88年のアルバムです。フランクザッパのThe Mothers Of InventionのドラマーだったJimmy Carl Blackとのコラボレート作品になっています。しかもカバーアルバムで、ロックンロールやリズムアンドブルースのカバー曲を、ほとんどオーソドックスなアレンジでのカバーになっています。オーソドックスというか、このセッションバンドによるバンド演奏によるカバーです。
1. Fever 2. Monkey Walk 3. Unchain My Heart 4. Got My Mojo Working 5. Smokestack Lightning 6. Hound Dog 7. Help Me 8. The Right Time 9. Stand By Me 10. The Lord Is My Friend
カバー曲を歌うとなると、注目されるのは本来アレンジの妙でありますが、今回は奇抜なアレンジはありません。シンガーとしてのArthur Brownの力量が問われる内容になっています。Crazy World ofほどの演出はありませんが、かなりキャラクターを固めての演出による歌い方になっています。黒人シンガーになりきったり、かなりとぼけた感じで歌っていますが、おちゃらけている訳ではなく、どちらかといえば、誰かの物真似のような歌い方です。
本当に時代の最先端を目指していたのなら、もっと鋭利な音にもなっていたはずですが、前衛になる手前のポップな状態にとどまっていながらも、完全にポップソングに行かない、あくまでもクレイジーワールドの住人だと言わんばかりに、Arthur Brownを演じきっています。その為にシンセポップのテクノロジーを拝借しているような、彼なりのCrazy World of Arthur Brownの再構築を行なっているようです。
81年のアルバムです。Arthur Brownのソロ名義でリリースされていますが、内容はアメリカ人のトーキンヘッズなどを手掛けるCraig Leonとのコラボレートになっています。84年にはThe Complete Tapes Of Atoya としてコラボレート作品として再リリースされました。シンセプログラミングのみによるCraig LeonのアンビエントなアレンジをバックにArthur Brownが歌いまくるという内容になっています。
1. King Of England 2. Conversations 3. Strange Romance 4. Not Fade Away 5. The Morning Was Cold 6. Speak No Tech 7. Name As Names 8. Love Lady 9. Big Guns Don't Lie 10. Take A Picture
79年のアルバムです。Crazy World of Arthur Brownでのキーボーディストでアトミックルースターを作ったVincent Craneとのコラボレート作品になっています。プロデューサーはドイツのシンセサイザーアーティストのKlaus Schulzeであります。サイケなCrazy World of Arthur Brownが進化するとアトミックルースターのようなプログレバンドになっていきますから、Crazy World of Arthur Brownもそのまま活動していればプログレバンドになっていたのではないか、と思わせてくれるような内容になっています。
1. Storm Clouds 2. Nothing We Can Do 3. No 4. Bright Getaway 5. Timeship 6. Come And Join The Fun 7. Stormwind 8. Storm 9. This Is It 10. Tightrope 11. Balance 12. Faster Than The Speed Of Light
Orchester Frankfurtによるオーケストレーションなど、プログレな曲ばかりで、ポップソングを歌っていたArthur BrownがCrazy World of Arthur Brown時代に戻ったような奇抜な、演劇的な歌い方に戻っています。まるでJethro Tullのような作風になっています。変拍子にオーケストラ、プログレファンは大喜びな内容ですが、79年の作品ですから、もうプログレは失速していた時期になります。またしても時期を逃しているのです。もう大げさなプログレは流行らなくなっているのに、作りたくなってしまったのでしょう。致し方ありません。
1. Need To Know 2. Monkey Walk 3. Let A Little Sunshine (Into Your Life) 4. I Put A Spell On You 5. She's On My Mind 6. The Lord Is My Saviour 7. Chisholm In My Bosom
ちゃんとしたシンガーとしての評価が無いままだったので、どんなにいい音楽を作っても、上手に歌えてもほぼ新人に近い扱いになっていた事でしょう。ほとんど注目されていませんでした。しかし、この時代もちゃんと聴いていたファンにとってはCrazy World of Arthur Brownの再結成におけるスタイルも納得だったと思います。ファーストアルバムしか知らない人にとっては再結成も不自然な感じになりがちですが、こうしたソロ活動も聴く事で、アーティストとしての彼を再評価する事が出来ます。
I Put A Spell On Youのようなカバー曲においては、普通に歌わずに、Arthur Brownというキャラクターで歌いがちです。カバー曲を普通に歌っても面白くありませんから、わざと崩すんですね。しかし、それ以外は普通に歌っているので、普通に良質なポップ作品だと思って聴いていただければ、再発掘的な貴重感があります。他にこれほど気持ちよくリズム&ブルースを楽しませてくれる作品もそうそうありませんので、聴く価値はかなり高いと思います。
