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[20230831]

Hope
(1998/07/14)

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77年のアルバムです。そのポップさはビートルズというよりELOのようになっています。70年代にビートルズっぽい事をやろうとすればこうなるのです。ギターのフェイズアウトサウンドなどはクィーンなどのグラムロックあたりから来ていますし、もうブリットポップと呼ぶのとは違って、オーケストラを参加させてシンフォニックなプログレ志向も見せています。

1. We're Off You Know
2. Madman
3. Around The Universe In Eighty Days
4. Long Live Politzania
5. The Loneliest Of Creatures
6. Prelude
7. So Said The Lighthouse Keeper
8. Hope

とてもトリオによる演奏とは思えないほど凝ったアレンジになっていますが、それに加えてオーケストラが入った事でより豊かなサウンドになっています。壮大なスケールのアレンジになってきますが、それでもポップソングというスタンスは崩しません。あくまでもわかりやすく、明るく親しみやすい音楽という事を心がけています。これだけの曲を書いていますから、もっとヒットしててもおかしくなかったのですが、ポップさに比べてルックスがおっさん過ぎたのかもしれません。

ブリットポップというとビートルズ由来と思いがちですが、ビートルズ現役時代でもイギリスの国民的なバンドはキンクスでした。キンクス的ななものも含めないとブリットポップとは言えないのです。日本のグループサウンズもビートルズというよりキンクスに影響を受けたバンドが多かったと思います。なので、このような劇的な、ロックオペラ的な展開はビートルズというよりキンクスですし、この70年的なサウンドはELOの影響が大きいと思います。

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[20230830]

3:47 E.S.T.
(1998/07/14)

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カナダのバンドKlaatuの76年のファーストアルバムです。かなり後発になりますので、サイケデリックというよりブリットポップな内容なのですが、発売当初はバンド名が公表されていなかったので、ビートルズによる覆面バンドだと推測されましたが、声は違いますから、本当は間違えないはずです。メンバーは、ギター、キーボード、ベースのマルチプレイヤーJohn WoloschukとボーカルとギターのDee Longの二人で結成され、後にドラムのTerry Draperが加入して三人組になりました。

1. Calling Occupants Of Interplanetary Craft
2. California Jam
3. Anus Of Uranus
4. Sub-Rosa Subway
5. True Life Hero
6. Doctor Marvello
7. Sir Bodsworth Rugglesby III
8. Little Neutrino

プロデュースはRushでもおなじみのTerry Brownです。カナディアンプログレという所になるのですが、このファーストアルバムはビートルズ的なポップな曲をサイケデリックに展開させた内容で、プログレと呼ぶにはポップ過ぎます。Calling Occupants of Interplanetary Craftは後にCarpentersによってカバーされるほどポップな楽曲であります。三人組とは思えないほど多重録音されており、コーラスワークもビートルズ的です。

70年代はビートルズ色を払拭するする事で発展しましたが、ビートルズ的な曲を作るバンドは存在していました。当時はブリットポップという呼び名はありませんでしたが、10CCのようにビートルズを連想させるけど、ビートルズとは違うポップさを持ったバンドが多く、このバンドもビートルズ的なアレンジにしていますが、ビートルズはやらなかったような事をやっています。それはポップソングという拘束が無く、自由ですから、プログレ的な流れにもなっていくという事であります。カナダのバンドではありますが、ブリットポップが楽しめるアルバムだと認識していただいて大丈夫です。

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[20230829]

Born To Be Burned
(1998/07/14)

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95年のアルバムで、未発表音源を集めた作品になります。未発表と言っていますが、正式にリリースされた作品はなく、Northbeach Recordsからシングルは出していましたが、フルアルバムを製作する前に解散しています。Grace Slickが元いたバンドというだけで、これだけの扱いを受けるのですから凄いものです。Grace Slick以前に女性ロックシンガーは存在していませんから、女性ロックシンガーの先駆者、歴史を自ら作り出した人物になります。

1. Free Advice
2. Someone To Love
3. You Can't Cry
4. That's How It Is
5. Girl
6. Where
7. Hoods Up
8. Free Advice (Alternative Version 2)
9. Father Bruce
10. Born To Be Burned
11. Double Triptamine Superautomatic
12. Love You Girl
13. That's How It Is
14. Right To Me
15. Where
16. Free Advice
17. Daydream-Nightmare-Love

ライブ音源以外の作品があるのも貴重です。一番有名なSomeone To Loveの最初期の頃のアレンジも新鮮です。Jefferson AirplaneもGrace Slickが加入してからヒット作品を連発するようになってきますから、このバンドからJefferson Airplaneに移籍するのも歴史的な運命だったのだと思います。既にJefferson Airplaneっぽいスタイルもありますから、このバンドのポテンシャルの高さが伺えます。

普通は時代の流れの中で埋もれてしまうようなバンドでしたが、一つの時代を作り出したバンドである事は間違いありませんから、埋もれたままにしなかったのは幸運でありましょう。そして改めてGrace Slickの才能の素晴らしさを再確認できる内容になっています。この混沌さも当時のサイケデリックムーヴメントを象徴していて面白いです。

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[20230828]

How It Was
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。録音は66年のライブ音源でConspicuous Only in Its Absenceの続編としてリリースされました。The Great Societyとしてレコードデビューしていませんでしたので、Grace Slickが元いたバンドとして紹介する感じでのリリースでした。男性ボーカルはDavid Minerのようですが、Grace Slick節というのがあって、彼女が歌えば、それはまるで既にJefferson Airplaneのような雰囲気になっています。

1. That's How It Is
2. Darkly Smiling
3. Nature Boy
4. You Can't Cry
5. Daydream Nightmare
6. Everybody Knows
7. Born To Be Burned
8. Father

アメリカは特に西海岸でサイケデリックブームが巻き起こり、その先駆者がJefferson Airplaneでした。彼らに影響を受けたバンドが沢山登場してくるわけですが、このバンドもその中の一つでした。しかし、違っていたのは、女性ボーカルのGrace Slickは、Jefferson Airplaneにおけるリードボーカルの位置を勝ち取ったのです。既に知名度もある憧れのバンドに加入出来たのですから、あっさりとこのバンドを脱退してしまいます。それによりこのバンドは解散。

世に出る事なく終わっていたバンドでしたが、Grace Slickが有名になり、元いたバンドとして、ライブ音源でも売れると判断されたのか、これらの作品のリリースの運びとなっていきます。Jefferson Airplaneの代表曲にもなっているSomeone to Loveの原曲がありますから、それは聴く価値があるでしょう。Jefferson Airplaneほど完成度は高くありませんが、同じ雰囲気を既に出しているGrace Slickの存在感は半端ではありません。

That's How It Is
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[20230827]

