1. Chinese White 2. No Sleep Blues 3. Painting Box 4. The Mad Hatter's Song 5. Little Cloud 6. The Eyes Of Fate 7. Blues For The Muse 8. The Hedgehog's Song 9. First Girl I Loved 10. You Know What You Could Be 11. My Name Is Death 12. Gently Tender 13. Way Back In The 1960s
1. Maybe Someday 2. October Song 3. When The Music Starts To Play 4. Schaeffer's Jig 5. Womankind 6. The Tree 7. Whistle Tune 8. Dandelion Blues 9. How Happy I Am 10. Empty Pocket Blues 11. Smoke Shovelling Song 12. Can't Keep Me Here 13. Good As Gone 14. Footsteps Of The Heron 15. Niggertown 16. Everything's Fine Right Now
2000年のアルバムです。Ash Ra Tempelとして再結成してスタジオ作品をリリースしましたが、そのままライブ活動も行いました。これはその時のライブ音源になるのですが、スタジオ盤とは違う曲を演奏しているので、再結成しての作品として残されました。イギリスのRoyal Festival Hallでのライブ音源になります。
1. Gin Rosé 2. Eine Pikante Variante
その時の映像によるDVDもつけられたバージョンもあります。Klaus SchulzeとManuel Göttschingが実際に演奏している勇姿を見る事が出来ます。スタジオ作品と同じく、アンビエントなサウンドをバックに即興演奏していく、新しいAsh Ra Tempel の形を示しています。一回きりの再結成でしたので、このライブアルバムも貴重な作品となります。
2000年のアルバムでAsh Ra Tempelとして再結成された時の作品になります。これが最新作であり、Ash Ra Tempelとして最後のアルバムになります。ミニマルやアンビエントを追求していたManuel Göttschingが、元メンバーのシンセプログレを追求していたKlaus Schulzeとコラボレートした作品になります。もう一人のメンバーだったHartmut Enkeは亡くなっているので、彼に捧げた作品にもなっています。
1. Reunion 2. Pikant 3. Friendship
Ash Ra Tempelと言えば、即興演奏のフリースタイルのサイケデリックロックでありましたが、長い時間をかけ、それぞののメンバーが電子音楽の世界に入っていますので、以前のスタイルではなく、現在の自分達のスタイルを融合させたような内容になっています。Klaus Schulzeはドラマーでもありますので、彼のドラムとManuel Göttschingのギターの絡み具合というのもこの作品のポイントになっています。
アンビエントなエレクトロニカの世界観の中で、自由にギターを弾きまくるManuel Göttsching、Klaus Schulzeはテクノ的なドラムを叩いていますが、打ち込みではない、生演奏ならではの自由なフィルを披露しています。こうした即興的なぶつかり合いというスタイルはAsh Ra Tempel ならではのものでしょう。ここまで緊迫感のある演奏は、お互いのソロ作品では無かったものですから、そういう意味においては、この再結成は凄く意味のあるものになったと思います。
Manuel Göttschingも久しぶりのバンドでの演奏なので、久しぶりにギターを弾きまくっています。若い人の感覚に合わせようと努力はしていますが、実際、アンビエントな作風にも飽きていたのか、久しぶりに水を得た魚のようにギターを弾きまくっています。自分達でも世間との格差を思い知ったのか、この後しばらく活動を停止してしまいます。Ashraとしてもまだまだバンドの方向性に迷いが感じられています。
77年のアルバムです。Ash Ra Tempel 改めAshraという名義に変更しましたが、まだメンバーはManuel Göttsching一人だけなので、これまで同様、彼のソロ作品になっています。ループミニマル、アンビエントな作風の継続ですが、今回はディレイという強い味方をつけています。綺麗なロングディレイが可能なラック式のデジタルディレイが登場したのが、この頃だと思うのですが、その劣化の少ないディレイ音によるディレイループを使ったディレイミニマルな内容になっています。
1. 77 Slightly Delayed 2. Midnight On Mars 3. Don't Trust The Kids 4. Blackouts 5. Shuttle Cock 6. Lotus Parts 1-4