少し話は逸れますが、Arthur BrownはCrazy World of Arthur Brown解散後、Kingdom Comeを結成しますが、その後はソロ名義で活動をしておりますので、ソロ作品も紹介したいと思います。75年のファーストソロアルバムであります。まだ当時はディスコブーム前夜でありますから、ディスコミュージックにはなっていませんが、Danceというタイトルです。ジャンル的にはリズム&ブルースによるダンスミュージックになっています。
1. We've Got To Get Out Of This Place 2. Helen With The Sun 3. Take A Chance 4. Crazy 5. Heart And Minds 6. Dance 7. Out Of Time 8. Quietly With Tact 9. Soul Garden 10. The Lord Will Find A Way 11. Is There Nothing Beyond God
冒頭We've Got To Get Out Of This Placeはアニマルズのカバーでありますが、見事に歌い上げています。シンガーとしてのArthur Brownの力量をこの時点で見事に発揮しています。サイケ雰囲気もありますが、当時の流行としてはアナログシンセのちょっとした効果音使ったりだとか、70年代らしいアレンジになっています。しかし、後のArthur BrownはCrazy World of Arthur Brown再結成時と音楽性ではさほど変わりはありません。
2019年のアルバムで、現在までの最新作になります。Arthur Brownが生きている限り、The Crazy World Of Arthur Brownも終わらないようなので、これが最後というわけではないようです。よりロック色の強い作品になっていますが、民族音楽なり各土地土地の音楽を取り入れた国際的なスタイルは続いています。それが彼の表現方法にしっくりくるようなので、とても自然に取り入れています。
1. Gypsy Voodoo 2. Footsteps In The Desert 3. The King 4. Places Of Love 5. The Mirror 6. Radiance 7. Love And Peace In China 8. Fire Poem 9. Fire 10. The Kissing Tree
2014年のアルバムです。The Crazy World Of Arthur Brownでの活動は続いています。ロック系のアレンジだとThe Crazy World Of Arthur Brown名義になるようです。そしてThe Crazy World Of Arthur Brownらしいイメージ、少しオカルティックで、宗教儀式な雰囲気とロックとの表現の交わり方が、より巧妙になってきています。長く活動を続けてきた意味が作品に反映されてきていると思います。
1. Zim Zam Zim 2. Want To Love 3. Jungle Fever 4. The Unknown 5. Assun 6. Muscle Of Love 7. Junkyard King 8. Light Your Light 9. Touched By All 10. The Formless Depths
そして各国の民族音楽の要素を取り入れた、世界旅行をしているみたいな統一感もあります。民族音楽、宗教儀式、オカルト、そしてロックがThe Crazy World Of Arthur Brownという媒体で一つにまとまった良質な作品に仕上がっています。もはやThe Crazy World Of Arthur Brownは過去のバンドではなく、現在進行形な進化し続けるバンドへと成長したのです。Arthur Brownによるアイデアがきっかけだとして、それを表現出来るバックメンバーが揃った事が大きいと思います。
若気の至りみたいな一発屋の代表みたいなThe Crazy World Of Arthur Brownでしたが、歳を取って尚磨かれていく感性みたいなものを感じ取れます。それは誰でも出来るものではありません。常に努力し続けているアーティストのみが作り出せるものであります。ヒットチャートから相手にされなくたって、常に自分の信念において創作し続けてきたからこそ、醸し出される熟成された旨味であります。こういう音楽に触れらるかどうか、でも聴く側にとっての幸運、不運があると思います。常にアンテナを張っている事は年歴を重ねても必要だとつくづく思うものであります。
2007年のアルバムです。フォークロックに特化した作品で、バックメンバーも違うので、The Amazing World Of Arthur Brownという名義での唯一の作品になります。フォークロック、フラメンコやケルトなど民族音楽的なフォークソングばかりになっています。Arthur Brown名義でも作品をリリースしていますので、The Crazy World Of Arthur Brown名義というのもファーストアルバムだけであったにも関わらず、再結成して、そして姉妹的なThe Amazing World Of Arthur Brown名義でも作品を制作しました。
1. Love Is The Spirit 2. Gypsies 3. Kites 4. I Believe In You 5. That's How Strong My Love Is 6. The Voice Of Love 7. All The Bells 8. Shining Bright 9. Birds Of A Feather 10. Devil's Grip 11. Safe Now & ...
