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[20230930]

Silver Apples
(1998/07/14)

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アメリカのエレクトリックデュオSilver Applesの68年のファーストアルバムです。ニューヨークのアンダーグラウンドで活動していたバンドで、シンセとボーカルのSimeonとドラムのDan Taylorの二人によるデュオです。最初はバンド形式で活動していましたが、Simeonビンテージ・オーディオ・オシレーターという自作のシンセサイザーをバンドに導入した結果、メンバーがどんどん離れていって、この二人に落ち着きました。

1. Oscillations
2. Seagreen Serenades
3. Lovefingers
4. Program
5. Velvet Cave
6. Whirly-Bird
7. Dust
8. Dancing Gods
9. Misty Mountain

バンド形式にこだわらなくなるのは80年代をすぎて、90年代に入ってからです。最初にデュオで売れたT-REXも70年代に入ってからです。この60年代後半において、バンド形式じゃない、二人だけで活動するなんて、かなり心細かった事だと思います。シンセを活した、シーケンスサウンドなどもありますが、まだ歌が入ったサイケな楽曲を演奏していますから、そこを多重録音でリカバリーするにしてもライブでは再現が難しかったと思います。

90年代になれば、一人でやっていても普通になりますが、サイケの時代、東海岸のアンダーグラウンドとは言え、かなり時代の先端を進んでいるデュオでありました。ドイツのカンなどのスプラウトロックに通ずるものがありますが、まだパンクもニューウェイヴもテクノも存在していません。ドラムがサイケロックを表現しています。ベースはシンセを手弾きしているようです。シーケンスやエフェクト音によるシンセのほか、フルートも吹いています。これで普通に歌も歌っているという恐れを知らない二人であります。

Full Album
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[20230930]

Jacks Super Session
(1998/07/14)

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69年のアルバムで最後の作品になります。この後ライブなど、残された音源も発売されますが、オリジナルスタジオ作品はここまでになります。短命なバンドでありました。まだメンバー全員が若かったというのもありますし、早すぎたバンドであった為に、きちんとした評価を得られないまま、ギターの水橋春夫が脱退、その代わりに加入したのが、何故かドラムの角田ひろ、メリー・ジェーンのつのだ☆ひろですね。その代わりにドラムの木田高介はヴィブラフォンを担当する事になります。

1. Joe's Rock
2. Into Sea Foam
3. Rock For Fallin' Angel
4. Jailbirds
5. To Love You
6. DM4-50
7. Flower
8. Catch You
9. Roll Over Yuranosuke
10. How To Love
11. Battlefield In My Head

メンバーの入れ替えでなんとか制作した作品でしたが、リリース前にバンドは解散を宣言、第1回全日本フォークジャンボリーの出演を最後としました。そしてこのアルバムのリリースです。新メンバーによるスーパーセッションという内容で売り出しましたが、ちゃんと歌も入った曲の構成もしっかりしたものであります。加藤和彦もリズムギターで参加しています。リードギター不在となっている状態なので、ギターソロは別の楽器でまかなっています。

暗い若者の心の内面の悩みや葛藤を表現するというスタイルは徹底されており、ヒットシングルを出せないままの解散だったので、他のグループサウンズよる知名度は低かったのですが、その先見性が後に認められ、日本にも本格的なロックバンドがいたという高い評価を受ける事になります。一番の高い評価は、欧米の模倣ではない、日本のロックを発信していた事でありl、日本語ロックの熟成前ですから、日本語歌詞という課題は残っていますが、この後に登場する日本のバンドに希望を与える成果を讃えています。

Full Album
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[20230929]

Vacant World
(1998/07/14)

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日本のバンド、ジャックスの68年のファーストアルバムです。グループサウンズ時代のバンドですが、日本にもサイケなバンドがいたのです。まだ日本語によるロックが成熟していない頃ですから、フォークソングっぽい歌い方ですが、プログレを予感さるようなジャズ的なアレンジがユニークでした。

1. マリアンヌ = Marianne
2. 時計をとめて = Stop The Clock
3. からっぽの世界 = Vacant World
4. われた鏡の中から = In The Broken Mirror
5. 裏切りの季節 = Gloomy Flower
6. ラブ・ジェネレーション = Love Generation
7. 薔薇卍 = Bara-Manji
8. どこへ = Where?
9. 遠い海へ旅に出た私の恋人 = Love
10. つめたい空から500マイル = 500 Miles From The Sky

メンバーはギターとボーカルの早川義夫と水橋春夫、ベースの谷野ひとし、ドラムの木田高介の四人組です。まだ二十歳や19歳のメンバーでした。シングルヒットが好ましかった当時のグループサウンズにとっては暗い歌詞とサイケなサウンドではヒットが出なかったので、当時はあまり売れていませんでしたが、後に歌謡曲とは違う、本格的なロックバンドだったと評価され、語り継がれる事になります。

若者の心の内面の悩みや葛藤を前衛的に表現するスタイルは、当時のフォークソングに近い感覚だったかもしれませんが、ヒットチャートに出てくるには暗すぎていました。それがサイケなアレンジと妙に組み合わさった、当時の日本では特異なバンドだったと思います。少し早すぎたバンドだったかもしれませんが、世界基準ではちょうどいいタイミングだったと思います。

Marianne
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[20230928]

Back To The Garden
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。再結成第二弾の作品でしたが、2009年にSky Saxonが亡くなったので、これが本当に最後の作品となりました。前作では初期の頃のようなガレージロックを再現していましたが、ここではまったく違った、ミドルテンポのブルースフォークロックになっています。年相応の演奏になったと言えます。

1. Many Years Ago
2. Miner
3. Mystery Man
4. Tell Me The Time
5. Summer Of Love
6. Wishing Well
7. Just A Dance
8. I Believe
9. Power Tripper
10. We The People
11. Halt
12. Paradise
13. Wild Roses

流石に亡くなる前年の演奏だからなのか、Sky Saxonの歌声にも力が感じられません。歳とってしんどいって感じの歌になっています。まるでパンクのように叫びまくっていた前作とは別人のようです。バンド名もシンプルにThe Seedsにしていますが、以前のThe Seedsとはまったく違う、これが現在進行形の彼らの演奏を、力みなく表現しています。

