It's A Game (1998/07/14) Bay City Rollers商品詳細を見る
77年のアルバムです。Ian MItchellがすぐ脱退したので、代わりにPat McGlynnが加入しました。この新メンバーで来日しましたので、日本ではPat McGlynnが一番親近感があると思いますが、彼もすぐに脱退してしまいます。当初はこの作品にも携わっていましたが、脱退した事でクレジットされておらず、四人のメンバーでの制作とされています。どちらにしても演奏はしていないのでクレジットされてなくても問題はないのでしょう。
1. It's A Game
2. You Made Me Believe In Magic
3. Don't Let The Music Die
4. Love Power
5. The Way I Feel Tonight
6. Love Fever
7. Sweet Virginia
8. Inside A Broken Dream
9. Dance Dance Dance
10. Rebel Rebel
プロデューサーはHarry Maslinで、デヴィッドボウイに携わっていた事があるので、ボウイのRebel Rebelをカバーさせています。なので、
グラムロック な部分と、アメリカをターゲットにしたディスコ、ソウルなアレンジの曲が揃えられています。なので、これまでの彼らの作品に比べると大人っぽくてセクシーな感じの内容になっています。日本では来日したこともあり、人気の絶頂期でありましたが、イギリスではパンクが登場してきた時期でもあり、徐々に人気に陰りが見えてきます。
パンクロックにとっては、一番忌み嫌うべきターゲットとなる対象でありましたので、このイカサマ臭いバンドの人気は、ここから下降線を辿っていく運命となっていきます。しかし、この頃のアメリカ系のソウルミュージックは後の80年代のホワイトソウルにもつながっていくものであり、パンク抜きにすれば、先を見据えた内容になっている事になります。不況真っ只中へと突き進んでいくイギリスに比べて、アメリカはバブルを謳歌していく時期に入りますから、この選択肢は間違いではありません。しかし、実力を持たないただのアイドルグループをいつまでも待ちあげるほど世間は優しくありませんでした。
It's A Game
VIDEO