The Crazy World Of Arthur Brownの時とは違うスタッフで制作されているからなのか、音のクォリティーも違います。歌の雰囲気も違います。アコースティック楽器のマイク録音をシンプルにまとめているので、空間の音もしっかり拾っており、それを覆うような音が足されていないので、とてもライブ感があります。ライブレコーディングのみのミックスなのか、と思えるほどラフな雰囲気です。Arthur Brownの歌も、いつものような叫ぶ感じではないので、一気に年取った感じなっています。
この作品のコンセプトの認識が入っていなければ、素人が録音したデモ作品のような雰囲気なのです。だけど演奏はプロフェッショナルなので、誰の作品なんだと気になってしまうと思います。The Crazy World Of Arthur Brownの時のような完成度に比べるとかなり手を抜いているような印象も受けると思います。そういう気軽さが意図するところなのかもしれません。国籍不明になってしまうほど幅広いフォークロック作品になっています。
2003年のアルバムです。バックメンバーも増えて、よりまともな楽曲を演奏するようになっています。今回はヴァンパイア組曲ですので、コンセプトアルバムになっています。キャバレーミュージックや民族音楽、リズムアンドブルース、所々で、儀式的な雰囲気を表現してThe Crazy World Of Arthur Brownの名に恥じないような作風にしています。
1. Introsuction 2. Vampire Club 3. Sas 4. Africa 5. Maybe My Soul 6. In This Love 7. Confession 8. Vampire Love 9. Completion 10. Divers 11. Re Vamp Your Soul 12. Isness Is My Business 13. Stay
The Crazy World Of Arthur Brownが再結成されていたとは知らない人の方が多いと思います。それほど話題にもなっていません。Fireだけのイメージの人ですから、それ以外のイメージを提供されるほど求められていません。もうおじいいさんになったArthur Brownが、なんとか小銭を稼ごうと始めた再結成ですが、歌声は以前よりも艶がありますし、巧くなっていると思います。これほどまともな曲も歌いこなせるというのが意外でもあり、そういう再認識が出来るだけでも価値があると思います。
2002年のアルバムです。2000年にもリリースされていましたが、再編集したものです。昔の未発表作品ではなく、再結成してからの新作になります。バックメンバーも一新して、曲もまともになっています。様々な民族音楽の要素を取り入れる事で、昔のサイケな雰囲気を少しだけ感じられるようにしています。ヴィジュアル的には昔のThe Crazy World Of Arthur Brownの儀式的な格好をしており、なんとか過去の栄光にすがろうとしています。
1. All The Bells 2. Tantric Lover 3. Paradise 4. The Bridge 5. Circle Dance 6. Pool Of Tears 7. Soul Sensation 8. Swimfish 9. Voice Of Love 10. Fire 11. Love Is A Spirit 12. Gabriel 13. Healing Sound 14. Heartaches 15. Miranda 16. Welcome
曲はアコースティックなアレンジも含めて、ソリッドロックアレンジになっており、音楽だけでも楽しめるものになっています。よく練りこまれていますし、The Crazy World Of Arthur Brownというバンド名でなくても売れる事でしょう。しかし、ネームバリューというものがあります。歳はとってArthur Brownが前面に出て歌う訳ですから、The Crazy World Of Arthur Brown名義の方がわかり易い訳であります。
The Crazy World Of Arthur Brownと言えばFire 1曲だけであります。そのFireも再演しています。この曲だけのイメージのバンドだったと言ってもいいので、新しいイメージ作りされてもピンとこないのですが、昔ほどフリーフォームな前衛的な楽曲では無いので、敷居は低くなっています。本気で売れようと企んでいるのが、本気度が伝わってきます。それだけ内容は素晴らしいものであります。
グラムロックの未紹介作品はやりましたので、今度はサイケデリックロックでの未紹介作品を紹介していきます。サイケデリックも様々ありますが、まずはThe Crazy World Of Arthur Brownの88年のアルバムから紹介してきます。ファーストアルバムだけ紹介していました。当初はファーアストアルバムしか存在していなかったからです。しかし、88年に69年にレコーディングされていたこのアルバムがリリースされたのです。
Part One: The Country 1. Life Jacket 2. Purple Airport 3. All Over The Country 4. The Lord Doesn't Want You Part Two: The City 5. The Sound Of The City Part Three: The Cosmos 6. All Forms And Distinctions 7. Beyond The Sea 8. Planets Of The Universe 9. Twisted Wreckage 10. Hold On Cosmos Part Four: The Afterlife 11. Endless Sleep