バンドのイメージに固執する事なく、ただ音楽を楽しんでいる、オリジナルメンバーが全員揃っているわけではありませんが、バンドもそれなりに年取ったんだと、正直に今出来るロックを楽しんでいます。燻銀と言えるほど研ぎ澄まされていませんが、こういう渋い作品も出せるようになって、過去の束縛から解放されたようなゆるさがいい感じです。

Many Years Ago
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[20230927]

Red Planet
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。2003年に再結成してSky Saxon And The Seedsという名義での新作のリリースにこぎつけました。バンドはライブ活動を中心に2009年6月25日にサクソンが亡くなるまで活動を続けました。オリジナルメンバーを招集していますが、間に合わない部分は新メンバーを使っています。

1. 101 Colorized Bottles
2. Let Here Sing
3. Fools On Capital Hill
4. Uncertainty
5. Sweet Fragrant Melodies
6. Cracking Ice
7. Coo Coo
8. Cynical Watcher Mr. Peep
9. Violet Ray
10. Judge With A Bomb
11. Coming Home

サウンドは昔のガレージサウンド時代をそのまま再現しています。昔の感じで演奏していますが、音はさすがに良くなっています。こうして聴くと、パンクそのもののバンドだったというのが分かります。デトロイトロックの元祖という事は、それはそのままパンクロックへとつながっていっているのです。そのスタイルをそのまま再現しているので、よりパンクっぽくなっています。

彼らも、パンクの時代を知っていて、その上での昔ながらのスタイルでの演奏ですから、パンクに寄せている部分もあるかもしれませんが、自分達のスタイル以外に興味がないというくらい、昔ながらのスタイルで演奏しています。ファズギターはパンクっぽくないかもしれません。エレピののアレンジはストラングラーズが引き継いでいましたので、これはこれでパンクっぽいのです。ストラングラーズをパンクじゃなくてニューウェイヴ系のバンドだと思っている人もいますが、パンクの時代にパンクらしいバンドとして存在していたストラングラーズはパンクそのものでした。パンクは生き様ですから、本来は固定観念のスタイルとは違うのです。そういう意味でも、彼らはその元祖だと疑う余地はありません。


101 Colorized Bottles
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[20230926]

Fallin' Off The Edge
(1998/07/14)

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77年にリリースされたアルバムです。バンドは解散状態でしたが、アルバム未収録曲、バージョン違い、未発表曲が集められたレア作品です。ガレージバンド時代の曲が聴けるという事で、ファンには人気が高い作品になっています。She's Wrongについては、今回初めてのリリースとなる未発表曲となっています。

1. The Wind Blows Your Hair
2. The Other Place
3. She's Wrong
4. Nobody Spoil My Fun
5. Fallin' Off The Edge (Of My Mind)
6. Pretty Girl
7. Tripmaker
8. Chocolate River
9. Daisy Mae
10. Wind Blows Your Hair (Reprise)
11. Pushin' Too Hard

シングル収録曲で、アルバムには入っていない曲というのは、当時の売り方としては普通で、シングルB面に作った曲がアルバムでは不要とされることが多かったので、この時代の作品ではアルバムでは聴けない曲って多く存在しています。現在ではもったいないので、なんでもアルバムに収録しようとする風潮がありますが、当時は読み捨てられる雑誌のように曲が作られていたのです。

バンドで作曲するという概念が無かった時代からの風習でしょうか、曲はいくらでもあるという考えだったのかもしれません。シングルでしか聴けない曲はベストアルバムに入れらていたり、シングルを買わないと聴けないという曲もあり、ファンは何でもかんでも買っていたという事になります。そうした曲を集めたコンピレーション作品というのが人気になるのもよく分かります。CD化されていなかったら、もう二度と聴けないような曲もあるからです。それだけ貴重な音源になります。

The Wind Blows Your Hair
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[20230925]

先場所十両優勝して新入幕した熱海富士が最後まで優勝候補として残りましたが、千秋楽で朝乃山に敗れ、貴景勝との優勝決定戦となりました。結局は貴景勝が勝って優勝しました。貴景勝は来場所再度綱取り挑戦となりますが、そういう大事な時にめっぽう弱いという前例がありますので、精神性を鍛えて挑戦して臨んでほしいと思います。平幕の熱海富士も上位でも相撲が取れる力を見せつけてくれましたので、今後も楽しみな力士です。

幕内上位の成績
霧島 9勝6敗
貴景勝 11勝4敗 優勝
豊昇龍 8勝7敗
大栄翔 10勝5敗
若元春 9勝6敗
琴ノ若 9勝6敗
錦木 5勝10敗
翔猿 6勝9敗
北勝富士 8勝7敗
明生 7勝8敗
阿炎 9勝6敗
朝乃山 9勝6敗
正代 8勝7敗
玉鷲 2勝13敗
隆の勝 6勝9敗
宇良 9勝6敗
豪ノ山 9勝6敗
湘南乃海 7勝8敗
阿武咲 9勝6敗
竜電 6勝9敗


前半は調子が良かった湘南乃海は負け越し、相撲下手の北青鵬は恵まれた体のおかげで、二桁勝ち、あわよくば優勝決定戦まで行きかねないところまできましたが、これで調子に乗って、まだ同じような相撲を取っているなら、上は望めないでしょう。高安や妙義龍のようなベテランが二桁勝っていますから、来場所以降も頑張ってほしいと思います。玉鷲は大勝ちする場所と、大負けする場所があり、今回は大負けする場所でした。この繰り返しでのらりくらりと幕内に居続けています。このバランスが長く相撲がとれる極意なのかもしれません。豊昇龍は千秋楽にやっと勝ち越すというふがいなさです。叔父さんの怒りがどれほどか想像を絶します。

千秋楽全取組
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[20230924]

Raw & Alive In Concert At Merlin's Music Box
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。当初はスタジオに観客を入れた、ライブ形式の演奏をしていましたが、実際のライブでの熱狂が伝わってこないと、ライブにおける音源を使用して制作されたライブアルバムになっています。これが彼らの最後の作品となりましたので、ほぼ、サードアルバムのFuture制作後にはバンドは分解状態になっていました。ついに72年に正式に解散となりました。