76年のアルバムです。Manuel Göttschingが一人で多重録音したミニマル作品の続編であり、当初はManuel Göttschingのソロ作品としてAsh Ra Tempel名義も残していましたが、後に結成されるAshraという名義のバンドの作品として77年以降でのリリースの際は名義とジャケットが入れ替えられています。Ashraも新メンバーを集めるまではManuel Göttschingがソロで制作しています。
1. Sunrain 2. Ocean Of Tenderness 3. Deep Distance 4. Nightdust
これまでInventions For Electric Guitarでは完全なミニマル作品でしたが、サントラでもあったLe Berceau De Cristalではシンセも使ってアンビエントな作風になり、このアルバムでもシンセとギターによるアンビエントな作風でのミニマルな演奏になっています。バンドの仲間だったKlaus SchulzeやTangerine Dreamのように、ドイツならではの、プログレとテクノ中間のようなスタイルになっています。
75年のアルバムです。76年公開のポストヌーベルバーグのフィリップ・ガレル監督による映画ル・ベルソー・ド・クリスタルのサウンドトラックになります。ニコ、ドミニク・サンダ、アニタ・パレンバーグ、マルガレス・クレマン出演しています。Ash Ra Tempel名義にはなっていますが、ギターのManuel Göttschingしか存在しておらず、ほぼManuel Göttschingのソロ状態になっています。
1. Le Berceau De Cristal 2. L'Hiver Doux 3. Silence Sauvage 4. Le Sourire Volé 5. Deux Enfants Sous La Lune 6. Le Songe D'Or 7. Le Diable Dans La Maison 8. ...Et Les Fantômes Rêvent Aussi
Manuel Göttschingによるギターの多重録音、ゲストでLutz Ulbrichもアコースティックギターやシンセサイザーを演奏していますが、ほぼほぼManuel Göttschingによるギターアンビエントな作風になっていて、それは前作のInventions For Electric Guitarとほぼ同じ状況になっていますが、ミニマルというよりアンビエントです。75年8月仏Cannes公演でのLive音源も含まれています。
Klaus Schulzeのドラムが入るだけで、Ash Ra Tempelらしさが濃厚になってきます。素晴らしいドラマーです。他のメンバーも安心して演奏に集中出来ています。しかし、オリジナルメンバーでもあったベースのHartmut Enke がドラッグの後遺症で、この後バンドを脱退してしまいます。なので、トリオだったオリジナルメンバーの演奏が楽しめる貴重な音源となっています。Rosi Müllerの出番は今回少ないのですが、次回から主役になっていきます。
1. River Of Return 2. 2 Part 2 3. Fame's Mood 4. Susie Sells Seashells At The Seashore 5. The Obscure Carousel 6. Nomads 7. Das Kleine Uhrwerk 8. 177 Spectacular Sunrises 9. Keep On
1. Atlantic Overcrossing 2. Abulafia 3. 6th Floor 4. Deliverance 5. Latino Catherine 6. Get It Out 7. Offstage 8. Song Für Den Proletariersohn, Teil 1 9. Song Für Den Proletariersohn, Teil 2 10. Song Für Den Proletariersohn, Teil 3
1. First Communication 2. Dialogue And Random 3. Laila, Part I 4. Laila, Part II 5. In The Silence Of The Morning Sunrise 6. A Quiet Walk a. Listening b. Two - Not Of The Same Kind 7. Haunted Island
2013年のアルバムで現在までの最新作になります。ここからもう10年も経ちますが、新作は出ていません。ブルース、リズムアンドブルースな内容で、ほぼオリジナル曲ですが、Bo Diddleyを讃えていて、最後にはBo DiddleyのBefore You Accuse Meのカバーが用意されています。歳をとって渋い感じにするのはいいと思いますし、年老いたEric Burdonの歌には興味があります。若い頃からしゃがれた声でしたので、それが本当に枯れたらどうなるのか興味があります。
1. Water 2. Memorial Day 3. Devil And Jesus 4. Wait 5. Old Habits Die Hard 6. Bo Diddley Special 7. In The Ground 8. 27 Forever 9. River Is Rising 10. Medicine Man 11. Invitation To The White House 12. Before You Accuse Me
