1. The Secrets That You Keep 2. Living Doll 3. One Night 4. Tallahassee Lassie 5. Let's Have A Party 6. Tobacco Road 7. Oh Boy 8. I Love How You Love Me 9. Hula Love 10. Diana
このアルバムの前にはLonely This Christmasというナンバーワンシングルヒットを出していますが、これもアルバムには収録しておらず、ベストアルバムを揃えるしかありません。ビートルズなどの時代にはシングルが大ヒットすると、みんな持っているらアルバムに入れない、みたいな風習がありました。80年代以降ではシングルヒットが入っているという謳い文句でアルバムを出していましたが、売り方が違っていますね。
1. Rocket 2. Do You Love Me / Sha La La La Lee 3. Running Bear 4. The Hippy Hippy Shake 5. Shake Rattle And Roll / See You Later Alligator 6. Dyna-Mite / The Cat Crept In / Tiger Feet (Medley) 7. The End Of The World 8. Blue Moon 9. In The Mood 10. Bye Bye Johnny
1. Introduction 2. BJ Strobe 3. Time Sat On My Face 4. Mr. Strobe 5. I Can't Stand It 6. Dancing In Eternity 7. Gazette Intro 8. Love Spoils Everything 9. When It Comes To Love 10. Get On 11. Prelude To Heartbeat 12. Speak To Me, Baby 13. Ending Pt. 1 14. Ending Pt. 2 / Dancing In Eternity (Reprise)
A Rock 'N' Roll Fairy TaleというDVD付きの作品もあります。生前に残されていた音源、映像をなんとか集めてファンに提供しようとする試みはありがたい事です。もちろん金儲けになるからやっていただけるのですが、そう言う意味ではジミヘンの未発表音源の出し方も凄いですね。新作みたいに編集していますが、現役時代の輝きは期待できるものではありません。あくまでもファンが惜しんでくれる事が前提になります。
1. Amazing Dope Tales 2. Wildfire In Memphis 3. I'maman 4. Ducky Lullaby 5. Little Dreamer 6. So Long Miss Jagger 7. City Freak 8. Inside 9. As The River Flows 10. Duck Lullaby (Reprise)
Jobriathは正式には2枚のアルバムしか残していませんので、番外編も紹介します。JobriathことBruce Wayne CampbellがJobriath以前に在籍していたPidgeonの69年の唯一のアルバムです。サイケフォークなサウンドで、アートロックな内容になっています。この進化系が後のプログレになっていきますので、本来はプログレシンガーになっても良かったのですが、当時のマネージャーのアイデアでグラムロックスターに仕立てられていきます。
1. Of The Time When I Was Young 2. Milk And Honey 3. When She Arrives 4. Dark Bird 5. Irene 6. The Wind Blows Cold 7. Penny's Magic Bell 8. The Main Line 9. Springtime Girl 10. The Dancer 11. House On A Hill Among Trees
Jobriath Salisburyはボーカルとギターとキーボードを担当、別にリードシンガーのCheri Gageがおります。ドラムがBill Strong Smith、そして作詞がRichard T. Marshallの4人組となるのですが、構成を見てもわかるようにJobriath Salisburyがマルチ演奏をして支えていたバンドだった事が分かります。このころからずば抜けていた才能を見せつけてくれています。
1. Heartbeat 2. Dietrich / Fondyke (A Brief History Of Movie Music) 3. Street Corner Love 4. Ooh La La 5. Scumbag 6. Ecubyan 7. Good Time 8. Sister Sue 9. What A Pretty 10. Liten Up 11. Gone Tomorrow 12. Ooh La La (Reprise And Exit Music)
アメリカにおいて唯一グラムロックと呼ばれていたJobriathの73年のファーストアルバムです。アメリカでも完全にグラムロックの影響を受けていましたが、ほとんどがハードロックよ言う形で売られていました。レコード会社はグラムロックとは呼ばせなかったようです。なぜだかは分かりませんが、アメリカにおいてはまだ男が女の格好をするのはタブーだったのかもしれません。しかし、このバンドはハードロックではなく、完全にボウイのようなドラマティックでメランコリックなグラムロックそのものであり、エイリアンというキャラクターを演じていたJobriathことBruce Wayne Campbellの格好からしてグラムロックとして表現出来なかったバンドでした。