1. Introduction By "Humble" Harv
2. Mr. Farmer
3. No Escape
4. Satisfy You
5. Night Time Girl
6. Up In Her Room
7. Gypsy Plays His Drums
8. Can't Seem To Make You Mine
9. Mumble And Bumble
10. Forest Outside Your Door
11. 900 Million People Daily All Making Love
12. Pushin' Too Hard

以前のヒット曲が使われていますが、このアルバムの為に書かれた新曲もあり、それには観客の声が付け足されるという処理をして、全体的にライブアルバムとしてまとめあげられています。サイケをやっても評価されず、ブルース作品を出しても酷評され、バンドは空中分解していく事になります。一番ガレージサウンドを演奏している時が勢いをかじられます。

後のデトロイトロックの暴力的なイメージは、ここに原点があります。西海岸のバンドでしたが、東海岸の若者にも、イギリスの若者にも影響を与えていたのです。正しく評価されなかったバンドは無名状態で忘れ去られますが、後のドアーズやストゥージズ、パンクのストラングラーズなどの中に息づいています。時代が早すぎたというか、先駆者で正当な評価を受ける方が少ないので、非情なこのです。

Full Album
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[20230924]

A Full Spoon Of Seedy Blues
(1998/07/14)

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67年のアルバムです。レコーディングは前作のFutureより前だったのですが、売れるためにサイケデリックな作品を作らなければとFutureの制作に入り、このアルバムはお蔵入りになっていました。元々ブルースをベースにしたガレージサウンドをやっていましたが、ブルースを前面に出した、原点回帰的な内容になっています。

1. Pretty Girl
2. Moth And The Flame
3. I'll Help You (Carry Your Money To The Bank)
4. Cry Wolf
5. Plain Spoken
6. The Gardener
7. One More Time Blues
8. Creepin' About
9. Buzzin' Around

売れようと色気を出したFutureはさほど売れなかったので、ボツになっていたこの作品をリリースする事になりました。意思表示を強調する為に、バンド名もSky Saxon Blues Bandとしました。もうSky Saxonのワンマンバンドのような扱いになっていますが、以前からプロデュースもしていて、既に彼のワンマンバンドだったと思います。イギリスにおいてはブルースインヴェンションが興り、ジャニスによってビッグブルースが流行っていきますが、サイケの全盛期にブルースに回帰するというのはファンが望むものではありませんでした。

しかも、ビッグブルースのようなヘヴィーなサウンドでもありません。かなり古いスタイルのブルースであり、新しさが感じられません。なので、世間的にも評論家からも不評でありました。しかし、これが、このバンドがやりたかった事であり、このスタイルを貫いていって自滅してしまいます。ブルースのカバー曲も含まれており、時代の流れに反するような内容になっています。

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[20230923]

Future
(1998/07/14)

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67年のアルバムです。これまでの攻撃的なガレージサウンドとは違って、サイケデリックを意識したポップな作風に変貌しています。バンド以外の演奏、オーケストレーションなど、オーヴァーダビングも増えて、明らかにサイケを意識した作風になりました。そのポップさは後のドアーズにも十分引き継がれています。しかし、世間はビートルズと比較して正当な評価をしませんでした。

1. Introduction
2. March Of The Flower Children
3. Travel With Your Mind
4. Out Of The Question
5. Painted Doll
6. Flower Lady & Her Assistant
7. Now A Man
8. A Thousand Shadows
9. Two Fingers Pointing At You
10. Where Is The Entrance Way To Play
11. Six Dreams
12. Fallin'

A Thousand Shadowsがシングルカットされましたが、そこそこのヒットにとどまりました。世の中は続々とサイケな作風が出てきますが、サージェントがどれほどすごい作品がわかっていない評論家によって、ビートルズよりも劣るという評価を下されてしまいます。比較すべきはビートルズではない事は、この後に影響を受けたバンドが陸続と出てくる現実を知らない人には無理な事だったのかもしれません。

オリジナルThe Seedsとしては最後の作品になっています。この後Jan SavageとRick Andridgeが脱退して、解散の危機に陥りますが、バンド名を変えて存続していきます。サイケバンド、ガレージバンドとしてのスタイルもここまでで、彼らなりに新しい時代に向かっていきます。どちらかというとピンク・フロイド的なサイケ感覚があり、それはドアーズ、ストラングラーズあたりに大きく影響を与えているのは明白な事実です。

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[20230923]

A Web Of Sound
(1998/07/14)

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66年のアルバムです。より凶暴化した演奏になっていて、ドラッグなどのヒッピー的な歌詞がサイケデリックな時代を伺わせますが、後のパンク系を予感させるような激しさがあります。キーボードアレンジは後のストラングラーズみたいですし、The StoogesやAlice Cooperなどのデトロイトロックへの起爆剤となっています。

1. Mr. Farmer
2. Pictures And Designs
3. Tripmaker
4. I Tell Myself
5. A Faded Picture
6. Rollin' Machine
7. Just Let Go
8. Up In Her Room

シングルカットされたMr. Farmerから短めのガレージロックですが、最後のUp In Her Roomは14分もあり、この流れはまるで後のドアーズのようであります。どれほど多くのバンドが、このバンドから影響を受けていたのかが容易に想像がつきます。プロデューサーのMarcus TybaltはSky Saxonのペンネームであり、彼が全体をコントロールしていた事が分かります。

作曲のクレジットにはSky SaxonとMarcus Tybaltが両方使われていますが、この区別の仕方がどういう事なのかは不明です。ともかくこのSky Saxonの凶暴なくらいにセクシャルなボーカルが怒涛のように襲いかかってきます。サイケというよりパンクの元祖という見方の方が正解かもしれません。ギターにはファズが使われていますが、あまり歪ませないサウンドになっています。それとキーボードアレンジがサロンミュージックっぽくてクールです。

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[20230922]

The Seeds
(1998/07/14)

