2007年のアルバムです。フォークロックに特化した作品で、バックメンバーも違うので、The Amazing World Of Arthur Brownという名義での唯一の作品になります。フォークロック、フラメンコやケルトなど民族音楽的なフォークソングばかりになっています。Arthur Brown名義でも作品をリリースしていますので、The Crazy World Of Arthur Brown名義というのもファーストアルバムだけであったにも関わらず、再結成して、そして姉妹的なThe Amazing World Of Arthur Brown名義でも作品を制作しました。
1. Love Is The Spirit 2. Gypsies 3. Kites 4. I Believe In You 5. That's How Strong My Love Is 6. The Voice Of Love 7. All The Bells 8. Shining Bright 9. Birds Of A Feather 10. Devil's Grip 11. Safe Now & ...
The Crazy World Of Arthur Brownの時とは違うスタッフで制作されているからなのか、音のクォリティーも違います。歌の雰囲気も違います。アコースティック楽器のマイク録音をシンプルにまとめているので、空間の音もしっかり拾っており、それを覆うような音が足されていないので、とてもライブ感があります。ライブレコーディングのみのミックスなのか、と思えるほどラフな雰囲気です。Arthur Brownの歌も、いつものような叫ぶ感じではないので、一気に年取った感じなっています。
この作品のコンセプトの認識が入っていなければ、素人が録音したデモ作品のような雰囲気なのです。だけど演奏はプロフェッショナルなので、誰の作品なんだと気になってしまうと思います。The Crazy World Of Arthur Brownの時のような完成度に比べるとかなり手を抜いているような印象も受けると思います。そういう気軽さが意図するところなのかもしれません。国籍不明になってしまうほど幅広いフォークロック作品になっています。