Conspicuous Only In Its Absence
(1998/07/14)

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アメリカのサイケデリックバンドThe Great Societyの68年のファーストアルバムです。後にJefferson Airplaneで活躍するGrace Slickが最初に在籍していたバンドになります。モデルだったGrace Slickがボーカルで、当時結婚していたJerry Slickがドラムで、ギターがDarby SlickとDavid Miner、ベースのPeter Vandergelderの5人組です。サイケデリックバンドのはしり、Jefferson Airplaneに影響を受けていました。録音自体は66年のものになります。

1. Sally Go 'Round The Roses
2. Didn't Think So
3. Grimly Forming
4. Somebody To Love
5. Father Bruce
6. Outlaw Blues
7. Often As I May
8. Arbitration
9. White Rabbit

後にJefferson Airplaneの代表曲となるGrace Slick作曲によるSomebody To LoveとWhite Rabbitが入っています。ライブアルバムであり、スタジオ録音のオリジナル作品はありません。それだけ電光石火でGrace SlickはJefferson Airplaneに加入して、バンド顔となっていきます。元モデルだけあって、当時のGrace Slickは相当の美人です。ジャニスジョップリン以前に、初めてロックの世界で有名になった女性でもあります。

Jefferson Airplaneに比べると完成度は低いかもしれません、その原型ともなっているような曲は新人バンドとは思えないくらいの貫禄があります。Grace Slickは同時にJefferson Airplaneにも加入していましたが、正式にJefferson Airplaneのメンバーとなり、Jerry Slickとも離婚してJefferson AirplaneかたStar Shipまで活躍していく事になります。

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[20230827]

Bat Chain Puller
(1998/07/14)

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2012年のアルバムで、彼らの最後の作品としてリリースされました。元々は76年にレコーディングされていた音源でしたが、発売予定だった、ザッパと彼のマネージャーによるDiscReet Recordsからリリースするはずだったが、ザッパとマネージャーが仲違いして、このレーベルの先行きが不透明となり、お蔵入りになっていた作品でした。などかザッパにこの音源の発売をお願いしていたが、出したければ自分で権限を買い戻せと言って拒否した。後にザッパが亡くなって、ザッパの遺族がこの音源の発売をCaptain Beefheartに持ちかけたが、画家になっていたCaptain Beefheartは拒否していました。Captain Beefheartが2010年に亡くなった後、ザッパの遺族によって、やっとリリースされる運びとなりました。曰く付きの作品であります。

1. Bat Chain Puller
2. Seam Crooked Sam
3. Harry Irene
4. 81 Poop Hatch
5. Flavor Bud Living
6. Brick Bats
7. Floppy Boot Stomp
8. Ah Carrot Is As Close As Ah Rabbit Gets To Ah Diamond
9. Owed T' Alex
10. Odd Jobs
11. Human Totem Pole (The 1000th And 10th Day Of The Human Totem Pole)
12. Apes-Ma
13. Bat Chain Puller (Alternate Mix)
14. Candle Mambo
15. Hobo-Ism

お蔵入りになっていたので、後の作品で再演されてご存知の曲も沢山ありますが、こちらがオリジナルの音源になります。オリジナルメンバーが集まっていた時のセッションなので、その後にリリースされた演奏とは違っています。ファンにとっては嬉しい発売となりました。結構ラフな演奏もあるので、デモ状態の録音もあるのかと思いますが、この悪魔的なブルースロックによる、アヴァンギャルドな演奏こそCaptain Beefheart and The Magic Bandであり、これが普通に発売されていたどうなっていたのでしょうか。

再演はされても、同じ曲でも同じような演奏を再現するのは不可能に近いものです。この時のこのセッションにこだわっていたCaptain Beefheartの気持ちが分かるくらい、再現が不可能なくらいに最高の演奏が録音されています。このラフさも彼ららしくいいです。複雑な大人の事情に関与していないザッパの遺族だからこそ実現出来た発売となりました。

Bat Chain Puller
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[20230826]

Ice Cream For Crow
(1998/07/14)

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82年のアルバムです。メンバーの入れ替えなどもありましたが、彼らならではのアヴァンギャルドなブルースロックを追求した内容になっています。前作では好意的な評価を受けていたので、今回も同じような手法になっています。もはやニューウェイヴ、オールドウェイヴも関係ないくらいCaptain Beefheart and The Magic Bandならではのスタイルになっています。

1. Ice Cream For Crow
2. The Host The Ghost The Most Holy-O
3. Semi-Multicoloured Caucasian
4. Hey Garland, I Dig Your Tweed Coat
5. Evening Bell
6. Cardboard Cutout Sundown
7. The Past Sure Is Tense
8. Ink Mathematics
9. The Witch Doctor Life
10. "81" Poop Hatch
11. The Thousandth And Tenth Day Of The Human Totem Pole
12. Skeleton Makes Good

自分達が作り上げてきたものが時代を先取りしていたと言う自負があるのか、まるっきり新しい時代のスタイルには迎合しようとしていません。とても80年代にリリースされた作品とは思えないくらいに、いつもの彼らのサウンドになっています。新しいとは感じませんが、古いとも感じない不思議な作品になっています。Captain Beefheartが口で説明してるものをバンドが再現して作られるそのスタイルは、もはや誰にも真似出来ないものでもあります。

絶対無二なこのバンドもCaptain Beefheartがこの後画家としての活動に専念する為、活動停止した事により、バンドは自然に解散となっていきます。2010年にはCaptain Beefheartは亡くなっているので、再結成も実現出来なくなっています。売り上げは落ちていましたが、最後まで自分達のやり方を曲げずに、妥協なく活動していた事は高く評価出来るものであり、ひとりよがりというより、孤高なアーティストだったと思います。こんな作品、誰に出来るものでもありません。

Ice Cream For Crow
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[20230826]

Doc At The Radar Station
(1998/07/14)

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80年のアルバムです。ワーナーと決裂してイギリスで契約していたVirgin Recordsに統一されるようになりました。当時新興レーベルだったVirgin Recordsは新しい波に好意的でした。しかし、このバンド、ニューウェイヴに迎合する事なく、自分達のスタイルを固持する事になっています。しかし、当時、パンクから発生したニューウェイヴの最先端、ポップグループのようなアヴァンギャルド性はこのバンドの十八番でしたから、自分たちがやってきた事を妥協する事なく出せば十分だったのです。

1. Hot Head
2. Ashtray Heart
3. A Carrot Is As Close As A Rabbit Gets To A Diamond
4. Run Paint Run Run
5. Sue Egypt
6. Brickbats
7. Dirty Blue Gene
8. Best Batch Yet
9. Telephone
10. Flavor Bud Living
11. Sheriff Of Hong Kong
12. Making Love To A Vampire With A Monkey On My Knee