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アメリカのバンドThe Seedsの66年のファーストアルバムです。やはり西海岸はロスの出身で、ガレージバンド的なサウンドから、サイケな雰囲気も持っています。メンバーはボーカルでベースのSky Saxonを中心にギターのJan Savage、キーボードのDaryl Hooper、ドラムのRick Andridgeの四人組でした。

1. Can't Seem To Make You Mine
2. No Escape
3. Lose Your Mind
4. Evil Hoodoo
5. Girl I Want You
6. Pushin' Too Hard
7. Try To Understand
8. Nobody Spoil My Fun
9. It's A Hard Life
10. You Can't Be Trusted
11. Excuse, Excuse
12. Fallin' In Love

Pushin' Too Hardなどのシングルヒットも出して順調に活動していきます。ブルースロックからのビートポップ的な雰囲気でのガレーバンドとして人気を博していきます。ヤードバーズをもっとラフにしたような感じでしょうか、ギターはファズは使っておらず、ナチュラルなサウンドで、エレピやオルガンの使い方など、後のドアーズにも影響を与えているように思います。

特徴的なところと言えば、Sky Saxonの歌い方でしょうか、かなり癖があり、微妙なビブラートのかかった歌い方です。後のグラムロック的とも言えます。この頃はまだ、ここまで変態的な歌い方をするボーカリストはいなかったと思いますので、かなり強烈な存在だったと思います。とても性的な歌い方だと思いますし、人によっては生理的に受け付けないかもしれませんが、70年代になると、こういうボーカリストは増えていきますから、先駆者だと思います。

Full album
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[20230921]

Fat City
(1998/07/14)

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最後に99年にリリースされた作品を紹介します。彼らがデビューしたアルバムLoosen Up Naturallyが69年で、すでにブラスロックになっていて、サイケデリックバンドではありませんでした。この作品はその前の66年から67年にかけてレコーディングされた音源になっています。まだブラスロックになっておらず、サイケデリックなロックを演奏しています。

1. Sing Me A Rainbow
2. She Said
3. Don't Talk To Strangers
4. 1,000 Miles From Nowhere
5. One Of These Days
6. I Wouldn't Put It Past You
7. It's Gonna Rain
8. Fat City
9. To Me
10. Green Monday
11. Don't Stop
12. Little Fugue
13. Shades Of Grey
14. Say You Know
15. I Wish You Could Be Here
16. One Of These Days (Audition)
17. It's The End
18. Pillow
19. Don't Stop (Audition)
20. KCPX Radio Spots

まるで日本のグループサウンズみたいなサウンドです。これはTrident Recordsから当時リリースされていた幻のファーストアルバムになります。デビューシングルのSing Me A Rainbowなど聴ける貴重な作品になっています。カバーが多い当時のバンドに比べると、オリジナル曲が多いですし、どれも素晴らしいヒット性のある曲ばかりです。デビュー当時から凄いポテンシャルを秘めていました。

なのに何故売れなかったのか、サイケの時代でも十分売れるだけの才能を持っているのが分かります。もちろん当時から一目は置かれる存在ではありましたが、売り方が悪いのか、ヒットに恵まれず、ずっと無名のバンドというレッテルをはられるに至ります。サイケなバンド発掘するなら、こうした幻の作品も是非聴いてもらいたいと思います。並外れた才能のバンドだったのがよく分かると思います。

Sing Me A Rainbow
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[20230920]

Hip Li'l Dreams
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。85年にも再結成された事があり、97年あたりから、又再結成されて、ライブ活動を行うようになっていきます。その流れで、とうとう新作のこの作品をリリースするに至ります。昔の曲を再演しているのもありますが、新曲も昔の感じのままのThe Sons Of Champlin節が炸裂しています。

1. For Joy
2. Dream On
3. I'm Not Your Lover
4. Swim
5. Hip Li'l Dreams
6. Soul Explosions
7. Bring Home The Gold
8. Maybe
9. Star Outa' You
10. "74"
11. Light Up The Candles

時は流れて、みんなそれなりに経験値を上げてきていると思いますが、全く昔のままの演奏をするというのも神業に近いかもしれません。どうすれば売れる曲が作れるかぐらい、もう気づいていてもいい年齢に達していると思いますが、同窓会的な雰囲気で、売れるとかそういう、The Sons Of Champlinじゃない事をやろうなんて全く思っていない、70年代のままの音楽性を演奏しています。

レコーディング環境も変化しているでしょうし、シンセなんか劇的に変化していると思います。しかし、昔のままのサウンドになっています。逆にその方が難しい事だと思いますが、新しい時代のサウンドが全く顔を出さない、70年代の雰囲気を、空気感を再現しています。昔からそうだったのかもしれませんが、流行とか最新の技術なんか、全く興味がないくらいに自分達のスタイルを追求していたバンドだったのかもしれません。

For Joy
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[20230919]

Loving Is Why
(1998/07/14)

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77年のアルバムです。ブラスロックにこだわらず、楽曲優先の洗練されたアレンジで、それは時にストリングスアレンジになったりして、シンプルなだけのアレンジの場合もあります。まだA.O.R.とまではいきませんが、ソウルミュージック、ファンク、カントリーロックを融合させたライトフュージョンとなっております。

1. Saved By The Grace Of Your Love
2. Loving Is Why
3. Whatcha Gonna Do
4. West End
5. Big Boss Man
6. Time Will Bring You Love
7. Doin' It For You
8. Where I Belong
9. Let That Be A Lesson
10. Love Can Take Me Now

これまでリリースされたアルバムはどれも素晴らしく、駄作は無かったと思います。しかし、それに相当する売り上げには至らず、リーダーであるBill Champlinが脱退してソロ活動を始め、後にライバルバンドだったChicagoに加入する事になります。バンドは元Pablo CruiseのBud Cockrellを加入させて、なんとかバンドを存続させましたが、78年にはとうとう解散となりました。実に70年代らしいバンドだったと思います。サイケな時はほとんどありませんでした。

