 | Düülirium
(1998/07/14)
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2014年のアルバムで現在までの最新作になります。これは2010年に自主制作でデジタル配信のみのリリースだったBee As SuchをCD化したもので、アルバムタイトルと曲名が少し変更されていますが、内容は全く同じです。Chris KarrerもJohn Weinzierlも両方揃っています。女性ボーカルのRenate Knaupもいますから、かなりオリジナルAmon Düül IIに近いラインナップでのレコーディングになっています。
1. On The Highway (Mambo La Liberta)
2. Du Kommst Ins Heim
3. Standing In The Shadow
4. Back To The Rules / Walking To The Park
音楽スタイルも
サイケデリックな雰囲気であり、ポップなロックとは違う、オリジナルAmon Düül IIらしい内容になっています。これぞまさしく新作であり、みんな年老いていますが、年を重ねたなりの演奏を披露しています。昔ほど過激になる必要もないし、世間に媚びを売る必要もなく、やりたい
音楽をやりたいように演奏しています。だからこその自主制作だったのでしょうが、これぞファンが望んでいた
音楽だと評価されてのレーベルからのリリースにつながっています。
プロとしてお金を稼ぐためには流行も気にしなければなりません。しかし、ファンが支えてくれるからこそ、長い間、好きなようにやらせてもらえました。そんなファンに報いるようなAmon Düül IIらしいサイケな内容になっています。ライブ感覚でのジャムセッションのような演奏も、熟練の旨味が加わって、より濃い演奏が出来るようになっています。これからも、このスタイルで問題ないと思います。こういうスタイルなら、新作を作るのもそれほど気張らなくてもいいんじゃないでしょうか。あとは体力かな。
Full Album