The Crazy World Of Arthur Brownもメンバー変更が激しく、唯一、ボーカルのArthur Brownがいればそれだけで成り立つようなところがあります。The Crazy World Of Arthur Brownといえばファーストアルバムの大ヒットのみだけ知られていましたが、メンバー変更が繰り返されながらも、作品は録音していました。邦題は不思議の国のアーサー王。ファーストに関わっていたメンバーで脱退してAtomic Roosterを結成したメンバーもいます。このアルバムに関わっていたメンバーでKingdom Comeを結成します。よってThe Crazy World Of Arthur Brownは解散していたように思われていましたが、後に再結成されたおり、未発表作品をリリースする運びとなったのです。
1. Genius Of America 2. Arms Of The Enemy 3. Say What You Want 4. How Can You Live With Yourself 5. Big Brother's Still Watching 6. After All You Said 7. Fishhouse 8. Fastest Gun Alive 9. I Never Saw It Comin' 10. Who Names The Hurricanes 11. It's Too Late 12. Around The World
1. Piece By Piece 2. Stella 3. Come As You Are 4. One Good Reason 5. Bora Bora 2000 / Love Bomb 6. Night People 7. Say Hey 8. Eyes 9. Muscle Girls 10. Theme From A Wooly Place (Wooly Bully / Theme From A Summer Place) 11. For A Song 12. Say Hey (Part 2) 13. Feel It 14. Night People (Reprise)
83年のアルバムです。今回もDavid Fosterのプロデュースで、彼らの最大のヒット作品となりました。MTVによりシングル曲を大々的にアピール出来るという利点を活かしてShe's a Beautyを大ヒットさせました。それにより、アルバムも一番売れた作品となりました。ゲストミュージシャンも豊富で、Steve Lukather 、David Paich 、Steve PorcaroのTOTOのメンバー、Maurice White、Nathan East など、80年代の重鎮となり得る人達が集結しています。
1. She's A Beauty 2. No Not Again 3. Out Of The Business 4. The Monkey Time 5. Glass House 6. Wild Women Of Wongo 7. Tip Of My Tongue 8. Fantastic Delusion 9. Drums 10. Theme Park 11. Outside Lookin' Inside
The Tubesならではのビジュアルによる表現にも適した流れ、The Tubesらしさを失わずに、ヒットメーカーとなったのです。日本でも知名度は上がっているのですが、いまひとつ売り上げには結びついていません。いつまでたってもキワモノバンドのイメージが払拭される事はありませんでした。米米クラブが登場した事によって、理解されやすい環境は整おうのですが、米米クラブもシリアスな曲は売れても、コミカルな曲は売れていませんから、日本向きではなかったのかもしれません。
1. Talk To Ya Later 2. Sushi Girl 3. Amnesia 4. Mr. Hate 5. Attack Of The Fifty Foot Woman 6. Think About Me 7. A Matter Of Pride 8. Don't Want To Wait Anymore 9. Power Tools 10. Let's Make Some Noise
Don't Want to Wait AnymoreとTalk to Ya Laterがシングルカットされ、トッドラングレン色は見事払拭され、時代の申し子のような存在としてThe Tubesの人気は急上昇していきます。バブル真っ只中のアメリカにとって、MTVのような環境整備は象徴的であり、派手な装飾、ショーの要素がある事は時代を象徴するものであり、グラムの時代でなくても、この誇張されたパフォーマンスは受け入れられたのです。日本ではまだバブル前なので、この辺のアンテナは鈍かったと思います。まだまだ、パンクに面食らっていて、テクノポップにはついていきましたが、ニューウェイヴにはついていくのに必死でした。それだけ激動の時代でした。
1. Turn Me On 2. TV Is King 3. Prime Time 4. I Want It All Now 5. No Way Out 6. Getoverture 7. No Mercy 8. Only The Strong Survive 9. Be Mine Tonight 10. Love's A Mystery (I Don't Understand) 11. Telecide
テレビ中毒という事で、MTVに先駆けて、多くのPVを作っています。実際にMTVの時代が来た時にはCM明けのテーマ曲としてTV Is Kingが使われました。The Tubesを知らなくても、当時のMTVを見ていた人なら誰でも知っている曲になっています。シングルとしてはPrime Timeがカットされてイギリスでも34位に入る大ヒットとなりました。Todd Rundgrenは自分の活動以外にもプロデューサーとして当時から多くの作品に関わってきています。その全てがTodd Rundgren色に染まる事、オーヴァープロデュースとして有名ですが、それでもあkれにプロデュースして欲しいアーティストが沢山いました。