1. Take Me I'm Yours 2. Be Still 3. World Without End 4. Space Clown 5. Earthling 6. Movie Queen 7. I'maman 8. Inside 9. Morning Star Ship 10. Rock Of Ages 11. Blow Away
アメリカではそこそこ売れましたが、イギリスでは自分達の真似をする事を嫌うふしがあり、さほど注目されませんでした。しかし、ボウイファンなら聴く価値のあるバンドであります。元々はポップシンガーとして活動していたBruce Wayne Campbellでした。Pidgeonというバンドで69年にデビューしていますが、全く売れず、グラムロックの洗礼を受けてJobriathを結成して、一時的でしたが、注目を受けました。
1. No Sweat 2. This Time 3. Move Away 4. Time To Run 5. So You Lose Again 6. Rock & Roll 7. Oh No! 8. Hungry 9. We Make It Rock
Rob Turnbullは所謂当時の流行だったHM/HR的なボーカリストで、高音で歌っております。Vic MalcolmもAC/DC的な曲を作って対抗していますが、元々グラムロックバンドだった彼らに誰も期待しておらず、同じようなロックだったら若手のバンドを聴いていればいいわけですから、特にGeordieとしての特徴を示せず、選択肢から外されていきます。と言うか、Brian Johnsonがどこから来たかとかも気にしていませんでしたから、Geordieの株も大して上がらなかったのです。
78年のアルバムです。Brian Johnson 在籍時では最後の作品になっています。AC/DCへの加入の為、脱退しました。ので、全曲Brian Johnson ではなく、Dave Ditchburnというボーカリストを加入させての曲もありますが、このボーカリストもすぐにいなくなります。彼にとっても最後の作品になっています。
1. No Good Woman 2. Wonder Song 3. Going To The City 4. Rock 'N' Roll Fever 5. Ain't It A Shame 6. Give It All You Got 7. Show Business 8. You've Got It 9. Sweet Little Rock 'N' Roller 10. Victoria
Dave Ditchburnはそれほど高音で歌うタイプではないので、普通のハードロック作品になっています。AC/DCの中にいては普通に見えるBrian Johnsonでしたが、やはり、特別なシンガーだった事が分かります。こんなに高音で歌えるシンガーなんてそんなにいませんので、もっと高く評価されてもいいと思うのですが、AC/DC/にいてはキーが違うのか、声を潰したのか、無理して歌っているような印象があります。
1. Mama's Gonna Take You Home 2. She's A Teaser 3. Goodbye Love 4. I Cried Today 5. You Do This To Me 6. Save The World 7. Rocking Horse 8. Fire Queen 9. She's A Lady 10. Light In My Window 11. Ride On Baby 12. We're All Right Now
74年のアルバムです。彼らの代表作とも言えるくらい一番売れた作品になります。ほとんどの曲を書いているはギターのVic Malcolmですが、House Of The Rising Sunは超有名なカバー曲になっています。アルバムジャケットはMick Rockによる写真になります。Mick Rockは多くのグラムロックミュージシャンを撮影しています。
1. Goin' Down 2. House Of The Rising Sun 3. So What 4. Mercenary Man 5. Ten Feet Tall 6. Got To Know 7. Little Boy 8. Look At Me
1. Keep On Rockin' 2. Give You Till Monday 3. Hope You Like It 4. Don't Do That 5. All Because Of You 6. Old Time Rocker 7. Oh Lord 8. Natural Born Loser 9. Strange Man 10. Ain't It Just Like A Woman 11. Geordie's Lost His Liggy
2016年のアルバムで現在までの最新作になります。バンドとしては2作目ですが、それ以前のソロ作品でもいくつも作品作りをしてきた仲間達ですから、コンビネーションは抜群です。カントリーフォークだけじゃなく、ロックンロールも多くなっていますし、Dandyでは久々のブリットポップでMott the Hoopleを彷彿とさせる、これぞ Ian Hunter 節が聴けます。
1. That's When The Trouble Starts 2. Dandy 3. Ghosts 4. Fingers Crossed 5. White House 6. Bow Street Runners 7. Morpheus 8. Stranded In Reality 9. You Can't Live In The Past 10. Long Time
2012年のアルバムです。ここからはソロ名義ではなく、Ian Hunter & The Rant Bandとしてバンドでの活動になっていきます。メンツもこれまでのレコーディングメンバーなので、何にも変わらないのですが、ライブでもいつも同じメンバーで演奏しているので、バンドとして定着させるようにしたのでしょう。
