1. I've Been Driftin' / Once Upon A Time 2. Steam Roller 3. The Laws Must Change 4. Have Mercy Judge 5. Going Down Slow 6. Soledad 7. Home Dream 8. Headin' For Home 9. The Time Has Come
94年のアルバムです。バンドは何度か再結成はしていましたが、再結成しての新作となります。既に亡くなっているPapa Dee Allen とCharles Millerへの献辞が込められています。オリジナルメンバーで唯一全曲に参加しているのはLonnie Jordan だけで、あとは新旧メンバーバラバラにレコーディングされています。アナログ盤としては2枚組の容量になっています。
1. Peace Sign 2. East L.A. 3. Wild Rodriguez 4. I'm The One (Who Understands) 5. Da Roof 6. The Smuggler (The Light In The Window) 7. U B O.K. 8. Let Me Tell You 9. Smile For Me 10. What If 11. Angel 12. Homeless Hero
1. La Chanson (The Song) 2. Toujours, Toujours (Always, Always) 3. Loving Memories 4. Sweet Ca'line 5. Blushing Tears 6. Moving Along 7. Time Is Tight 8. California Spring 9. August Love 10. Italian Lover 11. La Vie C'est La Vie (The Life That Is The Life) 12. Precious Memories 13. Spanish Love Call 14. On Fire 15. Roses Are Blue 16. Ripe Bananas 17. Exodus 18. Churchin On 19. Nothing You Can Do 20. A Cup Of Soul 21. Afro Cuban-Opus No. 1 22. God Is Love 23. Gloriosa Superba (The Poison Plant) 24. The Bamboche (Haitian Open Air Dance) 25. Cuando Calienta El Sol (Love Me With All Your Heart)
1. Life (Is So Strange) 2. Happiness 3. W.W. III (Medley) a. The Dawning Of Night b. Waiting At The Church c. When The Nightime Comes 4. Shake It Down 5. Summer Dreams 6. U-2 (Medley) a. U-2 (Part 1) b. Automatic Eyes c. U-2 (Part 2) d. U-2 (Part 3)
83年のアルバムです。以前のレーベルMCAがThe Music Bandでの未発表曲を編集してリリースした作品になっています。79年にThe Music Bandレコーディング時におけるセッションで、ジャズっぽい演奏のものを集めています。ジャズというか、ラテンジャズなアレンジで、サックスを中心としたインストものなのでジャズっぽい感じになっています。
1. Five Spot 2. Half Note 3. E.R.A. 4. Koronos a. Sometimes I Wonder (Is It For Real) b. A Pattern Of Time
The Music Bandシリーズでは歌ものが中心でポップなアレンジの曲が選ばれていました。なので、こうしたインストものは楽しんで演奏されていますが、The Music Bandシリーズの趣旨からは外れているので、未発表のままでしたが、レーベルから移籍してしまったので、残された作品で金儲けしようという趣旨の作品になっています。
1. You Got The Power 2. Outlaw 3. The Jungle (Medley) a. Beware It's A Jungle Out There b. The Street Of Walls c. The Street Of Lights d. The Street Of Now 4. Just Because 5. Baby It's Cold Outside 6. I'm About Somebody 7. Cinco De Mayo
79年のアルバムです。The Music Bandの第2弾となっています。しかし、メンバーチェンジが行われ、数名の入れ替えがあり、新しいメンバーでの演奏となっています。ストレートなファンクナンバーもあれば、A.O.R.なメロウな曲もあります。A.O.R.とは日本での呼び名になりますが、Adult Oriented Rockの略で、ソウルミュージックにカントリーやロック、フュージョンの要素を加えた、大人が楽しめるような音楽になります。ボズスキャッグスが作り出したとも言えますが、同じような試みをしていたミュージシャンが複数いて、やがて音楽シーンに定着していきます。