1. Smoke (La Vie En Fumér) 2. Hit Parade 3. Strung Out On Strings 4. Golden Boy 5. My Head Is My Only House Unless It Rains 6. God-Bird-Change 7. I'm Just A Mess 8. Cathy's Clone 9. This Town 10. Pound Of Flesh 11. You're No Fun
Captain Beefheart'sのMy Head Is My Only House Unless It Rainsをカバーしています。そしてCaptain BeefheartがCathy's Cloneでサックスを演奏しています。これまではあまりバンド以外との交流は無かったのですが、それだけアメリカにおいては市民権を得てきたのだと思います。彼らの音楽性はより多様化しており、かなり複雑ではありますが、難しくかしこまったものではなく、とてrもポップな表現をしています。ただ、この時代にはまだまだ理解されにくい部分はあったと思います。
1. Tubes World Tour 2. Brighter Day 3. Pimp 4. Stand Up And Shout 5. Don't Touch Me There 6. Slipped My Disco 7. Proud To Be An American 8. Poland Whole / Madam I'm Adam 9. Young And Rich
1. Rock'N'Roll It's Christmas Time! 2. Shang-A-Lang [Festive Mix] [Live] 3. White Christmas 4. A Lonely Christmas Eve 5. Jingle Bells 6. Christmas Kiss 7. Christmas Everyday [When I'm With You] 8. Party Tonight 9. Loch Lomond 10. Christmas Gift
アレンジがBay City Rollersらしいグラムロックなアレンジになっていますので、当時の再結成時のソウルフルな内容よりも彼ららしい作品になっています。昔のファンの人でも納得できるような、あの熱狂していた頃を思い出せるようなサウンドになっています。この後、メンバーが次々に亡くなっていきますので、Bay City Rollersの最後の輝かしい記録として残された貴重な音源になります。
85年のアルバムで、Bay City Rollersとして復活した時の作品です。脱退したメンバーもRollersとしてもうまくいかなった彼らがとった行動が、メンバー全員集まって再結成しようとLeslie McKeownもIan MItchellもPat McGlynnも集まって再結成しました。彼らに取って唯一の金の生る木でしたから、ここにすがるしかなかったのでしょう。
1. Make My Body Work 2. Breakout 3. That's The Way 4. Could This Be Love 5. When You Find Out 6. The Whip 7. I'm The Man For You 8. Groovy 9. Emotion 10. No Freedom
音楽的には全くの80年代ポップスになっていて、もうBay City Rollersとかどうでもいいような音楽になっています。そもそも誰も楽器を演奏していないのですから、ただ、ステージにメンバーが立っているだけでいいのですから、サウンドがどんなに変わっても気にする事はないのですが、グラムロックだと思っていたファンにとっては残念な方向性になっています。せっかく再結成してもそれほど話題にもなっていませんが、日本では割と好意的に取り上げられ、来日も果たしています。
Leslie McKeownはポルノビデオに出演したりと、イメージダウンになっていましたが、日本のファンは優しく迎えてあげました。メンツ的にはオールスター集結状態ですから、昔からのファンにとっては嬉しい状態なので、少しだけ盛り上がったような状態でした。なので、再結成作品は1枚で終わりましたが、その後もコンサートを開いています。Les McKeown's Legendary Bay City Rollers、Ian Mitchell's Bay City Rollersと言うようにメンバー違いでの活動をしていたようです。
1. Doors, Bars, Metal 2. Life On The Radio 3. No Doubt About It 4. Roxy Lady 5. Ricochet 6. Won't You Come Home With Me 7. Ride 8. Lay Your Love On The Line 9. That's Where The Boys Are 10. Set The Fashion 11. This Is Your Life
80年のアルバムです。もはやBay City Rollersという名前を口にする人すらいなくなっています。それでも活動を続けられるのは、これまでの糧が豊富にあったのだと思われます。Duncan Faureのボーカルはレスリーとキーが違いますし、本気で歌える人ですから、全く印象が違いますし、バックの演奏もまるで別人、本当に違うスタッフが演奏していると思われますが、統一感を出すために決められた人が演奏していると思います。
1. God Save Rock & Roll 2. Working For The People 3. Soho 4. The Hero 5. "85" 6. Honey Don't Leave L.A. 7. New York 8. The Jig 9. Only The Young Die Old 10. Rebel Rebel