1. Comfortable (Flyin' Scotsman) 2. Fatally Flawed 3. When I'm President 4. What For 5. Black Tears 6. Saint 7. Just The Way You Look Tonight 8. Wild Bunch 9. Ta Shunka Witco (Crazy Horse) 10. I Don't Know What You Want 11. Life
1. The Great Escape 2. Arms And Legs 3. Up And Running 4. Man Overboard 5. Babylon Blues 6. The Girl From The Office 7. Flowers 8. These Feelings 9. Win It All 10. Way With Words 11. The River Of Tears
年取ってからの作風はもうカントリーフォークロック一辺倒になっています。国境を越える男を題材にしたコンセプトアルバムのような内容になっていますが、The River Of Tearsの川を越えるあたりは、あしたのジョーの泪橋を渡ったら戻ってこれないみたいな世界観なのでしょうか。もうずっとアメリカで制作活動していうrので、いまさらだと思いますが、スティングのイングリッシュマンインニューヨークのように、英国の人にとって自分はエイリアンだとアメリカでは感じやすいのでしょう。
1. Words (Big Mouth) 2. Fuss About Nothin' 3. When The World Was Round 4. Brainwashed 5. Shrunken Heads 6. Soul Of America 7. How's Your House 8. Guiding Light 9. Stretch 10. I Am What I Hated When I Was Young 11. Read 'em 'n' Weep
1. Ripoff 2. Good Samaritan 3. Death Of A Nation 4. Purgatory 5. American Spy 6. Dead Man Walkin' (Eastenders) 7. Wash Us Away 8. Morons 9. Soap 'n' Water 10. Knees Of My Heart 11. No One 12. Still Love Rock And Roll
1. Too Much 2. Now Is The Time 3. Something To Believe In 4. Resurrection Mary 5. Walk On Water 6. 23A, Swan Hill 7. Michael Picasso 8. Open My Eyes 9. The Artful Dodger 10. Skeletons (In Your Closet) 11. Still The Same
1. Dancing On The Moon 2. Another Fine Mess 3. Scars 4. Never Trust A Blonde 5. Psycho Girl 6. My Revolution 7. Good Girls 8. Red Letter Day 9. Invisible Strings 10. Everyone's A Fool 11. Junkee Love 12. The Other Man
1. American Music 2. The Loner 3. Womens Intuition 4. Cool 5. Big Time 6. Livin' In A Heart 7. Sons 'N' Lovers 8. Beg A Little Love 9. Tell It Like It Is 10. Sweet Dreamer
1. All Of The Good Ones Are Taken 2. Every Step Of The Way 3. Fun 4. Speechless 5. Death 'n' Glory Boys 6. That Girl Is Rock 'n' Roll 7. Somethin's Goin' On 8. Captain Void 'n' The Video Jets 9. Seeing Double 10. All Of The Good Ones Are Taken
Dan Hartmanなどアメリカのヒットメーカーが揃っていますが、我々がイアンハンターに抱いているイメージとはかけ離れた内容になっている為、ヒットチャートには入ってきませんでした。それどころか、このアルバムの存在すらほとんどの人が知らないのではないでしょうか。サングラスを外したら意外にイケメンですが、誰?となります。曲もこれまでにないほどヒット狙いの作りであり、これではIan Hunterである必要もないと言うのが正直なところです。
1. Central Park N' West 2. Lisa Likes Rock N' Roll 3. I Need Your Love 4. Old Records Never Die 5. Noises 6. Rain 7. Gun Control 8. Theatre Of The Absurd 9. Leave Me Alone 10. Keep On Burnin'
アメリカを意識したニューウェイヴっぽいアレンジの作品になっていますが、曲自体はスプリングスティーンを意識したストリートロック系であり、それを無理やり80年代ポップスにアレンジしています。余計なシンセやシンセパーカッションのおかずがあったり、80年代らしいです。Power StationやElectric Lady Studiosでレコーディングしていますが、80年代ならではのエフェクト処理により、どこのスタジオでも変わらないようなサウンドに仕上がっています。