Don Van Vlietによってプロデュースされ、新しいメンバーでのレコーディングですが、悪魔的なブルースロックをアヴァンギャルドに演奏する事で、古臭さを感じさせないような勢いのある作品に仕上げています。どんなに若手がニューウェイヴだと頑張っても、フランクザッパにはかないませんでしたので、当時でもザッパは一目を置かれていました。そのザッパに鍛えられてきたバンドですので、若手に負けないような内容になっています。

しかし、ニューウェイヴやテクノなどの時代のサウンドは全く取り入れず、自分達のスタイルだけで文句なしの作品を作り出しています。若手の方が彼らを真似していたので、本家本元が登場すればその威光は輝かしいものです。ただし、売れるのは若手の作品になりますから、昔より少し売り上げは回復した感じになりました。この時代でも現役で頑張っている自体すごい事で、この妥協の無さは敬服いたします。

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[20230825]

Shiny Beast (Bat Chain Puller)
(1998/07/14)

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78年のアルバムです。76年にオリジナルメンバーを集めて、フランクザッパのプロデュースでBat Chain Pullerというアルバムを制作したが、ザッパと彼のマネージャーだったHerb Cohenで設立したDiscReet Recordsが、二人の対立により行き先不透明となり、Bat Chain Pullerはお蔵入りとなりました。せっかく集めたオリジナルメンバーも散り散りになり、新しく集めたメンバーで再度レコーディングしてWarner Recordsからリリースする運びとなりました。

1. The Floppy Boot Stomp
2. Tropical Hot Dog Night
3. Ice Rose
4. Harry Irene
5. You Know You're A Man
6. Bat Chain Puller
7. When I See Mommy I Feel Like A Mummy
8. Owed T'Alex
9. Candle Mambo
10. Love Lies
11. Suction Prints
12. Apes-Ma

いつものブルースロックではありますが、メンバーが違えば、使用する楽器も違いますから、サウンドがまるで違います。そしてサザンロック的な跳ね方をするブルースロックは、洗練さが違う方向に行っていて、これまでのスタイルとは違った、新しいCaptain Beefheart and The Magic Bandサウンドが出来上がっています。これはCaptain BeefheartことDon Van Vlietが意図するものとは違う形となったと思いますが、怪我の功名というのもありますから、新しい自分たちのスタイルだと割り切れれば先に進めます。

時代はどんどん洗練されていき、ディスコブームもあり、ハードロックとプログレの衰退、パンクの台頭、時代はどんどん彼らを置き去りにしていきます。なので、売り上げは相変わらずですが、アメリカのローカルバンドのような活動となっていきます。メジャーレーベルの力があってしても、オールドウェイヴのままでいたら生き残れない時代となっていきます。それでも、悪魔的なブルースロックという、スタイルにおいては右に出る者はおりません。スタイルを変えないというのも、現在の耳で聴くと高く評価できる仕上がりになっていると思います。

The Floppy Boot Stomp
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[20230824]

Bluejeans & Moonbeams
(1998/07/14)

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74年のアルバムです。前作も低迷できちんと給料が支給されなくなる事を危惧したメンバーは去っていき、新しく集めたメンバーによって制作されました。ブルースロックを極めたサザンロックになっていて、当時のアメリカンロックならではの作風ではありますが、サイケの時代から注目されていた彼らに対するイメージとは違っている事から、どんどんファンは離れていきました。

1. Party Of Special Things To Do
2. Same Old Blues
3. Observatory Crest
4. Pompadour Swamp
5. Captain's Holiday
6. Rock 'N Roll's Evil Doll
7. Further Than We've Gone
8. Twist Ah Luck
9. Bluejeans And Moonbeams

Captain Beefheartの意図しないところで制作された作品でもありますが、音楽的にはそれほど悪くなく、サザンロックファンにとってはかなりレベルの高い作品に仕上がっていると思います。Captain Beefheartのダミ声も復活していて、スワンプロックな雰囲気ではありますが、かなり洗練したアレンジになっています。J. J. Caleの曲やメンバーによる曲が入っていたり、これまでのようなCaptain Beefheartの独裁体制とは違ってきています。

世界的な流行とは別に、アメリカでは依然カントリーロックやサザンロックが大きく支持されており、どれだけ保守的な国であるかが、音楽の趣向からも伺えるのですが、ソウルミュージックが流行っていた東海岸とは違って、ウェストコーストはフュージョン系とは別に、依然としてサザンロックが売れていました。なので、この音楽性はちゃんと売れたいという意志から生まれており、少し洗練された感じも70年代らしい作品になっています。ただ、このバンドのこれまでのイメージとは違ってきています。

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[20230823]

Unconditionally Guaranteed
(1998/07/14)

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74年のアルバムです。前作Clear Spotが用意周到に作られていたにも関わらず、売り上げが伸びなかったので、Mercury Recordsに移籍、Andy Di Martinoがプロデュースを務めました。オリジナルメンバーのAlex St. Clairが復帰して、再起をかけた作品になっています。音楽的にはブルースロックというより、ファンキーな内容になっていて、それもニューオリンズ系のファンキーさであり、サザンロックっぽい感じになっているでしょうか。

1. Upon The My-O-My
2. Sugar Bowl
3. New Electric Ride
4. Magic Be
5. Happy Love Song
6. Full Moon, Hot Sun
7. I Got Love On My Mind
8. This Is The Day
9. Lazy Music
10. Peaches

意識的にファンキーさを演出しており、ホーンセクションがギターなみにアレンジに関わってきています。ファンクミュージックとは違って、ライクーダーを意識しているのか、ニューオリンズ系のセカンドライン的なファンクになっています。なので、ブルースロック色は薄めずに彼らなりのサザンロックを演出しているように感じます。なので、どこか、これまでよりも明るく、ポップな印象を受けます。

Captain Beefheartの歌い方もダミ声ではなくなっています。これも売れる為の対策でしょうか、大所帯のバンドですから、経済的には深刻な状態だったようです。しかし、レコード会社が変われば、それだけ予算がおりますから、心機一転するにはうってつけだったようです。彼らのイメージの変化を抑えつつ、売れる為にこうしたスタイルに行き着いたようです。しかし、彼らにとっては、とても下品で最低な作品だと思われていたようです。悪魔的な印象が無くなっていますが、音楽的には悪くないと思います。

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[20230822]

Clear Spot
(1998/07/14)

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72年のアルバムです。プロデュースにTed Templemanを起用。これまでのように悪魔的なブルースロックを極めていますが、どこかポップな響きになっているのはTed Templemanによるものでしょうか。Mothers of Inventionから流動してきたメンバーは3人になり、バンドは6名編成となりました。ザッパはMothers of Inventionではないプロジェクトを始めたので、メンバーがこちらに流れてきたようです。