2008年のアルバムです。録音は74年で、当時企画されていた映画Mirageのサウンドトラックとしてレコーディングされましたが、映画自体がお蔵入りになったために、未発表のままになっていました。それをやっと陽の目が見れるようにした作品になっています。時期的にはThe Eric Burdon Bandのファーストアルバム製作後の録音になっていて、演奏しているのはThe Eric Burdon Band のメンバーによるものになっています。
1. Dragon Lady 2. Jim Crow 3. Ghetto Child 4. Mind Arc 5. River Of Blood 6. Driftin' / Geronimo's Last Stand 7. Highway Mover 8. Cum 9. First Sight 10. Mirage 11. Stole My Heart Away
The Eric Burdon Bandによってレコーディングされているので、ブルース曲をハードロックに仕上げたような演奏になっています。当時のまだまだ脂が乗っていた時期での録音なので、この頃の作品よりかは迫力があるものになっています。アルバムタイトル曲のMirageはジミヘンが死の直前に書いた歌詞The Story Of Lifeにエリックバードンが曲をつけたものになっています。ジミヘンの死から立ち直るためにThe Eric Burdon Bandを結成したようなところがありますので、かなりの思い入れがあるようです。
映画自体は企画段階でお蔵入りになっているので、映像は残っていません。なので、どんな映画なのかは分かりませんし、このアルバムからも想像出来ません。普通にロックアルバムなのです。The Eric Burdon Bandほどハードロックにこだわってもいませんので、70年代ロックが純粋に楽しめる内容になっています。年取ってからはあまりパッとしていませんから、こうした未発表作品が出るのはいい事だと思います。
2005年のアルバムです。リズムアンドブルースな作品で、Ray CharlesとJohn Lee HookerとNew Orleansという場所に捧げられたアルバムになっています。ブルース曲などの古い曲のカバーや、最近のソウル曲をカバーしています。年をとれば、声も枯れてきますが、ブルースやソウルミュージックではそれが熟練の味わいとなっていい感じになるものですが、Eric Burdonの場合は衰えているとしか感じられません。昔が上手すぎたのか、前作は久しぶりだったからしょうがないと思っていましたが、あれからたくさん歌ってきたでしょうが、良くなっていません。勝手にEric Burdonなら年取ってもいい感じになるという思い込みが強すぎたのでしょうか。
1. Soul Of A Man 2. Kingsize Jones 3. Red Cross Store 4. Como Se Llama Mama 5. 40 Days 6. Feeling Blue 7. Never Give Up Blues 8. GTO 9. 44 Blues 10. Slow Moving Train 11. Don't Ever Let Nobody Drag Your Spirit Down 12. Devil Run 13. I Don't Mind 14. Circuit Rider
1. Once Upon A Time 2. Motorcycle Girl 3. Over The Border 4. The Secret 5. Factory Girl 6. Highway 62 7. Jazzman 8. Black And White World 9. Heaven 10. Devil Slide 11. Broken Records 12. Can't Kill The Boogieman 13. My Secret Life
95年のアルバムです。久しぶりの作品になりましたが、又しても自伝的な作品を作りたくて、以前の曲I Used To Be An Animalを再演したり、既存の曲のパロディーがあったり、語りを加えたりと、自伝的な事にこだわった内容になっています。80年代にも自伝的な映画を作ったり、さほど生きていないくせに、どんだけ自伝したいんだと思います。それだけ新しいアイデアに乏しいのでしょう。
1. I Used To Be An Animal 2. When We Were A Gang 3. American Dreams 4. Rock And Roll Shoes 5. Memories Of Anna 6. New Orleans Rap 7. I Will Be With You Again 8. Brand New Day 9. Nightrider 10. Going Back To Memphis 11. Leo's Place 12. Woman's Touch 13. Is There Another World 14. Don't Shoot Me