サイケの自由な風潮が様々なジャンルの融合を促進させた70年代前半、ロックだの、ソウルだのとジャンル分けしなければ気が収まらない人達をあざ笑うかのように、彼らは何の躊躇も無く、クールなスタイルを組み合わせました。最終的にはソウルファンクなスタイルに落ち着いていますが、白人がここまで黒いビートを演奏するというのも珍しく、実にユニークなバンドだったと思います。そしてその自由な演奏を可能にする演奏力も高く評価されるべきだと思います。

Saved By The Grace Of Your Love
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[20230918]

優勝が期待されていた豊昇龍は勝ち越しも心配なくらいに負け続けています。もう気持ちも弱っているので、叔父さんに怒られる前に奮起し直してもらいたいところです。大関陣は安泰ではなく、三役力士の方が奮闘しています。幕内二場所目の湘南乃海が上位で頑張っています。高安と妙義龍も久々に調子が良さそうです。御嶽海も悪くありません。

中日までの幕内上位の成績
霧島 5勝3敗
貴景勝 5勝3敗
豊昇龍 3勝5敗
大栄翔 4勝4敗
若元春 6勝2敗
琴ノ若 4勝4敗
錦木 4勝4敗
翔猿 5勝3敗
北勝富士 5勝3敗
明生 3勝5敗
阿炎 4勝4敗
朝乃山 4勝4敗
正代 3勝5敗
玉鷲 0勝8敗
隆の勝 4勝4敗
宇良 5勝3敗
豪ノ山 6勝2敗
湘南乃海 5勝3敗


金峰山や豪ノ山のような若手も調子が良さそうです。北青鵬は相変わらず下手くそな相撲をとっていますが、恵まれた体格によって、おかしな体制でも勝てたりするから、いつまでたっても相撲が上手になりません。朝乃山はまだまだ我慢の相撲が続いていますが、勝ち越せれば三役復帰出来るでしょう。

角番の貴景勝(は怪我さえしなければ勝ち越せるとは思いますが、心配なのは豊昇龍ですね。もう先場所のような力強さが見られません。大勝ちしている力士がいませんので、優勝の行方も不透明で、最後まで盛り上がりそうです。

中日全取組

[20230917]

A Circle Filled With Love
(1998/07/14)

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76年のアルバムです。よりソウルフルな作品になっています。世の中はもっとシンプルなディスコビートが流行していましたので、ヒットしませんでしたが、曲つくりは見事なものです。もうブラスロックも流行っていないので、ブラスアレンジ、ストリングスアレンジという装飾的なアレンジに止まるようになっています。

1. Hold On
2. Here Is Where Your Love Belongs
3. Follow Your Heart
4. Knickanick
5. Imagination's Sake
6. Still In Love With You
7. Circle Filled With Love
8. To The Sea
9. You
10. For A While
11. Slippery When It's Wet
12. Helping Hand

都会的なヒット曲はみんなディスコの四つ打ちビートになっており、少し変化があるファンキーなアレンジはローカルな印象を与えるような風潮になっていました。エドガーウィンターもローカルに売れるような存在だったと思います。こういうソウルフルな作風は70年代前半までの流行であり、ディスコブームが白人でも踊れるようなリズムを流行させていきます。なので、黒人系にはこうした音楽は好まれていました。ただし、レコード会社によって全部ディスコアレンジに変えされていた時代でもありました。

彼らは自分達のレーベルを作ったので、そうしたレコード会社の圧力を受けないで済んでいたのです。しかし、それが仇となって売れない状況を作っていました。Chicagoみたいに外部アレンジャーを起用しないと時代から取り残されていく危険性がありました。ただ、これがWARのような黒人バンドだったら、結構な売り上げになっていたと思います。これを白人だけのバンドで作っているのですから、凄い事なのですが、それゆえに売れないという悲しい状況になっていました。

Hold On
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[20230917]

The Sons Of Champlin
(1998/07/14)

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75年のアルバムです。自分達のレーベルGoldmine Recordsからのリリースという事で、心機一転、バンド名をタイトルに持ってきました。このレーベルのは後にAriolaレーベルにより吸収されていきます。組曲的なアレンジでフュージョンのようなアレンジを展開していますが、曲調はニューソウルな雰囲気であります。しかし、時はディスコの時代が始まっており、ここまで凝ったアレンジは好まれなくなっていきます。

1. Lookout
2. Like To Get To Know You
3. Marp Interlude
4. Planet Ripper
5. All And Everything
6. Without Love
7. Rainbow's End
8. Geoff's Vibe
9. Queen Of The Rain
10. Goldmine

木管も使ったブラスアレンジなどは、80年代のChicagoを先取りしており、シンセサイザーも多用して、シンセストリングアレンジもあったりと、かなり豪華なサウンドになっています。曲調も素晴らしいのですが、サビの作り方がポップに作れていないのが原因でヒットシングルが出せずにいます。フュージョンよりはポップだろうという感覚なのかもしれません。

しかし、見習うべきはChicagoであり、独自にファンク、ソウルを取り入れて、まるでエドガーウィンターみたいな作風になっています。ホワイトソウル、というところなのでしょうが、それではシングルヒットが出せないまま、またしても無名の状態が続いていきます。日本にいては、Bill ChamplinがChicagoに加入するまで、このバンドはほとんど意識されておりませんでした。エドガーウィンターみたいだと思えば、そういう楽しみ方はあると思います。

Lookout
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[20230916]

Welcome To The Dance
(1998/07/14)

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73年のアルバムです。2度も解散しましたが、今度は新しいメンバーも加えて再起いたしました。Columbia Recordsに移籍しましたが、Columbia Recordsではこれが唯一の作品になっています。今度はブラスセクションも復活させて、ブラスロックバンドとしての復帰となりましたが、巷ではもうブラスロックは流行らなくなっていました。

1. Lightnin'
2. For Joy
3. Who/Heaven Only Knows
4. Right On
5. No Mo'
6. The Swim
7. Welcome To The Dance
a. Silence
b. Sound/Turn Around
c. Healthy Woman
d. Welcome To The Dance