1. Don't Take It Away 2. I'll Be Around 3. I'll Take Care Of You 4. Night People 5. The World Is A Ghetto (Special All New Instrumental Version) 6. The Music Band 2 (We Are The Music Band)
79年のアルバムです。Warというバンド名が時代的にも少し過激すぎるので、改名を検討してThe Music Bandにしようとしましたが、それは却下され、Warというバンド名は継続されていくことになりましたが、The Music Bandという名前はアルバムタイトルに採用されました。なので、内容的にも新しい雰囲気を作り出そうとする感じがあります。
1. The Music Band 2. Corns & Callouses (Hey Dr. Shoals) 3. I'm The One Who Understands 4. Good, Good Feelin' (Original Un-Cut Disco Mix) 5. Millionaire 6. All Around The World
1. Grey Rainy Days 2. Jungle Dancin' 3. Best Way I Can 4. Discoland 5. Junkie To My Music 6. Nasty 7. He Used To Be A Friend Of Mine 8. Different Moods Of Me
1. Youngblood (Livin' In The Streets) 2. Sing A Happy Song 3. Keep On Doin' 4. The Kingsmen Sign 5. Walking To War 6. This Funky Music Makes You Feel Good 7. Junk Yard 8. Superdude 9. Youngblood & Sybil 10. Flyin' Machine (The Chase) 11. Searching For Youngblood & Rommel 12. Youngblood (Livin' In The Streets) Reprise
1. War Is Coming! War Is Coming ♪ 2. Slowly We Walk Together 3. Platinum Jazz 4. I Got You 5. L.A. Sunshine 6. River Niger 7. H₂ Overture 8. City, Country, City 9. Smile Happy 10. Deliver The Word 11. Nappy Head (Theme From "Ghetto Man") 12. Four Cornered Room
1. Love Is All Around 2. Tobacco Road 3. Home Dream 4. Magic Mountain 5. A Day In The Life 6. Paint It Black
Eric Burdonが歌うだけで、かなり泥臭いですね。Eric Burdonの歌が入らないだけで、この頃のWarはかなり洗練された感じになっています。その洗練された感じが売れていますので、この頃に戻られても受け入れられなかったのか、新作の方が売れています。Eric BurdonにとってはAnimals よりもコントロールしやすいバンドとして、やりたい放題だったと思います。
1. Don't Let No One Get You Down 2. Lotus Blossom 3. Heartbeat 4. Leroy's Latin Lament (Medley) a. Lonnie Dreams b. The Way We Feel c. La Fiesta d. Lament 5. Smile Happy 6. So 7. Low Rider 8. In Mazatlan 9. Why Can't We Be Friends?
73年のアルバムです。前作でのヒットの勢いを継続させて、Gypsy ManとMe and Baby Brotherのシングルヒットを出して、アルバムも前作に次ぐヒットとなっています。音楽性はより成熟してきて、ニューソウルやライトフュージョンに近いアレンジの洗練されたファンクになっています。黒人音楽の総合的な音楽性を含めているという意味においてのブラックコンテンポラリー、ブラコンであります。
1. H2 Overture 2. In Your Eyes 3. Gypsy Man 4. Me And Baby Brother 5. Deliver The Word 6. Southern Part Of Texas 7. Blisters
72年のアルバムです。ビルボードで1位を獲得し、年間でも一番売れた作品として、彼らの最大のヒット作であり、代表作になります。もうこのヒットで、Eric Burdonが結成したバンドという過去は吹き飛んでしまいます。この頃から知った私はEric Burdonとは結びついていませんでした。シングルカットされたThe World Is A GhettoとThe Cisco Kidがどちらも大ヒットなり、アルバムも爆発的に売れています。
1. The Cisco Kid 2. Where Was You At 3. City, Country, City 4. Four Cornered Room 5. The World Is A Ghetto 6. Beetles In The Bog
