83年のアルバムです。今回もDavid Fosterのプロデュースで、彼らの最大のヒット作品となりました。MTVによりシングル曲を大々的にアピール出来るという利点を活かしてShe's a Beautyを大ヒットさせました。それにより、アルバムも一番売れた作品となりました。ゲストミュージシャンも豊富で、Steve Lukather 、David Paich 、Steve PorcaroのTOTOのメンバー、Maurice White、Nathan East など、80年代の重鎮となり得る人達が集結しています。
1. She's A Beauty 2. No Not Again 3. Out Of The Business 4. The Monkey Time 5. Glass House 6. Wild Women Of Wongo 7. Tip Of My Tongue 8. Fantastic Delusion 9. Drums 10. Theme Park 11. Outside Lookin' Inside
The Tubesならではのビジュアルによる表現にも適した流れ、The Tubesらしさを失わずに、ヒットメーカーとなったのです。日本でも知名度は上がっているのですが、いまひとつ売り上げには結びついていません。いつまでたってもキワモノバンドのイメージが払拭される事はありませんでした。米米クラブが登場した事によって、理解されやすい環境は整おうのですが、米米クラブもシリアスな曲は売れても、コミカルな曲は売れていませんから、日本向きではなかったのかもしれません。
1. Talk To Ya Later 2. Sushi Girl 3. Amnesia 4. Mr. Hate 5. Attack Of The Fifty Foot Woman 6. Think About Me 7. A Matter Of Pride 8. Don't Want To Wait Anymore 9. Power Tools 10. Let's Make Some Noise
Don't Want to Wait AnymoreとTalk to Ya Laterがシングルカットされ、トッドラングレン色は見事払拭され、時代の申し子のような存在としてThe Tubesの人気は急上昇していきます。バブル真っ只中のアメリカにとって、MTVのような環境整備は象徴的であり、派手な装飾、ショーの要素がある事は時代を象徴するものであり、グラムの時代でなくても、この誇張されたパフォーマンスは受け入れられたのです。日本ではまだバブル前なので、この辺のアンテナは鈍かったと思います。まだまだ、パンクに面食らっていて、テクノポップにはついていきましたが、ニューウェイヴにはついていくのに必死でした。それだけ激動の時代でした。