1. Low Yo Yo Stuff
2. Nowadays A Woman's Gotta Hit A Man
3. Too Much Time
4. Circumstances
5. My Head Is My Only House Unless It Rains
6. Sun Zoom Spark
7. Clear Spot
8. Crazy Little Thing
9. Long Neck Bottles
10. Her Eyes Are A Blue Million Miles
11. Big Eyed Beans From Venus
12. Golden Birdies

ザッパの難題に応えてきたツワモノですから、Captain Beefheartの要求にもしっかり対応しています。悪魔的な演奏にユーモアが加わって、ポップに聴けるようになっています。Captain Beefheartも時代に合わせるようになったのか、A.O.R.的なアレンジの曲も作るようになっています。まだA.O.R.になるには時が熟していませんが、こうした曲を書く人が増えてきて、後のムーヴメントになっていきます。

ロック畑の人にとっては、どういう感覚を持てば、このようなメロウな曲が書けるのだろうと思ってしまいますが、ソウルミュージックも習得する事でその感覚は掴めます。しかし、そうした行為が許されるようになるのは80年代になってからです。70年代でそういう挑戦をしていた人は、かなり進んだ感覚を持っていたと思います。悪魔的なブルースの中に、そうしたメロウな曲が入る事で、多様性の時代に入った事が伺えます。

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[20230821]

The Spotlight Kid
(1998/07/14)

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72年のアルバムです。メジャーレーベルRepriseからのリリースになります。ザッパのマザースからギターのElliot Ingberが加入して、よりブルースロックを極めるようになりました。これまでは完全にCaptain Beefheartの指示通りに演奏しなければなりませんでしたが、ここからは、ある程度、バンドに委ねるようなアレンジになっています。それだけバンドのパフォーマンスが向上したという事でしょう。

1. I'm Gonna Booglarize You Baby
2. White Jam
3. Blabber 'N Smoke
4. When It Blows Its Stacks
5. Alice In Blunderland
6. The Spotlight Kid
7. Click Clack
8. Grow Fins
9. There Ain't No Santa Claus On The Evenin' Stage
10. Glider

イギリスではヒットしていましたが、本国アメリカでは売り上げが伸びていなかった為、地元西海岸中心だったコンサートを東側も回るようにして、アメリカでの売り上げを狙うようになりました。もうサイケデリックの時代も終わり、カントリーロックやハードロックが流行っていました。それでも彼らはブルースロックはまだ有効だと判断して、よりそのスタイルを極めています。

Elliot Ingberが加入した事で、ザッパっぽい、アヴァンギャルドポップなアレンジも加わっていますが、以前のような前衛性は控えて、ブルースの解釈を拡大する方向となっています。ウルフマンジャックのような歌い方は、後のトムウェイツの歌唱にも音楽性にも影響を与えていると思われます。それだけ革新的なブルースロックを表現しています。それはストーンズよりもユニークだと思います。

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[20230820]

Mirror Man
(1998/07/14)

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71年のアルバムです。録音自体は67年で、Buddah時代にお蔵入りにされていた音源を復元した内容になっています。後に、これに同時期に録音されていた5曲を足したThe Mirror Man SessionsもBuddahからリリースされています。悪魔的なブルースロックを演奏していた時期で、販売権利があるBuddahが持ち出したもので、これはバンド自体にとっては歓迎されるべき事であったのかは不明ですが、彼らにとっては一つの作品が加えられる事になりました。

1. Tarotplane
2. Kandy Korn
3. 25th Century Quaker
4. Mirror Man

セッション形式での演奏で、曲の長さは長く、実際にリリースされていたのであれば、もっと短く編集されていた事でしょう。それをそのままのバージョンでリリースした事で、ポップじゃなかったから彼らを見放したBuddahレーベルの償いのような作品になっているのでしょうか。ちょうど70年代の初期にストーンズがやっていたスタイルに近い感じもあり、ブルースロックが好きなファンにはたまらない内容になっています。

ソロが得意なメンバーはおらず、延々とグルーヴしていくセッションになっています。ソロらしきものはCaptain Beefheart によるハーモニカやオーボエくらいなものです。こういうところもストーンズに近いスタイルです。こうしたセッションの延長線上としてアヴァンギャルドの時期に入っていきますが、フリージャズの要素を加える前のジャムバンド的な演奏が楽しめます。

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[20230820]

Lick My Decals Off, Baby
(1998/07/14)

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70年のアルバムです。Trout Mask Replicaと双璧をなす彼らの代表作になっています。しかし、フランクザッパ傘下に入ったCaptain Beefheartでしたが、ザッパのプロデュースには満足しておらず、今作は自分でプロデュースしています。ほとんど即興的にレコーディングされたTrout Mask Replicaよりも時間をかけてレコーディングされており、完成度ではCaptain Beefheartの満足のいくものとなり、彼らにとっての最高傑作となっています。

1. Lick My Decals Off, Baby
2. Doctor Dark
3. I Love You, You Big Dummy
4. Peon
5. Bellerin' Plain
6. Woe-Is-Uh-Me-Bop
7. Japan In A Dishpan
8. I Wanna Find A Woman That'll Hold My Big Toe Till I Have To Go
9. Petrified Forest
10. One Red Rose That I Mean
11. The Buggy Boogie Woogie
12. The Smithsonian Institute Blues (Or The Big Dig)
13. Space-Age Couple
14. The Clouds Are Full Of Wine (Not Whiskey Or Rye)
15. Flash Gordon's Ape

アヴァンギャルドな雰囲気も残っていますが、悪魔的なブルースロックの部分が強めに出るようになっています。それにより、ロック的にかっこいい内容になっていると思います。作曲からレコーディングまで全てを掌握したCaptain Beefheart の思い通りの作品作りが出来て、彼らにとっても大満足のいく作品となりました。しかし、世間的な評価はTrout Mask Replicaの方が上回っており、不本意な評価に甘んじています。

バンドメンバーも入れ替えが激しく、ザッパに批判的になっていたCaptain Beefheartでしたが、マザーズのメンバーを拝借したりしています。まるでウルフマンジャックのようなダミ声で歌うCaptain Beefheartの表現としては、彼らの納得のいく出来映えであり、Trout Mask Replicaよりもロック的な仕上がりなので、悪魔的でありながらも、いい意味でポップになったと思われます。これぞCaptain Beefheart and The Magic Bandと言えるべき名作となりました。

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[20230819]

Trout Mask Replica
(1998/07/14)