71年のアルバムです。全てバンドによるオリジナルソングで、All Day MusicとSlippin' into Darknessのシングルヒットもあり、ビルボードで16位まで上がるヒットとなりました。ファンクな曲とラテンのリズムを取り入れたライトフュージョンな曲が織り混ざっています。当時はロックとジャズとファンクが融合したフュージョンの黎明期であり、ファンクよりも新しい音楽として注目されていました。
1. All Day Music 2. Get Down 3. That's What Love Will Do 4. There Must Be A Reason 5. Nappy Head (Theme From "Ghetto Man") 6. Slippin' Into Darkness 7. Baby Brother
70年のアルバムです。セカンドアルバムはアナログ盤で2枚組でした。カバー曲をテーマとしたファンク組曲というスタイルを貫いており、今回はストーンズのPaint It BlackとムーディーブルースのNights In White Satinを題材にしています。ファンクだけではなく、ラテンのリズムも加わって、アドリブに発展していくような流れになっています。完全なファンクというより、ロック、サイケデリック、ブルース、ソウルなどとラテン音楽の要素がフュージョンされています。
1. Black On Black In Black 2. Paint It Black I 3. Laurel & Hardy 4. Pintelo Negro II 5. P.C. 3 6. Black Bird 7. Paint It Black III 8. Spirit 9. Beautiful New Born Child 10. Nights In White Satin I 11. The Bird & The Squirrel 12. Nuts, Seeds & Life 13. Out Of Nowhere 14. Nights In White Satin II 15. Sun / Moon 16. Pretty Colors 17. Gun 18. Jimbo 19. Bare Back Ride 20. Home Cookin’ 21. They Can’t Take Away Our Music
1. The Vision Of Rassan a. Dedication b. Roll On Kirk 2. Tobacco Road a. Tobacco Road b. I Have A Dream c. Tobacco Road 3. Spill The Wine 4. Blues For Memphis Slim a. Birth b. Mother Earth c. Mr. Charlie d. Danish Pastry e. Mother Earth
メンバーはボーカルのEric Burdonを中心にハーモニカのLee Oskar、サックス、フルートのCharles Miller 、ギターのHoward Scott、キーボードのLonnie Jordan、ドラムのBee Bee Dickerson 、ドラムのHarold Brown、パーカッションのDee Allen の8人から構成されています。プロデュースはJerry Goldsteinです。まだサイケ、フラワームヴメントの精神性が残っていて、反戦の意味と愛と権利のために戦うという意味でバンド名が付けられていて、裏ジャケットには私たち人民は、互いに愛する権利のために、人民に対して宣戦布告しました。と記載されています。
Spill the Wineのシングルヒットで、一躍有名になっていきます。60年代にジェイムスブラウンによって創造されたファンクはスライアンドザファミリーストーンなどにより、よりロックとの融合が試みられていきます。ロックバンドがファンクを取り入れるのが70年代中頃なので、70年代初頭にファンク宣言したEric Burdonは相当先を突っ走っています。ほぼオリジナル曲ですが、組曲のようにカバー曲がちりばめらていたりします。サイケな即興性をワンコードのファンクで表現するという、これもかなり先んじている内容になっています。
68年のアルバムでEric Burdon & The Animalsとしては最後の作品になります。この年に3作品もリリースしています。そしてこのアルバムはアナログ盤で2枚組という大容量になっています。曲が長くなっているのです。メンバー変更もあり、Zoot Money がベースとオルガンで残りました。そして新しくギタリストでAndy Summersが参加します。彼のプロフィールにもとアニマルズとありますが、この作品への参加があったからですが、すぐにバンドは解散となります。そしてカンタベリーシーンの重鎮Robert Wyattがコーラスで参加しています。Soft Machineはデビューしたばかりの時期なので、まだ無名だったと思います。
1. River Deep Mountain High 2. I'm An Animal 3. I'm Dying (Or Am I) 4. Ring Of Fire 5. Colored Rain 6. To Love Somebody 7. As The Years Go Passing By 8. Madman 9. Gemini
ティナターナーのRiver Deep Mountain High、ビー・ジーズのカバーTo Love Somebody、トラフィックのカバーColored Rainなど、カバー曲が増えていますが、自分達のスタイルに昇華させているのは流石です。ジョニーキャッシュのRing of Fireなど、これまではカバーされていなかったジャンルにも挑戦するなど、新たな試みが始まっていますが、Eric Burdon に別に新たなアイデアがあったようなので、The Animalsとしての活動はここまでになります。このサイケの時代も短いですが、この時代を代表する存在として爪痕を残しています。