ブラスロックは下火になりましたが、ソウルミュージックは全盛期を迎えており、後にディスコに飲み込まれていきますが、ソウルミュージックであればブラスアレンジは自然な事であり、ジャズの要素よりもソウルの要素を前面に打ち出す事で需要はありました。曲も素晴らしいもので、なぜヒット曲に恵まれないのかが不思議なくらいですが、シングルヒットが無い事で、このバンドはいつまでも無名なバンドを継続していく事になります。

当時大ヒットを飛ばしていたWARとも大差無いと思います。フュージョンっぽいこなれたアレンジがもポップにまとめられています。こうなるとヒットが無いのはレコード会社の責任ではないかと思われます。何故これだけの素材を売り出せないのか、ラジオでローテイションさせていけばヒット間違いなしの内容だと思います。ルックスの問題なのか、全く原因がつかめません。

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[20230916]

Follow Your Heart
(1998/07/14)

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再結成してからの71年のアルバムになります。バンドが解散してからは一時的にThe Rhythm Dukesというバンドを結成しますが、すぐに元メンバーを集めてこのバンドを再結成しました。しかし、Tim Cainやホーンセクションのメンバーを呼び戻せず、5人組として再スタートしました。なので、ブラスロックとは違うスタイルになっています。

1. Before You Right Now
2. Children Know
3. Hey Children
4. Follow Your Heart
5. Beside You
6. Headway
7. The Child Continued
8. A Sound Love
9. Well Done

曲調はポップになっており、ジャズ系でソウルフルなバンドがポップになるという事は、ライトフュージョンのようなアレンジになり、ちょうどChicagoがメロウな曲を書くようになるように、同じような音楽性になっています。Chicagoと同じようにポップでメロウな素晴らしい曲を書いていますが、Chicagoのようにシングルヒットが出ないので、無名なままの状態は変わらず、再度バンドは解散となっていきます。

Capitol Recordsとのレコード契約もここから失い、再結成されたバンドも散り散りになっていきます。音楽性としては当時のChicagoとさほど大差は無いように感じます。当時実験的なフュージョンが流行っていましたが、ポップでシンプルなライトフュージョン、つまり、後のA.O.R.の原型となるスタイルがここで体現されています。そういう意味においても価値のある作品だと思いますが、無名ゆえに広く知られておりません。

Before You Right Now
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[20230915]

Minus Seeds & Stems
(1998/07/14)

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バンドが解散している状態で70年に自主制作でリリースされた作品です。まだラフなデモの状態での演奏が残されていたので、とりあえずリリースしようと考えたのか、本来はサードアルバムになる可能性があったレコーディングになっています。ボーカル抜きの曲も多く、オルガンジャズのような演奏になっています。

1. Who's Afraid Of Virginia Woolf
2. You Don't Love Me No More
3. Nice Time Being
4. Miles Around You
5. What Are We Doing Here (Winterland Jam)
6. Lucille
7. Roll Out The Barrel
8. Yo Mama
9. Uncle Mergetroid
10. Chico Smoke El Ropo (Winterland Live Jam)
11. Instantaneous Instrumental Jam (Or Do Watcha Wanna Do)
12. Get High (Piano Solo)
13. Hey Children
14. Hag Backwards (Inside Outside)
15. Beggin' You Baby

第1期ディープパープルはジョンロードが中心になって、オルガンジャズっぽい曲をやっていました。それにブラスアレンジが加わったような状況になっています。売れる為にツアーをこなしていた事で、メンバー間の不協和音が生まれ、バンドは解散となりました。しかし、本来はもっと売れようと努力していた状況だったはずです。ですから、解散を考える前にレコーディングしていた素材のようです。

バンドは解散してキャピトルとの契約も無くなっていた状況だったので、自主制作となっていますが、Bill Champlinはまだバンドを継続したかったので、残された音源をリリースしましたが、その思いは、やがてバンドの再結成へとつながっていきます。なので、本来は幻の作品となっていた作品なので、かなり貴重な音源になっています。

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[20230914]

The Sons
(1998/07/14)

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69年のアルバムです。ソウルフルな部分を薄めて、当時流行っていたフォークロックやカントリーロックを取り入れて、ポップな作風になっています。しかし、曲の構成はプログレッシブロックであり、ジャズの要素からアドリブ部分を設けたりと、ポップなのに複雑な構成から、またしてもシングルヒットが生まれませんでした。しかし、バンドは宣伝の為にライブをこなして、Fillmore Eastで最高潮に達していきます。

1. Love Of A Woman
2. Terry's Tune
3. Boomp Boomp Chop
4. Why Do People Run From The Rain
5. It's Time
6. Country Girl
7. You Can Fly

しかし、ツアー中にメンバー間の関係が悪化してバンドは一度解散します。なので、オリジナルThe Sons Of Champlinとしてはここまでになります。バンドの特色としてのブラスロックの部分は、アレンジとして構成にしっかり入っていますが、フォークロック、カントリーロックにもブラスアレンジを組み込む為に、どうしてもプログレッシブな曲の構成になっていきます。ソウルフルな曲ではブラスアレンジは馴染みますが、フォークロックの取り入れるのは、かなり個性的な楽曲になっていきます。

演奏力が高い彼らは器用過ぎるから、そうした無理なアレンジも自然にこなしています。それ故、少しやっている事が早過ぎる部分があり、十分な評価をもらえる前の解散となってしまいました。すぐに再結成はされますが、そうした流れによって、シカゴやチェイスと並べられてのブラスロックバンドとしての知名度をもらえずにいました。無名な事で有名なバンドというレッテルは、こうした事情によって作られたようです。

Love Of A Woman
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[20230913]

Loosen Up Naturally
(1998/07/14)

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やはりアメリカは西海岸のバンドThe Sons Of Champlinの69年のファーストアルバムです。67年から活動しており、シングルデビューは果たしており、エアプレインらと同じく西海岸を代表するサイケデリックバンドとなっていましたが、このファーストアルバムは既にサイケを脱却して洗練されており、ソウルとジャズとロックを融合させたブラスロックとして高い音楽性を持ち合わせています。

1. 1982-A
2. The Thing To Do
3. Misery Isn't Free
4. Rooftop
5. Everywhere
6. Don't Fight It, Do It!
7. Get High
8. Black And Blue Rainbow
9. Hello Sunlight
10. Things Are Gettin' Better
11. Freedom