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69年のアルバムで、彼らの最高傑作との評価されている作品になります。Buddah Recordsからフランクザッパが立ちょあげたStraight Recordsに移籍、プロデュースもフランクザッパが担当、これまでにないくらい前衛、アヴァンギャルドな作品に仕上がっています。Buddah Records時代には自由に作品作りが出来なかった反動で、ザッパのような前衛作品に仕上げてきています。アナログ盤では2枚組の大容量となりました。

1. Frownland
2. The Dust Blows Forward 'N The Dust Blows Back
3. Dachau Blues
4. Ella Guru
5. Hair Pie: Bake 1
6. Moonlight On Vermont
7. Pachuco Cadaver
8. Bills Corpse
9. Sweet Sweet Bulbs
10. Neon Meate Dream Of A Octafish
11. China Pig
12. My Human Gets Me Blues
13. Dali's Car
14. Hair Pie: Bake 2
15. Pena
16. Well
17. When Big Joan Sets Up
18. Fallin' Ditch
19. Sugar 'N Spikes
20. Ant Man Bee
21. Orange Claw Hammer
22. Wild Life
23. She's Too Much For My Mirror
24. Hobo Chang Ba
25. The Blimp (Mousetrap Replica)
26. Steal Softly Thru Snow
27. Old Fart At Play
28. Veteran's Day Poppy

Captain Beefheartが思いついたアイデアを口笛などでメンバーに伝えて、メンバーには常に彼の理想に近づける演奏を強要していました。そうした自由な発想の音楽をリリース出来る環境を手に入れたので、この作品により、彼らの評価は高いものになりました。ザッパの影響力は強いものでしたが、これまでの悪魔的なブルースロックを前衛的に演奏する事により、悪魔がラリっているような楽曲になっています。

フリージャズをロックに導入したポップグループにも影響を与えた歴史的な作品となっています。ザッパの場合は、もっとユーモアがありますが、悪魔的なイメージも残しているので、ユーモアよりもロック的な衝撃性を強調した内容になっています。この前衛性はこれまで使った事がないピアノによって作曲するという方法によって、得られたようで、演奏も出来なかったピアノによって、ぶきっちょに作曲された曲が、前衛的な響きを持つに至っています。ピアノが弾ける人には出来ない発想が生まれています。

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[20230819]

Strictly Personal
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。Ry Cooderが脱退してJeff Cottonが加入してレコーディングされましたが、当初はお蔵入りにされておりましたが、海賊盤で出回り、何曲か新しく録音し直したりもしていましたが、当初のバージョンが出回っているようです。当初の計画だと、Captain Beefheart and His Magic Bandによる綿密なスタジオ録音の部と、25th Century Quakerという架空のバンドによるアヴァンギャルド・ブルースの即興演奏の部からなる二部構成にするように計画されており、ジャケットに茶色の包装紙に差出人名が25th Century Quakerで受取人名がCaptain Beefheart and His Magic Bandと記されているのはその名残りのようです。

1. Ah Feel Like Ahcid
2. Safe As Milk
3. Trust Us
4. Son Of Mirror Man - Mere Man
5. On Tomorrow
6. Beatle Bones N' Smokin Stones
7. Gimme Dat Harp Boy
8. Kandy Korn

Ry Cooderがいなくなった事で、よりRy Cooderを意識してか、スライドギターが炸裂しまくっています。悪魔的なブルースロックをグロテスクに演奏しまくっています。サイケというよりアシッドな雰囲気になっています。何か儀式的な宗教感が感じられます。Buddah Recordsはポップな作品を出したかったので、この録音はお蔵入りになったようですが、後にBlue Thumb Recordsからリリースされ、日の目を見る事が出来ました。

こうしたいざこざもあり、親友のFrank Zappaの自由なインディーズ環境に身を寄せるようになっていきます。当初の2部構成の作品としてはまだ未完成な部分もあるのかも知れませんが、完成される事なく、この音源が世に出されました。なので、とてもラフな雰囲気がありますが、それがより悪魔的な演奏を効果的に盛り上げてくれています。この雰囲気は後にストーンズも真似していると思われます。

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[20230818]

Safe As Milk
(1998/07/14)

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アメリカのバンドCaptain Beefheart and The Magic Bandの67年のファーストアルバムです。当時出来たばかりのレーベルBuddahからのリリースになります。メンバーはボーカルのDon Van VlietことCaptain Beefheartを中心にギターのAlex St. Clair Snouffer、なんとRy Cooderもスライドギターで正式メンバーでした。ベースのJerry Handley、ドラムのJohn Frenchは当時16歳でした。この五人がオリジナルメンバーで、ゲストでTaj Mahal やRuss Titelman が参加、プロデュースはRichard PerryとBob Krasnowです。

1. Sure 'Nuff 'N Yes I Do
2. Zig Zag Wanderer
3. Call On Me
4. Dropout Boogie
5. I'm Glad
6. Electricity
7. Yellow Brick Road
8. Abba Zaba
9. Plastic Factory
10. Where There's Woman
11. Grown So Ugly
12. Autumn's Child

ブルースロックを基本にサイケデリックな雰囲気でユニークなサウンドを作り出しています。この後Monterey Pop Festivalに出演して名前を広めていきました。当時のほとんどのサイケな新人バンドはMonterey Pop Festivalに出演した事をきっかけに有名になっていきます。ブルースロックもサイケなアレンジにする事でポップな表現になっていきます。ほとんどの曲をCaptain Beefheartが書いており、ブルースロックなアレンジをまるでウルフマンジャックみたいな声で歌っています。

ブルースロックも流行っていたし、サイケデリックロックも流行っていたので、まさに時代のど真ん中から登場してきたバンドでした。勿論、バンドとしての演奏力がなければ有名にはならなかった事でしょう。Captain Beefheartのユニークなキャラクターを演出した事も功を奏し、期待の新人として迎え入れられます。彼らの知名度を上げる事に貢献したRy Cooderはこの後脱退します。メンバーチェンジを繰り返して、バンドはどんどん膨張していきます。

Full Album
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[20230810]

Reunion
(1998/07/14)

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77年のアルバムで、オリジナルメンバーでの再結成の唯一のアルバムになります。これ以降は新作はリリースされていませんので、最後の作品となっています。プロデュースはSam Chartersで、ファンキーな曲もある、カントリーロックになっています。70年代らしいサウンドになっています。Country Joe McDonaldはソロとしても現役なので、再結成においても対応力があります。

1. Come To The Reunion
2. Time Flies By
3. Stateline, Nevada
4. Love Is A Mystery
5. Dirty Claus Rag
6. Not So Sweet Martha Lorraine
7. Thunderbird
8. Gibson's Song
9. No One Can Teach You How To Live
10. Insufficient Funds
11. Dreams

