Metamorphosis (1998/07/14) 商品詳細を見る
70年のアルバムです。ギターのErik Brannが脱退したので、新たにMike PineraとEl Rhinoの二人が加入してツィンリードギター体制となりました。ヘヴィメタやプログレの前身のような存在だったIron Butterflyでしたが、アメリカのバンドだった彼らは結局ソウルフルなサザンロックみたいなスタイルになっています。ファズギターを弾きまくっていたErik Brannの脱退はサイケの時代の終わりを告げていたようでもありました。
1. Free Flight
2. New Day
3. Shady Lady
4. Best Years Of Our Life
5. Slower Than Guns
6. Stone Believer
7. Soldier In Our Town
8. Easy Rider (Let The Wind Pay The Way)
9. Butterfly Bleu
何とかツィンリードギターという、サザンロックにありがちなバンドスタイルで再出発を果たしましたが、結局この後バンドは解散となります。第1期Iron Butterflyの最後の作品となります。当時アメリカンニューシネマとして話題となったEasy Riderへの提供曲も入っています。ハードロックとプログレブームになっていたのはイギリスであり、アメリカではその影響は後に現れますが、当時のアメリカのバンドにはカントリーロックなどのサザンロックが主流になっていたので、彼らもその流れに乗っています。
サイケの時代は終わって、新たな時代を迎えたのは同じで、Iron Butterflyも以前のIn-A-Gadda-Da-Vidaの大ヒットのイマージが強いので、新たなスタイルを手に入れても、過去のバンドの印象となっていました。昔、サイケの時代にそんなバンドいたなー、という印象で、もう主流はイギリスのハードロック、プログレに目がいっていますので、バンドとしても継続していくのにきつくなってきたのか、この後、一旦バンドは解散となります。
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