterはソロ活動を始めて、75年にリリースされたファーストアルバムになります。後を追うように脱退したMick Ronsonと二人三脚で、共同プロデュースしています。ボウイよりも意気投合して、二人でのコンビネーションで、Mott the Hoopleの音楽性を引き継いだのはMottではなく、こちらでした。Mott the Hoopleの勢いのまま、ソロでも成功していきます。

1. Once Bitten, Twice Shy
2. Who Do You Love
3. Lounge Lizard
4. Boy
5. 3,000 Miles Away From Here
6. The Truth, The Whole Truth And Nothing But The Truth
7. It Ain't Easy When You Fall
8. Shades Off
9. I Get So Excited

もうグラムロックの時代ではありませんが、グラムロックの頃の曲作りを継続して、ファンを歓喜させました。イエローモンキーはデヴィッドボウイへの追求がし過ぎて、イアンハンター、ミックロンソンもそのカバー範囲としていました。グロムロック時代のボウイで物足りなかったら、イアンハンターのソロ作品もお勧めです。ドラムには、後にForeignerに参加するDennis Elliottがいます。イギリスの名うてのミュージシャンを揃えています。

Mick Ronsonはグラム時代のボウイの片腕として有名ですが、イアンハンターとの相性の方が良かったみたいで、持てる力を存分に降り注いでおります。Mick Ronsonこそがグラムロックの象徴だったようにも思えます。彼自身もソロ活動を始めますが、若くして亡くなっています。Mott the Hoopleよりもフォークロックな雰囲気がありますが、ボブディランとは違った雰囲気のフォークロックであり、70年代らしいロックアレンジも心地よいです。

Once Bitten, Twice Shy
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[20230208]

Trouble With Women
(1998/07/14)

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78年の録音されていた彼らのセカンドアルバム、しかし、リリースされる前にバンドは解散となってしまいます。しかし、ポストパンクの時代となり、80年にリリースされる事になりました。バンドはもう存在していない状態ですが、レコード会社は金になればなんでもやるものです。しかし、それでも売り上げは散々なものでした。

1. Trouble With Women
2. Any Port In A Storm
3. Lady Don't Fall Backwards
4. High Noon
5. Lay Down Your Love
6. Waves Of Love
7. Electric Chair
8. Won't You Give Him One (More Chance)

ポストパンクでニューウェイヴ、テクノポップの時代となります。アメリカ進出を考えていた彼らもシンセやシンセドラムなどを使って、ニューウェイヴっぽい事をやっていますが、その前にフォリナーの真似事みたいになっているので、表現が中途半端だったのだと思います。元Mott the Hoopleという肩書きが余計敷居を高くしてしまっているので、半端な内容では満足してもらえなくなっているのです。

流石に時代の流れには乗り切れず、バンドは解散。グラムロック残党には厳しい時代となっていきますが、ニューロマンティックというポストグラムの流れも生まれ、ビジュアル系は脈々と受け継がれていきます。イケメン好きな女子は万国共通であり、綺麗な男性は売れる要素の一つでもあります。それ以上の音楽性があるならいいですが、才能がないのならビジュアルだけでも磨かないとと言う事であります。後は周りのスタッフがお膳立てしてくれますので、イケメンでもなく、音楽的な才能がなければ生き残っていけない世界なのです。

Trouble With Women
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