オリジナルメンバーが揃って、各メンバーが曲を提供しているので、単なる企画モノというより、成熟したバンドの姿が映し出されています。ジャズホーンも加えて、ラグタイムっぽい曲をやったり、アメリカのルーツミュージックを上手にポップソングとして料理しています。再結成ブームは80年代以降になりますので、人がやっているから集まったというより、自然な流れでの再結成だったと思います。

この後もバンドは幾度となく再結成されますが、オリジナルメンバー全員が揃ったのはこの時だけです。この後の流れは人がやっているからの例に倣っているようです。音楽的には新しいものが無く、単なる同窓会みたいになっていますので、ファンだけが満足してもらえるような状況であります。Not So Sweet Martha Lorraineを再演したりと、昔の名前に寄り添っているものになりますが、カントリーロックが好きな人には良質な内容になっています。

Come To The Reunion
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[20230809]

C.J. Fish
(1998/07/14)

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70年のアルバムです。Country Joe McDonaldはソロ活動を始めており、ソロの履歴の方が長くなっていくのですが、プロデューサーをTom Wilsonに代え、バンドメンバーもジャニスのBig Brother and the Holding Companyから借りてきたりと、一時しのぎ的な状態になっています。音楽的にはフォークロックな内容であり、サイケ色が無くなりました。これは時代的に自然な移り変わりでありました。

1. Sing Sing Sing
2. She's A Bird
3. Mara
4. Hang On
5. The Baby Song
6. Hey Bobby
7. Silver And Gold
8. Rockin' Round The World
9. The Love Machine
10. The Return Of Sweet Lorraine
11. Hand Of Man

売り上げも順調でしたが、バンドとしての集中力は切れており、この後解散となります。ほぼCountry Joe McDonaldのソロ作品にようなアルバムタイトルですが、バンドとしてはなんとか一矢を報いたいという思いでレコーディングされましたが、Country Joe McDonaldがソロ活動に専念するようになり、一時しのぎで集められたメンバーもそこまで思い入れが薄くなり、サイケデリックの時代を飾ったこのバンドはこれにて幕を閉じます。

音楽的にはポップになり、ラブソングを歌うようになっていて、売り上げも伸びていましたが、プロテストソングを売りにしていた彼らにとってはらしくない内容になっています。クセのないフォークロックであり、とても聴きやすい内容になっています。カントリーロックもフォークロックも70年代に入って、より進化していきますので、バンドの集中力が切れては続いていきません。時代の幕切れとともに彼らも姿を消してしまいました。

Sing Sing Sing
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[20230808]

Here We Are Again
(1998/07/14)

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69年のアルバムです。ソロ活動を始めていたCountry Joe McDonaldが一時バンドを離れていたので、解散状態にあったのですが、すぐにCountry Joe McDonald が復帰してバンドを再スタートしました。それでこのアルバムタイトルなのでしょう。オリジナルメンバーとしてはCountry Joe McDonald とBarry "The Fish" Meltonの二人だけで、過去のメンバーはゲストとして参加しています。なので、正真正銘Country Joe & The Fishの作品となっています。

1. Here I Go Again
2. Donovan's Reef
3. It's So Nice To Have Love
4. Baby, You're Driving Me Crazy
5. Crystal Blues
6. For No Reason
7. I'll Survive
8. Maria
9. My Girl
10. Doctor Of Electricity

まだ少しサイケデリックな雰囲気は残っていますが、ほぼ脱サイケしており、他のバンドと同じようにカントリーロック系の曲が多くなっています。当時はレイドバックと呼ばれていましたが、カラフルなサイケから原点回帰するような思考になっていきます。そんな中、ビートルズのレットイットビー、当初はゲットバックという作品のレコーディングがなされますが、あまりにもビートルズらしくなくて、お蔵入りになります。ビートルズはこの時代の流れに乗り切れなかったのです。そして解散となっていきます。

ストーンズはこの流れに見事に乗っかり、60年代を引っ張ってきたビートルズが不在となる70年代は独自の進化を遂げていきます。より多様性が生まれていきます。そんな多様な時代への助走となるべき内容の作品に仕上がっていると思います。そしてこのバンドが歴史に名を残す行事としてウッドストックへの参加により、映像としても今日まで彼の姿が残されています。ウッドストックだけが現在も有名ですが、当時は他にも沢山のロックフェスが開催されており、ウッドストックはそんな時代の終焉を象徴するような行事でありました。そこからヒッピー達も徐々に消えていくのでした。

Here I Go Again
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[20230807]

Together
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。Country Joe McDonaldが一時的にバンドを離れていた時期もあり、他のメンバーも曲を提供するようになっています。それにより、サイケだけじゃなく、ポップな内容に仕上がっていて、一番売れた作品となりました。ジャニスの影響なのか、Rock And Soul Musicのようなロックとソウルミュージックを融合させうようと試みたりしています。Country Joe McDonaldはこの後ソロ活動にもご執心になりますので、それが結果としてバンドの結束に結びついています。

1. Rock And Soul Music
2. Susan
3. Mojo Navigator
4. Bright Suburban Mr. & Mrs. Clean Machine
5. Good Guys/Bad Guys Cheer And The Street Of Your Town
6. The Fish Moan
7. The Harlem Song
8. Waltzing In The Moonlight
9. Away Bounce My Bubbles
10. Cetacean
11. An Untitled Protest

まだ、サイケデリックな雰囲気の曲もありますが、この早い段階から、早くも脱サイケな楽曲が増えています。他のバンドはこの後脱サイケとしてカントリーロック系になりがちでしたが、このバンドはソウルミュージックを新しい要素として捉えようとしているようで、そこがとても斬新に感じられます。Country Joe McDonaldの歌い方もソウルフルになっています。

そして他のメンバーはもっと違う要素を出してきて、サイケではない方法において、マジカルな作品に仕上げています。このバンドはサイケというより、プロテストソングを第一に考えていて、音楽スタイルにそれほどこだわりが無かったと思われます。彼らが気にかけていたのは自分たちの曲が放送禁止にならないようにという配慮だったと思います。どんなに自由を謳っても体制側は圧力をかけてきます。国家はベトナム戦争を正当化したいのですが、ありのままをジャーナリズムが暴いた事で、反戦の波が大きくなっていきます。

Rock And Soul Music
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[20230806]

I-Feel-Like-I'm-Fixin'-To-Die
(1998/07/14)

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67年のアルバムです。The Fish Cheer & I-Feel-Like-I'm-Fixin'-To-Dieは当時のベトナム戦争に向けたプロテストソングの中でも最も有名な曲と呼ばれるほどヒットしました。JanisはCountry Joe McDonaldが当時付き合っていたJanis Joplinの為に書かれた曲になります。ファーストアルバムよりもアコースティックギターによるアレンジが多くなり、フォークロックとサイケデリックな雰囲気が混じりあっています。

