1. Bye Bye Baby 2. The Disco Kid 3. La Belle Jeane 4. When Will You Be Mine? 5. Angel Baby 6. Keep On Dancing 7. Once Upon A Star 8. Let's Go 9. Marlina 10. My Teenage Heart 11. Rock And Roll Honeymoon 12. Hey! Beautiful Dreamer
レスリーが加入する前のヒット曲Keep On Dancingをレスリーが歌ってリメイクしたり、バンドの足固めとなった作品になっています。Bye Bye Babyのシングルが大ヒットして、人気は益々勢いを増してうなぎのぼりとなっていきます。やっている音楽はMudと変わらない感じですが、このポップさの違いがお分かりになるだろうか、アイドルになれるかどうかの違いとも言えるくらいに、曲のチャーミングさが違います。
イカサマ臭さの極地がこのBay City Rollersです。スコットランド出身のアイドルバンドでしたが、時代が時代だけに。、やっている音楽、サウンドがグラムロックしているのです。イカサマ臭さ、胡散臭さという必須条件も揃っているので、グラムロック最後のスターだと言って良いと思います。グラムロックファンを自称するなら避けては通れないバンドであります。74年のファーストアルバムですので、もう時代としてはグラムの最後あたりになると思います。
1. Shang-A-Lang 2. Give It To Me Now 3. Angel Angel 4. Be My Baby 5. Just A Little Love 6. Remember (Sha La La La) 7. Saturday Night 8. Ain't It Strange 9. Please Stay 10. Jenny Gotta Dance 11. There Goes My Baby 12. Summerlove Sensation
元々はThe Saxonsとして65年にはデビューしていました。ベースのAlan LongmuirとドラムのDerek Longmuirの兄弟を中心としたバンドで、この二人がゴリラ顔なので、本当はアイドルバンドにはなれなかったはずですが、68年にBay City Rollersと改名し、パブで活動していました。そしてリーフドボーカルにLeslie McKeown、ギターにEric FaulknerとStuart Woodを加えて、5人組みとして一気にアイドルグループとして大旋風を巻き起こします。スコットランド出身という事でタータンチェックの衣装を着ていたので、タータンチェックブームとなり、当時の中高生の女子はほとんどがタータンチェックのバッグなりグッズを持っていました。
後にアイドルと呼ばれるのはデュランデュランやブラーなどがいますが、そんなもんじゃありません。熱狂するほどの大フィーヴァーとなるアイドルとしてはイギリスではビートルズに始まり、次がT-REXでした。その次がこのBay City Rollersなのです。この3つのバンドの熱狂に敵うアイドルはその後登場していません。それくらいすごい人気だったのです。このアルバム邦題はエジンバラの騎士で、スコットランド出身というのを印象付けています。そしてBe My BabyとSaturday Nightのシングルヒットにより不動の人気を確立していきます。
Be My Babyはカバー曲ですが、Saturday NightはプロデューサーのPhil CoulterとBill Martinの二人によって作られています。kじょの二人がグラムロック的なサウンドメイクを作り上げていたようです。作られたアイドルとしてはアメリカのモンキーズがいますが、同じようにバンドの帯番組を持っており、テレビでお茶の間の人気者となっていきます。スマップがスマスマみたいな番組をやっているように、アイドルが番組を作るという定石を作っていました。そして来日して、コンサートの模様をテレビで放映しましたが、わざわざ来日して、コンサートを開いているのに、口パクのアテレコで、バンドも演奏しておらず、まるでTVショーを見せられているようなコンサートでしたが、熱狂している女子達とってはどうでも良い事で、それでも失神していたのですから凄いです。もうこの話だけで胡散臭さはご理解いただけたかと思います。