メンバーはボーカルとキーボード、ギターのBill Champlinを中心に結成されました。彼は後に、同じく、この時期にデビューしているブラスロックバンドChicagoに加入する事になりますので、彼の名前は有名ですが、彼が結成したこのバンドは無名なバンドとして有名になっています。後はギターのTerry Haggerty、ベースのJohn Prosser、サックスのTim Cain、サックスとキーボードのGeoffrey Palmer、トランペットのJim Beem、ドラムがBill Bowenの7人組で始まってます。

Al Kooperが結成したBlood, Sweat & Tearsがヒントになっていると思われますが、ソウルフルなロックをブラスアレンジで演奏するという、ブラスロックは当時流行っておりましたが、金管楽器が演奏できるメンバーが必要なので、継承するバンドは少なかったです。しかし、日本ではデビュー当時の西城秀樹が影響を受けたサウンドでありました。ミクスチャーなサウンドですが、もはやサイケデリックな雰囲気は無くなっています。音楽的にはとてもレベルが高く、演奏力も素晴らしいものであります。曲も悪くありませんが、ヒット曲が無かった事で無名な存在となっています。

1982-A
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[20230912]

The Savage Resurrection
(1998/07/14)

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アメリカのガレージ系サイケデリックバンドThe Savage Resurrectionの68年の唯一のフルアルバムであります。やはり西海岸のバンドで、ジェファーソンエアプレインに似たスタイルだと思います。メンバーはボーカルのBill HarperとリードギターのRandy Hammonを中心にギターのJohn Palmer、ベースのSteve Lage、ドラムのJeff Myerの5人組です。Randy HammonはBlue CheerのドラムのPaul Whaleyの従兄弟でした。そういうつながりでプロデュースはBlue Cheerを担当していたAbe "Voco" Keshが担当しています。

1. Thing In "E"
2. Every Little Song
3. Talking To You
4. Tahitian Melody
5. Jammin'
6. Fox Is Sick
7. Someones Changing
8. Remlaps Cave Part II
9. Appeal To The Happy
10. Expectations

ファズギターを多用したブルースロックをベースにしたサイケデリックロックで、歌い方がジェファーソンのような柔らかい感じになっています。エアプレインはサイケの先駆者ですから、全てのバンドが影響を受けていたと思われます。21歳だったSteve Lage以外は全て10代です。10代からラリっていたのでしょうか。当時、私達が憧れていたロックスターは10代や20代前半だったりしますから、現在のバンドやっている若者より老けていたと思います。ナチュラリストで髪を伸ばして鬚を生やしていましたから、特に老けて見えていました。

67年から68年まで活動していましたが、この後ボーカルのBill HarperとベースのSteve Lageが脱退して、バンドも解散となりました。たった1枚のアルバムしか残していないので、幻のバンドのような存在でしたが、再発されて、その名前を再び蘇らせました。2007には再結成されて、ライブをこなしていますが、新作が出る事はありませんでした。なので、このアルバムはそれだけ価値を上げたままになっています。

Full Album
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[20230911]

暑さが続く9月場所が始まりました。新大関の豊昇龍は先場所優勝していますから、連続で優勝していけば綱取りも視野に入れられます。大関で落ち着くより、大関はステップと捉えて、そのまま綱取りするのが一番の早道です。一度大関で停滞すると、万年大関に甘んじる力士がほとんどです。霧馬山は大関になってから霧島を名乗っていますが、今場所はいきなり角番です。怪我がなければ問題ないと思いますが、油断無きように。

初日幕内上位の対戦結果
○霧島 吊り出し 翔猿
○北勝富士 叩き込み 貴景勝
阿炎 とったり 豊昇龍○
大栄翔 叩き込み 明生○
○朝乃山 寄り切り 若元春
○琴ノ若 寄り切り 正代
○錦木 押し出し 玉鷲
○隆の勝 送り出し 宇良
○豪ノ山 押し出し 湘南乃海
○阿武咲 押し出し 竜電
○高安 押し出し 王鵬
○琴恵光 掬い投げ 平戸海
翠富士 押し出し 金峰山○
○御嶽海 押し出し 遠藤


横綱照ノ富士は今場所も休場、先場所、新入幕で11勝した伯桜鵬は肩を負傷して休場、力士になってまだ5場所目というスピード出世でしたから、しっかり治してもらいたいと思います。大関とりは振り出しになった大栄翔と若元春は三役に止まっていますが、どちらも黒星スタート。琴ノ若は新関脇となり、父親と同じ番付まで上がってきました。お父さんの琴ノ若は懐は深かったですが、強かったという印象はありませんでしたから、お父さんを超えるのも時間の問題でしょう。今場所も豊昇龍が優勝するのが一番盛り上がると思いますが、どういう結果が待っているのでしょうか。

初日全取組

[20230910]

Out Of The Coma
(1998/07/14)

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2012 年のアルバムです。再結成した時に制作されました。新曲が用意されていますが、The Malgaard Suiteだけファーストアルバム用にレコーディングされながらも収録されなかった曲が収められています。なので、ほぼ新作のような内容になっています。アコースティック楽器が多く使用されているので、古臭さも新しさも感じませんが、少しだけ使われているシンセサウンドで時代を感じる事が出来ます。

1. Out Of The Coma
2. The Sacrifice
3. The Return
4. The Malgaard Suite

グロテスクな印象は薄れていますが、それだけプログレ色が強くなっています。唯一無二なバンドでしたが、それは時代が過ぎた後でも同じで、彼らに似ているバンドは現れていなかったようです。なので、時代が違ってもその存在感は全く衰えていません。というより、以前よりアクが強くなっているような歌声になっています。即興性も加わってより個性的になっているような印象です。

クラシック、フォーク、ロックだけじゃなく、ジャズの要素も隠れ持っていたと思います。その全ての要素を忘れる事なく、存分に発揮しています。とても長いインターバルがあったバンドだとは思えないほどの出来栄えです。どんなに時代が変わっても、自分達が表現するものが明確に見えています。そして表現されています。

Out Of The Coma
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[20230910]