1. The Fish Cheer & I-Feel-Like-I'm-Fixin'-To-Die
2. Who Am I
3. Pat's Song
4. Rock Coast Blues
5. Magoo
6. Janis
7. Thought Dream
8. Thursday
9. Eastern Jam
10. Colors For Susan

全てCountry Joe McDonaldによって書かれたオリジナル曲ばかりですが、これが、カントリーロックやフォークロック、ブルースロックなど、アメリカンルーツミュージックを見事に引用した曲作りがなされており、アメリカの保守的な人にも好まれるような曲でありながら、新しい音楽を求める人の欲求にも答えられるだけのオリジナリティーも秘めています。ただ奇をてらっただけのサイケデリックミュージックとは違う深みを持っています。

バンドの人気もうなぎ登りに上がっていき、ウッドストックでも大喝采を浴びていました。まさに時代を描き出したバンドであり、時代に求められている音を引き出しています。プログレにも通じるような展開も持っていますが、そちらの方向には進みませんでした。ガーレジバンドとしてのラフさな影を潜めています。オルガンの存在も大きく、こうした流れがドアーズを生み出していきます。

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[20230806]

Electric Music For The Mind And Body
(1998/07/14)

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アメリカは西海岸のサイケデリックグループCountry Joe & The Fishの67年のファーストアルバムです。サンフランシスコやカリフォルニアはフラワームーヴメントのメッカであり、多くのサイケバンドが西海岸から登場しています。ギターとボーカルのCountry Joe McDonaldを中心にギターのBarry Melton 、ギターとオルガンのDavid Cohen、ベースのBruce Barthol 、ドラムのGary "Chicken" Hirsh の5人組でスタートしました。プロデュースはSamuel Chartersです。

1. Flying High
2. Not So Sweet Martha Lorraine
3. Death Sound Blues
4. Happiness Is A Porpoise Mouth
5. Section 43
6. Superbird
7. Sad And Lonely Times
8. Love
9. Bass Strings
10. The Masked Marauder
11. Grace

ほとんどの曲をCountry Joe McDonaldが書いており、反戦や社会派の歌詞を書いており、フォークブルース系のスタイルをサイケデリックなサウンドで演奏しています。日本のグループ・サウンズもこの時代で、あまりビートルズの影響を感じませんでした。多くのグループ・サウンズは、こうしたサイケバンドやキンクスの影響を受けていたと思われます。なので、とても日本的なグループ・サウンズに近いスタイルなので、日本人にも好まれるようなスタイルだと思います。

Not So Sweet Martha Lorraineがシングルヒットしており、デビュー当時から人気は高かったのでありました。Graceは当時は唯一の女性ロックシンガーだったジェファーソンエアプレインのグレーススリックに捧げられています。サイケの第一人者はジェファーソンエアプレインだったようですが、このバンドもかなり早くからサイケデリックシーンをリードしていました。後のウッドストックでの出演でも大人気でした。

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[20230805]

Psychotic Reaction
(1998/07/14)

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アメリカのサイケデリックガレージバンド、Count Fiveの66年の唯一のフルアルバムになります。メンバーはボーカルとギターのJohn "Sean" Byrne、ボーカルのKenn Ellner 、リードギターのJohn "Mouse" Michalski 、ドラムのCraig "Butch" Atkinson 、ベースのRoy Chaneyの5人組です。サーフロックをやっていましたが、時代に合わせて、サイケデリックでガーレジバンド的なサウンドに変化しました。

1. Double Decker Bus
2. Pretty Big Mouth
3. The World
4. My Generation
5. She's Fine
6. Psychotic Reaction
7. Peace Of Mind
8. They're Gonna Get You
9. The Morning After
10. Can't Get Your Lovin'
11. Out In The Street

フーのMy GenerationとOut In The Streetをカバーしていますが、他はオリジナル曲になっています。タイトル曲のPsychotic Reactionがシングルヒットして、後に映画の中でも流れるなど、多くの人に愛されてきました。サイケな音創り、フーなどのビートロックからの影響からガレージロックなスタイルを生み出し、後の後継達に多大な影響を与えていますが、新作を製作できないまま69年に解散しています。

後に再結成ブームの中、再結成しますが、ライブアルバムを残したのみで、新作は作らずじまいです。それから徐々にメンバーも亡くなってきて、もう再結成もままならない状態になっています。サイケデリックの歴史的名盤としてよく紹介される作品ではありますが、これ以降の作品を作れていないという、集中力はなかったようです。なので、バンドとしての力量はともかく、時代に産み落とされていった楽曲は永遠に残ります。

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[20230805]

Apryl Fool
(1998/07/14)

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日本のサイケデリックグループApryl Foolの69年の唯一のフルアルバムになります。日本ではまだグループ・サウンズが流行っていた中、宇野亜喜良がデザインしたコスチュームを着たサイケデリックバンドザ・フローラルを母体としたバンドで、そこにベースの細野晴臣とドラムの松本隆、当時は松本零と名乗っていた、加わり、Apryl Foolとしてデビューしました。他のメンバーはボーカルの小坂忠、ギターの菊池英二、キーボードの柳田博義の5人組でした。

1. Tomorrow's Child
2. Another Time
3. April Blues
4. The Lost Mother Land (Part 1)
5. Tanger
6. Pledging My Time
7. Sunday
8. Honky Tonk Jam
9. The Lost Mother Land (Part 2)

細野晴臣と松本隆は後にはっぴいえんどを結成しますが、音楽性は全く違います。英語歌詞によるブルースロックをベースにしたサイケデリックロックを演奏しています。グループサウンドから比べると、英語で歌うというのは当時は斬新だったと思いますが、それだけまだ日本語によるロックにコンプレックスを感じていた時代だったのです。はっぴいえんどになるとフォークロックになりますから、日本語で歌う事を大事にしていきます。

アルバムジャケットは当時電通のカメラマンだった荒木経惟が撮影。自分達でプロデュースして、ファズギターやオルガンなどで、初期のピンク・フロイドっぽい感じの曲も演奏しています。細野晴臣のベースはかなり動き回っています。これが彼にとって最初のレコーディングとなっていますので、まだ若さも感じます。しかし、ここまで弾きこなすイメージも少ないので、とても興味深い演奏になっていると思います。当時の日本においてはかなり斬新な作品になっていると思います。

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[20230804]

WaS
(1998/07/14)

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2014年のアルバムで、おそらく最後の作品となります。オリジナルメンバーのMark Tulinは2011年に亡くなっています。James Loweだけが、オリジナルメンバーとして生きていますが、もう再結成での活動もままならなくなり、未発表音源やライブ音源から集めた作品になっています。オリジナルメンバー時代での曲もあり、とてもThe Electric Prunesらしいサイケデリックな作品になっています。