79年のアルバムです。再びニューヨークに赴き、The Power Stationでレコーディングされました。やはりストリートロック系をやりたかったようで、Bruce SpringsteenのE Street Bandをバックに起用しています。そして何よりのパートナーであるMick Ronsonとの共同プロデュースにより、イアンハンターらしい雰囲気のままストリートロックする事に成功しています。それによりアメリカでは一番の売り上げを記録しました。イギリスではまだパンクロックの嵐の中だったので、売り上げはそれほどではありませんでしたが、あの時期にしてはよく売れている作品だと思います。
1. Just Another Night 2. Wild East 3. Cleveland Rocks 4. Ships 5. When The Daylight Comes 6. Life After Death 7. Standin' In My Light 8. Bastard 9. The Outsider
77年のアルバムです。前作はニューヨークのフュージョンミュージシャンを揃えて洗練されたストリートロックアルバムで、新しさを感じさせるものでしたが、売り上げが伸びなかったので、ハードロック路線に戻してきました。同じくグラムロック残党だけど売れているクィーンを参考にしているのか、プロデュースにRoy Thomas Bakerを起用。クィーンとまではいきませんが、派手でドラマティックなハードロック作品となっています。
1. Golden Opportunity 2. Shallow Crystals 3. Overnight Angels 4. Broadway 5. Justice Of The Peace 6. (Miss) Silver Dime 7. Wild N' Free 8. The Ballad Of Little Star 9. To Love A Woman
76年のアルバムです。ミックロンソンは契約上の問題で参加していません。イアンハンター一人でのプロデュースになっています。ニューヨークはElectric Lady Studiosにてのレコーディングになっており、Aynsley Dunbar やJaco Pastorius、David Sanborn、Cornell Dupreeなどジャズ系、フュージョン系のミュージシャンが参加しています。You Nearly Did Me Inではクィーンのメンバーも参加しています。
1. Letter To Britannia From The Union Jack 2. All American Alien Boy 3. Irene Wilde 4. Restless Youth 5. Rape 6. You Nearly Did Me In 7. Apathy 83 8. God (Take I)
ストリートロックを意識してアメリカでのレコーディングで、脱グラムロックを心がけています。それでもIan Hunterらしさと言うのを損なわずにイメージチェンジに成功しています。ミックロンソンが参加していたら、もっと違う形になっていた事でしょう。アルバムタイトルは当時アメリカで人気があったRick DerringerのAll American Boyを文字ったものになります。そのアンサーソングとなるLetter To Britannia From The Union Jackで始まります。ユーモアとポップセンスで溢れた秀作となっています。
Mott the Hoopleを脱退したIan Hunterはソロ活動を始めて、75年にリリースされたファーストアルバムになります。後を追うように脱退したMick Ronsonと二人三脚で、共同プロデュースしています。ボウイよりも意気投合して、二人でのコンビネーションで、Mott the Hoopleの音楽性を引き継いだのはMottではなく、こちらでした。Mott the Hoopleの勢いのまま、ソロでも成功していきます。
1. Once Bitten, Twice Shy 2. Who Do You Love 3. Lounge Lizard 4. Boy 5. 3,000 Miles Away From Here 6. The Truth, The Whole Truth And Nothing But The Truth 7. It Ain't Easy When You Fall 8. Shades Off 9. I Get So Excited
Mick Ronsonはグラム時代のボウイの片腕として有名ですが、イアンハンターとの相性の方が良かったみたいで、持てる力を存分に降り注いでおります。Mick Ronsonこそがグラムロックの象徴だったようにも思えます。彼自身もソロ活動を始めますが、若くして亡くなっています。Mott the Hoopleよりもフォークロックな雰囲気がありますが、ボブディランとは違った雰囲気のフォークロックであり、70年代らしいロックアレンジも心地よいです。
1. Trouble With Women 2. Any Port In A Storm 3. Lady Don't Fall Backwards 4. High Noon 5. Lay Down Your Love 6. Waves Of Love 7. Electric Chair 8. Won't You Give Him One (More Chance)
ポストパンクでニューウェイヴ、テクノポップの時代となります。アメリカ進出を考えていた彼らもシンセやシンセドラムなどを使って、ニューウェイヴっぽい事をやっていますが、その前にフォリナーの真似事みたいになっているので、表現が中途半端だったのだと思います。元Mott the Hoopleという肩書きが余計敷居を高くしてしまっているので、半端な内容では満足してもらえなくなっているのです。