To Keep From Crying
(1998/07/14)

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74年のアルバムで最後の作品となります。実はファーストアルバムリリース後一度解散していました。新しいメンバーを迎えて、制作されたものになります。ファースト同様、オカルティックなサイケフォークな内容ですが、ファーストよりはポップな作風にしようと努めています。そうした工夫の形成期がプログレフォークロックのような印象を与えてくれます。

1. Down (Like A Movie Star)
2. Touch Down
3. Waves And Caves
4. Figure In Your Dreams
5. Children Of The Universe
6. So Long Supernova
7. Perpetual Motion
8. Panophany
9. Get Yourself A Man
10. To Keep From Crying

プロデュースはRoger Chapmanで、当時新進気鋭のレーベルVirginからのリリースになっています。当時はプログレ系を中心にリリースしていたレーベルですが、パンクの時代にはセックスピストルズも売り出しています。なので、当時のVirginが好みそうな音楽性を持っていると思います。中世的なアコースティックプログレとオカルティックな表現。サイケというよりプログレという表現が似合うようになっています。

このたった2枚のアルバムだけのリリースでしたが、その存在は衝撃的なくらいに印象が残されており、その後も何度かバンドは再結成を繰り返したり、ライブ音源がリリースされたりしています。それでも一般的には知名度は低く、かなりマニアックな存在のバンドだったと思います。一般的なプログレバンドとも違うし、トラッドフォークとも違うし、唯一無二のバンドだったのではないでしょうか。

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[20230909]

First Utterance
(1998/07/14)

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イギリスのバンドComusの71年のファーストアルバムです。69年から活動しており、ギターとボーカルのRoger WoottonとGlenn Goringを中心に結成されました。ベースのAndy Hellaby、パーカッションのBobbie Watson、バイオリンとビオラのColin Pearson、フルート、オーボエのRob Youngの6人組となりました。サイケデリックフォークからプログレな展開になっていきます。

1. Diana
2. The Herald
3. Drip Drip
4. Song To Comus
5. The Bite
6. Bitten
7. The Prisoner

Dianaがシングルヒットしました。サイケデリックフォークという事で、歌い方はマークボランのようなビブラートが効かされています。アコースティックなアレンジが中世的な雰囲気を出してプログレのようでもありますが、どこかグロテスクなオカルティックなおどろおどろしさが醸し出されています。歌詞のテーマも虐待的な権力に直面した傷つきやすい無邪気さ、死体性愛、電気けいれんをめぐる批判、レイプなど、狂気的で、悪魔的なフォークサイケデリアとなっています。

オカルティックなフォークロック作品として、マニアの間では絶賛されているアルバムです。当時イギリスではトラッドフォークブームというのもあり、斬新なフォークバンドがもてはやされていました。彼らもそんなバンドの一つでしたが、長く活動していないので、あまり人々の記憶には残らずに現在まできています。なので、たまに思い出させるように、彼らの作品を紹介するのも必要かと思います。

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[20230903]

Magentalane
(1998/07/14)

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81年のアルバムで、彼らの最後の作品となっています。前作ではキャピトルからの軋轢により不本意は作品となった為、このアルバムではキャピトルが担当しているアメリカのマーケトでは販売されませんでした。そしてプロデュースもバンド自身で担当しており、自分達の好きなように制作されました。なので、以前の凝ったひねくれポップに戻っています。

1. A Million Miles Away
2. The Love Of A Woman
3. Blue Smoke
4. I Don't Wanna Go Home
5. December Dream
6. Magentalane
7. At The End Of The Rainbow
8. Mrs. Toad's Cookies
9. Maybe I'll Move To Mars
10. Magentalane (...It Feels So Good)

自分達のスタイルに戻ったと言っても、ELO路線をもっと軽薄にしたようなポップさになっています。おそらく前作での後遺症があったのか、凝りながらもやたらと明るくビートルズというよりジョージのソロ作品みたいなアレンジになっています。ストリングスやホーンセクションを加えたアレンジはELOのような軽薄さで、それは80年代という時代のせいでもあるのでしょうか。

この後ギタリストのDee Longが脱退し、そのままバンドは解散となりました。カナダ出身という事で、売れるバンドは売れるのですが、このバンドはさほど名前を残せませんでした。ここまでポップなバンドも珍しいのですが、どうしてもELOの二番煎じ的なイメージにされてしまい、パンクニューウェイヴの時代には歓迎されないようなスタイルでしたし、そこは戦略不足だったかと思います。それでもソフトロック系なファンには受け入れられそうです。

A Million Miles Away
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[20230902]

Endangered Species
(1998/07/14)

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80年のアルバムです。Capitol Recordsの意向により、プロデュースをChristopher Bondに指定、演奏はロスのスタジオミュージシャンに決められ、バンドメンバーは歌のみの参加になっています。Capitol Recordsはラジオでオンエアされやすいポップソングを制作する事を強要し、バンドメンバーの意向を全く無視した作品となりました。

1. I Can't Help It
2. Knee Deep In Love
3. Paranoia
4. Howl At The Moon
5. Set The World On Fire
6. Hot Box City
7. Dog Star
8. Sell Out, Sell Out
9. All Good Things

ポップソンフと言っても、その趣旨が違ってくればこれだけ違うものに仕上がります。これまでのブリットポップ的なアレンジは影を潜め、どちらかと言えばGilbert O'Sullivanのような雰囲気のポップソングになっています。これは当時のパンクニューウェイヴ時代においても化石のようなアレンジなので、Capitol Recordsの意向とは裏腹に全く売れない駄作となってしまいました。このレコード会社の圧力により、バンドの寿命も短くなってしまいます。

バンドメンバーが演奏していませんから、演奏も全く響いてきません。いくらアメリカ側ではバブルの時代になっていたとは言え、これほど説得力のない作品は売れません。当時はTOTOなど、スタジオミュージシャンの集まりによるポップソングもありましたが、TOTOはTOTOなりに、自分達のストーリー性を作り上げていましたので、売れましたし、それだけいい曲を書いていました。いくらポップでも必然性が感じられない曲は受け入れられないのです。

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