1. Smokestack Lightning
2. TOKYO
3. Beauty Queen
4. Like Getting High
5. The Girl Who Crashed My Dream
6. Frozen Winter
7. Circles
8. Between The Cracks
9. Blue Sky / Red Dress
10. Love Fade Away
11. Bullet Thru The Backseat
12. Adoration Stuck
13. Hollywood Hype
14. Don't Sneeze On Me
15. Oh My My

再結成後の曲もありますが、全体的に昔の未発表曲の雰囲気に近い曲が集められているので、サイケデリックバンドだったThe Electric Prunesらしい内容になっています。オリジナル時代は自分達でレコーディング出来なかった作品もありましたので、当時の未発表音源を聴けるのは嬉しい限りです。James Loweだけが残っていても、声もしゃがれていますので、この後は作品のリリースは出ていません。

ガレージバンド、それはパンクとも違った、生々しい限りの、素のバンドのラフさをそのままぶつけてくるロックでありますが、それにサイケデリックな雰囲気を纏った The Electric Prunesの魅力が存分に楽しめる内容になっています。こういうバンドは60年代だったから生まれたものでありますでしょうし、現在真似しようにも真似できない部分もあるでしょう。しかし、ロックの歴史として私達は共有して未来のロックを思い描く事が出来ます。

Smokestack Lightning
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[20230803]

Feedback
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。ガレージバンドでもグラムロックでも無くなっています。これは何でしょうか。サイケデリックな感じの曲ですが、違う雰囲気で演奏しています。だから不思議な感じになっていますが、サイケデリックロックという表現になってしまいそうです。The Electric Prunesというバンドを維持する上で、どういう音楽性にすべきか考えて、結局サイケだよね、って感じに落ち着いたのでしょうか。

1. Hello Out There
2. Circus Freak
3. Flying Blind
4. I'll Give You Feedback
5. Innerlight Transcendence
6. Morphine Drip
7. Tulip Between The Eyes
8. African Bees
9. Batch Of Violins
10. Itzomad

Feedbackというタイトルでエフェクターの設計図のようなジャケット。そしてアンプでフィードバックしているサウンド。改善点や評価を伝え、軌道修正を促すという意味合いにおいてのアルバムタイトルだとすれば、原点回帰しながらもさらなる改善点をこなしましたという内容になっているようです。それであれば、このスタイルも納得がいきます。再結成してライブをこなしていますから、何が一番受けるのか、という事で、ライブ受けする内容にしてきたのでしょう。

デビュー当時はやりたい音楽をやりたいとバンドを結成したはずです。それが売れる為に、いろんなスタイルを強要されて、望む望まないは言えなかった。再結成してやりたい事をやってきましたが、結局ファンに喜んでもらうのが一番だという結論に達したようです。常に現役のストーンズも、やりたい音楽ではなく、ファンに人気がある作品を分析して曲を作るようになってきました。ベテランになればなるほど、そういう傾向になっていくのでしょう。だか純粋に作品を楽しみたいだけだと不思議な感じに聴こえます。

Hello Out There
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[20230802]

California
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。前作よりもポップになっています。彼らからサイケデリックを抜いたら何だったんだろう、というのが明確になります。ガレージバンドだったんだと、ハードロックでもヘヴィメタにもならない、パンクでもない、ガレージバンドとしてのラフさを再結成しても忘れていない。その精神はお見事と言わざるおえない。ポップになってもガレージバンドであろうとしています。

1. Sideshow Charade
2. 49 Songs
3. I Never Knew What You Wanted
4. Makin' Some Noise
5. Pacific Ocean Blue
6. I'll Drag You Home
7. Rosy Made Me Crazy
8. Transient Absolution
9. Tidal Wave
10. Rewired
11. Running With Scissors
12. The Rickenbacker 12 String
13. Cinema Verite'
14. Untitled (Peter Lewis From Moby Grape Talks)

解散前にブギースタイルのロックンロールをやっていたりしていましたが、それを見事にグラムロックとして完結させています。解散していなかったとしても、グラムロックバンドとしてやっていけたんだという自負が伺えます。何故こんなにポップな曲にしているのかという疑問も、彼らなりのグラムロックを再現したかったのだというのが見えてきて納得です。昔からのファンからしたら?な内容かもしれませんが、昔出来なかった事をやって、彼らなりに消化しようとしているのだと思います。

前作は自主制作でしたが、とうとう自分達のレーベルPrunetwangを立ち上げてまで、この再結成されたバンドを維持しようとしています。彼らの本気度が伝わってきます。レコード会社やマネージメント会社からの圧力を受けない、バンドとしてやりたい事をやる、そんな強い意志で再結成されています。James Loweの歌声もしゃがれていますが、それがグラムロックなスタイルに妙にマッチして、グラムロックファンにも納得出来る作品に仕上がっています。

Sideshow Charade
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[20230801]

Artifact
(1998/07/14)

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再結成してからの2001年のアルバムです。James Loweなどオリジナルメンバーもいますが、新メンバーが多くいます。しかし自主制作でのリリースで、自分達でプロデュースして、自分達の曲を演奏するという、現役時代には叶わなかった事を出来るようになっています。少しメタルっぽいサウンドではありますが、ファズで歪ませるなど、The Electric Prunesらしいサイケな雰囲気にこだわっています。

1. Lost Dream
2. Seven & Seven Is
3. Last Night I Had A Dream
4. Bullet Thru The Backseat
5. Phone Won't Ring
6. All About Wires
7. Devils Candy
8. Analog Life
10. Mujo 22
11. Castaway
12. Le Fire
13. Halloween Ending
14. Hard Time
15. Slobodon

James Loweのボーカルもしゃがれてしまっていますが、ほぼ伝説に近いバンドの復活ですから、マニアの間では注目されていました。再結成バンドの主な目的なライブによって小銭を稼ぐですから、ライブで盛り上がるような曲を揃えてきています。昔の曲も演奏するのでしょうが、自分達がレコーディングしていない曲などは演奏出来ませんから、新しくオリジナルをレコーディングする事で、セットリストを増やしていけます。

シンセも演奏していますが打ち込みは使わず、バンドによる生演奏にこだわっています。オーヴァープロデュースされていた過去への抵抗でありましょう。なので、新しめのサウンドっぽいけど、かなり古臭い雰囲気になっています。それはおそらく、新しめのエフェクターを使っても、古いタイプのサウンドを選択しているからだと思います。メタルではファズで歪ませる事は珍しくありませんが、歪みの曲線が強力に増強されるエフェクターを使用していますが、そうした新しめのサウンドは使っていないというところは、昔からのファンには好感が持たれるでしょう。

Lost Dream
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