68年のアルバムです。これはアメリカでのみのリリースでしたが、他のアルバムとダブる曲が無く、これも正式な作品の一つだとカウントされていいと思います。Zoot Moneyがオルガンで参加しており、New York 1963 - America 1968の作曲にも携わっています。ベースのDanny McCullochとギターのVic Briggsは録音には参加していますが、この後解雇されます。早くもメンバーチェンジが行われます。
1. White Houses 2. Uppers And Downers 3. Serenade To A Sweet Lady 4. The Immigrant Lad 5. Year Of The Guru 6. St. James Infirmary 7. New York 1963 - America 1968
1. Winds Of Change 2. Poem By The Sea 3. Paint It Black 4. The Black Plague 5. Yes I Am Experienced 6. San Franciscan Nights 7. Man - Woman 8. Hotel Hell 9. Good Times 10. Anything 11. It's All Meat
もう世界中がフラワームーヴメントとなり、サイケデリックミュージックの全盛期となりますので、彼らもその音楽性を身につけています。インド音楽的な要素を出すためにバイオリンを使ったり、ストーンズのカバーPaint It Blackもサイケなアレンジになっています。Eric Burdonもソウルフルには歌いますが、朗読があったりと、これまでにないメッセージ性を重んじるようになっています。
67年のアルバムです。Animalsとしては解散したのですが、Eric Burdonをソロデビューさせるにあたり、The Animalsの名前はあった方がいいという判断だったのか、Eric Burdon & The Animalsとして再スタートさせます。この作品はアメリカのみでのリリースで、完全にEric Burdonのソロ作品としての内容になっており、The AnimalsのメンバーとしてはドラムのBarry Jenkinsだけが参加しており、後はBenny Golson orchestraとHorace Ott Orchestraが演奏しており、バンドというスタイルではなくなっています。
1. In The Night 2. Mama Told Me Not To Come 3. I Think It's Gonna Rain Today 4. This Side Of Goodbye 5. That Ain't Where It's At 6. True Love (Comes Only Once In A Lifetime) 7. Help Me Girl 8. Wait Till Next Year 9. Losin' Control 10. It's Not Easy 11. The Biggest Bundle Of Them All 12. It's Been A Long Time Comin'
曲も当時、アメリカでの新進気鋭の作曲家Randy NewmanやCarole King、Barry Mannなどの作品を歌っています。これまで黒人音楽を得意として歌っていたEric Burdonにアメリカンポップスを歌わせているのです。なので、Eric Burdon & The Animalsという新しいバンドを形づける前の音源になります。だからアメリカでのみのリリースでありましたが、Eric Burdon & The Animalsの名義はすでにつけられています。プロデュースはTom Wilsonで、The Animalsからの流れとしてリリースとなっています。
アメリカ向けに売れる作品をという目論見だったのかもしれませんが、時代はサイケデリックの時代となっており、方向転換して、バンドとして、ちゃんとEric Burdon & The Animalsとぴう形での再スタートを進めていく事になります。それにしても当時のティンパンアレイみたいな新進気鋭の作曲家の作品を残せているという意味においては、貴重な音源となっています。白人による黒人的なフィーリングのアメリカンポップス、バンドというよりもオーケストレーションアレンジが最適だったのでしょう。でも完全にEric Burdonのソロ作品という内容になっています。
1. All Night Long 2. Shake 3. The Other Side Of This Life 4. Rock Me Baby 5. Lucille 6. Smoke Stack Lightning 7. Hey Gyp 8. Hit The Road, Jack 9. Outcast 10. Louisiana Blues 11. That's All I Am To You 12. Going Down Slow
ほとんどがカバー曲で、アメリカのアーティストFrank ZappaがAll Night Longを提供して、ベースも演奏しています。Hey GypはDonovanの曲で、フォークロックの息吹も取り入れようとしていました。他はほとんどがカバー曲で、アメリカ進出に向けての武器となるような作品に仕上げていますが、バンドはここで一旦解散、この後はEric Burdon & the Animalsという名義に変わり、Eric Burdon主体のバンドとして生まれ変わっていきます。